JPH07626Y2 - 車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造 - Google Patents

車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造

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JPH07626Y2
JPH07626Y2 JP2839091U JP2839091U JPH07626Y2 JP H07626 Y2 JPH07626 Y2 JP H07626Y2 JP 2839091 U JP2839091 U JP 2839091U JP 2839091 U JP2839091 U JP 2839091U JP H07626 Y2 JPH07626 Y2 JP H07626Y2
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JP
Japan
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rubber
finger protection
vehicle body
trim
body door
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JP2839091U
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JPH04116577U (ja
Inventor
照忠 中澤
徹 金子
Original Assignee
近畿車輌株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、取り付けをきわめて
容易に行なうことができる車体ドア収納部への指保護用
ゴムの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体ドア用開口部への指保護用ゴ
ムaの取り付けは、図4および図5に示すように、細長
い長方形に形成された板状の指保護用ゴムaをドア開口
部の押し面の中間部にねじbを用いて仮止めした後に、
その表面に車体ドアc側の中間部に切り欠きeが形成さ
れたアルミニウム合金製の押し出し型材dを位置合わせ
して重ね、ドア開口部の押し面にねじfにより固定する
ことが行なわれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の指保護用ゴムa
の取り付け方では、ドア開口部の押し面にねじbによっ
て指保護用ゴムaを仮止めする必要がある上に、仮止め
された指保護用ゴムaの表面にアルミニウム合金製の押
し出し型材dを位置合わせし、指保護用ゴムaと押し出
し型材dとを、ねじfによりドア開口部の押し面に固定
しなければならないため、取り付けに要する手数と作業
量が多くなって取り付け作業を能率良く行なうことがで
きなかった。
【0004】また、押し出し成形によって作られるアル
ミニウム合金製の押し出し型材dがわずかでも波を打っ
ている場合には、その突出部が当接する指保護用ゴムa
の部分を若干引き伸ばして薄くしなければならないた
め、指保護用ゴムaの取り付け作業の能率はさらに悪く
なる。その上、押し出し型材dをねじ止めしたねじfが
外側から見えるため、指保護用ゴムaの取り付けを見栄
え良く行なうことができなかった。
【0005】この考案はこれらの事情に鑑みてなされた
もので、指保護用ゴムaを仮止めしたり、アルミニウム
合金製の押し出し型材dを位置合わせしてねじ止めする
などの手数をかけることなく、指保護用ゴムaの取り付
け作業を能率良く、かつ見栄え良く行なうことができる
車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造の提供
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案では、片面がフラットに形成された指保護
用ゴムは、その反対側の面にU字状の係合突条が設けら
れ、このU字状の係合突条内に、同じくU字状に形成さ
れ、かつ内部に芯金が挿入されたゴム製のトリムが固着
され、トリムはU字状に形成された内面に、開口部と反
対側の向きに傾斜するゴム製の把持突条が設けられ、車
体ドア収納部の車内側の入口部に設けられた係合部は、
トリムのU字状内の把持突条の間に挿入されて、車体ド
ア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造が構成されて
いる。
【0007】
【作用】指保護用ゴムとトリムとを一体に固着した指保
護用ゴムの組み立て体を、車体ドア収納部の車内側の入
口部に設けられた係合部に押圧すると、この係合部は、
U字状に形成されたトリム内面のゴム製の各把持突条を
その傾斜方向に弾性変形して挿入されるため、押圧する
だけの簡単な作業により車体ドア収納部の車内側の入口
部に指保護用ゴムの取り付けが可能となる。しかも、一
旦取り付けられた指保護用ゴムの組み立て体は、弾性変
形後に元の状態に戻ろうとするトリム内の把持突条の復
元力によって、車体ドア収納部の係合部をしっかりと保
持する。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、1は指保護用ゴムの組み立て
体で、この組み立て体1は、車体ドア7(図3参照)を
開くときの指詰めを防止する指保護用ゴム2とトリム3
とから構成されている。
【0009】設定された幅寸法を有する指保護用ゴム2
は、片面2aがフラットに形成されるとともに、反対側
の面2bに先端側の間隔が基端側の間隔より若干狭くな
るよう形成されたU字状の係合突条2cが車体ドア7と
の関係で決まる位置に設けられている。この構成の指保
護用ゴム2は、例えば、EPRの材料を用いて作られる
が、その他の弾性材料も用いることができる。
【0010】トリム3は、指保護用ゴム2の係合突条2
c内に弾性嵌合し得るU字状に構成されており、ゴムな
どの弾性材料を用いて形成されたトリム3の肉厚の中央
部に、一定厚さの金属板からなる芯金4が挿入されてい
る。さらに、U字状に形成されたトリム3の内面の対向
する各位置には、ゴムなどの弾性部材からなる二組の把
持突条5,5が、U字形の開口部と反対側の向きに傾斜
する方向に設けられている。各組の把持突条5,5は、
それらの先端が当接する位、接近して形成される。トリ
ム3は、図1に示すように、指保護用ゴム2のU字状の
係合突条2cに弾性嵌合され、係合突条2cの内面と接
着剤により強固に接着されている。
【0011】トリム3の把持突条5,5は、この実施例
では、U字状の内面の対向する各位置に二組設けられて
いる場合について示したが、各把持突条5,5は、対向
する位置に必ずしも設ける必要はなく、突設される個数
も二組に限定されない。
【0012】次に、この実施例の指保護用ゴムの組み立
て体1の取り付けについて説明する。図3において、6
は車体の開口部に設けられた車体ドア収納部で、車体ド
ア7は、内張り板10の先端側に取り付けられる車内側
の戸袋内柱8と、側板11の先端側に取り付けられる車
外側の出入口フレーム9との間の開口部を通して開閉さ
れる。
【0013】車内側の戸袋内柱8は、車体ドア7側の側
面に係合部12が設けられており、車内側の側面の高さ
方向に乗客が把持する保護棒13が取り付けられてい
る。
【0014】前記指保護用ゴムの組み立て体1は、トリ
ム3のU字形の開口部を戸袋内柱8の係合部12に対向
させて係合部12側に押圧すると、係合部12の先端に
よって力を加えられたトリム3の各把持突条5,5は、
開口部と反対側に弾性変形されるため、前記組み立て体
1は、押圧するだけの簡単で手数のかからない作業によ
って、きわめて能率良く取り付けることができる。
【0015】また、車内側の戸袋内柱8に取り付けられ
た指保護用ゴムの組み立て体1は、弾性変形後に元の状
態に戻ろうとする各把持突条5,5の弾性押圧力によっ
て、戸袋内柱8の係合部12をしっかりと保持するた
め、一旦取り付けられた指保護用ゴム2は、前記係合部
12から容易に分離することはない。
【0016】しかも、アルミニウム合金製の押し出し型
材dを使用しないため、指保護用ゴムの組み立て体1の
取り付けにおいて、指保護用ゴム2を部分的に引き伸ば
す手数が省略できるだけでなく、ねじを使用しないこと
により取り付け後の見栄えを良くすることができる。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、本願考案によれ
ば、次に記載するすぐれた作用効果を奏する。
【0018】請求項1に記載の車体ドア収納部への指保
護用ゴムの取り付け構造においては、指保護用ゴムのU
字状の係合突条に固着された同形状のトリムの内面に、
トリムの開口部と反対側の向きに傾斜するゴム製の把持
突条が設けられているため、従来のように、ドア開口部
の押し面に指保護用ゴムをねじにより仮止めした後、そ
の上に位置決めして重合される押し出し型材により、指
保護用ゴムをドア開口部の押し面に再度ねじ止めする手
数をかけなくても、指保護用ゴムの組み立て体を車体ド
ア収納部の係合部に押圧するだけの簡単な組み付け作業
によって、きわめて能率良く取り付けることができる。
【0019】また、車体ドア収納部に取り付けられた指
保護用ゴムは、トリムのU字状の内面に傾斜して設けら
れたゴム製の把持突条の弾性押圧力によって車体ドア収
納部をしっかりと保持するため、車体ドア収納部から容
易に分離しないようにすることができる。
【0020】その上、指保護用ゴムの取り付けにおいて
は、その上にアルミニウム合金製の押し出し型材を重合
したり、ねじ止めする必要がないため、指保護用ゴムを
部分的に引き伸ばす手数が不要になるだけでなく、取り
付け後にねじが見えないようにして見栄えを良くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の指保護用ゴムの組み立て
体の一例を示す横断面図である。
【図2】指保護用ゴムと嵌合されるトリムの拡大横断面
図である。
【図3】指保護用ゴムの組み立て体が車体ドア収納部に
取り付けられた状態を示す横断面図である。
【図4】指保護用ゴムの従来の取り付け状態を示す部分
的正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【符号の説明】
2 指保護用ゴム 2a 片面 2b 反対側の面 2c 係合突条 3 トリム 4 芯金 5 把持突条 6 車体ドア収納部 12 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面がフラットに形成された指保護用ゴ
    ムは、その反対側の面にU字状の係合突条が設けられ、
    このU字状の係合突条内に、同じくU字状に形成され、
    かつ内部に芯金が挿入されたゴム製のトリムが固着さ
    れ、トリムはU字状に形成された内面に、開口部と反対
    側の向きに傾斜するゴム製の把持突条が設けられ、車体
    ドア収納部の車内側の入口部に設けられた係合部は、ト
    リムのU字状内の把持突条の間に挿入されていることを
    特徴とする車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け
    構造。
JP2839091U 1991-03-29 1991-03-29 車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造 Expired - Lifetime JPH07626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2839091U JPH07626Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造

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JP2839091U JPH07626Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造

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Publication Number Publication Date
JPH04116577U JPH04116577U (ja) 1992-10-19
JPH07626Y2 true JPH07626Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31912499

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JP2839091U Expired - Lifetime JPH07626Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 車体ドア収納部への指保護用ゴムの取り付け構造

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JP4425693B2 (ja) * 2004-05-12 2010-03-03 三菱電機株式会社 可動式ホーム柵
JP2011178356A (ja) * 2010-03-04 2011-09-15 Nippon Signal Co Ltd:The ホーム柵装置

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JPH04116577U (ja) 1992-10-19

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