JPH0645385Y2 - 金属製の取付体と被取付部材の固定構造 - Google Patents

金属製の取付体と被取付部材の固定構造

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JPH0645385Y2
JPH0645385Y2 JP1989035220U JP3522089U JPH0645385Y2 JP H0645385 Y2 JPH0645385 Y2 JP H0645385Y2 JP 1989035220 U JP1989035220 U JP 1989035220U JP 3522089 U JP3522089 U JP 3522089U JP H0645385 Y2 JPH0645385 Y2 JP H0645385Y2
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尚志 藤岡
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橋本フォーミング工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、緩衝材となる樹脂製のスペーサーを挾込んで
金属製の取付体と被取付部材とをナット,ボルト等の止
め具で締付け固定するのに適用される金属製の取付体と
被取付部材の固定構造に関するものである。
従来の技術 この種の固定構造を適用するものとして車輌装備品を例
示すると、第10図で示すようにリアウインドウWのドア
パネルPに沿って取付けるベルトモールディングMを挙
げることができる。
一般に、そのベルトモールディングはモール本体を形成
する金属芯材の端末側の裏面にナットを溶接固定し、こ
のナットにドアパネルの内面側から挿入するボルトをね
じ込むことによりドアパネルの上縁辺に沿って機械的に
固定することが行われている。また、そのナットとドア
パネルとは共に金属製でありドアパネルは塗膜が形成さ
れているため発錆が防止されているが互いに直に接触さ
せるとこの塗膜が傷付いてしまい剥れてしまうため錆が
発生したり或いは錆が発生しない材料であったとしても
電位差等で腐食が発生するところから、緩衝材として樹
脂製のスペーサーを別途に挾込んで締付け固定すること
も行われている。
考案が解決しようとする課題 然し、ベルトモールディング側のナットと車体パネルと
の間にスペーサーを別途に挾込んでボルト締めするには
スペーサーが脱落しないよう確りと押えて作業を行わな
ければならないから作業性に劣ることを免れ得ない。
なお、従来、ドアパネルに取付けるベルトモールディン
グとしてはモール本体の端末側に設けるドアパネルの取
付台座に対応させて取付台座と相対向するよう折曲げ可
能な当てがいプレートを一体に樹脂成形するものが知ら
れている(特開昭60-47724号)。然し、このベルトモー
ルディングにあっても当てがいプレートを指で押えてボ
ルトを挿入しなければならないので手間が掛るところか
ら好ましくないばかりでなく、モール本体と当てがいプ
レートとの間にドアパネルを挾込んで締付け固定するも
のであるから部材の相互間に緩衝材となるスペーサーを
挾込んで締付け固定するには適用することができない。
茲において、本考案は樹脂製のスペーサーを作業員が手
で押えることを行わなくても部材相互間に挾込んで止め
具で締付け固定可能な金属製の取付体と被取付部材の固
定構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、係る金属製の取付体と被取付部材の固定構造
においては、金属製の取付体に取付けられる樹脂部を有
する被取付部材は裏面に金属製の止め具と、該止め具の
近傍位置に前記樹脂部と連続して形成されたスペーサー
部とを有し、該スペーサー部の立上り部は金属製の取付
体に当接し押圧変形されて被取付部材側の止め具と取付
体との間に緩衝材として挾込み配置され、取付体側の止
め具で被取付部材の止め具に締付け固定することにより
構成されている。
作用 この金属製の取付体と被取付部材の固定構造では取付体
と被取付部材の固定個所を相対させるとスペーサーの立
上り部が被取付部材に固定された止め具を覆うよう押圧
変形されて取付体との間に挾込み配置されるから、取付
体側の止め具で被取付部材側の止め具に締付け固定する
だけで被取付部材を取付体に簡単に固定できるようにな
る。
実施例 以下、第1〜9図を参照して説明すれば、次の取りであ
る。
この金属製の取付体と被取付部材の固定構造は、第10図
で示したと同様に取付体となるリアウインドウのドアパ
ネルに沿って被取付部材となるベルトモールディングを
機械的に固定するのに適用されている。そのベルトモー
ルディングは第1図で示すように長尺なモール本体1か
ら連続させてリアウインドウのコーナー部に相応した略
三角板状の端末部2を持ち、この端末部2はモール本体
1から連続した金属芯材10をベースに形成されている。
その端末側の金属芯材10は強度を付与する段差部11を持
って所定形状に折曲成形され、モール本体1を被覆する
のと同じ合成樹脂を用いてドアパネル側,ピラパネル側
並びにウインドウプレート側に当る樹脂部としてのシー
ルリップ12,13,14と共に第2図で示すように外表面側も
合成樹脂部で被覆された樹脂部としての樹脂部15が形成
されている。これに加えて、金属芯材10にはドアパネル
側の板面寄りにシールリップ12から連続する樹脂皮膜で
被覆した位置決めスペーサー16並びにパネル取付部17が
設けられている。また、金属芯材10の板中央寄りには止
め具18aとしてナットが溶接固定され、その近傍に位置
させて止め具18aの上面側を覆い可能な立上り部19aを有
するスペーサー19が樹脂成形されている。このスペーサ
ー19は例えば位置決めスペーサー16の成形位置から剛性
を有する段差部11を経て止め具18aの近傍位置まで連続
する樹脂流路を用いて形成すると、モール本体1を被覆
する合成樹脂でシールリップ12を介して連続に成形でき
しかも金属芯材10を樹脂圧で変形させないようにできる
ところから好ましい。また、そのスペーサー19は立上り
部19aの突端側に後述する他のボルト等の止め具を挿通
する切欠19b乃至は開孔を設け、この立上り部19aを金属
芯材10の板面上に突出固定する基盤部19cと立上り部19a
を変形容易にするくびれ部19dとを設けて形成すること
ができる。
そのベルトモールを車体パネルに取付ける際、第3図で
示す如くモール本体1と共に端末側2を車体パネル3に
当てがうよう押し込むと、第4図で示すように車体パネ
ル3のボルト等を挿入する開孔3aを設けた先端側3bがス
ペーサー19の立上り部19aと対応位置する。このときに
立上り部19aは車体パネル3の先端縁と直交する向きに
設けられていると好ましく、第5図で示す如くモール本
体1並びに端末側2の押込みが進行するのに伴って立上
り部19aは止め具18aの上面側を覆うよう押圧変形され
る。その押圧変形の際に上述した如く立上り部19aの基
部寄りにくびれ部19dが設けられていると容易に変形で
きるばかりでなく、止め具18aの上面側を正確に覆う長
さを持って押圧変形させ得るようになる。この立上り部
19aの押圧変形でスペーサー19は止め具18aと車体パネル
3との間に挾込み保持され、第6図で示すように車体パ
ネル3の内面側より樹脂ワッシャー4等を介して挿入さ
れるボルト等の止め具18bでナット等の止め具18aと締付
け固定することにより金属製の取付体と被取付部材3,18
aの緩衝材として介装装着できるようになる。
そのプレート状の立上り部19aを持つスペーサー19の他
に、第7図で示す如くナット等の止め具18aの周りに複
数の立上り部19′a,19′a…を筒状の基盤部19′bから
突出させて一体成形したものを備付けることができる。
このスペーサー19′の場合には第8図で示す如く車体パ
ネル3に設ける開孔3aの周囲に突出し部3cを付形し、そ
の突出し部に対応させてスペーサー19′を位置すると共
に第9図で示すように車体パネル3の内面側から挿入す
るボルト等の止め具18bをベルトモールディング側の止
め具18aにねじ込むのに伴ってスペーサー19′の立上り
部19′a,19′a…を押圧変形することにより立上り部1
9′a,19′a…で止め具18aを覆うよう車体パネル3との
間に介装させて締付け固定できるようになる。
上記実施例においてはベルトモールディングの端末部2
は金属芯材10をベースに形成し止め具18aとしてナット
を溶接したが、端末部2全体を合成樹脂で形成し止め具
18aとしてのナットを合成樹脂中に埋設してもよい。更
に、端末部2に止め具18aとしてナットを固定したが、
これに代えてボルトを固定し車体パネル3側から止め具
18bとしてナットで締付けてもよいことは言うまでもな
い。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る金属製の取付体と被取付部材
の固定構造に依れば、緩衝材となるスペーサーを作業員
が押えなくても組立て途上で取付体側に当接して押圧変
形することにより被取付部材との間に挾込み配置できる
から金属製の取付体と被取付部材の組立て作業を極めて
能率よく行うことを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る金属製の取付体と被取付部材の固
定構造を適用する被取付部材側の部分裏面斜視図、第2
図は同被取付部材側の側断面図、第3〜6図は同被取付
部材を取付体に固定する組立工程を示す説明図、第7図
は本考案の別の実施例に係る金属製の取付体と被取付部
材の固定構造を適用する被取付部材の部分裏面斜視図、
第8,9図は同被取付部材を取付体に固定する組立工程を
示す説明図、第10図は本考案に係る金属製の取付体と被
取付部材の固定構造を適用可能な車体装備品の取付個所
を示す説明図である。 1,2:被取付部材、3:取付体、12,13,14,15:樹脂部、18a:
止め具、18b:止め具,19,19′:スペーサー、19a、19′
a,19′a…:立上り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の取付体(3)に取付けられる樹脂
    部(12,13,14,15)を有する被取付部材(1,2)は裏面に
    金属製の止め具(18a)と、該止め具(18a)の近傍位置
    に前記樹脂部(12,13,14,15)と連続して形成されたス
    ペーサー部(19,19′)とを有し、該スペーサー部(19,
    19′)の立上り部(19a、19′a,19′a…)は金属製の
    取付体(3)に当接し押圧変形されて被取付部材(1,
    2)側の止め具(18b)と取付体(3)との間に緩衝材と
    して挾込み配置され、取付体(3)側の止め具(18b)
    で被取付部材(1,2)の止め具(18a)に締付け固定して
    なることを特徴とする金属製の取付体と被取付部材の固
    定構造。
JP1989035220U 1989-03-28 1989-03-28 金属製の取付体と被取付部材の固定構造 Expired - Fee Related JPH0645385Y2 (ja)

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