JP3506576B2 - 乳成分含有飲料及びその乳化剤 - Google Patents
乳成分含有飲料及びその乳化剤Info
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Description
ココア等の乳成分を含有する飲料に関し、更に詳しく
は、耐熱性芽胞菌の胞子の発芽・増殖が抑制され、且つ
含有されている乳成分の凝集、オイルオフ、フェザーリ
ング、沈殿、ネックリングなどの問題が生じることを抑
制することができる、安定した乳成分含有飲料に関す
る。
属缶入り、ガラスや陶磁器等のビン入り、紙製や合成樹
脂製等の各種容器入りの状態で保存ないし流通される乳
成分含有飲料に適用される。
には、風味の向上、まろやかさの付与などのために、乳
成分が含有されている。使用される乳成分の種類、使用
量は多種多様であるが、生牛乳、生クリーム、全脂粉
乳、脱脂粉乳、インスタントクリーミングパウダー(I
CP)等が使用されている。
れた場合、乳成分の分離、オイルオフ、フェザーリン
グ、沈殿、ネックリング等の問題が生じ、飲食特性(商
品性)が失われることがある。更に、乳成分含有飲料
は、通常レトルト加熱減菌処理が行なわれるが、この処
理の条件では耐熱性芽胞菌の胞子が残存する場合があ
る。そこで乳成分含有飲料が自動販売機などで低温保存
状態で貯蔵・販売される場合には、残存した耐熱性芽胞
菌の胞子が発芽・増殖することが少なく、品質上の問題
は生じない。然しながら、例えば55℃の如き加温状態
に置かれた場合には、残存した耐熱性芽胞菌の胞子が発
芽・増殖して、飲料内容物にフラットサワー変敗を生じ
させる結果、飲食適性(商品性)が失われることがあ
る。
て飲料内容物の変敗を防ぎ、同時に物理的化学的変化に
よって生じる悪影響を防ぐための方法として、ラウリン
酸とミリスチン酸とから成るポリグリセリン脂肪酸エス
テルとグリセリン酸脂肪酸エステルとを併用する方法
(特開平6−121640号)や、ショ糖脂肪酸エステ
ルとグリセリンクエン酸脂肪酸エステルとを併用する方
法(特開平5−15349号)等が提案されているが、
前者は、低級脂肪残であるラウリン酸が著しく風味を害
し、また抗菌効果も不十分であり、後者は、ショ糖脂肪
酸エステルを用いているため、耐熱性芽胞菌の胞子の発
芽・増殖を防止する効果が不足であり満足できるもので
はない。
に、通常の温度条件で滅菌処理するだけでよく、しかも
通常のレトルト滅菌処理を行なった後に高温状態で保存
した場合であっても耐熱性芽胞菌の胞子の発芽・増殖す
ることが抑制され、乳成分含有飲料内容物が長期にわた
って物理的化学的変化を生じないように考慮された乳成
分含有飲料を明らかにすることを目的とするものであ
る。
記構成によって達成される。 1.トリ、テトラ、ペンタグリセリンの内、1種類又は
2種類以上の混合物からなるポリグリセリンと脂肪酸を
エステル化して得られる混合物を分離精製して得られる
ポリグリセリン脂肪酸モノエステルであって、該エステ
ル中のモノエステル含有量が50重量%以上であるポリ
グリセリン脂肪酸モノエステルを有効成分とすることを
特徴とする乳成分含有飲料用の乳化剤。 2.下記(a)、(b)又は(c)に記載の混合物であ
るポリグリセリンと脂肪酸をエステル化して得られる混
合物を分離精製して得られるポリグリセリン脂肪酸モノ
エステルであって、該エステル中のモノエステル含有量
が50重量%以上であるポリグリセリン脂肪酸モノエス
テルを有効成分とすることを特徴とする乳成分含有飲料
用の乳化剤。 (a)ジグリセリン、トリグリセリン及びテトラグリセ
リンの混合物 (b)ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン及びペンタグリセリンの混合物 (c)トリグリセリン、テトラグリセリン、ペンタグリ
セリン及びヘキサグリセリンの混合物
ポリグリセリンと脂肪酸をエステル化して得られる混合
物を分離精製して得られるポリグリセリン脂肪酸モノエ
ステルであって、該エステル中のモノエステル含有量が
50重量%以上であるポリグリセリン脂肪酸モノエステ
ルを有効成分とすることを特徴とする乳成分含有飲料用
の乳化剤。 4.ポリグリセリン脂肪酸モノエステルを構成する脂肪
酸がラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸の内、1種類又は2種類以上の混合物からなり、
且つ、その合計量が70重量%以上であることを特徴と
する前記1、2又は3に記載の乳成分含有飲料用の乳化
剤。 5.前記1〜4のいずれかに記載の乳化剤が含有されて
いることを特徴とする乳成分含有飲料。
ポリグリセリン脂肪酸モノエステルはトリ、テトラ、ペ
ンタグリセリンの内、1種類又は2種類以上の混合物か
ら成るポリグリセリンと脂肪酸をエステル化して得られ
た混合物を蒸留分別、液液抽出分離、クロマト分離等の
方法により分離精製して得られるものである。
セリン脂肪酸モノエステルを構成する脂肪酸は、主とし
て、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸の内1種類又は2種類以上の混合物から成り、そ
れらの合計量が70wt%以上であり、好ましくは90
wt%以上含有されていることが望ましい。70wt%
未満の場合には、耐熱性芽胞菌の胞子の発芽・増殖を抑
制する効果が不十分で好ましくない。
脂肪酸モノエステルのエステル混合物中に占めるモノエ
ステル含有量は50wt%以上である。ジエステル以上
の多価エステルや遊離のポリグリセリン等には耐熱性芽
胞菌の胞子の発芽・増殖を抑制する効果が殆どなく、モ
ノエステル含有量が50wt%未満の場合では、耐熱性
芽胞菌の胞子の発芽・増殖を抑制する効果が不十分とな
り好ましくない。
に、多種重合度のポリグリセリンの混合物であり、重合
度分布が広く、環状のポリグリセリンも存在する。例え
ば、テトラグリセリンと名付けられているものでも、そ
れはあくまでも水酸基価から算出された重合度である。
よって、そのようなポリグリセリンを使用して脂肪酸と
エステル化反応を行なっても、多種重合度のポリグリセ
リンエステルの多種エステル化度のエステルが得られ、
モノエステル含有量を高めることは難しく、更に、エス
テル化した反応品を抽出等により精製してもモノエステ
ル含有量を高めることは難しい。
有飲料中に直接添加するか、乳成分含有飲料を構成する
水或いは乳成分中に配合して添加するようにしてもよ
い。後述するように、本発明の乳化剤を添加することに
より、Bacillus stearothermo
philus,Clostridium therm
o−aceticum, Desulfotomacu
kum nigrificans等の耐熱性芽胞菌の
胞子の発芽・増殖を抑制することができる。このような
効果が期待できる乳化剤の最小有効濃度は、1ppmで
あるが、添加量としては、乳成分含有飲料に対し100
〜10000ppmが好ましく、より好ましくは、10
0〜5000ppmである。100ppm未満では耐熱
性芽胞菌の胞子の発芽・増殖を抑制する効果が不十分で
あり、10000ppmを越える添加量では味を損ねる
ので好ましくない。
脂肪酸モノエステルを有効成分とするものであり、ポリ
グリセリン脂肪酸モノエステルの特徴、利点を損なわな
い範囲で、グリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリン脂
肪酸モノエステルを含む)、グリセリンクエン酸脂肪酸
エステル、グリセリンコハク酸脂肪酸エステル、グリセ
リンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸ジ以上の多価エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、又は、レ
シチン等の乳化剤との併用も可能である。
は、本発明のポリグリセリン脂肪酸モノエステルの耐熱
性芽胞菌の胞子の発芽及び増殖を抑制する効果により、
それらの菌に由来するフラットサワー変敗が防止され、
風味が良好で、保存性に優れた製品となる。
る。 実施例1(トリグリセリン脂肪酸モノエステル) グリセリン20KgにCaOを40g加え、260℃で
3時間グリセリンの縮合反応を行なった後、H3PO4
を72g添加して中和し、冷却した。得られた組成物
は、グリセリン59wt%、ジグリセリン23wt%、
トリグリセリン12wt%、テトラグリセリン5wt
%、ペンタグリセリン1wt%であった。この組成物を
分子蒸留にて蒸留温度を上げながら、順にフラクション
を留去し、トリグリセリン90wt%のフラクションを
得た。このトリグリセリンを活性炭処理して精製した後
に、高純度のラウリン酸(純度99%)、ミリスチン酸
(純度99%)、パルミチン酸(純度96%)を、それ
ぞれ1:1(モル比)で仕込み260℃で1時間エステ
ル化反応を行なった。得られた反応物をヘキサンと90
%メタノールにて抽出し、90%メタノール側の抽出物
を更にクロロホルムと水で抽出した。クロロホルム側に
残存した抽出物より以下の乳化剤(トリグリセリン脂肪
酸モノエステル)を得た。 乳化剤1A:トリグリセリンモノラウレート(モノエス
テル含有量70wt%) 乳化剤1B:トリグリセリンモノミリステート(モノエ
ステル含有量80wt%) 乳化剤1C:トリグリセリンモノパルミテート(モノエ
ステル含有量83wt%)
ステル) 実施例1と同様のグリセリン縮合反応を行ない、分子蒸
留にて蒸留温度を上げながら順にフラクションを留去
し、最終的に残った残渣よりテトラグリセリン70%の
組成物を得た。このテトラグリセリンを活性炭処理して
精製した後、高純度のラウリン酸、ミリスチン酸、ステ
アリン酸(純度97%)を用いて実施例1と同様のエス
テル化反応及び抽出を行ない、以下の乳化剤(テトラグ
リセリン脂肪酸モノエステル)を得た。 乳化剤2A:テトラグリセリンモノラウレート(モノエ
ステル含有量63wt%) 乳化剤2B:テトラグリセリンモノミリステート(モノ
エステル含有量76wt%)乳化剤2C:テトラグリセ
リンモノステアレート(モノエステル含有量82wt
%)
ステル) 反応時間を、5時間にする以外は実施例1と同様のグリ
セリン縮合反応を行ない、グリセリン30wt%、ジグ
リセリン29wt%、トリグリセリン25wt%、テト
ラグリセリン10wt%、ペンタグリセリン5wt%、
へキサグリセリン1wt%の組成物を得た。この組成物
を分子蒸留にて蒸留温度を上げながら順にフラクション
を留去し、最終的に残った残渣よりトリグリセリン13
wt%、テトラグリセリン63wt%、ペンタグリセリ
ン20wt%、へキサグリセリン4wt%の組成物を得
た。この組成物を活性炭処理にて精製した後、高純度の
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸を用い実施
例1と同様のエステル化反応を行ない、得られた反応品
を薄層クロマトグラフ(展開液:クロロホルム45、メ
タノール5)にて繰り返し抽出し、以下の乳化剤(ペン
タグリセリン脂肪酸モノエステル)を得た。 乳化剤3A:ペンタグリセリンモノミリステート(モノ
エステル含有量53wt%)乳化剤3B:ペンタグリセ
リンモノパルミテート(モノエステル含有量53wt
%)乳化剤3C:ペンタグリセリンモノステアレート
(モノエステル含有量56wt%)
レイン酸(純度80%)とを用い実施例1と同様のエス
テル化反応及び抽出を行ない、以下の比較物(トリグリ
セリン脂肪酸モノエステル)を得た。 比較物1A:トリグリセリンモノオレート(モノエステ
ル含有量80wt%)
リスチン酸、パルミチン酸とを実施例1と同様のエステ
ル化反応を行ない、静置分離して遊離のポリオールを除
去した後、抽出操作を行なわずに以下の比較物を得た。 比較物2A:トリグリセリンミリステート(モノエステ
ル含有量32wt%) 比較物2B:トリグリセリンパルミテート(モノエステ
ル含有量30wt%)
ミリスチン酸、パルミチン酸とを用いて実施例1と同様
のエステル化反応を行ない、静置分離して遊離のポリオ
ールを除去した後、抽出操作を行なわずに以下の反応物
(比較物)を得た。 比較物3A:テトラグリセリンミリステート(モノエス
テル含有量25wt%) 比較物3B:テトラグリセリンパルミテート(モノエス
テル含有量23wt%)
カグリセリン)と高純度のミリスチン酸、パルミチン酸
とを用い、実施例1と同様のエステル化反応を行ない、
静置分離して遊離のポリオールを除去した後、抽出操作
を行なわずに以下の反応物(比較物)を得た。 比較物4A:テトラグリセリンミリステート 比較物4B:テトラグリセリンパルミテート 比較物4C:デカグリセリンミリステート 比較物4D:デカグリセリンパルミテート
ぞれ20、50、100、250、500、1000p
pm添加し滅菌した。次いで、変法ブドウ糖ブイヨンの
中で2日間培養したBacillus stearo
thermophilusの培養液を生理食塩水で1×
104倍に希釈した菌懸濁液0.1mlと上記の減菌し
た培地20mlを無菌シャーレに流し込み、放冷して固
化した。55℃で2日間培養した後、菌の発育を阻止す
るために必要な乳化剤の最小量を判定した。結果を表1
に示す。
製)に、実施例1〜3で得られた乳化剤をそれぞれ2
0、50、100、250、500、1000ppm添
加し滅菌した。次いで、BR培地(BeerensとD
es Rosierの培地)の中で15日間培養したC
lostridium thermoaceticu
mの培養液を生理食塩水で1×104倍に希釈した菌懸
濁液0.1mlと上記の減菌した培地20mlを予め減
菌したねじ蓋付き試験管に流し込んだ。55℃で15日
間培養した後、菌の発育を阻止するために必要な乳化剤
の最小量を判定した。結果を表1に示す。
れぞれ20、50、100、250、500、1000
ppm 添加し滅菌した。次いで、BR培地の中で7日
間培養したDesulfotomacukum ni
grificansの培養液を生理食塩水で1×104
倍に希釈した菌懸濁液0.1mlと上記の減菌した培地
20mlを予め減菌したねじ蓋付き試験管に流し込ん
だ。55℃で7日間培養した後、菌の発育を阻止するた
めに必要な乳化剤の最小量を判定した。結果を表1に示
す。
いて、菌の発育を阻止するために必要な比較物の最小量
を判定した。結果は表2に示した。
いて、菌の発育を阻止するために必要な比較物の最小量
を判定した。結果は表2に示した。
て、菌の発育を阻止するために必要な比較物の最小量を
判定した。結果は表2に示す。
乳4Kg、全脂粉乳1.2Kgを混合し、実施例1及び
2に示した乳化剤を5g 配合した(乳脂肪1.5
%)。これを予備乳化後、ピストンホモゲナイザーによ
り、150 Kg/cm2にて均質化を行なった。次
に、得られたコーヒー乳飲料250 ml毎に分注(4
0本)し、芽胞懸濁液(Bacillus stea
rothermophilus、濃度1×104/m
l)を1ml添加、121 ℃、1分間滅菌した後、5
5℃下に30日間保存し、40本中の変敗本数を測定し
た。これらの結果を表3に示す。
外は実験例4に準じて行なった。これらの結果を表4に
示す。
ーズ社製、リョートーシュガーエステルP−1670を
使用)を使用する外は実験例7に準じて行なった。これ
らの結果を表4に示す。
乳800g、全脂粉乳240gを混合し実施例1〜3に
示した乳化剤を2g 配合した(乳脂肪1.5%)。こ
れを予備乳化後、ピストンホモゲナイザーにより150
Kg/cm2にて均質化を行なった。次に、得られたコ
ーヒー乳飲料を50ml毎に分注(40本)し、芽胞懸
濁液(Clostridium thermoace
ticum、濃度1×104/ml)を1ml添加、1
23℃、15分間減菌した後、55℃下に30日間保存
し、40本中の変敗本数を測定した。これらの結果を表
5に示す。
外は実験例10に準じて行なった。これらの結果を表6
に示す。
ーズ社製、リョートーシュガーエステルP−1670を
使用)を使用する外は実験例10に準じて行なった。こ
れらの結果を表6に示す。
胞子の発芽・増殖を抑制する機能を有しており、これを
添加した乳成分含有飲料は、自動販売機などでの加温状
態の下で保存しても、耐熱性芽胞菌の胞子の発芽・増殖
が抑制され、フラットサワー変敗が防止され、且つ、乳
成分の凝集、オイルオフ、フェザーリング、沈殿、ネッ
クリング等の発生の問題が生じることがないので頭記し
た課題が解決される。
Claims (5)
- 【請求項1】トリ、テトラ、ペンタグリセリンの内、1
種類又は2種類以上の混合物からなるポリグリセリンと
脂肪酸をエステル化して得られる混合物を分離精製して
得られるポリグリセリン脂肪酸モノエステルであって、
該エステル中のモノエステル含有量が50重量%以上で
あるポリグリセリン脂肪酸モノエステルを有効成分とす
ることを特徴とする乳成分含有飲料用の乳化剤。 - 【請求項2】下記(a)、(b)又は(c)に記載の混
合物であるポリグリセリンと脂肪酸をエステル化して得
られる混合物を分離精製して得られるポリグリセリン脂
肪酸モノエステルであって、該エステル中のモノエステ
ル含有量が50重量%以上であるポリグリセリン脂肪酸
モノエステルを有効成分とすることを特徴とする乳成分
含有飲料用の乳化剤。 (a)ジグリセリン、トリグリセリン及びテトラグリセ
リンの混合物 (b)ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン及びペンタグリセリンの混合物 (c)トリグリセリン、テトラグリセリン、ペンタグリ
セリン及びヘキサグリセリンの混合物 - 【請求項3】トリグリセリンを90重量%含有するポリ
グリセリンと脂肪酸をエステル化して得られる混合物を
分離精製して得られるポリグリセリン脂肪酸モノエステ
ルであって、該エステル中のモノエステル含有量が50
重量%以上であるポリグリセリン脂肪酸モノエステルを
有効成分とすることを特徴とする乳成分含有飲料用の乳
化剤。 - 【請求項4】ポリグリセリン脂肪酸モノエステルを構成
する脂肪酸がラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸の内、1種類又は2種類以上の混合物
からなり、且つ、その合計量が70重量%以上であるこ
とを特徴とする請求項1、2又は3に記載の乳成分含有
飲料用の乳化剤。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の乳化剤が
含有されていることを特徴とする乳成分含有飲料。
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---|---|---|---|
JP35190096A JP3506576B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 乳成分含有飲料及びその乳化剤 |
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---|---|---|---|
JP35190096A JP3506576B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 乳成分含有飲料及びその乳化剤 |
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JPH10165152A JPH10165152A (ja) | 1998-06-23 |
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ID=18420386
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JP35190096A Expired - Lifetime JP3506576B2 (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 乳成分含有飲料及びその乳化剤 |
Country Status (1)
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-
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- 1996-12-11 JP JP35190096A patent/JP3506576B2/ja not_active Expired - Lifetime
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