JP3498699B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
部にかけての放熱を抑制してなる炊飯器に関するもので
ある。
の多くが自動化され、その工程も内鍋内の水に浸された
飯米が水を吸水する吸水工程、内鍋の加熱温度が急激に
上昇する炊き上げ工程、内鍋温度がほぼ100℃に維持
される沸騰維持工程、炊き上げ終了後のむらし工程及び
むらし工程後の保温工程と多岐にわたっており、飯米を
最も最適な状態に炊き上げるとともに、特に最近、炊き
上げた飯米の状態を長時間維持する保温制御も行われて
いる。
飯器本体aに内設した複数個のワークコイルbにより飯
米を入れた内鍋cを電磁誘導加熱により加熱し飯米を炊
き、又、保温時には、肩部を構成する肩部材dに設けた
肩ヒータ(第3図参照)等を発熱させ、この熱を肩ヒー
タにその外周縁部が接触する蓋eの下部に着脱自在に取
り付けられる放熱板fに伝え、その放熱板fを加熱する
ことにより内鍋c内の飯米を回りから均一に保温し、温
度むらなどによる部分的な結露を防止するようにしてい
る。
肩ヒータ等は、炊飯器底部に配設されるセンタセンサg
或いは図示しない室温センサ等のセンサによって炊飯器
内の温度が検知され、検知された温度に基づいて前記の
炊飯並びに保温制御が行われている。
器にとって炊飯器内からの熱の逃げは極力少ないほうが
よく、これまでにもいろいろな対策が提案されている。
には、図11にも示すように断熱材i等を設け上部への
熱の逃げを防止するものはあるが、蓋eの側部jないし
先端部kにかけてはスペース等の問題により格別の処理
を施したものはなく、又、炊飯器は蓋eを開閉すること
により飯米を出し入れするものだけに炊飯器本体aと蓋
eとの間を熱密閉することは難しく、いずれにしても図
11において矢印で示すように蓋の側部jから炊飯器本
体上部と蓋の先端部との間にかけての熱の逃げに対して
有効な対策を講じたものはなかった。 又、最近内鍋c
の上端開口部の左右に取手hを設け、内鍋cを取り出し
易くしたものが提案されているが、この取手hは炊飯器
本体aに内鍋cをセットした時には第3図に示すように
炊飯器本体上部に形成した凹陥部に収納されるようにな
っているため、炊飯器本体上部の肩部材d上に肩ヒータ
を配置したものにおいては、やはり第3図に示すように
その上部に肩ヒータを配置することができないため、こ
の部分を介しての熱の逃げが生じ易かった。
体上部と蓋の先端部との間にかけての熱の逃げは勿論、
取手付きの内鍋を用いるものにおいては特にその部分か
らの熱の逃げを低減する炊飯器を提供することである。
め、本願発明は以下の構成を採用する。
在にしてなる炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面に開
閉自在に取付けられる蓋を備え、前記蓋は外カバー、該
外カバーに固定される内カバー、更には前記外カバー及
び前記内カバー内に設けられる断熱材を有する炊飯器で
あって、前記蓋の内側に薄板状の放熱板を着脱自在に取
付け、前記放熱板の外周端部に外方に向かって固定面と
しての機能を有する第1段水平部及び該第1段水平部よ
り低い第2段水平部を順に設け、前記第1段水平部にス
カート状の遮熱部材の内端部を取付け、該遮熱部材の先
端部を前記第2段水平部の外方で且つより下方に延設す
ることを特徴とする炊飯器。
の蓋の側部から先端部にかけての熱の逃げを簡単な構成
により有効に低減し、これに伴い炊飯器本体上部付近に
位置する内鍋cの開口部に形成される絞り部近傍の温度
低下を抑制し、この絞り部近傍での結露を低減する。
鍋を着脱自在にしてなる炊飯器本体と、前記炊飯器本体
の上面に開閉自在に取付けられる蓋を有する炊飯器であ
って、前記炊飯器本体の肩部上面に前記内鍋取手が嵌入
可能な凹嵌部を形成し、前記凹嵌部を除いた前記肩部上
面に肩ヒータを設け、前記蓋の内側に放熱板を着脱自在
に取付けるとともに、前記凹嵌部の上方部のみに位置し
て前記放熱板の外周端部にスカート状の遮熱部材を設け
た構成。
の内鍋取手に対向する蓋の側部から先端部にかけての熱
の逃げを簡単な構成により有効に低減し、これに伴い炊
飯器本体上部付近に位置する内鍋cの開口部に形成され
る絞り部のうち取手が設けられる部分近傍の温度低下を
抑制し、この絞り部近傍での結露を低減する。
熱部材の外周端面と前記蓋の内周端面とを近接させ、前
記スカート状の遮熱部材の外面と前記蓋の内面との間で
断熱空間を形成した構成。
記遮熱部材のダブル作用により、炊飯時及び保温時の蓋
の側部から先端部にかけての熱の逃げを簡単な構成によ
り有効に低減し、これに伴い炊飯器本体上部付近に位置
する内鍋cの開口部に形成される絞り部近傍の温度低下
を抑制し、この絞り部近傍での結露を低減する。
熱部材の先端部を前記炊飯器上部の肩部材に近接させ、
前記スカート状の遮熱部材の内面と前記肩部材の上面と
の間で断熱空間を形成した構成。
記遮熱部材のダブル作用により、炊飯時及び保温時の蓋
の側部から先端部にかけて、並びに炊飯器本体上部と蓋
の先端周縁部との間からの熱の逃げを簡単な構成により
有効に低減するとともに、請求項3に引用されるもので
は遮熱部材と該遮熱部材の上下に形成される2つの断熱
空間のトリプル作用により熱の逃げを更に高め、これに
伴い炊飯器本体上部付近に位置する内鍋cの開口部に形
成される絞り部近傍の温度低下を抑制し、この絞り部近
傍での結露を低減する。
本願発明の1実施例であり、図1は炊飯器の全体断面
図、図2は要部拡大断面図、図3は炊飯器本体上部の拡
大斜視図、図4は遮熱部材を取り付けた放熱板の平面
図、図5は図4のA−A断面図を示し、炊飯器1は炊飯
器本体2及び蓋ユニット3から構成される。
成樹脂製の有底筒状の内ケース5と、該内ケース5を保
持する外装筐体である合成樹脂製の外ケース6から形成
され、前記両ケース5,6は、図示しないビス等の手段
によって結合されている。
底部から側面にかけてのコーナー部及び側面部にそれぞ
れワークコイルからなる底部コイル7a、コーナーコイ
ル7b及び側部コイル7cが配設され、それぞれ図示し
ない公知の制御装置により強弱による炊き込み加熱及び
保温加熱のための電流制御が行われるとともに、内ケー
ス5外周面の側面上方には、粘着テープ等によって取り
付けられる保温用ヒータ8が配設され、同じく前記制御
装置により保温時に通電制御される。なお、9は前記保
温ヒータの保温効率を高めるために、その外周上に設け
られた断熱材である。
台10上に配置されるとともに、該コイル台10の中央
部には、上下方向に貫通した貫通孔が設けられ、該貫通
孔には、内鍋4のセット状態を検知するリードスイッチ
及び内鍋4の温度を検知するサーミスタが内設されるセ
ンタセンサ11が設けられている。
内蔵され、内鍋4がセットされていない状態では、その
先端部が内ケース5の底部より上方に突出し、内鍋4が
セットされた状態では、内鍋4の底部外面に当接した状
態で下方に押し下げられ前記リードスイッチにより作動
状態になるが、内鍋4がセットされないと作動しない安
全装置を形成している。
a、7b、7cにより内部に誘起される渦電流によって
自己発熱が可能なステンレス鋼等の鉄系金属から形成さ
れ、その形状は、前記内ケース5とほぼ同形状の断面略
W形で、該内鍋4を前記内ケース5内にセットすること
により、前記センタセンサ11がオンし、前記コイル7
a、7b、7cに通電され、前記渦電流に起因したジュ
ール熱により内鍋4を加熱し、内部に入れた飯米等の内
容物をムラなく加熱し、効率よく炊きあげる。
たり絞り部4aが形成され、その頂部開口径を絞ること
により上部への熱の逃げである放熱ロスを低減してお
り、更に内鍋4の断面形状はほぼ円形で、且つその直径
上で相対向する上部開口端部には、それぞれ取手12、
12が設けられている。
する合成樹脂製のリング状で、且つ断面ほぼL字状の肩
部材13が設けられるとともに、該肩部材13は、肩部
材13に設けられる図示しない複数個の係止片或いは係
止孔と、前記内ケース5及び外ケース6に設けられる同
じく図示しない複数個の係止孔或いは係止片とで無理嵌
めされるという公知の固着手段により強固に固定され
る。
うに左右対称の位置に内鍋4の取手12の厚みとほぼ同
じ深さを有し、内鍋4の取手12が嵌入する凹陥部37
が形成されており、該凹陥部37内に内鍋4の取手12
を嵌入すると肩部材13上部と内鍋4の上端開口部との
高さがほぼ同一になるように設定されているとともに、
凹陥部37の外側面部13aは曲面形状とされ、内鍋収
納後に該内鍋を取手12を持って取り出す際取手12の
下に指を入れることができるためその取り出しが容易に
なる。
に配置される肩ヒータであり、閉蓋時蓋の内側に取り外
し自在に取り付けられる後記の放熱板を介して内鍋の上
部から飯米を加熱する。該肩ヒータ25は図3より明ら
かなように、内鍋4の取手12が嵌入する凹陥部37で
切れており、全体として2つの略半円弧状からなる。
蓋ユニットであり、外カバー14、内カバー15、断熱
材16及び放熱板18等からなるとともに、前記外カバ
ー14は、一体成形される合成樹脂製からなり蓋ユニッ
ト3の外周面を形成し、その内側では内カバー15を図
示しない複数個の係止孔と係止片とを無理嵌めするとい
う公知の固着手段により前記断熱材16を挟み込むこと
により強固に固定され、内鍋4の上部開口端上部への熱
の逃げを低減している。
ト19が着脱自在な嵌合孔17が設けられるとともに、
前記内カバー15の内側に設けられる放熱板18の中央
上部には、前記嵌合孔17に着脱自在な嵌合筒23がリ
ベット24をかしめることにより取り付けられており、
前記嵌合孔17内に前記嵌合筒23を装着することによ
り放熱板18は蓋ユニット3と一体的に連結される。又
前記放熱板18は、円盤状の薄板からなり内鍋4の開口
部を完全に覆う大きさからなり、閉蓋時にはその外周端
部が図3で示す略半円弧状の2つの肩ヒータ25、25
の上面に当接し、該肩ヒータ25、25により加熱さ
れ、内鍋4上部から効率的に飯米の炊飯及び保温を行
う。更に前記調圧ユニット19は、筒状のユニット本体
26,ユニット本体26内に配置されるボール弁20及
びユニット本体26上部を覆う調圧キャップ21等から
なり、前記ボール弁20は、内鍋4内の蒸気圧が所定値
以上になると押し上げられ、余分の蒸気を調圧キャップ
21に設けられる複数個の蒸気排出口22より外部に放
出する。
ねば溜まり27が形成されており、蒸気とともにユニッ
ト本体26内に導入されたおねばは、このおねば溜まり
27に溜まり、所定以上溜まると、その底部に配設され
たゴム状の排出弁29を押し開き、穴28より内鍋4内
に戻される。
合成樹脂製のヒンジ機構が設けられ、開蓋時に該蓋ユニ
ット3を取り外し可能に連結しており、蓋ユニット3を
取り外すことにより蓋の丸洗いを可能にしている。な
お、本願発明にとっては蓋は着脱自在でないものであっ
てもよい。
在であることは前述したとおりであるところ、前記蓋ユ
ニット3を形成する外カバー14と内カバー15とを一
体化する際、リング状の第1シールパッキン31がその
基端部に形成される突起31aを外カバー14の内面に
形成される凹部14cに係合した状態で一体的に狭持さ
れており、放熱板18を蓋ユニット3に装着すると、前
記第1シールパッキン31の先端部31bが放熱板18
の上面に当接し、内カバー15と放熱板18との間に断
熱空間S1を形成する。
逆U字状の窪み18aが形成され、その内面にはリング
状の第2シールパッキン32の基端部32aが嵌着して
おり、閉蓋時該第2シールパッキン32の先端部32b
は内鍋4の絞り部4aの頂部と当接し、内鍋4の内部を
密閉する。
は窪み18aより低い第1段水平部18b及びそれより
更に低い第2段水平部18cからなる階段状に形成さ
れ、閉蓋時前記第2段水平部18cの下面は図3で示す
肩ヒータ25の上面に当接するとともに、前記第1段水
平部18bの上面には遮熱部材30が配置される。
サルフォン等の樹脂、アルミ、ステンレス、セラミック
ス等の耐熱材から形成されるとともに、ほぼ水平な基端
部30aおよびほぼ垂直な先端部30bからなるスカー
ト状とされ、ほぼ水平な基端部30aを前記第1段水平
部18bの上面に載置し、リベット33でかしめ止めす
ることにより、遮熱部材30の取付を容易且つ確実にし
ている。その放熱板18の平面及び断面をそれぞれ図4
及び図5に示す。
bの外周面は、外カバー側部14bに続くほぼ垂直な外
カバー先端部14cの内周面に近接した状態で垂下さ
れ、その先端部は肩部材12の上面近傍にまで伸びてお
り、外カバー14と遮熱部材30と第1シールパッキン
31とで断熱空間S2を形成する(なお、第1シールパ
ッキン31がないものにおいては断熱空間S1とS2と
で1つの断熱空間を形成することになる。)とともに、
遮熱部材30と肩部材12との間にも断熱空間S3を形
成し、遮熱部材30,断熱空間S2及び断熱空間S3と
のトリプル効果で外カバー側部14b、外カバー先端部
14c並びに炊飯器本体上部と蓋の先端周縁部との間か
らの熱の逃げを効率的に低減する。
部30bの先端は肩部材12の上面近傍或いは外カバー
先端部14cの内周面近傍にまで伸びていなくても良
く、傾いていても、曲線形状であっても良く、少なくて
も蓋の側面近傍からの熱の逃げを低減するものであれば
その形状はどのようなものであっても良い。勿論前記遮
熱部材30のほぼ垂直な先端部30bの先端が肩部材1
2の上面近傍或いは外カバー先端部14cの内周面近傍
にまで伸びていないものでは断熱空間S2,S3が形成
されないことは言うまでもないが、先端部30bの先端
が肩部材12の上面近傍まで伸びてはいないが外カバー
先端部14cの内周面近傍にまで伸びているものでは断
熱空間S2が形成されることになり勿論それであっても
良い。 又、前記遮熱部材30は放熱板18と別体のも
のとして説明したが、放熱板18の外周端部を延長し、
その延長部を前記遮熱部材30の形状と同様な形状にし
て一体的に形成しても良い。
余裕がなく遮熱部材30の肉厚を大きくすると蓋の肉厚
を薄くするか或いは蓋の形状を大きくせざるを得ないた
め、実施例のものでは遮熱部材30の肉厚を蓋の肉厚よ
り薄くしてあるが、その逆であっても構わない。又遮熱
部材30を配置する空間はあまり余裕がないことに鑑
み、遮熱部材30は肩部材12より外側にはみ出すとそ
れだけ蓋を大きくせざるを得ないため、肩部材12の外
周端より内側に設ける。
他の実施例であり、図6は放熱板の平面図。図7は図6
のB−B断面図。図8は更に他の実施例の放熱板の平面
図。図9は図8のC−C断面図を示す。この実施例のも
のは遮熱部材以外は実施例1のものと同じであり、その
箇所に相当する図番も同じものを採用しているのでその
部分についての詳細は実施例1のものを代用する。
設けた炊飯器に適用可能なものであり、内鍋4に取手1
2を設けた炊飯器では図3に示すように取手12が嵌合
する凹陥部37には肩ヒータ25を配置することができ
ないため、その凹陥部37の上部を覆うようなスカート
状の遮熱部材30を放熱板18の左右に取り付けたもの
であり、要は図4,図5の放熱板18の全周に配置する
ものを凹陥部37の範囲だけ残しその他は切除したもの
である。
央部に形成される嵌合孔17に嵌合筒23を介してどの
角度位置においても着脱自在にされているため、図4,
図5のものではどの角度位置で装着しても支障はなかっ
たが、この実施例のものでは遮熱部材30が凹陥部37
の上部にこなければ意味がなく、そのための位置決め手
段が設けられている。
られる嵌合筒23の内壁に上下に亘って突起40が設け
られ、又この嵌合筒23内に嵌入する調圧ユニット19
のユニット本体26に前記突起40が嵌合する図示しな
い溝が設けられており、突起40にこの溝を嵌合するこ
とにより放熱板18を蓋ユニット3内に挿入した時常に
前記遮熱部材30が前記凹陥部37上にくるようにされ
る。
り、遮熱部材30を必要最小限で使用することができコ
ストの低減になるとともに、特に肩ヒータ25のない肩
部材13の部分を集中的に保護することにより図4,図
5のものと比べても遮熱効果に遜色のないものが得られ
る。
いると図2で示した断熱空間S2は形成できないことに
なるため、その欠点を補うものが図8及び図9に示すも
のである。
両側部及び円弧状の基端部上にそれぞれリブ41,42
を設けたものであり、これらリブ41,42により蓋と
遮熱部材30との間に断熱空間S2を形成し、遮熱効果
をより向上させるものである。
り、遮熱部材30の先端部30bは図2のものがほぼ垂
直状になっているのに対し、傾斜状に形成したものであ
り、このように形成することにより蓋と遮熱部材30と
の間に形成される断熱空間S2の容積を増大させること
ができ遮熱効果をより向上させることができるものであ
る。この形状のものを図6及び図7のものとして適用す
る場合には、図8及び図9に示すようなリブ41,42
を用いなくても良いが、断熱空間S2を形成するには勿
論必要になる。
実施例1のものと同様に前記遮熱部材30のほぼ垂直な
先端部30bの先端は肩部材12の上面近傍或いは外カ
バー先端部14cの内周面近傍にまで伸びていなくても
良く、傾いていても、曲線形状であっても良く、少なく
ても蓋の側面近傍からの熱の逃げを低減するものであれ
ばその形状はどのようなものであっても良い。勿論前記
遮熱部材30のほぼ垂直な先端部30bの先端が肩部材
12の上面近傍或いは外カバー先端部14cの内周面近
傍にまで伸びていないものでは断熱空間S2,S3が形
成されないことは言うまでもないが、先端部30bの先
端が肩部材12の上面近傍まで伸びてはいないが外カバ
ー先端部14cの内周面近傍にまで伸びているものでは
断熱空間S2が形成されることになり勿論それであって
も良い。 又、前記遮熱部材30は放熱板18と別体の
ものとして説明したが、放熱板18の外周端部を延長
し、その延長部を前記遮熱部材30の形状と同様な形状
にして一体的に形成しても良い。
余裕がなく遮熱部材30の肉厚を大きくすると蓋の肉厚
を薄くするか或いは蓋の形状を大きくせざるを得ないた
め、実施例のものでは遮熱部材30の肉厚を蓋の肉厚よ
り薄くしてあるが、その逆であっても構わない。又遮熱
部材30を配置する空間はあまり余裕がないことに鑑
み、遮熱部材30は肩部材12より外側にはみ出すとそ
れだけ蓋を大きくせざるを得ないため、肩部材12の外
周端より内側に設ける。
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能であることは勿論である。
在にしてなる炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面に開
閉自在に取付けられる蓋を有する炊飯器であって、前記
蓋の内側に放熱板を着脱自在に取付けるとともに、前記
放熱板の外周端部にスカート状の遮熱部材を設けること
により、炊飯時及び保温時の蓋の側部から先端部にかけ
ての熱の逃げを簡単な構成により有効に低減することが
できるとともに、その分消費電力の使用を低減できる。
更に炊飯器本体上部付近に位置する内鍋cの開口部に形
成される絞り部近傍の温度低下を抑制することができる
ため、この絞り部近傍での結露を低減することができ
る。
を着脱自在にしてなる炊飯器本体と、前記炊飯器本体の
上面に開閉自在に取付けられる蓋を有する炊飯器であっ
て、前記蓋の内側に放熱板を着脱自在に取付けるととも
に、前記内鍋取手の上方部に位置する前記放熱板の外周
端部にスカート状の遮熱部材を設けることにより、炊飯
時及び保温時の内鍋取手に対向する蓋の側部から先端部
にかけての熱の逃げを簡単な構成により有効に低減する
ことができるとともに、その分消費電力の使用を低減で
きる。更に炊飯器本体上部付近に位置する内鍋cの開口
部に形成される絞り部のうち取手が設けられる部分近傍
の温度低下を抑制することができるため、この絞り部近
傍での結露を低減することができる。
熱部材の外周端面と前記蓋の内周端面とを近接させ、前
記スカート状の遮熱部材の外面と前記蓋の内面との間で
断熱空間を形成することにより、前記断熱空間と前記遮
熱部材のダブル作用により、炊飯時及び保温時の蓋の側
部から先端部にかけての熱の逃げを簡単な構成により有
効に低減することができるとともに、その分消費電力の
使用を低減できる。更に炊飯器本体上部付近に位置する
内鍋cの開口部に形成される絞り部近傍の温度低下を抑
制することができるため、この絞り部近傍での結露を低
減することができる。
熱部材の先端部を前記炊飯器上部の肩部材に近接させ、
前記スカート状の遮熱部材の内面と前記肩部材の上面と
の間で断熱空間を形成することにより、前記断熱空間と
前記遮熱部材のダブル作用により、炊飯時及び保温時の
蓋の側部から先端部にかけて、並びに炊飯器本体上部と
蓋の先端周縁部との間からの熱の逃げを簡単な構成によ
り有効に低減することができるとともに、請求項3に引
用されるものでは遮熱部材と該遮熱部材の上下に形成さ
れる2つの断熱空間のトリプル作用により熱の逃げを更
に高めることができ、その分消費電力の使用を低減でき
る。更に炊飯器本体上部付近に位置する内鍋cの開口部
に形成される絞り部近傍の温度低下を抑制することがで
きるため、この絞り部近傍での結露を低減することがで
きる。
図。
放熱板の平面図。
例の放熱板の平面図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 内鍋を着脱自在にしてなる炊飯器本体
と、前記炊飯器本体の上面に開閉自在に取付けられる蓋
を備え、前記蓋は外カバー、該外カバーに固定される内
カバー、更には前記外カバー及び前記内カバー内に設け
られる断熱材を有する炊飯器であって、前記蓋の内側に
薄板状の放熱板を着脱自在に取付け、前記放熱板の外周
端部に外方に向かって固定面としての機能を有する第1
段水平部及び該第1段水平部より低い第2段水平部を順
に設け、前記第1段水平部にスカート状の遮熱部材の内
端部を取付け、該遮熱部材の先端部を前記第2段水平部
の外方で且つより下方に延設することを特徴とする炊飯
器。 - 【請求項2】 取手付きの内鍋を着脱自在にしてなる炊
飯器本体と、前記炊飯器本体の上面に開閉自在に取付け
られる蓋を有する炊飯器であって、前記炊飯器本体の肩
部上面に前記内鍋取手が嵌入可能な凹嵌部を形成し、前
記凹嵌部を除いた前記肩部上面に肩ヒータを設け、前記
蓋の内側に放熱板を着脱自在に取付けるとともに、前記
凹嵌部の上方部のみに位置して前記放熱板の外周端部に
スカート状の遮熱部材を設けたことを特徴とする炊飯
器。 - 【請求項3】 前記スカート状の遮熱部材の外周端面と
前記蓋の内周端面とを近接させ、前記スカート状の遮熱
部材の外面と前記蓋の内面との間で断熱空間を形成した
ことを特徴とする請求項1,2記載の炊飯器。 - 【請求項4】 前記スカート状の遮熱部材の先端部を前
記炊飯器上部の肩部材に近接させ、前記スカート状の遮
熱部材の内面と前記肩部材の上面との間で断熱空間を形
成したことを特徴とする請求項1ないし3記載の炊飯
器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000344637A JP3498699B2 (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 炊飯器 |
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---|---|
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