JP2827470B2 - 硬貨搬送リフター - Google Patents

硬貨搬送リフター

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬貨選別装置から払い出された硬貨を上方に
ある硬貨返却口までリフトアップする硬貨搬送リフター
に関し、さらに詳しくは、払い出された硬貨を、詰まり
を生ずることなく一枚づつ硬貨搬送リフター本体側に向
けて搬送可能な硬貨シューターを備えた硬貨搬送リフタ
ーに関するものである。
〔従来の技術〕
自動販売機などにおいては、投入硬貨の正偽の判別お
よび釣銭の払出などのために、投入硬貨を振り分けて金
種毎に収納可能な硬貨選別装置が組み込まれている。こ
の硬貨選別装置では、投入硬貨の自重によって投入され
た硬貨を移動させるように装置内部の硬貨通路が構成さ
れている。従って、必然的に硬貨投入口は装置の最も高
い位置となり、硬貨返却口は最も低い位置となってい
る。
この硬貨選別装置を内蔵した自動販売機などにおいて
は、硬貨投入口と硬貨返却口との間に高低差ができ、こ
れら双方を商品購入者にとって都合のよい同一の高さに
設定できない。そこで、本件出願人は、第8図および第
9図に示すように、硬貨選別装置11の硬貨払い出し部11
aから払い出された硬貨CNを垂直搬送ベルト13aを有する
硬貨搬送リフター13を利用して強制的に上方にリフトア
ップすることにより、硬貨返却口14を硬貨投入口15と同
一の高さ位置に設定する構成を提案している(特願平2
−20994号)。このような硬貨リフター13は、硬貨選別
装置11の硬貨払出部11aの下側に配置された硬貨シュー
ト16と、このシュート16の案内されて送り込まれた硬貨
をリフトアップするための硬貨リフトアップ部17とから
基本的に構成される。第9図に拡大して示すように、硬
貨シュート16は、下端側が一枚分のみの硬貨が通過可能
な幅に狭まった形状をしており、その上端開口から受け
入れた硬貨を、一枚づつ硬貨リフトアップ部17の下端硬
貨入口に送り込む。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここに、硬貨選別装置の硬貨払出部11aと硬貨リフト
アップ部17の下端硬貨入口との落差を大きくとることが
できる場合には、硬貨シュート16を長くすることができ
るので、硬貨シュートの形状を下側に向けて徐々に狭く
して、硬貨を確実に一枚づつ硬貨リフトアップ部17の側
に送りこむことができる。しかし、この落差を大きくと
ることができない場合には、硬貨シュート形状を適切に
設定できないことが多く、また、シュート内を自重によ
り落下する硬貨の勢いが無いので、シュータ内での硬貨
詰まりの発生の確率が高い。例えば、第10に示すよう
に、上端開口18aからその下端の硬貨出口18bまでの落差
が小さい硬貨シュート18においては、第11図に示すよう
に、同時的に払い出された硬貨CN1、CN2が硬貨シュータ
内に詰まってしまうことがある。または、第12図に示す
ように、硬貨CNが両側の案内壁18c、18d間に跨がった状
態となり、そのままそこに詰まってしまうなどといった
弊害が発生する。
本発明は、このような問題点に着目し、落下する硬貨
を一枚づつ確実に分離して同時に硬貨リフトアップ部の
側に向けて送り込むことの可能な硬貨シューターを備え
た硬貨搬送リフターを実現することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明は、硬貨シューター
によって案内される硬貨を受け取って上方に位置する硬
貨返却口までリフトアップする硬貨リフトアップ部とを
有し、上記硬貨シューターは、硬貨を受け入れる上端開
口部と、この上端開口から下方に向けて相互に接近する
方向に傾斜した一対の硬貨案内壁と、この一対の硬貨案
内壁の下方位置において外周面が上記硬貨案内壁に連絡
する状態で平行に対向配置されており、上記一対の硬貨
案内壁に沿って落下する硬貨をローラ間隙内に受容可能
で同一方向に回転する一対の硬貨搬送ローラとを備え、
上記一対の硬貨搬送ローラのうちの少なくとも一方の硬
貨搬送ローラの外周面には硬貨送り用の螺旋状突起が形
成されており、上記ローラ間隙内に収まる硬貨を上記硬
貨搬送ローラの上記外周面の母線に略沿った硬貨搬送方
向へ挟持しながら強制搬送して上記硬貨リフトアップ部
の側へ送り込むことを特徴とする。
ここに、上記一対の硬貨搬送ローラのうち一方の硬貨
搬送ローラは外周面に接触する硬貨を上方へ送り返す方
向に回転する大径のローラであり、他方のローラはロー
ラ外周面に接触する硬貨を前記ローラ隙間に引き込む小
径のローラであることが好ましい。
また、上記一対の硬貨案内壁の少なくとも一方の側
を、下端側を中心として他方の上記硬貨案内壁に対して
接近および離間する方向に揺動させる揺動手段を設ける
と良い。
〔作用〕
一対の硬貨案内壁に沿って落下した硬貨は、一対の硬
貨搬送ローラのローラ隙間に落ち込もうとするが、一対
の硬貨搬送ローラが同一方向に回転しているため、複数
枚の硬貨が同時的に落下してきた場合には、一方のロー
ラに接続している硬貨はローラ隙間から上方へ送り返さ
れる力を受け、また他方のローラに接触している硬貨は
ローラ隙間内へ引き込まれる力を受ける。このため、重
なる硬貨同士にずれが加わり、他方のローラ側の硬貨が
先にローラ隙間内に引き込まれ、硬貨は一枚づつ分離さ
れる。そして、少なくともいずれか一方の搬送ローラの
外周には硬貨送り用の螺旋状突起が形成されているた
め、ローラ間隙内に収まった硬貨はローラ外周面の母線
に略沿った硬貨搬送方向へ一対のローラで挟持されなが
ら強制搬送された硬貨リフトアップ部の側へ送り出され
る。このため、ローラ間隙内に先の硬貨が停留すること
なく速やかに強制排送されるので、後続硬貨のローラ間
隙内への受入れが迅速化し、硬貨詰まりの発生を防止で
き、硬貨の同時複数枚落下に充分対応できる。
特に、硬貨送り返し側のローラを大径ローラとし、硬
貨引き込み側のローラを小径ローラとした場合、引き込
み力の方を送り返し力よりも相対的に弱くでき、引き込
み力過大によるローラ隙間内での複数枚詰まりを防止で
きる。
また、硬貨案内壁の間に硬貨が跨がった状態になって
も、硬貨案内壁が揺動手段によって揺動されるので、硬
貨がその状態のままそこに詰まってしまうことはなく、
下方に向けて落下する。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図には本例の硬貨搬送リフターの全体構成を示し
てある。図1に示すように、本例の硬貨搬送リフター1
は、上下に長い硬貨リフトアップ部2と、この下側側面
に取付けた硬貨シューター3から構成されている。この
硬貨シューター3の上方には、図に想像線で示すよう
に、硬貨選別装置4などの硬貨払出部4aが位置する。硬
貨リフトアップ部2は、前述した第8図に示す硬貨リフ
トアップ部と同様に、上下に長い直方体形状のケース21
内の上下端に従動プーリおよび駆動プーリが取付けら
れ、これらの間に、表面に硬貨搬送用突起を有する硬貨
搬送ベルトが架け渡された構成となっている。ケース21
の上端側はケース前面側に向けて湾曲して迫り出してお
り、この部分に、硬貨返却口25が開いている。
第1図および第2図を参照して、硬貨シューター3の
全体構成を説明する。この硬貨シューター3は全体とし
て横長の直方体形状をしており、そのケース31には取付
け部311、312が形成され、これらを介してシューターが
硬貨リフトアップ部のケース21の側面に取付けられてい
る。硬貨シューター3には、上端に硬貨受入開口32aが
形成され、下側に向けて漏斗状に窄まった形状の硬貨案
内通路32が形成されている。この硬貨案内通路32は、長
辺方向に延びる一対の硬貨案内壁33、34と、短辺方向に
延びる一対の硬貨案内壁35、36とから区画形成されてい
る。第2図に示すように、長手方向に延びる一対の硬貨
案内壁33、34は、下方に向かうに連れて相互に接近する
方向に迫り出した曲面形状の断面をしている。一方、短
辺方向に延びる一対の案内壁のうち、硬貨リフトアップ
部2の側の案内壁35には、その下端に硬貨出口開口35a
が形成されており、他方の案内壁36は、この出口開口の
側に向けて傾斜している。
長手方向に延びる硬貨案内壁33の下側には、大径ロー
ラ37が回転自在にケース31に取付けられている。この大
径ローラ37は、その外周面371が案内壁33の表面に連続
する状態に水平に配列されている。同様に、他方の硬貨
案内壁34の下側には、小径ローラ38が回転自在にケース
31に取付けられ、その外周面381が案内壁表面形状に連
続する状態で水平に配置されている。これら双方のロー
ラ37、38は、その回転軸線がほぼ同一の高さ位置となる
状態に対向配置され、それらの間の間隔は、硬貨一枚分
の厚さよりも僅かに大きく設定されている。
第3図は、ケース31の側面部分を取り去って、ローラ
37、38の駆動力伝達機構を示してある。ケーシ31には、
モータ収納部313が形成されており、ここに駆動モータ3
9が収納されている。この駆動モータ39の出力軸391は歯
車式減速機構41を介してケース31に回転自在に支持され
た回転軸42に連結されている。この回転軸42の一端には
駆動プーリ43が固着されている。大径ローラ37の回転軸
372の端部には従動プーリ44が固着されており、これら
のプーリ43、44の間にはベルト45が張設されている。ま
た、従動プーリ44には同軸状態に駆動側プーリ46が固着
されており、このプーリ46は、小径ロール38の回転軸38
2の端に固着した従動プーリ47にベルト48を介して連結
されている。なお、上記の駆動モータ39は、硬貨リフト
アップ部2の硬貨搬送ベルトの駆動源として機能してい
る。図においては、モータ39からこの硬貨搬送ベルトへ
の動力伝達機構は省略してある。
ここで、大径ローラ37および小径ローフ38は、上記の
動力伝達機構によって同一方向に回転駆動される。本例
ではモータが駆動すると、第2図および第3図の矢印で
示す方向に回転する。そして、これらのローラ37、38の
外周面371、381には、それぞれ螺旋状の突起373、383が
形成されている。これらの螺旋状突起は、外周面の母線
方向(軸方向)の硬貨搬送方向に向けてローラの回転方
向とは逆向きの螺旋を描いている。また、これらの螺旋
状突起のピッチは、搬送される硬貨の最大径よりも大き
く設定されている。
一方、上述した長辺方向に延びる硬貨案内壁34は、ケ
ース31から着脱可能であると共に、その下端を中心とし
て他方の案内壁33に対して接近および離間する方向に揺
動する揺動式案内壁となっている。この着脱機構及び揺
動機構を、第4図及び第5図を参照して説明する。案内
壁34の両端面の下端には、上記の小径ローラ38の両端回
転軸382の外周に対して着脱可能に取付けられた弧状の
取付け脚部341および342が形成されている。これらの脚
部が取付けられた小径ローラの回転軸382が、案内壁33
の揺動中心となっている。
案内壁34の一方の端面の中程の位置には、コイルばね
343によって付勢された水平係合軸344の先端が突出して
いる。の係合軸344の突出端は、ケース31の側に支持さ
れた連結板51の先端に形成した係合孔511内に嵌入して
いる。この水平係合軸344の元端側にはレバー344aが一
体形成されており、このレバー344aは、案内壁34の裏面
を形成するカバー345に開けた開口345aから外部に突出
している。このレバー344aをばね力に抗して移動させる
と、水平係合軸344が連結板51の側から外れるので、案
内板34をケース31の側から取外すことが可能となる。
次に、連結板51は、ケース31に一体形成した摺動溝52
内を案内壁34と直交する方向に移動可能である。ここ
に、駆動プーリ43が取付けられている回転軸42には、偏
心カム53が固着されており、回転軸が回転すると偏心回
転する。この偏心カム53に対して上記の連結板51の端が
連結され、偏心カムの偏心回転によって、この連結板51
がその軸線方向に往復直線移動するようになっている。
この往復直線移動によって、案内壁34は、その下端を中
心として揺動運動する。
次に、本例の硬貨搬送リフター1の動作を、硬貨シュ
ーター3における硬貨搬送動作を中心に説明する。硬貨
搬送リフターの各駆動部分は、硬貨選別装置の硬貨払出
動作に連動して駆動する。かかる駆動制御系は公知の構
成を採用することができる。硬貨選別装置の硬貨払出部
4aから硬貨の払出が開始すると、モータ39が駆動して、
硬貨リフトアップ部の搬送ベルトの移動を開始させる。
これと同時に、第6図に示すように、硬貨シューター3
の側においては、大径および小径のローラ37、38の回転
が始まる。これらのロールは、図において矢印で示すよ
うに同一方向に向けて回転する。また、偏心カム53の偏
心回転によって、連結板51を介して、硬貨案内壁34がそ
の下端を中心として揺動運動を開始する。このような駆
動状態の硬貨シューター3に向けて払い出された硬貨CN
が落下すると、この硬貨CNは一対の案内壁33、34によっ
て案内されて、ロール37、38の間に到る。双方のローラ
には、螺旋状突起373、383が形成されており、ローラが
回転すると、これらの突起は、硬貨を硬貨出口35aの側
に向けて送り込むように運動する。従って、硬貨CNは、
これらのローラによって硬貨出口35aの側に向けて横
(軸方向)方向に搬送される。本例では、各ローラに形
成した螺旋状突起373、383のピッチが搬送される硬貨の
外径よりも大きく設定されているので、搬送される硬貨
は、隣接する突起の間に入った状態で確実に搬送され
る。硬貨は、硬貨出口35aを通って、硬貨リフトアップ
部2の下端側に到る。この後は、硬貨リフトアップ部の
搬送ベルトの突起に係合した状態で、この搬送ベルトに
よて上方の硬貨返却口25までリフトアップされ、この返
却口から返却される。
ここに、第5図に想像線で示すように、硬貨払出部か
ら落下した硬貨CNが、一対の案内壁33、34の間に跨がっ
た状態になった場合について説明する。この場合、一方
の案内壁34が上述のように前後に揺動しているので、硬
貨CNがこのように双方の壁の間に跨がった状態で留まっ
てしまうことはなく、確実に下方に位置するロール37、
38の間に落とされる。
一方、複数枚の硬貨が同時的に払い出されて、一対の
ロール37、38の隙間に落下した場合について説明する。
第7図には、2枚の硬貨CN1、CN2がロール隙間に落下し
た状態を示してある。この場合、双方のロールは同一方
向に回転しているので、硬貨CN1が接触している大径ロ
ール37は、この硬貨CN1を、硬貨CN2から剥離してロール
間から引き上げて排除しようとする。これに対して、硬
貨CN2が接触している小径ロール38は、逆に硬貨CN2をロ
ール間に引き入れるように作用する。かかる双方のロー
ルの動作により、ロール間には一枚の硬貨CN2のみが引
き入れられ、硬貨出口35aの側に向けて搬送される。こ
のように、本例においては、複数枚の硬貨が一対のロー
ル間に詰まってしまうことを回避でき、常に一枚づつ硬
貨を硬貨リフトアップ部の側に向けて搬送することがで
きる。
硬貨送り返し側のローラ37は大径ローラであり、硬貨
引き込み側のローラ38は小径ローラであるため、引き込
み力の方が送り返し力よりも相対的に弱い。このため、
引き込み力過大によるローラ隙間内での複数枚詰まりを
効果的に防止できる。
なお、上記の実施例においては、対向する硬貨案内壁
33、34のうち、案内壁34の側のみを揺動式としたが、他
方の案内壁を揺動式としてもよいし、あるいは双方を揺
動式の案内壁とすることも可能である。また、揺動機構
も上記の例とは異なる構成のものを利用してもよいこと
は勿論である。
一方、上記の例では、一対の硬貨搬送ローラの外周に
硬貨搬送用の螺旋状突起を形成してあるが、一方の側に
のみこのような突起を形成するだけでもよいことは勿論
である。また、この螺旋状突起は、上記の例におけるよ
うに連続した突起条とする必要はなく、例えば、半球状
の突起を螺旋状に並べた構成のものでもよいことは勿論
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、一対の硬貨案内壁の
下方位置において外周面が硬貨案内壁に連絡する状態で
平行に対向配置されており、一対の硬貨案内壁に沿って
落下する硬貨をローラ間隙内に受容可能で同一方向に回
転する一対の硬貨搬送ローラを備え、しかも、一対の硬
貨搬送ローラのうちの少なくとも一方の硬貨搬送ローラ
の外周面には硬貨送り用の螺旋状突起が形成されてお
リ、ローラ間隙内に収まる硬貨を硬貨搬送ローラの外周
面の母線に略沿った硬貨搬送方向へ挟持しながら強制搬
送して硬貨リフトアップ部の側へ送り込むことを特徴と
するものであるから、次のような効果を奏する。
複数枚の硬貨が同時的に落下してきた場合、同一方
向に回転する一対の硬貨搬送ローラによって硬貨を一枚
づつ分離し、順にローラ隙間に収めることができると同
時に、ローラ間隙内に収まった硬貨をローラ外周面の母
線に略沿った硬貨搬送方向へ一対のローラで挟持されな
がら強制搬送でき、硬貨リフトアップ部の側へ速やかに
送り込むことができる。このため、ローラ間隙内に先の
硬貨が停留することなく速やかに強制排送されるので、
後続硬貨のローラ間隙内への受入れが迅速化し、硬貨詰
まりの発生を防止でき、硬貨の同時複数枚落下に充分対
応できる。即ち、本発明における上記一対のローラは、
ローラ隙間の受入れ側では複数枚硬貨の分離を行うと同
時にローラ隙間では硬貨の軸方向の順次強制排送を行う
2機能実現手段に相当している。
特に、硬貨送り返し側のローラを大径ローラとし、
硬貨引き込み側のローラを小径ローラとした場合、引き
込み力の方を送り返し力よりも相対的に弱くでき、引き
込み力過大によるローラ隙間内での複数枚詰まりの発生
を防止できる。
また、硬貨案内壁の間に硬貨が跨がった状態になっ
ても、硬貨案内壁が揺動手段によって揺動されるので、
硬貨がその状態のままそこに詰まってしまうことはな
く、下方へ振るい落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る硬貨搬送リフターの全体
構成を示す斜視図、第2図は第1図の硬貨搬送リフター
における硬貨シューターの内部構成を示す概略構成図、
第3図は第1図における硬貨シューター内の一対の硬貨
搬送ローラを示す斜視図、第4図は第1図における硬貨
シューター内の動力伝達機構を示す斜視図、第5図は第
1図における硬貨シューターの揺動式の硬貨案内壁を示
す分解斜視図、第6図および第7図は第1図における硬
貨シューターの動作を示す説明図、第8図は硬貨搬送リ
フターの別の構成例を示す斜視図、第9図は第8図の硬
貨搬送リフターにおける硬貨シューターの部分を拡大し
て示す斜視図、第10図は硬貨シューターの別の例を示す
斜視図、第11図および第12図は第10図の硬貨シューター
における硬貨詰まりの状態を示す説明図である。 〔符号の説明〕 1……硬貨搬送リフター 2……硬貨リフトアップ部 3……硬貨シューター 4……硬貨選別装置 4a……硬貨払出部 31……ケース 32……硬貨通路 32a……上端開口 33……硬貨案内壁 34……揺動式硬貨案内壁 341,342……取付け部 344……係合軸 35a……硬貨出口 37……大径の硬貨搬送ローラ 373……螺旋状突起 38……小径の硬貨搬送ローラ 383……螺旋状ローラ 39……モータ 51……連結板 511……係合孔 52……案内溝 53……偏心カム CN,CN1,CN2……硬貨。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨シューターによって案内される硬貨を
    受け取って上方に位置する硬貨返却口までリフトアップ
    する硬貨リフトアップ部とを有し、前記硬貨シューター
    は、硬貨を受け入れる上端開口と、この上端開口から下
    方に向けて相互に接近する方向に傾斜した一対の硬貨案
    内壁と、この一対の硬貨案内壁の下方位置において外周
    面が前記硬貨案内壁に連絡する状態で平行に対向配置さ
    れており、前記一対の硬貨案内壁に沿って落下する硬貨
    をローラ間隙内に受容可能で同一方向に回転する一対の
    硬貨搬送ローラとを備え、前記一対の硬貨搬送ローラの
    うちの少なくとも一方の硬貨搬送ローラの外周面には硬
    貨送り用の螺旋状突起が形成されており、前記ローラ間
    隙内に収まる硬貨を前記硬貨搬送ローラの前記外周面の
    母線に略沿った硬貨搬送方向へ挟持しながら強制搬送し
    て前記硬貨リフトアップ部の側へ送り込むことを特徴と
    する硬貨搬送リフター。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記一対の硬貨搬送ロ
    ーラのうち一方の硬貨搬送ローラは外周面に接触する硬
    貨を上方へ送り返す方向に回転する大径のローラであ
    り、他方のローラはローラ外周面に接触する硬貨を前記
    ローラ隙間に引き込む小径のローラであることを特徴と
    する硬貨搬送リフター。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記一対
    の硬貨案内壁の少なくとも一方の側を、下端側を中心と
    して他方の前記硬貨案内壁に対して接近および離間する
    方向に揺動させる揺動手段を備えていることを特徴とす
    る硬貨搬送リフター。
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