JP3504694B2 - ピックアップのフィード機構 - Google Patents
ピックアップのフィード機構Info
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Description
光磁気ディスク装置などのピックアップのフィード機構
に係り、詳しくはフィード駆動力が一定し、バックラッ
シュの無いピックアップのフィード機構に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のピックアップのフィード機構は図
5に示すように、ピックアップユニット22がシャーシ
に固定されたロッド24を介して摺動可能に設けられて
いる。そして、ピックアップユニット22にフィードラ
ック30をビス33で固定すると共に、フィードラック
30に設けた位置決め突起34(2個)に嵌合する孔3
5(2個)をピックアップユニット22に設けて、ロッ
ド24に対してフィードラック30が平行になるよう固
定していた。ピックアップユニット22を移動させる場
合には、モータ(図示省略)の回転を駆動ギア27、ピ
ニオン29およびラック歯部30aを介して直接運動に
変えて、フィードラック30を移動させることにより、
ピックアップユニット22を移動させていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術では、2つのラックの位置決め突起間の間
隔がラック長より短く、また突起に嵌合する孔とのガタ
によりロッドとラックとを平行にビス止め出来なかっ
た。この為ギアにかかる負荷が一端では重く、他端では
軽いというように、ギアにかかる負荷が不安定であり、
フィードの追従性能が悪かった。更に、バックラッシュ
が生ずるなどの問題があった。本発明は、上記問題を解
決するためになされたものであり、フィードラックをロ
ッドに対して平行移動させると共にギアにかかる負荷を
一様にして、ギアの駆動力を一定にし、しかも、バック
ラッシュを無くするピックアップのフィード機構を提供
することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ピックアップを有するピックアップユニ
ットをディスク径方向のレールまたはロッドに摺動可能
に取り付けることで、ピックアップをディスクの半径方
向に移動可能としたピックアップユニットのフィード機
構において、モータの回転がピニオンを介して伝えられ
るラック歯部が弾性部を介して設けられてなるフィード
ラックの長手方向両端に一体に、前記レール又はロッド
に対して摺動可能なガイドを設けることによって、フィ
ードラックを直接前記レール又はロッドにガイドさせて
あると共に、このフィードラックは、前記ピックアップ
ユニットと前記レール又はロッドとの取り付け位置が前
記フィードラックの両端のガイドの中間位置に配置され
るように、前記ピックアップユニットに取り付けてあ
り、さらに前記フィードラックに溝孔を設け、その溝孔
に挿通した段付ビスで前記フィードラックを前記ピック
アップユニットへ前記レール又はロッドと直交する方向
へ摺動自在に固定したことを特徴とする。 【0005】また、フィードラックに溝孔を設け、その
溝孔に挿通した段付ビスでフィードラックをピックアッ
プユニットへロッドと直交する方向へ摺動自在に固定し
たことを特徴とする。 【0006】 【作用】上記構成により本発明は、ラック歯部面がロッ
ドに対し平行移動を可能とすると共に、ラック歯部とピ
ニオンとが一定の圧力を有して噛合する。従って、ピッ
クアップユニットがディスクの内周と外周の間を移動す
る全区間において、フィード駆動力が一定しフィードサ
ーボが安定する。更にバックラッシュが無くなる。 【0007】 【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。ピックアップユニット2は略中央にピックア
ップ1を有し、ピックアップ1のフィード用シャーシ3
にはロッド4およびシャーシ3に一体に形成したガイド
レール5を夫々平行に設けると共に、ロッド4およびガ
イドレール5にピックアップユニット2を摺動可能に取
り付けることで、ピックアップ1を光ディスク(図示省
略)の半径方向に対して移動可能とした。 【0008】さらに、シャーシ3にはピックアップユニ
ット2の駆動用モータ6が装備られると共に、モータ6
の軸先に設けられたウォームギア8と噛み合せる駆動ギ
ア7を装備している。また、駆動ギア7には同一軸上に
ピニオン9が設けられ、ピックアップユニット2にビス
13で取り付けられたフィードラック10のラック歯部
10aとピニオン9とが噛み合うように構成している。 【0009】略方形状のフィードラック10には、ロッ
ド4に対して摺動可能な複数(本実施例では2個)のガ
イド11Aがフィードラック10の長手方向両端に一体
に形成されている。なお、図2に示すように、凹字状の
ガイド11Aにはロッド4に嵌合する凹部11aが形成
されていて、ロッド4が凹部11aに嵌合してフィード
ラック10がロッド4にガイドされるものである。 【0010】図3は本発明の他の実施例であり、フィー
ドラック10のラック歯部10aが、ピニオン9に弾接
するように、フィードラック10とラック歯部10aと
の間に弾性部12が設けられている。また、フィードラ
ック10には溝孔14が設けられ、段付きビス13aで
フィードラック10をピックアップユニット2へロッド
4と直交する方向へ摺動自在に固定することにより、固
定位置が自動的に調整される。なお、図4に示すよう
に、略逆U字状のガイド11Bには、ロッド4に嵌合す
る孔11bを設け、ロッド4が孔11bに嵌合してフィ
ードラック10がロッド4にガイドされるようになって
いる。 【0011】また、両実施例においてフィードラック1
0に設けるガイドは、ガイド11Aもしくはガイド11
Bのどちらを設けてもよい。 【0012】このように構成したピックアップのフィー
ド機構において、ピックアップユニット2を移動させる
場合には、モータ6の回転をウォームギア8を介して駆
動ギア7に伝え、さらに、駆動ギア7と同一軸上に設け
られているピニオン9を介してラック歯部10aに伝え
ることにより、フィードラック10を移動させる。この
時、フィードラック10に設けられたガイド11Aの凹
部11a,11aもしくは、ガイド11Bの孔11b,
11bにロッド4を嵌合させているため、また両端のガ
イド11A,11A間の間隔(ガイド11B,11B間
の間隔)が従来装置と比べて大になっているために、ラ
ック歯部10aのピニオン9との噛み合い面は、常にロ
ッド4と平行になる。 【0013】ピックアップユニット2は、ロッド4およ
びガイドレール5に対して摺動可能に支持され、さら
に、フィードラック10と連結されているため、フィー
ドラック10に協動し、ピックアップユニット2に装備
されたピックアップ1が光ディスクの半径方向に移動す
る。 【0014】また、弾性部12を設けたフィードラック
10を用いた場合には、ラック歯部10aとピニオン9
とが常に一定の圧力で噛み合った状態になり、バックラ
ッシュをなくすことが可能になる。なお、上記2つの実
施例におけるロッド4は、片面がシャーシ側に固定され
たレールに置きかえることももちろん可能である。 【0015】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
フィードラックに設けたガイドをロッドに嵌合させるこ
とで、ラック歯部のピニオンとの接触点とピニオンの中
心とが常に一定の間隔を保ち噛み合うため、駆動ギアに
かかる負荷が、フィードラックの一端では重く、他端で
は軽くなるようなことがなくなり、フィード駆動力が一
定し、フィードサーボが安定する。さらに、ラック歯部
とピニオンとのバックラッシュがなくなる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ピックアップを有するピックアップユニ
ットをディスク径方向のレールまたはロッドに摺動可能
に取り付けることで、ピックアップをディスクの半径方
向に移動可能としたピックアップユニットのフィード機
構において、モータの回転がピニオンを介して伝えられ
るラック歯部が弾性部を介して設けられてなるフィード
ラックの長手方向両端に一体に、前記レール又はロッド
に対して摺動可能なガイドを設けることによって、フィ
ードラックを直接前記レール又はロッドにガイドさせて
あると共に、このフィードラックは、前記ピックアップ
ユニットと前記レール又はロッドとの取り付け位置が前
記フィードラックの両端のガイドの中間位置に配置され
るように、前記ピックアップユニットに取り付けてあ
り、さらに前記フィードラックに溝孔を設け、その溝孔
に挿通した段付ビスで前記フィードラックを前記ピック
アップユニットへ前記レール又はロッドと直交する方向
へ摺動自在に固定したことを特徴とするピックアップの
フィード機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26301793A JP3504694B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ピックアップのフィード機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26301793A JP3504694B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ピックアップのフィード機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793920A JPH0793920A (ja) | 1995-04-07 |
JP3504694B2 true JP3504694B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=17383732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26301793A Expired - Fee Related JP3504694B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ピックアップのフィード機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3504694B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004355735A (ja) | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Toshiba Corp | 光ヘッド装置、光ヘッドの移送方法、光ディスク装置 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP26301793A patent/JP3504694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0793920A (ja) | 1995-04-07 |
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