JP3487947B2 - オーバフェンダの取付構造 - Google Patents

オーバフェンダの取付構造

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JP3487947B2
JP3487947B2 JP05674395A JP5674395A JP3487947B2 JP 3487947 B2 JP3487947 B2 JP 3487947B2 JP 05674395 A JP05674395 A JP 05674395A JP 5674395 A JP5674395 A JP 5674395A JP 3487947 B2 JP3487947 B2 JP 3487947B2
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fender
over
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tongue
over fender
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丈太呂 椎野
岳也 小野
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Hino Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はオーバフェンダの取付構
造に係り、詳しくは、取付作業性に優れたオーバフェン
ダの取付構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば図5に示したようにフェンダパネ
ルaのホイールアーチ部bに沿ってオーバフェンダcを
取り付けるに際して、従来では図6に示したように硬質
樹脂製のオーバフェンダcの裏面にボルトdを固定し、
フェンダパネルaに設けた孔eにボルトdを挿入してナ
ットfで締め付けるようにしたもの、あるいは、図7に
示したようにオーバフェンダcの上端部内面に取り付け
たクリップgをフェンダパネルaに設けた孔hに挿入係
合させたうえで、オーバフェンダcの下縁iをフェンダ
パネルaのホイールアーチ部bに設けたフランジjの下
面に重合させて両者を締結具kで締付固定するようにし
たものがある。 【0003】しかしながら、前者のようにボルトdとナ
ットfでオーバフェンダcをフェンダパネルaに締付固
定するようにしたものにおいては、フェンダパネルaの
内側においてナットfの締付作業を行なう必要性がある
のでオーバフェンダの取付作業性が悪い。また、後者の
ようにオーバフェンダcの下縁iをフェンダパネルaの
ホイールアーチ部bに設けたフランジjの下面に重合さ
せて両者を締結具kで締付固定するようにしたものにお
いては、フェンダパネルaの内側における締付作業を行
なう必要性はないものの、締結具kが外部から視認され
易いために外観性が低下するという不具合がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、取付作業性および外観性の
低下をともなうことなくオーバフェンダを容易かつ的確
に取り付けることができるオーバフェンダの取付構造を
提供することを課題としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ホイールハウスを形成するフェンダパネル
のホイールアーチ部に、フェンダパネルに対して鋭角状
に屈曲してホイールハウスの内側斜め上方に向かう突部
を設ける一方、前記ホイールアーチ部の外側面に当接す
るリブをオーバフェンダの下部内面に設けている。 【0006】そして、フェンダパネルのホイールアーチ
部に沿って配置される硬質樹脂製のオーバフェンダの上
端近傍裏面に設けたクリップをフェンダパネルに設けた
孔に挿入係合させるとともに、前記リブをホイールアー
チ部の外側面に当接させた状態においてオーバフェンダ
の下縁に設けた舌部を前記突部の下面に重合させてホイ
ールアーチ部の下方から斜め外方に向って取り付けた締
結具で締付固定したことを特徴としている。 【0007】 【作用】上記のように構成したオーバフェンダの取付構
造において、フェンダパネルに対して鋭角状に屈曲して
ホイールハウスの内側斜め上方に向かう突部をホイール
アーチ部に設け、この突部の下面に重合する舌部をオー
バフェンダの下縁に設けているために、オーバフェンダ
はクリップと舌部が接近する方向に撓もうとする物性を
示す。従って、舌部を突部の下面に重合させてオーバフ
ェンダを仮置きした後にクリップをフェンダパネルに設
けた孔に挿入して係合させると、オーバフェンダがフェ
ンダパネルのホイールアーチ部をくわえ込んでオーバフ
ェンダの上縁部とフェンダパネルの間の隙間をゼロにす
る。 【0008】また、フェンダパネルに対して突部を鋭角
状に屈曲させてホイールハウスの内側斜め上方に向わせ
ているために、ホイールアーチ部の下方から斜め外方に
向ってボルトなどの締結具を取り付けることで舌部を突
部に固定することができる。このために、従来のように
ホイールハウス内において締付作業などを行なう必要性
がなく、締結具の頭部および舌部が外部から視認され難
くなってオーバフェンダの下縁の見切りが一定するため
に外観性が高くなる。 【0009】さらに、ホイールアーチ部の外側面に当接
するリブをオーバフェンダの下部内面に設け、このリブ
をホイールアーチ部の外側面に当接させた状態において
オーバフェンダの下縁に設けた舌部を前記突部の下面に
重合させてホイールアーチ部の下方から斜め外方に向っ
て取り付けた締結具で締付固定するようにしているため
に、リブと舌部による挟み込み作用を利用してオーバフ
ェンダの下縁部をフェンダパネルのホイールアーチ部に
容易に位置決めさせることができる。 【0010】 【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例を示す舌部および突
部を含む断面図、図2は同じくクリップ部分を含む断面
図、図3は図1および図2に用いたオーバフェンダの一
部の概略斜視図である。これらの図において、フェンダ
パネル1のホイールアーチ部2に沿って取り付けられる
オーバフェンダ3は、例えばABSなどで代表される硬
質樹脂材料を断面ほぼC字状に成形して構成されてい
る。 【0011】オーバフェンダ3の上端近傍裏面の複数箇
所にボックスリブ4を設け、該ボックスリブ4にそれぞ
れクリップ5の頭部を係合保持させている。そして、ク
リップ5の軸部をフェンダパネル1に設けた孔6に挿入
してオーバフェンダ3の上端部をフェンダパネル1に係
合保持させるようにしている。 【0012】一方、フェンダパネル1のホイールアーチ
部2の複数箇所には、図1に示したようにフェンダパネ
ル1に対して鋭角状に屈曲してホイールハウスの内側斜
め上方に向かう突部7を設けている。また、突部7の下
面に重合する舌部8をオーバフェンダ3の下縁に一体に
設けている。 【0013】そして、ホイールアーチ部2の外側面に当
接するリブ9をオーバフェンダ3の下部内面に設けるこ
とにより、舌部8とリブ9の間にホイールアーチ部2を
挟み込んでオーバフェンダ3の下端部を位置決めさせた
うえで、締結具として機能するボルト10で舌部8を突
部7に締め付けてオーバフェンダ3をフェンダパネル1
に固定している。11は突部7に挿入したリテーナ、1
2はフェンダライナ、13はオーバフェンダ3の上縁に
取り付けたシール材である。 【0014】以上のように構成したオーバフェンダの取
付構造において、フェンダパネル1に対して鋭角状に屈
曲してホイールハウスの内側斜め上方に向かう突部7を
ホイールアーチ部2に設ける一方、この突部7の下面に
重合する舌部8をオーバフェンダ3の下縁に設けてい
る。このために、オーバフェンダ3はクリップ5と舌部
8が接近する方向に撓もうとする物性を示す。 【0015】従って、舌部8を突部7の下面に重合させ
てオーバフェンダ3の下端部を位置決めさせた状態でク
リップ5をフェンダパネル1に設けた孔6に挿入して係
合させると、オーバフェンダ3の反力でフェンダパネル
1のホイールアーチ部2がオーバフェンダ3にくわえ込
まれる。このために、オーバフェンダ3を仮置きすれ
ば、このオーバフェンダ3の上縁に取り付けたシール材
13がフェンダパネル1の外面に密接されるために、オ
ーバフェンダ3とフェンダパネル1の合せ部のスキ詰め
を容易に行なうことができる。 【0016】また、突部7をフェンダパネル1に対して
鋭角状に屈曲させてホイールハウスの内側斜め上方に向
かわせているために、この突部7と直交するようにホイ
ールアーチ部2の下方から斜め外方に向ってボルト10
をねじ込むことで舌部8を突部7に締付固定することが
できる。このために、従来のようにホイールハウス内に
おいて取付作業を行なう必要性がなく、締結具であるボ
ルト10の頭部および舌部8などが外部から視認され難
くなってオーバフェンダ3の下縁の見切りが一定するた
めに外観性が高くなる。 【0017】さらに、ホイールアーチ部2の外側面に当
接するリブ9をオーバフェンダ3の下部内面に設けてい
るために、このリブ9と舌部8による挟み込み作用を利
用してオーバフェンダ3の下縁部をフェンダパネル1の
ホイールアーチ部2に容易に位置決めさせることができ
る。 【0018】図4は本発明の他の実施例を示す舌部8お
よび突部7を含む断面図であり、この実施例において
は、突部7の内端縁に当接する立上り部14を舌部8の
内端部に設けている。従って、この実施例の場合は、立
上り部14を突部7の内端縁に当接させることでオーバ
フェンダ3の位置決め精度および作業性をより高くする
ことができる。 【0019】なお、実施例ではホイールアーチ部2の複
数箇所に突部7を設けるとともに、オーバフェンダ3の
下縁近傍の複数箇所の舌部8を設けて重量の増加を抑制
しているが、連続したフランジ状の突部を設けてホイー
ルアーチ部2の剛性を高くし、もしくは、連続したフラ
ンジ状の舌部を設けてオーバフェンダ3の下縁部分の剛
性を高くすることもできる。また、実施例では締結具と
してボルト10を採用しているが、リベットなどで代表
される他の締結具を用いることもできる。 【0020】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、オーバフェンダをフェンダパネルのホイールア
ーチ部に位置決めさせれば両者の合せ部のスキ詰めが自
動的に行なわれ、しかも、ホイールアーチ部の下方から
斜め外方に向って締結具を取り付けることで舌部を突部
に締付固定することができる。従って、オーバフェンダ
の取付作業性が大幅に改善されるとともに、締結具の頭
部および舌部が外部から視認され難くなってオーバフェ
ンダの下縁の見切りが一定するために外観性が高くな
る。 【0021】また、ホイールアーチ部の外側面に当接す
るリブをオーバフェンダの下部内面に設け、このリブを
ホイールアーチ部の外側面に当接させた状態においてオ
ーバフェンダの下縁に設けた舌部を前記突部の下面に重
合させてホイールアーチ部の下方から斜め外方に向って
取り付けた締結具で締付固定するようにしているため
に、リブと舌部による挟み込み作用を利用してオーバフ
ェンダの下縁部をフェンダパネルのホイールアーチ部に
容易に位置決めさせることが可能となり、オーバフェン
ダの位置決め作業性がより高くなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す舌部および突部を含む
断面図である。 【図2】本発明の一実施例を示すクリップ部分を含む断
面図である。 【図3】図1および図2に用いたオーバフェンダの一部
の概略斜視図である。 【図4】本発明の他の実施例を示す舌部および突部を含
む断面図である。 【図5】オーバフェンダを備えた自動車の従来例を示す
概略斜視図である。 【図6】図5のA−A断面図である。 【図7】図5のA−A断面に相当する他の従来例を示す
断面図である。 【符号の説明】 1 フェンダパネル 2 ホイールアーチ部 3 オーバフェンダ 4 ボックスリブ 5 クリップ 6 孔 7 突部 8 舌部 9 リブ 10 ボルト(締結具) 11 リテーナ 12 フェンダライナ 13 シール材 14 立上り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−41986(JP,A) 特開 昭61−12470(JP,A) 実開 平3−15791(JP,U) 実開 平2−97171(JP,U) 実開 平2−148886(JP,U) 実開 平5−76972(JP,U) 実開 平5−54101(JP,U) 実開 昭59−83172(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ホイールハウスを形成するフェンダパネ
    と、該フェンダパネルのホイールアーチ部に沿
    って配置される硬質樹脂製のオーバフェンダを備え、
    フェンダパネルに対して鋭角状に屈曲してホイールハ
    ウスの内側斜め上方に向かう突部をホイールアーチ部
    に設ける一方、前記ホイールアーチ部2の外側面に当
    接するリブ9をオーバフェンダ3の下部内面に設け、
    記オーバフェンダの上端近傍裏面に設けたクリップ
    をフェンダパネルに設けた孔に挿入係合させるとと
    もに、前記リブ9をホイールアーチ部2の外側面に当接
    させた状態においてオーバフェンダの下縁に設けた舌
    を前記突部の下面に重合させてホイールアーチ部
    の下方から斜め外方に向って取り付けた締結具10
    締付固定したことを特徴とするオーバフェンダの取付構
    造。
JP05674395A 1995-02-21 1995-02-21 オーバフェンダの取付構造 Expired - Lifetime JP3487947B2 (ja)

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JP4234113B2 (ja) * 2005-05-13 2009-03-04 本田技研工業株式会社 ホイールアーチモールの固定構造
JP6065863B2 (ja) * 2014-03-17 2017-01-25 マツダ株式会社 自動車のサイドガーニッシュ構造
JP6414741B2 (ja) * 2014-11-14 2018-10-31 三菱自動車工業株式会社 フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法
US10399606B2 (en) * 2018-01-30 2019-09-03 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Multi-piece overfender assemblies and methods of mounting the same to vehicles

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