JP3503248B2 - トラクタのオートリフトブレーキ装置 - Google Patents

トラクタのオートリフトブレーキ装置

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JP3503248B2
JP3503248B2 JP06906295A JP6906295A JP3503248B2 JP 3503248 B2 JP3503248 B2 JP 3503248B2 JP 06906295 A JP06906295 A JP 06906295A JP 6906295 A JP6906295 A JP 6906295A JP 3503248 B2 JP3503248 B2 JP 3503248B2
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政治 八束
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、トラクタのオートリ
フトブレーキ装置に関し、操向旋回時にステアリングハ
ンドルを操向することによって、自動的にリフトアーム
を上昇して作業機を非作業姿勢とすると共に、操向ブレ
ーキを効かせて的確な旋回を行わせるものである。 【0002】 【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】前
記のようなオートリフトブレーキ装置では、オートリフ
ト制御のみをカットしたいときは、特別の操作スイッチ
を設けて操作していた。このため操作機構及び操作が煩
雑化となる。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、ステアリン
グハンドル1の操作によって、車体2に装着する作業機
昇降用のリフトアーム3を自動的に上昇するオートリフ
ト制御ALと、操向側車輪4の操向ブレーキ5を自動的
に制動するオートブレーキ制御ABとを有するトラクタ
において、該リフトアーム3を昇降操作するポジション
レバー6を最下げ位置よりも下位に操作することによ
り、該オートリフト制御ALをカットすることを特徴と
するオートリフトブレーキ装置の構成とする。 【0004】 【作用、及び発明の効果】ポジションレバー6の操作で
作業機の作業位置を指定すると、これによって作業機が
リフトアーム3の下動によって作業位置まで下動され
る。作業中にステアリングハンドル1を操作して旋回行
程に入ると、このステアリングハンドル1の操向旋回角
によってリフトアーム3が自動的に上昇されて、作業機
が非作業位置へ上昇されオートリフト制御ALが行われ
る。しかも、このとき操向側の後車輪4の操向ブレーキ
5が自動的に制動されるオートブレーキ制御ABが行わ
れるため、折返し行程のような急旋回が行われる。 【0005】そこで、このような操向旋回行程におい
て、作業機を作業姿勢の位置にした状態で作業を継続さ
せたいようなときは、ポジションレバー6を前記のよう
に既に操作されている作業位置から下位にある最下げ位
置よりも更に下方へ操作する。この操作によって前記オ
ートリフト制御ALがカットされて、オートブレーキ制
御ABを行わせる状態となる。 【0006】従って、ポジションレバー6の下動操作に
よってオートリフト制御ALをカットしうるもので、操
向旋回時の操作性を良くするものである。又、特別の操
作スイッチ等を不要として構成も簡単である。 【0007】 【実施例】トラクタ車体2は、前部のボンネット7下に
エンジンEを有し、このエンジンEから後方へクラッチ
ハウジング8、及びミッションケース9等を連接して一
体構成とし、ミッションケース9の左右両側部にはリヤ
アクスルハウジング10を設けて、後輪デフ装置11、
デフ軸12、及び後車軸13等の伝動機構を内装し、後
車軸22から外側の後車輪4を駆動する構成としてい
る。 【0008】操向ブレーキ5は、左右のアクスルハウジ
ング10の外側でデフ軸12端部に設けられ、摩擦ディ
スク形態とし、ブレーキアーム13を回動操作すること
により、プレッシャプレート14をカム15に案内させ
て回動させることによって、摩擦ディスクを圧接させて
制動する構成としている。16はデフロックメタル17
を操作するデフロックアームである。18はフェンダ、
19は運転席、20はリフトアーム3を回動する油圧シ
リンダや昇降制御弁35等を有する油圧ケースである。
21は前車輪で、ステアリングハンドル1によって操向
連動する。 【0009】ステアリングハンドル1の操向角は、ポテ
ンショメータからなる操向角センサ23によって検出
し、この検出値をマイコンを有するコントローラCPU
へ入力できる。又、前記ポジションレバー6の操作角
は、ポテンショメータからなるレバー角センサ24によ
って検出し、この検出値をコントローラCPUへ入力で
きる。又、前記リフトアーム3は、車体2の後部に連結
の三点リンク機構等を連結して昇降するものであるが、
このリフトアーム3の上下回動位置は、ポテンショメー
タ等からなるリフト角センサ25によって検出して、コ
ントローラCPUへ入力する。又、この三点リンク機構
に連結されるロータリ耕耘装置の耕耘深さを設定する耕
深設定ダイヤル26を、前記ポジションレバー6と近く
のフェンダー18部に設け、この耕深設定値をコントロ
ーラCPUへ入力する構成としている。 【0010】前記操向ブレーキ5のブレーキアーム13
には、ブレーキペタル27との間をロッド28で連結さ
れ、左右いずれかのブレーキペタル27を踏むことによ
って、この踏込側の操向ブレーキ5を制動しうる構成と
なっている。左右の各ブレーキペタル27には油圧で伸
縮されるブレーキシリンダ29が連結されて、前記コン
トローラCPUからの出力により油圧回路の切替弁30
が切替えられて、自動的に操向ブレーキ5が制動される
構成となっている。 【0011】前記ポジションレバー6の回動案内される
レバガイド31の前部には、このレバガイド31上を左
右にまたぐ門形状のストッパー32を出退切替自在に設
け、ポジションレバー6をこのストッパー32よりも前
方へ回動するCことにより前記オートリフト制御ALを
解除する状態となる。このストッパー32は、ばね33
によって下方へ引きつけて先端部34をレバガイド31
側部の係合穴に係止させ、この係止を外すときはばね3
3に抗して上側へ引き上げて前側へ回すことにより、ポ
ジションレバー6の回動はレバガイド31の前端部にま
で至らせるCことができる。 【0012】トラクタ車体2の後部にロータリ耕耘装置
を装着して耕耘作業を行う場合、耕耘作業の往行程F部
から操向旋回行程G,D,H部を経て復行程R部に亘る
折返し作業行程において、前記耕深設定ダイヤル26に
よる一定耕深制御を行わせ、ポジションレバー6を下げ
位置Bにして、ストッパー32による係止位置近くに設
定しておく。この状態で前進させながら往行程F部を直
進させて耕耘作用を行わせたのち、ステアリングハンド
ル1を操向して旋回入り行程G部に入ると、このステア
リングハンドル1の切り角を操向角センサ23が検出し
て、コントローラCPUからの出力によって昇降制御弁
35が作動され、リフトアーム3によって、耕耘装置が
作業位置から非作業位置へ自動上昇ALされる。又、こ
れと同時に後車輪4の操向ブレーキ5が自動制動ABさ
れて、的確な旋回D作用を行わせる。 【0013】このようにして旋回行程Dから出行程H部
に至り、ステアリングハンドル1の操向角が除々に直進
操作に戻ると、前記リフトアーム3が自動下動ALされ
て、操向ブレーキ5も制動解除ABとなって行く。復行
程R部に入ると作業装置は往行程Fと同様に耕耘作業を
行う姿勢となる。このようなポジションレバー6の下降
位置Bから上昇位置Aへの操作によって、該リフトアー
ム3を上昇させることができる。これら上昇位置Aから
下降位置Bのポジションレバー6の操作域では、前記オ
ートリフトAL、及びオートブレーキAB制御が行われ
るように構成されている。 【0014】ストッパー32を解除してポジションレバ
ー6を更に前側へ操作すれば、この操作角をレバー角セ
ンサ24が検出して、前記オートリフトAL制御を切り
にする。従って、このオートリフトALの切りにより、
作業装置は自動上昇されないから、操向旋回しながら耕
耘作業したり、代掻作業を行うときは、ロータリ作業装
置を下降した状態から直ちにストッパー32の解除によ
ってポジションレバー6をオートリフトALのカット位
置Cへ操作することができ、簡単である。 【0015】前記ミッションケース9における変速装置
は、コントローラCPUからの電子的変速操作(IQシ
フト)によって変速制御される(図5)構成となってい
て、前記のようなオートリフトブレーキALB制御(図
2)と変速操作との関係を図3のように設定することに
よって、前記G部で自動減速して、安定性を図り、ロー
タリ耕耘上昇時の土壌の跳ね上げを減らし、耕耘爪が土
壌中に位置する行程を短かくし、動力負荷を低減でき、
更にD部で増速することにより旋回速を高め、更にH部
で減速することにより条合せを簡単に行わせることがで
きる。このようなリフトアーム3や操向ブレーキ5等と
IQシフトとの連動は、例えばこれらリフトアーム3の
リフト角センサ25や操向ブレーキ圧センサ等の検出に
よって出力制御するとよい。 【0016】IQシフトをリフトアーム3の上昇と同時
に減速し、ロータリ耕耘装置の下降後にエンジンE回転
数を安定させて増速する。又、180度以外の旋回で
は、車速、ハンドル1の切り角、時間、又は方位角セン
サ等により旋回角を求めて、自動的には増速は行わせな
い。又、セフティ機構は、旋回終了前に手動変速、前後
進切替え、車体進行の停止、又はアクセルレバー操作が
加わった場合は、全て自動制御は解除し、作業装置は、
ポジションレバー6による操作が加わるまで、その位置
を保持する(オートリフトALの解除)ようにしてもよ
い。 【0017】なお、図4で上例と異なる点は、前記H部
でIQシフトを減速せず通常の変速位置とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】ポジションレバー部の斜視図、その正面図。 【図2】トラクタの操向旋回行程を示す平面図。 【図3】各操向旋回行程におけるオートリフト、オート
ブレーキ、及びIQシフトとの関係を示す図表。 【図4】その一部別実施例を示す図表。 【図5】オートリフト制御フローチャート。 【図6】トラクタの側面図。 【図7】その平面図。 【図8】操向ブレーキ部の背面図。 【符号の説明】 1 ステアリングハンドル 2 車体 3 リフトアーム 4 操向側車輪 5 操向ブレ−キ 6 ポジションレバー AL オートリフト制御 AB オートブレーキ制御
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−16059(JP,A) 特開 昭63−251003(JP,A) 特開 昭63−59803(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 63/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステアリングハンドル1の操作によっ
    て、車体2に装着する作業機昇降用のリフトアーム3を
    自動的に上昇するオートリフト制御ALと、操向側車輪
    4の操向ブレーキ5を自動的に制動するオートブレーキ
    制御ABとを有するトラクタにおいて、該リフトアーム
    3を昇降操作するポジションレバー6を最下げ位置より
    も下位に操作することにより、該オートリフト制御AL
    をカットすることを特徴とするオートリフトブレーキ装
    置。
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