JPH11318113A - 作業車両の動力取出装置 - Google Patents

作業車両の動力取出装置

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Publication number
JPH11318113A
JPH11318113A JP13938198A JP13938198A JPH11318113A JP H11318113 A JPH11318113 A JP H11318113A JP 13938198 A JP13938198 A JP 13938198A JP 13938198 A JP13938198 A JP 13938198A JP H11318113 A JPH11318113 A JP H11318113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working
clutch
power
pto
output unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP13938198A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Watabe
勉 渡部
Hideji Ishimaru
秀司 石丸
Koji Koyama
浩二 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP13938198A priority Critical patent/JPH11318113A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機の上昇に連動してPTO軸の回転を切
りとするトラクタ等の作業車両は、この切りのタイミン
グを生産時などに設定し常に一定としている。このた
め、例えば車体の沈下が大きい軟弱な土壌では、作業機
が土中に残ったままで動力を切りとし作業地を残してし
まったり、過剰な負荷が係って同装置を破損するという
課題があった。 【解決手段】 作業機1の高さを変更する昇降装置2
と、前記作業機1を駆動するPTO軸34とを備えたト
ラクタにおいて、前記PTO軸34に動力伝達を入切り
するクラッチ機構4を設け、このクラッチ機構4を前記
昇降装置2が作業機1を上昇したときに切りとなるよう
に連動部材5を介して連結すると共に、この連動部材5
には該クラッチ機構4が切りとなるときの作動位置をタ
ーンバックル6により調整する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用、建設用
等の作業車両の動力取出装置に関し、特に装着する作業
機の上昇に連動してPTO軸の回転を切とするものに関
する。
【0002】
【従来技術、及び発明が解決しようとする課題】従来、
農業用トラクタなどには、PTO軸に動力伝達を入切り
するクラッチ機構を設け、このクラッチ機構を作業機が
上昇したときに切りとする連動機構を備え、泥等の飛散
を防止するものがあった。しかしながら、前記従来の作
業機の上昇に連動してPTO軸の回転を切りとする作業
車両は、この切りのタイミングを生産時などに設定し常
に一定としていたため、例えば車体の沈下が大きい軟弱
な土壌では、作業機が土中に残ったままで動力を切りと
し作業地を残してしまったり、過剰な負荷が係って同装
置を破損するという課題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題に
鑑みて作業車両の動力取出装置を以下のように構成し
た。即ち、作業機1の高さを変更する昇降装置2と、前
記作業機1を駆動するPTO軸34とを備えた作業車両
において、前記PTO軸34に動力伝達を入切りするク
ラッチ機構4を設け、このクラッチ機構4を前記昇降装
置2が作業機1を上昇したときに切りとなるように連動
部材5を介して連結すると共に、この連動部材5には該
クラッチ機構4が切りとなるときの作動位置を調整する
調整機構6を備えたことを特徴とする作業車両の動力取
出装置とした。
【0004】
【発明の効果】以上のように構成した作業車両の動力取
出装置は、各種作業環境に応じて、調整機構6により作
業機1を上昇したときに動力伝達を切りとするタイミン
グを任意に変更することができるので、前述のように作
業効率を損なったり、作業機の破損を防止することがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を農
業用トラクタについて説明する。トラクタ車体7は、前
部のボンネット8下に搭載のエンジン9から後側に、ク
ラッチハウジング10、フロントミッションケース1
1、及びリヤミッションケース12を連接している。ス
テアリングハンドル13で操向する前車輪14と、操縦
席15の後部でリヤミッションケース12外側のリヤア
クスルハウジング18に軸装の後車輪16とを伝動して
走行する構成となっている。17はフェンダーである。
【0006】昇降装置2は、リヤミッションケース12
の上側に設けられる油圧ケース19に油圧力で作動され
る油圧シリンダ20とピストン21とを有し、リフト軸
22回りに上下回動するリフトアーム23を、ピストン
ロッド24で連動作動する構成である。前記フロントミ
ッションケース11内には、変速装置が設けられて、ピ
ニオンギヤ軸25を伝動して、リヤミッションケース1
2内のリヤデフ軸26を駆動すると共に、フロントミッ
ションケース11内の前輪伝動軸27を駆動できる。こ
れらの伝動で前車輪14と後車輪16とを駆動して走行
する。
【0007】又、フロントミッションケース11内のP
TO伝動軸28は、リヤミッションケース12後部の変
速軸29を伝動し、変速ギヤ30,31を介して、カウ
ンタギヤ32,33とPTOクラッチ4とを軸装するP
TO軸34を連動構成する。このPTO軸34はリヤミ
ッションケース12後端に突出して、自在継手や伸縮軸
継手等を有する伝動軸35を介して作業機1を伝動する
動力取出機構3を構成する。
【0008】前記変速ギヤ30,31は、シフター操作
されて、ギヤ30をPTO軸34上のカウンタギヤ32
に噛合させてPTO軸34を高速で伝動すると共に、ギ
ヤ31をカウンタギヤ33に噛合させて低速伝動とする
構成となっている。このカウンタギヤ33はPTO軸3
4の方向に沿って前に移動できる。前記カウンタギヤ3
3と、PTO軸34との間には、湿式ディスク形態のP
TOクラッチ4を設けて、クラッチばね36及びプレッ
シャプレート37を介在させて、シフタカム38の回動
でこのカウンタギヤ33の押圧力を解除状態におくと
き、該クラッチばね36でこのカウンタギヤ33を前側
のカウンタギヤ32の方向へ張圧させて、PTOクラッ
チ4を圧接させてクラッチ入りの状態とする。
【0009】又、シフタカム38の回動で、クラッチば
ね36に抗してカウンタギヤ33を後側のPTOクラッ
チ4側へ移動させると、PTOクラッチ4がクラッチ切
りの状態となる。このようなカウンタギヤ33の前後移
動があっても、変速ギヤ31との噛合、離脱の関係は変
らない。前記シフタカム38は、リヤミッションケース
12にカム軸が軸支され、このリヤミッションケース1
2の外側部にシフタアーム39が設けられて、このシフ
タアーム39と前記リフトアーム23との間をターンバ
ックルで伸縮調節できる調整機構6を有したロッド連動
部材5で連結する。この連動部材5の下端には長孔40
を形成して、前記シフタアーム39の連動ピン41を係
合させている。
【0010】このようなリフトアーム23とPTOクラ
ッチ4との間の連動部材5による連結によって、リフト
アーム23が下降位置にあるときは、PTOクラッチ4
が入りの状態にあってPTO軸34を伝動するが、リフ
トアーム23が上昇位置にあると、PTOクラッチ4が
切りの状態となってPTO軸34を伝動しない。前記シ
フタカム38は、シフタアーム39で回動される丸棒か
らなるアーム軸の一部を切欠いで切欠部42を形成し、
この切欠部42がカウンタギヤ33に対向するとき、ク
ラッチばね36でカウンタギヤ33が前側へ引き寄せら
れてPTOクラッチ4の入りとし、切欠部42以外のシ
フタカム38部がカウンタギヤ33をクラッチばね36
に抗して押圧してPTOクラッチ4の切りとしている。
【0011】図2は、前記調整機構6による連動部材5
の長さを標準長Nに設定した場合を示すが、リフトアー
ム23が下位Aから上昇して長孔40の下端部がシフタ
アーム39の連動ピン41に係止する位置Bに上動され
た位置ではPTOクラッチ4が入りにあるが、リフトア
ーム23がこの位置B以上に回動されると、シフタアー
ム39がクラッチ入り位置aから回動されてPTOクラ
ッチ4が切りになる。
【0012】図3は、前記調整機構6により連動部材5
の長さを前記標準長Nよりも短かくした短縮長Mの場合
と、長くした伸長Lの場合とを示す。この連動部材5を
最短長Mとすると、リフトアーム23の下動作業位置A
で長孔40の下端に連動ピン41を位置させることがで
き、この場合は、リフトアーム23が作業位置Aから上
昇すると直ちPTOクラッチ4が切り開始される。
【0013】又、連動部材5を最大長Lとすると、リフ
トアーム23の下動作業位置Aで長孔40の上端部に連
動ピン41を位置させることができ、この場合は、リフ
トアーム23が前記標準長Nの場合の上昇角位置B時よ
りも更に上昇した角度位置CでPTOクラッチ4が切り
となる。このように調整機構6の調節操作でリフトアー
ム23の上昇角度、即ち作業機1の上昇位置に対するP
TOクラッチ4の切り位置、及び入り位置を変更するこ
とができ、作業機1の作業深さや連結高さ等に応じて適
切なタイミングに調節できる。
【0014】前記作業機1は、ロータリ耕耘装置とし
て、車体7の後部にトップリンク43やロワリンク44
からなる三点リンク機構で連結し、このロワリンク44
をリフトアーム23にリフトロット45で連結して、リ
フトアーム23の上下回動で耕耘作業機1を昇降して耕
深を調節できると共に、作業姿勢と非作業姿勢とに昇降
できる。
【0015】この耕耘作業機1の入力軸46には前記伝
動軸35が連動されていて、前記PTOクラッチ4の入
りによって耕耘爪47を伝動回転して耕耘でき、切りに
よって停止できる。前記のようにリフトアーム23の上
昇で耕耘作業機1が土壌面から上昇して非作業位置にな
ると、PTOクラッチ4が切りとなって耕耘爪47の回
転も停止して、安全を図ることができる。
【0016】図5において、上例と異なる点は、前記P
TOクラッチ4にブレーキ48を設けて、リフトアーム
23が上昇することにより、PTOクラッチ4が切りに
なると、これと同時にブレーキ48が制動されてPTO
軸34の慣性による回転が速かに制止される。前記ブレ
ーキ48は、前記PTO軸34上でリヤミッションケー
ス12の後壁49に固定のブレーキディスク50と、P
TOクラッチ4の切り位置でカウンタギヤ33の後側に
一体形成のクラッチディスクホルダ51で押圧されて、
該ブレーキディスク50に押圧されるブレーキディスク
52とから構成され、これらブレーキディスク50,5
2の押圧摩擦力によってPTO軸34の回転が制動され
る。
【0017】図6において、上例と異なる点は、前記P
TOクラッチ4を、前記リフトアーム23を昇降操作す
るためのポジションレバー53を下げ位置Dから上げ位
置Uへ操作することによって、リンク54を経てシフタ
アーム39を連動してPTOクラッチ4を切りにする。
このポジションレバー53は、前記油圧ケース19の一
側ブラケット56にレバー軸55で支持される。
【0018】このポジションレバー53は、ポテンショ
メータ等を介してコントローラに入力して、このコント
ローラからの出力で油圧シリンダ20の油圧回路のコン
トロールバルブ57を作動させて、ポジションレバー5
3の操作位置に前記リフトアーム23を回動させること
ができる構成としている。以上のように構成したトラク
タ7の動力取出装置は、沈下の大きな軟弱な圃場で作業
を行うときには、調整機構6のターンバックルを短縮
し、作業機が高い位置でクラッチを切りとする。反対に
硬質な圃場や溝部を作業するときには、調整機構6のタ
ーンバックルを伸長して、より低い位置で動力伝達を切
りとする。これにより、作業機の上昇に伴う泥などの飛
散を防止すると共に、作業機が土中にあるまま駆動を停
止して作業地を残したり、過剰な負荷の為作業機の破損
を防止することができる。
【0019】尚、この発明の別形態としては、前記調整
機構6をダイヤル式設定器とし、ソレノイドバルブを切
換えてPTOクラッチ4を切りとする電気式連動機構に
構成しても良いし、同クラッチ4の圧力を調整してPT
O軸34の回転を前記泥の飛散が無い程度に低速に切り
換える構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】PTOクラッチ部の側面図と、そのクラッチカ
ム部の拡大側面図。
【図2】リフトアームとPTOクラッチとの関係を示す
作動側面図。
【図3】リフトアームとPTOクラッチとの関係を示す
作動側面図。
【図4】トラクタの側面図。
【図5】一部別形態を示すPTOクラッチ部の側面図。
【図6】一部別形態を示すPTOクラッチ部の側面図。
【符号の説明】
1 作業機 2 昇降装置 3 動力取出機構 4 PTOクラッチ 5 連動部材 6 調整機構 34 PTO軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機1の高さを変更する昇降装置2
    と、前記作業機1を駆動するPTO軸34とを備えた作
    業車両において、前記PTO軸34に動力伝達を入切り
    するクラッチ機構4を設け、このクラッチ機構4を前記
    昇降装置2が作業機1を上昇したときに切りとなるよう
    に連動部材5を介して連結すると共に、この連動部材5
    には該クラッチ機構4が切りとなるときの作動位置を調
    整する調整機構6を備えたことを特徴とする作業車両の
    動力取出装置。
JP13938198A 1998-05-21 1998-05-21 作業車両の動力取出装置 Pending JPH11318113A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13938198A JPH11318113A (ja) 1998-05-21 1998-05-21 作業車両の動力取出装置

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JP (1) JPH11318113A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015223096A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 ヤンマー株式会社 トラクタ
JP2016077216A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
CN106627124A (zh) * 2017-02-09 2017-05-10 重庆市潼南区双江川艺机械厂有限公司 农用多功能移动平台车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015223096A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 ヤンマー株式会社 トラクタ
JP2016077216A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
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