JP2005139841A - 廃瓦を骨材に利用した構造体用組成物及びそれを用いた構造体の製法 - Google Patents

廃瓦を骨材に利用した構造体用組成物及びそれを用いた構造体の製法 Download PDF

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Abstract

【課題】
無機系材料のみを使用して、土舗装並みの保水性や透水性を有し、かつアスファルト舗装やコンクリート舗装並みの耐久性や耐磨耗性を備える舗装技術の提供、及び、従来にない高い強度を有し、かつ通気性に優れる内装技術の提供を課題とする。
【解決手段】
本発明は、廃瓦砕片と無機凝結硬化材と無機塩類とを混合して水で練り合わせ、これを被舗装面上に施行したり、所定形状に成形したり、又は内装基材上に塗りつけた後、養生硬化させることにより、瓦砕片を骨材10…10とし、該骨材10…10同士が、無機凝結硬化材と無機塩類とが相互作用した緻密で強固な固化反応構造物20によって結合された構造の瓦舗装体、瓦舗装用ブロック化物、又は塗り壁や天井あるいは床等の建築内装材を得るものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃瓦を骨材にリサイクル利用した構造体用組成物及びそれを用いた構造体の製法に関し、例えば、保水性や透水性に優れ、かつ耐久性や耐磨耗性が良好な路面舗装の技術分野や、通気性に優れ、シックハウス症候群を引き起こさない建築物内装材の技術分野等に属する。
一般に、アスファルト舗装やコンクリート舗装は、耐久性や耐磨耗性等の強度の点においては優れるが、地表面を遮水してしまい、保水性や透水性に劣る結果、地下水の減少、それに伴う地盤沈下、樹木の発育鈍化、土中生物の生態系の変化、及び集中豪雨時の側溝及び河川の氾濫等の環境の諸問題を引き起こす。そこで、特許文献1や特許文献2に開示されるような透水性や排水性に富むアスファルト舗装やコンクリート舗装が知られているが、結合材として有機系のエポキシ樹脂やポリウレタン樹脂、あるいはポリエステル樹脂やアクリル樹脂等が用いられるため、有機溶剤による吸引毒性等の諸問題が懸念される。
これに対し、特許文献3に開示されるような土舗装は、保水性や透水性に優れるうえ、自然や環境に優しい無機系材料のみを使用しているので、車道や歩道等の一般道路をはじめとして、自然歩道や遊歩道、ジョギングコースやゲートボール場、駅前広場や駐車場、公園や遊園地等に、安全かつ広汎に適用可能である。しかも、土舗装は、降雨時には速やかに雨水を吸収して地中に徐々に浸透させる一方、乾燥時には地中水分を地表面から蒸発・発散させるので、そのときの気化熱により、近年注目される都市のヒートアイランド現象を抑制する機能も具備する。
一方、特許文献4に開示されるように、活性炭や竹材・藁材等の天然素材を使って、通気性に優れ、シックハウス症候群を引き起こさない塗り壁等の内装材の提案が近年盛んに行われている。
特開2001−234503号公報 特開2003−96266号公報 特許第2748312号明細書 特開2002−227324号公報
しかしながら、土舗装は、骨材として微細で脆い土壌を用いるため、一般に、アスファルト舗装やコンクリート舗装等と比べると骨材が飛散し易い等、耐久性や耐磨耗性等の強度の点においてなお改善の余地があった。
また、活性炭や竹材・藁材等の天然素材を含んだ塗り壁等の内装材においても、より強度に優れた内装材の提供が要望されていた。
そこで、本発明は、無機系材料のみを使用して、土舗装並みの保水性や透水性を有し、かつアスファルト舗装やコンクリート舗装並みの耐久性や耐磨耗性を備える舗装技術の提供、及び、従来にない高い強度を有し、かつ通気性に優れる内装技術の提供を課題とする。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、廃瓦砕片と無機凝結硬化材と無機塩類とを含有することを特徴とする廃瓦を骨材に利用した構造体用組成物に関する。
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、無機凝結硬化材は、セメント、石灰及び石膏のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は2に記載の発明において、無機塩類は、アンモニウム塩類、ナトリウム塩類、カリウム塩類、カルシウム塩類、マグネシウム塩類、アルミニウム塩類及び鉄化合物のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、無機塩類は、1〜3重量部のアンモニウム塩類及びナトリウム塩類の少なくとも1つと、1〜4重量部のカリウム塩類と、70〜150重量部のカルシウム塩類と、3〜7重量部のマグネシウム塩類と、3〜10重量部の鉄化合物との混合物であることを特徴とする。
次に、請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、廃瓦砕片は、平均粒径が2〜20mmの砕片85〜95重量部と、平均粒径が2mm未満の砕片5〜15重量部との混合物であることを特徴とする。
次に、請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、廃瓦砕片と無機凝結硬化材と無機塩類との配合比は、100重量部:5〜25重量部:0.5〜1.0重量部であることを特徴とする。
次に、請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、土、石、ゼオライト、珪藻土及び活性炭のうちの少なくとも1つをさらに含有することを特徴とする。
そして、請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜7のいずれかに記載の構造体用組成物に水を加えて混練し、これを被舗装面上に施行し、あるいは所定形状に成形し、又は内装基材上に塗りつけた後、養生硬化させることを特徴とする構造体の製法に関する。
本発明は、請求項1で明らかにしたように、廃瓦砕片と無機凝結硬化材と無機塩類とを含有し、その結果、廃瓦を骨材に有効利用・リサイクル利用した組成物、特に構造体用の組成物をその第1の趣旨とするものである。そして、このような構成を有する組成物を、請求項8で明らかにしたように、水で練り合わせた後、被舗装面上に施行したり、あるいは所定形状に成形したり、又は内装基材上に塗りつけて、養生硬化させることにより、瓦舗装の構造体、瓦舗装用ブロック化物の構造体、塗り壁や天井あるいは床等の建築内装材の構造体等が得られる。
これらの構造体は、図1に例示したように、瓦砕片を骨材10…10とし、該骨材10…10同士が、無機凝結硬化材と無機塩類とが相互作用した緻密で強固な固化反応構造物20によって結合された構成である。したがって、本発明で得られる構造体では、土壌よりも粗く強固な瓦の砕片を骨材に用いるから、従来の土舗装に比べて、強度が増し、耐久性や耐磨耗性等が向上する。その結果、骨材飛散に対する抵抗性が大きくなり、わだち掘れ等が効果的に抑制される。また、従来の天然素材を含んだ内装材に比べても高い強度を有し、長期間安定して耐久使用できる。
しかも、瓦は、多孔質構造を有しており、空隙率が15%程度と高いため、その内在する空隙により、良好な保水機能、透水機能、排水機能等を具備する。その結果、本発明に係る舗装技術は、そのような性状の瓦を骨材として利用するので、保水性や透水性、あるいは通気性や断熱性の点で土舗装と遜色のないレベルで水の循環再生を担保する。それにより、地下水の涵養、地盤沈下の防止、湧水の保全復活、土の活性化、地中生物の生態系の保護、樹木の発育促進、都市植栽環境の改善、植生の保全、及びヒートアイランド現象の緩和等、幅広い自然環境保全効果を発揮する。また、舗装路面上に水たまりができず、水はねがなくなり、滑り難い、快適な歩行性・走行性が提供される。さらに、瓦の多孔質構造によって、タイヤ音等の自動車の走行音が吸音され騒音の低減が図られる。したがって、本発明に係る瓦舗技術を、例えば屋内駐車場や室内駐車場等に適用したときには、ビル内反響騒音の低減にも充分な効果が発揮される。
同様に、本発明に係る内装技術は、通気性に優れ、室内の有害揮発性物質等に起因するシックハウス症候群を有効に抑制することができる。
ここで、本発明において使用可能な瓦としては、特に限定されず、例えば、原料の粘土を所定形状に成形して施釉及び焼成した粘土瓦や、水硬性セメント等の無機凝結硬化材等を含む組成物をプレス成形加工し養生して造ったコンクリート瓦、あるいはセメントに砂と水を混ぜて所定形状にプレス成形加工し養生して造った厚形スレート瓦、セメントに石綿と水を混ぜて抄造法で造った住宅屋根用化粧石綿スレート瓦、及びモルタル瓦等が好ましく使用可能であり、これらのうちの1種又は2種以上の砕片を混合して用いることができる。
その場合に、瓦砕片のサイズとしては、平均粒径で20mm以下、より好ましくは2〜5mmのものが、取扱作業性の点、及び得られた舗装体やブロック化物あるいは内装材等の強度の点等で最も好適である。ただし、瓦砕片を無機凝結硬化材であるセメント等と混合すると、該セメントによって瓦の色彩が隠蔽される可能性があるから、瓦の色彩を仕上がり後も各種構造体に残したいときは、着色用として、平均粒径が2mm未満のより細かい瓦砕片を加えてもよい。その場合の、好ましい配合比は、請求項5で明らかにしたように、平均粒径が2〜20mmの瓦砕片85〜95重量部に対し、平均粒径が2mm未満の瓦砕片5〜15重量部の割合である。着色用の細かい瓦砕片が5重量部未満では着色が不足気味となり、15重量部を超えると得られた構造体の強度が不足気味となる。
そして、いずれにしても、本発明によれば、産業廃棄物として大量に廃棄される廃瓦の再生利用、及び破砕等の中間処理プロセスを経た廃瓦砕片のリサイクル利用を促進することができ、この点において地球環境保全に大いに資するものである。
本発明で使用可能な無機凝結硬化材、すなわち結合材(バインダ)としては、請求項2で明らかにしたように、例えば、ポルトランドセメントに代表される水硬性セメントのような無機質の膠着材(水和反応性硬化材)が一般に好適であるが、普通ポルトランドセメントに限らず、例えば、高炉セメントや、フライアッシュセメント、あるいはシリカセメント、アルミナセメントのような混合セメント、又は石灰(水酸化カルシウム及び炭酸カルシウムを含めた酸化カルシウム類)や石膏(硫酸カルシウム類)等も好ましく使用可能であり、これらのうちの1種又は2種以上を混合して用いることができる。
さらに、本発明で使用可能な無機塩類としては、請求項3で明らかにしたように、例えば、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩類や、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硝酸ナトリウム等のナトリウム塩類や、塩化カリウム、炭酸カリウム、硝酸カリウム、硫酸カリウム等のカリウム塩類や、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硝酸カルシウム、リン酸カルシウム、珪酸カルシウム、アルミン酸カルシウム等のカルシウム塩類や、塩化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム塩類や、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム(PAC)等のアルミニウム塩類や、硫酸鉄等の+2価の鉄化合物等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を混合して用いることができる。
特に、本発明者の知見によれば、上記無機塩類の組合せとして、例えば特許第2748312号明細書に開示される組合せ、すなわち、アンモニウム塩類又はナトリウム塩類の少なくともいずれかと、カリウム塩類と、カルシウム塩類と、マグネシウム塩類と、鉄化合物との組合せが、無機凝結硬化材の接着強度の向上の点でより好ましいことが分かった。
さらに、本発明者の知見によれば、その場合の配合割合として、請求項4で明らかにしたように、アンモニウム塩類又はナトリウム塩類の少なくとも1つを1〜3重量部、カリウム塩類を1〜4重量部、カルシウム塩類を70〜150重量部、マグネシウム塩類を3〜7重量部、及び鉄化合物を3〜10重量部配合した組合せが、無機凝結硬化材の接着強度のさらなる向上の点でより一層好ましいことが分かった。
ここで、上記のような無機塩類を配合することによって、無機凝結硬化材の結晶がより一層緻密化・安定化し、該無機凝結硬化材の使用量の低減、及び構造体全体としての高い空隙率の維持を図ることができるようになる。特に、無機凝結硬化材として普通ポルトランドセメント等を使用した場合には、一般に、水和反応の進行に伴って高アルカリ性の水酸化カルシウム(Ca(OH))が放出されるので、上記無機塩類を配合することによって上記普通ポルトランドセメントの使用量を低減することにより、上記水酸化カルシウムの溶出量を抑制できるという利点が奏される。
そして、本発明では、特に、請求項6で明らかにしたように、廃瓦砕片100重量部に対し、無機凝結硬化材を5〜25重量部、及び無機塩類を0.5〜1.0重量部配合することにより、施工時や成形時あるいは塗りつけ時の締め固めの強弱にも依存するが、構造体全体として20%以上という高い空隙率を有しながら、歩道やスポーツ施設路面等はもちろんのこと、自動車交通用としても充分使用し得る大きな強度の舗装体、及び内装材が提供される。
ここで、廃瓦砕片100重量部に対し、無機凝結硬化材が5重量部未満であると、該無機凝結硬化材の接着強度が不足し、構造体の耐久性や耐磨耗性が不足する。一方、廃瓦砕片100重量部に対し、無機凝結硬化材が25重量部を超えると、構造体全体の空隙率が減少し、舗装体や内装材の環境面での好ましい機能が低減する。
同様に、廃瓦砕片100重量部に対し、無機塩類が0.5重量部未満であると、無機凝結硬化材の緻密化が不足し、やはり構造体の耐久性や耐磨耗性が不足する。一方、廃瓦砕片100重量部に対し、無機塩類が1.0重量部を超えても、無機凝結硬化材の緻密化効果はそれほど増大せず、無駄であり合理的でない。
本発明に係る構造体を瓦舗装として適用する好ましい場所としては、一般道路(車道や歩道)、市街地道路、住宅地道路、住宅団地敷地内道路、建物周辺、駅前広場、駐車場、自然道、農道、遊歩道、ジョギングコース、公園、庭園、遊園地、ゲートボール場、コミュニティ道路、法面保護、墓地等が挙げられる。
また、本発明に係る構造体を内装材として適用する好ましい場所としては、一般家屋や公共建築物等の塗り壁、天井、床等が挙げられる。
本発明の舗装法においては、まず、廃瓦砕片に無機凝結硬化材を混合しておき、ここに無機塩類の水溶液を添加して練り合わせ、舗装用組成物を得る。そして、この湿潤組成物を路盤の上にローラや鉄ゴテ等で転圧し、乾燥、養生させる。その場合の舗装体の施工厚みは、用途にもよるが、一般に5〜7cm程度である。また、養生期間は、普通1〜2日程度、重量車両乗入の場合は7日程度である。
また、本発明のブロック化法においても、まず、廃瓦砕片に無機凝結硬化材を混合しておき、ここに無機塩類の水溶液を添加して練り合わせ、ブロック成形用組成物を得る。そして、この湿潤組成物を型に流し込み、例えばプレス機等を用いて矩形状に圧縮することによりブロック化し、乾燥、養生させる。その場合の成形体の寸法は、用途にもよるが、一般に、30cm×10cm×3cm程度である。
一方、本発明の内装法においても、まず、廃瓦砕片に無機凝結硬化材を混合しておき、ここに無機塩類の水溶液を添加して練り合わせ、内装材用組成物を得る。そして、この湿潤組成物を例えば透湿プラスターボードのような内装基材上にコテやハケ等で塗りつけ、乾燥、養生させる。その場合の塗りつけ厚みは、用途にもよるが、一般に、塗り壁や天井の場合は1cm程度、床の場合は3cm程度である。
そして、本発明に係る構造体用組成物に、請求項7で明らかにしたように、土、石、ゼオライト、珪藻土及び活性炭のうちの少なくとも1つをさらに加えてもよい。これらは、骨材として機能する他、仕上がった構造体の意匠性(より自然な色合い、風合い、模様等)、臭気吸着性、及び通気性を改善するのに役立つ。また、これらは、リサイクル品が利用でき、組成物全体の30重量%までを上限として適宜の割合で配合することができる。
土としては、平均粒径が20mm以下のもの、石としては、平均粒径が2〜20mmのもの、ゼオライトとしては、平均粒径が2〜10mmのもの、珪藻土としては、平均粒径が5mm以下のもの、及び活性炭としては、平均粒径が1mm程度のものが、それぞれ好ましく使用し得る。
ここで、本発明に係る構造体用組成物は、請求項4及び請求項6から導かれるように、廃瓦砕片を100重量部、セメント、石灰及び石膏のうちから選ばれた少なくとも1つを5〜25重量部、及び、100重量部の水に、アンモニウム塩類又はナトリウム塩類の少なくとも1つを1〜3重量部、カリウム塩類を1〜4重量部、カルシウム塩類を70〜150重量部、マグネシウム塩類を3〜7重量部、及び鉄化合物を3〜10重量部添加してなる溶液を1.0〜2.0重量部含有することが、強度と空隙率とのバランスの点で好ましい。
このように、本発明においては、無機凝結硬化材と無機塩類との相互作用により、緻密で強固な固化反応構造物が得られるので、無機凝結硬化材の配合量を相対的に小さくし、瓦砕片の配合量を相対的に大きくすることができ、その結果、瓦の多孔質構造に起因する良好な保水機能、透水機能、排水機能、通気機能、断熱機能、吸音機能等が充分に発揮される。
なお、本発明に係る構造体用組成物では、上で例示したように、無機塩類水溶液の配合量が僅かであるから、無機塩類を組成物中に容易に均一混合するように、上記無機塩類水溶液を予め水で希釈し増量してから混合してもよい。その場合の希釈倍率は、例えば5〜20等が取扱作業上好ましい。また、使用する水の全量で希釈してもよい。
以下、実施例を通して本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
[無機塩類水溶液の調製]
100kgの工業用水に1gのチオ硫酸ナトリウムを加えて10分間撹拌し、水中のカルキ分を除去した。次に、水温を約7℃に保ちながら、1.5kgの塩化アンモニウムと2.5kgの炭酸カリウムとを同時に加え、15分間撹拌したのち、同じく水温を約7℃に保ちつつ、硫酸鉄を4.5kg添加してさらに15分間撹拌した。さらに、この溶液に塩化カルシウム110kgを加えて30分間撹拌した後、12時間室温で放置し、水温がおよそ17〜18℃になったところで、5.0kgの塩化マグネシウムを添加して無機塩類水溶液(塩類濃度:55.3重量%)を得た。
[瓦舗装体の作製]
上記無機塩類水溶液を用い、かつ廃瓦砕片を骨材に用いて、構造体として瓦舗装体を作製した。用いた瓦砕片は、住宅取壊現場から回収した廃瓦を中間処理によって破砕したもので、平均粒径が2〜20mm以下の粘土瓦(空隙率15%:水中飽和法)であった。この廃瓦砕片650g(100重量部)と高炉セメント130g(20重量部)とを混合し、ここに上記無機塩類水溶液6.5g(無機塩類として3.6g:0.55重量部)を予め130gの水で希釈した液(20倍希釈液)を添加して専用ミキサで5分間混練した。混練の途中、同じ粘土瓦を平均粒径2mm未満に微細粉砕したものを65g(10重量部)着色用に添加した。
このようにして得られた舗装用組成物を6cmの厚みに撒き出し、ローラや鉄ゴテ等で転圧することにより5cmの厚さに締め固め、7日間養生して、空隙率が20%以上(水中飽和法)の瓦舗装体を得た。
[瓦舗装体の圧縮強度試験]
上記瓦舗装体の圧縮強度試験をJIS A 1108に準じて行った。すなわち、材齢7日の舗装体から、直径約25mm、長さ約40mmの円柱状供試体を切り出し、この供試体の両端面を石膏混入セメントペーストでキャッピングした後、定速型万能試験機(使用レンジ:10kN、載荷速度:0.5mm/分)を用いて一軸漸増圧縮荷重を加えて最大荷重を求め、数1に従って圧縮強度を算出したところ、本発明に係る舗装体は、材齢7日で、圧縮強度が2.1×10N/m(平均)あり、一般歩行者道路はもとより、車両交通道路にも適用し得る大きな強度を有するものであった。
Figure 2005139841
[瓦舗装体の透水試験]
上記瓦舗装体の透水試験をJIS A 1218、JSF T 311に準じて行った。すなわち、上記舗装体から、直径約4.5cm(断面積約15.9cm)、長さ約4cm(体積約63.5cm)の円柱状供試体を切り出し、内径10.00cm、長さ12.73cmの透水円筒を用いて水道水による透水試験を行ない、22℃及び15℃における透水係数をそれぞれ式2、式3に従って算出したところ、本発明に係る舗装体は、透水係数が4.5×10−2cm/秒(平均)あり、充分大きな透水係数で良好な透水性・排水性を有するものであった。
Figure 2005139841
Figure 2005139841
[瓦舗装体の耐水中崩壊試験]
上記の材齢7日の舗装体を最大長さが10mm以下の破片となるように叩き割り、水道水を入れたビーカに投入して、5分間攪拌及び3分間静置のユニットを20回繰り返した後、破砕物の状態や水の濁り具合を観察したところ、破砕物は短時間で沈降し、上澄み液は白濁等しなかった。また、一夜間水中に没したまま放置して翌日同じ試験を行なったが結果は同様であった。
[瓦舗装体の表面温度測定]
2003年8月に、大阪府東大阪市内の日当たりのよい建物の屋上に、本発明に係る舗装体と、従来一般のアスファルト舗装体とを並べて置き、午前6時に散水する条件で、午前4時から午後8時までの表面温度の変化を観測したところ、図2に示すように、本発明に係る瓦舗装はアスファルト舗装よりも最大で20℃近く表面温度が低く、外気温と略変わりない表面温度で推移し、本発明に係る舗装体によるヒートアイランド現象の抑制効果が確認された。
以上の試験を、瓦砕片の種類やサイズ及び組成、無機凝結硬化材の組成、無機塩類の組成、及びこれらの配合比等を特許請求の範囲に記載の範囲内でいろいろと変えて行ったが結果は同様であった。
実施例1と同じ無機塩類水溶液及び廃瓦砕片を用いて本発明に係る構造体の供試体を複数作製し、曲げ強度試験、透水試験、すべり抵抗試験、及び溶出試験を行った。供試体の配合割合は、平均粒径が2〜5mmの廃瓦砕片を100重量部、平均粒径が2mm未満の着色用廃瓦粉体を14.1重量部、高炉セメントを25重量部、及び無機塩類水溶液を1.8重量部(無機塩類として1.0重量部)とした。
表1に、試験項目、試験結果、規格・基準、及び試験方法をまとめて示す。また、表2に、曲げ強度試験の詳細結果(供試体1,2)を、表3に透水試験の詳細結果(供試体3〜5)を、及び表4にすべり抵抗試験の詳細結果をそれぞれ示す。なお、すべり抵抗試験は、英国式ポータブル・スキットレジスタンステスタを用いて行い、BPN測定値は、測定値が一定になったときの値を採用し、20℃温度補正は、日本道路公団試験方法に準拠した。
いずれに試験においても、本発明に係る構造体は、それぞれの規格・基準をすべて満足するものであった。
Figure 2005139841
Figure 2005139841
Figure 2005139841
Figure 2005139841
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、無機系材料のみを使用して、土舗装並みの透水性を有し、かつアスファルト舗装やコンクリート舗装並みの強度を備える舗装技術、及び、従来にない高い強度を有し、かつ通気性に優れる内装技術を提供するもので、路面舗装の技術分野、建築内装材の技術分野、及び産業廃棄物のリサイクル利用の技術分野において、幅広い産業上の利用可能性を有する。
本発明で得られる構造体(瓦舗装体、瓦舗装用ブロック化物、建築物内装材等)の微細構造を例示した模式図である。 本発明で得られる瓦舗装と一般のアスファルト舗装との表面温度の1日の変化を示すグラフである。
符号の説明
10 骨材(廃瓦砕片)
20 固化反応構造物(無機凝結硬化材と無機塩類)

Claims (8)

  1. 廃瓦砕片と無機凝結硬化材と無機塩類とを含有することを特徴とする廃瓦を骨材に利用した構造体用組成物。
  2. 無機凝結硬化材は、セメント、石灰及び石膏のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の構造体用組成物。
  3. 無機塩類は、アンモニウム塩類、ナトリウム塩類、カリウム塩類、カルシウム塩類、マグネシウム塩類、アルミニウム塩類及び鉄化合物のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造体用組成物。
  4. 無機塩類は、1〜3重量部のアンモニウム塩類及びナトリウム塩類の少なくとも1つと、1〜4重量部のカリウム塩類と、70〜150重量部のカルシウム塩類と、3〜7重量部のマグネシウム塩類と、3〜10重量部の鉄化合物との混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の構造体用組成物。
  5. 廃瓦砕片は、平均粒径が2〜20mmの砕片85〜95重量部と、平均粒径が2mm未満の砕片5〜15重量部との混合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の構造体用組成物。
  6. 廃瓦砕片と無機凝結硬化材と無機塩類との配合比は、100重量部:5〜25重量部:0.5〜1.0重量部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の構造体用組成物。
  7. 土、石、ゼオライト、珪藻土及び活性炭のうちの少なくとも1つをさらに含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の構造体用組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の構造体用組成物に水を加えて混練し、これを被舗装面上に施行し、あるいは所定形状に成形し、又は内装基材上に塗りつけた後、養生硬化させることを特徴とする構造体の製法。
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