JPH043969Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043969Y2
JPH043969Y2 JP1984184106U JP18410684U JPH043969Y2 JP H043969 Y2 JPH043969 Y2 JP H043969Y2 JP 1984184106 U JP1984184106 U JP 1984184106U JP 18410684 U JP18410684 U JP 18410684U JP H043969 Y2 JPH043969 Y2 JP H043969Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
opening angle
angle regulating
support wall
regulating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984184106U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6199542U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984184106U priority Critical patent/JPH043969Y2/ja
Publication of JPS6199542U publication Critical patent/JPS6199542U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043969Y2 publication Critical patent/JPH043969Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、楽器、卓上電子計算機、計測器、工
具類、カメラなどを収納するためのプラスチツク
ケースに関するものである。
〔従来の技術〕
楽器や卓上計算機等のケースにおいては、ケー
ス本体に対してケース蓋体を一定の開き角に規制
し、蓋体に譜面や計算書、その他の書面を立掛け
て使用するのが便利である。そして、従来、この
ようなプラスチツクケースは、例えば実開昭59−
38252号公報に記載されているように本出願前公
知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記公知のプラスチツクケースは、
ブロー成形等で成形されたケース本体とケース蓋
体の底部外面に、それぞれ別体の開き角規制体を
嵌合固着する構成となつており、開き角規制体の
対向した係止凸部をケースの係止凹部に嵌合する
には、開き角規制体の対向した係止凸部の間隔を
拡開するように変形しなければならないため、そ
の嵌合を深く形成したり嵌合面積を大きくするこ
とに制限があり、嵌合固着強度に劣るものであつ
た。また、嵌合固着強度を高めるため嵌合を深く
形成すると、その嵌合作業時大きな力が必要とな
り作業性に劣るとともに、嵌合時の変形により開
き角規制体に亀裂等が生じる欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の欠点を解消するものであり、
嵌合固着強度に優れるとともに、極めて容易に嵌
合して取付けることのできる開き角規制体を有す
るプラスチツクケースを提供するものである。
即ち本考案は、ケース本体とケース蓋体とを蝶
番により連結して開閉自在に構成し、蝶番による
連結部分にケースの開き角規制体を取付けてなる
ケースであり、上記蝶番による連結部分のケース
外面にケースの合わせ面と略平行に延出した開き
角規制体を指示する支持壁を設け、上記支持壁の
ケースの合わせ面と直交する方向の両側には突部
の形成された嵌合面と、突部の形成されない開き
角規制体の挿通面を有し、かつ、支持壁のケース
の合わせ面と平行する方向の端部にはケースの外
面を若干高くした段部を形成し、開き角規制体は
上記支持壁を抱持するように形成されるととも
に、上記支持壁の挿通面の長さ以下の長さに設定
され支持壁の突部と嵌合する爪部を形成した嵌合
面と、上記支持壁の嵌合面の長さ以上の長さに設
定された挿通面を有し、かつ、開き角規制体の上
記段部に対応する一方端には側壁を切欠いた平板
状の切欠部を有することを特徴とするプラスチツ
クケースに関する。
〔作用〕
蝶番による連結部分のケース外面にケースの開
き角規制体を取付け際、開き角規制体の爪部を支
持壁の挿通面に合わせて上方から当接すれば開き
角規制体は容易に支持壁へ挿通し、ついでケース
の合わせ面と略平行に移動すれば、開き角規制体
の一方端の側壁を切欠いた平板状の切欠部はケー
スの外面を若干高くした段部上を滑り、爪部が支
持壁の突部に嵌合した位置で切欠部の端面が支持
壁側に落ち込んで段部に係止し、開き角規制体は
ケースに固着して取付けられる。そして、ケース
本体に対して蓋体は任意のヒンジ構造によつて開
閉自在であり、ヒンジが自由に屈曲するので、ケ
ース蓋体を開ければ、一対の開き角規制体が互い
に当接してその開き角が一定に規制される。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明する。
第1図から第5図において、1はケース本体、
2はケース蓋体であつてケース本体1とケース蓋
体2の合わせ面3付近の底部外面にケースの開き
角規制体4,5が取付けられており、この一対の
開き角規制体4,5は一体のヒンジ6によつて連
結されている。そして、上記ヒンジ6を蝶番とし
てケース本体1とケース蓋体2とを開閉自在に構
成している。
上記ケース本体1とケース蓋体2の合わせ面3
付近の底部外面に対する一対の開き角規制体4,
5の取付け構造は次のようになつている。すなわ
ち、ケース本体1の底部外面には、合わせ面3側
とその反対側に陥没部7,8が形成され、陥没部
7,8間に開き角規制体4を取付けるための支持
壁9が合わせ面3と略平行に延出して形成されて
いる。上記支持壁9には合わせ面3側とその反対
側に突部10,11が合わせ面3と略平行にそれ
ぞれ複数個突出して形成されている。つまり、支
持壁9の両側には突部10,11の形成された嵌
合面A1と突部の形成されない開き角規制体を挿
通するための挿通面B1とを交互に有する。なお、
支持壁9の合わせ面3方向の端部には上記支持壁
9と隣接する部分の外壁を若干高く形成して構成
した段部12,13を有する。またケース蓋体2
にもケース本体1と同様に陥没部14,15、支
持壁16、突部17,18、嵌合面A2、挿通面
B2、段部19,20が形成されている。
一方、これに対応して一対の開き角規制体4,
5のうち、ケース本体1に取付けられている開き
角規制体4には上記支持壁9を抱持する間隔にと
られた側壁21,22が形成され、上記側壁2
1,22にはケース本体1の突部10と嵌合する
爪部23及び突部11と嵌合する爪部24がそれ
ぞれ複数個突出して形成されている。つまり、開
き角規制体4には爪部23,24の形成された嵌
合面a1と、爪部が形成されず支持壁9の突部1
0,11を挿通するための挿通面b1とを交互に有
する。
なお、開き角規制体4の一方端には側壁を切欠
いた切欠部25が形成されている。また、開き角
規制体5にも開き角規制体4と同様に側壁26,
27、爪部28,29、嵌合面a2、挿通面b2、切
欠部30が形成されている。
上記のように支持壁9,16にはそれぞれ嵌合
面A(A1,A2)と挿通面B(B1,B2)とを有し、
開き角規制体4,5にも嵌合面a(a1,a2)と挿
通面b(b1,b2)とを有する。そして、それぞれ
の嵌合面と挿通面の合わせ面3方向の長さは、容
易に開き角規制体を挿通しするため、「A≦b B≧a」 の関係に設定されている。なお、ケース本体1と
ケース蓋体2はポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリアミド、ABS樹脂等の熱可塑性プラスチツ
クをブロー成形してそれぞれ中空2重壁構造に構
成され、開き角規制体4,5は熱可塑性プラスチ
ツクを射出成形してヒンジ6とともに一体に成形
される。
次に開き角規制体4,5の取付けるに際して、
まず第2図に示すように開き角規制体4,5を支
持壁9,16の一方(第2図中右側)に寄せ、上
方から当接させ、開き角規制体4,5の爪部2
3,24及び爪部28,29が形成された嵌合面
a1,a2を支持壁9,16の挿通面B1,B2に挿通
するとともに開き角規制体4,5の挿通面b1,b2
を支持壁9,16の突部10,11及び突部1
7,18が形成された嵌合面A1,A2に挿通する。
このとき、開き角規制体4,5の切欠部25,3
0はケース本体1及びケース蓋体2の段部12,
19に当接し、容易に位置決めしながら挿通でき
る。ついで開き角規制体4,5を第2図中左側に
合わせ面3と略平行にスライドして移動すること
により、開き角規制体4,5の爪部23,24及
び爪部28,29は支持壁9,16の突部10,
11及び突部17,18にそれぞれ嵌合し、開き
角規制体4,5はケース本体1とケース蓋体2に
固着される。このとき開き角規制体4,5の両端
は段部12,13及び段部19,20にて固定さ
れ、開き角規制体4,5のスライド移動を阻止し
ている。なお、段部19,20にて開き角規制体
4,5のスライド移動を阻止するほか、取付時開
き角規制体4,5と支持壁9,16との接合面に
凹凸による小さな係合面を設けてもよい。
以上のように構成されたプラスチツクケースに
おいて、ケース本体1に対してケース蓋体2を開
けば、第5図に示すように開き角規制体4,5の
開き角規制面31,32が互いに当接し、ケース
蓋体2は一対の開き角規制体4,5が一定の角度
に開いてその状態が維持される。そして、その開
き角を100〜150度程度としておけば、譜面等をケ
ース蓋体2に立掛けておくことができ、楽器の演
奏時にきわめて便利である。
上記実施例においてはケース本体とケース蓋体
の底部外面に取付ける一対の開き角規制体を一体
として構成部材を少なくし、かつ組立て工程の簡
素化を図ることができ、開き角規制体のヒンジを
ケース本体とケース蓋体を連結する蝶番として使
用することができる。また、開き角規制体自体を
プラスチツクケースの足としても兼用することが
できる。
さらに、支持壁及び開き角規制体に嵌合面と挿
通面を交互に複数個形成することにより、取付時
の移動量が少なくてすみ、強固に固着することが
できる。
また、上記の実施例においては、開き角規制体
をケース本体とケース蓋体とに固着して取付けた
が、一方側(例えばケース本体)に開き角規制体
を取付け、他方側(例えば蓋体)には開き角規制
体用の突壁を外壁に一体成形して突設してもよ
い。
さらに、本考案においては開き角規制体の数、
突部、爪部の数、形状、蝶番の構成及びケース外
壁形状は何ら限定されるものではない。
〔考案の効果〕
本考案は、上記のように構成したので、ケース
の外面の支持壁に開き角規制体を取付ける際は、
開き角規制体を支持壁に当接して平行スライドさ
せるのみで、その嵌合固着を容易にでき、しかも
取付けられた開き角規制体はその切欠部の端面を
段部に係止して固着状態として、その嵌合固着強
度に優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図はケース要部底面図、第2図は開き角規制
体を取付ける状態を仮想線にて示す同上底面図、
第3図は開き角規制体の底面図、第4図はケース
全体斜視図、第5図はケース開蓋状態の要部断面
図である。 1……ケース本体、2……ケース蓋体、6……
ヒンジ、4,5……開き角規制体、10,11,
17,18……突部、23,24,28,29…
…爪部、19,20……段部、25,30……切
欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース本体とケース蓋体とを蝶番により連結し
    て開閉自在に構成し、蝶番による連結部分にケー
    スの開き角規制体を取付けてなるケースであり、
    上記蝶番による連結部分のケース外面にケースの
    合わせ面と略平行に延出した開き角規制体を支持
    する支持壁を設け、上記支持壁のケースの合わせ
    面と直交する方向の両側には突部の形成された嵌
    合面と、突部の形成されない開き角規制体の挿通
    面を有し、かつ、支持壁のケースの合わせ面と平
    行する方向の端部にはケースの外面を若干高くし
    た段部を形成し、開き角規制体は上記支持壁を抱
    持するように形成されるとともに、上記支持壁の
    挿通面の長さ以下の長さに設定され支持壁の突部
    と嵌合する爪部を形成した嵌合面と、上記支持壁
    の嵌合面の長さ以上の長さに設定された挿通面を
    有し、かつ、開き角規制体の上記段部に対応する
    一方端には側壁を切欠いた平板状の切欠部を有す
    ることを特徴とするプラスチツクケース。
JP1984184106U 1984-12-04 1984-12-04 Expired JPH043969Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984184106U JPH043969Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984184106U JPH043969Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6199542U JPS6199542U (ja) 1986-06-25
JPH043969Y2 true JPH043969Y2 (ja) 1992-02-06

Family

ID=30741595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984184106U Expired JPH043969Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043969Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545338U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13
JPS5938252B2 (ja) * 1977-12-14 1984-09-14 旭化成株式会社 ポリアセタ−ル表面処理成形物並びにその製造法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938252U (ja) * 1982-09-03 1984-03-10 キヨ−ラク株式会社 プラスチツクケ−ス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545338U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13
JPS5938252B2 (ja) * 1977-12-14 1984-09-14 旭化成株式会社 ポリアセタ−ル表面処理成形物並びにその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6199542U (ja) 1986-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6073891A (en) Snap lock pipe mounting clamp
JPH0242216Y2 (ja)
US4373693A (en) Shelf molding clip assembly
AU2022200722A1 (en) Fitting structure
JPS5962167U (ja) ヒンジ
US5509560A (en) Gangable plastic box for electrical outlets
JPH043969Y2 (ja)
JPH043970Y2 (ja)
JPS5827959Y2 (ja) ケ−ス
JPH0423804Y2 (ja)
KR920010166A (ko) 클립 드라이버
JPH0132777Y2 (ja)
JPH0454326Y2 (ja)
JPS5911203Y2 (ja) 金具固定構造
GB2361737A (en) Cavity closer and base frame
JPH0119908Y2 (ja)
JPH0539208Y2 (ja)
JPH046433Y2 (ja)
JP3164898U (ja) 杖固定具
JPH0453135Y2 (ja)
JPH024172Y2 (ja)
JP2577076Y2 (ja) モールクリップ
JPH0344507Y2 (ja)
JPS594152Y2 (ja) 額縁
JPH06725Y2 (ja) 箱尺等における杆体の底部材