JP3510100B2 - カレントミラー回路および該カレントミラー回路を有する半導体集積回路 - Google Patents
カレントミラー回路および該カレントミラー回路を有する半導体集積回路Info
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Description
および該カレントミラー回路を有する半導体集積回路に
関し、特に、低電圧駆動が可能なFET(Field Effect
Transistor)を用いたカレントミラー回路に関する。従
来より、カレントミラー回路は、様々な回路に幅広く使
用されており、ミラー比の設定が高精度に行えるものが
必要とされている。一方、カレントミラー回路を搭載す
る回路において、その駆動電圧は低電圧化する傾向にあ
り、カレントミラー回路も低電圧で動作するものが必要
とされている。すなわち、低い電源電圧においても出力
インピーダンスが高く、且つ、ミラー比が高精度に設定
可能なカレントミラー回路の提供が要望されている。
を示す回路図であり、図2は図1のカレントミラー回路
の動作を説明するための図である。図1に示されるよう
に、従来のカレントミラー回路は、例えば、基準電流I
ref101を流す基準電流源101およびnチャネル型MO
Sトランジスタ(nMOSトランジスタ)Mi101からな
る入力回路と、nMOSトランジスタMo101からなる出
力回路とを備えて構成されている。
ス、並びに、トランジスタMi101およびMo101のゲート
は、それぞれ相互に接続されており、また、トランジス
タMi101のドレインは当該トランジスタMi101のゲート
に接続されている。また、トランジスタMi101のドレイ
ンは基準電流源101に接続され、トランジスタMi101
には基準電流Iref101が流れることになる。さらに、ト
ランジスタMo101のドレインは、出力電流Iout を取り
出す端子となる。ここで、トランジスタMi101とトラン
ジスタMo101との形状比(ゲート幅/ゲート長で与えら
れる)は、N倍(例えば、N=0.1〜10)の比例関
係になっている。すなわち、トランジスタMi101のゲー
ト幅およびゲート長をW101,L101 とすると、トランジ
スタMo101の形状比Sro101 は、Sro101 =N×W101/
L101 となっており、必要な出力電流Iout(すなわち、
Iout =N×Iref101)を取り出すことができるように
なっている。
カレントミラー回路において、トランジスタMo101は、
出力に印加される電圧Vout がΔV101 以上(例えば、
0.2V)のときに飽和に達し、出力電流Iout は、I
out =N×Iref でほぼ一定となる。しかしながら、チ
ャネル変調効果により、この図1に示すカレントミラー
回路の出力インピーダンスは低くなる。すなわち、飽和
後の出力電流Iout は、出力に印加される電圧Vout の
増加と共に大きくなり、この出力電流Iout の増加が電
流精度の低下を招いていた。
を示す回路図であり、図4は図3のカレントミラー回路
の動作を説明するための図である。図3に示すカレント
ミラー回路は、カスコード・カレントミラー回路であ
り、図1のカレントミラー回路に対して、ゲート接地の
トランジスタを挿入し、カスコード接続とすることで、
高出力インピーダンス化を実現したものである。
ード・カレントミラー回路は、基準電流Iref111を供給
する基準電流源111,および,該基準電流源111と
直列に接続された2つのnMOSトランジスタMi111,
Mi112からなる入力回路と、直列に接続された2つのn
MOSトランジスタMo111, Mo112からなる出力回路と
を備えて構成されている。
ス、トランジスタMi111およびMo111のゲート、並び
に、トランジスタMi112およびMo112のゲートは、それ
ぞれ相互に接続されている。さらに、トランジスタMi1
11のドレインは当該トランジスタMi111のゲートに接続
され、また、トランジスタMi112のドレインは当該トラ
ンジスタMi112のゲートに接続されている。また、トラ
ンジスタMi112のドレインは基準電流源111に接続さ
れ、トランジスタMi111およびMi112には基準電流Ire
f111が流れることになる。そして、トランジスタMo112
のドレインは、出力電流Iout を取り出す端子となる。
ここで、トランジスタMi111とトランジスタMo111との
形状比(ゲート幅/ゲート長で与えられる)およびトラ
ンジスタMi112とトランジスタMo112との形状比は、そ
れぞれN倍の比例関係になっている。すなわち、トラン
ジスタMi111のゲート幅およびゲート長をW111,L111
とすると、トランジスタMo111の形状比Sro111 は、S
ro111 =N×W111/L111 となっており、また、トラン
ジスタMi112のゲート幅およびゲート長をW112,L112
とすると、トランジスタMo112の形状比Sro112 は、S
ro112 =N×W112/L112 となっており、必要な出力電
流Iout(すなわち、Iout =N×Iref111)を取り出す
ことができるようになっている。
カレントミラー回路において、トランジスタMo112は、
トランジスタMi112のゲート−ソース間電圧をVgs111
として、出力に印加される電圧Vout が、Vgs111 +Δ
V112 以上(例えば、0.8V+0.2V=1.0V)
と高い電圧が必要になるため、低い電源電圧で使用する
ことが困難になる。なお、ΔV112 は、トランジスタM
o112の飽和電圧を示している。
に示す従来例のカレントミラー回路のシミュレーション
結果を示す図であり、前述した図2に示す特性曲線L1
01および図4に示す特性曲線L111に対応するもの
を示している。ここで、図5(a)は、縦軸(Iout)を
0アンペア(A)〜120マイクロアンペア(uA:μ
A)の範囲とし、横軸(Vout)を0ボルト(V)〜2V
の範囲としたものである。また、図5(b)は、縦軸
(Iout)を99uA〜101uAとし、横軸(Vout)を
0V〜2Vの範囲としたものである。すなわち、図5
(b)は、図5(a)の一部(Iout が99uA〜10
1uAの範囲)を拡大して示すものである。
なように、図1に示す従来のカレントミラー回路は、飽
和後(例えば、0.2V以降)においても、出力電流I
outが出力電圧Vout の増加と共に大きくなり、電流精
度の低下を来していた。また、図5(b)の特性曲線L
111から明らかなように、図3に示す従来のカレント
ミラー回路は、飽和後の出力電流Iout は出力電圧Vou
t の増加に関わらず一定となっており、十分な電流精度
を確保することができる。しかしながら、図3のカレン
トミラー回路は、高い飽和電圧(例えば、1.0V)が
必要であるため、近年の低電圧化の要求に反し、実際の
回路に適用するには問題があった。
は、高い電流精度および低い電源電圧を両立することが
困難であった。また、前述したチャネル変調効果は、近
年の短チャネル化に伴って顕著となるため、電流精度は
一層劣化する傾向にあり、さらに、短チャネルのトラン
ジスタは、耐圧も低く、低消費電力を実現するためにも
電源電圧をより一層低下させるようになって来ている。
そのために、高電流精度と低電源電圧を実現できるカレ
ントミラー回路の必要性は、ますます高まっている。
回路が有する課題に鑑み、低い電源電圧においても出力
インピーダンスが高く、且つ、ミラー比が高精度に設定
可能なカレントミラー回路の提供を目的とする。
流を流す基準電流源と、該基準電流源に接続され該基準
電流が流される入力回路と、該入力回路にカレントミラ
ー接続された1組以上の出力回路とを有する電界効果型
トランジスタを用いたカレントミラー回路であって、前
記入力回路は、直列接続された第1および第2の入力ト
ランジスタを有し、該第1および第2の入力トランジス
タのゲートを共に該第2の入力トランジスタのドレイン
に接続し、該第2の入力トランジスタのドレインを前記
基準電流源に接続し、前記少なくとも1組の出力回路
は、直列接続された第1および第2の出力トランジスタ
を有し、該第1の出力トランジスタのソースを前記第1
の入力トランジスタのソースに接続し、該第1および第
2の出力トランジスタのゲートを前記第1および第2の
入力トランジスタのゲートに接続し、該第2の出力トラ
ンジスタのドレインから出力電流を取り出し、前記第2
の入力トランジスタは、前記第1の入力トランジスタと
ほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧以下の弱反転
領域で動作し、該第2の入力トランジスタのゲート−ソ
ース間電圧を、前記第1の入力トランジスタの閾値電圧
以下で動作させるようにしたことを特徴とするカレント
ミラー回路が提供される。
dd)と第2の電源線(Vss:GND)との間に直列に接
続された基準電流源(11)および入力回路(Mi11,M
i12)と、該入力回路にカレントミラー接続された少なく
とも1組の出力回路(Mo11,Mo12)とを備え、該入力回
路は、直列接続された第1および第2のトランジスタ
(Mi11,Mi12)を有し、該第1および第2のトランジス
タのゲートを相互に接続すると共に該第2のトランジス
タ(Mi12)のドレインと前記基準電流源(11)との接
続ノードに共通接続し、そして、前記第2のトランジス
タ(Mi12) は、前記第1のトランジスタ(M i11) とほ
ぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧以下の弱反転領
域で動作し、該第2のトランジスタ(M i12) のゲート−
ソース間電圧を、前記第1のトランジスタ(Mi11)の閾
値電圧(Vth11)以下で動作させるようにしたことを特
徴とするカレントミラー回路が提供される。
力回路,少なくとも1組の出力回路,および,基準電流
源を備えて構成されている。第1および第2の入力トラ
ンジスタのゲートは、第2の入力トランジスタのドレイ
ンに共通接続され、第2の入力トランジスタのドレイン
は基準電流源に接続されている。また、第1の出力トラ
ンジスタのソースは第1の入力トランジスタのソースに
接続され、第1および第2の出力トランジスタのゲート
は第1および第2の入力トランジスタのゲートに接続さ
れ、第2の出力トランジスタのドレインから出力電流が
取り出される。そして、第2の入力トランジスタは、第
1の入力トランジスタとほぼ同じ閾値電圧を有するが、
該閾値電圧以下の弱反転領域で動作し、該第2の入力ト
ランジスタのゲート−ソース間電圧を、第1の入力トラ
ンジスタの閾値電圧以下で動作させるようになってい
る。
ば、基準電流源(11)および入力回路(Mi11,Mi12)
は第1の電源線(Vdd)と第2の電源線(Vss:GN
D)との間に直列に接続され、また、少なくとも1組の
出力回路(Mo11,Mo12)は入力回路にカレントミラー接
続されている。入力回路を構成する第1および第2のト
ランジスタ(Mi11,Mi12)のゲートは相互に接続される
と共に、第2のトランジスタ(Mi12)のドレインと基準
電流源(11)との接続ノードに共通接続されている。
そして、第2のトランジスタ(Mi12)は、第1のトラン
ジスタ(M i11) とほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値
電圧以下の弱反転領域で動作し、該第2のトランジスタ
(M i12) のゲート−ソース間電圧を、第1のトランジス
タ(Mi11)の閾値電圧(Vth11)以下で動作させるよう
になっている。
インピーダンスが高くすると共に、ミラー比を高精度に
設定することの可能なカレントミラー回路を構成するこ
とが可能となる。
明に係るカレントミラー回路の各実施例を説明する。図
6は本発明に係るカレントミラー回路の第1実施例を示
す回路図であり、図7は図6のカレントミラー回路の動
作を説明するための図である。
レントミラー回路は、カスコード・カレントミラー回路
であり、基準電流Iref11 を供給する基準電流源11,
および,該基準電流源11と直列に接続された2つのn
チャネル型MOSトランジスタ(nMOSトランジス
タ)Mi11,Mi12 からなる入力回路と、直列に接続され
た2つのnMOSトランジスタMo11,Mo12 からなる出
力回路とを備えて構成されている。トランジスタMi11
およびMo11 のソース、並びに、トランジスタMi11,M
i12 およびMo11,Mo12 のゲートは、それぞれ相互に接
続されており、トランジスタMi12 のドレインは、トラ
ンジスタMi11,Mi12(Mo11,Mo12)のゲートおよび基準
電流源11に接続されている。
i12 には基準電流Iref11 が流れることになる。そし
て、トランジスタMo12 のドレインは、出力電流Iout
を取り出す端子となる。ここで、トランジスタMi11 と
トランジスタMo11 との形状比(ゲート幅/ゲート長で
与えられる)およびトランジスタMi12 とトランジスタ
Mo12 との形状比は、それぞれN倍の比例関係になって
いる。すなわち、トランジスタMi11 のゲート幅および
ゲート長をW11, L11とすると、トランジスタMo11 の
形状比Sro11は、Sro11=N×W11/L11となってお
り、また、トランジスタMi12 のゲート幅およびゲート
長をW12, L12とすると、トランジスタMo12 の形状比
Sro12は、Sro12=N×W12/L12となっており、必要
な出力電流Iout(すなわち、Iout =N×Iref11)を取
り出すことができるようになっている。
ー回路は、直列接続したトランジスタMi11,Mi12 の各
ゲートをトランジスタMi12 のドレインに接続し、トラ
ンジスタMi12 のゲート−ソース間電圧Vgs12をトラン
ジスタMi11 の閾値電圧Vth11以下の電圧として動作す
るように、すなわち、トランジスタMi12 をトランジス
タMi11 の閾値電圧Vth11以下の電圧で動作させるよう
になっている。ここで、トランジスタMo11 およびMo1
2 はカスコード接続となっており、トランジスタMo12
はゲート接地として動作するようになっている。
実に飽和領域で動するが、トランジスタMi11 が非飽和
領域に入ると、このトランジスタMi11 の出力インピー
ダンスが著しく低下するため、たとえカスコード接続で
あっても高い出力インピーダンスを得ることはできな
い。そこで、高精度のカレントミラー回路を実現するに
は、トランジスタMi11 を飽和領域(図7を参照)で動
作させることが必要となる。
路おいて、トランジスタMi11 およびMi12 のゲート−
ソース間電圧をそれぞれVgs11およびVgs12とすると、
トランジスタMi11 のドレインの電圧は(Vgs11−Vgs
12)で与えられる。また、トランジスタMi11 の飽和電
圧ΔV11は以下の式で与えられる。 ΔV11=Vgs11−Vth11 従って、トランジスタMi11 が飽和領域で動作するため
には、以下の条件が必要となる。
gs12が、トランジスタMi11 の閾値電圧Vth11以下であ
れば、トランジスタMi11 およびMi12 を共に飽和領域
で動作させることが可能となる。
ソース間電圧Vgs12をトランジスタMi11 の閾値電圧V
th11以下としてカレントミラー回路(トランジスタMi1
2 )を動作させる手法としては、例えば、以下の2つの
ものがある。まず、第1の手法としては、トランジスタ
Mi12 の閾値電圧Vth12をトランジスタMi11 の閾値電
圧Vth11以下に設定する。ここで、例えば、MOSトラ
ンジスタの閾値電圧Vthはチャネルの電荷量により制御
可能であり、多閾値の製造プロセスを用いてトランジス
タの閾値電圧を2種類以上とし、トランジスタMi12を
閾値電圧の低いトランジスタにより構成し、トランジス
タMi11 を閾値電圧の高いトランジスタにより構成すれ
ばよい。
Mi12 を弱反転領域で動作させる。この弱反転領域で
は、閾値電圧Vth以下でもドレイン電流Id を流すこと
ができる。図7に示されるように、本第1実施例のカレ
ントミラー回路において、トランジスタMo11 およびM
o12 は、出力に印加される電圧Vout が電圧Vgs11−V
gs12+ΔV12以上(例えば、0.4V)のときに飽和に
達し、出力電流Iout は、N×Iref11 でほぼ一定とな
る。
ランド(GND:Vss)に接続しているが、各トランジ
スタのソースに接続すれば、基板バイアスの効果が無く
なり、より一層低い電圧で動作させることが可能とな
る。また、本発明の各実施例では、トランジスタとして
nチャネル型MOSトランジスタを用いているが、pチ
ャネル型MOSトランジスタを用いてもよく、また、M
OSトランジスタ以外の電界効果型トランジスタ(FE
T:Field Effect Transistor)を用いることもできる。
されるMOSトランジスタの特性を示す図である。MO
Sトランジスタは、図8に示されるようなVgs−Id 特
性をもつことが知られている。この点は、例えば、Yann
is P. Tsividis著の“OPERATION AND MODELING OF THE
MOS TRANSISTOR”に詳しく述べられている。通常、閾値
電圧Vth以上で使用する強反転領域では、Vgs−Id 特
性は2次関数特性を示し、ドレイン電流Id は、トラン
ジスタのゲート幅をWとし、ゲート長をLとすると、以
下の式で与えられる。
圧Vth以下の弱反転領域では、Vgs−Id 特性は指数関
数特性を示し、Id は以下の式で与えられる。ここで、
Vx は弱反転領域の閾値電圧に相当し、Vx <Vthであ
り、また、Ix ,Vx ,および,nφt はそれぞれ所定
の定数を示している。
すには巨大なトランジスタが必要であった。しかしなが
ら、近年の短チャネル化により、通常サイズのMOSト
ランジスタでも十分な電流を流すことが可能となってお
り、弱反転領域の積極的な利用が可能となって来てい
る。
には、例えば、ゲート長を0.5μm(um)以下にすれ
ばよい。上述したように、本発明に係るカレントミラー
回路の第1実施例では、ゲートを共通接続したnMOS
トランジスタMi11 およびMi12 を直列に接続し、共に
飽和領域で動作させることにより、高い出力インピーダ
ンスを得ることができる。また、トランジスタMo11 お
よびMo12 により構成される出力回路が飽和に達する電
圧は、[Vgs11−Vgs12+ΔV12]であり、電圧[Vgs
11−Vgs12]をトランジスタMo11 の飽和電圧ΔV11に
近い値に設定することにより、出力電圧Vout を、例え
ば、0.4V程度の低い電圧値として動作させることが
可能となる。
圧動作が可能なカレントミラー回路を提供することがで
きる。図9は本発明に係るカレントミラー回路の第2実
施例を示す回路図であり、カレントミラー回路を3重カ
スコード接続したカレントミラー回路として構成したも
のである。なお、本第2実施例の3重カスコード・カレ
ントミラー回路は、図6の第1実施例に比べて、ミラー
比の設定をより一層高い精度で行うことができるが、動
作電圧が高くなる。
重カスコード・カレントミラー回路は、基準電流Iref2
1 を供給する基準電流源21,および,該基準電流源2
1と直列に接続された3つのnMOSトランジスタMi2
1,Mi22,Mi23 からなる入力回路と、直列に接続された
3つのnMOSトランジスタMo21,Mo22,Mo23 からな
る出力回路とを備えて構成されている。トランジスタM
i21 およびMo21 のソース、トランジスタMi21 および
Mo21 のゲート、並びに、トランジスタMi22,Mi23 お
よびMo22,Mo23 のゲートは、それぞれ相互に接続され
ている。ここで、トランジスタMi21 のドレイン(トラ
ンジスタMi22 のソース)は、該トランジスタMi21(M
o21)のゲートに接続され、また、トランジスタMi23 の
ドレインは、トランジスタMi22,Mi23(Mo22,Mo23)の
ゲートおよび基準電流源21に接続されている。
i23 には基準電流Iref21 が流れることになる。そし
て、トランジスタMo23 のドレインは、出力電流Iout
を取り出す端子となる。ここで、トランジスタMi21 と
トランジスタMo21 との形状比(ゲート幅/ゲート長で
与えられる),トランジスタMi22 とトランジスタMo2
2 との形状比,および,トランジスタMi23 とトランジ
スタMo23 との形状比は、それぞれN倍の比例関係にな
っている。すなわち、トランジスタMi21 のゲート幅お
よびゲート長をW21, L21とすると、トランジスタMo2
1 の形状比Sro21は、Sro21=N×W21/L21となって
おり、また、トランジスタMi22 のゲート幅およびゲー
ト長をW22, L22とすると、トランジスタMo22 の形状
比Sro22は、Sro22=N×W22/L22となっており、さ
らに、トランジスタMi23 のゲート幅およびゲート長を
W23, L23とすると、トランジスタMo23 の形状比Sro
23は、Sro23=N×W23/L23となっている。これによ
り、必要な出力電流Iout(すなわち、Iout =N×Ire
f21)を取り出すことができるようになっている。
述した第1実施例と同様に、トランジスタMi23 のゲー
ト−ソース間電圧Vgs23がトランジスタMi22 の閾値電
圧Vth22以下として動作するように、すなわち、トラン
ジスタMi23 をトランジスタMi22 の閾値電圧Vth22以
下の電圧で動作させるようになっている。また、トラン
ジスタMo21,Mo22,および, Mo23 は、出力に印加され
る電圧Vout が電圧Vgs21+Vgs22−Vgs23+ΔV23以
上(例えば、1.2V)のときに飽和に達し、出力電流
Iout は、N×Iref21 でほぼ一定となる。なお、本第
2実施例は、上述した第1実施例よりもミラー比の設定
(出力電流Iout の設定)を高精度に行うことができ
る。
下の各実施例において)、各トランジスタのバックゲー
トはグランドに接続しているが、各トランジスタのソー
スに接続すれば、基板バイアスの効果が無くなり、より
一層低い電圧で動作させることが可能となる。また、本
発明の各実施例では、トランジスタとしてnチャネル型
MOSトランジスタを用いているが、pチャネル型MO
Sトランジスタを用いてもよく、また、MOSトランジ
スタ以外の電界効果型トランジスタを用いることもでき
るのは前述の通りである。
の第3実施例を示す回路図であり、図9に示す第2実施
例のカレントミラー回路における動作電圧の上昇を改善
したものである。図10に示されるように、本第3実施
例のカレントミラー回路は、前述した第2実施例と同様
に、3重カスコード接続したカレントミラー回路として
構成されている。ここで、図9と図10との比較から明
らかなように、本第3実施例では、トランジスタMi31,
Mo31(Mi21,Mo21)のゲートは、トランジスタMi31(M
i21)のドレインではなく、トランジスタMi32(Mi22)の
ドレインに接続されるようになっている。なお、他の構
成は、前述した第2実施例と同様なのでその説明は省略
する。また、本第3実施例は、カレントミラー回路の精
度(ミラー比の設定精度)は、上述の第2実施例とほぼ
同じである。
述した第2実施例と同様に、トランジスタMi33 のゲー
ト−ソース間電圧Vgs33がトランジスタMi32 の閾値電
圧Vth32以下として動作するようになっている。また、
トランジスタMo31,Mo32,および, Mo33 は、出力に印
加される電圧Vout が電圧Vgs31+ΔV33以上(例え
ば、1.0V)のときに飽和に達し、出力電流Iout
は、N×Iref31 でほぼ一定となる。このように、本第
3実施例は、前述した第2実施例よりも動作電圧を低下
させることができる。なお、第2実施例および第3実施
例と同様に、4重以上のカスコード接続したカレントミ
ラー回路を構成することもできるのは言うまでもない。
このように、多重にカスコード接続することにより、回
路の精度をより一層向上させることができるが、動作電
圧も増加することになるため、実用上は、2重または3
重のカスコード接続したカレントミラー回路が好まし
い。
び第3実施例のカレントミラー回路のシミュレーション
結果を示す図である。ここで、図11(a)は、縦軸
(Iout)を0アンペア(A)〜120マイクロアンペア
(uA:μA)の範囲とし、横軸(Vout)を0ボルト
(V)〜2Vの範囲としたものである。また、図11
(b)は、縦軸(Iout)を99uA〜101uAとし、
横軸(Vout)を0V〜2Vの範囲としたものである。す
なわち、図11(b)は、図11(a)の一部(Iout
が99uA〜101uAの範囲)を拡大して示すもので
ある。なお、図11(a)および図11(b)におい
て、参照符号L11は第1実施例のカレントミラー回路
の特性曲線を示し、また、L31は第3実施例のカレン
トミラー回路の特性曲線を示している。
なように、図6に示す本発明に係る第1実施例のカレン
トミラー回路は、飽和後(例えば、0.4V以降)にお
いて、出力電圧Vout の増加に対して出力電流Iout が
若干大きくなるものの、ほぼ一定値とすることができ
る。さらに、図11(b)の特性曲線L31から明らか
なように、図6に示す本発明に係る第3実施例のカレン
トミラー回路は、飽和後(例えば、0.6V以降)にお
いて、出力電流Iout は、出力電圧Vout の増加に関わ
らず、一定の値となっている。このように、本発明に係
るカレントミラー回路の各実施例は、低い電源電圧にお
いても出力インピーダンスを高くすることができ、且
つ、ミラー比を高精度に設定することが可能であること
がわかる。
の第4実施例を示す回路図であり、図12(a)は上述
した第3実施例を応用して構成した4重カスコード・カ
レントミラー回路の一例を示すものである。なお、図1
2(b)は、図12(a)のカレントミラー回路におけ
る基準電流源41の一例を示すものであり、前述した入
力回路および出力回路にnMOSトランジスタを適用し
た各カレントミラー回路の基準電流源(11,21,3
1)も同様のものを使用することができる。
ランジスタMi44 のゲート−ソース間電圧Vgs44がトラ
ンジスタMi43 の閾値電圧Vth43以下として動作するよ
うになっている。なっている。また、トランジスタMo4
1,Mo42,Mo43 およびMo44は、出力に印加される電圧
Vout が電圧Vgs41+Vgs43−Vgs44+ΔV44以上のと
きに飽和に達し、出力電流Iout は、N×Iref41 でほ
ぼ一定となる。
源41は、差動増幅回路(オペアンプ)OP41, 抵抗R
41, および, pチャネル型MOSトランジスタ(pMO
Sトランジスタ)Mi40 を備えて構成されている。ここ
で、トランジスタMi40 のソースは抵抗R41を介して高
電位の電源線(Vdd)に接続され、そのゲートには差動
増幅回路OP41の出力が供給されている。また、差動増
幅回路OP41の正相入力(正論理の入力)には基準電圧
Vref41 が印加され、差動増幅回路OP41の逆相入力
(負論理の入力)はトランジスタMi40 のソースに接続
されている。そして、トランジスタMi40 のドレインか
ら基準電流Iref41 が各入力トランジスタ(Mi41,Mi4
2,Mi43,Mi44)に流されることになる。ここで、基準電
流Iref41は、(Vdd−Vref41)/ R41で与えられ、例
えば、基準電圧Vref41 としてBGRやツェナダーオー
ド等の基準電圧を用いれば、電源電圧や作成プロセスに
依存しない基準電流Iref41 を得ることができる。
の第5実施例を示す回路図であり、入力回路および出力
回路にpMOSトランジスタを適用したもので、図6に
示す第1実施例のカレントミラー回路に対応している。
なお、図13では、基準電流源51を差動増幅回路OP
51, 抵抗R51, および, nMOSトランジスタMi53で
構成したものを示している。この入力回路および出力回
路にpMOSトランジスタを適用したカレントミラー回
路における基準電流源51は、前述した図12(b)の
入力回路および出力回路にnMOSトランジスタを適用
したカレントミラー回路における基準電流源41に対応
するものである。
ンジスタMi53 のソースは抵抗R51を介して低電位の電
源線Vss(GND)に接続され、そのゲートには差動増
幅回路OP51の出力が供給されている。また、差動増幅
回路OP51の正相入力には基準電圧Vref51 が印加さ
れ、差動増幅回路OP51の逆相入力はトランジスタMi5
3 のソースに接続されている。そして、トランジスタM
i53 のドレインから基準電流Iref51 が各入力トランジ
スタ(Mi51,Mi52)に流されることになる。ここで、基
準電流Iref51 は、(Vref51 −Vss)/ R51で与えら
れ、例えば、基準電圧Vref51 としてBGRやツェナダ
ーオード等の基準電圧を用いれば、電源電圧や作成プロ
セスに依存しない基準電流Iref51 を得ることができる
のは前述した通りである。
カレントミラー回路は、基準電流Iref51 を供給する基
準電流源51,および,該基準電流源51と直列に接続
された2つのpMOSトランジスタMi51,Mi52 からな
る入力回路と、直列に接続された2つのpMOSトラン
ジスタMo51,Mo52 からなる出力回路とを備えて構成さ
れている。トランジスタMi51 およびMo51 のソース、
並びに、トランジスタMi51,Mi52 およびMo51,Mo52
のゲートは、それぞれ相互に接続されており、トランジ
スタMi52 のドレインは、トランジスタMi51,Mi52(M
o51,Mo52)のゲートおよび基準電流源51に接続されて
いる。
i52 には基準電流Iref51 が流れることになる。そし
て、トランジスタMo52 のドレインは、出力電流Iout
を取り出す端子となる。ここで、トランジスタMi51 と
トランジスタMo51 との形状比(ゲート幅/ゲート長で
与えられる)およびトランジスタMi52 とトランジスタ
Mo52 との形状比は、それぞれN倍の比例関係になって
いる。すなわち、トランジスタMi51 のゲート幅および
ゲート長をW51, L51とすると、トランジスタMo51 の
形状比Sro51は、Sro51=N×W51/L51となってお
り、また、トランジスタMi52 のゲート幅およびゲート
長をW52, L52とすると、トランジスタMo52 の形状比
Sro52は、Sro52=N×W52/L52となっており、必要
な出力電流Iout(すなわち、Iout =N×Iref51)を取
り出すことができるようになっている。
ランジスタMi52 のゲート−ソース間電圧Vgs52がトラ
ンジスタMi51 の閾値電圧Vth51以下として動作するよ
うに、すなわち、トランジスタMi52 をトランジスタM
i51 の閾値電圧Vth51以下の電圧で動作させるようにな
っている。また、トランジスタMo51 およびMo52 は、
出力に印加される電圧Vout がVdd−Vgs51+Vgs52−
ΔV52以下(例えば、−1.0V)のときに飽和に達
し、出力電流Iout は、N×Iref51 でほぼ一定とな
る。
構成は、図示したものに限定されず、様々なものを適用
することができるのはもちろんである。また、例えば、
米国特許第4477782号に、複数の基準電流源を用
いてカレントミラー回路を構成する技術が開示されてい
るが、本発明を適用することによりこの技術を改良する
こともできる。
の第6実施例を示す回路図である。図14に示されるよ
うに、本第6実施例のカレントミラー回路は、基準電流
Iref61 を供給する基準電流源61,基準電流Iref62
を供給する基準電流源62,および,該基準電流源61
と直列に接続された2つのnMOSトランジスタMi61,
Mi62,および,該基準電流源62と直列に接続された2
つのnMOSトランジスタMi63,Mi64 からなる入力回
路と、直列に接続された2つのnMOSトランジスタM
o61,Mo62 からなる出力回路とを備えて構成されてい
る。トランジスタMi61,Mi63 およびMo61 のソース、
トランジスタMi61,Mi62 およびMo61のゲート、並び
に、トランジスタMi63,Mi64 およびMo62 のゲート
は、それぞれ相互に接続されている。また、トランジス
タMi62 のドレインは、トランジスタMi61,Mi62(Mo6
1)のゲートおよび基準電流源61に接続され、トランジ
スタMi64 のドレインは、トランジスタMi63,Mi64(M
o62)のゲートおよび基準電流源62に接続されている。
i62 には基準電流Iref61 が流れ、また、トランジスタ
Mi63 およびMi64 には基準電流Iref62 が流れること
になる。そして、トランジスタMo62 のドレインは、出
力電流Iout を取り出す端子となる。ここで、トランジ
スタMi61 とトランジスタMo61 との形状比はN倍の比
例関係になっている。すなわち、トランジスタMi61 の
ゲート幅およびゲート長をW61, L61とすると、トラン
ジスタMo61 の形状比Sro61は、Sro61=N×W61/L
61となっており、必要な出力電流Iout(すなわち、Iou
t =N×Iref61)を取り出すことができるようになって
いる。なお、トランジスタMo62 に関しては、トランジ
スタMo61 のように所定の形状比が要求されず、自由度
が高くなるようにされている。すなわち、トランジスタ
Mo61 を小型のトランジスタとして構成することが可能
となる。
ランジスタMi62 のゲート−ソース間電圧Vgs62がトラ
ンジスタMi61 の閾値電圧Vth61以下として、また、ト
ランジスタMi64 のゲート−ソース間電圧Vgs64がトラ
ンジスタMi63 の閾値電圧Vth63以下として動作するよ
うに、すなわち、トランジスタMi62 をトランジスタM
i61 の閾値電圧Vth61以下の電圧で動作させ, 且つ, ト
ランジスタMi64 をトランジスタMi63 の閾値電圧Vth
63以下の電圧で動作させるようになっている。ここで、
ゲート接地トランジスタMo62 のバイアス電圧は、トラ
ンジスタMi63およびMi64 のゲート電圧により生成さ
れるようになっている。すなわち、例えば、図1に示す
従来のカレントミラー回路では、1つのトランジスタ
(Mi101)によりバイアス電圧を生成していたが、チャ
ネル変調効果により理想値からずれていたが、本第6実
施例では、トランジスタMi64 によりトランジスタMi6
3 のドレイン−ソース間電圧Vds63が飽和電圧程度に設
定されるため、チャネル変調効果を低減することができ
る。また、トランジスタMo61 およびMo62 は、出力に
印加される電圧Vout が電圧Vgs61+Vgs62+ΔV62以
上のときに飽和に達し、出力電流Iout は、N×Iref6
1 でほぼ一定となる。
および62が必要となるが、前述したように、ゲート接
地トランジスタMo62 のサイズは任意に設計することが
でき、自由度を向上させることができる。なお、各トラ
ンジスタのバックゲートはGND(Vss)に接続してい
るが、各トランジスタのソースに接続すれば、基板バイ
アスの効果がなくなり、より低い電圧で動作することが
可能である。また、本実施例はNチャネルトランジスタ
を用いているが、Pチャネルトランジスタを用いても同
様の効果が得られることはもちろんである。
の第7実施例を示す回路図である。図15に示されるよ
うに、本第7実施例のカレントミラー回路は、基準電流
Iref71 を供給する基準電流源71,基準電流Iref72
を供給する基準電流源72,および,該基準電流源71
と直列に接続された2つのnMOSトランジスタMi71,
Mi72,および,該基準電流源72と直列に接続された2
つのnMOSトランジスタMi73,Mi74 からなる入力回
路と、直列に接続された2つのnMOSトランジスタM
o71,Mo72 からなる出力回路とを備えて構成されてい
る。トランジスタMi71,Mi73 およびMo71 のソース、
トランジスタMi71 およびMo71 のゲート、並びに、ト
ランジスタMi72,Mi73,Mi74 およびMo72 のゲート
は、それぞれ相互に接続されている。また、トランジス
タMi72 のドレインは、トランジスタMi71(Mo71)のゲ
ートおよび基準電流源71に接続され、トランジスタM
i74のドレインは、トランジスタMi73,Mi74(Mi72,Mo
72)のゲートおよび基準電流源72に接続されている。
i72 には基準電流Iref71 が流れ、また、トランジスタ
Mi73 およびMi74 には基準電流Iref72 が流れること
になる。そして、トランジスタMo72 のドレインは、出
力電流Iout を取り出す端子となる。ここで、トランジ
スタMi71 とトランジスタMo71 との形状比,および,
トランジスタMi72 とトランジスタMo72 との形状比
は、それぞれN倍の比例関係になっている。
およびゲート長をW71, L71とすると、トランジスタM
o71 の形状比Sro71は、Sro71=N×W71/L71となっ
ており、また、トランジスタMi72 のゲート幅およびゲ
ート長をW72, L72とすると、トランジスタMo72 の形
状比Sro72は、Sro72=N×W72/L72となっている。
これにより、必要な出力電流Iout(すなわち、Iout =
N×Iref71)を取り出すことができるようになってい
る。
して、トランジスタMo72 の設計自由度は低下するもの
の、トランジスタMi71 とトランジスタMo71 は、ドレ
イン−ソース間電圧(Vds71) が本質的に同じであるた
め、第6実施例よりもミラー比の設定(出力電流Iout
の設定)をより高精度に行うことができる。図16は本
発明に係るカレントミラー回路の第8実施例を示す回路
図である。
カレントミラー回路は、差動増幅回路OP81, 抵抗R8
1, nMOSトランジスタMi80 〜Mi84,およびpMO
SトランジスタMi85 〜Mi90 からなる入力回路と、n
MOSトランジスタMo81,Mo82 からなる出力回路とを
備えて構成されている。トランジスタMi81,Mi83 およ
びMo81 のソース、トランジスタMi81,Mi82 およびM
o81 のゲート、トランジスタMi83,Mi84 およびMo82
のゲート、並びに、トランジスタMi85,Mi86,Mi87,M
i88,Mi89,Mi90 のゲートは、それぞれ相互に接続され
ている。また、トランジスタMi82 のドレインは、トラ
ンジスタMi82(Mi81,Mo81)のゲートおよびトランジス
タMi90 のドレイン(電流源)に接続され、トランジス
タMi84 のドレインは、トランジスタMi84(Mi83,Mo8
2)のゲートおよびトランジスタMi88 のドレイン(電流
源)に接続されている。
6実施例に対して図13に示す第5実施例を適用したも
のに相当している。すなわち、本第8実施例における差
動増幅回路OP81, 抵抗R81, トランジスタMi80 およ
びMi85,Mi86 は、それぞれ図13の第5実施例におけ
る差動増幅回路OP51, 抵抗R51, トランジスタMi53
およびMi51,Mi52 に対応する。さらに、本第8実施例
におけるトランジスタMi87,Mi88 およびMi89,Mi90
は、それぞれ図14の第6実施例における基準電流源6
2および61に対応し、また、本第8実施例におけるト
ランジスタMi81,Mi82,Mi83,Mi84 およびトランジス
タMo81,Mo82 は、それぞれ図14の第6実施例におけ
るトランジスタMi61,Mi62,Mi63,Mi64 およびトラン
ジスタMo61,Mo62 に対応する。
Mi88 およびMi89,Mi90 は、それぞれトランジスタM
i85,Mi86 とカレントミラー接続になっていて、トラン
ジスタMi85,Mi86 を流れる電流Iref80 に対応した電
流Iref82 およびIref81 が流れるようになっている。
すなわち、本第8実施例では、1つの基準電流源(OP
81, R81, Mi80,Mi85,Mi86)から2つの基準電流Ire
f81,Iref82(Mi89,Mi90;Mi87,Mi88)を高精度に生成
するようになっている。なお、詳細な説明は、図13お
よび図14を参照して説明したのと同様なのでその説明
は省略する。また、本第8実施例では、1つの基準電流
の実施形態を示したが、他の様々な手法により基準電流
を生成しても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
の第9実施例を示す回路図であり、全体的には、図15
に示す第7実施例に対して図13に示す第5実施例を適
用したものに相当している。なお、本第9実施例では、
図15の第7実施例のカレントミラー回路がpMOSト
ランジスタにより構成され、また、図13の第5実施例
におけるトランジスタMi53 が直列に接続された2つの
トランジスタMi97,Mi98 で構成するようになってい
る。
回路OP91, 抵抗R91, トランジスタMi97,Mi98 およ
びMi93,Mi94 は、それぞれ図13の第5実施例におけ
る差動増幅回路OP51, 抵抗R51, トランジスタMi53
およびMi51,Mi52 に対応する。さらに、本第9実施例
におけるトランジスタMi95,Mi96 およびMi97,Mi98
は、それぞれ図15の第7実施例における基準電流源7
1および72に対応し、また、本第9実施例におけるト
ランジスタMi91,Mi92,Mi93,Mi94 およびトランジス
タMo91,Mo92 は、それぞれ図15の第7実施例におけ
るトランジスタMi71,Mi72,Mi73,Mi74 およびトラン
ジスタMo71,Mo72 に対応する。なお、本第9実施例で
は、入力回路および出力回路にpMOSトランジスタ
(Mi91,Mi92,Mi93,Mi94;Mo91,Mo92)を使用してお
り、図15の第7実施例におけるnMOSトランジスタ
(Mi71,Mi72,Mi73,Mi74;Mo71,Mo72)とは逆極性と
なっており、そのため、高電位の電源線Vddおよび低電
位の電源線Vss(GND)に対する接続も逆になってい
るが、実質的な構成は同様である。
際に入力回路のトランジスタMi83,Mi84 およびMi81,
Mi82 に基準電流(Iref82 およびIref81)を流す基準
電流源を差動増幅回路OP81により制御されるトランジ
スタMi80(トランジスタMi85,Mi86)を流れる電流(基
準電流Iref80)をそのまま使用することなく、トランジ
スタMi85,Mi86 とカレントミラー接続したトランジス
タMi87,Mi88 から基準電流Iref82)を取り出し、且
つ、トランジスタMi89,Mi90 から基準電流Iref81 を
取り出すようになっている。また、図17に示す第9実
施例では、実際に入力回路のトランジスタMi93,Mi94
およびMi91,Mi92 に基準電流(Iref92およびIref9
1)を流す基準電流源を差動増幅回路OP91により制御さ
れるトランジスタMi97,Mi98 を流れる電流をそのまま
基準電流Iref92 として使用すると共に、該トランジス
タMi97,Mi98 とカレントミラー接続したトランジスタ
Mi95,Mi96 から基準電流Iref91 を取り出すようにな
っている。これは、図16の第8実施例に示すような1
つのトランジスタ(電流源)Mi80 では、出力インピー
ダンスが低くて出力を複数に分岐したときの精度が悪く
なるからである。
の第10実施例を示す回路図であり、図6に示す第1実
施例において、出力回路を3つ設けたものに相当する。
すなわち、基準電流源11,入力回路(トランジスタM
i11,Mi12), および, 出力回路(第1の出力回路:トラ
ンジスタMo11,Mo12)は、図6のカレントミラー回路と
同様であり、本第10実施例では、この図6の回路に対
して、トランジスタMo210, Mo220からなる第2の出力
回路、および、トランジスタMo310, Mo320からなる第
3の出力回路を追加したものである。
タMo11 との形状比,および,トランジスタMi12 とト
ランジスタMo12 との形状比は、それぞれNA倍の比例
関係になっており、また、トランジスタMi11 とトラン
ジスタMo210との形状比,および,トランジスタMi12
とトランジスタMo220との形状比は、それぞれNB倍の
比例関係になっており、そして、トランジスタMi11 と
トランジスタMo310との形状比,および,トランジスタ
Mi12 とトランジスタMo320との形状比は、それぞれN
C倍の比例関係になっている。
およびゲート長をW11, L11とすると、トランジスタM
o11 の形状比Sro11は、Sro11=NA×W11/L11とな
っており、また、トランジスタMi12 のゲート幅および
ゲート長をW12, L12とすると、トランジスタMo12 の
形状比Sro12は、Sro12=NA×W12/L12となってい
る。さらに、トランジスタMo210の形状比Sro210 は、
Sro210 =NB×W11/L11となっており、また、トラ
ンジスタMo220の形状比Sro220 は、Sro220=NB×
W12/L12となっている。そして、トランジスタMo310
の形状比Sro310 は、Sro310 =NC×W11/L11とな
っており、また、トランジスタMo320の形状比Sro320
は、Sro320 =NC×W12/L12となっている。これに
より、各出力回路からそれぞれ必要な出力電流Iout1
(=NA×Iref11), Iout2(=NB×Iref11), Iou
t1(=NC×Iref11)を取り出すことができるようにな
っている。
れるものではなく、必要に応じて複数個設けることがで
きる。また、本第10実施例は、前述した各実施例に対
してそれぞれ適用することができる。以上、説明した本
発明に係るカレントミラー回路の各実施例は、様々な半
導体集積回路に対して適用することができる。また、以
上の各実施例のカレントミラー回路では、pおよびnM
OSトランジスタを適用した場合を説明したが、本発明
のカレントミラー回路は、MOSトランジスタに限定さ
れず、様々な電界効果型トランジスタ(FET)を適用
することができる。
トミラー回路によれば、低い電源電圧においても出力イ
ンピーダンスを高くし、且つ、ミラー比を高精度に設定
することが可能となる。
である。
めの図である。
図である。
めの図である。
回路のシミュレーション結果を示す図である。
を示す回路図である。
めの図である。
Sトランジスタの特性を示す図である。
を示す回路図である。
例を示す回路図である。
例のカレントミラー回路のシミュレーション結果を示す
図である。
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
施例を示す回路図である。
電圧)
Claims (14)
- 【請求項1】 基準電流を流す基準電流源と、該基準電
流源に接続され該基準電流が流される入力回路と、該入
力回路にカレントミラー接続された1組以上の出力回路
とを有する電界効果型トランジスタを用いたカレントミ
ラー回路であって、 前記入力回路は、直列接続された第1および第2の入力
トランジスタを有し、該第1および第2の入力トランジ
スタのゲートを共に該第2の入力トランジスタのドレイ
ンに接続し、該第2の入力トランジスタのドレインを前
記基準電流源に接続し、 前記少なくとも1組の出力回路は、直列接続された第1
および第2の出力トランジスタを有し、該第1の出力ト
ランジスタのソースを前記第1の入力トランジスタのソ
ースに接続し、該第1および第2の出力トランジスタの
ゲートを前記第1および第2の入力トランジスタのゲー
トに接続し、該第2の出力トランジスタのドレインから
出力電流を取り出し、そして、 前記第2の入力トランジスタは、前記第1の入力トラン
ジスタとほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧以下
の弱反転領域で動作し、該第2の入力トランジスタのゲ
ート−ソース間電圧を、前記第1の入力トランジスタの
閾値電圧以下で動作させるようにしたことを特徴とする
カレントミラー回路。 - 【請求項2】 基準電流を流す基準電流源と、該基準電
流源に接続され該基準電流が流される入力回路と、該入
力回路にカレントミラー接続された1組以上の出力回路
とを有する電界効果型トランジスタを用いたカレントミ
ラー回路であって、 前記入力回路は、直列接続された第1,第2および第3
の入力トランジスタを有し、該第1の入力トランジスタ
のゲートを該第1の入力トランジスタのドレインに接続
し、該第2および第3の入力トランジスタのゲートを共
に該第3の入力トランジスタのドレインに接続し、該第
3の入力トランジスタのドレインを前記基準電流源に接
続し、 前記少なくとも1組の出力回路は、直列接続され第1,
第2および第3の出力トランジスタを有し、該第1の出
力トランジスタのソースを該第1の入力トランジスタの
ソースに接続し、該第1の出力トランジスタのゲートを
該第1の入力トランジスタのゲートに接続し、該第2お
よび第3の出力トランジスタのゲートを該第2および第
3の入力トランジスタのゲートに接続し、該第3の出力
トランジスタのドレインから出力電流を取り出し、そし
て、 前記第3の入力トランジスタは、前記第2の入力トラン
ジスタとほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧以下
の弱反転領域で動作し、該第3の入力トランジスタのゲ
ート−ソース間電圧を、前記第2の入力トランジスタの
閾値電圧以下で動作させるようにしたことを特徴とする
カレントミラー回路。 - 【請求項3】 基準電流を流す基準電流源と、該基準電
流源に接続され該基準電流が流される入力回路と、該入
力回路にカレントミラー接続された1組以上の出力回路
とを有する電界効果型トランジスタを用いたカレントミ
ラー回路であって、 前記入力回路は、直列接続された第1,第2および第3
の入力トランジスタを有し、該第1の入力トランジスタ
のゲートを該第2の入力トランジスタのドレインに接続
し、該第2および第3の入力トランジスタのゲートを共
に該第3の入力トランジスタのドレインに接続し、該第
3の入力トランジスタのドレインを前記基準電流源に接
続し、 前記少なくとも1組の出力回路は、直列接続され第1,
第2および第3の出力トランジスタを有し、該第1の出
力トランジスタのソースを該第1の入力トランジスタの
ソースに接続し、該第1の出力トランジスタのゲートを
該第1の入力トランジスタのゲートに接続し、該第2お
よび第3の出力トランジスタのゲートを該第2および第
3の入力トランジスタのゲートに接続し、該第3の出力
トランジスタのドレインから出力電流を取り出し、そし
て、 前記第3の入力トランジスタは、前記第2の入力トラン
ジスタとほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧以下
の弱反転領域で動作し、該第3の入力トランジスタのゲ
ート−ソース間電圧を、前記第2の入力トランジスタの
閾値電圧以下で動作させるようにしたことを特徴とする
カレントミラー回路。 - 【請求項4】 基準電流を流す基準電流源と、該基準電
流源に接続され該基準電流が流される入力回路と、該入
力回路にカレントミラー接続された1組以上の出力回路
とを有する電界効果型トランジスタを用いたカレントミ
ラー回路であって、 前記入力回路は、直列接続された第1〜第Xの入力トラ
ンジスタを有し、任意の第X−2までの第Kの入力トラ
ンジスタのゲートを第K+1の入力トランジスタのドレ
インに接続し、該第Xおよび第X−1の入力トランジス
タのゲートを共に該第Xの入力トランジスタのドレイン
に接続し、該第Xの入力トランジスタのドレインを前記
基準電流源に接続し、 前記少なくとも1組の出力回路は、直列接続され第1〜
第Xの出力トランジスタを有し、該第1の出力トランジ
スタのソースを該第1の入力トランジスタのソースに接
続し、該任意の第X−2までの第Kの出力トランジスタ
のゲートを該第Kの入力トランジスタのゲートに接続
し、該第Xおよび第X−1の出力トランジスタのゲート
を該Xおよび第X−1の入力トランジスタのゲートに接
続し、該第Xの出力トランジスタのドレインから出力電
流を取り出し、そして、 前記第Xの入力トランジスタは、前記第X−1の入力ト
ランジスタとほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧
以下の弱反転領域で動作し、該第Xの入力トランジスタ
のゲート−ソース間電圧を、前記第X−1の入力トラン
ジスタの閾値電圧以下で動作させるようにしたことを特
徴とするカレントミラー回路。 - 【請求項5】 第1の基準電流を流す第1の基準電流源
と、第2の基準電流を流す第2の基準電流源と、該第1
および第2の基準電流源に接続され該第1および第2の
基準電流が流される入力回路と、該入力回路にカレント
ミラー接続された1組以上の出力回路とを有する電界効
果型トランジスタを用いたカレントミラー回路であっ
て、 前記入力回路は、直列接続された第1および第2の入力
トランジスタおよび直列接続された第3および第4の入
力トランジスタを有し、該第1および第2の入力トラン
ジスタのゲートを共に該第2の入力トランジスタのドレ
インに接続し、該第2の入力トランジスタのドレインを
前記第1の基準電流源に接続し、該第3および第4の入
力トランジスタのゲートを共に該第4の入力トランジス
タのドレインに接続し、該第4の入力トランジスタのド
レインを前記第2の基準電流源に接続し、 前記少なくとも1組の出力回路は、直列接続された第1
および第2の出力トランジスタを有し、該第1の出力ト
ランジスタのソースを前記第1および第3の入力トラン
ジスタのソースに接続し、該第1の出力トランジスタの
ゲートを前記第1および第2の入力トランジスタのゲー
トに接続し、該第2の出力トランジスタのゲートを前記
第3および第4の入力トランジスタのゲートに接続し、
該第2の出力トランジスタのドレインから出力電流を取
り出し、そして、 前記第2の入力トランジスタを、前記第1の入力トラン
ジスタの閾値電圧以下で動作させると共に、前記第4の
入力トランジスタを、前記第3の入力トランジスタの閾
値電圧以下で動作させるようにしたことを特徴とするカ
レントミラー回路。 - 【請求項6】 第1の基準電流を流す第1の基準電流源
と、第2の基準電流を流す第2の基準電流源と、該第1
および第2の基準電流源に接続され該第1および第2の
基準電流が流される入力回路と、該入力回路にカレント
ミラー接続された1組以上の出力回路とを有する電界効
果型トランジスタを用いたカレントミラー回路であっ
て、 前記入力回路は、直列接続された第1および第2の入力
トランジスタおよび直列接続された第3および第4の入
力トランジスタを有し、該第1の入力トランジスタのゲ
ートを該第2の入力トランジスタのドレインに接続し、
該第2の入力トランジスタのドレインを前記第1の基準
電流源に接続し、該第2,第3および第4の入力トラン
ジスタのゲートを共に該第4の入力トランジスタのドレ
インに接続し、該第4の入力トランジスタのドレインを
前記第2の基準電流源に接続し、 前記少なくとも1組の出力回路は、直列接続された第1
および第2の出力トランジスタを有し、該第1の出力ト
ランジスタのソースを前記第1および第3の入力トラン
ジスタのソースに接続し、該第1の出力トランジスタの
ゲートを前記第1の入力トランジスタのゲートに接続
し、該第2の出力トランジスタのゲートを前記第2,第
3および第4の入力トランジスタのゲートに接続し、該
第2の出力トランジスタのドレインから出力電流を取り
出し、そして、 前記第4の入力トランジスタを、前記第3の入力トラン
ジスタの閾値電圧以下で動作させるようにしたことを特
徴とするカレントミラー回路。 - 【請求項7】 第1の電源線と第2の電源線との間に直
列に接続された基準電流源および入力回路と、該入力回
路にカレントミラー接続された少なくとも1組の出力回
路とを備え、 該入力回路は、直列接続された第1および第2の入力ト
ランジスタを有し、該第1および第2の入力トランジス
タのゲートを相互に接続すると共に該第2の入力トラン
ジスタのドレインと前記基準電流源との接続ノードに共
通接続し、そして、 前記第2の入力トランジスタは、前記第1の入力トラン
ジスタとほぼ同じ閾値電圧を有するが、該閾値電圧以下
の弱反転領域で動作し、該第2の入力トランジスタのゲ
ート−ソース間電圧を、前記第1の入力トランジスタの
閾値電圧以下で動作させるようにしたことを特徴とする
カレントミラー回路。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のカ
レントミラー回路において、前記入力回路と前記各出力
回路とにおける対応するトランジスタの形状比をそれぞ
れ一定となるようにしたことを特徴とするカレントミラ
ー回路。 - 【請求項9】 請求項8のカレントミラー回路におい
て、前記各トランジスタの形状比は、前記各出力回路毎
に任意に設定されるようになっていることを特徴とする
カレントミラー回路。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
カレントミラー回路を、半導体集積回路の電流源回路と
して使用するようにしたことを特徴とするカレントミラ
ー回路。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
のカレントミラー回路において、前記基準電流源は、 差動増幅回路と、該差動増幅回路の出力を受け取る電流
源回路と、該電流源回路に直列接続された抵抗とを備
え、 前記差動増幅回路の正相入力に基準電圧を印加すると共
に、該差動増幅回路の逆相入力に前記抵抗と前記電流源
回路との接続ノードの電圧を印加し、該電流源回路によ
る電流量を前記抵抗の抵抗値および前記基準電圧によっ
て規定するようにしたことを特徴とするカレントミラー
回路。 - 【請求項12】 請求項11のカレントミラー回路にお
いて、前記電流源回路は、少なくとも1組の電界効果型
トランジスタからなる電流源トランジスタ回路を備え、 該各電流源トランジスタ回路は、第1の電流源トランジ
スタを有し、該第1の電流源トランジスタのソースを基
準端子とし、ゲートを電流制御端子とし、ドレインを出
力端子とするようになっていることを特徴とするカレン
トミラー回路。 - 【請求項13】 請求項11のカレントミラー回路にお
いて、前記電流源回路は、少なくとも1組の電界効果型
トランジスタからなる電流源トランジスタ回路を備え、 該各電流源トランジスタ回路は、直列接続された第1お
よび第2の電流源トランジスタを有し、該第1および第
2の電流源トランジスタのゲートを共に該第2の電流源
トランジスタのドレインに接続し、該第1の電流源トラ
ンジスタのソースを基準端子とし、該共通接続したゲー
トを電流制御端子とし、該第2の電流源トランジスタの
ドレインを出力端子とし、該第2の電流源トランジスタ
を該第1の電流源トランジスタの閾値電圧以下で動作さ
せるようにしたことを特徴とするカレントミラー回路。 - 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載
のカレントミラー回路により構成した少なくとも1組の
電流出力回路を備えたことを特徴とする半導体集積回
路。
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