JP3505555B2 - 舗装方法及び舗装材 - Google Patents
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- JP3505555B2 JP3505555B2 JP2000190791A JP2000190791A JP3505555B2 JP 3505555 B2 JP3505555 B2 JP 3505555B2 JP 2000190791 A JP2000190791 A JP 2000190791A JP 2000190791 A JP2000190791 A JP 2000190791A JP 3505555 B2 JP3505555 B2 JP 3505555B2
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- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
- C04B28/04—Portland cements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B14/00—Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B14/02—Granular materials, e.g. microballoons
- C04B14/26—Carbonates
- C04B14/28—Carbonates of calcium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00241—Physical properties of the materials not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00284—Materials permeable to liquids
-
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- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
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- C04B2111/0075—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for road construction
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- Inorganic Chemistry (AREA)
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- Road Paving Structures (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、舗装方法及び舗
装材に係り、特に産業廃棄物としての帆立貝殻、牡蠣殻
等の貝殻を使用して、路面などの舗装をする方法及び舗
装材に関する。
装材に係り、特に産業廃棄物としての帆立貝殻、牡蠣殻
等の貝殻を使用して、路面などの舗装をする方法及び舗
装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帆立貝や牡蠣の水揚げ産地におい
ては、貝殻が数千トンの単位で産業廃棄物として取扱わ
れている。貝殻粉をコンクリートの骨材の一部として少
量添加することはよく知られている。
ては、貝殻が数千トンの単位で産業廃棄物として取扱わ
れている。貝殻粉をコンクリートの骨材の一部として少
量添加することはよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記貝殻は、貝肉が付
着しているために、そのまま廃棄処分することができ
ず、トン当り7,000円もの処理費をかけて廃棄する
ことから、不法投棄も後を絶たず、貝肉の悪臭、細菌の
繁殖、海や山の汚染など、大きな問題を抱えている。ま
たコンクリートの骨材に、貝粉少量を添加する程度で
は、前記廃棄量の処理を満足させることができない等の
点で問題がある。
着しているために、そのまま廃棄処分することができ
ず、トン当り7,000円もの処理費をかけて廃棄する
ことから、不法投棄も後を絶たず、貝肉の悪臭、細菌の
繁殖、海や山の汚染など、大きな問題を抱えている。ま
たコンクリートの骨材に、貝粉少量を添加する程度で
は、前記廃棄量の処理を満足させることができない等の
点で問題がある。
【0004】この発明は、これらの貝殻を、水揚げ港域
において産業基材として加工して、活用することによっ
て、不法投棄の横行を防止し、路面舗装等に使用するこ
とによって、地域文化、経済に寄与させることを目的と
して開発されたものである。
において産業基材として加工して、活用することによっ
て、不法投棄の横行を防止し、路面舗装等に使用するこ
とによって、地域文化、経済に寄与させることを目的と
して開発されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決し、目的を達成するために、次のような技術的な手
段を講じた。ここで云う貝殻とは、主として帆立貝、牡
蠣殻等、海産貝の殻を指すが、これに限定されるもので
はない。発明の具体的内容は次の通りである。
解決し、目的を達成するために、次のような技術的な手
段を講じた。ここで云う貝殻とは、主として帆立貝、牡
蠣殻等、海産貝の殻を指すが、これに限定されるもので
はない。発明の具体的内容は次の通りである。
【0006】(1) 貝殻のみからなる粒度2mm〜8mm
の貝殻粒からなる主材に、塩化ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウムを主成分とする結合剤とポルトラン
ドセメントを混合して、これに水を加えて混練して、前
記貝殻粒の表面にセメントと結合剤の混合体が付着して
パサパサとした状態の舗装材を造成し、これを被舗装面
に打設、敷均し、転圧して、透水性舗装体を形成する舗
装方法。
の貝殻粒からなる主材に、塩化ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウムを主成分とする結合剤とポルトラン
ドセメントを混合して、これに水を加えて混練して、前
記貝殻粒の表面にセメントと結合剤の混合体が付着して
パサパサとした状態の舗装材を造成し、これを被舗装面
に打設、敷均し、転圧して、透水性舗装体を形成する舗
装方法。
【0007】(2) 前記貝殻粒とその他の素材の配合比
は、貝殻粒1立方m当り、 ポルトランドセメント 180〜220kg、 結合剤 10リットル〜20リットル、 水 220リットル〜260リットル、 であり、前記結合剤は、 塩化ナトリウム 34重量%〜38重量% 炭酸カリウム 30重量%〜34重量% 炭酸ナトリウム 30重量%〜34重量% を主成分配合比とし、これを水10リットル当り1.7
kg〜2.2kgほど溶解させたものから成る、前記
(1)に記載された舗装方法。
は、貝殻粒1立方m当り、 ポルトランドセメント 180〜220kg、 結合剤 10リットル〜20リットル、 水 220リットル〜260リットル、 であり、前記結合剤は、 塩化ナトリウム 34重量%〜38重量% 炭酸カリウム 30重量%〜34重量% 炭酸ナトリウム 30重量%〜34重量% を主成分配合比とし、これを水10リットル当り1.7
kg〜2.2kgほど溶解させたものから成る、前記
(1)に記載された舗装方法。
【0008】(3) 前記混練時に、ポルトランドセメン
ト量に対して、茶色顔料3%、黒色顔料1%を添加して
着色する、前記(2)に記載された舗装方法。
ト量に対して、茶色顔料3%、黒色顔料1%を添加して
着色する、前記(2)に記載された舗装方法。
【0009】(4) 貝殻のみからなる 粒度2mm〜8
mmの貝殻粒からなる主材1立方m当り、ポルトランド
セメント180〜220kg、結合剤10リットル〜2
0リットル、水220リットル〜260リットル、が配
合混練され、前記貝殻粒の表面にセメントと結合剤の混
合体が付着してパサパサとした状態であり、前記結合材
は、塩化ナトリウム34重量%〜38重量%、炭酸カリ
ウム30重量%〜34重量%、炭酸ナトリウム30重量
%〜34重量%を主成分配合とし、これが水10リット
ル当たり1.7kg〜2.2kgが溶解されたものであ
る、舗装材。
mmの貝殻粒からなる主材1立方m当り、ポルトランド
セメント180〜220kg、結合剤10リットル〜2
0リットル、水220リットル〜260リットル、が配
合混練され、前記貝殻粒の表面にセメントと結合剤の混
合体が付着してパサパサとした状態であり、前記結合材
は、塩化ナトリウム34重量%〜38重量%、炭酸カリ
ウム30重量%〜34重量%、炭酸ナトリウム30重量
%〜34重量%を主成分配合とし、これが水10リット
ル当たり1.7kg〜2.2kgが溶解されたものであ
る、舗装材。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態例を説明す
る。まず使用する貝殻は、帆立生殻、帆立干殻、牡蠣生
殻、帆立焼成殻、牡蠣生殻、牡蠣干殻、牡蠣焼成殻とす
る。焼成殻は貝肉が付着していないので、そのまま使用
できるが、焼成によって貝殻がもろくなる欠点があるの
で、焼成温度、並びに時間について細心の注意が必要で
ある。特に牡蠣殻は、帆立貝に比べて貝殻自体が柔らか
いため、特に焼成を間違えると使用不可能になる。
る。まず使用する貝殻は、帆立生殻、帆立干殻、牡蠣生
殻、帆立焼成殻、牡蠣生殻、牡蠣干殻、牡蠣焼成殻とす
る。焼成殻は貝肉が付着していないので、そのまま使用
できるが、焼成によって貝殻がもろくなる欠点があるの
で、焼成温度、並びに時間について細心の注意が必要で
ある。特に牡蠣殻は、帆立貝に比べて貝殻自体が柔らか
いため、特に焼成を間違えると使用不可能になる。
【0011】生殻は、野曝しにして乾燥させたものを使
用する場合は、貝肉の付着が少ないが、野曝しによる公
害の問題がある。貝肉を除去した直後の生のままでは貝
肉が付着しているから、洗浄処理をし、必要に応じて脱
臭剤を使用する。
用する場合は、貝肉の付着が少ないが、野曝しによる公
害の問題がある。貝肉を除去した直後の生のままでは貝
肉が付着しているから、洗浄処理をし、必要に応じて脱
臭剤を使用する。
【0012】生殻、干殻は公知の破砕機で粗粉砕し、更
に粒度調整粉砕をし、篩分けをする。焼成殻は粉砕し
て、篩分けにより粒度調整をする。必要に応じて、図示
省略したトラックの荷台上に、貝殻タンク、破砕機、集
塵機並びに粒度選別機、粉送装置並びに貝粉タンクなど
を一連に配設して、貝殻粉製造プラント搭載自動車と
し、自動制御による自動化を図ることができる。
に粒度調整粉砕をし、篩分けをする。焼成殻は粉砕し
て、篩分けにより粒度調整をする。必要に応じて、図示
省略したトラックの荷台上に、貝殻タンク、破砕機、集
塵機並びに粒度選別機、粉送装置並びに貝粉タンクなど
を一連に配設して、貝殻粉製造プラント搭載自動車と
し、自動制御による自動化を図ることができる。
【0013】これによって、海産貝の少量水揚地へも、
貝殻粉製造プラント搭載自動車を回送して、貝殻を即座
に回収して粉末化させることができるので、生貝殻の投
棄、悪臭、細菌発生などの虞を未然に、完全に抑制する
ことができる。
貝殻粉製造プラント搭載自動車を回送して、貝殻を即座
に回収して粉末化させることができるので、生貝殻の投
棄、悪臭、細菌発生などの虞を未然に、完全に抑制する
ことができる。
【0014】貝殻粒の粒度としては、次のように分類す
る。 帆立生殻 1mm〜5mm 2mm〜8mm 帆立焼成殻 2mm〜5mm 2mm〜8mm 帆立干殻 2mm〜5mm 2mm〜8mm 牡蠣生殻 2mm〜8mm 牡蠣焼成殻 2mm〜8mm 牡蠣干殻 2mm〜8mm このほかに、粉砕によって生じる微粉末とする。
る。 帆立生殻 1mm〜5mm 2mm〜8mm 帆立焼成殻 2mm〜5mm 2mm〜8mm 帆立干殻 2mm〜5mm 2mm〜8mm 牡蠣生殻 2mm〜8mm 牡蠣焼成殻 2mm〜8mm 牡蠣干殻 2mm〜8mm このほかに、粉砕によって生じる微粉末とする。
【0015】貝殻粉粒度の調整は、舗装体の透水性を維
持するためである。配合比は、貝殻を粉砕して篩分けし
た2mm〜8mmを100%が好ましいが、これ以下の
粒度を20%〜30%使用可能である。微粉末を多く配
合することによって、透水性を抑えることができる。
持するためである。配合比は、貝殻を粉砕して篩分けし
た2mm〜8mmを100%が好ましいが、これ以下の
粒度を20%〜30%使用可能である。微粉末を多く配
合することによって、透水性を抑えることができる。
【0016】舗装材の素材配合例として、主材の貝殻粒
は、単種100%でもよいが、 帆立殻粒 15重量%〜30重量% 牡蠣殻粒 70重量%〜85重量% あるいは、帆立殻粒 70重量%〜85重量% 牡蠣殻粒 15重量%〜30重量% 等のように、水揚地の地域性によって変化させることが
できる。例えば牡蠣の水揚量の多い三陸地方では、 帆立殻粒 20重量% 牡蠣殻粒 80重量% の配分とし、 この配合の貝殻粒1m3当りに対して、例えば次の配合
をする。 ポルトランドセメント 180kg〜220kg、 結合剤 10リットル〜20リットル、 水 220リットル〜260リットル前
後、 必要に応じて顔料をセメント量に対して3%〜5%を添
加する。 帆立殻粒 10重量% 牡蠣殻粒 90重量% この配合の貝殻粒1m3当りに対して次の配合をする。 ポルトランドセメント 190kg 結合剤 15リットル 水 240リットル前後 必要に応じて顔料をセメント量に対して茶3%、黒1%
を添加する。
は、単種100%でもよいが、 帆立殻粒 15重量%〜30重量% 牡蠣殻粒 70重量%〜85重量% あるいは、帆立殻粒 70重量%〜85重量% 牡蠣殻粒 15重量%〜30重量% 等のように、水揚地の地域性によって変化させることが
できる。例えば牡蠣の水揚量の多い三陸地方では、 帆立殻粒 20重量% 牡蠣殻粒 80重量% の配分とし、 この配合の貝殻粒1m3当りに対して、例えば次の配合
をする。 ポルトランドセメント 180kg〜220kg、 結合剤 10リットル〜20リットル、 水 220リットル〜260リットル前
後、 必要に応じて顔料をセメント量に対して3%〜5%を添
加する。 帆立殻粒 10重量% 牡蠣殻粒 90重量% この配合の貝殻粒1m3当りに対して次の配合をする。 ポルトランドセメント 190kg 結合剤 15リットル 水 240リットル前後 必要に応じて顔料をセメント量に対して茶3%、黒1%
を添加する。
【0017】前記、結合剤は、
塩化ナトリウム 34重量%〜38重量%、
炭酸カリウム 30重量%〜34重量%、
炭酸ナトリウム 30重量%〜34重量%、
を主成分としている。これを水10リットルに1.7k
g〜2.2kg加えて溶解させて、水溶液とする。必要
に応じて、これに炭酸カルシゥム、塩化コバルト、塩化
アンモニア、メタ珪酸ナトリウム等を0.1重量%〜
2.2重量%添加することができる。
g〜2.2kg加えて溶解させて、水溶液とする。必要
に応じて、これに炭酸カルシゥム、塩化コバルト、塩化
アンモニア、メタ珪酸ナトリウム等を0.1重量%〜
2.2重量%添加することができる。
【0018】結合剤は、セメントと混合することによっ
て一体配合の結合剤となり、ミキサにおいて貝殻粒と混
練されて、アルカリイオンの引合いによって粒度の粗い
貝殻粒同士を結合させる。
て一体配合の結合剤となり、ミキサにおいて貝殻粒と混
練されて、アルカリイオンの引合いによって粒度の粗い
貝殻粒同士を結合させる。
【0019】図1は、トラックに組み込んだ舗装材製造
プラントの側面図である。図において符号は、舗装材製
造プラント(1)、トラック(2)、荷台(3)、2軸ミキサ
(4)、結合剤タンク(5)、セメント供給器(6)、定量ポプ
(7)、高速攪拌機(8)、貝粉供給部(9)、貝粉タンク(1
0)、補助タンク(11)、定量ポンプ(12)、貝粉供給器(1
3)、水タンク(14)、定量ポンプ(15)である。これら各装
置、機器は自動制御により一連の自動化を図ることがで
きる。
プラントの側面図である。図において符号は、舗装材製
造プラント(1)、トラック(2)、荷台(3)、2軸ミキサ
(4)、結合剤タンク(5)、セメント供給器(6)、定量ポプ
(7)、高速攪拌機(8)、貝粉供給部(9)、貝粉タンク(1
0)、補助タンク(11)、定量ポンプ(12)、貝粉供給器(1
3)、水タンク(14)、定量ポンプ(15)である。これら各装
置、機器は自動制御により一連の自動化を図ることがで
きる。
【0020】舗装材製造プラント(1)において、貝粉供
給部(9)から、流体圧によって貝殻粒は貝粉タンク(10)
に収納される。補助タンク(11)に送られた貝殻粒は、定
量ポンプ(12)によって、定量の貝殻粒が貝粉供給器(13)
に送られる。
給部(9)から、流体圧によって貝殻粒は貝粉タンク(10)
に収納される。補助タンク(11)に送られた貝殻粒は、定
量ポンプ(12)によって、定量の貝殻粒が貝粉供給器(13)
に送られる。
【0021】2軸ミキサ(4)に、貝粉供給器(13)から貝
殻粒が投入される。高速攪拌機(8)にセメント供給器(6)
からセメントが投入され、また定量ポンプ(7)で計量さ
れた結合剤が高速攪拌機(8)に投入され、ここで撹拌、
結合されてからミキサ(4)に投入される。また水タンク
(14)から定量ポンプ(15)によって、定量の水がミキサ
(4)に投入され、必要に応じて着色材(顔料)、あるい
は貝肉の臭気を除去するための脱臭剤が添加されて、混
練されて舗装材が造成される。
殻粒が投入される。高速攪拌機(8)にセメント供給器(6)
からセメントが投入され、また定量ポンプ(7)で計量さ
れた結合剤が高速攪拌機(8)に投入され、ここで撹拌、
結合されてからミキサ(4)に投入される。また水タンク
(14)から定量ポンプ(15)によって、定量の水がミキサ
(4)に投入され、必要に応じて着色材(顔料)、あるい
は貝肉の臭気を除去するための脱臭剤が添加されて、混
練されて舗装材が造成される。
【0022】混練完了した舗装材は、貝殻粒の表面にセ
メントと結合剤の混合体が付着して、湿った砂のよう
な、水分を感じさせない、パサパサした状態になってい
る。これをベルトコンベア、樋、あるいは運搬車など任
意の移動手段によって、被舗装面に投下する。
メントと結合剤の混合体が付着して、湿った砂のよう
な、水分を感じさせない、パサパサした状態になってい
る。これをベルトコンベア、樋、あるいは運搬車など任
意の移動手段によって、被舗装面に投下する。
【0023】これを被舗装面に100mm〜150mm
の厚さに打設、敷均し、転圧する。転圧の器具方法は公
知のもので充分である。隅部などにおいては、木鏝、バ
タ角、羽子板などで均し、叩く。
の厚さに打設、敷均し、転圧する。転圧の器具方法は公
知のもので充分である。隅部などにおいては、木鏝、バ
タ角、羽子板などで均し、叩く。
【0024】転圧後、約4時間の初期養生をして、降雨
時にはシートをかぶせるなど注意して養生させる。約4
時間経過によって、変形しない程度にほぼ硬化してい
る。24時間経過によって、1軸圧縮強度は61.5k
gf/cm2〜63.2kgf/cm2程度の強度が得ら
れた。また透水系数103〜104程度の透水性が得られ
た。
時にはシートをかぶせるなど注意して養生させる。約4
時間経過によって、変形しない程度にほぼ硬化してい
る。24時間経過によって、1軸圧縮強度は61.5k
gf/cm2〜63.2kgf/cm2程度の強度が得ら
れた。また透水系数103〜104程度の透水性が得られ
た。
【0025】この発明により形成される舗装体は、地面
に直接形成してそのままでもよいし、上部に透水性アス
ファルトコンクリートを層成してもよい。舗装は、遊歩
道などの通路舗装のほか、運動場、駐車場、遊園地、公
共広場、法面の保護舗装、等広範囲に利用することがで
きる。
に直接形成してそのままでもよいし、上部に透水性アス
ファルトコンクリートを層成してもよい。舗装は、遊歩
道などの通路舗装のほか、運動場、駐車場、遊園地、公
共広場、法面の保護舗装、等広範囲に利用することがで
きる。
【0026】この発明は、前記形態例に限定されるもの
ではない。舗装材は、図示しない型枠に打設、加圧し、
硬化させて透水性ブロック体とし、この透水性ブロック
体を被舗装面に敷並べて舗装することができる。この場
合、強度を強くするためには、貝殻粒の粒度2mm以下
のものを多く混合することができる。また透水性ブロッ
クは、透水性があるので、水田の畦、小川の縁、農地の
境界、花壇の縁石、あるいは屋敷の雨水捌溝などに使用
することができる。
ではない。舗装材は、図示しない型枠に打設、加圧し、
硬化させて透水性ブロック体とし、この透水性ブロック
体を被舗装面に敷並べて舗装することができる。この場
合、強度を強くするためには、貝殻粒の粒度2mm以下
のものを多く混合することができる。また透水性ブロッ
クは、透水性があるので、水田の畦、小川の縁、農地の
境界、花壇の縁石、あるいは屋敷の雨水捌溝などに使用
することができる。
【0027】
【発明の効果】上記のように構成されたこの発明は、次
のような優れた効果を有している。
のような優れた効果を有している。
【0028】(1) 請求項1記載の発明は、舗装材の貝
殻粒同士がポルトランドセメントと結合剤との結合体に
より強固に結合されており、貝殻粒は粒度が大きく、ま
た形状が複雑であるため、固形化されても優れた透水性
を有し、耐圧強度にも優れているので、自然に優しい透
水性舗装体を形成することができる。同時に産業廃棄物
としての貝殻の投棄による自然破壊を防止し、併せて自
然保護をしながら地域社会の経済、文化に寄与すること
ができる。
殻粒同士がポルトランドセメントと結合剤との結合体に
より強固に結合されており、貝殻粒は粒度が大きく、ま
た形状が複雑であるため、固形化されても優れた透水性
を有し、耐圧強度にも優れているので、自然に優しい透
水性舗装体を形成することができる。同時に産業廃棄物
としての貝殻の投棄による自然破壊を防止し、併せて自
然保護をしながら地域社会の経済、文化に寄与すること
ができる。
【0029】(2) 請求項2記載の発明は、特に選定さ
れた素材の効率のよい配合による結合剤が、セメントと
一体に結合して強力な結合力をもち、粒度の大きな貝殻
粒同士を強力に短時間で結合させる効果がある。
れた素材の効率のよい配合による結合剤が、セメントと
一体に結合して強力な結合力をもち、粒度の大きな貝殻
粒同士を強力に短時間で結合させる効果がある。
【0030】(3) 請求項3記載の発明は、ミキサによ
る混練時に、特定の配合の顔料を添加することによっ
て、現場に適合した黒茶がかった舗装体の着色をするこ
とができる。
る混練時に、特定の配合の顔料を添加することによっ
て、現場に適合した黒茶がかった舗装体の着色をするこ
とができる。
【0031】(4) 請求項4記載の発明は、各地で廃棄
される各種貝殻を素材とし、選択された素材配合の結合
剤が、セメントと一体となって、貝殻粒同士の強力な結
合をさせることができ、有用な産業基材となる効果があ
る。
される各種貝殻を素材とし、選択された素材配合の結合
剤が、セメントと一体となって、貝殻粒同士の強力な結
合をさせることができ、有用な産業基材となる効果があ
る。
【図1】舗装材製造プラントの側面図である。
(1)舗装材製造プラント
(2)トラック
(3)荷台
(4)2軸ミキサ
(5)硬化剤タンク
(6)セメント供給部
(7)定量ポンプ
(8)高速攪拌機
(9)貝粉供給部
(10)貝粉タンク
(11)補助タンク
(12)定量ポンプ
(13)貝粉供給器
(14)水タンク
(15)定量ポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
C04B 22:12 C04B 22:10
22:10)
(56)参考文献 特開 平10−1908(JP,A)
特開 平10−212146(JP,A)
特開2000−72578(JP,A)
特開 平7−3715(JP,A)
特開 平7−52141(JP,A)
特開 昭62−59705(JP,A)
特開 平8−224495(JP,A)
特開 平11−240743(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E01C 7/10
C04B 18/04
C04B 28/02
C04B 18:04
C04B 22:12
C04B 22:10
Claims (4)
- 【請求項1】 貝殻のみからなる粒度2mm〜8mmの
貝殻粒からなる主材に、塩化ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウムを主成分とする結合剤とポルトラン
ドセメントを混合して、これに水を加えて混練して、前
記貝殻粒の表面にセメントと結合剤の混合体が付着して
パサパサとした状態の舗装材を造成し、これを被舗装面
に打設、敷均し、転圧して、透水性舗装体を形成するこ
とを特徴とする舗装方法。 - 【請求項2】 前記貝殻粒とその他の素材の配合比は、
貝殻粒1立方m当り、 ポルトランドセメント
180〜220kg、 結合剤 10リットル〜20リットル、 水 220リットル〜260リットル、 であり、前記結合剤は、 塩化ナトリウム 34重量%〜38重量% 炭酸カリウム 30重量%〜34重量% 炭酸ナトリウム 30重量%〜34重量% を主成分配合比とし、これを水10リットル当り1.7
kg〜2.2kgほど溶解させたものから成ること、 を
特徴とする請求項1に記載された舗装方法。 - 【請求項3】 前記混練時に、ポルトランドセメント量
に対して、茶色顔料3%、黒色顔料1%を添加して着色
することを特徴とする、請求項2に記載された舗装方
法。 - 【請求項4】 貝殻のみからなる粒度2mm〜8mmの
貝殻粒からなる主材1立方m当り、ポルトランドセメン
ト180〜220kg、結合剤10リットル〜20リッ
トル、水220リットル〜260リットル、が配合混練
され、前記貝殻粒の表面にセメントと結合剤の混合体が
付着してパサパサとした状態であり、前記結合材は、塩
化ナトリウム34重量%〜38重量%、炭酸カリウム3
0重量%〜34重量%、炭酸ナトリウム30重量%〜3
4重量%を主成分配合とし、これが水10リットル当た
り1.7kg〜2.2kgが溶解されたものであるこ
と、を特徴とする舗装材。
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ID=18690200
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- 2000-06-26 JP JP2000190791A patent/JP3505555B2/ja not_active Expired - Lifetime
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