JP4173704B2 - エレベーターの案内レール装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として展望用エレベーターの昇降路に立設される案内レールを対象としたエレベーターの案内レール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7は、従来のエレベーターの案内レール装置を示す図で、図6は昇降路に立設された案内レールの要部斜視図、図7は図6の案内レールの背面側の斜視図である。図において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1に立設された案内レールで、横断面T字状をなし基部3及び基部3から突出した案内部4が設けられている。
【0003】
5は昇降路1を構成した建築梁、6はファスナーで、案内レール2の基部3幅に対応した幅に形成されて一側がファスナー6に溶接され、他側は基部3背面に対向して配置されている。7はブラケットで、基部3幅に対応した幅をなす板材が屈折されてL字状をなし、L字の一辺8がファスナー6の基部3との対向部位に溶接され、L字の他辺9は基部3背面に対面して配置されている。10は締結具で、案内レール2の基部3及びブラケット7の他辺9に挿通されたボルト、このボルトの挿通端にねじ込まれたナットによって構成されている。
【0004】
従来のエレベーターの案内レール装置は上記のように構成され、主として展望用エレベーターの昇降路1における案内レール2の立設手段として使用される。すなわち、ファスナー6、ブラケット7の幅が案内レール2の基部3幅に対応した寸法に形成される。これにより、案内レール2を案内部4側から見た場合に、ファスナー6、ブラケット7等の構造物が基部3の後ろに隠れて見栄えをよくするように設計されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターの案内レール装置では、案内レール2を案内部4側から見た場合に締結具10が露出して見栄えが損なわれるという問題点があった。また、案内レール2に締結具10用の貫通孔が設けられるので据付工事における案内レール2の立設位置順位に関わる管理が煩雑になる。さらに、エレベーターが設置される建物の階間距離が建物の自重のために縮小したときに、案内レール2とブラケット7との締結箇所において縮小変位を吸収することができず、案内レール2が上下方向において蛇行した状態になる。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、昇降路に案内レールを容易に見栄えよく立設することができるエレベーターの案内レール装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの案内レール装置においては、昇降路に立設された案内レールと、昇降路に設けられて長手端面が水平投影面において案内レールの基部背面に対向して配置され、案内レールの基部幅に対応した幅に形成されたファスナーと、ねじ孔及びこのねじ孔の下方に溶接用貫通孔を有し、案内レールの基部幅に対応した幅に形成されて案内レールの基部背面のファスナーとの対向部位に配置された座板と、案内レールの基部幅に対応した幅をなす板材が屈折されてL字状をなし、L字の一辺がファスナーの案内レールの基部との対向部位に溶接され、一辺から上方に伸びるL字の他辺に、上下方向に長手を有する長孔が形成され、この他辺が座板に対面して配置されたブラケットと、このブラケットの長孔に挿通されて座板のねじ孔にねじ込まれた締結具とを備え、座板は、溶接用貫通孔を形成する壁面と上記基部背面とが溶接され、案内レールに固定される。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は昇降路に立設された案内レールの要部斜視図、図2は図1の座板の正面図、図3は図1のブラケットの平面図、図4は図3の正面図、図5は図1のブラケットを撤去して示す図1相当図である。図において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1に立設された案内レールで、横断面T字状をなし基部3及び基部3から突出した案内部4が設けられている。
【0009】
6はファスナーで、昇降路1を構成した建築梁に連結され、案内レール2の基部3幅に対応した幅に形成されている。11は座板で、案内レール2の基部3幅に対応した幅に形成されて案内レール2の基部3背面におけるファスナー6との対向部位に溶接され、上縁部側に互いに離れて配置されたねじ孔12及び下縁部寄りに溶接用貫通孔13が設けられている。
【0010】
14はブラケットで、基部3幅に対応した幅をなす板材が屈折されてL字状をなし、L字の一辺15がファスナー6の案内レール2基部3との対向部位に溶接され、L字の他辺16は基部3背面に対面して配置され、一辺15の幅方向の両側に溶接用の狭幅部17が設けられ、また他辺16には幅方向に互いに離れ、かつ長手が上下方向に配置された長穴18が設けられている。19はボルトからなる締結具で、ブラケット14の長穴18に挿通されて座板11のねじ孔12にねじ込まれている。
【0011】
上記のように構成されたエレベーターの案内レール装置は、主として展望用エレベーターの昇降路1における案内レール2の立設手段として使用される。すなわち、ファスナー6、座板11、ブラケット14の幅が案内レール2の基部3幅に対応した寸法に形成される。これにより、案内レール2を案内部4側から見た場合に、ファスナー6、座板11、ブラケット14等の構造物を基部3の後ろに隠すことができて昇降路1に案内レール2を容易に見栄えよく立設することができる。
【0012】
また、締結具19が案内レール2の案内部4に露出しないので、案内レール2を案内部4側における見栄えをさらに向上することができる。また、座板11とブラケット14の間にスペーサ(図示しない)を挿入してブラケット14に対する案内レール2の立設位置を調整することができる。また、案内レール2に締結具19用の貫通孔が設けられないので据付工事において案内レール2の立設位置順位を管理する必要がなく、据付工事現場において案内レールを容易に管理することができる。
【0013】
また、締結具19がブラケット14の長穴18に挿通されて座板11のねじ孔12にねじ込まれるので、エレベーターが設置される建物の階間距離が建物の自重のために縮小したときに、案内レール2とブラケット14との締結箇所においてブラケット14の長穴18によって縮小変位を吸収することができ、案内レール2が上下方向において蛇行状態になることを防止することができる。
なお、締結具19の本数、サイズを適宜に設定することによって、所要の締結力を容易に得ることができる。
【0014】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、昇降路に立設された案内レールと、昇降路に設けられて長手端面が水平投影面において案内レールの基部背面に対向して配置され、案内レールの基部幅に対応した幅に形成されたファスナーと、ねじ孔及びこのねじ孔の下方に溶接用貫通孔を有し、案内レールの基部幅に対応した幅に形成されて案内レールの基部背面のファスナーとの対向部位に配置された座板と、案内レールの基部幅に対応した幅をなす板材が屈折されてL字状をなし、L字の一辺がファスナーの案内レールの基部との対向部位に溶接され、一辺から上方に伸びるL字の他辺に、上下方向に長手を有する長孔が形成され、この他辺が座板に対面して配置されたブラケットと、このブラケットの長孔に挿通されて座板のねじ孔にねじ込まれた締結具とを備え、座板は、溶接用貫通孔を形成する壁面と上記基部背面とが溶接され、案内レールに固定されたものである。
【0015】
これによって、ファスナー、座板、ブラケットの幅が案内レールの基部幅に対応した寸法に形成される。このため、ファスナー、座板、ブラケット等の構造物、また締結具が基部の後ろに隠れて、昇降路に立設された案内レールを案内部側から見た場合の見栄えを向上する効果がある。 また、締結具がブラケットの長穴に挿通されて座板にねじ込まれるので、エレベーターが設置される建物の階間距離が建物の自重のために縮小したときに、案内レールとブラケットとの締結箇所においてブラケットの長穴によって縮小変位を吸収することができ、案内レールが上下方向において蛇行状態になることを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、昇降路に立設された案内レールの要部斜視図。
【図2】 図1の座板の正面図。
【図3】 図1のブラケットの平面図。
【図4】 図3の正面図。
【図5】 図1のブラケットを撤去して示す図1相当図。
【図6】 従来のエレベーターの案内レール装置を示す図で、昇降路に立設された案内レールの要部斜視図。
【図7】 図6の案内レールの背面側の斜視図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 案内レール、3 基部、6 ファスナー、11 座板、14
ブラケット、15 一辺、16 他辺、18 長穴、19 締結具。
Claims (1)
- 昇降路に立設された案内レールと、
上記昇降路に設けられて長手端面が水平投影面において上記案内レールの基部背面に対向して配置され、上記基部幅に対応した幅に形成されたファスナーと、
ねじ孔及びこのねじ孔の下方に溶接用貫通孔を有し、上記基部幅に対応した幅に形成されて上記基部背面の上記ファスナーとの対向部位に配置された座板と、
上記基部幅に対応した幅をなす板材が屈折されてL字状をなし、L字の一辺が上記ファスナーの上記基部との対向部位に溶接され、上記一辺から上方に伸びるL字の他辺に、上下方向に長手を有する長孔が形成され、上記他辺が上記座板に対面して配置されたブラケットと、
このブラケットの上記長孔に挿通されて上記座板の上記ねじ孔にねじ込まれた締結具とを備え、
上記座板は、上記溶接用貫通孔を形成する壁面と上記基部背面とが溶接され、上記案内レールに固定されたことを特徴とするエレベーターの案内レール装置。
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