JP3512043B2 - 配管ユニットの前面板取付構造 - Google Patents

配管ユニットの前面板取付構造

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康之 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は配管ユニットの前面板取
付構造の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、建築内装のプレファブ化の一環と
して、給・排水管をともなう衛生設備は、形鋼で箱型の
フレームを構成し、このフレームの内部に給・排水管を
収納し、フレームの上部をカウンタ、そして前面を化粧
板を兼ねた前面板で塞ぐ構造の物が採用されている。こ
の構造の物を配管ユニットと称する。 【0003】上記前面板は美観上の要求から、高さや傾
きや水平位置を調整する必要があり、例えば実公昭61
−42480号「設備ユニットにおけるタイルパネルの
取付構造」に、前面板の取付構造及び高さの調整方法が
示されている。同公報の第3図によれば、枠体2に逆L
字形の係止具5を取付け、また、壁体3に逆L字形の係
止体6を取付け、この係止体6にボルト12を螺着し、
このボルト12の先端(下端)を前記係止具5の平坦部
7に載せ、ボルト12を回動することで、壁体3を上下
動させて、壁体3の高さ調整をなすというものである。
また、下方の係止具5に凹部8を設け、上方の係止体6
に突出片10を設け、この突出片10を凹部8に差込む
ことで両者の位置決めをさせている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報の技
術には次の課題がある。(1) ;ボルト12の先端が直接平坦面7に当接してい
るため、ボルト12の先端がキリの作用をなして、平坦
面7に窪みを発生する。窪みができると、この窪みにボ
ルト12の先端が嵌合するために、例えば、その後に壁
体3を水平移動しようとしてもそれができない。(2) ;枠体2に係止具5を取付け、また、壁体3に係
止体6を取付けたのちに、係止具5の取付け位置が不良
であると気付いても、係止具5を付け替えることが難し
い。即ち、係止具5の取付けには細心の注意を要する。
しかし、配管ユニットにおける前面板は、取付けた後に
前面板の高さや水平位置を再調整する必要がしばしばあ
る。上記公報の技術は高さ調整のみ可能であり、水平位
置調整はできず、しかも係止具5に疵が付きやすいとい
う問題がある。本発明の目的は、高さ調整のみでなく水
平位置の調整が可能であり、その際に受け部材に疵をつ
ける心配のない、前面板取付構造を提供することにあ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、配管類を収納し、前面を前面板で覆われる
フレームに、十分な長さの水平な受け面を有した受け部
材を取付け、一方、前面板の背面に回転のみ可能に高さ
調整ボルトを縦向きに取付け、この高さ調整ボルトの下
部のねじ部に、ナットを含む水平部とこの水平部から立
下がった立下り部とからなるフック部材を螺合し、この
フック部材の立下り部を前記フレーム側の受け部材に係
合することで、高さ及び水平位置調整可能に前面板をフ
レームに取付けた配管ユニットの前面板取付構造におい
て、前記受け部材をアングルとフラットバーとを一体化
した断面の長尺材とし、フレーム側に水平に取付けたC
字断面レールに摺動可能に取付けたことを特徴とする。 【0006】 【作用】高さを調整する場合には、高さ調整ボルトを回
動する。するとナットを含むフック部材を起点に高さ調
整ボルト及び前面板が上昇又は下降する。高さ調整ボル
トの先端が受け部材に当接しないので、受け部材に傷の
付く心配はない。水平位置を調整するには、受け部材に
沿ってフック部材を移動すればよい。 【0007】受け部材を水平スライド可能に構成して、
水平方向の調整量を拡大する。 【0008】 【実施例】本発明の実施例を添付図に基づいて以下に説
明する。図面は符号の向きに見るものとする。なお、本
発明の理解を促すために、図2〜図4で参考例を説明す
る。 【0009】図1は本発明に係る前面板の斜視図であ
り、背面から見た図であるが、前面板2は基板3の背面
に不等辺山形鋼4…(…は複数を示す。以下同様。)を
縦向きに取付け、この山形鋼4の一方のフランジ5にコ
字形断面のブラケット6を縦向きに取付け、このブラケ
ット6にボルト孔7,7を開け、これらボルト孔7,7
に+溝8を備えた高さ調整ボルト10を上から貫通さ
せ、貫通した後のボルト10の周溝11にC形止め輪1
2を嵌合し、ねじ部13にナット16を含む水平部17
とこの水平部17から立下がった立下り部18とからな
るフック部材15を螺合する構造のものである。 【0010】図2は本発明に係る配管ユニット用フレー
ム及び受け部材(参考例)の斜視図であり、配管類を収
納するためのフレームは箱形状のものと本例の逆L形状
のものとがある。逆L形状のものは底面を躯体床、背面
を躯体壁で代用させるところの簡易型フレームである。
従って、フレーム20は2本の支柱21,21の上端に
上部枠22を溶接、ビス止め、かしめ等で一体的に取付
け、支柱21,21の下端にベースアングル23を溶接
し、さらに適宜、サブブラケット24…を延出した鋼製
構造体であり、前記支柱21とサブブラケット24とに
十分な長さの水平な受け面26を有した受け部材25
(具体的には、アングル27にフラットバー28を溶接
し、フラットバー28の上面を前記受け面26とし
た。)を掛け渡し、ボルト29,29にて固定したもの
である。 【0011】図3は本発明に係る配管ユニット(参考
)の前部断面図であり、図1の前面板2を図2のフレ
ーム20に組み付けたものに相当する。図示せぬ配管類
を収納する配管ユニット1は、フレーム20の上面にカ
ウンタ31を載せ、前面に次の要領で前面板2を取付け
てなる。即ち、フレーム20側の受け部材25のアング
ル27の背後に、前面板2側のフック部材15の立下り
部18を上から差込む。立下り部18はフラットバー2
8の上面の受け面26にて支承されるが、この受け面2
6が図面表裏方向に延びているために、フック部材15
はどの位置でも係合可能であることを特徴とする。図
中、32は化粧シート、34は前面板2の下部を支柱2
1に係止するための係止片、35はフック部材、36は
フレームの高さ調整ボルト、37は幅木である。 【0012】以上に述べた前面板取付構造(参考例)の
作用を次に説明する。図4(a),(b)は前面板の
さ調整要領図(参考例)であり、(a)は比較的高い位
置に前面板2が保持されている状態を示す。前面板2を
下げる必要があれば、図示せぬ+ドライバーで高さ調整
ボルト10を回動する。ここで、重要なことが、フック
部材15はレベルが変化しないことである。(b)にお
いて、高さ調整ボルト10が、ナット16に捩じ込まれ
ることにより、ブラケット6及び前面板2とともに寸法
hだけ下降する。高さ調整ボルト10の先端が受け部材
25に当る構造でないため、受け部材25に傷の付く心
配はない。 【0013】図5は図1の変更例を示す図であり、背面
から見た図であるが、前面板2Aは基板3の背面に不等
辺山形鋼4…(…は複数を示す。以下同様。)を縦向き
に取付け、この山形鋼4の一方のフランジ5にコ字形断
面のブラケット6を縦向きに取付け、このブラケット6
にボルト孔7,7を開け、これらボルト孔7,7に+溝
8を備えた高さ調整ボルト10を上から貫通させ、貫通
した後のボルト10の周溝11にC形止め輪12を嵌合
し、ねじ部13にナット41を含む水平部42とこの水
平部42から立下がった立下り部43とからなるS字形
フック部材40を螺合する構造のものである。 【0014】図6は本発明に係る配管ユニット用フレー
ム及び受け部材の斜視図であり、底面を躯体床、背面を
躯体壁で代用させるところの簡易型フレームである。フ
レーム20Aは2本の支柱21,21の上端に上部枠2
2を溶接し、支柱21,21の下端にベースアングル2
3を溶接し、さらに適宜、サブブラケット24…を延出
した鋼製構造体であり、前記支柱21とサブブラケット
24とに水平に十分な長さ延びたC字断面レール45を
ボルト46…にて取付け、前記C断面レール45に十分
な長さの水平な受け面51を有したスライド式受け部材
50(具体的には、アングル52とフラットバー53を
一体化した形状の長尺材であり、アングル52上面を前
記受け面51とした。)を摺動可能に嵌合したものであ
【0015】図7は本発明に係る配管ユニットの前部断
面図であり、図5の前面板2Aを図6のフレーム20A
に組み付けたものに相当する。図示せぬ配管類を収納す
る配管ユニット1Aは、フレーム20Aの上面にカウン
タ31を載せ、前面に次の要領で前面板2Aを取付けて
なる。即ち、フレーム20A側の受け部材50のアング
ル52の背後に、前面板2A側のフック部材40の立下
り部43を上から差込む。立下り部43はアングル52
上面の受け面51にて支承されるが、この受け面51が
図面表裏方向に延びているために、フック部材40はど
の位置でも係合可能であることを特徴とする。 【0016】以上に述べた前面板取付構造の作用を次に
説明する。図8(a),(b)は本発明に係る前面板の
高さ調整要領図であり、(a)は比較的高い位置に前面
板2Aが保持されている状態を示す。前面板2Aを下げ
る必要があれば、図示せぬ+ドライバーで高さ調整ボル
ト10を回動する。ここでも、重要なことはフック部材
40のレベルが変化しないことである。(b)におい
て、高さ調整ボルト10が、ナット41に捩じ込まれる
ことにより、ブラケット6及び前面板2Aとともに寸法
hだけ下降する。高さ調整ボルト10の先端が受け部材
50に当る構造でないため、受け部材50に傷の付く心
配はない。なお、(b)の受け部材50に想像線で示す
ガイド突起54(ピンを図面表裏方向に点在させたもの
でもよい。)を設け、このガイド突起54で立下り部4
3の奥への移動を制限することが望ましい。 【0017】図9は本発明に係る配管ユニットの正面図
(左半部分)、図10は同平面図(要部)であり、スラ
イド式受け部材50は必要に応じて、C字断面レール4
5から水平に引出すことができる。オーバハングさせた
受け部材50にフック部材40を係止することができる
から、フック部材40の取付け位置の自由度は格段に増
す。更に、フレーム20Aが比較的小さな幅W1である
場合に、比較的大きな幅W2(W2>W1)な前面板2
Aを取付けることができる。 【0018】図11は図2の変形例図であり、受部材2
5Aをアングル27と櫛形材56とで構成したことを特
徴とする。すなわち、櫛形材56はヘアピン形のボルト
溝57…を多数備え、内2個のボルト溝57,57にボ
ルト29,29を通せばよいので、左右方向の位置決め
自由度は格段に増加する。しかも、ボルト溝57…が下
方へ開口しているため、支柱21及びサブブラケット2
4にボルト29,29を仮止めした状態で受け部材25
Aを脱着(取付け、取り外し)でき施工性が増す。 【0019】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の前面板取付構造は、高さ調整ボルトを
回動することでナットを含むフック部材を起点に、高さ
調整ボルト自身及び前面板が上昇又は下降する構成と
し、高さ調整ボルトの先端を受け部材に当接しないよう
にしたので、受け部材に傷の付く心配はない。そして水
平位置を調整するには、受け部材に沿ってフック部材を
移動すればよいから、高さ調整のみならず、水平位置の
調整も可能である。 【0020】さらに請求項1の前面板取付構造は、受け
部材をアングルとフラットバーとを一体化した断面の長
尺材とし、フレーム側に水平に取付けたC字断面レール
に摺動可能に取付け、受け部材を水平スライド可能に構
成したので、水平方向の調整量が拡大し、前面幅の狭い
フレームに広幅の前面板を取付けることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る前面板の斜視図 【図2】本発明に係る配管ユニット用フレーム及び受け
部材(参考例)の斜視図 【図3】本発明に係る配管ユニット(参考例)の前部断
面図 【図4】前面板の高さ調整要領図(参考例) 【図5】図1の変更例を示す図 【図6】本発明に係る配管ユニット用フレーム及び受け
材の斜視図 【図7】本発明に係る配管ユニットの前部断面図 【図8】本発明に係る前面板の高さ調整要領 【図9】本発明に係る配管ユニットの正面図(左半部
分) 【図10】本発明に係る配管ユニットの平面図(要部) 【図11】図2の変形例図 【符号の説明】 1,1A…配管ユニット、2,2A…前面板、3…基
板、6…ブラケット、10…高さ調整ボルト、11…周
溝、12…C形止め輪、13…ねじ部、15,40…フ
ック部材、16,41…ナット、18,43…立下り
部、20,20A…フレーム、21…支柱、24…サブ
ブラケット、25,50…受け部材、26,51…受け
面、31…カウンタ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 17/08 A47K 4/00 E04H 1/12 E04F 13/08 E04B 2/88 - 2/96

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 配管類を収納し、前面を前面板で覆われ
    るフレームに、十分な長さの水平な受け面を有した受け
    部材を取付け、一方、前面板の背面に回転のみ可能に高
    さ調整ボルトを縦向きに取付け、この高さ調整ボルトの
    下部のねじ部に、ナットを含む水平部とこの水平部から
    立下がった立下り部とからなるフック部材を螺合し、こ
    のフック部材の立下り部を前記フレーム側の受け部材に
    係合することで、高さ及び水平位置調整可能に前面板を
    フレームに取付けた配管ユニットの前面板取付構造にお
    いて、 前記受け部材をアングルとフラットバーとを一体化した
    断面の長尺材とし、フレーム側に水平に取付けたC字断
    面レールに摺動可能に取付けた ことを特徴とする配管ユ
    ニットの前面板取付構造。
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