JP2907698B2 - 普通型コンバインのロークロップヘッダ構造 - Google Patents

普通型コンバインのロークロップヘッダ構造

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JP2907698B2 JP27140093A JP27140093A JP2907698B2 JP 2907698 B2 JP2907698 B2 JP 2907698B2 JP 27140093 A JP27140093 A JP 27140093A JP 27140093 A JP27140093 A JP 27140093A JP 2907698 B2 JP2907698 B2 JP 2907698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植立茎稈の各条毎に対
応する刈取装置、該刈取装置で刈り取られた刈取茎稈を
後方のオーガへ搬送する搬送装置、及び、接地体を備え
た刈取処理部を、個別に上下揺動昇降自在に構成した状
態で複数個左右に並設するとともに、前記刈取処理部
を、前記オーガと、そのオーガで寄せ集めた刈取茎稈を
後方の脱穀装置へ搬送する搬送コンベアとを備える搬送
部に横軸芯周りで上下揺動自在に支持した普通型コンバ
インのロークロップヘッダ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の普通型コンバインのロー
クロップヘッダ構造にあっては、例えば、特開平61‐
124312号公報に開示されているように、単に、そ
れぞれの刈取処理部を各別に昇降できるようにして、圃
場面における凹凸に各刈取処理部が個別に追従昇降でき
るようにしているに止っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、それぞれの刈取処理部におけ
る対地高さ検出用の接地体が地面に接しているので、圃
場での枕地で回行する際等において、その接地状態のま
まであると、地面の凹凸により刈取処理部がバウンドし
たり、接地体に無理な力が加わって接地体が破損する
れが高いものとなっていた。そのため、そのバウンド等
に対して刈取処理部の耐久性を高くするため刈取処理部
の取付支持構造等を補強する必要性がありコスト高等を
招来するものであった。本発明は、上記実情に鑑みてな
されたものであって、刈取処理部を回行走行時等におい
て不当にバウンドしないようにでき、かつその刈取処理
部の軽量化を図ることができる普通型コンバインのロー
クロップヘッダ構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる普通型コ
ンバインのロークロップヘッダ構造は、上記目的を達成
するために、植立茎稈の各条毎に対応する刈取装置、
刈取装置で刈り取られた刈取茎稈を後方のオーガへ搬送
する搬送装置、及び、接地体を備えた刈取処理部を、個
別に上下揺動昇降自在に構成した状態で複数個左右に並
設するとともに、前記刈取処理部を、前記オーガと、そ
のオーガで寄せ集めた刈取茎稈を後方の脱穀装置へ搬送
する搬送コンベアとを備える搬送部に横軸芯周りで上下
揺動自在に支持した普通型コンバインのロークロップヘ
ッダ構造において、前記各刈取処理部をそれぞれ個別に
上下動を許す状態で吊り下げ具を介して共通のアームに
吊り下げ支持するとともに、前記アームを駆動昇降自在
に構成してあることを特徴構成とする。かかる特徴構成
による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、例えば、圃場の枕地等においては、アー
ムを上昇させて、全刈取処理部を吊り上げることによ
り、全ての刈取処理部が地面に接しないようにして回行
走行できるので、刈取処理部が回行時に大きくバウンド
しないようにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、圃場の枕地の回行等のように、
比較的高速で走行する際に、単にアームを上昇させると
いう簡単な操作で、刈取処理部が大きくバウンドしない
ようにできるとともに、そのバウンドの影響を排除でき
ることにより、刈取処理部の軽量化等を図ることができ
る。又、刈取処理部を各別に地面に接しないよう上昇さ
せるものでないのでその各別に上昇させるための昇降機
構を多数設けなくて済みその点でも構造の簡素化が図
れ、コストを低減できる。さらにまた、搬送部を含めた
刈取前処理部の全体を上昇させるのではなく、搬送部に
対して横軸芯まわりで上下揺動自在に設けられている全
刈取処理部を持上げるものであるから、搬送部を含む刈
取前処理部の全体を上昇させる場合に比べて、搬送部で
の搬送途中の処理物に対する悪影響なく刈取前処理部を
持上げることができ、しかも、持上げのための駆動力も
少なくて済む利点がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、コンバインを示している。このコンバイ
ンは、左右一対のクローラ走行装置1,1に支持された
走行機体2に、脱穀装置3、穀粒貯留装置4、操縦部5
及び原動部等を搭載装備するとともに、後述する刈取処
理部としてのロークロップヘッダ6‥、オーガ7等を備
えた刈取前処理部8を横軸芯周りで昇降可能に走行機体
2の前部に装着して構成している。
【0008】刈取前処理部8は、図1乃至図3に示すよ
うに、左右に4つ並設した刈取処理部としてのロークロ
ップヘッダ6‥と、ロークロップヘッダ6‥で刈り取ら
れかつ後方に搬送された刈取穀稈を左右方向での一箇所
に寄せ集めて後方へ送り出すオーガ7と、オーガ7から
の刈取穀稈を脱穀装置3へ搬送する搬送コンベア9とを
配設して構成している。この搬送コンベア9及びオーガ
7はプラットホームフレーム10で支持されている。そ
して、各ロークロップヘッダ6‥は、プラットホームフ
レーム10の前端部に、横方向に沿う状態で架設される
伝動用回転支軸11から動力を取り出す状態で、各別に
設けられた伝動ケース12‥に刈取処理部用フレーム1
3を設けるとともに、この刈取処理部用フレーム13に
支持される状態で搬送装置としての左右一対の搬送用ベ
ルト14,15を、前後に長い搬送路を形成する状態
で、後方ほど上位となる傾斜姿勢に配設し、これら搬送
用ベルト14,15の前部がわの下方に位置する状態で
刈取装置としての円盤型回転カッタ16を配設してい
る。搬送用ベルト14,15や円盤型回転カッタ16
は、図4に示すように、伝動用回転支軸11より伝動ケ
ース12内の伝動機構及びチェーン伝動機構17を介し
て駆動力が伝達される。そして、伝動用回転支軸11へ
は前記コンベア9からチェーン伝動機構18を介して伝
動される。
【0009】そして、各刈取処理部6の各刈取処理部用
フレーム13の前後方向中間部に、横軸芯X周りで上下
揺動自在に接地体支持アーム19を取り付けるととも
に、この接地体支持アーム19の先端に接地体としての
接地輪20を設けている。接地体支持アーム19を昇降
操作して刈取処理部6の対地高さを変更するための電動
シリンダ21を前記刈取処理部用フレーム13と接地体
支持アーム19とにわたって架設している。さらに、プ
ラットホームフレーム10の左右側壁の上側部に横軸芯
P周りで上下揺動自在に支持された左右一対のアーム2
2,22を前方に延出した状態で取り付けている。この
アーム22,22の前端部は横向き棒体23を架設して
連結しているとともに、この横向き棒体23と、各刈取
処理部の接地体支持アーム19とに吊り下げ具としての
鎖24を設けている。そして、アーム22には、このア
ーム22を上下揺動操作するための昇降用油圧シリンダ
25を設けている。
【0010】上記構成により、各刈取処理部6‥は、接
地輪20で対地浮上状態で支持されるようにしていると
ともに、その状態でアーム22から垂下された状態での
前記鎖24が垂れた状態となるようにしている。これに
より、刈取走行時に地面の凹凸に追従して刈取処理部6
‥が前記伝動用回転支軸11の軸芯Q周りで昇降揺動で
きるようになっている。そして、刈取時に枕地に達した
ときには、アーム22を上昇操作することにより、全刈
取処理部6‥を鎖24で前記軸芯Q周りでの上昇揺動に
より持ち上げて対地的に接地輪20も浮上することにな
る。又、刈取走行時には、アーム22を下降させて、各
刈取処理部6を接地輪20で接地支持した状態にして、
植立茎稈としての穀稈を搬送用ベルト14,15の前端
部で挟持されるようにして、円盤型カッタ16で刈取処
理し、その刈り取られた刈取穀稈を両搬送用ベルト1
4,15で挟持した状態で後方に搬送していき、その搬
送用ベルト14,15の後端部からオーガ7に刈取穀稈
を放出することになる。
【0011】次に、搬送用ベルト14,15について説
明する。図5(イ),(ロ)に示すように、各搬送用ベ
ルト14,15は、成形された弾性樹脂製であって、そ
の形状は、これらベルトが相対向する面をなすベルトの
外周面に、刈取穀稈を挟持するための上下一対の先端ほ
ど前方に位置する姿勢の突起26‥をベルト周方向に所
定間隔おきに突設している。この突起構造により刈取穀
稈の姿勢の安定した搬送が行える。尚、図5(ロ)にお
ける27は、搬送用ベルト14,15の内周面がわにベ
ルト周方向に沿った条を成すように突設したプーリ案内
突起である。
【0012】本発明は次のように実施しても良い。 (イ)吊り下げ具を、長孔等の融通部を設けたロッドで
構成すること。 (ロ)接地体を橇状のもので構成すること。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部を示す側面図
【図2】刈取前処理部のロークロップヘッダ構造を示す
側面図
【図3】刈取前処理部のロークロップヘッダ構造を示す
平面図
【図4】刈取前処理部のロークロップヘッダ構造への伝
動構造を示す概略斜視図
【図5】搬送用ベルトを示す平面図(イ)と縦断正面図
(ロ)
【符号の説明】
3 脱穀装置 6 刈取処理部 9 搬送コンベア 14,15 搬送装置 16 刈取装置 20 接地体 22 アーム 24 吊り下げ具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/24 A01D 67/00 A01B 63/10 A01B 59/042

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立茎稈の各条毎に対応する刈取装置
    (16)、該刈取装置(16)で刈り取られた刈取茎稈
    を後方のオーガ(7)へ搬送する搬送装置(14),
    (15)、及び、接地体(20)を備えた刈取処理部
    (6)を、個別に上下揺動昇降自在に構成した状態で複
    数個左右に並設するとともに、前記刈取処理部(6)
    を、前記オーガ(7)と、そのオーガ(7)で寄せ集め
    た刈取茎稈を後方の脱穀装置(3)へ搬送する搬送コン
    ベア(9)とを備える搬送部に横軸芯(Q)周りで上下
    揺動自在に支持した普通型コンバインのロークロップヘ
    ッダ構造であって、前記各刈取処理部(6)をそれぞれ
    個別に上下動を許す状態で吊り下げ具(24)を介して
    共通のアーム(22)に吊り下げ支持するとともに、前
    記アーム(22)を駆動昇降自在に構成してある普通型
    コンバインのロークロップヘッダ構造。
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