JP3489402B2 - 自動預金支払装置 - Google Patents

自動預金支払装置

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JP3489402B2
JP3489402B2 JP21042897A JP21042897A JP3489402B2 JP 3489402 B2 JP3489402 B2 JP 3489402B2 JP 21042897 A JP21042897 A JP 21042897A JP 21042897 A JP21042897 A JP 21042897A JP 3489402 B2 JP3489402 B2 JP 3489402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の自動化コ
ーナーに設置される自動預金支払装置に係り、特に、顧
客に対する表示装置を有し、該表示装置の画面に表示さ
れる指示に従って、顧客が、預金、払戻又は振込等の取
引処理を行えるように構成された自動預金支払装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動預金支払装置は、預金、支払
及び振込等の本来の取引機能の他に、表示装置を利用し
て、顧客に新しい金融商品の宣伝等の情報を提供する機
能を有するものがある。しかし、従来技術による情報の
提供は、顧客の待ち時間すなわち自動預金支払装置のホ
ストコンピュータとの交信中や取引処理中の時間帯に行
われていた。
【0003】一方、金融機関は、窓口の省力化のため、
窓口業務の自動化コーナーへのシフトを積極的に進め
た。そのため自動化コーナーの自動預金支払装置は、現
金の預金及び支払等の業務をスピーディに処理する必要
に迫られ、預金、払戻及び振込等の処理並びにそのメカ
ニズム動作、画面表示の移り変わり、並びにホストコン
ピュータとの交信等の処理においてますます高速化さ
れ、高い処理効率が追求されてきた。
【0004】以下に、自動預金支払装置において、前記
のホストコンピュータとの交信時間に、顧客に対して宣
伝情報等を表示する従来例について説明する。図14
は、従来例の構成を示す機能ブロック図である。図15
は、従来装置において顧客が預金の払戻(自動預金支払
装置における支払処理)を行う場合の処理フローを示す
図(1)である。図16は、従来の処理フローを示す図
(2)で、特に宣伝情報等の画面の表示処理の手順を示
す。又、図17は、ホストコンピュータとの交信時間
に、表示装置に表示される宣伝画面の一例を示す。
【0005】図14において、110は銀行等でそのグ
ループ全体のオンライン・ネットワークを制御・統括す
るホストコンピュータ、111は自動預金支払装置全体
を制御する主制御部、120はこれら両者間のデータの
通信を制御する回線制御部である。
【0006】102は液晶パネル又はCRT等で構成さ
れた表示装置、103は該表示装置の前面に設置された
タッチパネルである。同図においては、これら102及
び103は、顧客操作部95を構成するものとして、後
述の、顧客が希望する取引の操作を行うタッチパネル及
び顧客に対する宣伝情報等を表示する表示装置とが一体
に示してある。
【0007】図15の処理フローの「取引種別選択」の
ステップで、表示装置102には、取引種別として、
「預金」「お引き出し」「振込」等が、表示されてい
る。その中から、顧客が例えば「お引き出し」をタッチ
パネル103により選択すると、主制御部111の制御
により、図15の「カード挿入」のステップに移り、表
示装置は、顧客にカード挿入の指示を表示する。91
は、挿入された顧客のカードを受入れ、カードの磁気ス
トライプから、暗証番号、口座番号等の情報を読み取る
カード読取・制御部である。 顧客が、カードを挿入
し、カード挿入が検知されると、主制御部111の制御
により、図15の「通帳挿入」ステップに進み、表示装
置は、通帳挿入の指示を表示する。92は、顧客が挿入
した通帳を受入れ、通帳の磁気ストライプ部の口座番
号、口座名義人の氏名及び年齢等の情報を読み取るとと
もに、通帳又は取引控えの伝票に取引内容や残高等の結
果を印字する、通帳制御・プリンタ部である。
【0008】顧客が通帳を挿入し、通帳挿入が検知され
ると、主制御部111の制御により、図15の「暗証番
号入力」ステップとなり、表示装置は、顧客に暗証番号
入力の指示を表示する。顧客が、顧客操作部95の顧客
操作制御部96の制御の下で、タッチパネル103又は
図示してない数字キーにより暗証番号を入力すると、主
制御部111の制御により、先にカードから読み取った
暗証番号と照合するか、又はセンターのホストコンピュ
ータのファイルに記録してある暗証番号と照合する。同
時に、図15の「払戻金額入力」のステップに移り、顧
客に払戻金額の入力の指示が表示装置に表示される。
【0009】顧客が、顧客操作部95の顧客操作制御部
96の制御の下で、タッチパネル103又は図示してな
い数字キーにより払戻金額を入力すると、図15の「顧
客入力処理」が終了し、主制御部111の制御により、
自動預金支払装置は、次のステップ「ホストコンピュー
タとの交信」に入る。
【0010】主制御部111の制御の下で、回線制御部
120は、自動預金支払装置をホストコンピュータと接
続する。ホストコンピュータとの交信では、自動預金支
払装置からは、取引種別の払戻、口座番号、口座名義人
の氏名、払戻金額等の情報が送信される。ホストコンピ
ュータから自動預金支払装置へは、残高等、通帳に記帳
すべき内容の情報が送信されて来る。
【0011】このホストコンピュータとの交信の時間帯
は顧客はただ待つだけなので、この時間に空いている表
示装置を利用して新金融商品の宣伝とか顧客に対応した
サービスの宣伝等を呼びかけることが行われる。例え
ば、図17に示すように、60才代に近い顧客に対して
は、その名前を表示して年金自動受取りサービスの利用
等を呼びかけたりしている。
【0012】上記のホストコンピュータとの交信時間に
おける、宣伝情報の表示制御は、次の手順で行われる。
図14の顧客操作部95内の、顧客操作制御部96が、
主制御部111の制御の下で、タッチパネル103の制
御の他、表示制御部97をも制御する。表示制御部97
は、表示処理を制御するが、特に、データテーブル98
を直接制御する。
【0013】データテーブル98は、図示してないフロ
ッピーディスク等の記憶媒体から入力された顧客向けの
メッセージや、図形等のデータを、複数組記憶してい
る。この中に、例えば、前記の年金自動受取サービス利
用の呼掛け等のメッセージのデータを記憶している。
【0014】メッセージ・図形記憶部99は、データテ
ーブル98から表示制御部97の制御により選択され
た、一つのメッセージ・図形に関するデータを記憶す
る。文字・図形パターン記憶部100は、表示に使用さ
れる文字や図形のパターンを予め記憶している。
【0015】表示記憶部101は、メッセージ・図形記
憶部99に記憶され、表示すべく選択された特定のメッ
セージ・図形のデータに対応する文字・図形のパターン
を、文字・図形パターン記憶部100から取り込み、そ
れを保持する。この表示記憶部101に保持された文字
や図形のパターンが、データテーブル98から選択され
た、上記の特定のメッセージ・図形の形で、表示装置1
02に表示される。
【0016】表示されるメッセージ等が、データテーブ
ル98から表示制御部97の制御により選択される手順
を説明する。図16は、例えば、宣伝情報として、年金
自動受取サービスと、新金融商品の宣伝との2組を用意
している場合である。
【0017】顧客入力処理の終了により、主制御部11
1は、顧客操作制御部96を介して表示制御部97を制
御し、表示処理に入る。図16のフローのステップ12
1に示す如く、先に通帳から読み取った顧客情報にもと
ずいて、(1)顧客年齢は58才〜60才か、を判定す
る。これがNOならば、ステップ124及び125に進
み、新金融商品の宣伝が選択されるようデータテーブル
98を制御し、ステップ126で、対応するメッセージ
・図形のデータを、メッセージ・図形記憶部99に移
す。
【0018】次に、上記の判定がYESの場合は、ステ
ップ122の如く、(2)既に年金自動受取してるか、に
ついてチェックする。ここでYESならば、この場合
も、新金融商品の宣伝となる。これがNOならば、ステ
ップ123及び125に進み、年金自動受取サービスの
宣伝を選択するようデータテーブル98を制御し、ステ
ップ126で、対応するメッセージ・図形のデータをメ
ッセージ・図形記憶部99に移す。
【0019】ステップ127で、メッセージ・図形記憶
部99に記憶され、表示すべく選択された上記のメッセ
ージ・図形のデータに対応する文字・図形のパターン
を、表示記憶部101が、文字・図形パターン記憶部1
00から取り込み、それを保持する。次にステップ12
8で、この表示記憶部101に保持された文字や図形の
パターンが、データテーブル98から表示制御部97の
制御により選択された、前記のメッセージ・図形の形
で、表示装置102に表示される。
【0020】ホストコンピュータとの交信終了により、
表示は終了し再び払戻処理に戻る。ホストコンピュータ
とデータのやり取りが終了すると、通帳への記帳の印字
が行われる。この印字終了までの時間が、図15のフロ
ーにおける「ホストコンピュータとの交信」の時間であ
る。通常、記帳量は少ない故、高速化された自動預金支
払装置においてはこの時間は、極めて短い。また、顧客
が通帳を持たずに来店する場合も多く、この場合には、
上記の時間は更に短い。
【0021】図16のフローで表示が終わり、図15に
おいて払戻の処理に戻ると、主制御部111の制御によ
り、表示装置には、顧客にカードを取るように指示が表
示される。顧客がカードを抜き取ると、続いて通帳抜取
りの指示が表示装置に表示される。顧客が、通帳を抜き
取ると、最後に払戻金の受取の指示が、表示装置に表示
される。
【0022】図14において、93は、紙幣投入・排出
部、また94は、硬貨投入・排出部である。払戻金額
が、紙幣のみの場合は、紙幣投入・排出部93のみが作
動し、硬貨を含む場合には、硬貨投入・排出部94も作
動する。顧客が、払戻金額に相当する現金を抜き取る
と、紙幣投入・排出部93又は硬貨投入・排出部94は
閉じられ、払戻処理はすべて終了する。図15のフロー
において、自動預金支払装置は、次の顧客待ちの状態に
戻る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】自動預金支払装置が高
速化され、その処理効率が高くなったことに伴って、前
記の自動預金支払装置のホストコンピュータとの交信時
間や取引処理時間は、近年ますます短縮され、顧客の待
ち時間は短くて済むようになっている。そのため、顧客
の待ち時間を利用する情報の提供は、短い時間に圧縮さ
れて来ている。
【0024】例えば、ホストコンピュータとの交信時間
は、ホストコンピュータの性能の向上及び通信速度の向
上とにより、通帳印字を行わない場合には、2〜3秒に
過ぎない。このような時間的制約から、顧客に関心が持
たれるような種類の情報を、顧客に理解されやすい形で
伝えるためには、必ずしも十分な情報提供は行えなくな
った。
【0025】一方、窓口業務の自動化コーナーへのシフ
トが進められた結果、金融機関に来店する顧客は、自動
化コーナーで単に現金の預金又は払戻等を行う為だけの
人が大半になった。そのため、窓口の担当者と顧客とが
接する機会が減少してきた。
【0026】上記の窓口担当者と顧客との接点の減少
は、新たな顧客の獲得や預金額の拡大あるいは独自サー
ビスの展開等を図ろうとする金融機関等にとって、解決
しなければならない重要な問題になってきた。
【0027】上記のように、(1)顧客の待ち時間を利用
する情報の提供が、短い時間に圧縮され、十分な情報提
供が行えないこと。(2)自動化コーナーへの顧客のシフ
トによる窓口担当者と顧客との接点の減少が、新たな顧
客の獲得や預金額の拡大あるいは独自サービスの展開等
を図ろうとする金融機関等にとって、解決しなければな
らない重要な問題になってきたこと。の二点を考慮し
て、一定時間継続する情報提供を一律に行う考え方があ
る。
【0028】しかし、一定時間継続する情報提供を一律
に行うと、もともと自動預金支払装置が有している処理
の高速性も、処理効率が高い点も、損なわれてしまうこ
とになる。更には、大半の顧客が持っているであろうと
思われる、預金あるいは支払等の用件を早く済ませたい
と言う心理をも損なうことにもなり兼ねない。
【0029】従って、本発明が解決しようとする課題
は、顧客への情報の提供を、従来のように顧客の待ち時
間の範囲で行うのではなく、自動預金支払装置の高速性
および高い処理効率を損なわない範囲で、効果的な情報
提供を行うにはどのような手段を講じればよいかと言う
点にある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明では、少なくとも顧客への情報
を表示する表示手段及び取引内容に対応する操作入力を
行う操作部とを有する自動預金支払装置を使用し、この
自動預金支払装置に対する顧客混雑度に応じて、一取引
当たりの延長可能時間を決定し、取引処理所要時間外の
時間帯で、該延長可能時間の範囲内において、顧客との
コミュニケーションを行っている。
【0031】更に、前記の課題を解決するため、請求項
2に記載の発明では、上記請求項1記載の発明における
自動預金支払装置が、顧客列の長さの監視手段を備え、
該顧客列の長さの監視手段により検知された顧客列の長
さによって、前記顧客混雑度を決定している。
【0032】更に、前記の課題を解決するため、請求項
3に記載の発明では、前記請求項1記載の発明における
自動預金支払装置が、顧客処理間隔監視手段を備え、該
顧客処理間隔監視手段により検知された顧客処理間隔に
よって、前記顧客混雑度を決定している。
【0033】更に、前記の課題を解決するため、請求項
4に記載の発明では、前記請求項1記載の発明における
自動預金支払装置が、顧客列の長さの監視手段および顧
客処理間隔監視手段を備え、該顧客列の長さの監視手段
により検知された顧客列の長さおよび該顧客処理間隔監
視手段により検知された顧客処理間隔とから、前記顧客
混雑度を決定している。
【0034】更に、前記の課題を解決するため、請求項
5に記載の発明では、前記請求項1、2、3又は4にそ
れぞれ記載の発明における自動預金支払装置が、所定期
間の目標処理件数の設定手段および該所定期間における
現時点までの処理済件数の計数手段とを備え、該所定期
間の目標処理件数および該現時点までの処理済件数とか
ら、一取引当たりの延長余裕時間を算出し、該一取引当
たりの延長余裕時間の範囲内で、実際の一取引当たりの
延長可能時間を決定している。
【0035】更に、前記の課題を解決するため、請求項
6に記載の発明では、前記請求項1、2、3、4又は5
にそれぞれ記載の発明における自動預金支払装置が、コ
ミュニケーションカットの入力手段を備え、前記コミュ
ニケーション実施時に、顧客による該コミュニケーショ
ンカットの入力手段の操作により、該コミュニケーショ
ンは中止され、該コミュニケーションが、取引処理開始
前の場合には、直ちに取引処理に移行し、該コミュニケ
ーションが、取引処理終了後の場合には、次の顧客待ち
の状態に移行するように構成されている。
【0036】更に、前記の課題を解決するため、請求項
7に記載の発明では、前記請求項1、2、3、4、5又
は6にそれぞれ記載の発明における自動預金支払装置
が、該自動預金支払装置から顧客が離れたか否かを検知
する顧客センサーを備え、前記コミュニケーション実施
時に顧客が該自動預金支払装置から離れた場合には、該
顧客センサーの検知により該コミュニケーションを中止
し、次の顧客待ち状態に移行するように構成されてい
る。
【0037】又更に、前記の課題を解決するため、請求
項8に記載の発明では、前記請求項1、2、3、4、
5、6又は7にそれぞれ記載の発明における自動預金支
払装置が、前記表示手段に表示された顧客への情報に対
する顧客の回答を入力する手段を備え、該自動預金支払
装置と顧客との双方向コミュニケーションを行えるよう
にしてある。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、自動預金支払装置の外観
の一例を示す斜視図である。図2は、本発明実施例の機
能ブロック図である。図3は、本発明実施例の処理フロ
ー図(1ー1)で、特に処理手順の全体像の初頭部分を
示している。図4は、本発明実施例の処理フロー図(1
ー2)で、特に処理手順の全体像の中間部分を示してい
る。図5は、本発明実施例の処理フロー図(1ー3)
で、特に処理手順の全体像の最終部分を示している。な
お、図3と図4とは、X1 及びY1点にて接続されてお
り、図4と図5とは、X2 及びY2点にて接続されてい
る。図6は、本発明実施例の処理フロー図(2)で、特
に取引延長可能時間決定の処理フローの一例を示してい
る。図7は、本発明実施例における顧客の列監視例を示
す図である。図8は、本発明実施例の処理フロー図(3
ー1)で、特にプレコミュニケーション用コンテンツの
表示処理フローを示す。図9は、本発明実施例の処理フ
ロー図(3ー2)で、特にアフターコミュニケーション
用コンテンツの表示処理フローを示す。図10は、本発
明実施例の処理フロー図(4)で、特に取引延長余裕時
間を算出する手順を示すものである。図11は、本発明
実施例によるコミュニケーション表示画面の一例を示す
図(1)である。図12は、本発明実施例によるコミュ
ニケーション表示画面の一例を示す図(2)である。
又、図13は、本発明実施例によるコミュニケーション
表示画面の第二の例を示す図である。
【0039】図1において、1は自動預金支払装置の本
体、2は顧客センサー、また3は、顧客操作部である。
顧客操作部3には、表示装置が設置され、その前面にタ
ッチパネルが装着されている。4は、カード挿入・排出
口を示し、5は、通帳挿入・排出口である。6は、紙幣
投入・排出口で、7は、硬貨投入・排出口を示す。
【0040】これらの動作は、後述のように、顧客によ
る前記の取引種別の選択に応じて、顧客操作部3の表示
装置に指示される手順に従って、顧客がタッチパネルを
操作することにより進められる。
【0041】図2において、10は銀行等でそのグルー
プ全体のオンライン・ネットワークを制御・統括するホ
ストコンピュータ、11は自動預金支払装置全体を制御
する主制御部、19はこれら両者間のデータの通信を制
御する回線制御部である。
【0042】12は、顧客操作部で、図1の3に対応
し、ここに表示装置及びタッチパネルが設置されている
ことは、前述のとおりである。17が液晶パネル又はC
RT等で構成された表示装置、18が該表示装置の前面
に設置されたタッチパネルである。27は、後述のコミ
ュニケーション時に、表示装置17上にタッチパネルと
して表示されるコミュニケーションカットキーを表して
いる。28は、顧客操作制御部で、タッチパネル18か
らの入力情報を主制御部11に伝達すると同時に、表示
制御部29を制御する。30は、コンテンツ・データ・
テーブルで、コミュニケーション用のコンテンツを、デ
ータとして蓄積している。31は、メッセージ図形記憶
部で、コンテンツ・データ・テーブル30に蓄積してあ
る複数のコンテンツの中の一つを記憶する。32は、文
字図形パターン記憶部で、予めコミュニケーション用コ
ンテンツに使用される文字や図形のパターンを保有して
いる記憶装置である。33は、表示記憶部で、表示装置
17に表示すべきコンテンツを記憶するものである。
【0043】図2の21は、顧客センサーで、図1の顧
客センサー2に対応する。22は、顧客の列監視センサ
ーで、本発明のコミュニケーションのための延長可能時
間を決定する顧客混雑度の情報源の一つである。20
は、これらセンサーを制御するセンサー制御部である。
23は、処理済件数の計数部で、所定期間の顧客の取引
処理の件数を計数し、記憶している。24は、顧客処理
間隔監視部で、一人の顧客から次の顧客までの時間間隔
を計数し、記憶するもので、これも上記の顧客混雑度の
情報源となる。26は、目標処理件数の設定部で、所定
期間における処理件数の目標値を設定しておく記憶装置
である。25は、延長時間判断部で、後述の如く、顧客
とのコミュニケーションの時間を決定する機能を有す
る。
【0044】図2の13は、カード制御部で、図1の4
のカード挿入・排出口に対応し、後述の如く顧客がカー
ドを挿入する場合及びカード処理終了後に該カードを排
出する時の制御を行う。14は、通帳制御・プリンタ部
で、図1の5で示す通帳挿入・排出口に対応し、後述の
如く顧客が通帳を挿入する場合及び通帳への記帳が終わ
って、該通帳を排出する場合に、これを制御するもので
ある。15は、紙幣投入・排出部で、図1の6、紙幣投
入・排出口に対応し、後述の如く顧客が、その取引に応
じた金額の紙幣を投入する場合或いは紙幣が排出される
蓋の開閉及び金額の出し入れをチェックするものであ
る。16は、硬貨投入・排出部で、図1の7の硬貨投入
・排出口に対応し、取引に応じて上記の如く紙幣が投入
・排出される場合と同様の機能を有する。
【0045】次に、顧客がこの自動預金支払装置を操作
する場合について、図2乃至13により説明する。顧客
が、自動預金支払装置の前に来ると、図3の処理フロー
の「顧客センサー感知」ステップに示す通り、図2の顧
客センサー21がそれを感知し、センサー制御部20を
介し、主制御部11に伝達する。なお、前記の顧客セン
サー21は、通常は図1に示す如く、各自動預金支払装
置の前面に設置されており、赤外線センサー等により顧
客が該自動預金支払装置に近づいたことを検知する。通
常、省電力、画面の長寿命化を目的とし、顧客がいない
時は画面を消去したり、省電力モードになっている。顧
客検知により電源を入れて画面を出し、図示してない音
声発生装置に指示し、該音声発生装置は、「いらっしゃ
いませ」などと音声を発する。これら顧客センサー及び
音声発生装置は、また、顧客のレシート等の取り忘れ防
止にも利用出来る。顧客センサーは、本発明実施の形態
においては、後述の如く顧客の離装置監視にも使用され
る。
【0046】主制御部11は、図3の次のステップ「延
長可能時間の決定(1)」で、後述の如く予め現時点に
おいて算出してある1取引当たりの延長可能時間を延長
時間判断部25から読み込む。この延長可能時間の決定
は、本発明においては、顧客混雑度に応じて決められる
が、これについては後述する。
【0047】次に、「プレコミュニケーション可否」の
判断を行う。このプレコミュニケーション実行可否判断
は、例えば、上記の読込んだ1取引当たりの延長可能時
間が、0或いは負か、正かによって決められる。これが
0或いは負ならば、時間の余裕は無く、コミュニケーシ
ョン実行はせず、正ならば、コミュニケーション実行は
「可」となる。コミュニケーション実行が、「可」な
ら、次に1取引当たりの延長可能時間の大小を決める。
図3は、この1取引当たりの延長可能時間を大小の2段
階にした例を示している。この時間が、「大」「小」の
場合に従って、それぞれ図8のC,Dに処理は飛び、そ
の時間の範囲内で顧客とのプレコミュニケーションを行
う。このプレコミュニケーションの動作処理は、後述す
る。
【0048】上記のプレコミュニケーション可否の判断
が「否」なら、図3のフローに示すX1 を経て、図4の
とおり通常の顧客入力処理に移る。前記の1取引当たり
の延長可能時間を決定する処理フローを図6に示す。図
6は、図3の1取引当たりの延長可能時間の決定(1)
の処理過程におけるプレコミュニケーション可否の判断
ステップが、「可」となった時点からスタートし、次の
1取引当たりの延長可能時間の大小を決定するステップ
に対応する。又、後述の如く、1取引当たりの延長可能
時間の決定(2)の処理過程におけるアフターコミュニ
ケーション可否の判断ステップが、「可」となった時点
からスタートし、次の1取引当たりの延長可能時間の大
小を決定するステップにも対応する。
【0049】図6では、顧客混雑度に応じて決められる
1取引当たりの延長可能時間を決定するに当たって、該
顧客混雑度を計る要素として、顧客列の長さ及び顧客処
理間隔を用いる例について示してある。即ち、先ず、前
記の図2の延長時間判断部25から読み込んだ1取引当
たりの延長可能時間が正であっても、現時点での顧客列
が長い時には、コミュニケーションは止めるべきと判断
しなければならない。従って、図6の「顧客列の長さ」
のステップで、主制御部11は、列監視センサー22か
らセンサー制御部20を介して、現時点での顧客列の長
さを読み込み、これが所定の長さを越える場合には、コ
ミュニケーションを実施するのは不適当として、「コミ
ュニケーション否」(E)と判断する。この場合には、
図3のEに戻り、次の顧客入力処理に入る。
【0050】図3及び図6の実施の形態においては、プ
レコミュニケーション可否の判断のステップを置き、1
取引当たりの延長可能時間が0或いは負の場合には、
即、プレコミュニケーション否として、次の顧客入力処
理のステップに移る例を挙げた。しかし、1取引当たり
の延長可能時間が0或いは負の場合であっても、顧客列
が0即ち並んで待っている人がいないとか、若しくは顧
客を待たせる時間の限界になってない場合には、プレコ
ミュニケーションを図るように手順を変更することも可
能であることは勿論である。
【0051】また、図6の実施の形態においては、顧客
混雑度を計る要素として、顧客列の長さ及び顧客処理間
隔を用いる例を示したが、顧客混雑度を計る要素として
は、顧客列の長さのみで判断してもよいし、また顧客処
理間隔のみで判断する構成にすることも可能である。
【0052】顧客列の長さが「短い」場合には、図6の
次のステップ「顧客処理間隔」に判断を委ねる。該列監
視センサーにより検知された顧客の待ち行列の長さが短
い場合であっても、1人の顧客が列から去って、自動預
金支払装置の前に行き、さらに列の長さが短くなって
も、すぐに別の顧客が列の後尾に並ぶというように、常
に自動預金支払装置が間断なく稼働しているような状態
であれば、やはりコミュニケーションは止めるべきと判
断しなければならないであろう。従って、図2で主制御
部11は、顧客処理間隔監視部24から、現時点での顧
客処理間隔を読み取り、これが所定時間より長い場合に
1取引当たりの延長可能時間大(C)と判断し、前述の
如く図8のCへ進む。顧客処理間隔が、短い場合には、
1取引当たりの延長可能時間小(D)と判断し、図8の
(D)へ進む。
【0053】上記の顧客処理間隔は、一人の顧客の取引
の終了時点から次の顧客の取引開始までの時間であるか
ら、各自動預金支払装置において自動的に計時しておく
ことが可能である。しかし、顧客列の長さについては、
これを検知するためのセンサーが必要となる。図7に、
顧客列の長さを検知するためのセンサーの例を示す。昨
今の銀行等においては、図5に示す如く、自動化コーナ
ーの各自動預金支払装置51、52、53、54、55
に対してそれぞれ顧客が並ぶのではなく、一列に並び、
最前列の顧客が、次に空いた自動預金支払装置の使用権
を与えられる方法を採っている場合が一般になってい
る。このケースにおける顧客列監視の例によって説明す
る。一列の顧客が、手すり等に沿って並ぶが、この手す
り等に、例えば赤外線発光器61、62,63,64及
び65並びに赤外線受光器71、72、73、74及び
75を、例えば等間隔に設置しておくことによって、顧
客列を監視し、且つこの情報を図2の列監視センサー2
2によって受ければよい。
【0054】次に、図2及び図8により、プレコミュニ
ケーションの表示処理の動作を説明する。図2のコンテ
ンツデータテーブル30は、図示してないフロッピーデ
ィスク等の記憶媒体から入力された、顧客向けのメッセ
ージや、図形等のデータを、複数組記憶している。この
中に、例えば、図11の表示画面、「支店長ご挨拶」等
を記憶している。
【0055】いま、主制御部11が、延長時間判断部2
5から1取引当たりの延長可能時間を読み取り、該延長
可能時間が小(D)であるとする。図8で、Dの信号
が、顧客操作制御部28及び表示制御部29を介してコ
ンテンツデータテーブル30を制御し、その中の複数組
のコミュニケーション用コンテンツの中から、短い時間
用に用意されたコンテンツ、例えば図11の画面に対応
するデータを選択する。選択されたデータは、図8の次
のステップ「メッセージ・図形記憶部へ移す」に示す如
く、メッセージ・図形記憶部31に移される。次に、表
示制御部29の制御により、図8のステップ「文字・図
形パターンを表示記憶部へ記憶」が実行される。即ち、
上記メッセージ・図形記憶部31上のデータに対応する
文字・図形パターンが、文字・図形パターン記憶部32
より選択され、表示記憶部33に保持される。図8の
「表示」のステップで、この表示記憶部33に保持され
た文字や図形のパターンが、コンテンツデータテーブル
30から選択された、上記の特定のメッセージ・図形の
形で、表示装置17に表示される。
【0056】この表示中に、ステップ「表示END」に
おいて表示終了か否かがチェックされ、これが「YE
S」即ち、表示が終了していれば、図3のEへ飛び、X
1 を経て、図4の顧客入力処理へ移る。また、「表示E
ND」チェックが「NO」ならば、顧客による「コミュ
ニケーションカットキー押下」がチェックされる。表示
画面には、図11の画面右下方にその例を示す如く、コ
ミュニケーションカットキーが表示されている。顧客が
早く取引に入りたい場合には、この位置のタッチパネル
に触れると、図8の「コミュニケーションカットキー押
下」のステップで、「YES」となり、図3のEから、
X1 を経て、図4の顧客入力処理に移行する。顧客が、
これらのコミュニケーション画面を見続ける場合には、
所定の短時間経過後、「NO」となり、図8の如く制御
は「表示END」チェックに戻る。このコミュニケーシ
ョンカットの一連の制御は、図2のタッチパネル18に
接して示した、「コミュニケーションカットキー」27
に顧客が触れたことで、タッチパネル18より顧客操作
制御部28への信号となり、顧客操作制御部28の制御
により、表示制御部29を介して表示を中止し、主制御
部11の制御に入り、上記のとおり顧客による取引のた
めの顧客入力処理に移る。
【0057】次に、本発明の「顧客混雑度に応じて、一
取引当たりの延長可能時間を決定」する別の実施の形態
について説明する。金融機関においては常に、自動化コ
ーナーの本来の目的である処理の高速化を追求してい
る。換言すれば所定期間例えば一月当たりの稼働時間内
に入出金等の処理を、最大限にこなすようにしている。
このような状況の中で、本発明によるコミュニケーショ
ンを実行するに当たっては、所定期間における目標処理
件数を立て、現在までの処理済件数を計数していて、目
標処理件数と照らしてみた上で、時間的余裕がある場合
にコミュニケーションを行う方法もある。
【0058】図10は、このような条件を加味して、1
取引当たりの延長余裕時間τを決定する処理フロー図で
ある。即ち、図10のステップ81に示すように、図2
の目標処理件数の設定部26に、経験値として設定され
た所定期間の目標処理件数Mを設定する。図2の延長時
間判断部25が、主制御部11の制御の下で、図10に
示す手順に従って1取引当たりの延長余裕時間τを演算
する。
【0059】図10のステップ82において、所定期間
の稼働時間Tが延長時間判断部25の演算装置にセット
され、ステップ83で、1件当たりの処理時間t1 が算
出される。いま、所定期間における現時間での処理済件
数をNとする。これは、図2の処理済件数の計数部23
において自動的に計数されており、ステップ84におい
て延長時間判断部25に読み込まれ、ステップ85にお
いて、現時点以後の稼働予定時間が算出される。ステッ
プ86において、現時点以後の処理予定件数が算出さ
れ、ステップ87において、現時点以後の1件当たりの
処理予定時間が算出される。ステップ88において、こ
の演算の目的である1取引当たりの延長余裕時間τが算
出される。ステップ89において、このτが0と比較さ
れ、この値が正ならば時間に余裕があることになる。こ
の値が、0あるいは負ならば、時間に余裕はないという
ことである。
【0060】本発明の実施の形態のおいては、上記のτ
が正の場合には、図6のA、即ち「START」に戻
り、更に顧客列の長さ及び顧客処理間隔を考慮して、1
取引当たりの延長可能時間を決定する例を示している。
しかし、場合によっては、上記τを、1取引当たりの延
長可能時間として、コミュニケーションの可否に使用す
ることも出来る。
【0061】ここで目標処理件数を基に1取引当たりの
延長余裕時間を導いたが、目標はあくまで目標であっ
て、実際にはその場の現状を認識した上で対応する必要
があることは言うまでもない。また、目標処理件数の設
定も、1日毎の細かな目標処理件数を設定することは現
実的ではなく、例えばある月のある区間での目標という
ことになり、しかも祝日とか天候の要素による補正も必
要になってくる。即ち、目標処理件数の設定も、現実に
則した経験値によって設定することになることは言うま
でもない。
【0062】本発明の実施の形態においては、図10の
ステップ89において、τが0或いは負の場合には図6
のBに戻り、コミュニケーション否として、ここから更
に図3のEに戻り、X1 を経て図4の顧客入力処理に移
行する。
【0063】図3でのプレコミュニケーション否の場
合、図6でのコミュニケーション否の場合、図8におい
て表示が終了した場合及び表示中に顧客により顧客カッ
トキーが押された場合、何れにしても図3のEに戻り、
X1 を経て、図4の顧客入力処理に移行する。図2、図
4及び図5に基づいて顧客入力処理からアフターコミュ
ニケーションに到る間の処理の概略について述べる。
【0064】図4の処理フローの「取引種別選択」のス
テップで、表示装置17には、取引種別として、「預
金」「払戻」「振込」等が、表示されている。その中か
ら、顧客が例えば「払戻」をタッチパネル18により選
択すると、主制御部11の制御により、図4の「カード
挿入」のステップに移り、表示装置は、顧客にカード挿
入の指示を表示する。13は、挿入された顧客のカード
を受入れ、カードの磁気ストライプから、暗証番号、口
座番号等の情報を読み取るカード制御部である。
【0065】顧客が、カードを挿入し、カード挿入が検
知されると、主制御部11の制御により、図4の「通帳
挿入」ステップに進み、表示装置は、通帳挿入の指示を
表示する。14は、顧客が挿入した通帳を受入れ、通帳
の磁気ストライプ部の口座番号、口座名義人の氏名及び
年齢等の情報を読み取るとともに、通帳又は取引控えの
伝票に取引内容や残高等の結果を印字する、通帳制御・
プリンタ部である。
【0066】顧客が通帳を挿入し、通帳挿入が検知され
ると、主制御部11の制御により、図4の「暗証番号入
力」ステップとなり、表示装置は、顧客に暗証番号入力
の指示を表示する。顧客が、顧客操作部12の顧客操作
制御部28の制御の下で、タッチパネル18又は図示し
てない数字キーにより暗証番号を入力すると、主制御部
11の制御により、先にカードから読み取った暗証番号
と照合するか、又はセンターのホストコンピュータのフ
ァイルに記録してある暗証番号と照合する。同時に、図
4の「払戻金額入力」のステップに移り、顧客に払戻金
額の入力の指示が表示装置に表示される。
【0067】顧客が、顧客操作部12の顧客操作制御部
28の制御の下で、タッチパネル18又は図示してない
数字キーにより払戻金額を入力すると、図4の「顧客入
力処理」が終了し、主制御部11の制御により、自動預
金支払装置は、図5に示す次のステップ「ホストコンピ
ュータとの交信」に入る。
【0068】ここでは、取引種別選択で「払戻」が選択
された場合のみを例として挙げたが、他の取引の場合に
おいても、「顧客入力処理」の終了により「ホストコン
ピュータとの交信」に入ることは略同様である。
【0069】主制御部11の制御の下で、回線制御部1
9は、自動預金支払装置をホストコンピュータと接続す
る。ホストコンピュータとの交信では、自動預金支払装
置からは、取引種別の払戻、口座番号、口座名義人の氏
名、払戻金額等の情報が送信される。該ホストコンピュ
ータ10は、当該顧客の口座の残高をチェックし、顧客
による上記払戻金額を払戻しても残高が残るならば、こ
れを該口座に記録の上、該自動預金支払装置に払戻の指
示を出す。また、ホストコンピュータから自動預金支払
装置へは、顧客が通帳の挿入を行った場合には、残高を
含めて、前回の取引の後から今回の取引までの期間での
口座取引の全ての情報が返送され、これは通帳制御・プ
リンタ部14により、該通帳に印字される。また、顧客
が通帳を挿入しなかった場合には、今回の取引後の残高
が該ホストコンピュータ10より該自動預金支払装置に
返送され、図示してないレシート制御・プリンタ部によ
り伝票に印字される。
【0070】前記のホストコンピュータからの払戻の指
示に基づき、主制御部11の制御により、表示装置に
は、顧客にカードを取るように指示が表示される。顧客
がカードを抜き取ると、続いて通帳抜取りの指示が表示
装置に表示される。顧客が、通帳を抜き取ると、最後に
払戻金の受取の指示が、表示装置に表示される。
【0071】図2において、15は、紙幣投入・排出部
また、16は、硬貨投入・排出部である。払戻金額が、
紙幣のみの場合は、紙幣投入・排出部15のみが作動
し、硬貨を含む場合には、硬貨投入・排出部16も作動
する。顧客が、払戻金額に相当する現金を抜き取ると、
紙幣投入・排出部15又は硬貨投入・排出部16は閉じ
られ、払戻処理はすべて終了する。
【0072】前記の払戻処理の終了と同時に、アフター
コミュニケーションのための1取引当たりの延長可能時
間の決定(2)の処理に入る。即ち、払戻現金排出終了の
検知により主制御部11は、プレコミュニケーションの
場合と同じく、現時点での1取引当たりの延長可能時間
を延長時間判断部25より読み込み、図5のアフターコ
ミュニケーションの可否を判定する。次に1取引当たり
の延長可能時間の大小の判定を行う。該1取引当たりの
延長可能時間が小(G)であるとする。図9で、Gの信
号が、顧客操作制御部28及び表示制御部29を介して
コンテンツデータテーブル30を制御し、その中の複数
組のコミュニケーション用コンテンツの中から、短い時
間用に用意されたコンテンツ、例えば図12の画面に対
応するデータを選択する。選択されたデータは、図9の
次のステップ「メッセージ・図形記憶部へ移す」に示す
如く、メッセージ・図形記憶部31に移される。
【0073】次に、表示制御部29の制御により、図9
のステップ「文字・図形パターンを表示記憶部へ記憶」
が実行される。即ち、上記メッセージ・図形記憶部31
上のデータに対応する文字・図形パターンが、文字・図
形パターン記憶部32より選択され、表示記憶部33に
保持される。図9の「表示」のステップで、この表示記
憶部33に保持された文字や図形のパターンが、コンテ
ンツデータテーブル30から選択された、上記の特定の
メッセージ・図形の形で、表示装置17に表示される。
【0074】この表示中に、ステップ「表示END」に
おいて表示終了か否かがチェックされ、これが「YE
S」即ち、表示が終了していれば、図5のHへ飛び、E
NDとなる。また、「表示END」チェックが「NO」
ならば、顧客によるコミュニケーションカットキー押下
がチェックされる。表示画面には、図12の画面右下方
にその例を示す如く、コミュニケーションカットキーが
表示されている。顧客が該アフターコミュニケーション
メニューの内容に興味を起こさないかまたは急いでいる
等の場合、この位置のタッチパネルに触れると、図9の
「コミュニケーションカットキー押下」のステップで、
「YES」となり、図5のHに飛び、ENDとなる。こ
のコミュニケーションカットの一連の制御は、図2のタ
ッチパネル18に接して示した、「コミュニケーション
カットキー」27に顧客が触れたことで、タッチパネル
18より顧客操作制御部28への信号となり、顧客操作
制御部28の制御により、表示制御部29を介して表示
を中止し、主制御部11の制御に入り、上記のとおり、
ENDとなり、自動預金支払装置は次の顧客待ち状態に
なる。
【0075】顧客が、これらのコミュニケーション画面
を見続ける場合には、所定の短時間経過後、「NO」と
なり、図9に示す如く制御は、「顧客離装置」のチェッ
クに移る。顧客離装置のチェックは、通常、図2の顧客
センサー21により行う。顧客が自動預金支払装置の前
を離れると、該顧客センサーがこれを感知し、センサー
制御部20に記憶される。主制御部11の制御の下、顧
客操作制御部28を介して、表示制御部29を制御し、
表示を中止する。これは、図9で、「顧客離装置」のス
テップで「YES」となり、図5のHに入り、ENDに
なることに対応する。
【0076】こがコミュニケーション画面を見続ける場
合には、「顧客離装置」NOから、「表示END」チェ
ックに戻る。以後これを繰り返し、「表示END」YE
Sとなるまで表示は継続する。「表示END」YES
で、図5のフローにおいて、ENDとなり、自動預金支
払装置は、次の顧客待ちの状態に戻る。
【0077】上記のアフターコミュニケーションメニュ
ーとしては、顧客の主目的である預金、払戻あるいは振
込等の取引が終了してしまっているので、その内容は、
顧客が当該アフターコミュニケーションメニューに興味
を示し、コミュニケーションのために踏み止まるような
内容のものが望まれる。そのためには例えば、当該顧客
の年齢層に適合したサービスあるいは新商品の案内等、
顧客情報に沿った内容のもの、あるいは顧客が興味を持
って積極的に参加し、当該金融機関にとっても有益なア
ンケート等が考えられる。
【0078】また、顧客と窓口との接触を図るという目
的に沿うためには、何よりも先ず顧客にアフターコミュ
ニケーションメニューを見てもらう必要があると同時
に、顧客の意思を尊重した進め方を採ることが重要であ
る。そのためには、インタラクティブなやり取りにし、
例えば、「〜に興味がありますか?」と呼びかけ、上記
の、図13に示すのタッチパネルにより、YESあるい
はNOを答えてもらい、「YES」なら「いますぐご説
明させて頂くお時間はございますか?」と問い掛け、こ
こでも「YES」なら、窓口に案内し、「NO」なら、
後日パンフレットを郵送することも可能である。
【0079】アンケート等のインタラクティブなコミュ
ニケーションの場合には、顧客からの回答情報の発信
は、図13の画面の例に示すように、タッチパネル式で
画面のみを使用して顧客からの回答情報を得る方法、あ
るいは、YESおよびNOのキーを設置し、顧客にこの
キーを使用して、画面に案内を表示しつつ質問に対する
対応のキーを顧客に選択してもらうようにしてもよい。
【0080】このようなインタラクティブなコミュニケ
ーションの制御の場合も、本質的には前記のタッチパネ
ル上のコミュニケーションカットキーによる、顧客の意
思表示の制御と変わるところはない。即ち、主制御部1
1の制御の下で、顧客操作部12における表示制御部2
9、コンテンツデータテーブル30、メッセージ図形記
憶部31、文字図形パターン記憶部32及び表示記憶部
33の制御で、表示装置17にコミュニケーション画面
が表示される。次にその際、表示画面に表示される「Y
ES」「NO」の部分に顧客が触れることにより、顧客
操作制御部28が、タッチパネル18からの「YES」
「NO」の情報を、主制御部11に伝達することで実行
される。
【0081】
【発明の効果】自動預金支払装置は各金融機関の顔とも
言える存在になり、前述の如く、窓口からの大幅なシフ
トが進むあまり、逆に窓口では、顧客との日常的な接点
が極端に減少してしまい、金融機関の経営戦略でもある
預金量拡大、新しい顧客の獲得あるいは独自のサービス
の展開が困難な状態になってしまっている。
【0082】しかし、だからと言って、一定の時間を要
する一律な情報提供を一方的に行うと、従来から目的と
されてきた処理の高速化、特に一日当たりの該自動預金
支払装置の高い処理効率が損なわれてしまうことにな
る。
【0083】本発明の各請求項に共通する基本的手段を
請求している請求項1記載の発明では、現在の顧客の混
雑の度合い応じて、一取引当たりの延長可能時間を可能
な限り延長し、その延長時間の範囲内で顧客とのコミュ
ニケーションを行うため、現行の自動預金支払装置の高
速性及び高い処理効率を維持するという目的を損なうこ
となく、またコミュニケーションによって、窓口と顧客
の接点の増大という経営上の課題を解決しうるという効
果を有する。
【0084】請求項2に記載の発明では、上記請求項1
記載の発明における自動預金支払装置が、顧客列の長さ
の監視手段を備え、該顧客列の長さの監視手段により検
知された顧客列の長さによって、前記顧客混雑度を決定
している。
【0085】そのため、赤外線検知器等の簡易な装置の
追加と、その結果を処理するプログラムの簡単な手直し
のみで、一取引当たりの延長可能時間を決定しうるとい
う効果を有する。
【0086】更にこの顧客列の長さの監視手段によれ
ば、顧客列の情報を簡単に得られる。従って、これを利
用することにより、1取引当たりの延長可能時間が0或
いは負の場合であっても、顧客列が0即ち並んで待って
いる人がいない場合に、コミュニケーションを図るよう
に手順を変更するという対応を、簡単なプログラムの手
直しのみで実現出来るという効果もある。
【0087】請求項3に記載の発明では、前記請求項1
記載の発明における自動預金支払装置が、顧客処理間隔
監視手段を備え、該顧客処理間隔監視手段により検知さ
れた顧客処理間隔によって、前記顧客混雑度を決定して
いる。
【0088】そのため、自動預金支払装置の大きな改造
乃至は装置の追加を要することなく、顧客処理間隔監視
手段という現状の自動預金支払装置から簡単に得られる
情報により、一取引当たりの延長可能時間を決定しうる
という効果を有する。
【0089】更に、顧客の待ち行列の長さが短く、該1
取引当たりの延長可能時間が正の場合であっても、1人
の顧客が列から去って、自動預金支払装置の前に行き、
さらに列の長さが短くなっても、すぐに別の顧客が列の
後尾に並ぶというような状態の場合には、コミュニケー
ションは止めるべきと判断すべきである。そのように常
に自動預金支払装置が間断なく稼働している状態の情報
を、この顧客処理間隔監視手段によれば容易に得られる
ため、これを利用して、上記のような場合には、コミュ
ニケーションを中止するというプログラムにするこも容
易に出来るという効果を有している。
【0090】請求項4に記載の発明では、前記請求項1
記載の発明における自動預金支払装置が、顧客列の長さ
の監視手段および顧客処理間隔監視手段を備え、該顧客
列の長さの監視手段により検知された顧客列の長さおよ
び該顧客処理間隔監視手段により検知された顧客処理間
隔とから、前記顧客混雑度を決定している。
【0091】従って、赤外線検知器等の簡易な装置の追
加と、その結果を処理するプログラムの簡単な手直しの
みで、一取引当たりの延長可能時間を決定しうるという
効果に重ねて、自動預金支払装置の大きな改造乃至は装
置の追加を要することなく、顧客処理間隔監視手段とい
う現状の自動預金支払装置から簡単に得られる情報によ
り、一取引当たりの延長可能時間を決定しうるという相
乗的効果を有する。
【0092】更にこの顧客列の長さの監視手段によれ
ば、顧客列の情報を簡単に得られる。従って、これを利
用することにより、1取引当たりの延長可能時間が0或
いは負の場合であっても、顧客列が0即ち並んで待って
いる人がいない場合に、コミュニケーションを図るよう
に手順を変更するという対応を、簡単なプログラムの手
直しのみで実現出来るという効果がある。この効果に加
えて、次の効果が相乗的に加わる。
【0093】即ち、顧客の待ち行列の長さが短く、1取
引当たりの延長可能時間が正の場合であっても、1人の
顧客が列から去って、自動預金支払装置の前に行き、さ
らに列の長さが短くなっても、すぐに別の顧客が列の後
尾に並ぶというような状態の場合には、コミュニケーシ
ョンは止めるべきと判断すべきである。そのように常に
自動預金支払装置が間断なく稼働している状態の情報
を、この顧客処理間隔監視手段によれば容易に得られ、
これを利用することによりプログラムを容易に変更し得
るという相乗的効果を有している。
【0094】請求項5に記載の発明では、前記請求項
1、2、3又は4にそれぞれ記載の発明における自動預
金支払装置が、所定期間の目標処理件数の設定手段およ
び該所定期間における現時点までの処理済件数の計数手
段とを備え、該所定期間の目標処理件数および該現時点
までの処理済件数とから、一取引当たりの延長余裕時間
を算出し、該一取引当たりの延長余裕時間の範囲内で、
実際の一取引当たりの延長可能時間を決定している。
【0095】この延長余裕時間は、予め判明している所
定期間の目標処理件数及び現時点までの処理済件数とを
基に算出し得るので、時々刻々状態が変化しても、新し
い顧客に対する一取引当たりの延長可能時間を予め決定
しておける。従って、顧客に対する取引処理の高速性を
損なうことが極めて少なくて済むという効果がある。
【0096】更に、金融機関における所定期間での処理
効率を高く維持し得るという効果を有している。請求項
6に記載の発明では、前記請求項1、2、3、4又は5
にそれぞれ記載の発明における自動預金支払装置が、コ
ミュニケーションカットの入力手段を備え、前記コミュ
ニケーション実施時に、顧客による該コミュニケーショ
ンカットの入力手段の操作により、該コミュニケーショ
ンは中止され、該コミュニケーションが、取引処理開始
前の場合には、直ちに取引処理に移行し、該コミュニケ
ーションが、取引処理終了後の場合には、次の顧客待ち
の状態に移行するように構成されている。
【0097】そのため、金融機関において最も重要な、
顧客に対するサービスという面において、顧客の意思を
尊重しながら、必要なコミュニケーションを行うことが
出来るという効果を有している。また、その際、既存
の、且つ自動預金支払装置に元々備わっている表示装置
を利用しながら、処理プログラムの僅かな手直しのみ
で、これを実行し得るという効果がある。
【0098】請求項7に記載の発明では、前記請求項
1、2、3、4、5又は6にそれぞれ記載の発明におけ
る自動預金支払装置が、該自動預金支払装置から顧客が
離れたか否かを検知する顧客センサーを備え、前記コミ
ュニケーション実施時に顧客が該自動預金支払装置から
離れた場合には、該顧客センサーの検知により該コミュ
ニケーションを中止し、次の顧客待ち状態に移行するよ
うに構成されている。
【0099】従って、顧客がその意思により、コミュニ
ケーションに付き合うことなく自動預金支払装置から離
れた場合でも、これをいち早く検知し、次の顧客に対応
することができるという効果を有している。
【0100】請求項8に記載の発明では、前記請求項
1、2、3、4、5、6又は7にそれぞれ記載の発明に
おける自動預金支払装置が、前記表示手段に表示された
顧客への情報に対する顧客の回答を入力する手段を備
え、該自動預金支払装置と顧客との双方向コミュニケー
ションを行えるようにしてある。
【0101】そのため、金融機関が顧客とのコミュニケ
ーションを図るに際して、顧客の意思でコミュニケーシ
ョンを行うことが出来る手段を備えていることになる。
従って、本発明が本来目的としている顧客とのコミュニ
ケーションによって、顧客と金融機関の窓口との接触を
図る上で、最も確実な効果を挙げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動預金支払装置の外観の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明実施例の機能ブロック図である。
【図3】本発明実施例の処理フロー図(1ー1)で、特
に処理手順の全体像の初頭部分を示している。
【図4】本発明実施例の処理フロー図(1ー2)で、特
に処理手順の全体像の中間部分を示している。
【図5】本発明実施例の処理フロー図(1ー3)で、特
に処理手順の全体像の最終部分を示している。
【図6】本発明実施例の処理フロー図(2)で、特に1
取引当たりの延長可能時間決定の処理フローを示してい
る。
【図7】本発明実施例における、顧客の列監視センサー
を示す図である。
【図8】本発明実施例の処理フロー図(3ー1)で、特
にプレコミュニケーション用コンテンツの表示処理フロ
ーを示す。
【図9】本発明実施例の処理フロー図(3ー2)で、特
にアフターコミュニケーション用コンテンツの表示処理
フローを示す。
【図10】本発明実施例の処理フロー図(4)で、特に
1取引当たりの延長余裕時間を算出する手順を示すもの
である。
【図11】本発明実施例によるコミュニケーション表示
画面の一例を示す図(1)である。
【図12】本発明実施例によるコミュニケーション表示
画面の一例を示す図(2)である。
【図13】本発明実施例によるコミュニケーション表示
画面の第二の例を示すものである。
【図14】従来例の構成を示す機能ブロック図である。
【図15】従来の処理フローを示す図(1)で、特に従
来装置において顧客が預金の払戻(自動預金支払装置に
おける支払処理)を行う場合の処理フローを示す図であ
る。
【図16】従来の処理フローを示す図(2)で、特に宣
伝情報等の画面の表示処理の手順を示す。
【図17】従来の表示画面の一例を示す図で、特に従来
装置において、ホストコンピュータとの交信時間に、表
示装置に表示される宣伝画面の一例を示す。
【符号の説明】
1は自動預金支払装置の本体、 2は顧客センサー、 3は表示装置及びタッチパネルを備える顧客操作部、 4はカード挿入・排出口、 5は通帳挿入・排出口、 6は紙幣投入・排出口、 7は硬貨投入・排出口、 10はホストコンピュータ、 11は主制御部、 12は顧客操作部、 13はカード制御部、 14は通帳制御・プリンタ部、 15は紙幣投入・排出部、 16は硬貨投入・排出部、 17は表示装置、 18はタッチパネル、 19は回線制御部、 20はセンサー制御部、 21は顧客センサー、 22は列監視センサー、 23は処理済件数の計数部、 24は顧客処理間隔監視部、 25は延長時間判断部、 26は目標処理件数の設定部、 27はコミュニケーションカットキー、 28は顧客操作制御部、 29は表示制御部、 30はコンテンツデータテーブル、 31はメッセージ図形記憶部、 32は文字図形パターン記憶部、 33は表示記憶部、 51、52、53、54及び55ははそれぞれ自動預金
支払装置、 61、62、63、64及び65はそれぞれ赤外線発光
器、 71、72、73、74及び75はそれぞれ赤外線受光
器、 81は取引延長余裕時間算出フローの第1ステップ、 82はその第2ステップ、 83はその第3ステップ、 84はその第4ステップ、 85はその第5ステップ、 86はその第6ステップ、 87はその第7ステップ 88はその第8ステップ、 89はその第9ステップ、 91はカード読取・制御部、 92は通帳制御・プリンタ部、 93は紙幣投入・排出部、 94は硬貨投入・排出部、 95は顧客操作部、 96は顧客操作制御部、 97は表示制御部、 98はデータテーブル、 99はメッセージ図形記憶部、 100は文字図形パターン記憶部、 101は表示記憶部、 102は表示装置、 103はタッチパネル、 110はホストコンピュータ、 111は主制御部、 120は回線制御部、 121は従来の処理フローにおける第1ステップ、 122はその第2ステップ、 123はその第3ステップ、 124はその第4ステップ、 125はその第5ステップ、 126はその第6ステップ、 127はその第7ステップ、 128はその第8ステップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00,3/00,9/00,9/04 G07D 11/00,13/00 G06F 17/60

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも顧客への情報を表示する表示
    手段及び取引内容に対応する操作入力を行う操作部とを
    有する自動預金支払装置において、 該自動預金支払装置に対する顧客混雑度に応じて、一取
    引当たりの延長可能時間を決定し、 取引処理所要時間外の時間帯で、該延長可能時間の範囲
    内において、顧客とのコミュニケーションを行うことを
    特徴とする自動預金支払装置。
  2. 【請求項2】 前記自動預金支払装置は、顧客列の長さ
    の監視手段を備え、 該顧客列の長さの監視手段により検知された顧客列の長
    さによって、前記顧客混雑度を決めることを特徴とする
    請求項1記載の自動預金支払装置。
  3. 【請求項3】 前記自動預金支払装置は、顧客処理間隔
    監視手段を備え、 該顧客処理間隔監視手段により検知された顧客処理間隔
    によって、前記顧客混雑度を決めることを特徴とする請
    求項1記載の自動預金支払装置。
  4. 【請求項4】 前記自動預金支払装置は、顧客列の長さ
    の監視手段および顧客処理間隔監視手段を備え、 該顧客列の長さの監視手段により検知された顧客列の長
    さおよび該顧客処理間隔監視手段により検知された顧客
    処理間隔とから、前記顧客混雑度を決めることを特徴と
    する請求項1記載の自動預金支払装置。
  5. 【請求項5】 前記自動預金支払装置は、所定期間の目
    標処理件数の設定手段および該所定期間における現時点
    までの処理済件数の計数手段とを備え、 該所定期間の目標処理件数および該現時点までの処理済
    件数とから、一取引当たりの延長余裕時間を算出し、該
    一取引当たりの延長余裕時間の範囲内で実際の一取引当
    たりの延長可能時間を決定することを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の自動預金支払装置。
  6. 【請求項6】 前記自動預金支払装置は、コミュニケー
    ションカットの入力手段を備え、 前記コミュニケーション実施時に、顧客による該コミュ
    ニケーションカットの入力手段の操作により、該コミュ
    ニケーションは中止され、該コミュニケーションが、取
    引処理開始前の場合には、直ちに取引処理に移行し、該
    コミュニケーションが、取引処理終了後の場合には、次
    の顧客待ちの状態に移行するように構成されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の自動預
    金支払装置。
  7. 【請求項7】 前記自動預金支払装置は、該自動預金支
    払装置から顧客が離れたか否かを検知する顧客センサー
    を備え、 前記コミュニケーション実施時に顧客が該自動預金支払
    装置から離れた場合には、該顧客センサーの検知により
    該コミュニケーションを中止し、次の顧客待ちの状態に
    移行するように構成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の自動預金支払装置。
  8. 【請求項8】 前記自動預金支払装置は、前記表示手段
    に表示された顧客への情報に対する顧客の回答を入力す
    る手段を備え、 該自動預金支払装置と顧客との双方向コミュニケーショ
    ンを行えるように構成されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6又は7記載の自動預金支払装
    置。
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