JP3499478B2 - 法面作業車 - Google Patents
法面作業車Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は法面で資材の運搬や
穴明け作業等を行なう場合に使用される法面作業車に関
する。
穴明け作業等を行なう場合に使用される法面作業車に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、法面上を走行する法面作業車は車
体の先端部よりウインチのワイヤーを突出させ、法面の
上部の杭や木等の固定部材に固定させ、法面作業車の法
面からの滑り落ちを阻止できるように構成されている。
体の先端部よりウインチのワイヤーを突出させ、法面の
上部の杭や木等の固定部材に固定させ、法面作業車の法
面からの滑り落ちを阻止できるように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の法面作業車は比
較的緩やかな傾斜の法面では使用することができるが、
傾斜が急な法面では法面作業車の先端部が浮き上がって
転倒しやすくなるため、使用することができないという
欠点があった。
較的緩やかな傾斜の法面では使用することができるが、
傾斜が急な法面では法面作業車の先端部が浮き上がって
転倒しやすくなるため、使用することができないという
欠点があった。
【０００４】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
傾斜が急な法面であっても、先端部が浮き上がって転倒
したりすることなく、安全で、かつ大きな抵抗を受ける
ことなくスムーズに走行することができるとともに、作
業部位では後方への転倒を効率よく阻止することができ
る法面作業車を提供することを目的としている。
傾斜が急な法面であっても、先端部が浮き上がって転倒
したりすることなく、安全で、かつ大きな抵抗を受ける
ことなくスムーズに走行することができるとともに、作
業部位では後方への転倒を効率よく阻止することができ
る法面作業車を提供することを目的としている。
【０００５】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は法面を走行することができる作業車本体
と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイヤー
フェアリーダーと、前記作業車本体を法面の上部より前
記ワイヤーフェアリーダーを介して吊り下げ状態で支持
することができるように取付けられたワイヤーを巻き取
ることができるウインチを用いた吊り下げ具と、前記作
業車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵抗と
ならない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤーが作
業車本体の後方への転倒を阻止できるように作用する部
位に位置させることができるワイヤー上下移動機構とで
法面作業車を構成している。
に、本発明は法面を走行することができる作業車本体
と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイヤー
フェアリーダーと、前記作業車本体を法面の上部より前
記ワイヤーフェアリーダーを介して吊り下げ状態で支持
することができるように取付けられたワイヤーを巻き取
ることができるウインチを用いた吊り下げ具と、前記作
業車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵抗と
ならない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤーが作
業車本体の後方への転倒を阻止できるように作用する部
位に位置させることができるワイヤー上下移動機構とで
法面作業車を構成している。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
り、本発明を詳細に説明する。
【０００８】図１ないし図１２に示す本発明の第１の実
施の形態において、１は法面２の法枠３上を走行するこ
とができる作業車本体で、この作業車本体１は車体４
と、この車体４の両側部に取付けられた無限軌道５、５
と、この無限軌道５、５を駆動させるように前記車体４
に取付けられた油圧駆動装置６と、この油圧駆動装置６
に油圧ホース７を介して油圧を供給するモーター８と油
圧ポンプ９とからなる油圧供給装置１０とで構成されて
いる。
施の形態において、１は法面２の法枠３上を走行するこ
とができる作業車本体で、この作業車本体１は車体４
と、この車体４の両側部に取付けられた無限軌道５、５
と、この無限軌道５、５を駆動させるように前記車体４
に取付けられた油圧駆動装置６と、この油圧駆動装置６
に油圧ホース７を介して油圧を供給するモーター８と油
圧ポンプ９とからなる油圧供給装置１０とで構成されて
いる。
【０００９】１１、１１は前記作業車本体１の前方両側
部位の車体４に取付けられたワイヤー上下移動機構で、
このワイヤー上下移動機構１１、１１は前記車体４に上
下移動可能に取付けられたワイヤーフェアリーダー支持
体１２、１２と、このワイヤーフェアリーダー支持体１
２、１２を上下移動させる前記車体４に取付けられた油
圧シリンダー１３、１３とで構成されている。
部位の車体４に取付けられたワイヤー上下移動機構で、
このワイヤー上下移動機構１１、１１は前記車体４に上
下移動可能に取付けられたワイヤーフェアリーダー支持
体１２、１２と、このワイヤーフェアリーダー支持体１
２、１２を上下移動させる前記車体４に取付けられた油
圧シリンダー１３、１３とで構成されている。
【００１０】１４、１４は前記ワイヤー上下移動機構１
１、１１のワイヤーフェアリーダー支持体１２、１２に
取付けられたワイヤーフェアリーダーで、このワイヤー
フェアリーダー１４、１４は前記ワイヤーフェアリーダ
ー支持体１２、１２の上部に形成された貫通孔１５、１
５内にベアリング１６、１６を介して抜け脱不能でかつ
回転可能に取付けられた中央部にワイヤー挿入孔１７、
１７を有する回転軸１８、１８と、この回転軸１８、１
８の先端部に固定された先端部１９ａ、１９ａが傾斜面
で楕円筒状に形成された弧状のワイヤーガイド部材１
９、１９と、このワイヤーガイド部材１９、１９内に通
過するワイヤー２０、２０が直線状態とならないでガイ
ドできるように位置をずらして回転可能に取付けられた
一対のガイトローラ２１、２２、２１、２２とで構成さ
れている。
１、１１のワイヤーフェアリーダー支持体１２、１２に
取付けられたワイヤーフェアリーダーで、このワイヤー
フェアリーダー１４、１４は前記ワイヤーフェアリーダ
ー支持体１２、１２の上部に形成された貫通孔１５、１
５内にベアリング１６、１６を介して抜け脱不能でかつ
回転可能に取付けられた中央部にワイヤー挿入孔１７、
１７を有する回転軸１８、１８と、この回転軸１８、１
８の先端部に固定された先端部１９ａ、１９ａが傾斜面
で楕円筒状に形成された弧状のワイヤーガイド部材１
９、１９と、このワイヤーガイド部材１９、１９内に通
過するワイヤー２０、２０が直線状態とならないでガイ
ドできるように位置をずらして回転可能に取付けられた
一対のガイトローラ２１、２２、２１、２２とで構成さ
れている。
【００１１】２３、２３は前記車体４の後部寄りの両側
部位に取付けられた、吊り下げ具としての一対のウイン
チで、この一対のウインチ２３、２３のワイヤー２０、
２０は前記ワイヤーフェアリーダー１４、１４の一対の
ガイドローラ２１、２２、２１、２２を通過して法面２
の上部の固定部材２４、２４に取付けられる。なお、法
面２の上部の固定部材２４、２４は木やアンカーピン、
クレーン車、木やアンカーピンに掛け渡されたワイヤー
等、作業車本体１を安全に吊り下げ状態に支持できるも
のであれば何でもよい。
部位に取付けられた、吊り下げ具としての一対のウイン
チで、この一対のウインチ２３、２３のワイヤー２０、
２０は前記ワイヤーフェアリーダー１４、１４の一対の
ガイドローラ２１、２２、２１、２２を通過して法面２
の上部の固定部材２４、２４に取付けられる。なお、法
面２の上部の固定部材２４、２４は木やアンカーピン、
クレーン車、木やアンカーピンに掛け渡されたワイヤー
等、作業車本体１を安全に吊り下げ状態に支持できるも
のであれば何でもよい。
【００１２】２５は前記車体４の後部より後方に突出す
るように取付けられた滑り落ち転倒防止装置で、この滑
り落ち転倒防止装置２５は前記車体４に先端部が上下方
向に回動可能に取付けられた転倒防止バー２６と、この
転倒防止バー２６を上下方向に回動させる転倒防止バー
回動油圧シリンダー２７とで構成されている。
るように取付けられた滑り落ち転倒防止装置で、この滑
り落ち転倒防止装置２５は前記車体４に先端部が上下方
向に回動可能に取付けられた転倒防止バー２６と、この
転倒防止バー２６を上下方向に回動させる転倒防止バー
回動油圧シリンダー２７とで構成されている。
【００１３】２８は前記車体４のほぼ中央部に後端部が
枢支ピン２９によって回動可能に取付けられた左右方向
の回動機構で、この左右方向の回動機構２８は前記車体
４のほぼ中央部に回動可能に枢支され、先端部が左右方
向に回動する支持アーム３０と、この支持アーム３０の
先端部を左右方向に回動させる左右方向の油圧シリンダ
ー３１とで構成されている。
枢支ピン２９によって回動可能に取付けられた左右方向
の回動機構で、この左右方向の回動機構２８は前記車体
４のほぼ中央部に回動可能に枢支され、先端部が左右方
向に回動する支持アーム３０と、この支持アーム３０の
先端部を左右方向に回動させる左右方向の油圧シリンダ
ー３１とで構成されている。
【００１４】３２は前記支持アーム３０の先端部の上方
へ突出する支持片３３の先端部がガイドシェル３４の先
端部寄りの部位に下方へ突出する支持片３５の先端部を
枢支ピン３６で枢支された回動可能な、一般に使用され
ている穴明け装置で、この穴明け装置３２は前記ガイド
シェル３４をスライド移動する油圧ドリフター３７が備
えられているとともに、回動油圧シリンダー３８によっ
て不使用時には前記車体４とほぼ水平な収納状態に位置
し、使用時には立設状態となるように回動できるように
取付けられている。
へ突出する支持片３３の先端部がガイドシェル３４の先
端部寄りの部位に下方へ突出する支持片３５の先端部を
枢支ピン３６で枢支された回動可能な、一般に使用され
ている穴明け装置で、この穴明け装置３２は前記ガイド
シェル３４をスライド移動する油圧ドリフター３７が備
えられているとともに、回動油圧シリンダー３８によっ
て不使用時には前記車体４とほぼ水平な収納状態に位置
し、使用時には立設状態となるように回動できるように
取付けられている。
【００１５】上記構成の法面作業車３９は穴明け作業を
行なう部位の法枠３の下部に穴明け装置３２を収納した
状態に位置させるとともに、ワイヤー上下移動機構１
１、１１のワイヤーフェアリーダー支持体１２、１２を
油圧シリンダー１３、１３を作動させて下方に位置させ
る。この状態で、法枠３の上部に位置する固定部材２
４、２４にワイヤーフェアリーダー１４、１４の一対の
ガイドローラ２１、２２、２１、２２を通過した一対の
ウインチ２３、２３のワイヤー２０、２０の先端部を固
定する。
行なう部位の法枠３の下部に穴明け装置３２を収納した
状態に位置させるとともに、ワイヤー上下移動機構１
１、１１のワイヤーフェアリーダー支持体１２、１２を
油圧シリンダー１３、１３を作動させて下方に位置させ
る。この状態で、法枠３の上部に位置する固定部材２
４、２４にワイヤーフェアリーダー１４、１４の一対の
ガイドローラ２１、２２、２１、２２を通過した一対の
ウインチ２３、２３のワイヤー２０、２０の先端部を固
定する。
【００１６】しかる後、ワイヤー２０、２０をウインチ
２３、２３に巻き付けながら作業車本体１の油圧駆動装
置６を作動させ、無限軌道５、５を駆動させて法枠３上
を上方に向かって走行させる。この時、滑り落ち転倒防
止装置２５の転倒防止バー２６は法枠３に近付けた状態
で走行させる。
２３、２３に巻き付けながら作業車本体１の油圧駆動装
置６を作動させ、無限軌道５、５を駆動させて法枠３上
を上方に向かって走行させる。この時、滑り落ち転倒防
止装置２５の転倒防止バー２６は法枠３に近付けた状態
で走行させる。
【００１７】作業車本体１が穴明け部位に位置すると、
ワイヤー上下移動機構１１、１１のワイヤーフェアリー
ダー支持体１２、１２を油圧シリンダー１３、１３を作
動させて上方に移動させ、ワイヤーフェアリーダー１
４、１４を上方に位置させて、一対のウインチ２３、２
３のワイヤー２０、２０の引張力が作業車本体１の後方
への転倒を効率よく防止するように作用させるととも
に、滑り落ち転倒防止装置２５の転倒防止バー２６を法
枠３に押し圧するように転倒防止バー回動油圧シリンダ
ー２７を作動させる。
ワイヤー上下移動機構１１、１１のワイヤーフェアリー
ダー支持体１２、１２を油圧シリンダー１３、１３を作
動させて上方に移動させ、ワイヤーフェアリーダー１
４、１４を上方に位置させて、一対のウインチ２３、２
３のワイヤー２０、２０の引張力が作業車本体１の後方
への転倒を効率よく防止するように作用させるととも
に、滑り落ち転倒防止装置２５の転倒防止バー２６を法
枠３に押し圧するように転倒防止バー回動油圧シリンダ
ー２７を作動させる。
【００１８】しかる後、穴明け装置３２の回動油圧シリ
ンダー３８を作動させて、法枠３面に対してガイドシェ
ル３４が直角となるように回動させて立ち上げ、油圧ド
リフター３７を駆動させて穴明け作業を行なう。穴明け
作業が完了すると、穴明け装置３２の回動油圧シリンダ
ー３８を作動させ、穴明け装置３２を収納した安定状態
にした後、滑り落ち転倒防止装置２５の転倒防止バー２
６を少し上方へ回動させたり、ワイヤーフェアリーダー
１４、１４を下方に位置させて作業車本体１を走行させ
る。
ンダー３８を作動させて、法枠３面に対してガイドシェ
ル３４が直角となるように回動させて立ち上げ、油圧ド
リフター３７を駆動させて穴明け作業を行なう。穴明け
作業が完了すると、穴明け装置３２の回動油圧シリンダ
ー３８を作動させ、穴明け装置３２を収納した安定状態
にした後、滑り落ち転倒防止装置２５の転倒防止バー２
６を少し上方へ回動させたり、ワイヤーフェアリーダー
１４、１４を下方に位置させて作業車本体１を走行させ
る。
【００１９】
【発明の異なる実施の形態】次に、図１３ないし図２４
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【００２０】図１３ないし図１５に示す本発明の第２の
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、ウインチ２３、２３をワイヤー上下移
動機構１１、１１を介して車体４に取付けた点で、この
ように構成した法面作業車３９Ａは走行時にはワイヤー
上下移動機構１１、１１によってウインチ２３、２３を
上方に位置させ、作業時にはワイヤー上下移動機構１
１、１１によってウインチ２３、２３を下方に位置させ
ることにより、前記本発明の第１の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。なお、本発明の実施の形態ではワ
イヤーフェアリーダーを使用しないものに付いて説明し
たが、ワイヤーフェアリーダーをワイヤーに加わる力に
よって上下移動できるように車体４に固定された支持台
に上下移動可能に取付けてもよい。
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、ウインチ２３、２３をワイヤー上下移
動機構１１、１１を介して車体４に取付けた点で、この
ように構成した法面作業車３９Ａは走行時にはワイヤー
上下移動機構１１、１１によってウインチ２３、２３を
上方に位置させ、作業時にはワイヤー上下移動機構１
１、１１によってウインチ２３、２３を下方に位置させ
ることにより、前記本発明の第１の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。なお、本発明の実施の形態ではワ
イヤーフェアリーダーを使用しないものに付いて説明し
たが、ワイヤーフェアリーダーをワイヤーに加わる力に
よって上下移動できるように車体４に固定された支持台
に上下移動可能に取付けてもよい。
【００２１】図１６ないし図１８に示す本発明の第３の
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、車体４に油圧駆動装置６、６、６、６
で駆動させることができる車輪４１、４１、４１、４１
を使用した作業車本体１Ａを用いた点で、このように構
成した法面作業車３９Ｂにしても、前記本発明の第１の
実施の形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、車体４に油圧駆動装置６、６、６、６
で駆動させることができる車輪４１、４１、４１、４１
を使用した作業車本体１Ａを用いた点で、このように構
成した法面作業車３９Ｂにしても、前記本発明の第１の
実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【００２２】図１９ないし図２１に示す本発明の第４の
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、法面２の上部に固定することができる
ウインチ２３、２３のワイヤー２０、２０をワイヤーフ
ェアリーダー１４、１４の一対のガイドローラ２１、２
２、２１、２２を通過して車体４の後部に固定されたア
イボルト状のワイヤー係止具４２、４２に取付けられる
ようにした点で、このように構成した法面作業車３９Ｃ
にしても、前記本発明の第１の実施の形態と同様な作用
効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、法面２の上部に固定することができる
ウインチ２３、２３のワイヤー２０、２０をワイヤーフ
ェアリーダー１４、１４の一対のガイドローラ２１、２
２、２１、２２を通過して車体４の後部に固定されたア
イボルト状のワイヤー係止具４２、４２に取付けられる
ようにした点で、このように構成した法面作業車３９Ｃ
にしても、前記本発明の第１の実施の形態と同様な作用
効果が得られる。
【００２３】図２２ないし図２４に示す本発明の第５の
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、車体４に資材の運搬を行なうことがで
きる傾斜面に応じて油圧シリンダー４３によって傾斜さ
せることができる傾斜機構４４付き荷台４５を用いると
ともに、１個のウインチ２３を用いた点で、このように
構成した法面作業車３９Ｄにしても、前記本発明の第１
の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と
主に異なる点は、車体４に資材の運搬を行なうことがで
きる傾斜面に応じて油圧シリンダー４３によって傾斜さ
せることができる傾斜機構４４付き荷台４５を用いると
ともに、１個のウインチ２３を用いた点で、このように
構成した法面作業車３９Ｄにしても、前記本発明の第１
の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【００２４】なお、前記本発明の第３、第４、第５の実
施の形態は前記本発明の第２の実施の形態にも同様に実
施することができる。
施の形態は前記本発明の第２の実施の形態にも同様に実
施することができる。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【００２６】（１）法面を走行することができる作業車
本体と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイ
ヤーフェアリーダーと、前記作業車本体を法面の上部よ
り前記ワイヤーフェアリーダーを介して吊り下げ状態で
支持することができるように取付けられたワイヤーを巻
き取ることができるウインチを用いた吊り下げ具と、前
記作業車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵
抗とならない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤー
が作業車本体の後方への転倒を阻止できるように作用す
る部位に位置させることができるワイヤー上下移動機構
とで構成されているので、作業車本体が法面を走行する
場合、ウインチのワイヤーが作業車本体の走行時の抵抗
とならないようにワイヤー上下移動機構を作動させて、
ほぼ直線状態で使用することができる。したがって、作
業車本体の法面上の走行をスムーズに行なうことができ
る。
本体と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイ
ヤーフェアリーダーと、前記作業車本体を法面の上部よ
り前記ワイヤーフェアリーダーを介して吊り下げ状態で
支持することができるように取付けられたワイヤーを巻
き取ることができるウインチを用いた吊り下げ具と、前
記作業車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵
抗とならない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤー
が作業車本体の後方への転倒を阻止できるように作用す
る部位に位置させることができるワイヤー上下移動機構
とで構成されているので、作業車本体が法面を走行する
場合、ウインチのワイヤーが作業車本体の走行時の抵抗
とならないようにワイヤー上下移動機構を作動させて、
ほぼ直線状態で使用することができる。したがって、作
業車本体の法面上の走行をスムーズに行なうことができ
る。
【００２７】（２）前記（１）によって、法面上で穴明
け等の作業を行なう場合、ワイヤー上下移動機構を作動
させてウインチのワイヤーの引張力が作業車本体の後方
への転倒を防止できるように作用させることができる。
したがって、作業車本体が法面に押し圧された状態とな
り、安全に作業を行なうことができる。
け等の作業を行なう場合、ワイヤー上下移動機構を作動
させてウインチのワイヤーの引張力が作業車本体の後方
への転倒を防止できるように作用させることができる。
したがって、作業車本体が法面に押し圧された状態とな
り、安全に作業を行なうことができる。
【００２８】（３）前記（１）によって、ワイヤー上下
移動機構を設置するだけでよいので、構造が簡単で、容
易に実施することができる。
移動機構を設置するだけでよいので、構造が簡単で、容
易に実施することができる。
【００２９】（４）請求項２も前記（１）〜（３）と同
様な効果が得られる。
様な効果が得られる。
【図１】本発明の第１の実施の形態の側面図。
【図２】本発明の第１の実施の形態の平面図。
【図３】本発明の第１の実施の形態の正面図。
【図４】本発明の第１の実施の形態のワイヤー上下移動
機構の説明図。
機構の説明図。
【図５】本発明の第１の実施の形態のワイヤーフェアリ
ーダーの正面図。
ーダーの正面図。
【図６】図５の６−６線に沿う断面図。
【図７】本発明の第１の実施の形態の転倒防止装置の説
明図。
明図。
【図８】本発明の第１の実施の形態の穴明け装置を示す
側面図。
側面図。
【図９】本発明の第１の実施の形態の穴明け装置を示す
平面図。
平面図。
【図１０】本発明の第１の実施の形態の走行状態の説明
図。
図。
【図１１】ワイヤー上下移動機構の作動状態の説明図。
【図１２】本発明の第１の実施の形態の穴明け装置を使
用する場合の説明図。
用する場合の説明図。
【図１３】本発明の第２の実施の形態の側面図。
【図１４】本発明の第２の実施の形態の平面図。
【図１５】本発明の第２の実施の形態のワイヤー上下移
動機構の説明図。
動機構の説明図。
【図１６】本発明の第３の実施の形態の側面図。
【図１７】本発明の第３の実施の形態の平面図。
【図１８】本発明の第３の実施の形態の正面図。
【図１９】本発明の第４の実施の形態の側面図。
【図２０】本発明の第４の実施の形態の平面図。
【図２１】本発明の第４の実施の形態の穴明け装置を使
用する場合の説明図。
用する場合の説明図。
【図２２】本発明の第５の実施の形態の側面図。
【図２３】本発明の第５の実施の形態の平面図。
【図２４】本発明の第５の実施の形態の走行状態の説明
図。
図。
１、１Ａ：作業車本体、 ２：法面、３：法枠、
４：車体、５：無限軌道、 ６：油圧
駆動装置、７：油圧ホース、 ８：モーター、
９：油圧ポンプ、 １０：油圧供給装置、１１：
ワイヤー上下移動機構、１２：ワイヤーフェアリーダー
支持体、１３：油圧シリンダー、 １４：ワイヤーフェ
アリーダー、１５：貫通孔、 １６：ベアリン
グ、１７：ワイヤー挿入孔、 １８：回転軸、１９：ワ
イヤーガイド部材、２０：ワイヤー、 ２１、２
２：ガイドローラ、２３：ウインチ、 ２４：固
定部材、２５：滑り落ち転倒防止装置、２６：転倒防止
バー、２７：転倒防止バー回動油圧シリンダー、２８：
回動機構、 ２９：枢支ピン、３０：支持アー
ム、 ３１：油圧シリンダー、３２：穴明け装置、
３３：支持片、３４：ガイドシェル、 ３５：
支持片、３６：枢支ピン、 ３７：油圧ドリフタ
ー、３８：回動油圧シリンダー、３９、３９Ａ、３９
Ｂ、３９Ｃ、３９Ｄ：法面作業車、４０：支持台、
４１：車輪、４２：ワイヤー係止具、 ４３：油
圧シリンダー、４４：傾斜機構、 ４５：荷台。
４：車体、５：無限軌道、 ６：油圧
駆動装置、７：油圧ホース、 ８：モーター、
９：油圧ポンプ、 １０：油圧供給装置、１１：
ワイヤー上下移動機構、１２：ワイヤーフェアリーダー
支持体、１３：油圧シリンダー、 １４：ワイヤーフェ
アリーダー、１５：貫通孔、 １６：ベアリン
グ、１７：ワイヤー挿入孔、 １８：回転軸、１９：ワ
イヤーガイド部材、２０：ワイヤー、 ２１、２
２：ガイドローラ、２３：ウインチ、 ２４：固
定部材、２５：滑り落ち転倒防止装置、２６：転倒防止
バー、２７：転倒防止バー回動油圧シリンダー、２８：
回動機構、 ２９：枢支ピン、３０：支持アー
ム、 ３１：油圧シリンダー、３２：穴明け装置、
３３：支持片、３４：ガイドシェル、 ３５：
支持片、３６：枢支ピン、 ３７：油圧ドリフタ
ー、３８：回動油圧シリンダー、３９、３９Ａ、３９
Ｂ、３９Ｃ、３９Ｄ：法面作業車、４０：支持台、
４１：車輪、４２：ワイヤー係止具、 ４３：油
圧シリンダー、４４：傾斜機構、 ４５：荷台。
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E21B 7/04
E02D 17/20
E21B 7/02
E02F 3/32
Claims (3)
- 【請求項１】 法面を走行することができる作業車本体
と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイヤー
フェアリーダーと、前記作業車本体を法面の上部より前
記ワイヤーフェアリーダーを介して吊り下げ状態で支持
することができるように取付けられたワイヤーを巻き取
ることができるウインチを用いた吊り下げ具と、前記作
業車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵抗と
ならない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤーが作
業車本体の後方への転倒を阻止できるように作用する部
位に位置させることができるワイヤー上下移動機構とか
らなることを特徴とする法面作業車。 - 【請求項２】 法面を走行することができる作業車本体
と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイヤー
フェアリーダーと、このワイヤーフェアリーダーを通過
させて法面上に係止させることができるワイヤーを巻き
取ることができるように該ワイヤーガイドローラの後方
の前記作業車本体に取付けられたウインチと、前記作業
車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵抗とな
らない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤーが作業
車本体の後方への転倒を阻止できるように作用する部位
に位置させることができる前記ワイヤーフェアリーダー
を上下移動させるワイヤー上下移動機構とからなること
を特徴とする法面作業車。 - 【請求項３】 法面を走行することができる作業車本体
と、この作業車本体の前方部位に取付けられたワイヤー
フェアリーダーと、このワイヤーフェアリーダーを通過
させて法面上に係止させることができるワイヤーを巻き
取ることができるように該ワイヤーガイドローラの後方
の前記作業車本体に取付けられたウインチと、前記作業
車本体の走行時には前記ワイヤーが大きな走行抵抗とな
らない部位に位置でき、作業部位では該ワイヤーが作業
車本体の後方への転倒を阻止できるように作用する部位
に位置させることができる前記ウインチを上下移動させ
るワイヤー移動機構とからなることを特徴とする法面作
業車。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP30684699A JP3499478B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 法面作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30684699A JP3499478B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 法面作業車 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001123784A JP2001123784A (ja) | 2001-05-08 |
| JP3499478B2 true JP3499478B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=17961967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30684699A Expired - Lifetime JP3499478B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 法面作業車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3499478B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019140884A1 (zh) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | 刘丹 | 交通工程施工护坡装置 |
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-
1999
- 1999-10-28 JP JP30684699A patent/JP3499478B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019140884A1 (zh) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | 刘丹 | 交通工程施工护坡装置 |
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| Publication number | Publication date |
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