JP3513201B2 - 内燃機関の点火コイルのための2次巻ボビン - Google Patents
内燃機関の点火コイルのための2次巻ボビンInfo
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- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
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- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
- H01F2005/022—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers wound on formers with several winding chambers separated by flanges, e.g. for high voltage applications
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火コイル
のための2次巻ボビンに関するものであり、さらに詳し
くは、芯体と、この芯体の軸に実質上垂直な複数のひれ
を有し、これらのひれが互いの間に2次巻線が巻かれる
巻線区間を形成するものである。
のための2次巻ボビンに関するものであり、さらに詳し
くは、芯体と、この芯体の軸に実質上垂直な複数のひれ
を有し、これらのひれが互いの間に2次巻線が巻かれる
巻線区間を形成するものである。
【0002】
【従来の技術】このような2次ボビンとしては、例え
ば、欧州出願EP-A0375 502から既知である。
ば、欧州出願EP-A0375 502から既知である。
【0003】点火の制御できる内燃機関では、シリンダ
内の気体混合物の燃焼は点火プラグの電極間で作られた
火花によって誘導される。
内の気体混合物の燃焼は点火プラグの電極間で作られた
火花によって誘導される。
【0004】この火花を作るため、点火コイルのよう
に、点火プラグの端子が変圧器の2次(高電圧)巻線の
端に接続されており、トランジスタのように、その一次
巻線がスイッチによって電圧源に接続されている。
に、点火プラグの端子が変圧器の2次(高電圧)巻線の
端に接続されており、トランジスタのように、その一次
巻線がスイッチによって電圧源に接続されている。
【0005】このスイッチが切の状態で、電流が一次巻
線を循環する。もし、ある与えられえた状態でスイッチ
が開になったならば、一次巻線において突然の過電圧が
生じ、その誘導によって2次巻線内に電圧スパイクが生
じる。この電圧がいったん十分な値に達すると、火花が
作られ、可燃性混合物の点火を引き起こす。
線を循環する。もし、ある与えられえた状態でスイッチ
が開になったならば、一次巻線において突然の過電圧が
生じ、その誘導によって2次巻線内に電圧スパイクが生
じる。この電圧がいったん十分な値に達すると、火花が
作られ、可燃性混合物の点火を引き起こす。
【0006】2次巻線の端子における電圧は数幾万ボル
トにも達する。前述のひれは、別々の巻線区画を定める
ことによって、この巻線の二つの巻きの間において火花
を発生させる危険を制限することができる。実際、区画
の数がほぼ10くらいになっている特有の場合に、同区
画内の巻きの始めと終わりの間の電圧は数千ボルトに制
限されている。
トにも達する。前述のひれは、別々の巻線区画を定める
ことによって、この巻線の二つの巻きの間において火花
を発生させる危険を制限することができる。実際、区画
の数がほぼ10くらいになっている特有の場合に、同区
画内の巻きの始めと終わりの間の電圧は数千ボルトに制
限されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ひれの両側に
隣接する両区画において、互いに向かい合う位置に有す
る二つの巻線の間の電位差は、約数千ボルトであり、火
花が生じ得る危険が完全に防がれてはいない。
隣接する両区画において、互いに向かい合う位置に有す
る二つの巻線の間の電位差は、約数千ボルトであり、火
花が生じ得る危険が完全に防がれてはいない。
【0008】前述の文献は、この不利益をなくすため、
二つの連続する巻線区画の巻きの間の距離を長くするよ
う、巻線区画の間に絶縁区画を設けることを提案してい
る。
二つの連続する巻線区画の巻きの間の距離を長くするよ
う、巻線区画の間に絶縁区画を設けることを提案してい
る。
【0009】しかし、このような配置は2次ボビンの軸
方向の大きさを増大させるという不利益があり、その結
果、それを含む点火コイルにも同じ不利益をもたらす。
方向の大きさを増大させるという不利益があり、その結
果、それを含む点火コイルにも同じ不利益をもたらす。
【0010】そこで、本発明は、ボビンの軸方向の大き
さを増大させることなく、巻線区画相互間において火花
が生じるのを防ぐことができる2次巻線ボビンを提供す
ることを目的とする。
さを増大させることなく、巻線区画相互間において火花
が生じるのを防ぐことができる2次巻線ボビンを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の2次巻線ボビンは、芯体の軸に垂直に設けられている
複数のひれが、互いの間に、2次巻線が巻かれる環状の
巻線区画を定め、複数の該ひれには、該ひれの上流側に
設けられた巻線区画に巻かれた2次巻線を、該ひれの下
流側に設けられた巻線区画に通す通路が形成され、前記
ひれに形成された前記通路は、該ひれに隣接した下流側
の前記巻線区画における芯体の表面(以下、底とす
る。)まで形成され、前記ひれに隣接した上流側の前記
巻線区画の底のうちで、該ひれに形成されている通路の
近傍の部分(以下、通路近傍底部とする。)は、該通路
近傍底部から該通路において最も該底に近い部分までの
距離が、該上流側の巻線区画における前記2次巻線の厚
さと同じ距離になるよう形成され、前記芯体は、該芯体
の前記軸に対して垂直な方向の断面形状がほぼ長方形を
成し、前記ひれに形成されている前記通路は、前記芯体
の一角近傍に形成され、前記通路近傍底部は、前記ひれ
に形成されている該通路近傍の前記芯体の角が削られて
いることにより、形成されていることを特徴とするもの
である。
の2次巻線ボビンは、芯体の軸に垂直に設けられている
複数のひれが、互いの間に、2次巻線が巻かれる環状の
巻線区画を定め、複数の該ひれには、該ひれの上流側に
設けられた巻線区画に巻かれた2次巻線を、該ひれの下
流側に設けられた巻線区画に通す通路が形成され、前記
ひれに形成された前記通路は、該ひれに隣接した下流側
の前記巻線区画における芯体の表面(以下、底とす
る。)まで形成され、前記ひれに隣接した上流側の前記
巻線区画の底のうちで、該ひれに形成されている通路の
近傍の部分(以下、通路近傍底部とする。)は、該通路
近傍底部から該通路において最も該底に近い部分までの
距離が、該上流側の巻線区画における前記2次巻線の厚
さと同じ距離になるよう形成され、前記芯体は、該芯体
の前記軸に対して垂直な方向の断面形状がほぼ長方形を
成し、前記ひれに形成されている前記通路は、前記芯体
の一角近傍に形成され、前記通路近傍底部は、前記ひれ
に形成されている該通路近傍の前記芯体の角が削られて
いることにより、形成されていることを特徴とするもの
である。
【0012】ここで、前記通路は、前記ひれの外周縁か
ら切り欠かれたスロットによって形成してもよい。
ら切り欠かれたスロットによって形成してもよい。
【0013】また、具体的に、前記一定距離は、前記ひ
れに形成されている該通路近傍の前記芯体の角が削られ
ていることにより、確保されるようにしてもよい。
れに形成されている該通路近傍の前記芯体の角が削られ
ていることにより、確保されるようにしてもよい。
【0014】
【0015】また、巻線区画に対して上流側に隣接した
ひれに形成されている通路と、該巻線区画に対して下流
側に隣接したひれに形成されている前記通路とは、前記
芯体の前記軸を中心として角度的に互いに異なっている
位置に形成してもよい。特に、二つの通路が芯体の軸を
中心として反対側の位置に形成してもよい。
ひれに形成されている通路と、該巻線区画に対して下流
側に隣接したひれに形成されている前記通路とは、前記
芯体の前記軸を中心として角度的に互いに異なっている
位置に形成してもよい。特に、二つの通路が芯体の軸を
中心として反対側の位置に形成してもよい。
【0016】
【作用】一つのひれに対して上流側の巻線区画に2次巻
線を巻き終わると、その巻線の端部をひれの通路を通し
て、下流側の巻線区画に2次巻線を巻き始める。ここ
で、重要なことは、この通路は、この通路が形成されて
いるひれに隣接した下流側の巻線区画の底まで形成され
ている一方で、このひれに隣接した上流側の巻線区画の
底のうちで、このひれに形成されている通路の近傍の部
分は、ここから通路までの距離が、上流側の巻線区画に
おける前記2次巻線の厚さと同じ距離であることであ
る。このため、通路近傍において、上流側の巻線区画の
2次巻線の最後の部分(最外周部分)と、下流側の巻線
区画の2次巻線の最初の部分(最内周部分)とは、芯体
の軸からの距離が等くなる。ところで、ひれを中心とし
て、上流側の巻線区画の2次巻線の最外周部分の電位
と、下流側の巻線区画の2次巻線の最外周部分の電位
は、両者の部分が通路を介してつながっている関係上、
同じである。従って、ひれを中心として、上流側の巻線
区画の巻線と下流側の巻線区画の巻線とが向かい合う部
分において、両者の間に電位差がない。従って、隣合う
巻線区画において、火花が生じない。
線を巻き終わると、その巻線の端部をひれの通路を通し
て、下流側の巻線区画に2次巻線を巻き始める。ここ
で、重要なことは、この通路は、この通路が形成されて
いるひれに隣接した下流側の巻線区画の底まで形成され
ている一方で、このひれに隣接した上流側の巻線区画の
底のうちで、このひれに形成されている通路の近傍の部
分は、ここから通路までの距離が、上流側の巻線区画に
おける前記2次巻線の厚さと同じ距離であることであ
る。このため、通路近傍において、上流側の巻線区画の
2次巻線の最後の部分(最外周部分)と、下流側の巻線
区画の2次巻線の最初の部分(最内周部分)とは、芯体
の軸からの距離が等くなる。ところで、ひれを中心とし
て、上流側の巻線区画の2次巻線の最外周部分の電位
と、下流側の巻線区画の2次巻線の最外周部分の電位
は、両者の部分が通路を介してつながっている関係上、
同じである。従って、ひれを中心として、上流側の巻線
区画の巻線と下流側の巻線区画の巻線とが向かい合う部
分において、両者の間に電位差がない。従って、隣合う
巻線区画において、火花が生じない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の詳細な実施例を、付随した図
面に基づき、例を制限せずに説明する。
面に基づき、例を制限せずに説明する。
【0018】図1は、軸3をもった管状の芯体2で形づ
くられ、プラスチック絶縁体の既知の方法によってつく
られた内燃機関の点火コイルのための2次巻ボビン1で
ある。ボビン1の搭載接続装置4は芯体2と一体になる
ようにつくられている。
くられ、プラスチック絶縁体の既知の方法によってつく
られた内燃機関の点火コイルのための2次巻ボビン1で
ある。ボビン1の搭載接続装置4は芯体2と一体になる
ようにつくられている。
【0019】さらに、芯体2の軸3に垂直な複数のひれ
5,5,…は、その間に複数の巻線区画6,6,…を定
めている。各区画6,6,6,…は、この区画を定めて
いる二つのひれによって測面壁7がつくられ、芯体2に
よって底8がつくられていることを特徴とする狭い通路
をそれに応じて形成している。
5,5,…は、その間に複数の巻線区画6,6,…を定
めている。各区画6,6,6,…は、この区画を定めて
いる二つのひれによって測面壁7がつくられ、芯体2に
よって底8がつくられていることを特徴とする狭い通路
をそれに応じて形成している。
【0020】ボビン1に巻かれる巻線の巻方向は、ある
一区画から次の区画へ、図1では右から左に遂行され
る。図1のひれ5bは、その右に設けられた上流区画6
aをその左に設けられた下流区画6bから離す。
一区画から次の区画へ、図1では右から左に遂行され
る。図1のひれ5bは、その右に設けられた上流区画6
aをその左に設けられた下流区画6bから離す。
【0021】図2にみられるように、ボビン1、とりわ
けその芯体2は実質上長方形をしている。
けその芯体2は実質上長方形をしている。
【0022】この図は、また、ある一区画から次の区画
への巻線の通路が、芯体2の表面に対して実質上タンジ
ェント方向にひれ5の端から延びたスロット9により、
どのようにつくられているのかを示す。さらに詳しく
は、この図は、巻線が区画6aに入れるようにするため
にひれ5aに設けられたスロット9aと、区画6aから区
画6bに巻線の通路を可能にするためにひれ5bに設け
られたスロット9bを示している。スロット9aは、区
画6aの底8aに対してタンジェントな方向に伸びてお
り、この底8aのレベル近傍迄形成されている。スロッ
ト9bは、区画6bの底8bに対してタンジェントな方
向に伸びており、この底8bのレベル近傍迄形成されて
いる。
への巻線の通路が、芯体2の表面に対して実質上タンジ
ェント方向にひれ5の端から延びたスロット9により、
どのようにつくられているのかを示す。さらに詳しく
は、この図は、巻線が区画6aに入れるようにするため
にひれ5aに設けられたスロット9aと、区画6aから区
画6bに巻線の通路を可能にするためにひれ5bに設け
られたスロット9bを示している。スロット9aは、区
画6aの底8aに対してタンジェントな方向に伸びてお
り、この底8aのレベル近傍迄形成されている。スロッ
ト9bは、区画6bの底8bに対してタンジェントな方
向に伸びており、この底8bのレベル近傍迄形成されて
いる。
【0023】図2及び図3にもみられるように、スロッ
ト9bの底のレベルは、区画6aから区画6bへの通路
のため、スロット9bの底が区画6aの底8aからある一
定距離eだけ確保されるように、区画6aの底8aの角1
0が切られている。また、他のスロット9の底のレベル
も、そのスロットの上流側の区画6の底8から一定距離
eだけ確保されるように、その区画の底の角が切られて
いる。
ト9bの底のレベルは、区画6aから区画6bへの通路
のため、スロット9bの底が区画6aの底8aからある一
定距離eだけ確保されるように、区画6aの底8aの角1
0が切られている。また、他のスロット9の底のレベル
も、そのスロットの上流側の区画6の底8から一定距離
eだけ確保されるように、その区画の底の角が切られて
いる。
【0024】図4は、区画6aと区画6bの底8aと底8
b、区画6aのスロット9a、スロット9bおよび巻線1
1aと、区画6bの最初の巻線ターン12だけを示して
いる。この図からは、距離eが巻線11aの厚さに等しい
ことも知ることができる。従って、区画6bの最初の巻
線ターン12は、スロット9bの底のレベルの所で区画
6aの最後の巻線層と向かい合っており、このスロット
9bの底のレベルの所にある二つの区画6a,6bの巻
線の間において何ら電位に差が出ない。このため、二つ
の区画6a,6b間において、火花が散るようなことは
ない。
b、区画6aのスロット9a、スロット9bおよび巻線1
1aと、区画6bの最初の巻線ターン12だけを示して
いる。この図からは、距離eが巻線11aの厚さに等しい
ことも知ることができる。従って、区画6bの最初の巻
線ターン12は、スロット9bの底のレベルの所で区画
6aの最後の巻線層と向かい合っており、このスロット
9bの底のレベルの所にある二つの区画6a,6bの巻
線の間において何ら電位に差が出ない。このため、二つ
の区画6a,6b間において、火花が散るようなことは
ない。
【0025】図5〜図8は、図2のv−v線断面の要部
を簡単に表したものである。また、巻線の直径が区画6
の厚さに等しくなるようにした、線20の巻きを示して
いる。なお、この線20は、実際には、幾つかの巻線層
を表す。
を簡単に表したものである。また、巻線の直径が区画6
の厚さに等しくなるようにした、線20の巻きを示して
いる。なお、この線20は、実際には、幾つかの巻線層
を表す。
【0026】図5は、区画6nをいっぱいにし、ひれ5n
に設けられたスロット9nを通り、区画6n+1に伸びる線
20を示す。
に設けられたスロット9nを通り、区画6n+1に伸びる線
20を示す。
【0027】区画6n+1は、図6に示されるように線2
0によっていっぱいにされる。この図は、スロット9n
の底のレベルの所で、区画6nの最後の巻線と区画6n+1
の最初の巻線とが向かい合っており、区画6nと区画6n
+1の巻線の間では、電位に何らの差異もないことを示し
ている。
0によっていっぱいにされる。この図は、スロット9n
の底のレベルの所で、区画6nの最後の巻線と区画6n+1
の最初の巻線とが向かい合っており、区画6nと区画6n
+1の巻線の間では、電位に何らの差異もないことを示し
ている。
【0028】図7に示されているように、ひれ5n+1の
スロット9n+1における角の区域での区画6n+1の巻線
は、区画6n+2の底8n+2と同じレベルの所に到達する
と、線20がこのスロット9n+1を通り、区画6n+2に伸
びる。
スロット9n+1における角の区域での区画6n+1の巻線
は、区画6n+2の底8n+2と同じレベルの所に到達する
と、線20がこのスロット9n+1を通り、区画6n+2に伸
びる。
【0029】図6は、次の区画6n+3における巻きを示
している。以上のように、巻線は、一区画巻かれた後、
隣接する次に区画に順次巻かれて行く。
している。以上のように、巻線は、一区画巻かれた後、
隣接する次に区画に順次巻かれて行く。
【0030】図9〜図3は、他の実施例を示しており、
区画の底だけが示されていることを除けば図2に類似し
ている。区画から区画への通路は矢印によって図解され
ている。なお、これらの図は、芯体をその軸方向から投
影した場合の形状を示している。
区画の底だけが示されていることを除けば図2に類似し
ている。区画から区画への通路は矢印によって図解され
ている。なお、これらの図は、芯体をその軸方向から投
影した場合の形状を示している。
【0031】図9では、区画の底は円形であり、上流と
下流の区画のそれぞれの底61と62はそれらの平面に
おいてくい違っている。上流の区画から下流の区画への
通路は矢印63の所にあり、次に続く区画への通路はま
ったく反対の所にある。
下流の区画のそれぞれの底61と62はそれらの平面に
おいてくい違っている。上流の区画から下流の区画への
通路は矢印63の所にあり、次に続く区画への通路はま
ったく反対の所にある。
【0032】図10では、区画の底形状が楕円であり、
隣合う区画の楕円の長軸軸が直角に交わっている。上流
区画の底71と下流区画の底72において、上流区画か
ら下流区画への通路は、矢印73か83'のいずれかの
所に設けられている。次に続く区画への通路は、前の通
路から90°分かれて形成されている。
隣合う区画の楕円の長軸軸が直角に交わっている。上流
区画の底71と下流区画の底72において、上流区画か
ら下流区画への通路は、矢印73か83'のいずれかの
所に設けられている。次に続く区画への通路は、前の通
路から90°分かれて形成されている。
【0033】図11については、上流および下流区画の
底81と82は正方形であり、それらは互いに平行移動
した位置関係にあり、上流区画の底81の一辺と、これ
に対応する下流区画の底82の一辺と一定距離をおいて
ズレている。上流区画から下流区画への通路は、くい違
っている辺84の真ん中の区域において、矢印83の所
に設けられている。次に続く通路は、辺84の反対側に
ある辺85の区域に設けられている。
底81と82は正方形であり、それらは互いに平行移動
した位置関係にあり、上流区画の底81の一辺と、これ
に対応する下流区画の底82の一辺と一定距離をおいて
ズレている。上流区画から下流区画への通路は、くい違
っている辺84の真ん中の区域において、矢印83の所
に設けられている。次に続く通路は、辺84の反対側に
ある辺85の区域に設けられている。
【0034】図12も、また、上流および下流の区画の
底91および92が正方形である実施例を示している。
しかし、ここでは、それらは、芯体の軸の回りに、区画
の底の形状をねじったもので、上流区画の底91の一辺
と下流区画の底92の一辺とが角度的にズレている。上
流区画から下流区画への通路は、矢印93,93',9
3"および93"'のいずれかの所に設けられており、次
に続く区画への通路は、94,94',94"および9
4"'のいずれかの所に設けられている。
底91および92が正方形である実施例を示している。
しかし、ここでは、それらは、芯体の軸の回りに、区画
の底の形状をねじったもので、上流区画の底91の一辺
と下流区画の底92の一辺とが角度的にズレている。上
流区画から下流区画への通路は、矢印93,93',9
3"および93"'のいずれかの所に設けられており、次
に続く区画への通路は、94,94',94"および9
4"'のいずれかの所に設けられている。
【0035】最後に、図13の実施例では、上流および
下流の区画のそれぞれの底101と102は正方形のま
まであるが、それらの対角線のどちらかの方向に平行移
動したもので、上流区画の底101の一辺と、これに対
応する下流区画の底102の一辺と一定距離をおいてズ
レている。上流から下流の区画への通路は矢印103の
所に設けられており、次に続く区画への通路は180°
だけ分かれでている。
下流の区画のそれぞれの底101と102は正方形のま
まであるが、それらの対角線のどちらかの方向に平行移
動したもので、上流区画の底101の一辺と、これに対
応する下流区画の底102の一辺と一定距離をおいてズ
レている。上流から下流の区画への通路は矢印103の
所に設けられており、次に続く区画への通路は180°
だけ分かれでている。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ひれに形成した通路近
傍において、ひれの上流側の巻線区画の巻線の最外周部
分と、この部分と電位差のない下流側の巻線区画の巻線
の最内周部分とが、ひれを中心として向かい合うので、
隣合う両巻線区画において、火花は生じない。また、隣
合う巻線区画の間に、両者間の距離が大きくなるような
絶縁区画を設けなくとも、火花の発生を防いでいるの
で、ボビンの軸方向の大きさを増大させる必要もない。
傍において、ひれの上流側の巻線区画の巻線の最外周部
分と、この部分と電位差のない下流側の巻線区画の巻線
の最内周部分とが、ひれを中心として向かい合うので、
隣合う両巻線区画において、火花は生じない。また、隣
合う巻線区画の間に、両者間の距離が大きくなるような
絶縁区画を設けなくとも、火花の発生を防いでいるの
で、ボビンの軸方向の大きさを増大させる必要もない。
【図1】本発明に係る一実施例の関わる2次巻ボビンの
側面図である。
側面図である。
【図2】図1および図3におけるIIa-IIa線断面とIIb-I
Ib線断面と重ね合わせた説明図である。
Ib線断面と重ね合わせた説明図である。
【図3】図2におけるIII-III線断面図である。
【図4】本発明に係る一実施例のある巻線区画内の巻線
とこれに隣接する巻線区画内の巻線との位置関係を示す
説明図である。
とこれに隣接する巻線区画内の巻線との位置関係を示す
説明図である。
【図5】図2におけるV-V線要部断面図でる。
【図6】図2におけるV-V線要部断面図である。
【図7】図2におけるV-V線要部断面図である。
【図8】図2におけるV-V線要部断面図である。
【図9】本発明に係る他の実施例の芯体の軸方向からの
投影図である。
投影図である。
【図10】本発明に係るさらに他の実施例の芯体の軸方
向からの投影図である。
向からの投影図である。
【図11】本発明に係るさらに他の実施例の芯体の軸方
向からの投影図である。
向からの投影図である。
【図12】本発明に係るさらに他の実施例の芯体の軸方
向からの投影図である。
向からの投影図である。
【図13】本発明に係るさらに他の実施例の芯体の軸方
向からの投影図である。
向からの投影図である。
1…2次巻ボビン、2…芯体、3…軸、5…ひれ、6…
巻線区画、8…底、9…スロット、10…角、11,2
0…巻線。
巻線区画、8…底、9…スロット、10…角、11,2
0…巻線。
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 実開 昭60−78123(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01F 30/00 - 38/42
F02P 15/00
H01F 27/32
Claims (5)
- 【請求項1】芯体とこの芯体の軸に実質上垂直な複数の
ひれとを含むタイプの、内燃機関の点火コイルのための
2次巻ボビンにおいて、 複数の前記ひれが、互いの間に、2次巻線が巻かれる環
状の巻線区画を定め、 複数の前記ひれには、該ひれの上流側に設けられた巻線
区画に巻かれた2次巻線を、該ひれの下流側に設けられ
た巻線区画に通す通路が形成され、 前記ひれに形成された前記通路は、該ひれに隣接した下
流側の前記巻線区画における芯体の表面(以下、底とす
る。)まで形成され、 前記ひれに隣接した上流側の前記巻線区画の底のうち
で、該ひれに形成されている通路の近傍の部分(以下、
通路近傍底部とする。)は、該通路近傍底部から該通路
までの距離が、一定距離になるよう形成され、前記芯体は、該芯体の前記軸に対して垂直な方向の断面
形状がほぼ長方形を成し、 前記ひれに形成されている前記通路は、前記芯体の一角
近傍に形成され、 前記通路近傍底部は、前記ひれに形成されている該通路
近傍の前記芯体の角が削られていることにより、形成さ
れている ことを特徴とする内燃機関の点火コイルのため
の2次巻ボビン。 - 【請求項2】前記通路は、前記ひれの外周縁から切り欠
かれたスロットによって形成されていることを特徴とす
る請求項1記載の内燃機関の点火コイルのための2次巻
ボビン。 - 【請求項3】前記一定距離は、前記ひれに隣接した上流
側の前記巻線区画における前記2次巻線の厚さと同じ距
離であることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機
関の点火コイルのための2次巻ボビン。 - 【請求項4】前記巻線区画に対して上流側に隣接した前
記ひれに形成されている前記通路と、該巻線区画に対し
て下流側に隣接した前記ひれに形成されている前記通路
とは、前記芯体の前記軸を中心として角度的に互いに異
なっている位置に形成されていることを特徴とする請求
項1、2又は3記載の内燃機関の点火コイルのための2
次巻ボビン。 - 【請求項5】前記巻線区画に対して上流側に隣接した前
記ひれに形成されている前記通路と、該巻線区画に対し
て下流側に隣接した前記ひれに形成されている前記通路
とは、前記芯体の前記軸を中心として反対側の位置に形
成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載
の内燃機関の点火コイルのための2次巻ボビン。
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