JPH0751845Y2 - トラクタにおける制御装置 - Google Patents

トラクタにおける制御装置

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JPH0751845Y2
JPH0751845Y2 JP9805389U JP9805389U JPH0751845Y2 JP H0751845 Y2 JPH0751845 Y2 JP H0751845Y2 JP 9805389 U JP9805389 U JP 9805389U JP 9805389 U JP9805389 U JP 9805389U JP H0751845 Y2 JPH0751845 Y2 JP H0751845Y2
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JP
Japan
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traction force
force control
pedal
control device
traction
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JP9805389U
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JPH0337810U (ja
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秀弥 江田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、トラクタにおける制御装置に係り、詳しくは
作業機にかかる牽引抵抗に基づき油圧アームを制御する
牽引力制御装置を備えるトラクタにおけるスリップ防止
装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、トラクタは、リフトアームのトップリンクの反力
やロアリンクピンのひずみ等を検出し、該検出に基づき
作業機を昇降して、作業機にかかる牽引力を所定値に保
持する牽引力制御装置を備えている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述したトラクタは、圃場の土質又は傾斜等
の急激な変化に基づき作業機に急激な負荷がかかった
際、牽引力制御装置の制御遅れ等により、駆動輪がスリ
ップしてしまったり、エンジンがストップしてしまう等
の不具合を生じてしまう。
そこで、本考案は、クラッチペダルの操作に基づき、作
業機が上昇するように構成し、もって上述課題を解決し
たトラクタにおける作業機上昇装置を提供することを目
的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、クラッチペダル(2)を有
する走行機体(3)に、作業機(5)を上昇する油圧ア
クチュエータ(6)を備え、かつ該作業機(5)にかか
る牽引抵抗に基づき前記油圧アクチュエータ(6)を制
御して、牽引力を所定値に保持する牽引力制御装置
(7)を備えてなるトラクタ(1)において、前記牽引
力制御装置(7)が作動中であることを検知する牽引力
制御検知手段(8)と、前記クラッチペダル(2)の踏
み込み動作を検知するペダル検知手段(9)と、該ペダ
ル検知手段(9)が前記牽引力制御検知手段(8)によ
る牽引力制御検知中に前記クラッチペダル(2)の踏み
込み動作を検知した場合、前記牽引力制御装置(7)に
優先して前記油圧アクチュエータ(6)を作業機(5)
が上昇するように制御するスリップ防止制御手段(10)
と、を備えたことを特徴とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、トラクタ(1)は、作業機(5)か
かる牽引抵抗に基づき、牽引力制御装置(7)にて油圧
アクチュエータ(6)を制御し、作業機(5)を昇降し
て牽引力を所定値に保持しながら走行する。
そして、例えば圃場の土質又は傾斜の急激な変化に基づ
き、作業機(5)にかかる牽引抵抗が急激に増大した
際、オペレータが、クラッチペダル(2)を例えばその
遊び分だけ軽く踏み込むと、該クラッチペダル(2)の
踏み込み動作をペダル検知手段(9)が検知し、該検知
に基づき制御手段(10)が前記牽引力制御装置(7)に
優先して前記油圧アクチュエータ(6)を制御し、作業
機(5)を上昇する。これにより、作業機(5)にかか
る牽引抵抗を軽減して、スリップの発生を防止する。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもので
あるが、何等構成を限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案の実施例について説明す
る。
トラクタ1は、第1図に示すように、前輪15及び後輪16
にて支持されている走行機体3を有しており、かつ該走
行機体3の略々中央部には運転席17が配設されている。
該運転席17にはステアリングホィール19、シート20、ク
ラッチペダル2及び該クラッチペダル2の踏み込み動作
を検知するペダル検知スイッチ9がそれぞれ配設されて
いる。また、走行機体3の後方には、ブラウ作業機5が
リフトアーム22、ロアリンク23及びトップリンク24から
なる3点リンク装置を介して昇降自在に装着され、更に
該リフトアーム22基端部22aには油圧シリンダ6が設置
されていると共に、前記トップリンク24の基端部には該
トップリンクピンに作用する反力を検出してなる牽引力
検出手段25が設置されている。そして、前記油圧シリン
ダ6は、油圧回路27に組み込まれたリフトアーム上昇用
ソレノイドバルブ(図示しない)及びリフトアーム下降
用ソレノイドバルブ(図示しない)からの油圧により作
動するように構成されている。
一方、トラクタ1に搭載した制御部30には、牽引力制御
装置7、牽引力制御検出手段8及びスリップ防止制御手
段10が組み込まれている。牽引力制御装置7は、前記牽
引力検出手段25の検出値に基づき、前記油圧回路27のリ
フトアーム上昇用ソレノイドバルブ又はリフトアーム下
降用ソレノイドバルブを作動して前記油圧シリンダ6に
作用する油圧を制御し、前記プラウ作業機5を昇降して
該作業機5にかかる牽引抵抗を変化させることにより、
トラクタ1の牽引力を所定値に保持するように構成され
ている。また、牽引力制御検出手段8は前記牽引力制御
装置7が作動中であることを検出し、該検出信号をスリ
ップ防止制御手段10に送る。そして、スリップ防止制御
手段10は、前記牽引力制御装置7による牽引力制御中
に、前記ペダル検知スイッチ9からのクラッチペダル2
の踏み込み検知信号が入力した際、前記牽引力制御装置
7に優先して前記油圧回路27のリフトアーム上昇用ソレ
ノイドバルブを作動して前記油圧シリンダ6に油圧を供
給するように構成されている。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、トラクタ
1は、牽引力制御装置7が牽引力検出手段25の検出値に
基づき、油圧回路27のリフトアーム上昇用ソレノイドバ
ルブ又はリフトアーム下降用ソレノイドバルブを作動し
て油圧シリンダ6に供給する油圧を制御し、プラウ作業
機5を昇降して該作業機5にかかる牽引抵抗を変化させ
ることにより、トラクタ1の牽引力を所定値に保持しな
がら走行する(S1)。
そして、オペレータが、圃場の土質又は傾斜の急激な変
化に基づき、牽引力制御装置7による牽引力制御に遅れ
が生じた際、オペレータは、クラッチペダル2を、該ペ
ダル2のペダルストロークのうち遊び領域分だけ踏み込
み操作する。すると、該クラッチペダル2がペダル検知
スイッチ9と当接し、該ペダル検知スイッチ9がオン状
態となる(S2)。この状態では、制御手段10は、アップ
モードをセットし(S3)、かつタイマーによる時計を開
始し(S4)、また前記牽引力制御装置7による牽引力制
御中か否かを判断し(S5)、牽引力制御中であり、かつ
アップモードにセットされている場合に(S6)、牽引力
制御装置7に優先して、油圧回路27のリフトアーム上昇
用ソレノイドバルブをオン状態とし(S7)、タイマーの
時計が終了するまで(S8)油圧シリンダ6に油圧を供給
する。これにより、プラウ作業機5がわずかに上昇して
該プラウ作業機5にかかる牽引抵抗を軽減し、トラクタ
1の牽引力を軽減して駆動輪のスリップ及びエンジンの
停止を防止する。
また、牽引力制御装置7による牽引力制御中であると判
断した場合でも(S5)、アップモードにセットされてい
ない場合には(S6)、牽引力制御を接続する(S1)。
なお、本実施例では、クラッチペダル2のペダルストロ
ークのうち遊び領域においてのみペダル検知スイッチ9
の作動するものについて説明したが、これに限らず、ク
ラッチペダル2のペダルストロークの全領域においてペ
ダル検知スイッチ9が作動するように構成してもよいこ
とは勿論である。これにより、クラッチペダル2を遊び
領域以上に踏んで、車輪に伝達している走行駆動力を解
除し、作業機5の上昇と共に車輪駆動力をも減じ(な
く)して、確実に車輪スリップを防止し得る。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によると、ペダル検知手段
(9)の検知に基づき、スリップ防止制御手段(10)に
て牽引力制御装置(7)に優先して油圧アクチュエータ
(6)を制御し、作業機(5)を上昇するように構成し
たので、牽引力制御検知手段(8)による牽引力制御検
知中において、作業機(5)にかかる牽引抵抗を、オペ
レータが強制的に軽減することができ、これにより例え
ば圃場の土質・傾斜等の急激な変化により、牽引力制御
装置(7)による牽引力制御に遅れが生じても、トラク
タ(1)の駆動輪のスリップ及びエンジンの停止を確実
に防止することができ、従って作業の進行を円滑にして
作業能率を向上することができる。また、前記ペダル検
知手段(9)がクラッチペダル(2)の踏み込み動作に
て作動するように構成したので、オペレータは状況に応
じて即座にクラッチを解放してトラクタ(1)の走行を
停止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用したトラクタを示す全体側面
図、第2図は本考案に係る制御手段のフローチャートで
ある。 1……トラクタ、2……クラッチペダル、3……走行機
体、5……作業機(プラウ作業機)、6……油圧アクチ
ュエータ(油圧シリンダ)、7……牽引力制御装置、8
……牽引力制御検知手段、9……ペダル検知手段(ペダ
ル検知スイッチ)、10……スリップ防止制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチペダルを有する走行機体に、作業
    機を昇降する油圧アクチュエータを備え、かつ該作業機
    にかかる牽引抵抗に基づき前記油圧アクチュエータを制
    御して、牽引力を所定値に保持する牽引力制御装置を備
    えてなるトラクタにおいて、 前記牽引力制御装置が作動中であることを検知する牽引
    力制御検知手段と、 前記クラッチペダルの踏み込み動作を検知とするペダル
    検知手段と、 該ペダル検知手段が前記牽引力制御検知手段による牽引
    力制御検知中に前記クラッチペダルの踏み込み動作を検
    知した場合、前記牽引力制御装置に優先して前記油圧ア
    クチュエータを作業機が上昇するように制御するスリッ
    プ防止制御手段と、 を備えてなる、トラクタにおける制御装置。
JP9805389U 1989-08-23 1989-08-23 トラクタにおける制御装置 Expired - Lifetime JPH0751845Y2 (ja)

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JPH0337810U JPH0337810U (ja) 1991-04-12
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