JP3505389B2 - 条用の鋼、Siキルド鋼、及びその連続鋳造による製造方法 - Google Patents
条用の鋼、Siキルド鋼、及びその連続鋳造による製造方法Info
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Description
においてノズル詰まり少なく鋳造が可能な条用の鋼、更
にノロカミ欠陥のない表面性状の良好な条用のSiキル
ド鋼、及びそれら鋼のビレット連続鋳造方法に関する。
る鋼は、転炉等で精錬を完了した後、主に連続鋳造法に
てビレットに鋳造される。精練完了時に溶鋼中に含まれ
るフリー酸素は、鋳造に先立って脱酸剤を投入して酸化
物として除去する。脱酸剤としては、AlとSiを用い
る複合脱酸が代表的である。脱酸の結果生成した脱酸生
成物としてのAl2 O3 やSiO2 は、その大部分は溶
鋼中を浮上して分離されるが、その一部は溶鋼中に残存
し、連続鋳造に際して鋳型への鋳造を行うノズルの内周
に析出する。特にAl2 O3 は融点が高く、鋳造ノズル
の周辺に析出してノズルが閉塞する原因となる。特に、
小断面のビレットを鋳造する連続鋳造においては、鋳型
の断面積が小さいため、必然的に鋳造ノズルの断面積も
小さくなり、Al2 O3 の析出によるノズル閉塞が重大
な問題となってきている。
点が低下する。特に混合物中のAl2 O3 の含有量50
%において融点が最低となる。この現象を利用し、鋼中
にCaを添加し、Al2 O3 を主成分とする脱酸生成物
をCaOとの混合物とすることによって脱酸生成物の融
点を下げ、連続鋳造ノズルへの酸化物の析出を防止する
技術が知られている。この技術により、連続鋳造ノズル
への酸化物の析出は減少させることが可能であるが、C
aを多量に添加する必要があるため生産コストが増大す
る原因となり、また、Ca添加によって鋳造ノズル等の
耐火物の溶損が激しくなり、耐火物の寿命が短くなると
いう問題を有している。
の量を少なくすることにより(Alレス化)、鋼中のA
l2 O3 をも低減し、連続鋳造ノズル詰まりを防止する
技術が知られている。この方法によると、溶鋼中のAl
含有量が少なくなるとともに脱酸も不十分となり、鋼中
にフリー酸素が残存することとなる。その結果、連続鋳
造において、凝固の進行とともに凝固界面にてフリー酸
素と鋼中の炭素とが反応し、COガスが発生する。この
COガスが鋳造後にブローホールとして鋼の欠陥となる
という問題を有している。
決するため、連続鋳造前の溶鋼段階で取鍋精練を行い、
溶鋼中に残存するフリー酸素を低減し、ブローホールを
防止する技術が知られている。取鍋精練方法としては、
レードルファーネス(LF)あるいは真空脱ガスが採用
される。しかし、取鍋精練を付加することは、取鍋精練
コストが余計にかかるとともに、真空脱ガスでは、取鍋
精練における溶鋼の温度降下を補償するため転炉精練完
了時の溶鋼温度を高める必要が生じ、大幅なコストアッ
プを生じるという問題がある。
界面における炭素の偏析によって助長される。そこで、
炭素偏析を防止するため、鋳型内で電磁攪拌によって溶
鋼を攪拌し、ブローホールの発生を防止する技術が知ら
れている。しかし、鋳型内電磁攪拌を行うと、鋳型内溶
鋼表面を覆うために添加されるパウダーを溶鋼中に巻き
込むという弊害を起こし、また鋳型内電磁攪拌によるブ
ローホール発生限界改善効果も、フリー酸素にして10
ppm程度の効果しか得られないため、問題を解決する
には至らない。
ウダーが溶鋼との界面で溶解して鋳型と凝固シェルの間
の潤滑を図る鋳造をパウダー鋳造と呼ぶ。パウダー鋳造
においては、鋳型内の溶鋼中の非金属介在物が溶鋼表面
に浮上すると、このパウダー中に取り込まれるため、非
金属介在物が鋳片中に残存する頻度は低くなる。一方、
特に小断面のビレット鋳造においては、パウダーを使用
しないパウダーレス鋳造を行うことがある。パウダーレ
ス鋳造においては、溶鋼中を浮上した非金属介在物は溶
鋼表面のメニスカス近傍でスカムとなる。このスカムが
高融点で鋳造温度において固体である場合には、そのま
ま鋳片の表層部に付着し、いわゆるノロカミ欠陥とな
り、ビレットを線材に圧延したときに表面疵として残存
する。
[%Si]の値が3.2以下の場合、脱酸生成物及び再
酸化生成物が浮上して生成したスカム中に固体SiO2
が晶出し、これが鋳片表層部に付着して圧延時にノロカ
ミ欠陥が発生する。溶鋼を鋳型に注入するに際しては、
通常は鋳型内での酸化を防止するため、溶鋼流が空気に
触れないように浸漬ノズルを用いた鋳造が行われる。し
かし、ビレット連続鋳造においてビレット断面が小断面
化すると、浸漬ノズルの使用が困難となり、溶鋼流が大
気に露出するいわゆるオープン注入が行われる。この場
合には、鋳造中に空気の巻き込みのため、溶鋼が再酸化
し、再酸化生成物が鋳型内に生成するため、スカムの生
成量は特に増大する。
攪拌を用いて、固体SiO2 を含有するスカムが鋳片表
層部に付着するのを防止する技術が知られている(Ir
onmaking and Steelmaking,
13(1986),p.32)。この方法によれば、
[%Mn]/[%Si]の値が2.2までの鋼について
は、ノロカミ欠陥を防止することができる。しかしなが
ら、[%Mn]/[%Si]の値が2.2未満の鋼で
は、鋳型内電磁攪拌を用いてもノロカミ欠陥を防止する
ことができない。
解決するためになされたものであり、少ないCa添加量
で、低Alであってブローホールが発生せず、真空脱ガ
ス設備やLF設備を用いた低酸素化のための取鍋精練を
行わず、鋳型内電磁攪拌を行わずに、ビレット連続鋳造
において鋳造ノズル内での析出を防止する条用の鋼、及
びノロカミ欠陥を発生させない条用のSiキルド鋼を提
供するとともに、該鋼のビレット連続鋳造方法を提供す
ることを目的とする。
鋳造ビレット、形鋼、線材、棒鋼を含む、条用の用途に
用いられる鋼をいう。
決するためになされたものであり、その要旨とするとこ
ろは以下の通りである。第1の発明は、重量%で、C:
0.03%〜0.35%、Si:0.10%〜0.35
%、Mn:0.20%〜2.0%、Ti:0.005%
〜0.03%、Ca:0.0005%〜0.0025%
を含み、Al:0.005%以下であり、残部Fe及び
不可避不純物からなる条用の鋼である。好ましくは、T
iの下限が、下記条件1と条件2の高い方の値であるこ
とを特徴とする。 条件1:[%Mn]<0.5%ではTiの下限が重量%
で{0.005+([%C]/[%Si])×0.00
4}%であり、[%Mn]≧0.5%ではTiの下限が
重量%で{0.005+([%C]/([%Si]+
[%Mn]−0.5))×0.004}%である。 条件2:Mn/Si>3.2ではTiの下限が重量%で
0.005%であり、Mn/Si≦3.2ではTiの下
限が重量%で[1/{70(Mn/Si)−7}]%で
ある。 また、Tiの上限が{0.01+[%Si]×0.0
4}%、Caの上限が重量%で0.0015%である。
更に、上記成分に加え、Cr:0.05%〜0.2%、
Cu:0.01%〜1%、Ni:0.5×[%Cu]〜
1%、B:0.001%〜0.01%の1種又は2種以
上を含む条用の鋼である。
て鋳造して製造することを特徴とする上記の条用の鋼の
製造方法である。
〜0.35%、Si:0.10%〜0.35%、Mn:
0.20%〜1.12%でMn/Si≦3.2、Ti:
0.005%〜0.03%、Ca:0.0005%〜
0.0025%を含み、Al:0.005%以下であ
り、残部Fe及び不可避不純物からなる溶鋼を連続鋳造
するに際し、タンディッシュから鋳型への注入流の周囲
に筒を設置し、該筒内の酸素濃度を1.0%以下とする
ことを特徴とする条用のSiキルド鋼のビレット連続鋳
造方法である。タンディッシュから鋳型への注入流の周
囲に設置した筒内に窒素ガスを吹き込むことを特徴とす
ることができる。前記筒にかえて、タンディッシュから
鋳型への注入に浸漬ノズルを使用し、かつパウダーレス
浸漬鋳造を行うこともできる。更に、Tiの下限を下記
条件1と条件2’の高い方の値とし、タンディッシュか
ら鋳型への注入をオープン注入とすることができる。 条件1:[%Mn]<0.5%ではTiの下限が重量%
で{0.005+([%C]/[%Si])×0.00
4}%であり、[%Mn]≧0.5%ではTiの下限が
重量%で{0.005+([%C]/([%Si]+
[%Mn]−0.5))×0.004}%である。 条件2’:Tiの下限が重量%で[1/{70(Mn/
Si)−7}]%である。好ましくは、Tiの上限が
{0.01+[%Si]×0.04}%で、Caの上限
が重量%で0.0015%である。
びブローホール発生を防止するための条件、特にTi下
限条件について説明する。鋳型内に溶鋼を注入するため
の連続鋳造ノズルに非金属介在物が析出するのを防止す
るためには、非金属介在物の融点を下げることが有効な
ことは前述の通りである。非金属介在物の主成分がAl
2 O3 の場合、Caを大量に添加しないと非金属介在物
の融点を下げることができなかった。本発明は、非金属
介在物の主成分がTiO2 あるいはTiO2 とSiO2
の混合物である場合には、CaOの含有量が少なくても
融点が低下する現象に着目し、利用したところにその特
徴がある。図1のTiO2 −SiO2 −CaO3元系図
において、斜線部で示した部分が低融点の部分であり、
CaO含有量の少ない領域に低融点部分が存在すること
がわかる。
下とし、Ti:0.005%〜0.03%、Si:0.
10%〜0.35%とすることでTiとSiを主体とす
る脱酸を行い、更にCaを0.0005%〜0.002
5%の範囲で添加する。TiとSiを主体とする脱酸を
行った結果、脱酸生成物はTiO2 とSiO2 が主体と
なり、上記のような少ないCa添加量でも脱酸生成物の
融点を下げることが可能となり、結果として連続鋳造ノ
ズルへの非金属介在物の析出を防止することが可能とな
る。一方、Al含有量を低減したかわりにTiを添加し
たため、TiとSiの共同脱酸となって十分な脱酸が行
われ、鋳造におけるブローホールの発生をも防止するこ
とができる。溶鋼中のMn含有量が0.5%〜2.0%
のときは、Ti、Si、Mnの共同脱酸となり、さらに
十分な脱酸が行われ、脱酸生成物もMnOの含有量が増
加し、より低融点の酸化物となる。また、Ca添加量が
少ないので、Ca添加に伴うコストアップが最小限に抑
えられると共に、Caによる耐火物の損傷が抑えられ、
耐火物の寿命を増大することができる。低酸素化のため
の前述のLFあるいは真空脱ガス処理は不要であり、鋳
型内での電磁攪拌も不要である。
005%未満では脱酸力が不足し、Si単独脱酸と同じ
脱酸となり、Si−Ti複合脱酸の効果も得られなくな
り、残存したフリー酸素とCとが反応して鋳造中にブロ
ーホールが発生するからである。
<0.5%では重量%で{0.005+([%C]/
[%Si])×0.004}%であり、[%Mn]≧
0.5%では重量%で{0.005+([%C]/
([%Si]+[%Mn]−0.5))×0.004}
%とする(条件1)。溶鋼を鋳型内に注入するに際して
は、通常は鋳型内での溶鋼の酸化を防止するため、溶鋼
流が空気に触れないよう浸漬ノズルを用いた鋳造が行わ
れる。しかし、ビレット連続鋳造においてビレット断面
が小断面化すると、浸漬ノズルの使用が困難となり、溶
鋼流が大気に露出するいわゆるオープン注入が行われ
る。この場合は鋳造中に空気の捲き込みのためフリー酸
素が増大するが、上記好ましい範囲のTi下限以上のT
iを有することにより脱酸が強化され、ブローホールの
発生を防止することができる。また、取鍋内の溶鋼にフ
ラックスインジェクションを行うことがあり、このフラ
ックスインジェクションの過程で溶鋼中の水素が増大
し、連続鋳造中のブローホール発生の要因となるが、上
記好ましい範囲のTi下限以上のTiを有していれば、
フラックスインジェクションにおける水素増大があって
もブローホールの発生を防止することができる。
るのは、Siが少ないと共同脱酸の効果をうるためには
Tiの添加量を増大する必要があるからであり、[%M
n]≧0.5%でMn含有量の関数になっているのは、
該Mn含有量範囲ではMnを含めた共同脱酸の効果が得
られるためにMnが多いほどTiの添加量を低減できる
からである。C含有量の関数になっているのは、Cが多
いとブローホール発生を完全に防止するためにはフリー
酸素をより一層低下する必要が生じ、Ti添加量を増大
する必要があるからである。
欠陥を防止するための条件、特にTi下限条件について
説明する。Mn/Siが3.2以下のSiキルド鋼にお
いては、Tiを含有しない場合、スカムの組成はSiO
2 濃度の高いSiO2 −MnO系であり、高融点の固体
SiO2 が晶出し、前記の通りパウダーレス鋳造ではノ
ロカミ欠陥が発生する。オープン注入を採用した場合は
特にスカムの発生が増大する。一方、溶鋼中にTi及び
Caが含有される場合、スカム組成はTiO2 −SiO
2 −CaO系となり、低融点となる組成範囲が広くな
る。更に、Tiを添加するとMnOの活量が下がるた
め、TiO2 −MnO−SiO2 系における介在物組成
が、SiO2 −MnO系のSiO2 とMnOの等濃度比
線よりもMnOリッチな方向に移行し、図2に示すよう
に低融点側に移行する(図中矢印)。本発明は、スカム
の組成をTiO2 −SiO2 −CaO系とすることで、
低融点領域を拡大することに着目し、利用したところに
その特徴がある。Ti及びCaを含有することによって
スカムが低融点化するメカニズムは、上記の脱酸生成物
を低融点化するメカニズムと近似している。そのため、
Al、Si、Caの含有量については前記鋳造ノズル析
出防止のための条件と全く同じである。
い場合には、パウダーレス鋳造においても、上記のよう
にTi及びCaを添加することのみによってノロカミ欠
陥を防止することが可能である。しかし、オープン注入
のように、注入中に注入流が大気にさらされて溶鋼の再
酸化が起こる場合には、鋼中の含有量が多いSiやMn
の再酸化が顕著に進行する。そのため、再酸化生成物に
起因してスカムの組成がSiO2 濃度の高いSiO2 −
MnO−TiO2 系となって高融点化し、Ti及びCa
添加のみではノロカミ欠陥を防止することができない。
本第3の発明においては、注入流の周りに筒を設置し筒
内に窒素ガスを吹き込んで酸素濃度を1%以下にし、溶
鋼の再酸化を抑制することでスカムを低融点組成にする
ことができる。そのため、ノロカミ欠陥が生じない。こ
のように、浸漬鋳造を行う場合、あるいは注入流の酸化
を防止する対策を採用した場合は、ノロカミを発生させ
ないTiの下限は0.005%である。
する場合は、Tiの下限は、Mn/Si≦3.2ではT
iの下限が重量%で[1/{70(Mn/Si)−
7}]%とする(条件2’)。この条件を満足した場合
にノロカミ発生を防止することができる。Mn/Si>
3.2においては、ノロカミの問題は発生しないので、
Ti下限は鋳造ノズル析出防止条件によって定められる
(条件2)。以上より、鋳造ノズル析出防止とノロカミ
発生防止をともに具現するためには、パウダーレス鋳造
におけるTiの下限は、前記条件1と条件2又は2’の
高い方の値を採用する必要がある。
分範囲の限定理由を説明する。Alを0.005%以下
としたのは、Alが0.005%を超えると、生成する
非金属介在物の組成がAl2 O3 主体となり、介在物融
点が高くなってノズル閉塞を防止できなくなるからであ
る。なお、Al含有量には酸化物として存在するAlを
も含んでいる。
3%を超えると、脱酸生成物中に占めるTiO2 の含有
量の増大によって脱酸生成物が高融点化し、連続鋳造ノ
ズルへの脱酸生成非金属介在物の析出が防止できなくな
るからである。
+[%Si]×0.04}%とする。これにより連続鋳
造ノズルの閉塞をより良好に防止することができる。T
iの上限がSi含有量の関数になっている理由は、Ca
O−SiO2 −TiO2 の3元状態図において、SiO
2 含有量が少なくなると低融点を実現する成分範囲(図
1の斜線部)が狭くなり、脱酸生成物の低融点化という
発明の効果が十分に発揮されなくなるからである。その
ため、鋼中のSi含有量が少ない場合にはTiの上限を
低くおさえ、脱酸生成物の組成を低融点領域に維持する
こととしている。
ず非金属介在物と溶鋼中成分との関係について熱力学的
計算を行って概略の適正範囲を定め、次に実際の鋼の溶
製と鋳造を実施することによって計算によって求めた適
正範囲が適切であるかどうかの検証を行った。このよう
な手法を採用した結果として、Tiの適正範囲を正確に
かつ速やかに求めることが可能となった。
0.0005%未満では脱酸生成物中のCaO含有量が
不足し、脱酸生成物の低融点化が実現できないからであ
る。
0.0025%を超えると脱酸生成物の低融点化の効果
が飽和すると共に、Ca添加に伴うコストが上昇し、耐
火物の溶損が激しくなるからである。
%とする。これにより、脱酸生成物の低融点化とCa添
加コストの低減、耐火物溶損防止の効果を最大限に発揮
することができる。
3%未満では転炉による脱炭のみでは限界があり、真空
脱ガス等の特殊処理を施す必要が生じてコストアップと
なるからである。また、フェライト一相領域であるた
め、Ti添加鋼の場合、TiCの析出により時効効果が
生じて強度が安定しないからである。Cの上限を0.3
5%としたのは、0.35%を超えると本発明が対象と
する条用の鋼のうちの軟鋼線材において靭性が劣化して
必要な品質が得られなくなるからである。
が0.10%未満となるとブローホールの発生を抑える
ための適正Ti添加量が多くなり、Tiとの複合脱酸で
生成する酸化物の組成がTi酸化物リッチとなって、融
点が上昇し鋳造ノズル閉塞が発生するからである。Si
の上限を0.35%としたのは、0.35%を越えると
鋼の加工性が低下するからである。
定理由を説明する。Mnの下限を0.20%としたの
は、Mnは有害なSの固定に有効であるとともに鋼の焼
き入れ性向上により強度の改善に有効な元素であるが、
0.20%未満ではその効果が得られないからである。
Mnの上限を2.0%としたのは、2.0%を越えると
加工性が低下するからである。
熱処理性を向上することができる。Crの下限を0.0
5%としたのは、Crによる熱処理性を確保するためで
あり、上限を0.2%としたのは、スケール剥離性を確
保するためである。本発明は、更にCuを含有すること
で強度を増大することができる。Cuの下限を0.01
%としたのは、Cuによる強度を確保するためであり、
上限を1%としたのは、脆化を防止するためである。本
発明は、更にNiを含有することで強度の増大を図るこ
とができると同時にCu添加時のCu割れを防止するこ
とができる。Niの下限を0.5×[%Cu]としたの
は、Cu起因の割れを防止するために必要だからであ
り、上限を1%としたのは、これ以上含有すると強度が
上昇しすぎるからである。本発明は、更にBを含有する
ことで結晶粒の異常成長を抑制することができる。Bの
下限を0.001%としたのは、結晶粒の異常成長を抑
制するためにはこれ以上の含有量が必要だからであり、
上限を0.01%としたのは、粒界割れの発生を防止す
るためである。
を説明する。Mnの下限を0.20%としたのは、本第
1、第2の発明と同じ理由による。Mnの上限を1.1
2%としたのは、本願発明が効果を発揮するMn/Si
の上限とSiの上限とから定まる値である。
3.2超であれば、SiO2 固相が晶出しないので、ス
カムは問題にならないからである。
製し、Si、Mnは転炉出鋼中に溶鋼鍋中に添加し、T
iは出鋼後に溶鋼鍋上方より添加した。Caは、微量添
加でかつ空気や酸化物に触れると酸化ロスが激しいの
で、取鍋内で浸漬ランスから粉末を吹き込む方法あるい
は鉄被覆Caワイヤーで添加する方法があるが、本実施
例ではTi添加後にCa品位40%のCa−Si合金を
浸漬ランスを用いてArと共に溶鋼中に吹き込んで添加
した。
イズは125mm×125mm、鋳造速度は2.6〜
3.2m/minの条件で鋳造を行った。また鋳造ノズ
ルとしては、内径18mmφのノズルを用いた。鋳造ノ
ズルは特に断らない限り原則としてアルミナグラファイ
ト質であり、オープン注入あるいは浸漬注入を行った。
オープン注入においてはパウダーレス鋳造を、浸漬注入
においてはパウダー鋳造を採用した。
す成分の鋼を溶製し、連続鋳造によってビレットを製造
した。合金成分の含有量は、連続鋳造タンディッシュ内
から採取した試料の分析結果に基づいて決定した。表
1、2の備考に記載しているように、一部の実施例につ
いては鋳造ノズルに耐溶損性の優れたジルコニア(Zr
O2 )系ノズルを使用し、またNo.4については取鍋
軽脱ガス処理によって溶鋼中の酸素レベルを低減する処
理を行った。表1、2に示す「ブローホール、ノズル閉
塞防止Ti下限(%)」は、C、Si、Mn含有量実績
値を用い、請求項2の条件1で示す式に基づいて計算し
たTiの好ましい下限値を示し、「ブローホール、ノズ
ル閉塞防止Ti上限(%)」は、Si実績値を用い、請
求項3で示す式に基づいて計算したTiの好ましい上限
値を示し、「ノロカミ防止Ti下限(%)」は、Si、
Mn含有量実績値を用い、請求項2の条件2で示す式に
基づいて計算したTiの好ましい下限値を示す。
造速度制御を実施しており、鋳造ノズル詰まりが進行す
ると溶鋼の注入量が減少するために鋳造速度が減少す
る。従って、鋳造初期から末期にかけての鋳造速度の変
化の状況から鋳造ノズル閉塞・溶損の状況を判断した。
「ノズル閉塞・溶損指数」Vc*Vc* =[初期鋳造速
度−末期鋳造速度(m/分)]/鋳造時間(分)×10
0を導入し、Vc* が正の場合はノズル閉塞傾向、負の
場合はノズル溶損傾向であると判断した。更に、Vc*
の値により以下のような判断基準を設けた。 ○ : −0.2≦Vc* ≦0.2 :ノズル閉塞・溶損共なし又は少 △ : 0.2<Vc* ≦0.4 :ノズル閉塞わずかにあり −0.4≦Vc* <−0.2 :ノズル溶損わずかにあり × : 0.4<Vc* :ノズル閉塞により鋳造継続困難 Vc* <−0.4 :ノズル溶損により鋳造継続困難。
は、鋳片のカットサンプルを採取し、鋳造方向に垂直な
断面のエッチプリントをとってブローホールの有無を判
断し、次のように評点化した。 ○ : ブローホールが全くない。 △ : ブローホールがあるが、大きさが1mmφ以下
である。 × : 1mmφ以上のブローホールが断面に1つ以上
ある。
ホールの判定については、実施例1と同様の判定を行っ
た。ノロカミ欠陥の判定は、鋳片の表面に直径5mmφ
以上のノロカミが、1個以上有った場合を「×」、皆無
の場合を「○」として行った。
る。No.1〜3は、TiとCaが本発明範囲内である
が好ましい範囲よりは高い値である。No.1と3は鋳
造ノズルにジルコニア系の耐溶損ノズルを用いており、
ノズル溶損発生はなかったが、No.2のみはノズルの
溶損が△であった。No.4〜7はTiが好ましい範囲
よりは低い値である。No.4は取鍋軽脱ガス処理を行
っており、No.5〜7は鋳造ノズルに浸漬ノズルを用
いた。Tiがこのような低い値でも取鍋軽脱ガスの実施
あるいは浸漬ノズル使用によってブローホールが発生し
ないことがわかる。No.8〜23はすべての成分が好
ましい範囲に入っており、No.8以外は特別の対応は
行っていないが、鋳造結果はいずれも良好であった。
る。比較例のうち、No.24〜26はTiが本発明範
囲より高く、激しいノズル閉塞が発生した。No.27
〜31はTiが本発明範囲より低く、脱酸不足のために
いずれも鋳片のブローホールが発生している。No.3
2〜35はCaが本発明範囲より低く、No.36〜3
8はAlが本発明範囲よりも高く、いずれも激しい鋳造
ノズル閉塞が発生した。
トを更に圧延し、線材、形鋼等の条鋼として圧延を行っ
た。いずれも良好な品質の条鋼を得ることができた。
て、脱酸生成非金属介在物の組成を分析し、その結果を
表3に示した。表1、2の各実施例に付したNo.と表
3のNo.とが同一の番号のものが同一の溶製例の結果
を示す。溶鋼中の介在物の組成は、タンディッシュ内か
らタコツボサンプラーで溶鋼サンプルを採取し、サンプ
ル横断面において光学顕微鏡で確認できた介在物組成を
EPMAによって分析した。
〜38については、溶鋼サンプルを光学顕微鏡で観察す
ると、Al2 O3 単独の介在物と複合成分の介在物が混
在している。鋳造ノズル閉塞に影響を及ぼすのはAl2
O3 単独の介在物の方なので、表3にはAl2 O3 単独
介在物の組成を記載した。
aOの3成分に着目し、表3に示す実施例の一部につい
て、図1に該3成分の合計を100%として3元状態図
の上にプロットを行った。実施例のうち、Tiが本発明
範囲の下限以下のもの、好ましい下限以下のものについ
ては、非金属介在物の融点とは別の課題であるブローホ
ールに着目した実施例であるので、プロットからは除外
した。また、Alが本発明の上限以上の実施例について
も除外した。
内に入っているもの、△は本発明範囲内であってTiと
Caが好ましい範囲以上であるもの、●はTiが本発明
の上限以上のもの及びCaが本発明の下限以下のもので
ある。図中斜線部は低融点領域である。全成分が本発明
の好ましい範囲に入っている○については非金属介在物
組成が該低融点領域に存在し、△についても低融点領域
の近傍にあって低融点化の効果を有することが確認でき
た。介在物の成分含有量と融点とは連続的に変化し、低
融点領域の近傍は融点の低下効果が得られるからであ
る。それに対し、●の比較例は該3元状態図中で低融点
領域から外れていることがわかる。
例を示す。連続鋳造法において、鋳型サイズは125m
m×125mm、鋳造速度は2.6〜3.2m/min
の条件で鋳造を行った。また鋳造ノズルとしては、内径
18mmφのノズルを用いた。鋳造ノズルはジルコニア
質を用い、No.53は浸漬注入を、それ以外はオープ
ン注入を実施した。また、No.53を含め、すべてパ
ウダーレス鋳造を行っている。
に、鉄製の円筒を設置し、筒内に、窒素ガスを100N
l/minの流量で吹き込んだ。このとき、筒内の酸素
濃度は1.0%以下であった。比較のため、円筒を設置
しない場合および、円筒を設置したが窒素ガスを流さな
かった場合も行った。後者の場合、筒内の酸素濃度は
1.5%であった。
よってビレットを製造した。合金成分の含有量は、連続
鋳造タンディッシュ内から採取した試料の分析結果に基
づいて決定した。
止Ti下限(%)」は、C、Si、Mn含有量実績値を
用い、請求項10の条件1で示す式に基づいて計算した
Tiの好ましい下限値を示し、「ブローホール、ノズル
閉塞防止Ti上限(%)」は、Si実績値を用い、請求
項11で示す式に基づいて計算したTiの好ましい上限
値を示し、「ノロカミ防止Ti下限(%)」は、Si、
Mn含有量実績値を用い、請求項10の条件2’で示す
式に基づいて計算したTiの好ましい下限値を示す。
ホールの判定については、実施例1と同様の判定を行っ
た。ノロカミ欠陥の判定は、鋳片の表面に直径5mmφ
以上のノロカミが、1個以上有った場合を「×」、皆無
の場合を「○」として行った。
る。No.39は、Tiが本発明範囲内であるが好まし
い範囲よりは高い値である。鋳造速度の低下が見られ、
ノズル詰まりが生じていたが、完鋳を妨げるほどではな
かった。No.40はTiが本発明範囲内であるが好ま
しい範囲よりは低い値である。この場合は真空脱ガス処
理を行っており、Tiがこのような低い値でも真空脱ガ
ス処理の実施によってブローホールが発生しない。N
o.41はCaが本発明範囲内であるが好ましい範囲よ
りは高い値である。ノズル溶損が生じ、鋳造速度が増加
したが、完鋳を妨げることはなかった。No.42〜5
2はすべての成分が好ましい範囲に入っており、鋳造結
果はいずれも良好であり、鋳片の表面性状も良好であっ
た。No.53は、パウダーレス鋳造を採用しているが
浸漬ノズル注入のため注入流の酸化がなく、良好な成績
が得られた。
る。比較例のうち、No.54はTiが本発明範囲より
低く、脱酸不足のために鋳片にブローホールが発生し
た。No.55は、Tiが本発明範囲より高く、激しい
ノズル閉塞が発生した。No.56はCaが本発明範囲
より低く、ノズル閉塞が生じた。No.57は、Caが
本発明範囲よりも高く、耐火物の溶損が大きい。No.
58は、Alが本発明範囲よりも高く、ノズル閉塞のた
め完鋳できなかった。No.59は、タンディッシュか
ら鋳型への注入流の周囲に筒を設置しない場合であり、
鋳型内でSiO2 が生成し、ノロカミ欠陥が発生した。
No.60は、タンディッシュから鋳型への注入流の周
囲に筒を設置したが、筒内の酸素濃度が本発明範囲より
も高い場合であり、鋳型内でSiO2 が生成し、ノロカ
ミ欠陥が発生した。
トを更に圧延し、線材、形鋼等の条鋼として圧延を行っ
た。いずれも良好な品質の条鋼を得ることができた。
ミ欠陥部を分析したところ、図2に示すように、SiO
2 を95%以上含有する相が確認された。この相の融点
は1700℃以上であった。一方、本発明例では、ノロ
カミ欠陥が発生しなかったため、鋳造中に鋳型内のメニ
スカス部に浮遊する液体酸化物を採取し、その組成を分
析した結果、図に示すように、すべて低融点領域に有
り、SiO2 リッチ相は認められなかった。
火物の溶損少なく、連続鋳造におけるブローホールの発
生なく、連続鋳造ノズルへの非金属介在物の析出を防止
したビレットの連続鋳造が可能になった。小断面ビレッ
ト連続鋳造、特にオープン注入を採用する連続鋳造にお
いてその効果が顕著である。
けるノロカミ欠陥のない鋳造が可能になった。
するためのTiO2 −SiO2−CaOの3元系図であ
る。
組成を比較するためのTiO2−MnO−SiO2 の3
元系図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.03%〜0.35
%、Si:0.10%〜0.35%、Mn:0.20%
〜2.0%、Ti:0.005%〜0.03%、Ca:
0.0005%〜0.0025%を含み、Al:0.0
05%以下であり、残部Fe及び不可避不純物からなる
条用の鋼。 - 【請求項2】 Tiの下限が、下記条件1と条件2の高
い方の値であることを特徴とする請求項1記載の条用の
鋼。 条件1:[%Mn]<0.5%ではTiの下限が重量%
で{0.005+([%C]/[%Si])×0.00
4}%であり、[%Mn]≧0.5%ではTiの下限が
重量%で{0.005+([%C]/([%Si]+
[%Mn]−0.5))×0.004}%である。 条件2:Mn/Si>3.2ではTiの下限が重量%で
0.005%であり、Mn/Si≦3.2ではTiの下
限が重量%で[1/{70(Mn/Si)−7}]%で
ある。 - 【請求項3】 Tiの上限が{0.01+[%Si]×
0.04}%であることを特徴とする請求項1又は2記
載の条用の鋼。 - 【請求項4】 Caの上限が重量%で0.0015%で
あることを特徴とする請求項1乃至3記載の条用の鋼。 - 【請求項5】 重量%で、Cr:0.05%〜0.2
%、Cu:0.01%〜1%、Ni:0.5×[%C
u]〜1%、B:0.001%〜0.01%の1種又は
2種以上を含むことを特徴とする請求項1乃至4記載の
条用の鋼。 - 【請求項6】 ビレット連続鋳造法によって鋳造して製
造することを特徴とする請求項1乃至5記載の条用の鋼
の製造方法。 - 【請求項7】 重量%で、C:0.03%〜0.35
%、Si:0.10%〜0.35%、Mn:0.20%
〜1.12%でMn/Si≦3.2、Ti:0.005
%〜0.03%、Ca:0.0005%〜0.0025
%を含み、Al:0.005%以下であり、残部Fe及
び不可避不純物からなる溶鋼を連続鋳造するに際し、タ
ンディッシュから鋳型への注入流の周囲に筒を設置し、
該筒内の酸素濃度を1.0%以下とすることを特徴とす
る条用のSiキルド鋼のビレット連続鋳造方法。 - 【請求項8】 タンディッシュから鋳型への注入流の周
囲に設置した筒内に窒素ガスを吹き込むことを特徴とす
る請求項7記載のSiキルド鋼のビレット連続鋳造方
法。 - 【請求項9】 前記筒にかえて、タンディッシュから鋳
型への注入に浸漬ノズルを使用し、かつパウダーレス浸
漬鋳造を行うことを特徴とする請求項7記載のSiキル
ド鋼のビレット連続鋳造方法。 - 【請求項10】 重量%で、C:0.03%〜0.35
%、Si:0.10%〜0.35%、Mn:0.20%
〜1.12%でMn/Si≦3.2、Ti:[下記条件
1と条件2’の高い方の値]〜0.03%、Ca:0.
0005%〜0.0025%を含み、Al:0.005
%以下であり、残部Fe及び不可避不純物からなる溶鋼
を連続鋳造するに際し、タンディッシュから鋳型への注
入をオープン注入とすることを特徴とする条用のSiキ
ルド鋼のビレット連続鋳造方法。 条件1:[%Mn]<0.5%ではTiの下限が重量%
で{0.005+([%C]/[%Si])×0.00
4}%であり、[%Mn]≧0.5%ではTiの下限が
重量%で{0.005+([%C]/([%Si]+
[%Mn]−0.5))×0.004}%である。 条件2’:Tiの下限が重量%で[1/{70(Mn/
Si)−7}]%である。 - 【請求項11】 Tiの上限が{0.01+[%Si]
×0.04}%であることを特徴とする請求項7乃至1
0記載のSiキルド鋼のビレット連続鋳造方法。 - 【請求項12】 Caの上限が重量%で0.0015%
であることを特徴とする請求項7乃至11記載のSiキ
ルド鋼のビレット連続鋳造方法。
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JP9-287137 | 1997-11-28 | ||
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-
1998
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