JP2701505B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents

硬貨選別装置

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JP2701505B2
JP2701505B2 JP2020993A JP2099390A JP2701505B2 JP 2701505 B2 JP2701505 B2 JP 2701505B2 JP 2020993 A JP2020993 A JP 2020993A JP 2099390 A JP2099390 A JP 2099390A JP 2701505 B2 JP2701505 B2 JP 2701505B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動販売機などの使用される硬貨選別装置に
関し、更に詳しくは、硬貨返却口を硬貨投入口と実質的
に同一高さ位置に設定できるように、硬貨選別装置の硬
貨払出部から払い出された硬貨を硬貨返却口の高さ位置
までリフトアップするための硬貨リフト機構に関するも
のである。
〔従来の技術〕
自動販売機などにおいては、投入硬貨の正偽の判別お
よび釣銭の払出などのために、投入硬貨を振り分けて金
種毎に収納可能となった硬貨選別装置が組み込まれてい
る。このような硬貨選別装置では、投入硬貨の自重によ
ってその投入硬貨を移動させるように、装置内に硬貨通
路が構成されている。従って、必然的に硬貨投入口は装
置の最も高い位置に設定され、硬貨返却口の位置は最も
低い位置に設定されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この構成の硬貨選別装置を内蔵した自動販売機などに
おいては、硬貨投入口と硬貨返却口との間に高低差がで
き、これら双方を商品購入者にとって都合のよい同一の
高さ位置に設定することができない。そこで、本件出願
人は、硬貨選別装置の硬貨払出部から払い出された硬貨
を、強制的に上方位置までリフトアップする硬貨リフト
機構を利用して、これによって、硬貨返却口を硬貨投入
口と同一の高さ位置に設定することの可能となった構成
を提案している。
ここに、このような硬貨リフト機構は、硬貨選別装置
の硬貨払出部から払い出された硬貨を受け止めて、硬貨
を横方向に向けて硬貨リフト用の垂直ベルトまで搬送
し、しかる後に、硬貨をその垂直ベルトによって硬貨返
却口に向けてリフトアップするような構成となってい
る。従って、かかる硬貨リフト機構においては、一旦横
方向に搬送した硬貨を垂直方向に向けて搬送方向を変更
する必要があり、このような搬送方向の変更部分におい
て硬貨の詰まりが発生するおそれが高いという問題点が
ある。特に、複数枚の硬貨が払い出されてこのような搬
送方法の変更部分に重なった状態で送りこまれた場合に
は、硬貨詰まりが発生するおそれが高い。また、上方へ
の搬送は、自重に逆らって硬貨を搬送することになるの
で、硬貨が落下し易く、硬貨が落下した場合には、上記
の搬送方向の変更部分に硬貨が溜まり、この部分に硬貨
の詰まりが生じてしまうという問題点がある。
本発明の課題は、この点に鑑みて、硬貨詰まりを生ず
ることなく、確実に硬貨返却口に向けて硬貨をリフトア
ップすることの可能となった硬貨選別装置を実現するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本願の第1の発明における硬貨リフト機構は、硬貨払
出手段の下方に配置された硬貨ホッパーと、この硬貨ホ
ッパーに落下する硬貨を1枚ずつ受け止めて硬貨通路へ
順に送り込む回転円盤と、硬貨通路から導入された硬貨
を下端位置で掬い上げる硬貨保持部を一定間隔をおいて
ベルト面の多数箇所に具備しており、上端位置で硬貨保
持部からその硬貨を硬貨返却口側へ放出する硬貨搬送ベ
ルトとを備えていることを特徴とする。
また本願の第2の発明における硬貨リフト機構は、硬
貨払出手段の下方においてほぼ水平方向に配された硬貨
水平搬送面を具え、硬貨払出手段から払出される硬貨を
硬貨水平搬送面上で起立姿勢のまま1枚ずつ搬送下流側
へ導く硬貨水平搬送部と、この硬貨水平搬送部の側面に
沿って配され、その搬送下流側位置から硬貨返却口に向
けてほぼ垂直方向に配列された硬貨搬送垂直ベルトとを
備えており、この硬貨搬送垂直ベルトは、第1の垂直ベ
ルトと第2の垂直ベルトとを備え、これら第1および第
2の垂直ベルトは、これらの間に硬貨を挟持した状態で
搬送するように、相互の硬貨搬送面が当接状態とされて
おり、硬貨リフト機構はさらに、硬貨水平搬送部の側か
ら硬貨を受け取る第1および第2の垂直ベルトの下端部
分を所定のタイミングで開閉する開閉手段を有し、開閉
手段は、第1の垂直ベルトの下端部分に硬貨水平搬送部
の搬送下流側を寄せ付けた配置状態において、第2の垂
直ベルトの下端部分の従動プーリと、この従動プーリを
回動自在に支持する支持部材と、この支持部材を前記第
1の垂直ベルトに対して進退させる駆動手段とを備えて
成ることを特徴とする。
更に本願の第3の発明における硬貨リフト機構は、硬
貨払出手段の下方においてほぼ水平方向に配された硬貨
水平搬送面を具え、硬貨払出手段から払出される硬貨を
硬貨水平搬送面上で起立姿勢のまま搬送下流側へ導く硬
貨水平搬送部と、この硬貨水平搬送部の硬貨案内側面と
連絡し、その搬送下流側位置から硬貨返却口に向けてほ
ぼ垂直方向に延びた硬質案内面と、硬貨案内面の上で硬
貨を滑らして上昇搬送させる硬貨押さえ垂直搬送ベルト
と、硬貨押さえ垂直搬送ベルトを硬貨案内面の側に向け
て弾性力で押しつける押圧手段と、硬貨押さえ垂直搬送
ベルトの外側端に沿って前記硬貨案内面に形成された路
側端面と、硬貨水平搬送部の搬送下流側から路側端面の
硬貨受入端へ湾曲状に連絡する硬貨転動面と、硬貨水平
搬送部の搬送下流側から繰り出された硬貨を硬貨案内面
上で硬貨転動面に沿って転動させて硬貨押さえ垂直搬送
ベルトの硬貨受入端へ送り込む硬貨搬送ローラとを備え
ていることを特徴とする。
〔作用〕
このように構成した本願の第1の発明においては、硬
貨選別装置の硬貨払出部から払い出された硬貨は、硬貨
ホッパー内に受け入れられ、この硬貨ホッパーから回転
円盤によって一枚づつ硬貨搬送垂直ベルトの側に送り出
される。従って、硬貨払出部から複数枚の硬貨が同時に
払い出された場合においても、硬貨ホッパーからは、垂
直ベルトの側に向けて一枚づつ硬貨が順次に放出され
る。また硬貨搬送ベルトは硬貨保持部にて硬貨を1枚ず
つ確実に搬送できる。これによって、硬貨の搬送方向の
変更部分である、垂直ベルトの下端部分に多数枚の硬貨
が同時に送り込まれて、ここに詰まってしまうという事
態は発生せず、常に確実な硬貨搬送動作が行われる。
次に、本願の第2の発明においては、一対の垂直ベル
トによって挟まれた状態で硬貨が上方に搬送されるの
で、かかる垂直搬送時に、硬貨が垂直ベルトから落下す
ることはない。従って、硬貨の搬送方向の変更部分であ
る、これらの垂直ベルトの下端部分に、落下した硬貨が
溜まって、この部分に硬貨詰まりが発生してしまうこと
はない。また、一対の垂直ベルトの下端は、開閉手段に
よって一旦開けられた後にこの部分に到った硬貨を挟み
込むようになっているので、硬貨は確実に垂直ベルト間
に挟まれ、この垂直ベルト下端部分、すなわち、硬貨搬
送方向の変更部分に硬貨が溜まってしまうことがない。
一方、本願の第3の発明においても、硬貨水平搬送部
の搬送下流側から路側端面の硬貨受入端へ湾曲状に連絡
する硬貨転動面に沿って硬貨を転動させながら硬貨搬送
ローラで勢いを付かせ硬貨押さえ垂直搬送ベルトの受入
端へ滑り込ませることができる。複数枚の硬貨が略同時
に硬貨押さえ垂直搬送ベルトの受入端へ滑り込んだ場合
でも、押圧手段により硬貨押さえ垂直搬送ベルトと硬貨
案内面との隙間が弾力的に拡大するようになっているの
で、複数枚の硬貨を同時に挟み込むことができ、硬貨搬
送方向の変更部分での硬貨詰まりを回避でき、確実な硬
貨搬送動作を行うことができる。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1の実施例 第1図ないし第6図には、本発明の第1の実施例に係
る硬貨選別装置を示してある。
まず、第1図を参照して本例の硬貨選別装置の全体構
成を説明する。この図に示すように、本例の硬貨選別装
置1は、上下に長い直方体形状の装置本体部2と、この
本体部2の一方の側面に取りつけた硬貨リフト機構3と
から構成されている。装置本体部2の上端面には、硬貨
受入口2aが形成され、この直上には、上下方向に延びる
投入硬貨用シュート4の硬貨落下口4aが開口している。
この投入硬貨用シュート4の上端の硬貨受入口4bはぼほ
水平方向に向いており、この受入口4bは、硬貨を水平方
向に倒した状態で投入可能な硬貨投入口5に繋がってい
る。一方、硬貨リフト機構3の上端には、硬貨返却口6
が配置されており、この返却口6は上記の硬貨投入口5
とほぼ同一の高さに設定されている。
装置本体部2の内部には、上端面に形成した硬貨受入
口2aを介して導入された硬貨をその自重によって下方に
向けて転動させる硬貨通路が形成され、この硬貨通路の
途中には、硬貨の正偽および金種を判別する検銭機構21
および、この検銭機構による検銭結果に基づいて硬貨を
振り分ける振り分け機構22が配置されている。この振り
分け機構22によって振り分けられた硬貨は、その下側に
配置した硬貨収納部23内に収納される。硬貨収納部23
は、金種毎に硬貨収納筒を備えており、投入硬貨は、対
応する金種の硬貨収納筒内に収納され、この中に保持さ
れる。また、硬貨収納部23の硬貨リフト機構3の側に
は、スラグシュート24が配置されており、検銭機構21に
よって不適性硬貨(偽貨、変形硬貨、クリップなどの異
物)であると判断された硬貨が、振り分け機構22によっ
て、このスラグシュート24内に投下される。硬貨収納部
23の下端には、硬貨払出機構25が取付けられており、こ
の硬貨払出機構によって、硬貨収納部内に収納されてい
る硬貨が、選択的に下方に向けて払い出される。上記ス
ラグシュート24の下端開口は、この硬貨払出機構25の硬
貨払出口25aに連通しており、この払出口25aは、装置本
体部2の下端面に形成されている。
第2図には、上記の硬貨リフト機構3の内部構造の概
要を示してある。図に示すように、硬貨リフト機構3
は、硬貨払出口25aの直下に配置した硬貨ホッパー部分
7と、ほぼ垂直方向に配列された硬貨搬送ベルト部分8
とから構成されている。
硬貨ホッパー部分7の詳細な構造は、第3図ないし第
5図に示してある。これらの図に示すように、硬貨ホッ
パー部分7は、断面が下端に向けて挟まった逆三角形状
をしたハウジング71を有し、このハウジング71の上端開
口711が、上記の硬貨払出口25aの直下に位置している。
この上端開口711における裏面側傾斜壁712の上端縁に
は、対向する表面側傾斜壁714の側に向けて落下した硬
貨を案内するための硬貨案内壁715が形成されている。
この硬貨案内壁715の下側に位置する裏面側硬貨傾斜壁7
12の部分には、この傾斜壁と同一面内に位置する状態に
回転円盤72が回転自在に設置されており、この回転円盤
72の外周は、この円盤よりも一回り大きな直径の環状内
周壁716によって囲まれている。回転円盤72の裏面側に
は、この回転円盤の駆動モータ74が設置されている。こ
の回転円盤72の表面には、円周方向に向けて等角度間隔
で円弧状突起72aが3箇所に形成されている。
回転円盤72を囲んでいる環状内周壁716には、硬質搬
送垂直ベルト部分8の位置する側の部分に、回転円盤72
の接線方向に向かう硬貨通路75が開口している。この硬
貨通路75の底面は、回転円盤72の表面から突起72aが通
過できる間隔だけ浮いた位置において、回転円盤の回転
中心位置から半径方向に延びている部材76によって規定
されている。また、この硬貨通路75の両側面は、この通
路内を転動する硬貨が垂直ベルトの側に向かうに連れ
て、傾斜した状態からほぼ垂直に立った状態となるよう
に成形されている。この通路75の末端は、ハウジング71
の端壁717に開けた硬貨出口77に連通している。
次に、第2図および第6図を参照して、硬貨搬送ベル
ト部分8の構造を説明する。図から分かるように、上下
方向に細長い筒状にハウジング81内において、その下端
および上端に、駆動用プーリ82および従動側プーリ83が
配置され、これらの間に搬送ベルト84が架け渡されてい
る。この搬送ベルト84は図に示す矢印方向に移動され、
硬貨を上方に搬送する硬貨搬送面84aに対峙させて、硬
貨案内板85がこの硬貨搬送面と一定の間隔をおいて平行
に配列されている。搬送ベルト84の表面には、一定の間
隔で、一対づつの硬貨係合用突起84bが形成されてい
る。
硬貨案内板85の下端は、硬貨ホッパー部分の側の硬貨
出口76に連通した硬貨受入口811よりも下方位置にあ
り、その中央部分がハウジング81の側に向けて凸状に湾
曲突出して硬貨案内面851とされており、また、この硬
貨案内面の両端の下端は、逆に凹状に湾曲突出して硬貨
案内面852、853とされている。これらの硬貨案内面に対
峙するハウジング81の側には、搬送ベルトの側に傾斜し
た硬貨案内板86が配置されており、この案内板の下端に
は、硬貨を停止させるための硬貨停止板87が配置されて
いる。この硬貨停止板87の幅は、搬送ベルト84に形成し
た各対の突起84bの相互間隔よりも狭く設定されてい
る。
次に、本例の装置1の動作を、硬貨リフト機構3によ
る硬貨搬送動作を中心に説明する。硬貨投入口5から投
入されて、装置本体部2の硬貨収納部23内に収納されて
いる硬貨は、公知の制御駆動系による払出指令によっ
て、払出機構25を介してその下端の硬貨払出口25aから
払い出されて、直下に位置する硬貨リフト機構3の硬貨
ホッパー部7内に落下する。あるいは、硬貨投入口4か
ら投入されて不適性硬貨であると判別された硬貨は、ス
ラグシュート24を介して直接に硬貨ホッパー部7内に落
下する。第5図から分かるように、硬貨ホッパー部7内
に落下した硬貨CNは、まず、傾斜した硬貨案内壁715に
よって当たり、これに沿ってハウジング71の傾斜壁714
の側に落下する。そして、この傾斜壁714の傾斜面に沿
って滑り落ちて、回転円盤72の表面の側に到る。回転円
盤の表面に到った硬貨CNは、この回転円盤72の回転によ
って、その表面に形成した突起72aによって回転円盤と
共に、環状内周面716に沿って回転する。このように回
転することによって与えられた遠心力によって、環状内
周面716に開いた硬貨通路75に向けて放出される。ここ
に、複数枚の硬貨が同時に回転円盤上に落下した場合に
おいても、回転円盤上の突起によって、一枚づつ硬貨が
回転搬送されて、硬貨通路75の側に放出される。
このように一枚づつ放出された硬貨は、硬貨通路75お
よび硬貨受入口811を介して硬貨搬送ベルト部分8の側
に到る。第6図から分かるように、この硬貨受入口811
から落下した硬貨は、まず、硬貨案内板85の下端の硬貨
案内面851に沿って落下して、硬貨案内板86の側に案内
され、さらに、この硬貨案内板86に沿って落下して、硬
貨停止板87上に停止する。この状態で停止した硬貨は、
移動する搬送ベルト84の突起84bが下側から上昇してく
ると、これらによって係止された状態で上方に向けて搬
送される。ここに、搬送される硬貨が、案内板86の側に
傾斜している場合においても、この案内板の側に向けて
凹上に突出した一対の硬貨案内面852、853によって硬貨
は搬送ベルト84の側に案内される。従って、確実に上方
に向けて搬送されることになる。このようにして、係合
突起84bによって係止された状態で上方に搬送された硬
貨は、その搬送ベルトの上端から硬貨返却口5の側に落
下し、ここから外部に払い出される。
以上説明したように、本例の硬貨選別装置の硬貨リフ
ト機構3においては、装置本体部2の側から払いだされ
た硬貨を、硬貨ホッパーを利用して一枚づつ搬送ベルト
の側に送りだすようにしている。従って、同時に多数枚
の硬貨が装置本体部2の側から硬貨リフト機構3の側に
排出された場合においても、硬貨を一枚づつ確実に搬送
することができる。よって、多数枚の硬貨が搬送ベルト
の下端部分に同時に送りこまれ、この部分で硬貨詰まり
が発生するという弊害を解消することができる。また、
本例の装置は、硬貨ホッパー部において、落下した硬貨
を傾斜した案内壁715、傾斜壁714に沿って案内して、確
実に回転円盤上に送るようにしているので、硬貨を回転
円盤によって確実に搬送することが可能となる。
第2の実施例 次に、第7図および第8図を参照して、本発明の第2
の実施例を説明する。本例の硬貨選別装置9も、上記の
第1の実施例と同様に、装置本体部92と、硬貨リフト機
構93とから基本的に構成されており、装置本体部92の上
方には硬貨投入口5が配置され、ここから投入された硬
貨が投入硬貨用シュート4、硬貨受入口92aを介して装
置本体部2内に落下するようになっている。また、装置
本体部2内の構成も、上記の例と同様に、硬貨を自重に
よって下方に案内する硬貨通路が配置され、この通路の
途中位置には、検銭機構21および振り分け機構22がこの
順に上側から配置され、この下には、硬貨収納部23が配
置され、さらにこの下側には硬貨払出部25が配置されて
おり、この下端に硬貨払出口25aが開口している。ま
た、スラグシュート24が配置されており、この下端もま
た硬貨払出口25aに連通している。硬貨リフト機構93の
上端には、返却硬貨用シュート94が連続しており、この
シュートには、硬貨投入口5とほぼ同一の高さに設置し
た硬貨返却口6が連続している。硬貨払出口25aから落
下し、硬貨リフト機構93によってその上端までリフトア
ップされた硬貨は、返却硬貨用シュート94を介して、硬
貨返却口6から外部に払い出されるようになっている。
本例の硬貨リフト機構93は、硬貨払出口25aの直下に
配置した水平搬送部分95と、この水平搬送部分によって
横方向に搬送された硬貨を上方の硬貨返却口6へ向けて
搬送する垂直搬送部分96とから構成されている。まず、
水平搬送部分95は、硬貨払出口25aの直下に配置した払
出硬貨用シュート951と、このシュートの下端開口951の
直下に、この開口と対峙させて配列した水平搬送ベルト
952とを有している。払出硬貨用シュート951は、上半分
が断面逆三角形状に形成された硬貨案内部951aとされ、
下半分は、ほぼ一枚の硬貨が通過可能な幅を有する硬貨
通路951bとされ、この硬貨通路951bの底面が、水平搬送
ベルト952によって規定されている。水平搬送ベルト952
は、上側に位置する駆動側プーリ953と、垂直搬送部分
の側においてこのプーリ953よりも下側の位置に配置し
た従動側プーリ954との間に架け渡され、全体として、
垂直搬送部分の側に向けて下方に傾斜している。
次に、垂直搬送部分96は、駆動ベルト961と、このベ
ルトの硬貨搬送面961aに当接させた状態に配列した従動
ベルト962と、これらのベルトの下端当接部分を開閉す
る開閉機構963とから構成されている。駆動ベルト961
は、返却用硬貨シュート94に隣接配置した駆動側プーリ
964と、これとほぼ同一の高さ位置に平行配列したガイ
ドローラ965と、このローラの下方であって、水平搬送
ベルト952の搬送方向末端位置の直上位置に配列した従
動プーリ966との間に架け渡されている。一方、従動ベ
ルト962は、上記の駆動側プーリ964およびガイドローラ
965の下側にこれに平行に配列したプーリ967と、このプ
ーリ967の下方に平行に配列したプーリ968との間に架け
渡されており、上端側のプーリ967は、駆動ベルト961の
ガイドローラとして機能している。また、これらの双方
のベルトの当接部分は、相互に裏面側から一対のロール
969、970によって、複数の位置に於いて相互に挟持され
ている。
上記の駆動および従動ベルト961、962の下端当接部97
1を開閉するための開閉機構963は、駆動ベルトの従動側
プーリ966を回転自在に支持する支持部材972と、この支
持部材972を、従動ベルト962の側に一定の力で押しつけ
た閉じ位置と、駆動ベルトがこの従動ベルトから離れた
開き位置とに移動させるためのソレノイド973とから構
成されている。ソレノイドは973は、常時に、押しつけ
ばね974によって、その作動ロッドが突出側に付勢され
ており、オンされると、このばね力に抗して作動ロッド
を引っ込み位置まで吸引する。
次に、第7図および第8図を参照して、このように構
成した本例の装置における硬貨リフト機構93による硬貨
搬送動作を説明する。装置本体部92の下端の硬貨払出口
25aから払い出された硬貨CNは、払出硬貨用シュート951
上に落下し、これに沿って滑り落ちて、水平ベルト952
上に立った状態となる。この状態で、水平ベルト952に
よって、硬貨は垂直搬送部分の側に向けて搬送される。
ここに、払出硬貨用シュートの下半分は、一枚の硬貨が
通過可能な幅に設定されているので、同時に多数枚の硬
貨が落下した場合においても、一枚づつ硬貨は、垂直搬
送部分の側に送り出されることになる。
一方、一対の搬送ベルト961、962の下端当接部分を開
閉するための開閉機構963におけるソレノイド973は、オ
ン状態にある。従って、プーリ支持部材972はその開き
位置に設定され、この当接部分は、第7図に示すように
開いた状態にある。この状態において、第8図(A)に
示すように、水平ベルト952によってこの開いた下端当
接部分の間にに硬貨CNが搬送されてくると、ソレノイド
973がオンされ、プーリ支持部材972をその閉じ位置に移
動させる。この結果、第8図(B)に示すように、ベル
ト当接部分は閉じて相互に当接した状態となる。駆動ベ
ルト961は、このように硬貨を挟む状態が形成されるよ
りも以前の時期に駆動が開始されており、従って、この
ように駆動ベルトおよび従動ベルト間に挟まれた硬貨
は、第8図(C)に示すように、この状態のままでその
上端位置まで搬送される。上端位置まで搬送された硬貨
CNは、第8図(D)に示すように、これらベルトの間か
ら返却用硬貨シュート94の側に放出され、このシュート
94内を滑り落ちて、硬貨返却口6の側に到り、ここから
外部に返却される。
このように、本例の硬貨リフト機構においては、一対
のベルトによって硬貨を挟持した状態で硬貨を垂直方向
に搬送しているので、硬貨が垂直搬送時に落下し、落下
した硬貨が、水平方向から垂直方向への硬貨搬送方向の
変更部分、すなわち、ベルト下端の当接部分に詰まると
いう弊害は発生しない。また、このような硬貨搬送方向
を水平方向から垂直方向に変更する部分では、一対のベ
ルト下端の当接部分を開閉する開閉手段が配置され、こ
の開閉手段によって、水平方向に搬送されてきた硬貨が
確実に垂直方向に配列された一対のベルト間に挟持され
る。従って、硬貨は確実に水平方向から垂直方向に向け
て搬送されるので、この搬送方向変更部分に硬貨の詰ま
りが発生することはない。
第3の実施例 次に、第9図および第10図を参照して、本発明のさら
に別の実施例を説明する。本例の硬貨選別装置10は、上
記の第2の実施例と同様に、装置本体部12と、硬貨リフ
ト機構13とから構成されており、装置本体部12の構成
は、第2の実施例のものと同一であるので、対応する部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例の装置の硬貨リフト機構13は、硬貨払出口25aの
直下に配置された水平搬送部分131と、この水平搬送部
分によって搬送されてきた硬貨を硬貨返却口6の側に向
けて垂直方向に搬送する垂直搬送部分132と、水平搬送
部分から垂直搬送部分への硬貨搬送方向の変更部分133
に配置した硬貨搬送ローラ134とを有している。
水平搬送部分131は、硬貨払出口25aの直下に配置した
払出硬貨用シュート135と、このシュートの下端開口の
直下において、駆動側プーリ136および従動側プーリ137
の間にほぼ水平方向に配列した水平ベルト138とを有し
ており、上記の払出硬貨用シュート135は、下方に向け
て狭まった断面形状とされ、硬貨払出口から落下した硬
貨を、ほぼ水平状態に起立させた状態で、水平ベルト13
8の上面に案内するようになっている。また、第10図
(A)に示すように、このシュート135を構成する一方
の側壁139は、水平ベルト138の搬送方向の末端位置から
円弧形状に垂直搬送部分の側に向けて湾曲した硬貨案内
用側面139aとなっており、この硬貨案内面の下縁には、
水平ベルト138の搬送方向の末端位置から連続した円弧
形状をした硬貨転動面139bが形成されている。
一方、垂直搬送部分132は、上記の円弧形状の硬貨案
内側面139aに連続して、垂直方向に延びる硬貨案内用垂
直板141を有しており、この垂直板141にはさらに、上記
の硬貨転動面139aに連続した端面141aが形成されてい
る。この垂直壁141に対して、搬送される硬貨よりも僅
かに狭い間隔で対峙するように、垂直ベルト145が、上
下端に配列した駆動側プーリ143および従動側プーリ144
間に架け渡されている。ここに、この垂直ベルト145の
硬貨搬送面145aの裏面側には、複数個のプーリ146が配
置され、これらのプーリは、第10図(B)に示すよう
に、押しつけばね147によって、一定の弾性力によって
垂直板141の側に付勢された状態に支持されている。下
端に位置する従動側プーリ144も同様な構成となってい
る。
次に、これらの水平搬送部分と垂直搬送部分との間を
つないでいる円弧形状の硬貨案内用側面139aの位置に
は、この側面に沿って硬貨を垂直ベルトの側に搬送する
ための搬送ローラ134が配置されている。この搬送ロー
ラ134は、第10図(C)に示すように、駆動モータ149の
出力軸149aの先端に固着されており、このモータ149
は、ねじりばね151によって、ローラ148が側面139aの側
に一定の弾性力で押しつけられた状態となるように支持
されている。
本例の装置の硬貨リフト機構13の硬貨搬送動作を説明
する。硬貨払出口25aから落下した硬貨は、払出硬貨用
シュート135の案内面139aを滑り落ちて、ほぼ垂直に起
立した状態で水平ベルト138上に乗り、この水平ベルト
によって垂直搬送部分13の側に向けて搬送される。水平
ベルト138の搬送方向の末端まで搬送された硬貨は、こ
の末端位置に隣接配置した搬送ローラ134と案内面139a
との間に挟持され、モータ149によって回転されている
搬送ローラ134により、案内面139aに沿って垂直ベルト1
45の側に強制的に搬送されて、垂直ベルトの硬貨搬送面
145aと垂直板141との間に送りこまれる。この後は、搬
送ベルト145によって、その上端まで搬送され、しかる
後に、返却硬貨用シュート94を通って、硬貨返却口6か
ら外部に返却される。
このように、本例の硬貨リフト機構においては、水平
搬送部分から垂直搬送部分への硬貨搬送方向の変更部分
に、搬送ローラを配置してあるので、硬貨は確実に垂直
搬送部分に向けて送られ、この部分に硬貨詰まりが生ず
ることはない。特に、本例では、搬送ローラ134が、弾
性部材であるばねによって支持されており、従って、第
10図に示すように、複数枚の硬貨CN1〜CN3が重なった状
態で搬送されたとしても、搬送ローラ134は第10図
(C)に示すように移動して、これらを円滑に搬送する
ことができる。また、垂直ベルト145の側も、弾性部材
によって支持されたプーリによって支持されているの
で、複数枚の硬貨が重なった状態で搬送されてきても、
これらを落下させることなく確実に上方へ搬送すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本願の第1の発明に係る硬貨選
別装置においては、硬貨選別装置の硬貨払出部から払い
出された硬貨を、硬貨ホッパーによって受け取り、回転
円盤により硬貨払出手段から硬貨搬送ベルト側へ確実に
1枚ずつ硬貨を送り込むことができ、また硬貨搬送ベル
トは硬貨保持部にて硬貨を1枚ずつ確実に搬送できるた
め、搬送方向の変更部分での硬貨詰まりを回避でき、確
実な硬貨搬送動作を行うことができる。
また、本願の第2の発明に係る硬貨選別装置の硬貨リ
フト機構においては、硬貨垂直搬送部分を構成する硬貨
搬送垂直ベルトを、相互に当接配置した一対の第1およ
び第2の垂直ベルトから構成し、これによって、硬貨を
挟持した状態で上方に搬送するようにしている。また、
これらの一対の垂直ベルトの下端の硬貨受入部分を、所
定のタイミングで開閉するための開閉手段を配置してあ
る。従って、硬貨は、垂直搬送時に垂直ベルトから落下
するおそれはなく、硬貨搬送方向の変更部分である、こ
れらの垂直ベルトの下端部分に、落下した硬貨が溜まっ
て、この部分に硬貨詰まりが発生してしまう事態を回避
することができる。一対の垂直ベルトの下端は、開閉手
段によって一旦開けられた後にこの部分に到った硬貨を
挟み込むようになっているので、硬貨は確実に垂直ベル
ト間に挟まれ、この垂直ベルト下端部分、すなわち、硬
貨搬送方向の変更部分に硬貨が溜まってしまう事態を確
実に回避できる。
さらに、本願の第3の発明に係る硬貨選別装置の硬貨
リフト機構においては、硬貨水平搬送部の搬送下流側か
ら路側端面の硬貨受入端へ湾曲状に連絡する硬貨転動面
に沿って硬貨を転動させながら硬貨搬送ローラで勢いを
付かせ硬貨押さえ垂直搬送ベルトの受入端へ滑り込ませ
ることができる。従って、硬貨搬送方向の変更部分であ
る垂直ベルトの下端では、硬貨は搬送ローラによって確
実に垂直ベルトの側に引き渡されるので、この部分に硬
貨が溜まってしまうことがない。また、垂直ベルトによ
って複数枚の硬貨が重なった状態で搬送された場合で
も、押圧手段によって適切な押しつけ力で搬送されるの
で、これらの硬貨が落下することを回避でき、落下した
硬貨が垂直ベルトの下端部分に溜まり、これに起因し
て、この部分に硬貨詰まりが発生してしまうという弊害
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る硬貨選別装置を示
す全体斜視図、第2図は第1図の装置の硬貨リフト機構
のみを取り出してその内部構造を示す概略斜視図、第3
図は第2図の硬貨リフト機構の下端部分に設置いた硬貨
ホッパー部分を部分的に切り欠いた状態で示す斜視図、
第4図は第3図のホッパー部分をその回転円盤の正面か
ら見た状態を示す部分矢視図、第5図は第3図のホッパ
ー部分の概略断面図、第6図は第2図の硬貨リフト機構
の下端部分の一部分を拡大して示す内部構成図である。 第7図は本発明の第2の実施例に係る硬貨選別装置を示
す全体構成図、第8図(A)〜(D)はそれぞれ第7図
の硬貨リフト機構による硬貨搬送状態を順次に示す説明
図である。 第9図は本発明の第3の実施例に係る硬貨選別装置を示
す全体構成図、第10図(A)〜(C)はそれぞれ第8図
の硬貨リフト機構による硬貨搬送状態を順次に示す説明
図である。 〔符号の説明〕 1……硬貨選別装置、2……装置本体部、 3……硬貨リフト機構、4……投入硬貨用シュート、 5……硬貨投入口、6……硬貨返却口、 7……硬貨ホッパー部分、 8……硬貨搬送ベルト部分、25a……硬貨払出口、 9……硬貨選別装置、92……装置本体部、 93……硬貨リフト機構、95……水平搬送部分、 96……垂直搬送部分、961……駆動ベルト、 962……従動ベルト、963……開閉機構、 10……硬貨選別装置、12……装置本体部、 13……硬貨リフト機構、 134……硬貨搬送ローラ、141……垂直板、 147……押しつけばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 義矩 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−104977(JP,U) 実開 昭60−104976(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨投入口と、この硬貨投入口から投入さ
    れた硬貨を、その自重によって下方に向けて案内する硬
    貨通路と、この硬貨通路に沿って移動する前記投入硬貨
    を、その正偽および金種に基づき振り分ける振り分け手
    段と、この振り分け手段の下方に配置され、振り分けら
    れた前記投入硬貨を金種毎に収納する硬貨収納手段と、
    この硬貨収納手段の下方に配置され、この硬貨収納手段
    内に収納されている硬貨をその自重により下方に払い出
    す硬貨払出手段と、この硬貨払出手段よりも上方位置に
    配置された硬貨返却口と、前記硬貨払出手段によって払
    い出された硬貨を、前記硬貨返却口まで搬送する硬貨リ
    フト機構とを有し、 この硬貨リフト機構は、前記硬貨払出手段の下方に配置
    された硬貨ホッパーと、この硬貨ホッパーに落下する硬
    貨を1枚ずつ受け止めて硬貨通路へ順に送り込む回転円
    盤と、前記硬貨通路から導入された硬貨を下端位置で掬
    い上げる硬貨保持部をベルト面の一定間隔に具備してお
    り、上端位置で前記硬貨保持部からその硬貨を硬貨返却
    口側へ放出する硬貨搬送ベルトとを備えていることを特
    徴とする硬貨選別装置。
  2. 【請求項2】硬貨投入口と、この硬貨投入口から投入さ
    れた硬貨を、その自重によって下方に向けて案内する硬
    貨通路と、この硬貨通路に沿って移動する前記投入硬貨
    を、その正偽および金種に基づき振り分ける振り分け手
    段と、この振り分け手段の下方に配置され、振り分けら
    れた前記投入硬貨を金種毎に収納する硬貨収納手段と、
    この硬貨収納手段の下方に配置され、この硬貨収納手段
    内に収納されている硬貨をその自重により下方に払い出
    す硬貨払出手段と、この硬貨払出手段よりも上方位置に
    配置された硬貨返却口と、前記硬貨払出手段によって払
    い出された硬貨を、前記硬貨返却口まで搬送する硬貨リ
    フト機構とを有し、 この硬貨リフト機構は、前記硬貨払出手段の下方におい
    てほぼ水平方向に配された硬貨水平搬送面を具え、前記
    硬貨払出手段から払出される硬貨を前記硬貨水平搬送面
    上で起立姿勢のまま1枚ずつ搬送下流側へ導く硬貨水平
    搬送部と、この硬貨水平搬送部の側面に沿って配され、
    その搬送下流側位置から前記硬貨返却口に向けてほぼ垂
    直方向に配列された硬貨搬送垂直ベルトとを備えてお
    り、この硬貨搬送垂直ベルトは、第1の垂直ベルトと第
    2の垂直ベルトとを備え、これら第1および第2の垂直
    ベルトは、これらの間に硬貨を挟持した状態で搬送する
    ように、相互の硬貨搬送面が当接状態とされており、 前記硬貨リフト機構はさらに、前記硬貨水平搬送部の側
    から硬貨を受け取る前記第1および第2の垂直ベルトの
    下端部分を所定のタイミングで開閉する開閉手段を有
    し、 前記開閉手段は、第1の垂直ベルトの下端部分に前記硬
    貨水平搬送部の搬送下流側を寄せ付けた配置状態におい
    て、前記第2の垂直ベルトの下端部分の従動プーリと、
    この従動プーリを回動自在に支持する支持部材と、この
    支持部材を前記第1の垂直ベルトに対して進退させる駆
    動手段とを備えて成ることを特徴とする硬貨選別装
    置。」である。
  3. 【請求項3】硬貨投入口と、この硬貨投入口から投入さ
    れた硬貨を、その自重によって下方に向けて案内する硬
    貨通路と、この硬貨通路に沿って移動する前記投入硬貨
    を、その正偽および金種に基づき振り分ける振り分け手
    段と、この振り分け手段の下方に配置され、振り分けら
    れた前記投入硬貨を金種毎に収納する硬貨収納手段と、
    この硬貨収納手段の下方に配置され、この硬貨収納手段
    内に収納されている硬貨をその自重により下方に払い出
    す硬貨払出手段と、この硬貨払出手段よりも上方位置に
    配置された硬貨返却口と、前記硬貨払出手段によって払
    い出された硬貨を、前記硬貨返却口まで搬送する硬貨リ
    フト機構とを有し、 前記硬貨リフト機構は、前記硬貨払出手段の下方におい
    てほぼ水平方向に配された硬貨水平搬送面を具え、前記
    硬貨払出手段から払出される硬貨を前記硬貨水平搬送面
    上で起立姿勢のまま搬送下流側へ導く硬貨水平搬送部
    と、この硬貨水平搬送部の硬貨案内側面と連絡し、その
    搬送下流位置から前記硬貨返却口に向けてほぼ垂直方向
    に延びた硬貨案内面と、前記硬貨案内面の上で硬貨を滑
    らして上昇搬送させる硬貨押さえ垂直搬送ベルトと、前
    記硬貨押さえ垂直搬送ベルトを前記硬貨案内面の側に向
    けて弾性力で押しつける押圧手段と、前記硬貨押さえ垂
    直搬送ベルトの外側端に沿って前記硬貨案内面に形成さ
    れた路側端面と、前記硬貨水平搬送部の前記搬送下流側
    から前記路側端面の硬貨受入端へ湾曲状に連絡する硬貨
    転動面と、前記硬貨水平搬送部の前記搬送下流側から繰
    り出された硬貨を前記硬貨案内面上で倒伏姿勢のまま前
    記硬貨転動面に沿って転動させて前記硬貨押さえ垂直搬
    送ベルトの前記硬貨受入端へ送り込む硬貨搬送ローラと
    を備えていることを特徴とする硬貨選別装置。
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