JP3502345B2 - ケリーバを有する建設装置 - Google Patents

ケリーバを有する建設装置

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JP3502345B2
JP3502345B2 JP2000387058A JP2000387058A JP3502345B2 JP 3502345 B2 JP3502345 B2 JP 3502345B2 JP 2000387058 A JP2000387058 A JP 2000387058A JP 2000387058 A JP2000387058 A JP 2000387058A JP 3502345 B2 JP3502345 B2 JP 3502345B2
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晃稔 浦野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端にバケットや
ドリル等が取り付けられるケリーバを回転駆動して、杭
孔等を形成するケリーバを有する建設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平9−328986号公
報にあるように、起伏可能に支持したブームの先端シー
ブに主巻ウインチから繰り出したワイヤを巻き掛け、ワ
イヤにバケットやドリル等が取り付けられたケリーバを
吊り下げている。そして、ケリーバを駆動機構に摺動可
能に挿通し、駆動機構によりケリーバを回転駆動して、
杭孔等を掘削する建設装置が知られている。
【0003】このような建設装置では、杭孔掘削以外
に、鉄筋の吊り込み、トレミー管の吊り込み、敷鉄板の
吊り込み等、補助吊り作業も行っている。その際、図7
に示すように、主巻ウインチ100にケリーバ102を
吊り下げた状態で、バケットやドリル等はケリーバ10
2から取り外す。
【0004】ケリーバ102は、補助吊り作業の障害と
ならないように、ブーム110側に引き込んだ状態と
し、主巻ウインチ100は、ブレーキを掛けてドラムの
回転を止め、ケリーバ102が落下しないようにしてか
ら、補助ウインチ104から繰り出したワイヤ106に
吊り荷108を吊り下げる。補助吊り作業は、吊り荷1
08の移動が目的であるので、作業半径を変えるため
に、ブーム110を起伏させながら、補助ウインチ10
4を操作している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、ブーム110を起伏操作すると、図
8に示すように、主巻ウインチ100のドラムとブーム
110の先端シーブ116との距離が変わる。この距離
は、下記式に示すように、三角形の公式から求められ
る。ここで、aはブーム110の長さ、bは主巻ウイン
チ100の中心とブーム110を起伏可能に支持するフ
ートピンの中心との距離、L1 ,L2 は主巻ウインチ1
00のドラムとブーム110の先端シーブ116との距
離、α1 ,α2 はブーム110の角度である。
【0006】L12=a2+b2−2ab×cosα1 L22=a2+b2−2ab×cosα2 ブーム110を起こすと主巻ウインチ100のドラムと
ブーム110の先端シーブ116との距離が減少し、ブ
ーム110を倒すと主巻ウインチ100のドラムとブー
ム110の先端シーブ116との距離が増加する。
【0007】主巻ウインチ100にはブレーキが掛けら
れているので、距離が変わることにより、ブーム110
を起こすとケリーバ102が引き下げられ、ブーム11
0を倒すとケリーバ102が持ち上げられる。従って、
ブーム110を起伏する毎に、ケリーバ102と回転駆
動機構114との間で摺動が生じ、ケリーバ102が部
分的に摩耗することになる。
【0008】補助吊り作業は、頻繁に行われるので、補
助吊り作業によりケリーバ102の摩耗が進行してしま
うという問題があった。本発明の課題は、補助吊り作業
によるケリーバの摩耗を低減したケリーバを有する建設
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、装置本体に起伏可能に支持したブームの先端シーブ
に主巻ウインチから繰り出したワイヤを巻掛けると共
に、該ワイヤにケリーバを吊下げ、該ケリーバを回転駆
動する駆動機構に前記ケリーバを摺動可能に挿通したケ
リーバを有する建設装置において、前記ブームの起伏操
作を検出する起伏検出手段と、前記ワイヤの前記ブーム
に対する相対的な移動を検出する移動検出手段と、前記
起伏検出手段により起伏操作が検出されたときに、前記
移動検出手段により検出される移動が減少する側へ前記
主巻ウインチを制御して前記ワイヤを繰り出しあるいは
巻き上げるケリーバ制御手段とを備えたことを特徴とす
るケリーバを有する建設装置がそれである。
【0010】前記移動検出手段は、前記先端シーブの回
転を検出するものでもよい。また、前記起伏検出手段
は、ブームレバーの操作を検出するものでもよい。ある
いは、前記起伏検出手段は、前記ブームの起伏を検出す
るものでもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本実施形態のケリーバを有す
る建設装置は、前述した図4に示す建設装置に図1に示
す油圧回路を適用しており、前述した部材と同じ部材に
ついては同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0012】油圧回路には、図1に示すように、主巻ウ
インチ100の油圧モータ1、補助ウインチ104の油
圧モータ2が設けられており、更に、ブーム110を起
伏駆動するブーム起伏用ウインチの油圧モータ4も設け
られている。油圧モータ1には、パイロット操作切換弁
6が接続されており、パイロット操作切換弁6は、油圧
ポンプ8と油圧モータ1とを接続して油圧モータ1の駆
動によりワイヤ112を巻き上げる巻上げ位置6a、油
圧モータ1との接続を遮断する停止位置6b、油圧ポン
プ8と油圧モータ1とを接続して油圧モータ1の駆動に
よりワイヤ112を繰り出す巻下げ位置6cを備えてい
る。
【0013】また、パイロット操作切換弁6は、パイロ
ット圧の導入により切換操作されるもので、パイロット
操作切換弁6へのパイロット圧は、図示しない主巻ウイ
ンチ用操作レバーに応じて操作される操作弁10,12
を介して、油圧ポンプ14から導入される。
【0014】主巻ウインチ用操作レバーが巻上げ側に操
作されると、操作弁10、パイロット流路16を介して
パイロット操作切換弁6にパイロット圧が導入されて、
巻上げ位置6aに切り換えられる。また、主巻ウインチ
用操作レバーが巻下げ側に操作されると、操作弁12、
パイロット流路18を介してパイロット操作切換弁6に
パイロット圧が導入されて、巻下げ位置6cに切り換え
られる。
【0015】両パイロット流路16,18には、それぞ
れ電磁切換弁20,22が介装されており、電磁切換弁
20,22は、励磁信号が入力されたときに油圧ポンプ
14からのパイロット圧を電磁比例減圧弁24,26を
介してパイロット流路16,18に導入する制御位置2
0a,22aと、非励磁のときにはパイロット流路1
6,18を連通する非制御位置20b,22bとを備え
ている。電磁比例減圧弁24,26は励磁信号の大小に
応じて油圧ポンプ14からのパイロット圧を減圧する周
知のものである。尚、油圧ポンプ8の吐出側と油圧タン
ク28とは、リリーフ弁30を介して接続されている。
【0016】一方、補助ウインチ104の油圧モータ2
にも、同様のパイロット操作切換弁32が接続されてお
り、パイロット操作切換弁32は、巻上げ位置32a、
停止位置32b、巻下げ位置32cを備えている。図示
しない補助ウインチ操作レバーの操作により切り換えら
れる操作弁34,36を介して、油圧ポンプ14からパ
イロット圧が導入されて、パイロット操作切換弁32が
切り換えられ、油圧ポンプ38からの高圧作動油が油圧
モータ2に供給される。
【0017】ブーム起伏用ウインチの油圧モータ4に
も、同様のパイロット操作切換弁40が接続されてお
り、パイロット操作切換弁40は、巻上げ位置40a、
停止位置40b、巻下げ位置40cを備えている。図示
しないブームレバーの操作により切り換えられる操作弁
42,44を介して、油圧ポンプ14からパイロット圧
が導入されて、パイロット操作切換弁40が切り換えら
れ、油圧ポンプ38からの高圧作動油が油圧モータ4に
供給される。尚、各ポンプ8,14,38は建設装置に
搭載された図示しないエンジンにより駆動される。
【0018】本実施形態では、ブーム110を起伏する
際に、使用者により操作されるブームレバーが操作され
たことをブームレバーの操作によるパイロット圧力の変
化から検出する起こし圧力検出器46aと倒し圧力検出
器46b、及びワイヤ112が巻掛けられたブーム11
0の先端シーブ116の回転を検出するエンコーダ等を
用いたワイヤ移動検出器48が設けられている。また、
補助吊り作業等の際に選択的に操作されるモード選択ス
イッチ62と、エンコーダ等を用いたブーム110の起
伏角度を検出するブーム角度検出器64が設けられてい
る。
【0019】前述した電磁切換弁20,22、電磁比例
減圧弁24,26、ブームレバー操作検出器46、ワイ
ヤ移動検出器48、モード選択スイッチ62、ブーム角
度検出器64は制御回路50に接続されており、制御回
路50は、図2に示すように、周知のCPU52、RO
M54、RAM56を論理演算回路の中心として構成さ
れ、外部と入出力を行う入出力回路58にコモンバス6
0を介して相互に接続されている。
【0020】CPU52は、ブームレバー操作検出器4
6、ワイヤ移動検出器48、モード選択スイッチ62、
ブーム角度検出器64からの信号を入出力回路58を介
して入力する。一方、これらの信号及びROM54、R
AM56内のデータや予め記憶された制御プログラムに
基づいてCPU52は、制御量を演算し、その制御量に
基づいて入出力回路58を介して電磁切換弁20,2
2、電磁比例減圧弁24,26に駆動信号を出力し、主
巻ウインチ100を制御している。
【0021】次に、前述した制御回路50において行わ
れるケリーバ制御処理について、図3のフローチャート
によって説明する。まず、モード選択スイッチ62が補
助吊りモードに選択されているか否かを判断する(ステ
ップ200)。補助吊りモードが選択されていないとき
には、本制御処理を一旦終了し、選択されているときに
は、ブームレバーが操作されたか否かを起こし圧力検出
器46a及び倒し圧力検出器46bの検出に基づいて判
断する(ステップ210,220)。
【0022】ブームレバーが操作されていないときに
は、一旦本制御処理を終了し、本制御処理を繰り返し実
行して、起こし圧力検出器46a及び倒し圧力検出器4
6bの検出結果に基づいて、ブーム110が倒し側に操
作されたか(ステップ210)、起こし側に操作された
か(ステップ220)、を判断する。
【0023】倒し圧力検出器46bによりブームレバー
が倒し側に操作されたことが検出されたときには、ワイ
ヤ112の移動量をワイヤ移動量検出器48により検出
する(ステップ225)。ワイヤ112の移動量は、例
えば、ブームレバーが操作されたときを「0」とし、そ
のときから所定時間が経過するまでにワイヤ移動検出器
48により検出されるワイヤ移動量を検出する。
【0024】主巻ウインチ100を駆動しないとする
と、ブーム110を起伏した際には、ワイヤ112とブ
ーム110との間には相対的な移動が生じる。この相対
的な移動により先端シーブ116が回転し、この回転を
ワイヤ移動検出器48により検出することにより、ワイ
ヤ112のブーム110に対する相対的な移動量を検出
することができる。尚、ワイヤ移動検出器48には、ケ
リーバ102を地中に挿入する際の深度を検出する検出
器を用いると、新たに検出器を設置する必要がない。
【0025】ブーム110が倒し側に操作されたときに
は、次に、制御量としての巻下げ用電磁比例減圧弁26
に出力する励磁電流レベルを演算する(ステップ24
0)。制御量が大きいほど主巻ウインチ100の速度は
速くなり、小さいほど遅くなるが、最大値はブーム11
0の起伏速度の最大値に対して十分対応できる値となる
ようにしている。
【0026】主巻ウインチ100の巻下げ時には、ケリ
ーバ102の重量が巻下げ方向に作用するので、その制
御量は小さくてよく、例えば、制御量としては、図5に
示すように、移動量が±5cmの間では、320±50
mAの範囲で変化させる。移動量が「−1cm」となっ
た時点で、制御量として330mAの電流値が演算され
る。
【0027】エンジンの回転数が高く、ブーム110を
倒す速度が速いときなどのように、ステップ215の処
理の実行により検出される移動量のマイナス値が大きく
なるときには、制御量を大きくして主巻ウインチ100
の巻下げ速度を大きくする。また、エンジンの回転数が
低く、ブーム110を倒す速度が遅いときなどのよう
に、移動量のマイナス値が小さくなるときには制御量を
小さくして主巻ウインチ100の巻下げ速度を小さくす
る。
【0028】本制御処理を繰り返し実行して、移動量が
「プラス」側となったときには、更に制御量としての電
流値を320mAより小さくする。これにより、移動量
が「0」となるように制御される。尚、ブームレバーが
戻された際には、急激な動作を防止するため、電流値
は、例えば1秒間で「0」となるように緩やかに変化さ
せる。
【0029】続いて、巻下げ用電磁比例減圧弁26に演
算した制御量としての励磁電流レベルに応じた励磁信号
を出力し(ステップ250)、巻下げ用電磁切換弁22
に励磁信号を出力して制御位置22aに切り換える(ス
テップ260)。これにより、油圧ポンプ14からのパ
イロット圧を、制御量に応じて巻下げ用電磁比例減圧弁
26により減圧し、電磁切換弁22を介してパイロット
操作切換弁6に導入する。パイロット操作切換弁6で
は、導入されるパイロット圧に応じて巻下げ位置6cに
切り換えられ、油圧モータ1が駆動されて、主巻ウイン
チ100からワイヤ112が繰り出される。
【0030】よって、ブーム110が倒された際には、
移動量に応じてワイヤ112を主巻ウインチ100から
繰り出して、ブーム110の倒しとワイヤ112の繰り
出しとを同時に行って、ケリーバ102と回転駆動機構
114との間の摺動を抑制して、ケリーバ102の摩耗
を低減させる。
【0031】即ち、補助吊り作業の際、ブーム110の
角度が何度になるまで倒されるか、ブームレバーの操作
だけではわからない。ブーム110が倒された後に、ワ
イヤ112を繰り出しても、ケリーバ102と回転駆動
機構114との摺動は抑制できない。ブーム110の倒
しとワイヤ112の繰り出しとを同時に行って、摺動を
抑制できる。
【0032】一方、ステップ220の処理により、ブー
ムレバーが起こし側に操作されたと判断したときには、
前述したと同様に、ワイヤ112の移動量をワイヤ移動
量検出器48により検出する(ステップ265)。次
に、ワイヤ移動検出器48により検出されるワイヤ移動
量に基づいて、制御量としての巻上げ用電磁比例減圧弁
24に出力する励磁電流レベルを演算する(ステップ2
70)。巻上げ用電磁比例減圧弁24に演算した励磁電
流レベルに応じた励磁信号を出力し(ステップ28
0)、巻上げ用電磁切換弁20に励磁信号を出力して制
御位置20aに切り換える(ステップ290)。
【0033】主巻ウインチ100の巻上げ時には、ケリ
ーバ102の重量が負荷として働くので、図6に示すよ
うに、制御量には大きな値を設定する。例えば、移動量
が±8cmの間では、380±80mAの範囲で変化さ
せる。移動量が「+1cm」となった時点で、制御量と
して390mAの電流値が演算される。
【0034】エンジンの回転数が高く、ブーム110を
起こす速度が速いときなどのように、ステップ215の
処理の実行により検出される移動量のプラス値が大きく
なるときには、制御量を大きくして主巻ウインチ100
の巻上げ速度を大きくする。また、エンジンの回転数が
低く、ブーム110を起こす速度が遅いときなどのよう
に、移動量のプラス値が小さくなるときには制御量を小
さくして主巻ウインチ100の巻上げ速度を小さくす
る。本制御処理を繰り返し実行して、移動量が「マイナ
ス」側となったときには、更に制御量としての電流値を
380mAより小さくする。これにより、移動量が
「0」となるように制御される。尚、ブームレバーが戻
された際には、急激な動作を防止するため、電流値は、
例えば1秒間で「0」となるように緩やかに変化させ
る。
【0035】これにより、油圧ポンプ14からのパイロ
ット圧を、制御量に応じて巻上げ用電磁比例減圧弁24
により減圧し、電磁切換弁20を介してパイロット操作
切換弁6に導入する。パイロット操作切換弁6では、導
入されるパイロット圧に応じて巻上げ位置6aに切り換
えられ、油圧モータ1が駆動されて、主巻ウインチ10
0によりワイヤ112が巻上げられる。
【0036】よって、ブーム110が起こされた際に
は、ワイヤ112を主巻ウインチ100により巻き上げ
て、ブーム110の起こしとワイヤ112の巻上げとを
同時に行って、ケリーバ102と回転駆動機構114と
の間の摺動を抑制して、ケリーバ102の摩耗を低減さ
せる。
【0037】尚、本実施形態では、起こし圧力検出器4
6a及び倒し圧力検出器46bとステップ210,22
0の処理の実行が起伏検出手段として働き、ワイヤ移動
検出器48とステップ225,265の処理の実行が移
動検出手段として働き、ステップ240〜260,27
0〜290の処理の実行がケリーバ制御手段として働
く。
【0038】次に、前述したケリーバ制御処理と異なる
第2実施形態としてのケリーバ制御処理について、図4
のフローチャートによって説明する。尚、前述したケリ
ーバ制御処理と同じ処理については同一のステップ番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0039】本ケリーバ制御処理では、ブーム角度検出
器64により検出したブーム110の角度を読み込み
(ステップ205)、ブーム110の角度に基づいて、
倒しか起こしかを判断する(ステップ215,23
0)。そして、ステップ225,265の処理では、前
述したステップ225,265の処理と同様に、倒し又
は起こしと判断されたときからのワイヤ112の移動量
をワイヤ移動検出器48により検出する。この場合でも
同様に、ケリーバ102と回転駆動機構114との間の
摺動を抑制して、ケリーバ102の摩耗を低減させるこ
とができる。尚、本第2実施形態では、前述した実施形
態での起こし圧力検出器46a及び倒し圧力検出器46
bとステップ210,220の処理に代えて、ブーム角
度検出器64とステップ205,215,230の処理
の実行が起伏検出手段として働く。この場合には、起こ
し圧力検出器46a及び倒し圧力検出器46bを設けな
くてもよい。
【0040】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のケリーバを
有する建設装置は、ブームの起伏に応じてワイヤを繰り
出しあるいは巻き上げることにより、ケリーバと回転駆
動機構との間の摺動を抑制して、ケリーバの摩耗を低減
させることができるという効果を奏する。また、ワイヤ
とブームとの相対的な移動に応じて制御することによ
り、ブームの起伏速度が変化しても、ケリーバと回転駆
動機構との間の摺動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのケリーバを有する
建設装置の油圧回路図である。
【図2】本実施形態の電気系統のブロック図である。
【図3】本実施形態の制御回路で行われるケリーバ制御
処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態の制御回路で行われるケリーバ制
御処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態での巻下げ時の移動量と制御量との
関係を示すグラフである。
【図6】本実施形態での巻上げ時の移動量と制御量との
関係を示すグラフである。
【図7】ケリーバを有する建設装置の正面図である。
【図8】ブームを倒した際の距離の変化を説明する説明
図である。
【符号の説明】
1,2,4…油圧モータ 6,32,40…パイロット操作切換弁 8,14,38…油圧ポンプ 10,12,34,36,42,44…操作弁 16,18…パイロット流路 20…巻上げ用電磁切
換弁 22…巻下げ用電磁切換弁 24…巻上げ用電磁比
例減圧弁 26…巻下げ用電磁比例減圧弁 46a…起こし圧力検
出器 46b…倒し圧力検出器 48…ワイヤ移動検出
器 50…制御回路 62…モード選択スイ
ッチ 64…ブーム角度検出器 100…主巻ウインチ 102…ケリーバ 104…補助ウインチ 106,112…ワイヤ 108…吊り荷 116…先端シーブ 110…ブーム 114…回転駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 19/02 E21B 17/07 E21B 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に起伏可能に支持したブームの
    先端シーブに主巻ウインチから繰り出したワイヤを巻掛
    けると共に、該ワイヤにケリーバを吊下げ、該ケリーバ
    を回転駆動する駆動機構に前記ケリーバを摺動可能に挿
    通したケリーバを有する建設装置において、 前記ブームの起伏操作を検出する起伏検出手段と、 前記ワイヤの前記ブームに対する相対的な移動を検出す
    る移動検出手段と、 前記起伏検出手段により起伏操作が検出されたときに、
    前記移動検出手段により検出される移動が減少する側へ
    前記主巻ウインチを制御して前記ワイヤを繰り出しある
    いは巻き上げるケリーバ制御手段とを備えたことを特徴
    とするケリーバを有する建設装置。
  2. 【請求項2】 前記移動検出手段は、前記先端シーブの
    回転を検出することを特徴とする請求項1記載のケリー
    バを有する建設装置。
  3. 【請求項3】 前記起伏検出手段は、ブームレバーの操
    作を検出することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のケリーバを有する建設装置。
  4. 【請求項4】 前記起伏検出手段は、前記ブームの起伏
    角度を検出することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のケリーバを有する建設装置。
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