JP2014182527A - 自動取引装置、及び、自動取引システム - Google Patents

自動取引装置、及び、自動取引システム Download PDF

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Abstract

【課題】利便性を必要以上に損なうことなく混雑の緩和を図る技術を提供する。
【解決手段】自動取引装置100は、取引終了後に表示される所定画面の表示時間に基づいて、混雑の程度を表す予め定義された複数の混雑レベルから混雑レベルを決定するレベル決定部80と、レベル決定部80で決定された混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う制御部70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ATM(Automated Teller Machine)などの自動取引装置、及び、自動取引装置と自動取引装置に接続されたサーバ装置を備えた自動取引システムに関する。
金融機関などのATMコーナーでは、利用者が集中し混雑しているときには、利用者が利用することのできるATMの台数を増やす等の対応を取ることで、混雑の緩和を図るといった対応が一般的である。しかしながら、このような対応には、係員によるATMコーナーの監視、ATM増設時の準備、顧客の誘導などが必要となるため、迅速且つ適切な対応が困難な場合も少なくない。
このため、自動取引装置の分野では、ATMコーナーの混雑を自動的に緩和するための様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1には、混雑時や予め定められた時間帯に、取引の進行を妨げるキーの押下を行えないように制御する、または、取引の進行上省略しても支障のない画面を表示しないように制御する、自動取引装置が開示されている。
特開2005−209026号公報
特許文献1に開示される自動取引装置は、ATMコーナーの混雑状況を検出する検出装置から混雑している旨の情報を受信すると、通常時用の制御プログラムとは異なる混雑時用の制御プログラムを実行する。即ち、混雑していると判断されると、混雑の程度に関わらず、混雑時用の制御プログラムが実行される。
一般に、特許文献1に開示されるような混雑時用の制御は、通常時用の制御に比べて一人当たりの処理時間を短縮し混雑の緩和に寄与する一方で、利用者に対するサービスレベルを低下させてしまう。このことは、混雑時と通常時で異なる制御が行われることからも明らかである。
従って、混雑時にその混雑の程度によらず一律な制御を行う特許文献1に開示される自動取引装置では、利便性が著しく損なわれる可能性がある。
このような実情を踏まえ、本発明は、混雑の程度に応じた制御を行うことで、利便性を必要以上に損なうことなく混雑の緩和を図る自動取引装置及び自動取引システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、取引終了後に表示される所定画面の表示時間に基づいて、混雑の程度を表す予め定義された複数の混雑レベルから混雑レベルを決定するレベル決定部と、前記レベル決定部で決定された混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う制御部と、を備える自動取引装置を提供する。
本発明の別の態様は、複数の自動取引装置とサーバ装置とを備える自動取引システムであって、前記自動取引装置の各々は、取引終了後に表示される前記所定画面の表示時間を計測して前記サーバへ通知する計測部と、前記サーバから受信した混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う制御部と、を備え、前記サーバ装置は、前記計測部から受信した表示時間に基づいて、混雑の程度を表す予め定義された複数の混雑レベルから混雑レベルを決定するレベル決定部を備える自動取引システムを提供する。
本発明によれば、利便性を必要以上に損なうことなく混雑の緩和を図る自動取引装置及び自動取引システムを提供することができる。
本発明の実施例1に係る自動取引装置の外観図である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置のレベル決定部の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される処理全体のフローチャートの前半部分である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される処理全体のフローチャートの後半部分である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行されるカード挿入処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される暗証番号入力処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される金額入力処理のフローチャートの前半部分である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される金額入力処理のフローチャートの後半部分である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行されるカード挿入兼暗証番号入力処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行されるカード挿入兼暗証番号・金額入力処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される電文処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される放出処理1のフローチャートの前半部分である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される放出処理1のフローチャートの後半部分である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置で実行される放出処理2のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る自動取引装置に表示される画面群を示す図である。 本発明の実施例1に係る自動取引装置に表示される他の画面群を示す図である。 図3に示す記憶部に記憶された混雑レベルテーブルの一例を示す図である。 利用者に処理を催促する音声メッセージの一覧を示す図である。 混雑レベルと簡略化される処理の関係を示す図である。 本発明の実施例2に係る自動取引装置のレベル決定部の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る自動取引装置で実行される処理のうちの混雑レベル決定までの処理のフローチャートである。 本発明の実施例3に係る自動取引システムの構成を示す図である。
[実施例1]
以下、図1から図3を参照しながら、本実施例に係る自動取引装置100の構成について説明する。図1は、本実施例に係る自動取引装置100の外観図である。図2は、本実施例に係る自動取引装置100の構成を示す図である。図3は、本実施例に係る自動取引装置100のレベル決定部80の構成を示す図である。
自動取引装置100は、図示しないホストコンピュータと通信して、支払、預入、振込、振替などの取引を行う自動取引装置である。自動取引装置100は、図1に示すように、その外観に、カードを受け付けるカード挿入部10と、通帳を受け付ける通帳挿入部20と、紙幣を受け付ける紙幣挿入部30と、硬貨を受け付ける硬貨投入部40と、音声出力部50と、顧客操作部60を備えている。なお、顧客操作部60は、例えば、タッチパネルディスプレイ装置であり、顧客からの入力を受け付けるとともに各種情報を表示して顧客に提供するものである。
自動取引装置100は、さらに、その内部に、図2に示すように、自動取引装置100全体の動作を制御する制御部70と、自動取引装置100の混雑の程度を表す混雑レベルを決定するレベル決定部80とを備えている。なお、レベル決定部80は、図3に示すように、計測部81と、選択部82と、記憶部83と、を備えている。
以上のように構成された自動取引装置100は、自動取引装置100の混雑の程度を判断して、混雑の程度に応じて簡素化された手順で取引処理を行う。より具体的には、計測部81が取引終了後に表示される所定画面の表示時間を計測する。選択部82が記憶部83を参照して計測部81で計測された表示時間に応じた混雑レベルを予め定義された複数の混雑レベルから選択する。このようにして、レベル決定部80が所定画面の表示時間に基づいて複数の混雑レベルから混雑レベルを決定する。その後、制御部70が、レベル決定部80で決定された混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う。
以下、図4Aから図16を参照しながら、利用者が自動取引装置100で支払取引を行う場合を例にして、自動取引装置100で実行される処理について具体的に説明する。図4Aから図12は、本実施例に係る自動取引装置100で実行される処理のフローチャートである。図13及び図14は、本実施例に係る自動取引装置100に表示される画面群を示す図である。図15は、図3に示す記憶部83に記憶された混雑レベルテーブルの一例を示す図である。図16は、利用者に処理を催促する音声メッセージの一覧を示す図である。
まず、図4A及び図4Bを参照しながら、自動取引装置100で実行される処理全体について説明する。
自動取引装置100では、電源がONになると、図4A及び図4Bに示す処理が開始される。まず、制御部70が顧客操作部60に図13(a)に示す取引種別選択画面を表示して(ステップS101)、その旨をレベル決定部80に通知する。
制御部70から取引種別選択画面を表示した旨の通知を受けたレベル決定部80では、計測部81がタイマーを起動して(ステップS103)、取引種別選択画面の表示時間の計測を開始する。制御部70は取引キーの押下を検出するまで顧客操作部60からの信号を監視し(ステップS105)、利用者による取引キーの押下を検出するとレベル決定部80にその旨を通知する。なお、取引キーとは、取引種別選択画面に表示されるキーであり、例えば、「支払」、「預入」、「残高照会」、「通帳記帳」、「振込」、「振替」などの取引を選択するためのキーのことである。取引キーの押下が通知されたレベル決定部80では、計測部81がタイマーを停止し(ステップS107)、取引種別選択画面の表示時間を確定する。
その後、選択部82が、確定した表示時間に応じた混雑レベルを、予め定義された複数の混雑レベルから選択することで決定し(ステップS109)、決定した混雑レベルを制御部70に通知する。なお、複数の混雑レベルは、例えば、図15に示すように記憶部83の混雑レベルテーブルに表示時間と関連付けて記憶されている。従って、ステップS109では、選択部82は、記憶部83の混雑レベルテーブルを参照して、計測部81が計測した表示時間に対応する混雑レベルを選択する。この例では、表示時間が20秒以上である場合にはレベル1が、表示時間が10秒以上20秒未満である場合には混雑レベル2が、表示時間が10秒未満である場合には混雑レベル3が、混雑レベルとして選択される。即ち、選択部82は、表示時間が短いほど自動取引装置100が混雑していると仮定して高い混雑レベルを選択する。
混雑レベルが通知されると、制御部70は、押下された取引キーから利用者が選択した取引が支払取引か否かを判定する(ステップS111)。ステップS111の判定結果がNOの場合、つまり、取引が支払取引以外の取引である場合、その取引に応じた他の取引処理が行われ(ステップS113)、その後、ステップS101に戻る。一方、ステップS111の判定結果がYESの場合には、制御部70は、選択部82から通知された混雑レベルを判定する(ステップS115、ステップS117)。
ステップS115の判定結果がYESの場合、つまり、混雑レベルがレベル1である場合には、制御部70は、カード挿入処理と暗証番号入力処理とを順番に行い(ステップS200、ステップS300)、その後、金額入力処理を行う(ステップS400)。そして、さらに、ホストコンピュータと電文をやり取りする電文処理を行う(ステップS700)。なお、カード挿入処理、暗証番号入力処理、金額入力処理、電文処理の詳細については後述する。
ステップS115の判定結果がNOで且つステップS117の判定結果がYESの場合、つまり、混雑レベルがレベル2である場合には、制御部70は、カード挿入処理と暗証番号入力処理とを同時に行うカード挿入兼暗証番号入力処理を行う(ステップS500)。その後、金額入力処理を行う(ステップS400)。そして、さらに、ホストコンピュータと電文をやり取りする電文処理を行う(ステップS700)。なお、カード挿入兼暗証番号入力処理の詳細については後述する。
ステップS115の判定結果がNOで且つステップS117の判定結果がNOの場合、つまり、混雑レベルがレベル3である場合には、制御部70は、カード挿入処理と暗証番号入力処理と金額入力処理とを同時に行うカード挿入兼暗証番号・金額入力処理を行う(ステップS600)。その後、制御部70は、利用者に支払う現金の計数処理を開始してから(ステップS119)、ホストコンピュータと電文をやり取りする電文処理を行う(ステップS700)。なお、カード挿入兼暗証番号・金額入力処理の詳細については後述する。
ステップS700の電文処理が完了すると、制御部70は、再び混雑レベルを判定する(ステップS121、ステップS123)。
ステップS121の判定結果がYESの場合、つまり、混雑レベルがレベル1である場合には、制御部70は、利用者に支払う現金を計数する現金計数処理を行い(ステップS125)、その後、カード及びレシートを放出してから現金を放出する放出処理1を行う(ステップS800)。なお、放出処理1の詳細については後述する。
ステップS121の判定結果がNOで且つステップS123の判定結果がYESの場合、つまり、混雑レベルがレベル2である場合には、制御部70は、利用者に支払う現金を計数する現金計数処理を行い(ステップS127)、その後、カード、レシート、現金を同時に放出する放出処理2を行う(ステップS900)。なお、ステップS127の現金計数処理は、ステップS125の現金計数処理と同様の処理である。また、放出処理2の詳細については後述する。
ステップS121の判定結果がNOで且つステップS123の判定結果がNOの場合、つまり、混雑レベルがレベル3である場合には、ステップS119で現金の計数が開始されてこの時点においてはすでに計数の終了処理(不図示)が行われている。このため、制御部70は、ステップS127の現金計数処理を実行せずに、放出処理2を行う(ステップS900)。
放出処理1または放出処理2が完了すると、制御部70は、顧客操作部60に図13(b)に示すありがとうございました画面を表示して(ステップS129)、取引を終了する。その後、ステップS101に戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、図5から図12を参照しながら、自動取引装置100で実行される各処理について詳細に説明する。
まず、図5に示すカード挿入処理について説明する。自動取引装置100では、図5に示すカード挿入処理(図4AのステップS200)が開始されると、制御部70は、顧客操作部60に図13(c)に示すカード挿入画面を表示する(ステップS201)。その後、レベル1用の監視タイマー(以降、レベル1タイマーと記す)を起動し(ステップS203)、カード挿入部10へカードが挿入されたか否かを判定する(ステップS205)。
ステップS205の判定結果がNOの場合には、制御部70は、レベル1タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、30秒)を超えたか否かを判定する(ステップS207)。ステップS207の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS205に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS207の判定結果がYESの場合には、制御部70は、レベル1タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ1(“カードを挿入して下さい。”)を出力させて利用者にカードの挿入を促す(ステップS209)。その後、ステップS205に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS205の判定結果がYESの場合には、制御部70は、カード挿入処理を終了し、図6に示す暗証番号入力処理を開始する(図4AのステップS300)。
次に、図6に示す暗証番号入力処理について説明する。自動取引装置100では、図6に示す暗証番号入力処理(図4AのステップS300)が開始されると、まず、制御部70は、顧客操作部60に図13(d)に示す暗証番号入力画面を表示する(ステップS301)。その後、レベル1用の監視タイマーを起動し(ステップS303)、顧客操作部60を介して暗証番号4桁が入力されたか否かを判定する(ステップS305)。
ステップS305の判定結果がNOの場合には、制御部70は、訂正キーが押下された否かを判定し(ステップS307)、押下された場合には、入力された暗証番号データをクリアする(ステップS309)。その後、制御部70は、レベル1タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、30秒)を超えたか否かを判定する(ステップS311)。ステップS311の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS305に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS311の判定結果がYESの場合には、制御部70は、レベル1タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ2(“暗証番号を押して下さい。”)を出力させて利用者に暗証番号の入力を促す(ステップS313)。その後、ステップS305に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS305の判定結果がYESの場合には、制御部70は、暗証番号入力処理を終了し、図7A及び図7Bに示す金額入力処理を開始する(図4AのステップS400)。
次に、図7A及び図7Bに示す金額入力処理について説明する。自動取引装置100では、図7A及び図7Bに示す金額入力処理(図4AのステップS400)が開始されると、まず、制御部70は、顧客操作部60に図13(e)に示す金額入力画面を表示する(ステップS401)。その後、混雑レベルに応じた監視タイマー(単にタイマーとも記す)を起動し(ステップS403)、顧客操作部60を介して金額が入力されて確認キーが押下されたか否かを判定する(ステップS405)。なお、確認キーは、金額入力後に有効化される。
ステップS405の判定結果がNOの場合には、制御部70は、訂正キーが押下された否かを判定し(ステップS407)、押下された場合には、入力された金額データをクリアする(ステップS409)。その後、制御部70は、タイマーの監視時間がレベル毎に予め決められている閾値(例えば、レベル1であれば30秒、レベル2であれば20秒)を超えたか否かを判定する(ステップS411)。ステップS411の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS405に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS411の判定結果がYESの場合には、制御部70は、タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ3(“お取引金額を押して下さい。”)を出力させて利用者に金額の入力を促す(ステップS413)。その後、ステップ405に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS405の判定結果がYESの場合には、制御部70は、顧客操作部60に図13(f)に示す金額確認画面を表示する(ステップS415)。その後、再び混雑レベルに応じた監視タイマー(タイマー)を起動し(ステップS417)、顧客操作部60を介して確認キーが押下されたか否かを判定する(ステップS419)。なお、確認キーは、金額入力後に有効化される。
ステップS419の判定結果がNOの場合には、制御部70は、訂正キーが押下された否かを判定し(ステップS421)、押下された場合には、入力された金額データをクリアして(ステップS427)、ステップS401に戻る。押下されていない場合には、制御部70は、タイマーの監視時間がレベル毎に予め決められている閾値(例えば、レベル1であれば30秒、レベル2であれば20秒)を超えたか否かを判定する(ステップS423)。ステップS423の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS419に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS423の判定結果がYESの場合には、制御部70は、タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ4(“お取引金額をご確認し、誤っていれば訂正を宜しければ確認を押して下さい。”)を出力させて利用者に金額の確認を促す(ステップS425)。その後、ステップ419に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS419の判定結果がYESの場合には、制御部70は、金額入力処理を終了し、図10に示す電文処理を開始する(図4BのステップS700)。
次に、図8に示すカード挿入兼暗証番号入力処理について説明する。自動取引装置100では、図8に示すカード挿入兼暗証番号入力処理(図4AのステップS500)が開始されると、まず、制御部70は、顧客操作部60に図14(g)に示すカード挿入・暗証番号入力画面を表示する(ステップS501)。その後、レベル2用の監視タイマー(以降、レベル2タイマーと記す)を起動し(ステップS503)、カード挿入部10へのカードの挿入及び顧客操作部60を介した暗証番号4桁の入力がされたか否かを判定する(ステップS505)。
ステップS505の判定結果がNOの場合には、制御部70は、カード挿入後に訂正キーが押下された否かを判定し(ステップS507)、訂正キーが押下された場合には、入力された暗証番号データをクリアする(ステップS509)。その後、制御部70は、レベル2タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、20秒)を超えたか否かを判定する(ステップS511)。ステップS511の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS505に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS511の判定結果がYESの場合には、制御部70は、レベル2タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ8(“カードを挿入し、続けて暗証番号を押して下さい。”)を出力させて利用者にカードの挿入と暗証番号の入力を促す(ステップS513)。その後、ステップ505に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS505の判定結果がYESの場合には、制御部70はカード挿入兼暗証番号入力処理を終了し、図7A及び図7Bに示す金額入力処理を開始する(図4AのステップS400)。
次に、図9に示すカード挿入兼暗証番号・金額入力処理について説明する。自動取引装置100では、図9に示すカード挿入兼暗証番号・金額入力処理(図4AのステップS600)が開始されると、まず、制御部70は、顧客操作部60に図14(h)に示す1画面取引画面を表示する(ステップS601)。その後、レベル3用の監視タイマー(以降、レベル3タイマーと記す)を起動し(ステップS603)、暗証番号と金額の入力後に確認キーが押下された否かを判定する(ステップS605)。なお、確認キーは、カード挿入され、暗証番号と金額が入力された後に、有効化される。また、1画面取引画面では、例えば、カード挿入前の1画面取引画面では、画面上の“カード挿入”の文字が点滅するなど、状況に応じて“カード挿入”、“暗証入力”、“金額入力”、“金額確認”の文字が順番に点滅する。
ステップS605の判定結果がNOの場合には、制御部70は、訂正キーが押下された否かを判定し(ステップS607)、訂正キーが押下された場合には、入力された暗証番号データ及び金額データをクリアする(ステップS609)。その後、制御部70は、レベル3タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、30秒)を超えたか否かを判定する(ステップS611)。ステップS611の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS605に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS611の判定結果がYESの場合には、制御部70は、レベル3タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ9(“カードを挿入し暗証番号を押して下さい。続けて、お取引金額を押してご確認して下さい。”)を出力させて利用者にカードの挿入及び暗証番号と金額の入力後の確認キーの押下を促す(ステップS613)。その後、ステップ605に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS605の判定結果がYESの場合には、制御部70はカード挿入兼暗証番号・金額入力処理を終了し、現金の計数を開始後に(図4AのステップS119)、図10に示す電文処理を開始する(図4BのステップS700)。
次に、図10に示す電文処理について説明する。自動取引装置100では、図10に示す電文処理(図4BのステップS700)が開始されると、まず、制御部70は、ホストコンピュータに送信する支払取引電文を、利用者から入力された情報及び挿入されたカードから取得された情報に基づいて生成する(ステップS701)。さらに、顧客操作部60に図14(i)に示すホスト通信画面を表示し(ステップS703)、ステップS701で生成した支払取引電文の送信を含むホストコンピュータとの間の通信処理を行う(ステップS705)。その後、制御部70は、ホストコンピュータからの取引の正常終了を通知する応答電文の受信を監視し(ステップS707)、応答電文を受信後に電文処理を終了する。
次に、図11A及び図11Bに示す放出処理1について説明する。自動取引装置100では、図11A及び図11Bに示す放出処理1(図4BのステップS800)が開始されると、まず、制御部70は、顧客操作部60に図14(j)に示すカード・レシート放出画面を表示し(ステップS801)、自動取引装置100からカード挿入部10へカード及びレシートを放出する(ステップS803)。その後、レベル1タイマーを起動し(ステップS805)、利用者により自動取引装置100からカード及びレシートが抜き取られたか否かを判定する(ステップS807)。
ステップS807の判定結果がNOの場合には、制御部70は、レベル1タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、30秒)を超えたか否かを判定する(ステップS809)。ステップS809の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS807に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS809の判定結果がYESの場合には、制御部70は、レベル1タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ5(“カードとレシートをお受取り下さい。”)を出力させて利用者にカードとレシートの抜き取りを促す(ステップS811)。その後、ステップ807に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS807の判定結果がYESの場合には、制御部70は、顧客操作部60に図14(k)に示す現金放出画面を表示し(ステップS813)、自動取引装置100から紙幣挿入部30及び硬貨投入部40へ現金を放出する(ステップS815)。その後、レベル1タイマーを再起動し(ステップS817)、利用者により自動取引装置100から現金が抜き取られたか否かを判定する(ステップS819)。
ステップS819の判定結果がNOの場合には、制御部70は、レベル1タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、30秒)を超えたか否かを判定する(ステップS821)。ステップS821の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS819に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS821の判定結果がYESの場合には、制御部70は、レベル1タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ6(“現金をお受取り下さい。”)を出力させて利用者に現金の抜き取りを促す(ステップS823)。その後、ステップ819に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS819の判定結果がYESの場合には、制御部70は放出処理1を終了する。
最後に、図12に示す放出処理2について説明する。自動取引装置100では、図12に示す放出処理2(図4BのステップS900)が開始されると、まず、制御部70は、顧客操作部60に図14(l)に示すカード・レシート・現金放出画面を表示し(ステップS901)、自動取引装置100からカード、レシート及び現金を放出する(ステップS903)。その後、混雑レベルに応じた監視タイマー(単にタイマーとも記す)を起動し(ステップS905)、利用者により自動取引装置100からカード、レシート及び現金が抜き取られたか否かを判定する(ステップS907)。
ステップS907の判定結果がNOの場合には、制御部70は、タイマーの監視時間が予め決められている閾値(例えば、レベル2であれば20秒、レベル3であれば15秒)を超えたか否かを判定する(ステップS909)。ステップS909の判定結果がNOの場合には、制御部70は、ステップS907に戻って同様の処理を繰り返す。ステップS909の判定結果がYESの場合には、制御部70は、タイマーをリセットしてから、音声出力部50に図16に示す音声メッセージ7(“カードとレシートと現金をお受取り下さい。”)を出力させて利用者にカードとレシートと現金の抜き取りを促す(ステップS911)。その後、ステップ907に戻って同様の処理を繰り返す。
ステップS907の判定結果がYESの場合には、制御部70は放出処理2を終了する。
以上のように、本実施例に係る自動取引装置100では、制御部70は、レベル決定部80で決定される混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う。より具体的には、制御部70による混雑レベルに応じた簡素化は、利用者が現金の支払のために情報を入力する入力段階、利用者に現金等を放出する放出段階、利用者に支払う現金を計数する現金計数段階のそれぞれにおいて、次のように行われる。なお、図17は、上述した混雑レベルと簡素化される処理の関係を示す図である。
入力段階では、制御部70は、混雑レベルがレベル1の場合に順番に行われるカード挿入処理と暗証番号入力処理を、レベル2の場合には同時に行う(一画面化する)ことで取引の手順を簡素化する。また、混雑レベルがレベル2の場合に順番に行われるカード挿入兼暗証番号入力処理と金額入力処理を、レベル3の場合には同時に行う(一画面化する)ことで取引の手順をさらに簡素化する。
放出段階では、制御部70は、混雑レベルがレベル1の場合には利用者によるカード及びレシートの抜き取りを検出した後に現金を放出するが、混雑レベルがレベル2またはレベル3の場合には、カード、レシート、現金を同時に放出する(一括放出する)ことで取引の手順を簡素化する。
現金計数段階では、制御部70は、レベル1またはレベル2の場合には電文処理後に行われる支払用の現金の計数を、レベル3の場合には電文処理の前に先行して開始し電文処理と並行して処理することで手順を簡素化する。
従って、本実施例に係る自動取引装置100によれば、制御部70により混雑の程度に応じた制御が行われるため、利便性を必要以上に損なうことなく混雑の緩和を図ることができる。
また、自動取引装置100では、自動取引装置100自身が混雑の程度を判断しそれに応じた制御を自動的に行う。このため、自動取引装置100単体で混雑緩和を実現することが可能であり、導入コストを比較的抑えることができる。
なお、図4A及び図4Bでは、支払取引において手順が簡素化される例を示したが、他の取引においても同様に手順を簡素化することで、任意の取引において上記の効果を得ることができる。
[実施例2]
本実施例に係る自動取引装置は、図3に示すレベル決定部80の代わりに図18に示すレベル決定部90を備える点が、実施例1に係る自動取引装置100と異なっている。その他の構成は、実施例1に係る自動取引装置100と同様であるので、自動取引装置100と同じ構成要素は同じ符号で参照する。
本実施例に係る自動取引装置のレベル決定部90は、図18に示すように、計測部91と、統計処理部92と、選択部93と、記憶部94と、を備えている。レベル決定部90では、まず、計測部91が、取引終了後に表示される所定画面の表示時間を計測し、表示時間を記憶部94に記憶させる。次に、統計処理部92が、記憶部94から計測部91で計測した表示時間を読み出して統計処理する。そして、選択部93が、記憶部94を参照して、統計処理部92での統計処理後の表示時間に応じた混雑レベルを予め定義された複数の混雑レベルから選択する。このようにして、レベル決定部90が所定画面の表示時間に基づいて複数の混雑レベルから現在の混雑レベルを決定する。その後、実施例1に係る自動取引装置100の場合と同様に、制御部70が、レベル決定部90で決定された混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う。
以下、図19を参照しながら、実施例1に係る自動取引装置100とは異なる、混雑レベルの決定方法について説明する。図19は、本実施例に係る自動取引装置で実行される処理のうちの混雑レベル決定までの処理(以降、混雑レベル決定処理と記す)のフローチャートである。
自動取引装置100では、電源がONになると、図19に示す混雑レベル決定処理が開始される。まず、制御部70及びレベル決定部90がパラメータを初期化する(ステップS1001)。ここでは、取引の回数を示すパラメータIと取引種別選択画面の合計表示時間を示すパラメータJをそれぞれ0に、また、混雑レベルをレベル1に設定する。
次に、制御部70が顧客操作部60に図13(a)に示す取引種別選択画面を表示して(ステップS1003)、その旨をレベル決定部90に通知する。レベル決定部90では、計測部91がタイマーを起動して(ステップS1005)、取引種別選択画面の表示時間の計測を開始する。制御部70は取引キーの押下を検出するまで顧客操作部60からの信号を監視し(ステップS1007)、利用者による取引キーの押下を検出するとレベル決定部90にその旨を通知する。取引キーの押下が通知されたレベル決定部90では、計測部91がタイマーを停止し(ステップS1009)、タイマー値から取引種別選択画面の表示時間を取得する。なお、ステップS1003からステップS1009の処理は、図4AのステップS101からステップS107の処理と同様である。
その後、レベル決定部90では、統計処理部92がパラメータI及びパラメータJを更新する(ステップS1011)。ここでは、パラメータIに1を加え、パラメータJにステップS1009で取得した表示時間を加える。パラメータを更新後、統計処理部92は、パラメータIが所定値Nとなっているか否かを判定する(ステップS1013)。
ステップS1013の判定結果がYESの場合には、統計処理部92は、取引種別選択画面の合計表示時間を示すパラメータJを所定値Nで割って、取引種別選択画面の平均表示時間を算出する(ステップS1015)。その後、選択部93が、平均表示時間に応じた混雑レベルを、記憶部94の混雑レベルテーブルに予め定義された複数の混雑レベルから選択することで決定し(ステップS1017)、決定した混雑レベルを制御部70に通知する。最後に、レベル決定部90がパラメータI及びパラメータJをリセットして(ステップS1019)、混雑レベル決定処理を終了する。
ステップS1013の判定結果がNOの場合には、混雑レベル決定処理を終了する。即ち、混雑レベルが初期値(レベル1)のままで混雑レベル決定処理を終了する。
なお、本実施例に係る自動取引装置の混雑レベル決定処理以降の処理は、実施例1に係る自動取引装置100の処理(図4A及び図4BのステップS111以降の処理)と同様である。
以上のように、本実施例に係る自動取引装置でも、実施例1に係る自動取引装置100と同様に、制御部70がレベル決定部90で決定される混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行うことで、利便性を必要以上に損なうことなく混雑の緩和を図ることができる。特に、本実施例に係る自動取引装置では、レベル決定部90が統計処理後の表示時間に基づいて混雑レベルを決定するため、混雑の程度を自動取引装置100よりも適切に判断することが可能である。従って、より適切なバランスで装置の利便性と混雑緩和を両立することができる。また、自動取引装置単体で混雑緩和を実現することで導入コストを比較的抑えることができる点も、実施例1に係る自動取引装置100と同様である。
なお、図19では、統計処理部92が計測部91での所定回数(N回)の計測毎にその所定回数の計測で得られた表示時間の平均値を算出し、選択部93が統計処理部92で算出した平均値に応じた混雑レベルを複数の混雑レベルから選択する例を示したが、統計処理部92で行われる統計処理は、この処理に限定されない。例えば、統計処理部92が、計測部91で計測した表示時間のうちの最新のものから所定回数(N回)分を取得して、取得した所定回数分の表示時間の平均値を算出してもよい。図19に示すように所定回数の計測毎に平均値を算出する場合には、混雑レベルを決定するために行う処理の頻度を抑えることができる。一方、最新の所定回数分の表示時間から平均値を算出する場合には、最新の情報に基づいて混雑レベルを決定することができる。
また、統計処理部92が行う統計処理は、平均値を算出する処理に限られず、中央値や最頻値を算出する処理であってもよい。その他、例えば、最小値と最大値を排除してから平均値を算出する処理等であってもよい。
[実施例3]
以下、図20を参照しながら、本実施例に係る自動取引システム1000の構成について説明する。図20は、本実施例に係る自動取引システム1000の構成を示す図である。
本実施例に係る自動取引システム1000は、サーバ装置200と複数の自動取引装置300とを備え、それらがネットワークを通じて接続されたシステムである。なお、ネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク、或いは、それらが混在するネットワークなどである。
自動取引装置300は、取引終了後に表示される所定画面の表示時間を計測してサーバ装置200へ通知する計測部310と、サーバ装置200から受信した混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う制御部320と、顧客からの入力を受け付けるとともに各種情報を表示して顧客に提供する顧客操作部330とを備えている。
サーバ装置200は、複数の自動取引装置300の計測部310から受信した表示時間に基づいて、混雑の程度を表す予め定義された複数の混雑レベルから混雑レベルを決定するレベル決定部210を備えている。レベル決定部210は、計測部を有しない点を除き図3に示す実施例1に係るレベル決定部80と同様に構成されている。即ち、計測部310から受信した表示時間に応じた混雑レベルを複数の混雑レベルから選択する選択部を備えている。
以上のように構成された自動取引システム1000は、実施例1に係る自動取引装置100の役割の一部(具体的には、混雑レベルを決定する役割)をサーバ装置200に担わせることにより、サーバ装置200と自動取引装置300からなる自動取引システム1000全体で、実施例1に係る自動取引装置100と同様の機能を実現する。従って、本実施例に係る自動取引システム1000によっても、実施例1に係る自動取引装置100と同様に、制御部320により混雑の程度に応じた制御が行われるため、利便性を必要以上に損なうことなく混雑の緩和を図ることができる。
上述した実施例は、発明の理解を容易にするために本発明の具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。自動取引装置及び自動取引システムは、特許請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、実施例3に係るレベル決定部210は、計測部を有しない点を除き図18に示す実施例2に係るレベル決定部90と同様に構成されてもよい。即ち、計測部310から受信した表示時間を統計処理する統計処理部と、その統計処理部での統計処理後の表示時間に応じた混雑レベルを複数の混雑レベルから選択する選択部と、を備えてもよい。統計処理部で行われる統計処理は、所定回数毎に行われる表示時間の平均化処理であってもよく、最新の所定回数分の表示時間の平均化処理であってもよい。平均化処理は、自動取引装置300毎に行われてもよく、複数の自動取引装置300の全体に対して行われてもよい。また、平均値の代わりに、中央値や最頻値を算出する処理であってもよい。
この場合、実施例3に係る自動取引システム1000は、実施例2に係る自動取引装置の役割の一部(具体的には、混雑レベルを決定する役割)をサーバ装置200に担わせることにより、サーバ装置200と自動取引装置300からなる自動取引システム1000全体で、実施例2に係る自動取引装置と同様の機能を実現する。従って、実施例2と同様の効果を得ることができる。
また、図20では、実施例3に係る自動取引システム1000に自動取引装置300が複数含まれる例が示されているが、自動取引装置300は、一台のみであってもよい。
10 カード挿入部
20 通帳挿入部
30 紙幣挿入部
40 硬貨投入部
50 音声出力部
60、330 顧客操作部
70、320 制御部
80、90、210 レベル決定部
81、91、310 計測部
82、93 選択部
83、94 記憶部
92 統計処理部
100、300 自動取引装置
200 サーバ装置
1000 自動取引システム

Claims (10)

  1. 取引終了後に表示される所定画面の表示時間に基づいて、混雑の程度を表す予め定義された複数の混雑レベルから混雑レベルを決定するレベル決定部と、
    前記レベル決定部で決定された混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う制御部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記レベル決定部は、
    取引終了後に表示される前記所定画面の表示時間を計測する計測部と、
    前記計測部で計測した表示時間に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する選択部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記レベル決定部は、
    取引終了後に表示される前記所定画面の表示時間を計測する計測部と、
    前記計測部で計測した表示時間を統計処理する統計処理部と、
    前記統計処理部での統計処理後の表示時間に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する選択部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3に記載の自動取引装置において、
    前記統計処理部は、前記計測部での所定回数の計測毎に、前記所定回数の計測で得られた表示時間の平均値を算出し、
    前記選択部は、前記統計処理部で算出した平均値に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項3に記載の自動取引装置において、
    前記統計処理部は、前記計測部で計測した表示時間のうちの最新のものから所定回数分を取得して、取得した前記所定回数分の表示時間の平均値を算出し、
    前記選択部は、前記統計処理部で算出した平均値に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  6. 複数の自動取引装置とサーバ装置とを備える自動取引システムであって、
    前記自動取引装置の各々は、
    取引終了後に表示される前記所定画面の表示時間を計測して前記サーバへ通知する計測部と、
    前記サーバから受信した混雑レベルが高いほど簡素化された手順で取引処理を行う制御部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記計測部から受信した表示時間に基づいて、混雑の程度を表す予め定義された複数の混雑レベルから混雑レベルを決定するレベル決定部を備える
    ことを特徴とする自動取引システム。
  7. 請求項6に記載の自動取引システムにおいて、
    前記レベル決定部は、
    前記計測部から受信した表示時間に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する選択部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引システム。
  8. 請求項6に記載の自動取引システムにおいて、
    前記レベル決定部は、
    前記計測部から受信した表示時間を統計処理する統計処理部と、
    前記統計処理部での統計処理後の表示時間に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する選択部と、を備える
    ことを特徴とする自動取引システム。
  9. 請求項8に記載の自動取引システムにおいて、
    前記統計処理部は、前記計測部での所定回数の計測毎に、前記所定回数の計測で得られた表示時間の平均値を算出し、
    前記選択部は、前記統計処理部で算出した平均値に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する
    ことを特徴とする自動取引システム。
  10. 請求項8に記載の自動取引システムにおいて、
    前記統計処理部は、前記計測部から受信した表示時間のうちの最新のものから所定回数分を取得して、取得した前記所定回数分の表示時間の平均値を算出し、
    前記選択部は、前記統計処理部で算出した平均値に応じた混雑レベルを前記複数の混雑レベルから選択する
    ことを特徴とする自動取引システム。
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