JP5073217B2 - 硬貨入出金機 - Google Patents

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本発明は、硬貨の入金や出金が可能な硬貨入出金機に関する。
従来、例えば、店舗においてはレジにて、金融機関においては窓口等にて、それぞれ顧客との現金受け渡しを正確かつ迅速に行うべく、POSレジスタや電子式金銭登録機、および入出金管理機等の出納機器と電気的に接続され、これらの出納機器から出力される電気的信号により、自動的に硬貨の入金や出金が可能な硬貨入出金機が開発されている。
この硬貨入出金機は、機体前面上部に複数の硬貨を同時に受入可能とする硬貨受入口を有しており、この硬貨受入口の底部に硬貨を機体奥行き方向へ向けて繰り出す繰出ベルトが機体側面に沿って配設されている。この繰出ベルトに続いて硬貨通路が設けられている。この硬貨通路は、繰出ベルトで繰り出した硬貨をさらに機体奥行き方向へ向けて搬送する識別通路と、この識別通路に続いて機体背部位置で機体幅方向に向きを変えて硬貨を搬送する分類通路とにて、略L字形に構成されている。分類通路には、この分類通路に沿って硬貨を金種別に分類する金種別の分類孔が設けられている。
分類通路の下方には金種別の収納投出部が機体幅方向に並設されている。各収納投出部は、この収納投出部の底面を構成し、硬貨を非整列状態に受収する投出ベルトと、この投出ベルトの投出側である前側上方域に位置し、投出ベルトの投出方向に対して逆方向に回転して投出ベルト上の非整列状態の硬貨を1層1列状態に整列させて投出させる逆転ローラとを備えている。収納投出部の背部側上方域に分類通路の分類孔が配設され、分類孔で分類された硬貨は自重によって収納投出部の背部側に落下する(例えば、特許文献1参照)。
このような収納投出部では、分類通路の分類孔が収納投出部の背部側上方域に配設されていることにより、分類孔から自重によって落下した硬貨は、収納投出部の背部側で片盛りし易く、収納投出部の全域に分散させて収納させることが困難であるため、実際に収納できる硬貨枚数が収納投出部の収納可能容量に対して少なくなる傾向が高い。
そこで、収納投出部の底面を構成する投出ベルトの下方に作動体を設け、この作動体を投出ベルトより上方に突出するように出没させて硬貨を直接押し上げることで、硬貨の片盛り状態を崩すようした構成がある(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録第2520891号公報(第2−4頁、図1−3) 特許第3410921号公報(第3−4頁、図1−2)
近年、店舗用硬貨レジ釣銭機や金融機関窓口で使用される硬貨入出金機を取り巻く環境として、機体寸法を大きくすることなく、該取引途中で硬貨受け入れ不可や払い出し不可が発生せずに資金を効率よく運用できるように、大容量の硬貨入出金機を求む要望が高まっている。
しかしながら、従来の硬貨入出金機では、硬貨通路が略L字形で、収納投出部が機体幅方向に並設されるため、機体幅方向および奥行き方向が共に増大する要因の一部となっている。
さらに、分類通路の分類孔が収納投出部の背部側上方域に配設されていることにより、分類孔から自重によって落下した硬貨は、収納投出部の背部側で片盛りし易く、収納投出部の全域に分散させて収納させることが困難であるため、実際に収納できる硬貨枚数が収納投出部の収納可能容量に対して少なくなる傾向が高い。作動体を投出ベルトより上方に突出するように出没させて硬貨を直接押し上げることで、硬貨の片盛り状態をある程度は崩すことができるものの、硬貨を収納投出部の全域に分散させて収納させることは困難であり、しかも、作動体を駆動する機構が別に必要となる問題がある。
本発明は、このような点を鑑みなされたもので、機体寸法を大きくすることなく、硬貨収納量を増大できる硬貨入出金機を提供することを目的とする。
請求項1記載の硬貨入出金機は、機体前面に沿った機体幅方向に配設され、硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出機構と、この繰出機構に続いて機体前面に沿った機体幅方向に配設され、前記繰出機構から繰り出された硬貨の金種を識別する識別通路と、この識別通路に続いて機体奥行き方向へ向かって配設され、硬貨を分類する分類通路と、この分類通路の下方に機体奥行き方向へ向かって並設され、前記分類通路で分類された硬貨を収納するとともに、収納された硬貨を機体側部に配置される出金搬送部へ投出可能とする複数の収納投出部とを具備しているものである。
請求項2記載の硬貨入出金機は、請求項1記載の硬貨入出金機において、前記識別通路は、前記繰出機構の硬貨繰出方向に対して硬貨搬送方向が逆向きかつ平行となるように配設されているものである。
請求項記載の硬貨入出金機は、請求項1または2記載の硬貨入出金機において、収納投出部は、この収納投出部の底面を構成し、硬貨を非整列状態に受収する投出ベルトと、この投出ベルトの投出側上方域に位置し、投出ベルトの投出方向に対して逆方向に回転して投出ベルト上の非整列状態の硬貨を1層1列状態に整列させて投出させる逆転ローラとを備えたものである。
請求項記載の硬貨入出金機は、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨入出金機において、分類通路は、機体奥行き方向へ向かって収納投出部の幅方向の中央域を通るように配設されたものである。
請求項記載の硬貨入出金機は、請求項1ないしいずれか記載の硬貨入出金機において、分類通路の底面には硬貨を分類する複数の分類孔が設けられ、これら分類孔の少なくとも搬送方向最下流部の分類孔以外には電気的駆動手段で駆動可能な分類ゲートが配設され、この分類ゲートは識別通路での金種識別の結果に基づき開閉されるとともに開くことで硬貨を分類孔に分類するものである。
請求項記載の硬貨入出金機は、請求項記載の硬貨入出金機において、搬送方向最下流部の分類孔は、最小径硬貨のみを落下させる大きさの孔であるものである。
請求項記載の硬貨入出金機は、請求項1ないしいずれか記載の硬貨入出金機において、識別通路は、繰出機構の硬貨繰出方向に対して逆方向に向かってから機体側面近傍位置で硬貨搬送方向の向きを変更して分類通路に接続され、この識別通路の機体側面近傍位置に、金種識別の結果に基づきリジェクト硬貨を分岐するリジェクト硬貨分岐部が配設されたものである。
請求項1記載の硬貨入出金機によれば、機体前面に沿った機体幅方向に繰出機構および識別通路を配設することにより、これら繰出機構および識別通路の機体奥行き方向の寸法を小さくして奥行き空間を確保でき、そのうえで、機体奥行き方向に分類通路を配設するとともに複数の収納投出部を配設することにより、確保した奥行き空間を利用して各収納投出部の奥行き方向の幅を大きくすることが可能となって硬貨収納量を増大でき、したがって、機体寸法を大きくすることなく、硬貨収納量を増大できる。
請求項2記載の硬貨入出金機によれば、請求項1記載の硬貨入出金機の効果に加えて、識別通路は、繰出機構の硬貨繰出方向に対して硬貨搬送方向が逆向きかつ平行となるように配設できる。
請求項記載の硬貨入出金機によれば、請求項1または2記載の硬貨入出金機の効果に加えて、収納投出部の底面を構成する投出ベルト上に硬貨を非整列状態に受収し、投出時には投出ベルトの投出方向に対して逆方向に回転する逆転ローラにより投出ベルト上の非整列状態の硬貨を1層1列状態に整列させて投出させるため、硬貨収納量を増大できるとともに、硬貨を1枚ずつ確実に投出できる。
請求項記載の硬貨入出金機によれば、請求項1ないし3いずれか記載の硬貨入出金機の効果に加えて、分類通路を機体奥行き方向へ向かって収納投出部の幅方向の中央域を通るように配設したため、分類通路で分類した硬貨を収納投出部の幅方向の中央域に落下させて収納投出部の全域に分散させ易くすることができ、機体寸法を大きくすることなく、硬貨収納量を増大できる。
請求項記載の硬貨入出金機によれば、請求項1ないしいずれか記載の硬貨入出金機の効果に加えて、分類通路では、識別通路での金種識別の結果に基づき、電気的駆動手段で駆動可能な分類ゲートが開閉し、この分類ゲートが開くことで硬貨を分類孔に分類するため、硬貨を確実に分類できる。さらに、硬貨径寸法に応じた分類孔で分類する形状分類とは異なり、各分類孔に対して任意の金種が設定可能であり、例えば出金頻度が高い「1のつく金種」を機体の前面側、「5のつく金種」を機体の背面側の分類孔にそれぞれ設定することで、出金頻度の高い金種の収納投出部と機体の前面側の硬貨の出金場所までの距離を短くでき、出金処理時間を短縮できる。さらに、出金しない金種や当該収納投出部が満杯になった金種については、1つの収納投出部に複数金種混合で収納することも可能であり、これにより収納投出部からの回収動作回数を低減でき、長期間ノンストップ運用が可能となる。さらに、搬送方向最下流部の分類孔を硬貨形状によって分類する分類孔にできるので、電気的駆動手段や駆動可能な分類ゲートを不要とすることができ、コストダウンを図ることができる。
請求項記載の硬貨入出金機によれば、請求項記載の硬貨入出金機の効果に加えて、搬送方向最下流部の分類孔を、最小径硬貨のみを落下させる大きさの孔とすることで、最小径硬貨以外は当該分類孔を通じて収納投出部に落下できないため、例えば、入金搬送異常などによって分類通路上に硬貨が残留したまま装置停止となった場合、使用者などが手操作によって残留硬貨を除去する際に、誤って最小径硬貨以外を搬送方向最下流部の分類孔に落としてしまうといった懸念もなくなり、異金種混入による現金事故を防止できる。
請求項記載の硬貨入出金機によれば、請求項1ないしいずれか記載の硬貨入出金機の効果に加えて、繰出機構の硬貨繰出方向に対して逆方向に向かってから機体側面近傍位置で硬貨搬送方向の向きを変更して分類通路に接続される識別通路の機体側面近傍位置に、リジェクト硬貨を分岐するリジェクト硬貨分岐部を配設したので、このリジェクト硬貨分岐部で分岐したリジェクト硬貨を機体前面側から取り出し易くできる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図7に硬貨入出金機の斜視図を示す。この硬貨入出金機は、例えば、店舗のレジにおいて、POSレジスタと組み合わされて電気的に接続され、自動的に硬貨の入金や出金が可能な硬貨入出金機である。
硬貨入出金機の機体11は、前面を開口した枠体12とこの枠体12の前面から引出可能とする本体ユニット13とを備えている。機体11の前面に沿った機体幅方向の寸法は、POSレジスタに対して略半分程度の幅に形成されており、この硬貨入出金機と例えば同程度の幅に形成された紙幣入出金機とを組み合わせて使用可能としている。
機体11の枠体12から突出する本体ユニット13の前部上面には、機体幅方向の一側である右側に硬貨を投入する硬貨投入口14が形成され、機体幅方向の他側である左側に操作や表示をするための操作表示部15が配設されている。
本体ユニット13の前部前面には、右側に、リジェクト硬貨が返却されるリジェクトボックス16が引き出し可能に配設されているとともに、硬貨入出金機の電源スイッチ17や、本体ユニット13を枠体12に挿入した状態で施錠する錠18が配設され、また、左側には、機内から出金される硬貨が放出される放出トレイ19が配設されている。この放出トレイ19には、放出トレイ19に放出された硬貨が満杯となるフル状態を検知するフル検知センサ20が配設されている。
次に、図1に硬貨入出金機の内部構造の平面図を示す。機体11の前部に機体前面に沿った機体幅方向に配設された繰出機構21、この繰出機構21に続いて機体幅方向で繰出機構21の硬貨繰出方向に対して逆向きとなるように配設された識別通路22とこの識別通路22に続いて機体奥行き方向へ向かって配設された分類通路23とを有する硬貨通路24、この硬貨通路24内の硬貨を搬送する搬送手段25、繰出機構21から繰り出された硬貨を搬送手段25に1枚ずつ受け渡す受渡手段26、分類通路23の下方に機体奥行き方向へ向かって並設された金種別の収納投出部27、およびこれら収納投出部27の左側で機体11の左側面に沿って前後方向に配設された出金搬送部28を備えている。
繰出機構21は、図1および図2に示すように、硬貨投入口14の下方にこの硬貨投入口14に投入された硬貨(図中に符号Cで示し、以下省略する)を非整列状態で受収する受収部31を有し、この受収部31の底面を構成する繰出ベルト32が機体幅方向に沿って配設されている。
この繰出ベルト32は、無端状の平ベルトで、水平方向の軸33a,34aで軸支された両端のローラ33,34を含む複数のローラによって搬送方向上流側である右側から下流側である左側に向かうに従って上昇傾斜するように懸架されているとともに、可動支持部材としてのローラ35によって搬送方向の途中位置に傾斜角度が異なる屈曲部36が形成されるように懸架されている。繰出ベルト32の上方に臨むベルト上面部分が硬貨を載せて搬送する搬送面37として構成され、この搬送面37の屈曲部36より搬送方向上流側は上昇傾斜する傾斜面に形成され、搬送方向下流側は水平面に形成されている。繰出ベルト32上に形成される通路幅は、処理する硬貨のうちの最大径硬貨よりも大きく最小径硬貨の2枚分より小さい寸法に形成されている。
繰出ベルト32の搬送面37を構成するベルト上面部分の下側には、搬送面37を構成するベルト上面部位のうちの屈曲部36を除く部分を下方から支持する繰出ベルトガイド38,39が配設されている。
繰出ベルト32の屈曲部36よりも搬送方向上流側で繰出ベルト32の上方域に、硬貨が1枚のみ通過し得る間隔を形成して分離ローラ40が対設されている。この分離ローラ40は、繰出ベルト32の硬貨繰出方向に対して逆方向に回転し、繰出ベルト32上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて繰り出させる。
繰出ベルト32の屈曲部36の上方域、および屈曲部36よりも搬送方向下流側の上方域には、硬貨が1枚のみ通過し得る間隔を形成して規制部材41,42が対設されている。
繰出ベルト32の屈曲部36より搬送方向下流域で規制部材41,42の下側に、繰出ベルト32上の硬貨の周縁が当接してその硬貨を識別通路22の始端側へ導くガイド部43が配設されている。ガイド部43の途中には、ガイド部43に周縁が当接する硬貨を後続の硬貨よりも識別通路22の始端側へ向けて移動させるガイド突部44が形成されている。
繰出ベルト32の屈曲部36の部分を下方から支持するローラ35は、繰出ベルト32の屈曲部36を規制部材41で規制されながら搬送される硬貨により押されることで繰出ベルト32を下方へ退避可能としている。図3に示すように、ローラ35は、上下方向に移動可能に支持されているとともに上方へ向けて付勢手段としての板ばね45で付勢されている。すなわち、ローラ35は、水平方向の軸46で繰出ベルト32の搬送方向に回転可能で、軸46は板ばね45の自由端である先端に固定され、板ばね45の基端が繰出ベルトガイド39に固定された固定部位47に取り付けられており、ローラ35が上方に移動するように板ばね45の弾性が常に作用し、ローラ35の上方への移動は板ばね45がストッパ48に当接することで規制される。そして、板ばね45がストッパ48に当接したローラ35の上昇位置では、繰出ベルト32の屈曲部36と規制部材41との間隔が処理する硬貨の厚みよりも小さくなるように設定されている。
また、硬貨通路24は、図1に示すように、水平状態に配設されており、識別通路22および分類通路23にわたって、硬貨の一面が接する水平面で構成される通路面部51、およびこの通路面部51の両側で硬貨の周縁をガイドする両側の通路側面部52を有している。両側の通路側面部52の対向幅である通路幅は、処理する硬貨うちの最大径硬貨よりも大きく最小径硬貨の2枚分より小さい寸法に形成されている。
識別通路22は、繰出機構21に接続される始端部から右方向へ折り返す第1の折返し通路部53、この第1の折返し通路部53に続いて繰出機構21の奥側でこの繰出機構21の繰出ベルト32と平行に配設される識別通路部54、この識別通路部54に続いて左方向へ向けて折り返す第2の折返し通路部55、この第2の折返し通路部55に続いて機体奥行き方向の分類通路23へ向けて曲がる曲折通路部56を有している。
識別通路22の識別通路部54には、硬貨の材質、径などを検知して金種を識別する硬貨識別部57が配設されている。
識別通路22の機体11の右側の側面近傍に位置する第2の折返し通路部55には、硬貨識別部57での識別の結果、リジェクト硬貨と識別されたリジェクト硬貨を分岐するリジェクト硬貨分岐部としてのリジェクトゲート部58が配設されている。このリジェクトゲート部58には、通路面部51から第2の折返し通路部55の外周側の通路側面部52の部分にわたって硬貨を分岐可能とする大きさの分岐孔59が形成され、この分岐孔59に通路面部51から第2の折返し通路部55の外周側の通路側面部52の一部を兼用するリジェクトゲート60が機体背部側を支点として開閉可能に配置され、図示しないソレノイドやモータなどの電気的駆動手段によってリジェクトゲート60が開閉される。リジェクト硬貨分岐部の下方にはリジェクトボックス16が配置され、リジェクトゲート60の開放によって分岐孔59から分岐されたリジェクト硬貨がリジェクトボックス16に収容される。
識別通路22の第2の折返し通路部55で、リジェクトゲート部58より搬送方向上流側には、識別通路22に繰り出されたゴミや異物を落下排除する排除口59aが形成されている。この排除口59aは、最小径硬貨が内側寄せ、外側寄せのどちらで搬送されても、排除口59aに落下しないように、排除口59aの両側に最小径硬貨が乗り得る乗り代が残されている。
分類通路23は、識別通路22の曲折通路部56から機体奥行き方向へ向けて収納投出部27の機体幅方向の中央域を通るように配設されており、複数の各収納投出部27の上方位置に対応した複数の分類位置に硬貨を金種別に分類して各収納投出部27に収納させる複数の分類ゲート部61が配設されている。各分類ゲート部61には、通路面部51に硬貨が落下する分類孔62が形成され、この分類孔62に分類ゲート63が硬貨搬送方向下流側を支点として開閉可能に配設され、この分類ゲート63が図示しないソレノイドやモータなどの電気的駆動手段によって開閉される。
分類通路23の始端側には、搬送手段25によって搬送されてくる硬貨を光学的に検知する検知手段64が配設されている。
また、搬送手段25は、鉛直方向の軸71aで水平方向に回転可能に軸支された複数の回転体としてのプーリ71によって、識別通路22および分類通路23の幅方向中央域に沿って移動しながら回動するように搬送体としての搬送ベルト72が張設されている。搬送ベルト72は、例えば内周に複数の歯を有するタイミングベルトが用いられ、この場合、プーリ71にも、周面に複数の歯を有するタイミングプーリが用いられる。複数のプーリ71で支持された搬送ベルト72と通路面部51との間隔は、処理する硬貨のうちの最大厚み硬貨の厚みよりも広い寸法に保たれている。
搬送ベルト72には、下方へ向かって突出して通路内の硬貨を1枚ずつ押動搬送する突起部73が、硬貨を搬送方向に硬貨を1枚ずつ分離して搬送可能とする所定の間隔毎に設けられている。突起部73と通路面部51との間隔は、処理する最小厚み硬貨の厚みよりも小さい寸法に保たれている。
また、受渡手段26は、図1、図2および図4に示すように、繰出機構21から繰り出された硬貨を識別通路22に受け入れる識別通路22の始端部で、繰出ベルト32上から識別通路22へ硬貨を案内するガイド部43に対して通路幅方向の反対側の位置に、鉛直方向の軸81aで水平方向に回転可能に軸支された円形状のカム81を有している。カム81は、図示しない例えばパルスモータなどの電気的駆動手段によって硬貨の受渡し方向(図中時計回り方向)に回転駆動される。
カム81の下面には、周縁部の円周上の対称位置に一対の突出部82が下方へ向けて突出形成され、これら突出部82間に溝部83が形成されている。突出部82と通路面部51との間隔は硬貨が進入し得ない寸法に形成され、溝部83と通路面部51との間隔および一対の突出部82間の溝部83の幅はそれぞれ硬貨1枚が進入し得る寸法に形成されている。
各突出部82の回転方向に対向する縁部は、繰出機構21から繰り出されて溝部83内に進入した硬貨の周縁を押してその硬貨を搬送ベルト72の突起部73に受け渡す押出部84として構成され、また、各突出部82の回転方向に対して反対方向に対向する縁部、および各突出部82の外周面は、受け渡す硬貨に対して後続の硬貨を次の受け渡しタイミングまで分離して留めておく抑止部85として構成されている。
繰出機構21の繰出ベルト32の側部位置には、繰出機構21から識別通路22に繰り出された硬貨を光学的に検知する検知手段86が配設されている。
そして、図4(a)に示すように、カム81は、繰出機構21から識別通路22に繰り出された硬貨が一方の溝部83に進入して一方の抑止部85に当接して停止する位置を定位置とし、搬送ベルト72の突起部73の位置に応じてその突起部73に硬貨を受け渡すことができるタイミングで180°回動し、繰出機構21から識別通路22に繰り出されてくる後続の硬貨が他方の溝部83に進入して他方の抑止部85に当接して停止する位置、つまり次の定位置で停止し、次の受け渡し動作に待機するように制御される。
また、各収納投出部27は、図5に示すように、分類通路23で分類されて落下する硬貨を非整列状態で収納する収納部91を有し、この収納部91の底部を構成する投出ベルト92が機体幅方向に沿って配設されている。
投出ベルト92は、無端状の平ベルトで、水平方向の軸で軸支された両端のローラ93,94を含む複数のローラによって投出方向上流側である右側から下流側である左側に向かうに従って上昇傾斜するように懸架されている。
投出ベルト92の投出方向の端部側の上方域に、硬貨が1枚のみ通過し得る間隔を形成して逆転ローラ95が対設されている。この逆転ローラ95は、投出ベルト92の投出方向に対して逆方向に回転し、投出ベルト92上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて投出する。
投出ベルト92の逆転ローラ95より投出方向の端部側には、投出ベルト92の端部から投出される硬貨を検知する検知手段96、および必要枚数分の硬貨を投出した時点で後続の硬貨の投出を強制的に停止させるストッパ97が配設されている。
また、出金搬送部28は、図1および図6に示すように、全ての収納投出部27の硬貨投出方向の側部に前後方向に沿って張設された出金搬送ベルト101を有し、各収納投出部27から投出される硬貨を出金搬送ベルト101上に載せて前方へ搬送して放出トレイ19に放出する。
次に、本実施の形態の硬貨入出金機の作用を説明する。
まず、入金処理について説明する。
硬貨を硬貨投入口14から繰出機構21の受収部31に投入する。この受収部31の図示しないセンサで繰出ベルト32上の硬貨を検知することにより、繰出ベルト32が回転するとともに分離ローラ40が逆方向に回転し、繰出ベルト32上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて繰り出す。
図2(a)(d)に示すように、分離ローラ40の下側を通過して1層1列に整列された硬貨は、規制部材41の下側に進入し、繰出ベルト32の屈曲部36を支持するローラ35を付勢に抗して押し下げながら繰出方向下流側に移動する。さらに、この硬貨は、規制部材42の下側に進入し、周縁部がガイド部43に当接して識別通路22の始端部へ向けて移動する。
このとき、図2(c)に示すように、繰出ベルト32の屈曲部36の上方域に規制部材41が無い場合、屈曲部36の繰出方向下流側の水平面上に載る硬貨の後部側が、屈曲部36の繰出方向上流側の傾斜面に対して浮き上がり、その浮き上がった硬貨に後続の硬貨が進入して硬貨同士が重なるおそれがある。
それに対して、図2(a)(d)に示すように、繰出ベルト32の屈曲部36の上方域に規制部材41があり、繰出ベルト32の屈曲部36の部分をローラ35で下方から支持するとともにこのローラ35で繰出ベルト32の屈曲部36を規制部材41で規制されながら搬送される硬貨により繰出ベルト32を下方へ退避可能に支持して1枚の硬貨の通過を許容するため、繰出ベルト32の屈曲部36における硬貨同士の重なりを防止でき、搬送不良を低減できる。
可動支持部材として、繰出ベルト32の搬送方向に回転可能なローラ35を用いることにより、繰出ベルト32とローラ35との接触による摩擦が少なく、繰出ベルト32の回動を円滑にできる。
さらに、識別通路22の始端部に位置する受渡手段26のカム81で、繰出ベルト32が作動中でも硬貨の搬送を強制的に停止するが、繰出ベルト32の屈曲部36の上方域からカム81の近傍領域まで規制部材41,42を設けることにより、圧力によって硬貨が上方へ移動するのを規制し、硬貨同士の重なりを防止できる。
また、図4(a)に示すように、識別通路22の始端部に位置する受渡手段26のカム81が定位置に位置する場合、ガイド部43に当接して繰出機構21から識別通路22の始端部へ向けて移動する硬貨が一方の溝部83に進入して一方の突出部82の抑止部85に当接して停止する。このとき、繰出ベルト32の回転は継続されている。また、図2(a)に示すように、ガイド突部44によってガイド部43に当接する硬貨を後続の硬貨よりも識別通路22の始端側へ向けて移動させるので、硬貨をカム81の溝部83に確実に送り込むことができる。
繰出機構21から識別通路22に繰り出された硬貨を検知手段86で検知することにより、搬送ベルト72の突起部73の位置に応じてその突起部73に硬貨を受け渡すことができる所定のタイミングでカム81が受渡方向に回動する。
図4(b)に示すように、カム81が回動し始めると、他方の突出部82が先の受け渡す硬貨と後続の硬貨との間に進入し、他方の突出部82の外周面である抑止部85で後続の硬貨の進行を停止させる。
図4(c)に示すように、他方の突出部82の押出部84で先の受け渡す硬貨を、搬送ベルト72の突起部73に受け渡し可能とする識別通路22内の位置まで押し出す。
図4(d)に示すように、カム81が180°回動して次の定位置に復帰したら停止する。
図4(e)に示すように、搬送ベルト72の突起部73で識別通路22内の硬貨を押動搬送する。また、後続の硬貨が他方の溝部83に進入し、その硬貨を検知手段86で検知することにより、搬送ベルト72の次の突起部73の位置に応じてその突起部73に硬貨を受け渡すことができる所定のタイミングでカム81が受渡方向に回動する。
このように、カム81の押出部84で繰出機構21から繰り出された硬貨の周縁を押してその硬貨を搬送ベルト72の突起部73に受け渡し、カム81の抑止部85で繰出機構21から繰り出されてくる後続の硬貨を次の受け渡し動作まで分離して留めておくため、搬送ベルト72の突起部73に硬貨を1枚ずつ確実に受け渡すことができる。そのため、硬貨投入口14から投入させて繰出機構21によって硬貨と一緒に繰り出されてくるゴミ、異物等が硬貨通路24に混入するのを防止し、さらに、万が一、ゴミ、異物などが硬貨通路に繰り出されたとしても、それらのゴミ、異物を落下排除するための排除口59aを備えることで、搬送方向下流側へのゴミ、異物などの混入を防止でき、搬送不良を低減できるうえに、カム81を用いることで繰出機構21や硬貨通路24の構造にかかわらず繰出機構21から繰り出された硬貨を搬送ベルト72の突起部73に1枚ずつ確実に受け渡すことができ、繰出機構21や硬貨通路24をコンパクトな構成とし、硬貨繰出装置をコンパクト化することができる。
円周上に少なくとも一対の押出部84と抑止部85とが配設されている円形状のカム81を回転駆動して硬貨の受け渡しをするため、硬貨の受け渡し動作を円滑かつ確実にできる。
また、識別通路22内を搬送ベルト72の突起部73で押動搬送する硬貨を、硬貨識別部57で金種を識別する。
識別の結果、識別不能などのリジェクト硬貨と識別されたリジェクト硬貨は、リジェクトゲート部58で分岐し、リジェクトボックス16に収容する。リジェクトボックス16を機体11から引き出すことで、リジェクト硬貨を回収できる。
このとき、繰出機構21の硬貨繰出方向に対して逆方向に向かってから機体11の右側面近傍位置で硬貨搬送方向の向きを変更して分類通路23に接続される第2の折返し通路部55にリジェクトゲート部58を配設しており、機体11の右側面近傍位置に配置されるリジェクトボックス16にリジェクト硬貨を容易に収容でき、リジェクト硬貨を機体前面側から取り出し易くできる。
また、識別の結果、適正な硬貨と識別された硬貨は、リジェクトゲート部58を通過し、検知手段64で検知した後に、分類通路23内を搬送する。分類通路23では、硬貨識別部57および検知手段64での各検知と搬送ベルト72による硬貨の搬送距離とに応じて硬貨の搬送位置を把握できるため、硬貨を該当する金種の分類ゲート63で分類する。
このとき、分類通路23では、識別通路22での金種識別の結果に基づき、電気的駆動手段で駆動可能な分類ゲート63が開閉し、この分類ゲート63が開くことで硬貨を分類孔62に分類するため、硬貨を確実に分類できる。
分類通路23は機体奥行き方向へ向かって収納投出部27の幅方向の中央域を通るように配設しているため、分類通路23で分類した硬貨は、収納投出部27の機体幅方向の中央域に落下し、収納投出部27の全域に分散させ易い。
次に、出金処理について説明する。
例えばPOSレジスタからの出金指令の信号により、投出ベルト92が回転するとともに逆転ローラ95が逆回転し、投出ベルト92上の非整列状態の硬貨を1層1列に整列させて投出方向へ向けて送り出す。
出金該当金種の収納投出部27ではストッパ97を開き、硬貨を投出ベルト92の端部から出金搬送部28に投出する。投出した硬貨は検知手段96で検知してカウントする。
非出金該当金種の収納投出部27、および必要枚数を投出し終えた出金該当金種の収納投出部27では、ストッパ97を閉じ、硬貨の投出を規制する。
出金搬送部28に投出された硬貨を前方へ搬送し、放出トレイ19に放出する。
また、出金搬送部28の動作開始は、収納投出部27からの投出動作開始と同時、または収納投出部27からの投出動作完了後のどちらとしても良い。
収納投出部27からの投出動作開始と同時にした場合は、出金処理時間が短縮できるとともに、機体前面側に設定された金種から順次放出トレイ19に搬送されるので、出金した金種の目視確認が容易になり、より確実な取引が可能となる。
一方、出金搬送部28の動作開始を収納投出部27からの投出動作完了後とした場合は、出金すべき硬貨全てが出金搬送部28上に投出完了するまでは、放出トレイ19に搬送されないため、仮に、何らかの理由で投出が遅れた硬貨があったとしても、先に一部だけが放出トレイ19に搬送され、残りが搬送されるまでに時間が空くことに起因する硬貨の取り忘れといったこともなく、現金事故の防止が図れる。
なお、回収処理の場合は、出金搬送部28の駆動開始を収納投出部27からの投出動作開始と同時にするのが望ましい。これは出金処理に比べ回収処理は大量の硬貨を投出するので、処理時間を短縮できるためである。
また、回収処理中に放出トレイ19のフル検知センサ20により、放出トレイ19のフルを検知した場合は、一旦、収納投出部27からの投出動作を停止し、出金搬送部28上に投出した硬貨を放出トレイ19に搬送後、搬送動作を停止する。その後、使用者に投出硬貨を受け取ってもらい、フル検知センサ20のフルが解消されると、自動的に投出動作を再開する。これにより、放出トレイ19が満杯となることで発生する、硬貨こぼれなどによる現金事故を未然に防止できるとともに、自動的に投出動作を再開することで、使用者にかかる負担を軽減させることが可能となる。
このように構成された硬貨入出金機では、鉛直方向の軸71aで軸支された回転可能な複数のプーリ71によって識別通路22上および分類通路23上に無端状の搬送ベルト72を張設することにより、搬送ベルト72の配設に必要な通路の上方空間を小さくできる。そのため、機体11の高さ方向のコンパクト化を図ったり、そのコンパクト化できる分の空間を収納投出部27に割り当てることで硬貨収納量を増大できる。
さらに、機体前面に沿った機体幅方向に繰出機構21および識別通路22を配設することにより、これら繰出機構21および識別通路22の機体奥行き方向の寸法を小さくして奥行き空間を確保でき、そのうえで、機体奥行き方向に分類通路23を配設するとともに複数の収納投出部27を配設することにより、確保した奥行き空間を利用して各収納投出部27の奥行き方向の幅を大きくすることが可能となって硬貨収納量を増大でき、したがって、硬貨通路24を略T字形に形成することにより、機体寸法を大きくすることなく、硬貨収納量を増大できる。
しかも、分類通路23を機体奥行き方向へ向かって収納投出部27の幅方向の中央域を通るように配設したため、分類通路23で分類した硬貨を収納投出部27の幅方向の中央域に落下させて収納投出部27の全域に分散させ易くすることができ、機体寸法を大きくすることなく、硬貨収納量を増大できる。
また、繰出機構21が繰出ベルト32と分離ローラ40とを用いた構成であるため、回転円板を用いる場合に比べて、繰出機構21をコンパクト化できる。
なお、搬送体としては、搬送ベルト72に限らず、例えばワイヤやチェーンなどでもよく、この場合、回転体としては、プーリ71に限らず、ローラやスプロケットなどを用いることができる。
また、受渡手段は、カム81に限らず、例えば、周面に複数の突起を有するベルトを用い、繰出機構21から繰り出される硬貨を突起間に1枚ずつ受け入れ、突起によって硬貨を識別通路22へ押し出したり、後続の硬貨を留めておくことができる。
また、分類通路23での硬貨分類は、小径硬貨から大径硬貨の順に径寸法に応じて通路面部51に形成した分類孔で形状分類するようにしてもよい。
さらに、収納投出部27は、6つに限定するものではない。
また、本実施の形態では、硬貨径寸法に応じた分類孔で分類する形状分類とは異なり、各収納投出部27に分類収納する金種は任意に設定可能であり、例えばスーパーなどで硬貨レジ釣り銭機として用いる場合は、出金頻度が高い「1のつく金種」を機体11の前面側から10円、1円、100円の順に、「5のつく金種」を機体11の背面側へ向かって50円、5円、500円の順に設定することで、出金頻度の高い金種の収納投出部27と放出トレイ19までの距離を短くでき、出金処理時間が短縮できる。
さらに、出金に使用しない金種や当該収納投出部27が満杯になった金種については、1つの収納投出部27に複数金種混合で収納することも可能であり、これにより収納投出部27からの回収収動作回数が低減でき、長期間のノンストップ運用が可能となる。
他の実施の形態として、搬送方向最下流部の分類孔を最小径硬貨のみを落下させる大きさの孔にすることも可能であり、その場合は、電気的駆動手段や駆動可能な分類ゲート63が不要となり、コストダウンが図れる。さらに、最小径硬貨以外は当該分類孔を通じて収納投出部27に落下できないため、例えば、入金搬送異常などによって分類通路23上に硬貨が残留したまま装置停止となった場合、使用者などが手操作によって残留硬貨を除去する際に、誤って最小径硬貨以外を搬送方向最下流部の分類孔に落としてしまうといった懸念もなくなり、異金種混入による現金事故の防止が図れる。
本発明の一実施の形態を示す硬貨入出金機の内部構造の平面図である。 同上硬貨入出金機の繰出機構を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は規制部材がない場合の硬貨の繰出状態を示す正面図、(d)は規制部材がある場合の硬貨の繰出状態の正面図である。 同上硬貨入出金機の可動支持部材の支持構造を示す正面図である。 同上硬貨入出金機の受渡手段による受渡動作を(a)〜(e)の順に説明する平面図である。 同上硬貨入出金機の収納投出部の断面図である。 同上硬貨入出金機の内部構造を示す側面図である。 同上硬貨入出金機の斜視図である。
11 機体
14 硬貨投入口
21 繰出機構
22 識別通路
23 分類通路
27 収納投出部
28 出金搬送部
58 リジェクト硬貨分岐部としてのリジェクトゲート部
62 分類孔
63 分類ゲート
92 投出ベルト
95 逆転ローラ
C 硬貨

Claims (7)

  1. 機体前面に沿った機体幅方向に配設され、硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出機構と、
    この繰出機構に続いて機体前面に沿った機体幅方向に配設され、前記繰出機構から繰り出された硬貨の金種を識別する識別通路と、
    この識別通路に続いて機体奥行き方向へ向かって配設され、硬貨を分類する分類通路と、
    この分類通路の下方に機体奥行き方向へ向かって並設され、前記分類通路で分類された硬貨を収納するとともに、収納された硬貨を機体側部に配置される出金搬送部へ投出可能とする複数の収納投出部と
    を具備していることを特徴とする硬貨入出金機。
  2. 前記識別通路は、前記繰出機構の硬貨繰出方向に対して硬貨搬送方向が逆向きかつ平行となるように配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金機。
  3. 収納投出部は、
    この収納投出部の底面を構成し、硬貨を非整列状態に受収する投出ベルトと、
    この投出ベルトの投出側上方域に位置し、投出ベルトの投出方向に対して逆方向に回転して投出ベルト上の非整列状態の硬貨を1層1列状態に整列させて投出させる逆転ローラとを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の硬貨入出金機。
  4. 分類通路は、機体奥行き方向へ向かって収納投出部の幅方向の中央域を通るように配設された
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の硬貨入出金機。
  5. 分類通路の底面には硬貨を分類する複数の分類孔が設けられ、これら分類孔の少なくとも搬送方向最下流部の分類孔以外には電気的駆動手段で駆動可能な分類ゲートが配設され、この分類ゲートは識別通路での金種識別の結果に基づき開閉されるとともに開くことで硬貨を分類孔に分類する
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の硬貨入出金機。
  6. 搬送方向最下流部の分類孔は、最小径硬貨のみを落下させる大きさの孔である
    ことを特徴とする請求項5記載の硬貨入出金機。
  7. 識別通路は、繰出機構の硬貨繰出方向に対して逆方向に向かってから機体側面近傍位置で硬貨搬送方向の向きを変更して分類通路に接続され、
    この識別通路の機体側面近傍位置に、金種識別の結果に基づきリジェクト硬貨を分岐するリジェクト硬貨分岐部が配設された
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の硬貨入出金機。
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