JPH0713247Y2 - 通信機器用キャビネットの床上固定構造 - Google Patents

通信機器用キャビネットの床上固定構造

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JPH0713247Y2
JPH0713247Y2 JP2762790U JP2762790U JPH0713247Y2 JP H0713247 Y2 JPH0713247 Y2 JP H0713247Y2 JP 2762790 U JP2762790 U JP 2762790U JP 2762790 U JP2762790 U JP 2762790U JP H0713247 Y2 JPH0713247 Y2 JP H0713247Y2
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JP
Japan
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cabinet
wall
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fixed
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俊生 福▲崎▼
潔 寺口
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 通信機器等を収容したキャビネットを建屋の床上に固定
するための構造に関し、 固定と解除が容易な通信機器用キャビネットの床上固定
構造を提供することを目的とし、 通信機器を収容するキャスター付きキャビネットを床上
に固定するための構造であって、キャビネットの設置場
所の床上に固定された、キャビネットの奥行き方向に沿
って延在する一対の垂直に立ち上がった第1壁部材を具
えた台座と、前記キャビネットの底面に、前記第1壁部
材に対応する位置に固定された一対の取付け金具とで構
成され、前記取付け金具はキャビネットの底面から垂下
し且つ前記第1壁部材に平行に延在する一対の第2壁部
材を有し、該第2壁部材間の内法寸法は、前記両第1壁
部材間の外法寸法より僅かに大きく設定され、且つ前記
第1並びに第2壁部材の前面は、前記奥行き方向に対し
て直角に折れ曲がって前壁部を構成し、互いに対応する
位置にそれぞれ孔が設けられ、この孔を通じて固定ボル
トが挿通されて両者を固定するように構成され、第1壁
部材の後部領域は外側に向かって直角に折れ曲がって切
り欠き部を有する後壁部を形成し、一方、第2壁部材の
後部領域は、据え付けられた際に前記切り欠き部に係合
可能な外側に傾斜したテーパー部を形成するように構成
される。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、通信機器等を収容したキャビネットを建屋の
床上に固定するための構造に関する。
〔従来の技術〕
例えば、本部からの指令を受けて業務を遂行する支所等
で使用される通信機器は、比較的狭い建屋の中に置かれ
る関係上、壁面にその背部を接近させた状態で設置・固
定されることが多い。しかし、保守を行う場合等には背
面からもアクセス可能にするため、固定を解除してキャ
ビネットを前方に移動させることができるようにする必
要がある。
従来の固定構造においては、床上のキャビネットの設置
場所にキャビネットの四隅に対応して予めボルトを埋め
込み、その先端を所定の長さだけ床上に突出させてお
く。キャビネットの据え付け時にはキャビネットをその
底板に取付けられているキャスターによって設置場所ま
で移動させ、該ボルトの真上の所定位置に位置決めす
る。そして、キャビネットの底板に取付られている、ね
じによって高さの調節可能な台足を床面に向けて延ば
し、該台足の底面に穿設されているねじ孔を前記ボルト
に螺合させて、しっかりと固定する。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来のキャビネット固定構造では、固定時の
床上ボルトと台足との位置合わせが厄介であり、又、固
定の解除の際には、床上にかがんでキャビネットの四隅
の台足を緩める必要があるので、作業がやりにくく、工
数が多くかかる欠点があった。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑み、固定と
解除が容易な通信機器用キャビネットの床上固定構造を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 この目的は、通信機器を収容するキャスター付きキャビ
ネットを床上に固定するための構造であって、キャビネ
ットの設置場所の床上に固定された、キャビネットの奥
行き方向に沿って延在する一対の垂直に立ち上がった第
1壁部材を具えた台座と、前記キャビネットの底面に、
前記第1壁部材に対応する位置に固定された一対の取付
け金具とで構成され、前記取付け金具はキャビネットの
底面から垂下し且つ前記第1壁部材に平行に延在する一
対の第2壁部材を有し、該両第2壁部材間の内法寸法
は、前記第1壁部材間の外法寸法より僅かに大きく設定
され、且つ前記第1並びに第2壁部材の前面は、前記奥
行き方向に対して直角に折れ曲がって前壁部を構成し、
互いに対応する位置にそれぞれ孔が設けられ、この孔を
通じて固定ボルトが挿通されて両者を固定するように構
成され、第1壁部材の後部領域は外側に向かって直角に
折れ曲がって切り欠き部を有する後壁部を形成し、一
方、第2壁部材の後部領域は、据え付けられた際に前記
切り欠き部に係合可能な外側に傾斜したテーパー部を形
成するキャビネットの床上固定構造によって達成され
る。
〔作用〕
キャビネットを設置するには、先ず、台座を床上の所定
箇所に位置決めして予めボルト等によって固定する。次
いで、キャビネットをその底面に取付けられているキャ
スターによって台座の前面まで移送し、前記台座の第1
壁部材に対してキャビネット側の第2壁部材を位置合わ
せをした後、第2壁部材によって第1壁部材を挟み込む
ようにして正面から台座上にキャビネットを押し込む。
そして、両壁部材の前面同士を接触させると、そこに設
けられている孔が一致するので、ここに固定ボルトを通
して両者を固定する。この状態で両壁部材の後壁部領域
同士は切り欠き部とテーパー部との係合によって上下方
向の移動を規制される。
保守の際にキャビネットを前方に引き出すには、上述の
手順を逆に行えばよい。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本考案を更に
詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は、本考案のキャビネット固定構造の分解斜視図
を示す。
本考案は、床上に設置される台座1とキャビネット側に
取付けられる取付け金具2の両者から構成されている。
台座1は、固定されるべきキャビネット3の底面に対応
するサイズと形状を有する水平な台板と、その左右両側
から折れ曲がって垂直に立ち上がった奥行き方向に延在
する一対の第1壁部材1aとから構成されている。
この第1壁部材1aの前面は内側に向けて直角に折れ曲が
って前壁部4となり、その中央にはねじ孔5が設けられ
ている。一方、後面は外側に直角に折れ曲がって後壁部
6となり、その中央部には切り欠き部7が設けられてい
る。
取付け金具2は、基本的にはL型鋼で作られ、キャビネ
ット3の底面の四隅に設置されている左右各一対の移動
用のキャスター8の外側に沿って、その一つのウエブを
キャビネット3の底面に接し、他方のウエブを床面に接
触しない程度に垂下させた姿勢で奥行き方向に延在して
固定されている。この垂下したウエブによって第2壁部
材2aが形成される。
第2壁部材2aの前面は内側に向けて直角に折れ曲がって
前壁部9となり、その中央には長孔10が設けられてい
る。一方、後面は外向きに傾斜してテーパー部11を形成
している。
ここで各部材同士の設置寸法について述べると、次のよ
うな関係が必須である。
1.左右のキャスター8同士の外法間隔Aは、台座側の第
1壁部材1aの左右の前壁部4同士の内法間隔Bよりも狭
いこと。
2.第1壁部材1a同士の外法間隔Cは、第2壁部材2a同士
の内法間隔Dより僅かに狭いこと。
3.第1壁部材1aの奥行き長さLは第2壁部材2aの奥行き
長さMよりも若干短く、第1壁部材1aの後壁部6の切り
欠き部7は、第2壁部材2aのテーパー部11を受入れ可能
の寸法を有すること。
4.第1壁部材1aの高さHは第2壁部材2aの垂下量Iより
も大きく、且つ、キャビネット3の底面と床面との間の
クリアランスJよりも小さいこと。
このような構成の本考案によってキャビネットを固定す
るには、先ず、台座1をキャビネット3の設置場所、例
えば室内の壁の前面の床上に置き、第1壁部材1aが奥行
き方向を向くように位置合わせしてボルト等によって固
定する。
キャビネット3の底面には、予め取付け金具2を前述の
寸法関係に合わせて固定しておく。
そして、キャビネット3をキャスター8を利用して台座
1の正面まで移動させる。次いで、左右の第2壁部材2a
が両第1壁部材1aを挟み込むように位置決めし、真っ直
ぐにキャビネット3を台座1の上に押し込む。第2壁部
材2aのテーパー部11が外向きに広がっていることによ
り、第1壁部材1aへの導入は容易に行える。すると前記
した寸法関係によって、第2壁部材2aは第1壁部材1aの
外側面に沿って案内されながら奥まで進入する。そし
て、第2壁部材2aの前壁部9が第1壁部材の前壁部4に
接触した所で位置決めされる。この時、第2壁部材2aの
後部のテーパー部11は第1壁部材1aの切り欠き部7に係
合する。
この状態で、第1壁部材1aの前壁部4のねじ孔5と第2
壁部材2aの前壁部9の長孔10とは一致するので、前面か
らボルト12を挿入して両者をねじ止め固定する。これを
第2図に示す。
かくして第2壁部材2aは、その左右方向の動きを第1壁
部材1aによって規制され、上下方向の動きをテーパー部
11と切り欠き部7との係合によって規制され、且つ前後
方向の動きをボルト12によって規制されて、所定の位置
に固定される。これによってキャビネットの転倒・ずれ
等が防止される。
保守等のためにこのようにして固定されたキャビネット
3を再び解放するには、先ずボルト12を緩めて外し、台
座1と取付け金具2とを分離可能にする。次いでキャビ
ネット3をキャスター8を利用して前方に引き出せばよ
い。
〔考案の効果〕
このように,本考案によれば、床上の台座とキャスター
側の取付け金具とを、その前壁部に設けられた孔を通じ
て前方からボルト止めするのみで簡単・確実に位置決め
できる。
本考案は、比較的狭い屋内の壁際に設置されるキャビネ
ット等に好適に利用可能であり、保守の際には2本のボ
ルトを緩めるのみで容易に引き出し可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のキャビネット固定構造の構成を示す
分解斜視図、 第2図は、組立てられた本考案の正面図である。 1…台座 1a…第1壁部材 2…取付け金具 2a…第2壁部材 3…キャビネット 4…前壁部 5…ねじ孔 7…切り欠き部 8…キャスター 9…前壁部 10…長孔 11…テーパー部 12…ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信機器を収容するキャスター(8)付き
    キャビネット(3)を床上に固定するための構造であっ
    て、キャビネット(3)の設置場所の床上に固定され
    た、キャビネットの奥行き方向に沿って延在する一対の
    垂直に立ち上がった第1壁部材(1a)を具えた台座
    (1)と、前記キャビネットの底面に、前記第1壁部材
    (1a)に対応する位置に固定された一対の取付け金具
    (2)とで構成され、前記取付け金具(2)はキャビネ
    ット(3)の底面から垂下し且つ前記第1壁部材(1a)
    に平行に延在する一対の第2壁部材(2a)を有し、該第
    2壁部材(2a)の内法寸法は、前記両第1壁部材(1a)
    間の外法寸法より僅かに大きく設定され、且つ前記第1
    並びに第2壁部材(1a,2a)の前面は、前記奥行き方向
    に対して直角に折れ曲がって前壁部(4,9)を構成し、
    その互いに対応する位置にそれぞれ孔(5,10)が設けら
    れ、この孔(5,10)を通じて固定ボルト(12)が挿通さ
    れて両者を固定するように構成され、第1壁部材(1a)
    の後部領域は外側に向かって直角に折れ曲がって切り欠
    き部(7)を有する後壁部(6)を形成し、一方、第2
    壁部材(2a)の後部領域は、据え付けられた際に前記切
    り欠き部(7)に係合可能な外側に傾斜したテーパー部
    (11)を形成していることを特徴とするキャビネットの
    床上固定構造。
JP2762790U 1990-03-20 1990-03-20 通信機器用キャビネットの床上固定構造 Expired - Lifetime JPH0713247Y2 (ja)

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