JPH075187U - スライド式捲り屋根 - Google Patents

スライド式捲り屋根

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JPH075187U
JPH075187U JP3336493U JP3336493U JPH075187U JP H075187 U JPH075187 U JP H075187U JP 3336493 U JP3336493 U JP 3336493U JP 3336493 U JP3336493 U JP 3336493U JP H075187 U JPH075187 U JP H075187U
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JP
Japan
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roof
hinge
fitting
roof member
protective cover
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JP3336493U
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喜友 星
啓志 小西
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の割板状の屋根部材を、蝶番および保護
カバーをネジを用いることなく、簡単に確実に連結固定
されたスライド式捲り屋根。 【構成】 複数の割板状の屋根部材を蝶番で互いに連結
し、屋根部材の端縁に保護カバーを装着するスライド式
捲り屋根において、屋根部材の裏面に屋根部材の長さ方
向に並列に線状の突起を設け、蝶番の屈曲部を肉薄に形
成すると共に、蝶番の屈曲部の両側に屋根部材の突起に
嵌合し、固定する嵌合部材を並列に形成し、蝶番の各嵌
合部材の端部の夫々に保護カバーを一体に形成したこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スライド式捲り屋根に関し、更に詳しくは、電子オルガン等の鍵盤 楽器に用いられるスライド式捲り屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスライド式捲り屋根としては、図6に示すように長さ方向に並 列に突起aを設けた割板状の屋根部材bの複数を、その幅方向に隣接するように 並べ、互いに隣接せる屋根部材b,bの突起aを蝶番cでネジd止めして、連結 し、各屋根部材bの端縁eを夫々保護カバーfでネジg止めしたものが知られて いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のスライド式捲り屋根は、互いに隣接せる屋根部材b を蝶番cでネジd止めで連結すると共に、更に、各屋根部材aの端縁eを保護カ バーfでネジg止めする構造であるため、ネジ止め作業が繁雑であるばかりでは なく、蝶番cと、これを屋根部材bに止めるネジd、更に保護カバーeと、これ を屋根部材bにネジ止めするネジgを必要とするのでコスト高となる問題があっ た。
【0004】 また、屋根部材への蝶番および保護カバーの取付けをネジ止めで行うため、ネ ジ止めを適確に行わない時は、スライド式捲り屋根を電子オルガン等の本体への 取付け中、或いは取付け後の屋根部材の摺動中にネジが外れるという問題が生ず る恐れがある。
【0005】 本考案は、かかる問題点を解消し、屋根部材に力が加わることがあっても、蝶 番並びに保護カバーが屋根部材より位置ずれすることがなく、しかも屋根部材へ の蝶番並びに保護カバーの取付けを容易に行うことが出来るスライド式捲り屋根 を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のスライド式捲り屋根は、複数の割板状の屋根部材を蝶番で互いに連結 し、屋根部材の端縁に保護カバーを装着するスライド式捲り屋根において、屋根 部材の裏面に屋根部材の長さ方向に並列に線状の突起を設け、蝶番の屈曲部を肉 薄に形成すると共に、蝶番の屈曲部の両側に屋根部材の突起に嵌合し、固定する 嵌合部材を並列に形成し、蝶番の各嵌合部材の端部の夫々に保護カバーを一体に 形成したことを特徴とする。
【0007】 また、蝶番の嵌合部材の内部に屋根部材の突起を挿入した際、挿入方向とは逆 方向に係止する係止片を設けてもよい。
【0008】
【作用】
蝶番の肉薄の屈曲部の両側に屋根部材の突起に嵌合し、固定する嵌合部材が並 列に形成されているから、屋根部材の突起と蝶番の嵌合部材とを互いに組合せる ことにより、屋根部材と蝶番はネジ止めを必要することなく固定され、また、蝶 番には肉薄の屈曲部か設けられているから、隣接せる屋根部材は蝶番の肉薄の屈 曲部により容易に曲げることが出来、また、蝶番と保護カバーは一体に形成され ているから屋根部材の端縁が屋根部材と蝶番との嵌合、固定のみで保護される。
【0009】
【実施例】
図1ないし図3は本考案のスライド式捲り屋根の1実施例を示し、図中、1は 屋根部材、2は蝶番、3は保護カバーを示す。
【0010】 屋根部材1はアルミニウム、硬質塩化ビニール樹脂等の硬質体で作られ、その 裏面4に屋根部材1の長さ方向に二股状であって、線状の突起5を2本並列に設 けた。
【0011】 また、蝶番2はポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、アクロリニトリル・ブタ ジェン・スチレン共重合体樹脂等の弾性材で作られ、長さ方向の中央部分に肉薄 の屈曲部6を設け、該屈曲部6の両側に屋根部材1の突起5の形状に対応する凹 部形状の嵌合部材7を並列に設けた。 また、蝶番2の各嵌合部材7の端部8の夫々に保護カバー3を蝶番2と同一材 質で一体に形成し、蝶番2の屈曲部6を折り曲げた際、隣接せる保護カバー3は 互いに重なり合わないようにした。
【0012】 また、図示例では嵌合部材7の凹部形状の上縁9の夫々に互いに対向する鉤状 の突片10を設けた。
【0013】 そして、屋根部材1と、一体化された蝶番2および保護カバー3を組み合わせ て連結するには、図3に示すように、先ず、複数の屋根部材1a、1b、……を その幅方向に隣接するように並べ、一つの屋根部材1aの一方の突起5aを、蝶 番2の一方の嵌合部材7a内に保護カバー3aに到達するまで挿入し、嵌合させ て固定する。 続いて、該屋根部材1aに隣接せる他の屋根部材1bの一方の突起5bを、蝶 番2の一方の嵌合部材7b内に保護カバー3bに到達するまで挿入し、嵌合させ て互いに隣接せる両屋根部材1a、1bを連結固定する。
【0014】 この状態で一つの屋根部材1aの突起5aと該屋根部材1aに隣接せる他の屋 根部材1bの突起5bは、一個の蝶番2の嵌合部材7aおよび7bの内壁に蝶番 2の弾性力により圧接し、両者間に摩擦力が発生して、屋根部材1の長さ方向並 びに屋根部材1の表面側に力が加わってもその嵌合、固定位置がずれることがな く、その結果、蝶番2の嵌合部材7内から屋根部材1の突起5を引き抜きするこ とが困難となり、更に各屋根部材1の夫々の端縁11は、蝶番2の嵌合部材7に 一体形成された保護カバー3によって保護されることとなる。
【0015】 この場合、蝶番2の嵌合部材7の内径Aを屋根部材1の突起5の外径Bよりも 小径に形成すると、屋根部材1の突起5を蝶番2の嵌合部材7内に挿入した際、 両者は堅固に固定され、その嵌合、固定位置を更に強固とすることが出来る。
【0016】 図4は、このようにして連結された複数の屋根部材1から成るスライド式捲り 屋根を取付けた電子オルガンを示す。 両端側に夫々一体化された蝶番2並びに保護カバー3が固定された複数の屋根 部材1の両端側が電子オルガン本体12の側板13に設けたガイドに嵌合されて おり、捲り屋根はガイドに案内されて摺動く。また、捲り屋根が摺動する際は、 複数の各屋根部材1の端縁11側には蝶番2に一体化された保護カバー3が固定 されているから、屋根部材1の端縁11を保護することが出来ると共に、従来の ネジ止め保護カバーとは異なり、摺動の振動によるネジ外れがない。
【0017】 図5は本考案の他の実施例であり、図5では屋根部材1の突起5の二股部分1 4に対応する位置の蝶番2の嵌合部材7の内部に矢じり状の係止片15を設けた ものである。
【0018】 そして、複数の屋根部材1に図5に示す構成の嵌合部材7内部に係止片15を 設けた蝶番2を固定する場合は、前記図3に示す順序に従って行えばよい。 この場合、固定後、屋根部材1を蝶番2への挿入方向と逆方向に引っ張ると、 係止片15の矢じり部分が開くので、屋根部材1と蝶番2との固定は更に強固と なる。
【0019】 また、蝶番2の嵌合部材7の係止片15の外径Cを屋根部材1の突起5の二股 部分14の内径Dよりも大径に形成すると、屋根部材1の突起5を蝶番2の嵌合 部材7内に挿入した際、両者は堅固に固定され、その嵌合、固定位置を更に強固 とすることが出来る。
【0020】 本考案のスライド式捲り屋根は、屋根部材を連結固定する際に用いる蝶番並び に保護カバーは一体化されており、更に両者の固定はネジを用いないから、屋根 部材への固定部品のコストを大幅に低減出来、かつ、軽量化にも役立つ。
【0021】
【考案の効果】
このように本考案によるときは、蝶番の肉薄に形成された屈曲部の両側に並列 した嵌合部材内に、屋根部材の裏面に設けた突起を挿入、嵌合するだけで、屋根 部材と蝶番が従来のようなネジ止め等の手段を用いることなく簡単に強固に固定 することが出来、また、蝶番の嵌合部材の端部に保護カバーが一体に形成されて いるから、屋根部材に蝶番を嵌合させるだけで、屋根部材の端縁に従来のような ネジ止め等の手段を用いることなく保護カバーを固定することが出来、また、ネ ジを一切用いていないから、スライド式捲り屋根を電子オルガン等に取付けの際 、或いは使用中にネジ外れがない等の効果がある。
【0022】 また、蝶番の嵌合部材の内部に屋根部材の突起を挿入した際、挿入方向とは逆 方向に係止する係止片を設けると、蝶番の屋根部材への固定が更に強固となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のスライド式捲り屋根に用いる屋根部
材と蝶番の1実施例の屋根部材の表面側からの要部の斜
視図、
【図2】 本考案のスライド式捲り屋根に用いる屋根部
材と蝶番の1実施例の蝶番の底面側からの要部の斜視
図、
【図3】 本考案のスライド式捲り屋根の組み立て状態
を示す斜視図、
【図4】 本考案のスライド式捲り屋根を用いた電子オ
ルガンの斜視図、
【図5】 本考案のスライド式捲り屋根に用いる蝶番の
他の実施例の屋根部材の表面側からの要部の一部截除し
た斜視図、
【図6】 従来のスライド式捲り屋根に用いる屋根部材
と蝶番と保護カバーの組み立て状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 屋根部材、 2 蝶番、 3
保護カバー、4 屋根部材の裏面、 5 突起、
6 屈曲部、7 嵌合部材 8
嵌合部材の端部、 15 係止片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の割板状の屋根部材を蝶番で互いに
    連結し、屋根部材の端縁に保護カバーを装着するスライ
    ド式捲り屋根において、屋根部材の裏面に屋根部材の長
    さ方向に並列に線状の突起を設け、蝶番の屈曲部を肉薄
    に形成すると共に、蝶番の屈曲部の両側に屋根部材の突
    起に嵌合し、固定する嵌合部材を並列に形成し、蝶番の
    各嵌合部材の端部の夫々に保護カバーを一体に形成した
    ことを特徴とするスライド式捲り屋根。
  2. 【請求項2】 前記蝶番の嵌合部材は、その内部に屋根
    部材の突起を挿入した際、挿入方向とは逆方向に係止す
    る係止片を設けたことを特徴とする請求項第1項に記載
    のスライド式捲り屋根。
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