JP3499422B2 - 普通形コンバイン - Google Patents

普通形コンバイン

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JP3499422B2 JP35430897A JP35430897A JP3499422B2 JP 3499422 B2 JP3499422 B2 JP 3499422B2 JP 35430897 A JP35430897 A JP 35430897A JP 35430897 A JP35430897 A JP 35430897A JP 3499422 B2 JP3499422 B2 JP 3499422B2
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章一 仲谷
義剛 福岡
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、刈取装置で刈り取
った穀稈をオーガーで寄せ集める刈取前処理部と、前記
オーガーで寄せ集めた穀稈を脱穀装置に搬送するフィー
ダーとを設け、前記フィーダーは穀稈搬送用の無端回動
コンベアを搬送ケース内に設けて構成してある普通形コ
ンバインに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、上記の普通形コンバインでは、特
開平9‐131118号公報に開示されているように、
無端回動コンベアにおける無端体はその上側の無端体部
分が前方に向かうように回動しており、この回動に伴っ
て搬送ケース内に前向きの風が生じて、前側のフィーダ
ー開口から吹き出やすくなっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、無端回動コンベアの回動に伴って生じる風で搬送ケ
ース内の塵埃が前側のフィーダー開口から吹き出て刈り
跡や刈取装置の周りに浮遊し、運転者が刈り高さ調節等
のために刈り跡や刈取装置の周りを観察するときに、そ
れらがよく見えないことがあった。 【0004】本発明の目的は、運転者側から刈り跡や刈
取装置の周りがよく見えるようにして、刈り高さ調節等
を適切に行うことができるようにする点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。 【0006】 〔構成〕 冒頭に記載した普通形コンバインにおいて、前記無端回
動コンベアの無端体を張り付勢するテンションローラ
と、前記搬送ケース内の空気を吸引してケース外に排出
する排塵ファンとを設け、前記テンションローラを周部
に複数の塵埃吸引口を備えた中空ドラムで構成し、前記
排塵ファンを前記搬送ケースの横側に設けて専用の駆動
部で駆動するとともに、前記排塵ファンの吸引口を前記
中空ドラムの端部側に連通させてその中空ドラムを介し
て前記搬送ケース内の空気を吸引排出するように構成し
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0007】〔作用〕 搬送ケース内の塵埃を排塵ファンで吸引して搬送ケース
の後方に排出するから、搬送ケース内の塵埃が前側の
フィーダー開口から吹き出るのを抑制できる。つまり排
塵ファンを作動させると、搬送ケース内の塵埃が空気と
ともに前記塵埃吸引口を通して中空ドラム内に吸引され
るとともに、中空ドラム内を通ってその端部側に吸引さ
れ、機体後方に排出される例えば、排塵ファンを搬送
ケースの一方の側壁側に設けて、搬送ケース内の空気を
前記一方の側壁に形成した開口から吸引して後方に排出
する構造では、搬送ケースの一方の側壁側の空気に比べ
て他方の側壁側の空気及び塵埃の吸引が不十 分になりや
すいが、請求項1の構成では、前記塵埃吸引口を例えば
中空ドラムの幅方向全体にわたって所定の間隔で設ける
ことで、空気及び塵埃を搬送ケース内の空間の幅全体に
わたる箇所から均一に吸引することができる。 【0008】 〔効果〕 従って、刈り跡や刈取装置の周りに塵埃が浮遊するのを
回避できて、運転者側から刈り跡や刈取装置の周りがよ
く見えるようになり、刈り高さ調節等を適切に行うこと
ができるようになった。刈り跡や刈取装置の周りに塵埃
が浮遊するのをより確実に回避できて、運転者側から刈
り跡や刈取装置の周りがよく見えるようになり、刈り高
さ調節等を適切に行うことができるようになった。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に普通形コンバインを示して
あり、この普通形コンバインは、左右一対のクローラ走
行装置1に支持させた走行機体2に脱穀装置3を搭載
し、刈取前処理部4と、刈取り穀稈搬送用のフィーダー
5とを一体に連結した状態で、フィーダー5の後端部を
走行機体2に横軸芯O周りに揺動自在に支持させ、キャ
ビン7をフィーダー5の右外方に位置する状態に走行機
体2に配備して構成してある。 【0019】前記刈取前処理部4は、植立穀稈を引起こ
しながら機体後方に掻込むリール10を、前処理フレー
ム18から延出した支持アーム16に支持させ、掻込ま
れた穀稈を刈取るバリカン型の刈取装置12を前処理フ
レーム18に設け、刈取った穀稈を刈り幅内の寄せ集め
箇所にその両横側から寄せ集めるオーガー13を前処理
フレーム18に設けて構成し、また前記フィーダー5
は、図2,図3,図4に示すように、オーガー13で寄
せ集めた穀稈を脱穀装置3の扱胴(図示せず)の始端側
に搬送する無端回動コンベア14を搬送ケース15内に
設け、この搬送ケース15内の空気を吸引して後方に排
出する専用駆動部を備えた排塵ファン6を設けて構成し
てある。 【0020】前記排塵ファン6とその周りの構造につい
て詳述すると、無端回動コンベア14の無端体としての
チェーンが巻回されるテンションローラ17を、周部に
多数の塵埃吸引口11を備えた中空ドラムで構成し、排
塵ファン6を搬送ケース15の左側に設けて、中空ドラ
ムの一端部側からその中空内の空気を吸引して後方に排
出可能に構成してある。 【0021】前記中空ドラムは内筒17Aと、この内筒
17Aに対して同芯状でベアリング29を介して相対回
転自在な外筒17Bとから成り(なお、内筒17A・外
筒17Bとも前記塵埃吸引口11を備えている)、内筒
17Aの両端部を、搬送ケース15の両側壁19の外面
摺動自在な支持板20に各別に貫通固着し、支持板2
0の下端側の折り曲げ部20aに設けた下向のガイド棒
21を、搬送ケース15の側壁19の下端側に設けた張
出しブラケット22の貫通孔に挿通させるとともに、前
記折り曲げ部20aと張出しブラケット22との間に、
支持板20を持ち上げ付勢するスプリング23を介在さ
せて、チェーン8にテンションを掛けるよう構成してあ
る。前記排塵ファン6はそのファンケース24内の空間
を前記内筒17Aの中空に連通させて、そのファンの作
動により、搬送ケース15内の空気を外筒17Bの塵埃
吸引口11を通して外筒17B内に吸引し、外筒17B
内の空気を内筒17Aの塵埃吸引口11を通して内筒1
7A内に吸引して、上記のように後方に排出可能に構成
してある。 【0022】
【図面の簡単な説明】 【図1】普通形コンバインの前部の側面図 【図2】フィーダーの縦断側面図 【図3】刈取前処理部の平面図 【図4】テンションローラ及び排塵ファンを示す縦断後
面図 【符号の説明】 3 脱穀装置 4 刈取前処理部 5 フィーダー 6 排塵ファン 12 刈取装置 13 オーガー 14 無端回動コンベア 15 搬送ケース 17 テンションローラ 27 動力伝達機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−100612(JP,A) 特開 平6−78622(JP,A) 実開 平6−15430(JP,U) 実開 昭60−168328(JP,U) 実開 平5−76231(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 61/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 刈取装置で刈り取った穀稈をオーガーで
    寄せ集める刈取前処理部と、前記オーガーで寄せ集めた
    穀稈を脱穀装置に搬送するフィーダーとを設け、前記フ
    ィーダーは穀稈搬送用の無端回動コンベアを搬送ケース
    内に設けて構成してある普通形コンバインであって、前記無端回動コンベアの無端体を張り付勢するテンショ
    ンローラと、前記搬送ケース内の空気を吸引してケース
    外に排出する排塵ファンとを設け、前記テンションロー
    ラを周部に複数の塵埃吸引口を備えた中空ドラムで構成
    し、前記排塵ファンを前記搬送ケースの横側に設けて専
    用の駆動部で駆動するとともに、前記排塵ファンの吸引
    口を前記中空ドラムの端部側に連通させてその中空ドラ
    ムを介して前記搬送ケース内の空気を吸引排出するよう
    に構成してある 普通形コンバイン。
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JP2014132911A (ja) * 2014-04-23 2014-07-24 Iseki & Co Ltd コンバイン
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JP2021083322A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 株式会社クボタ 収穫機

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