JP4424138B2 - トラクタに於ける前輪増速制御装置の操作装置 - Google Patents
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Description
この発明は、圃場の土が乾いた場所では前記前輪を増速させ、軟弱な個所では迅速に前記前輪の増速状態を解除して、圃場を荒らさない旋回を行うことを目的とするものである。
請求項1の発明では、車体の後部に昇降可能な作業機(R)を装備し、車体の旋回操作に連動して前輪(3,3)の周速を後輪(4,4)の周速よりも増速駆動する前輪増速制御装置を装備してなるトラクタ(1)において、前記左右前輪(3,3)を操舵するステアリングハンドル(9)の近傍に、前記作業機(R)を昇降させる作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)を設け、該作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)の回動基部に、作業機(R)の上昇を実行する上げスイッチ(SW1)と作業機(12)の下降を実行する下げスイッチ(SW2)を設け、前記旋回中の前輪増速駆動時に前記上げスイッチ(SW1)及び下げスイッチ(SW2)の操作の有無を夫々判定する構成とし、前記作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)が操作されて上げスイッチ(SW1)の操作が検出され、且つその時点で作業機(R)が上昇状態にある場合は、前輪(3,3)の増速状態を中止して前後輪等速状態に切り換える構成にするとともに、作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)が操作されて下げスイッチ(SW2)の操作が検出され、且つその時点で作業機(R)が下降状態にある場合は、前輪(3,3)の増速状態を中止して前後輪等速状態に切り換えるように構成したことを特徴とするトラクタに於ける前輪増速制御装置の操作装置の構成とする。
以上のように構成したトラクタでは、ステアリングハンドル(9)を回しながら前輪(3,3)を左右操舵する。そして隣接耕耘のように前記ハンドル(9)を大きく回した時には前輪(3,3)の周速が後輪(4,4)の周速よりも増速駆動され小回りに旋回する。また、作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)を上げ方向に操作すると上げスイッチ(SW1)が入り状態となって作業機(R)が上昇し、下げ方向に操作すると下げスイッチ(SW2)が入り状態となって作業機(R)が下降する。旋回時においては作業機(R)を上昇させる。
また、前輪増速状態で旋回中に作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)が操作されて下げスイッチ(SW2)の操作が検出され、且つその時点で作業機(R)が下降状態にある場合は、前輪(3,3)の増速状態を中止して前後輪等速状態に切り換える。
また、作業機(R)を昇降させる作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)と前輪増速中止用の操作具とを兼用しているので、別途操作具を備える構成と比較して、部品コストを削減することができる。
図1は、トラクタを示すもので、このトラクタ1は、キャビン2を搭載し、駆動輪となる左右の前輪3,3及び後輪4,4を備えている。車体前部のボンネット5内にはエンジンEを搭載し、その後部に各種変速装置を内装するミッションケース6を連設している。また前記左右の後輪4,4の前方から上方にかけてフェンダー7,7を設け、この左右のフェンダー7,7間には操縦席8を設置している。操縦席8の前方にはステアリングハンドル9を突設支持するステアリングコラム10を設け、同ハンドルの回転操作により前輪3,3を左右操舵する構成となっている。また前記左右前輪3,3の回動基部には、この操向角を検出する前輪切角センサ32を設けている。また前記ステアリングコラム10には、この側部から車両の進行方向を前後切り替えるリニアシフトレバー11と、この発明の操作具を兼用する作業機昇降用ワンタッチ式レバー(以下、フィンガップレバー12)を突設する構成となっている。
前記エンジンEの回転動力は、伝動上手側から順に主クラッチ40、前後進切替装置41、主変速装置42、副変速装置43へと伝達され、副変速装置43から後輪デフ機構44を介して左右後輪4,4へ伝達される構成となっている。また、この後輪デフ機構44から左右に延設した駆動軸45には、ブレーキディスク46aと、ブレーキ用アクチュエータである油圧シリンダ46b等からなるブレーキ装置47を設け、シリンダ46bのピストンを伸縮することでブレーキディスク46aを圧着し、左右夫れ夫れの後輪4を独立して制動する構成となっている。
コントローラ30は、内部に各種信号を処理するCPU、これら情報を記憶するRAM、制御プログラムなどを記憶するROM等を有し、その入力側には、作業切換ダイヤル33、前輪切角センサ32、フィンガップレバー基部の上げスイッチSW1及び下降スイッチSW2、リフトアーム角センサ21、コントロールレバー14基部のリフト設定器22等を接続して設けている。
図8に示す制御フローチャートは、制御全体の流れを示すフローチャートで、コントローラ30は、最初に各種センサや設定器類の接続情報や設定情報を読み込む。そして前記作業切換ダイヤル33の設定状態を判定し、この設定が前記走行モードであれば前記前後輪等速用クラッチ50と前輪増速用クラッチ51を共に「切」の状態にする。これにより、トラクタ1は後輪二駆による走行となる。また前記設定が4WDモードであれば、前後輪等速用クラッチ50を入とする。これによりトラクタ1は前後輪による四駆走行となる。
前記第一旋回制御モードでは、前記前輪切角センサ32により車体が旋回操作と想定される程度に一定以上操舵されたかどうかを判定し、この旋回操作を検出している間は前輪増速制御を実行する。また第二旋回制御モードでも、同様に、車体の旋回操作を検出し、この後オートリフトを実行する共に、旋回中は前記オートブレーキ制御、前輪増速制御を実行する。
前記トラクタ1のキャビン2の上部左右側前面には前作業灯FL1,FL2が、上部左右側後面には後作業灯RL1,RL2が設置され、それぞれ基部に照射方向を変更する電動モータを備える構成となっている。また図6に示すメータパネル13cの右側方には、前後作業灯を夫れ夫れ点灯操作するための点灯スイッチLS1,LS2が設けられ、上側の点灯スイッチLS1のON・OFF操作で前作業灯FL1,FL2を点灯・消灯し、下側の点灯スイッチLS2のON・OFF操作で後作業灯RL1,RL2を点灯・消灯する構成としている。
次に、図11に基づいて前記トラクタ1の制御手段となるコントローラの別形態に付いて説明する。
R ロータリ作業機
SW1 上げスイッチ
SW2 下げスイッチ
1 トラクタ
3 前輪
4 後輪
9 ステアリングハンドル
12 作業機昇降用ワンタッチ式レバー(フィンガップレバー)
13 操作ボックス
14 コントロールレバー
17 リフトアーム
30 コントローラ
31 前輪駆動装置
32 前輪切角センサ
33 作業切換ダイヤル
50 前後輪等速用クラッチ
51 前輪増速用クラッチ
Claims (1)
- 車体の後部に昇降可能な作業機(R)を装備し、車体の旋回操作に連動して前輪(3,3)の周速を後輪(4,4)の周速よりも増速駆動する前輪増速制御装置を装備してなるトラクタ(1)において、前記左右前輪(3,3)を操舵するステアリングハンドル(9)の近傍に、前記作業機(R)を昇降させる作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)を設け、該作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)の回動基部に、作業機(R)の上昇を実行する上げスイッチ(SW1)と作業機(12)の下降を実行する下げスイッチ(SW2)を設け、前記旋回中の前輪増速駆動時に前記上げスイッチ(SW1)及び下げスイッチ(SW2)の操作の有無を夫々判定する構成とし、前記作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)が操作されて上げスイッチ(SW1)の操作が検出され、且つその時点で作業機(R)が上昇状態にある場合は、前輪(3,3)の増速状態を中止して前後輪等速状態に切り換える構成にするとともに、作業機昇降用ワンタッチ式レバー(12)が操作されて下げスイッチ(SW2)の操作が検出され、且つその時点で作業機(R)が下降状態にある場合は、前輪(3,3)の増速状態を中止して前後輪等速状態に切り換えるように構成したことを特徴とするトラクタに於ける前輪増速制御装置の操作装置。
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