JP2579154Y2 - スライド式捲り屋根 - Google Patents

スライド式捲り屋根

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JP2579154Y2
JP2579154Y2 JP1993033364U JP3336493U JP2579154Y2 JP 2579154 Y2 JP2579154 Y2 JP 2579154Y2 JP 1993033364 U JP1993033364 U JP 1993033364U JP 3336493 U JP3336493 U JP 3336493U JP 2579154 Y2 JP2579154 Y2 JP 2579154Y2
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roof
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喜友 星
啓志 小西
喜植 中野
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライド式捲り屋根に
関し、更に詳しくは、電子オルガン等の鍵盤楽器に用い
られるスライド式捲り屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスライド式捲り屋根とし
ては、図6に示すように長さ方向に並列に突起aを設け
た割板状の屋根部材bの複数を、その幅方向に隣接する
ように並べ、互いに隣接せる屋根部材b,bの突起aを
蝶番cでネジd止めして、連結し、各屋根部材bの端縁
eを夫々保護カバーfでネジg止めしたものが知られて
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスライド式捲り屋根は、互いに隣接せる屋根部材b
を蝶番cでネジd止めで連結すると共に、更に、各屋根
部材aの端縁eを保護カバーfでネジg止めする構造で
あるため、ネジ止め作業が繁雑であるばかりではなく、
蝶番cと、これを屋根部材bに止めるネジd、更に保護
カバーeと、これを屋根部材bにネジ止めするネジgを
必要とするのでコスト高となる問題があった。
【0004】また、屋根部材への蝶番および保護カバー
の取付けをネジ止めで行うため、ネジ止めを適確に行わ
ない時は、スライド式捲り屋根を電子オルガン等の本体
への取付け中、或いは取付け後の屋根部材の摺動中にネ
ジが外れるという問題が生ずる恐れがある。
【0005】本考案は、かかる問題点を解消し、屋根部
材に力が加わることがあっても、蝶番並びに保護カバー
が屋根部材より位置ずれすることがなく、しかも屋根部
材への蝶番並びに保護カバーの取付けを容易に行うこと
が出来るスライド式捲り屋根を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のスライド式捲り
屋根は、複数の割板状の屋根部材を蝶番で互いに連結
し、屋根部材の端縁に保護カバーを装着するスライド式
捲り屋根において、屋根部材の裏面に屋根部材の長さ方
向に並列に線状の突起を設け、蝶番の屈曲部を肉薄に形
成すると共に、蝶番の屈曲部の両側に屋根部材の突起に
嵌合し、固定する嵌合部材を並列に形成し、蝶番の各嵌
合部材の端部の夫々に保護カバーを一体に形成したこと
を特徴とする。
【0007】また、蝶番の嵌合部材の内部に屋根部材の
突起を挿入した際、挿入方向とは逆方向に係止する係止
片を設けてもよい。
【0008】
【作用】蝶番の肉薄の屈曲部の両側に屋根部材の突起に
嵌合し、固定する嵌合部材が並列に形成されているか
ら、屋根部材の突起と蝶番の嵌合部材とを互いに組合せ
ることにより、屋根部材と蝶番はネジ止めを必要するこ
となく固定され、また、蝶番には肉薄の屈曲部か設けら
れているから、隣接せる屋根部材は蝶番の肉薄の屈曲部
により容易に曲げることが出来、また、蝶番と保護カバ
ーは一体に形成されているから屋根部材の端縁が屋根部
材と蝶番との嵌合、固定のみで保護される。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は本考案のスライド式捲り屋
根の1実施例を示し、図中、1は屋根部材、2は蝶番、
3は保護カバーを示す。
【0010】屋根部材1はアルミニウム、硬質塩化ビニ
ール樹脂等の硬質体で作られ、その裏面4に屋根部材1
の長さ方向に二股状であって、線状の突起5を2本並列
に設けた。
【0011】また、蝶番2はポリプロピレン樹脂、ナイ
ロン樹脂、アクロリニトリル・ブタジェン・スチレン共
重合体樹脂等の弾性材で作られ、長さ方向の中央部分に
肉薄の屈曲部6を設け、該屈曲部6の両側に屋根部材1
の突起5の形状に対応する凹部形状の嵌合部材7を並列
に設けた。また、蝶番2の各嵌合部材7の端部8の夫々
に保護カバー3を蝶番2と同一材質で一体に形成し、蝶
番2の屈曲部6を折り曲げた際、隣接せる保護カバー3
は互いに重なり合わないようにした。
【0012】また、図示例では嵌合部材7の凹部形状の
上縁9の夫々に互いに対向する鉤状の突片10を設け
た。
【0013】そして、屋根部材1と、一体化された蝶番
2および保護カバー3を組み合わせて連結するには、図
3に示すように、先ず、複数の屋根部材1a、1b、…
…をその幅方向に隣接するように並べ、一つの屋根部材
1aの一方の突起5aを、蝶番2の一方の嵌合部材7a
内に保護カバー3aに到達するまで挿入し、嵌合させて
固定する。続いて、該屋根部材1aに隣接せる他の屋根
部材1bの一方の突起5bを、蝶番2の一方の嵌合部材
7b内に保護カバー3bに到達するまで挿入し、嵌合さ
せて互いに隣接せる両屋根部材1a、1bを連結固定す
る。
【0014】この状態で一つの屋根部材1aの突起5a
と該屋根部材1aに隣接せる他の屋根部材1bの突起5
bは、一個の蝶番2の嵌合部材7aおよび7bの内壁に
蝶番2の弾性力により圧接し、両者間に摩擦力が発生し
て、屋根部材1の長さ方向並びに屋根部材1の表面側に
力が加わってもその嵌合、固定位置がずれることがな
く、その結果、蝶番2の嵌合部材7内から屋根部材1の
突起5を引き抜きすることが困難となり、更に各屋根部
材1の夫々の端縁11は、蝶番2の嵌合部材7に一体形
成された保護カバー3によって保護されることとなる。
【0015】この場合、蝶番2の嵌合部材7の内径Aを
屋根部材1の突起5の外径Bよりも小径に形成すると、
屋根部材1の突起5を蝶番2の嵌合部材7内に挿入した
際、両者は堅固に固定され、その嵌合、固定位置を更に
強固とすることが出来る。
【0016】図4は、このようにして連結された複数の
屋根部材1から成るスライド式捲り屋根を取付けた電子
オルガンを示す。両端側に夫々一体化された蝶番2並び
に保護カバー3が固定された複数の屋根部材1の両端側
が電子オルガン本体12の側板13に設けたガイドに嵌
合されており、捲り屋根はガイドに案内されて摺動く。
また、捲り屋根が摺動する際は、複数の各屋根部材1の
端縁11側には蝶番2に一体化された保護カバー3が固
定されているから、屋根部材1の端縁11を保護するこ
とが出来ると共に、従来のネジ止め保護カバーとは異な
り、摺動の振動によるネジ外れがない。
【0017】図5は本考案の他の実施例であり、図5で
は屋根部材1の突起5の二股部分14に対応する位置の
蝶番2の嵌合部材7の内部に矢じり状の係止片15を設
けたものである。
【0018】そして、複数の屋根部材1に図5に示す構
成の嵌合部材7内部に係止片15を設けた蝶番2を固定
する場合は、前記図3に示す順序に従って行えばよい。
この場合、固定後、屋根部材1を蝶番2への挿入方向と
逆方向に引っ張ると、係止片15の矢じり部分が開くの
で、屋根部材1と蝶番2との固定は更に強固となる。
【0019】また、蝶番2の嵌合部材7の係止片15の
外径Cを屋根部材1の突起5の二股部分14の内径Dよ
りも大径に形成すると、屋根部材1の突起5を蝶番2の
嵌合部材7内に挿入した際、両者は堅固に固定され、そ
の嵌合、固定位置を更に強固とすることが出来る。
【0020】本考案のスライド式捲り屋根は、屋根部材
を連結固定する際に用いる蝶番並びに保護カバーは一体
化されており、更に両者の固定はネジを用いないから、
屋根部材への固定部品のコストを大幅に低減出来、か
つ、軽量化にも役立つ。
【0021】
【考案の効果】このように本考案によるときは、蝶番の
肉薄に形成された屈曲部の両側に並列した嵌合部材内
に、屋根部材の裏面に設けた突起を挿入、嵌合するだけ
で、屋根部材と蝶番が従来のようなネジ止め等の手段を
用いることなく簡単に強固に固定することが出来、ま
た、蝶番の嵌合部材の端部に保護カバーが一体に形成さ
れているから、屋根部材に蝶番を嵌合させるだけで、屋
根部材の端縁に従来のようなネジ止め等の手段を用いる
ことなく保護カバーを固定することが出来、また、ネジ
を一切用いていないから、スライド式捲り屋根を電子オ
ルガン等に取付けの際、或いは使用中にネジ外れがない
等の効果がある。
【0022】また、蝶番の嵌合部材の内部に屋根部材の
突起を挿入した際、挿入方向とは逆方向に係止する係止
片を設けると、蝶番の屋根部材への固定が更に強固とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のスライド式捲り屋根に用いる屋根部
材と蝶番の1実施例の屋根部材の表面側からの要部の斜
視図、
【図2】 本考案のスライド式捲り屋根に用いる屋根部
材と蝶番の1実施例の蝶番の底面側からの要部の斜視
図、
【図3】 本考案のスライド式捲り屋根の組み立て状態
を示す斜視図、
【図4】 本考案のスライド式捲り屋根を用いた電子オ
ルガンの斜視図、
【図5】 本考案のスライド式捲り屋根に用いる蝶番の
他の実施例の屋根部材の表面側からの要部の一部截除し
た斜視図、
【図6】 従来のスライド式捲り屋根に用いる屋根部材
と蝶番と保護カバーの組み立て状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 屋根部材、 2 蝶番、 3
保護カバー、4 屋根部材の裏面、 5 突起、
6 屈曲部、7 嵌合部材 8
嵌合部材の端部、 15 係止片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−139991(JP,U) 実開 昭57−9991(JP,U) 実開 平3−78145(JP,U) 実公 昭62−20867(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10B 3/00 E05D 1/02 E05D 11/00 E06B 9/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の割板状の屋根部材を蝶番で互いに
    連結し、屋根部材の端縁に保護カバーを装着するスライ
    ド式捲り屋根において、屋根部材の裏面に屋根部材の長
    さ方向に並列に線状の突起を設け、蝶番の屈曲部を肉薄
    に形成すると共に、蝶番の屈曲部の両側に屋根部材の突
    起に嵌合し、固定する嵌合部材を並列に形成し、蝶番の
    各嵌合部材の端部の夫々に保護カバーを一体に形成した
    ことを特徴とするスライド式捲り屋根。
  2. 【請求項2】 前記蝶番の嵌合部材は、その内部に屋根
    部材の突起を挿入した際、挿入方向とは逆方向に係止す
    る係止片を設けたことを特徴とする請求項第1項に記載
    のスライド式捲り屋根。
JP1993033364U 1993-06-21 1993-06-21 スライド式捲り屋根 Expired - Fee Related JP2579154Y2 (ja)

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