JPH07168899A - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JPH07168899A
JPH07168899A JP34286493A JP34286493A JPH07168899A JP H07168899 A JPH07168899 A JP H07168899A JP 34286493 A JP34286493 A JP 34286493A JP 34286493 A JP34286493 A JP 34286493A JP H07168899 A JPH07168899 A JP H07168899A
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JP
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card
customer
transaction
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JP34286493A
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English (en)
Inventor
Shigeru Mikuni
茂 三國
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振込取引の中断後の振込カードの使用を可能
とする。 【構成】 メインコントロールユニット11の振込カー
ド発行処理部101では、振込操作の途中の取引の中断
時に顧客の任意によりそれまでに入力された情報をカー
ドリーダプリンタ23により振込カードに登録する。そ
して、その振込カードを取引の中断後に顧客に発行す
る。顧客が同じ内容の振込操作を再び行なう場合は、操
作の開始時に振込カードを挿入し、カードリーダプリン
タ23を通じてその振込カードから前回中断した時点ま
でに入力すべき情報を入力する。そして、前回中断後の
振込情報のみを入力する。従って、振込操作の中断後の
顧客の重複した操作は不要となる。これにより、操作を
容易にするとともに、操作時間を短縮し、他の顧客の待
ち時間を短縮する。尚、新たに入力した情報を振込カー
ドに追記することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振込取引において振込
カードの発行が可能な現金自動取引装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関に設置された現金自動
取引装置では、出金、入金、振込等の取引が可能である
が、これらの取引のうち、特に、振込取引では顧客が入
力する項目が多く、操作が難しく、操作時間も長時間に
わたることが多かった。
【0003】従来、このような振込取引の操作を簡略化
するものに振込カードがある。このような振込カード
は、振込取引の正常終了時に振込取引の情報を振込カー
ドに登録して発行される。振込取引に必要な情報は、図
2に示すような多くのものとなっている。即ち、それら
の情報は、振込先の金融機関の種類、名称、支店名、科
目及び口座番号、受取人名と、依頼人名、依頼人の電話
番号、電信か文書かの区別、振込金額等である。そし
て、同じ内容の振込取引を行なう場合も、振込カードを
使わない場合は、それらの情報を再び入力しなければな
らない。ところが、振込カードを使う場合は、次回の振
込取引で、顧客の操作により振込取引の情報を入力しな
くても、この振込カードを装置に挿入することにより振
込カードから振込取引の情報を読み出すことができる。
これにより、振込取引時の操作を簡略化することができ
る。このような振込カードの発行は、顧客の任意により
選択することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような課題があった。即ち、振
込取引が正常に終了し、図2に示す振込取引に必要なす
べての情報の入力が完了した時のみ振込カードが発行さ
れるので、顧客の操作中に取引が中断した時は、顧客が
入力した情報はすべて無効となってしまう。従って、顧
客は最初から情報を入力し直さなければならなかった。
例えば、図2において、依頼人の電話番号を入力した時
点T8で振込取引の中断が生じると、顧客は振込取引を
やり直す場合、時点T8までに入力すべき情報を再び入
力しなければならない。
【0005】このように、同じ項目を繰り返し入力する
ことにより、図3に示すように一件の取引に通常の倍近
くの時間がかかってしまう場合もある。つまり、図3
(a)に示すように、時点0からT10までの振込操作
が正常に終了する場合と比較して、図3(b)に示すよ
うに、時点T8で操作が中断した場合は、中断後の復帰
時間を経過した後、時点0からT10までの振込操作を
始めからやり直さなければならない。従って、時点T8
で中断した場合は、正常に終了した場合と比較して図示
のように倍近くの時間がかかってしまう。この結果、当
然ながら、顧客の待ち時間も正常に終了する場合(図3
(c))よりも中断した場合(図3(d))の方が長く
なる。
【0006】このような操作中の取引の中断には、顧客
の意思による中断と、顧客の意思によらない中断とがあ
る。顧客の意思による取引中断は、顧客が取消キーを押
下することにより実行される。顧客の意思によらない取
引中断は、顧客が一定時間以上操作を中断したため、監
視時間オーバにより中断される場合、装置の障害発生に
より中断される場合、及び顧客が誤って取消キーを押下
した場合に実行される。
【0007】このような取引中断のうち、特に、顧客の
意思によらない取引中断では、顧客の意思に反して取引
操作を繰り返さなければならないので、顧客のストレス
を増大させる場合がある。本発明は、以上の点に着目し
てなされたもので、振込カードを使用できる機会を拡大
することにより、取引の中断後の操作を容易にできるよ
うにした現金自動取引装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の現金自動取引装
置は、複数の項目にわたる情報の入力を伴なう振込取引
を自動的に行なう現金自動取引装置において、前記振込
取引の操作の途中で当該操作が中断した場合に操作開始
時から操作中断時までに入力された情報を振込カードに
登録して発行する振込カード発行処理部と、次回の振込
操作が開始される場合に、前記振込カード発行処理部に
より発行された前記振込カードに登録された情報と、そ
の情報以外の改めて入力された情報とを併せ、それらの
情報を次回の振込情報として次回の振込取引処理を行な
う振込カード使用取引処理部とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】本発明の現金自動取引装置においては、振込操
作の途中の取引の中断時に顧客の任意によりそれまでに
入力された情報を振込カードに登録する。そして、その
振込カードを取引の中断後に顧客に発行する。顧客が同
じ内容の振込操作を再び行なう場合は、操作の開始時に
振込カードを挿入し、前回中断した時点までに入力すべ
き情報をその振込カードを使用して入力する。従って、
振込操作の中断後の顧客の重複した操作は不要となる。
これにより、操作を容易にするとともに、操作時間を短
縮し、他の顧客の待ち時間を短縮する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の現金自動取引装置の一実
施例のブロック図である。図示の現金自動取引装置1
は、出金取引、入金取引及び振込取引が可能である。こ
の現金自動取引装置1は、メインコントロールユニット
(MCU)11を備えており、これには各部のコントロ
ーラ及び操作表示部15が接続されている。
【0011】メインコントロールユニット11は、振込
カード発行処理部101と、振込カード使用取引処理部
102とを備えている。振込カード発行処理部101
は、顧客の振込操作の中断時にその中断した時点までの
入力情報を振込カードに登録する。ここに、顧客の振込
操作における情報の入力は、操作表示部15によって行
なわれ、入力情報の振込カードへの登録はカードリーダ
プリンタ23によって行なわれる。これらの各部分の構
成については後述する。また、振込カード発行処理部1
01における処理は、後述する図6のフローチャートに
示す手順に従って行なわれる。振込カード使用取引処理
部102は、振込操作の中断後に顧客が振込操作をやり
直す場合に振込カードを使用して途中までの情報を入力
してその後の操作を続行できるようにする。ここに、途
中までの情報の入力は、カードリーダプリンタ23によ
って振込カードを読み取ることによって行なわれ、その
後の情報入力の操作は操作表示部15によって行なわれ
る。この振込カード使用取引処理部102における処理
は、後述する図7又は図8のフローチャートに示す手順
に従って行なわれる。
【0012】一方、振込カードを利用した振込取引を行
なうため、メインコントロールユニット11に接続され
ている各コントローラは、以下のような構成となってい
る。即ち、インタフェースコントローラ12は、通信回
線を介してホストコンピュータ3に接続されており、当
該ホストコンピュータ3に格納された振込相手先の預金
データを更新して振込処理を完了するための通信を行な
う。また、FDDコントローラ13は、振込取引に必要
な情報を一時的に格納するためなどに使用されるフロッ
ピディスク19、20のアクセスを制御する。フロッピ
ディスク19には、メインコントロールユニット11に
おいて振込取引処理等を実行するために必要な制御プロ
グラムやシステム情報が格納されている。また、フロッ
ピディスク20には、顧客との振込取引情報等が一時的
に格納される。CRTコントローラ14は、CRT21
の表示を制御する。CRT21には、顧客の振込取引等
に対する操作案内や取引結果等の画面情報が表示され
る。
【0013】また、振込カード発行処理部101、振込
カード使用取引処理部102の制御下にある操作表示部
15、カードリーダプリンタコントローラ16は以下の
ような構成となっている。即ち、操作表示部15は、キ
ースイッチ15a、係員操作部15b、表示部15c、
音声ガイダンス部15d、及びオプション機器15eか
ら成る。キースイッチ15aは、CRT21の表面に備
えられた透明電極板等から成り、画面の座標情報を入力
する。これにより、例えば、図10に示すような画面が
CRT21に表示された場合、顧客は「お名前」、「電
話番号」、「YES」、「NO」等の表示部分を指等で
押圧することにより、その表示内容に対応した指示をメ
インコントロールユニット11に送ることができる。係
員操作部15bは、現金自動取引装置1の裏側等に設け
られ、振込取引の中断時等において、金融機関の係員が
装置の手動回復の操作を行なうものである。表示部15
cは、現金自動取引装置1が取扱い中の取引(出金、入
金、振込)を表示する部分である。音声ガイダンス部1
5dは、合成音声により顧客に操作案内をするためのも
のである。これにより、例えば、振込取引操作を行なう
顧客に対し、順次入力すべき項目の案内が行なわれる。
オプション機器15eは、金融機関の好みに応じた各種
の機器である。
【0014】また、カードリーダプリンタコントローラ
16は、カードリーダプリンタ23を制御し、磁気ヘッ
ド等により振込カードの読取り及び書込みを行なう。カ
ードリーダプリンタ23は、カード入出口4内にある振
込カードの搬送路の途中に設けられた磁気ヘッド等から
成り、これにより走行中の振込カードの磁気ストライプ
等の読取り及び書込みを行なう。一方、振込カード発行
処理部101、振込カード使用取引処理部102により
振込取引を行なうために必要な部分の構成は以下のよう
になっている。即ち、入出金機コントローラ17は、入
出金機24を制御し、例えば、現金振込の場合の紙幣及
び硬貨の入金処理を制御する。この場合の紙幣及び硬貨
の真偽の判別は、貨幣確認解析部25により行なわれ
る。また、顧客が現金振込み時に貨幣確認解析部25に
よりリジェクトされた紙幣や硬貨を取り忘れたときは、
現金残量検出手段28により検出される。通帳記帳機コ
ントローラ18は、口座振替による振込取引に必要なも
のであり、通帳記帳機26を制御し、口座振替による振
込取引等において、顧客の通帳への引落し金額等の印字
を制御する。明細票印字装置コントローラ27は、明細
票印字装置29を制御し、振込取引等の結果を明細票に
印字する制御を行なう。尚、顧客がこの明細票を取り忘
れたときは、明細票残量検出手段30により検出され
る。
【0015】図4は、図1の装置の外観を示す。図示の
ように、現金自動取引装置には、CRT21、紙幣入出
金口2、硬貨入出金口6、カード入出口4、通帳入出口
5が設けられている。CRT21には、タッチパネルが
設けられている。紙幣入出金口2及び硬貨入出金口6
は、図1の入出金機24に接続されている。カード入出
口4は、図1のカードリーダプリンタ23に接続されて
いる。通帳入出口5は、図1の通帳記帳機26に接続さ
れている。
【0016】次に、上述した図1の装置について、振込
取引の中断の場合の動作を説明する前に、その前提とし
ての振込取引における動作について説明する。図5は、
他の金融機関への現金振込での顧客操作の手順を示す。
顧客は、まず、ステップS1で、図1のCRT21に表
示されている取引処理選択画面(図示省略)の振込キー
を押下する。すると、現金振込か口座振替かの選択画面
が表示されるので、ステップS2で現金振込を選択す
る。そして、顧客は、音声ガイダンス部15dの音声案
内等を受けながら、ステップS3で金融機関の種類を選
択し、ステップS4で金融機関名を選択し、ステップS
5で支店名を選択する。その後、顧客は、ステップS6
でキースイッチ15aにより預金科目(普通預金か当座
預金か)を入力するとともに、口座番号を入力する。そ
して、同様にステップS7で受取人名を入力し、ステッ
プS8で依頼人電話番号を入力し、ステップS9で電信
による振込か文書による振込かを選択する。その後、顧
客は、同様にステップS10で振込金額を入力し、ステ
ップS11でCRT21に表示された受取人名と依頼人
名を確認する。そして、ステップS12で入出金機24
を使用して現金入金操作をする。最後に、ステップS1
3で顧客が振込カードの発行を選択すると、ステップS
14でカードリーダプリンタ23から振込カードが発行
される。
【0017】次に、図1の装置における振込カード発行
処理部101と振込カード使用取引処理部102の処理
手順を詳細に説明する。図6は、図1の振込カード発行
処理部101における処理手順を説明するフローチャー
トである。この処理は、取消キーの押下や取引操作中の
タイムアウトによる取引の中断時に開始される。まず、
ステップS101では、図1のカードリーダプリンタ2
3による振込カードの発行が必要か否かが判別される。
この判別は、顧客による操作表示部15を介した操作が
中断したとき振込カードに登録するのに十分な情報が入
力されていない場合もあるため、そのような登録の要/
不要をチェックするために行なわれる。この判別は、後
述する図9に示すテーブルを参照して行なわれる。ステ
ップS101の判別結果が肯定のときは、ステップS1
02以下の処理が実行され、否定のときは、本処理が終
了し、振込カードは発行されない。
【0018】ステップS102では、CRT21に取引
を中断する旨のメッセージが表示される。このメッセー
ジは、取引の中断の種類に応じたものとされる。即ち、
操作時間をオーバして中断した場合は、図10に示すよ
うなメッセージが表示される。また、顧客が取消キーを
押下して中断した場合は、図11に示すようなメッセー
ジが表示される。図示の例では、これらのメッセージと
ともに、CRT21に顧客が入力した情報が表示され
る。即ち、図示の例では、依頼人については、名前と電
話番号が表示されており、受取人については、名前と金
融機関名と口座番号等が表示されている。そして、これ
らの振込情報を振込カードへ登録するか否かを選択する
旨を表示するとともに、「YES」キーと「NO」キー
が表示される。これらの「YES」キー又は「NO」キ
ーの表示部分を顧客が指等で押圧すると、その表示部分
の座標位置情報がキースイッチ15aにより検出され、
メインコントロールユニット11に入力される。
【0019】ステップS103では、この選択の指示を
入力するための待ち合わせが行なわれる。そして、ステ
ップS104では、ステップS103で入力された指示
が判別され、所定時間内に「YES」キーが押下された
と判別されたとき、ステップS105以下の処理が行な
われる。一方、「NO」キーが押下されるか又はタイム
アウトと判定されたときは、本処理が終了し、振込カー
ドの発行は行なわれない。このような判別を行なうの
は、振込カードを発行しても、顧客がそれを受け取り、
次回の振込取引で使用する意思がなければ無駄になって
しまうので、そのような意思を確認した後にカードリー
ダプリンタ23から図4に示すカード入出口4を介して
振込カードを発行するようにするためである。
【0020】ステップS105では、図10又は図11
に示すように表示された入力情報がカードリーダプリン
タ23により振込カードに登録される。即ち、カードリ
ーダプリンタコントローラ16を介してカードリーダプ
リンタ23が動作され、振込カードの磁気ストライプ等
に入力情報が登録される。また、ステップS106で、
振込カードの印字指示がある場合に、ステップS107
で、振込カードの表面にインク等で入力情報の内容が印
字される。例えば、振込の依頼人の名前や受取人の名
前、金融機関名、口座番号等が印字される。ステップS
106で、このような印字を行なうか否かを判別するの
は、顧客が入力した情報が十分でないときは、印字を行
なうことができず、また、印字を希望しない顧客もお
り、そのような要請に応えるためである。
【0021】このような印字指示は、具体的には、サブ
ルーチン等により図9の取引ステップのどの位置で中断
が生じたか否かを検出することにより行なわれる。例え
ば、ステップS8以降で中断した場合にそのようなサブ
ルーチンから印字指示が出され、それ以前のステップで
中断した場合に印字指示が出されないようにされる。即
ち、そのような検出結果が印字指示情報として図6の処
理に受け渡される。ステップS108では、CRT21
に図12に示す画面が表示され、顧客に対し、カード入
出口4から差し出される振込カードを受け取るよう、案
内が出される。そして、ステップS109で、振込カー
ドがカード入出口4から排出され、発行処理が終了す
る。
【0022】図7は、図1の振込カード使用取引処理部
102の処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。まず、ステップS201でCRT21に振込取引画
面が表示され、ステップS202で振込カードの使用が
可能である旨が表示される。そして、ステップS203
で顧客が振込カードをカード入出口4を介して現金自動
取引装置1に挿入する。この振込カードは、図示しない
搬送機構によりカードリーダプリンタ23に送られる。
ステップS204では、カードリーダプリンタ23で振
込カードを読み取った結果、その振込カードに未登録情
報があるか否かが判別され、未登録情報があるときは、
ステップS205で図13に示す画面が表示される。
【0023】図13に示すように、未登録の情報には、
「?????」が表示されている。ステップS206
で、顧客はその未登録情報のみを選択し、ステップS2
07でその情報を入力する。即ち、例えば、「依頼人の
電話番号」が未登録のときは、顧客はその項目の表示部
分を指等で押圧する。これにより、その押圧された部分
の座標位置情報がキースイッチ15aにより検出され
る。この座標位置情報は、メインコントロールユニット
11に入力され、「依頼人の電話番号」が選択された旨
がメインコントロールユニット11により検知される。
この後、電話番号を入力するための数字キー(図示省
略)がCRT21に表示される。そして、顧客はその数
字キーを使用してキースイッチ15aを介して自分の電
話番号を入力する。そのようにして顧客がすべての未登
録情報を入力した後、及び未登録情報がない場合は、ス
テップS208以降に進む。
【0024】ステップS208からS211までは図5
のステップS9からS12までと同様である。即ち、ス
テップS208では、顧客が振込を電信で依頼するか文
書で依頼するかをキースイッチ15aを介して選択し、
同様にステップS209では振込金額を入力し、ステッ
プS210ではCRT21に表示された受取人名と依頼
人名を確認する。このとき、入力情報に誤りがあれば、
顧客は未登録情報の入力手順と同様の手順によりキース
イッチ15aを介して再入力することにより修正するこ
とが可能である。そして、ステップS211では、顧客
は入出金機24を使用して現金入金操作を行なう。その
後、ステップS212では、ステップS207で入力し
た情報を振込カードに登録するか否かが顧客の指示に基
づき決定される。顧客の指示は、顧客がCRT21に表
示された「YES」キー又は「NO」キーを押下するこ
とによりキースイッチ15aを介してメインコントロー
ルユニット11に入力される。この判定を設けたのは、
顧客の事情によっては不完全なままの振込カードを次回
も使用したい場合があり、そのような顧客の意思を尊重
するようにしたためである。従って、ステップS212
の判定結果が否定であれば、ステップS215に進み、
顧客が挿入した振込カードがそのままカード入出口4か
ら返却される。一方、ステップS212の判定結果が肯
定のときは、ステップS213以降の処理が行なわれ
る。
【0025】ステップS213では、振込カードへ追記
が可能であるか否かが判別される。これは、振込カード
には、一度情報を登録した後も更に新たな情報を追記で
きる追記型のものと、そのような追記ができないものと
があるため、それぞれに応じた処理を行なうようにする
ためである。このような振込カードの種別情報は振込カ
ードに登録されており、カードリーダプリンタ23によ
り読み取られてメインコントロールユニット11に入力
される。振込カードが追記型である場合は、ステップS
207において顧客がキースイッチ15aを使用して新
たに入力した情報がステップS214でカードリーダプ
リンタ23により振込カードに追記され、ステップS2
15でその振込カードがカード入出口4から顧客に返却
される。一方、振込カードが追記型でない場合は、ステ
ップS216で、カードリーダプリンタ23で新しい振
込カードが図示しないカード収納庫から取り出され、そ
の新しい振込カードに当該振込取引に必要なすべての情
報が登録される。これにより、カード入出口4から振込
カードの再発行が行なわれる。
【0026】図8は、図1の振込カード使用取引処理部
102の処理手順の他の例を説明するフローチャートで
ある。ステップS301からS303までは図7のステ
ップS201からS203までと同様であり、ステップ
S304、S305では、図13のような画面は表示さ
れず、未登録の情報を入力するためのフィールドのみが
CRT21に順次表示され、顧客がキースイッチ15a
を使用してそこに情報を入力できるようにされる。ま
た、ステップS306からS314までの処理は、ステ
ップS208からS216までの処理と同様である。
【0027】図9は、図6のステップS101の判定処
理で参照される振込カード発行要/不要テーブルの内容
を示す。図示のように、図5の振込カードを使用しない
振込取引処理の各ステップS1からS14までに対応
し、各ステップにおける中断原因に応じて振込カードの
発行を行なうか行なわないかを示す情報が格納されてい
る。このテーブルは、フロッピディスク20に格納され
ており、現金自動取引装置1の稼動時はメインコントロ
ールユニット11内の図示しないメモリに転送される。
各情報は、例えば、1ビットから成り、“1”は発行す
ることを示し、“0”は発行しないことを示す。また、
中断原因には、顧客の意思によらないタイムアウト、顧
客の意思による手続取消、及びその他の中断原因があ
る。これにより、例えば、図5のステップS8におい
て、タイムアウト又は手続取消により取引処理が中断し
たときは、図6のステップS101において、振込カー
ドの発行要とする判定ができる。尚、図9において示す
情報は、一例であり、装置や金融機関の事情に応じて
“1”又は“0”のいずれの値を設定してもよい。
【0028】次に、上述した図1に示す現金自動取引装
置1の本発明に係る動作の一例を説明する。一例とし
て、図5の流れにそって振込取引が進行し、ステップS
8の「依頼人電話番号入力」でタイムアウトにより取引
が中断した時の処理を説明する。この振込取引の中断に
より図6の処理が開始される。まず、ステップS101
で「振込取引が中断した時のステップナンバー」と「中
断原因」により、予めメインコントロールユニット11
内のメモリに設定しておいた図9のテーブルが参照され
る。そして、図6のステップS102以下の処理の要/
不要が判定される。今の例では、図5のステップS8に
おいて振込処理がタイムアウトで中断し、図9のテーブ
ルの値が“1”となっている。従って、ステップS10
1の判定結果が肯定となり、振込カードを発行するた
め、図6のステップS102以下の処理が開始される。
【0029】即ち、最初に、ステップS102でCRT
21に図10の画面が表示され、音声ガイダンス部15
d等を併用しつつ、顧客に処理中断の旨が知らされると
ともに、振込カードへの登録をするか否かを顧客に選択
させるための表示が行なわれる。そして、ステップS1
03で顧客操作待ちとなる。ここで、顧客がキースイッ
チ15aを介してCRT21上の「NO」キーを押下す
るか又はタイムアウトならば、図6の処理を終了する。
一方、「YES」キーを押下するならば、ステップS1
05で入力済みの振込情報がカードリーダプリンタ23
により振込カードに登録される。この時、未入力項目に
は、例えば「?」等、未入力を示すデータがメインコン
トロールユニット11により自動的に設定される。
【0030】次に、ステップS106で振込情報を振込
カードの表面に印字するか否かが判別され、印字するの
であればステップS107でカードリーダプリンタ23
により振込カードへの印字が行なわれる。そして、ステ
ップS108でCRT21に図12の画面が表示され、
ステップS109でカードリーダプリンタ23から搬送
機構を経てカード入出口4へ振込カードが発行される。
その後は、従来からある取引中断時の処理が行なわれ、
現金自動取引装置1は次の取引が可能な初期状態に戻さ
れる。このような回復処理は、手動の場合は、金融機関
等の係員が係員操作部15bを操作することにより行な
われる。また、自動回復の場合は、メインコントロール
ユニット11による回復処理により行なわれる。次に、
顧客が上述した方法で発行された振込カードを利用して
振込取引をするときの現金自動取引装置1の処理を説明
する。この場合、本発明に係る振込カードには、必要な
入力項目が全て登録されておらず、未入力の項目がある
ので、これらの未入力項目を図7又は図8の方法により
顧客に入力させる。
【0031】まず、CRT21に振込取引画面が表示さ
れ(ステップS201又はS301)、その画面中の
「振込情報入力方法選択」において、顧客により振込カ
ード使用が選択される(ステップS202又はS30
2)。そして、顧客によりカード入出口4から挿入され
た振込カードが搬送機構を介してカードリーダプリンタ
23に受け入れられる(ステップS203又はS30
3)。その振込カードがカードリーダプリンタ23によ
り読み取られたとき、未入力の項目があれば、顧客に対
し、CRT21及び音声ガイダンス部15dによって未
入力項目の入力を促すようにされる(ステップS204
〜S207又はS304〜S305)。顧客がすべての
項目の入力を終了すると、現金自動取引装置1は電信/
文書の選択、振込金額の入力、受取人・依頼人の確認待
ちとなる(ステップS208〜S210又はS306〜
S309)。その後、メインコントロールユニット11
は入出金機コントローラ17を介して入出金機24によ
り現金入金操作を行ない、振込取引操作を完了させ、カ
ードリーダプリンタコントローラ16を介してカードリ
ーダプリンタ23により振込カードの追記又は再発行を
行なう(ステップS211〜216又はS309〜S3
14)。
【0032】このようにして、図3(e)に示すよう
に、時点T8で中断した後、自動取引装置が復帰して再
び同様の振込処理を行なうときは、時点T8以降の操作
を行なうだけでよく、操作を容易とできるとともに、操
作時間を短縮でき、他の顧客の待ち時間を短縮すること
ができる。尚、上述した実施例においては、現金を用い
た振込取引の場合について説明したが、本発明はこれに
限定されず、依頼人の口座を利用した振替取引について
も適用できる。また、振込カードを使わない取引が中断
した場合に途中までの入力情報を振込カードに登録する
場合について説明したが、振込カードを使用した取引が
中断した場合に同様の処理を行なうことができることは
勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現金自動
取引装置によれば、振込取引の操作中に中断が生じた時
に途中まで入力済みのデータを振込カードに登録して発
行し、次回に同様の振込取引を行なう際にその振込カー
ドを使用できるようにしたので、次回の振込取引におけ
る顧客の操作の負担を軽減できるとともに、操作時間を
短縮し、他の顧客の待ち時間を短縮することができる。
また、振込取引が最終的に実行されなかった場合にも、
振込カードを発行することができ、振込カードの普及率
を高め、多くの固定客を獲得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現金自動取引装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】振込取引における入力情報の説明図である。
【図3】現金自動取引装置の作用効果の説明図である。
【図4】現金自動取引装置の外観図である。
【図5】他の金融機関への現金振込時の処理を説明する
フローチャートである。
【図6】本発明に係る振込カード発行処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図7】本発明に係る振込カード使用取引処理手順(そ
の1)を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る振込カード使用取引処理手順(そ
の2)を説明するフローチャートである。
【図9】振込カード発行要/不要テーブルの説明図であ
る。
【図10】CRT画面例(その1)の説明図である。
【図11】CRT画面例(その2)の説明図である。
【図12】CRT画面例(その3)の説明図である。
【図13】CRT画面例(その4)の説明図である。
【符号の説明】
1 現金自動取引装置 101 振込カード発行処理部 102 振込カード使用取引処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の項目にわたる情報の入力を伴なう
    振込取引を自動的に行なう現金自動取引装置において、 前記振込取引の操作の途中で当該操作が中断した場合に
    操作開始時から操作中断時までに入力された情報を振込
    カードに登録して発行する振込カード発行処理部と、 次回の振込操作が開始される場合に、前記振込カード発
    行処理部により発行された前記振込カードに登録された
    情報と、その情報以外の改めて入力された情報とを併
    せ、それらの情報を次回の振込情報として次回の振込取
    引処理を行なう振込カード使用取引処理部とを備えたこ
    とを特徴とする現金自動取引装置。
JP34286493A 1993-12-15 1993-12-15 現金自動取引装置 Pending JPH07168899A (ja)

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