JP3487082B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3487082B2 JP16763996A JP16763996A JP3487082B2 JP 3487082 B2 JP3487082 B2 JP 3487082B2 JP 16763996 A JP16763996 A JP 16763996A JP 16763996 A JP16763996 A JP 16763996A JP 3487082 B2 JP3487082 B2 JP 3487082B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は複数の画像形成ユニ
ットを有するカラー画像形成装置に係り、特に境界で仕
切られた範囲内に異なる色の印字を行い、また色の変更
を容易に行うことが可能なカラー画像形成装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】近年、カラー画像形成装置として複数の
画像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニットからカ
ラートナーを記録紙に転写し、記録紙に画像形成を行う
カラー画像形成装置が知られている。このようなカラー
画像形成装置では、複数の画像形成ユニットに対応した
複数のフレームメモリを有し、各色毎の画像データをフ
レームメモリに格納する。そして、印字の際には各色毎
にフレームメモリから画像データを読み出し、各画像形
成ユニットを駆動して記録紙に印字を行う。 【0003】また、カラー用に限らずモノクロ用を含め
た画像形成装置では、例えば罫線枠内を網掛け印字、地
紋印字、等により塗りつぶし描画する場合がある。図1
4はモノクロ印刷用のプリンタ装置(画像形成装置)に
より、罫線枠50内に網掛け印字を行う例を説明するも
のである。この場合、ポインタPにより例えばフレーム
メモリ51内を矢印方向に走査し(図14(a)参
照)、罫線枠50を認識する(境界を認識する)と、罫
線枠50内を全て網掛け等で塗りつぶし描画するもので
ある(図14(b)参照)。 【0004】一方、フレームメモリに一旦記憶した印字
データに対し、変更を加える場合がある。かかる場合、
従来の装置では再度フレームメモリに新たな画像データ
を書き込む処理を行っている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成装
置では以下の問題が発生する。 (イ)先ず、所定領域の範囲内(罫線枠等の閉領域)に
網掛け等の塗りつぶし描画を行う場合、モノクロ印刷用
の画像形成装置であれば上述のように罫線枠50の認識
が可能であるが、カラー印刷用の画像形成装置では罫線
枠の認識は困難である。すなわち、カラー画像形成装置
では上述のように各画像形成ユニット毎にカラートナー
による印字処理(転写処理)を行うので、モノクロ印字
の場合に比べて複雑な処理を必要とする。 【0006】このことを、図15に示す例で説明する。
図15は、同図(a)に示すようにモノクロ印字の罫線
枠52内を、例えば赤色で網掛け描画53するものであ
り、同図(b)に示す罫線枠52の印字データは、例え
ばブラック(BK)を記憶するフレームメモリに展開さ
れ、同図(c)に示す網掛け描画53の印字データは、
赤色を記憶するフレームメモリに記憶されている。すな
わち、同図(c)に示す網掛け描画53のための赤色の
印字データと罫線枠52のモノクロ印字データは異なる
フレームメモリに記憶されている。このため、赤色の網
掛けデータが記憶されたフレームメモリのみを参照した
のでは罫線枠52の範囲を認識できず、このため網掛け
描画53の印字位置を特定できない。 【0007】したがってこの場合、網掛け描画53の色
指定データを追加すると共に、網掛け処理53を施す閉
領域を認識するための罫線枠のデータがどのフレームメ
モリに記憶されているか指定する情報を与える必要があ
る。このような処理は網掛け印字以外、背景色印字、地
紋印字、等の塗りつぶし描画の作成において同様であ
る。 【0008】(ロ)一方、従来の画像形成装置では、上
述のようにフレームメモリに一旦記憶したビデオデータ
に変更が生じた場合、フレームメモリに新たなビデオデ
ータを記憶する必要がある。このため、印刷処理に時間
を要し、効率よい印刷処理ができない。特に、カラー画
像形成装置では、上述のように各画像形成ユニット毎に
カラートナーによる印字処理(転写処理)を行うので、
フレームメモリ10に記憶するビデオデータのデータ量
は、数倍となる。例えば、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の3色でカラー画像を作成する場
合、モノクロ印字に比べて3倍のデータ量となり、処理
も複雑になる。 【0009】本発明は上述の課題を解決するため、罫線
枠等の閉領域を形成する色と当該閉領域内を塗りつぶし
描画する色が異なる場合でも、容易に罫線枠等の閉領域
を認識し、描画処理を行うことができるカラー画像形成
装置を提案するものである。また、一旦画像メモリに記
憶したビデオデータに変更が生じた場合でも、効率よく
変更後のビデオデータを印字処理できるカラー画像形成
装置を提供するものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するため、異なる色材により画像を形成す
る複数の画像形成部に対応する記録データをそれぞれ対
応する画像メモリから読み出し、記録処理を行うカラー
画像形成装置において、全ての画像メモリの同一画像位
置に対応する領域を共通にアドレス指定し、各画像メモ
リから読み出された画像データを合成して読み出す第1
の読み出しモードと、全ての画像メモリの同一領域を共
通にアドレス指定し、前記各画像メモリから個別に画像
データを読み出す第2の読み出しモードとを備える画像
メモリ読み出し制御手段とを備え該画像メモリ読み出
し制御手段は、前記画像メモリの少なくとも一つに描画
され、閉じられた境界線パターンデータを識別する際、
前記第1の読み出しモードにより前記画像メモリの読み
出し処理を実行することを特徴とするカラー画像形成装
置を提供することにより達成できる。 【0011】ここで、画像メモリは、例えば用紙1頁分
のパターンデータを記憶するフレームメモリで構成し、
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3つ
のメモリ領域を有する。また、各メモリ領域は共通にア
ドレス指定できるアドレス領域を構成し、各メモリ領域
に記憶する画像データを一括して読み出し各画像データ
を合成処理する(第1の読み出しモード)と、各メモリ
領域に記憶する画像データを個々に読み出し各画像デー
タを処理する(第2の読み出しモード)とを有する。
尚、各メモリ領域を共通に指定する構成は、例えば各メ
モリ領域のアドレスデータ(例えば、ADm〜AD0)
の下位ビット(例えば、ADm- n〜AD0)を共通に
する。 【0012】このように構成することにより、例えば第
1の読み出しモードの際、各メモリ領域に記憶する画像
データ(例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シ
アン(C)の画像データ)を一括して読み出し、各画像
データを合成処理することで、例えば罫線枠等の閉領域
の範囲を認識することができる。一方、第2の読み出し
モードの際、各メモリ領域に記憶する画像データ(例え
ば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の
画像データ)を個々に読み出し、上記第1の読み出しモ
ードで認識した罫線枠等の閉領域の内側に網掛け描画等
の塗りつぶし描画を指定する色で行うことができる。 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。 <第1の実施形態例>先ず、第1の実施形態例を説明す
る。尚、本実施形態例は本発明のカラー画像形成装置に
おいて、罫線枠等の閉領域の内側を罫線枠の色とは異な
る色で塗りつぶし描画する処理を説明する例である。 【0022】先ず、図1は本実施形態例のカラー画像形
成装置の基本構成を説明する図である。本例で使用する
カラー画像形成装置は、ホスト機器としてのパーソナル
コンピュータ(以下、単にパソコンという)1に接続さ
れたカラープリンタ装置(以下、単にプリンタ装置とい
う)2である。このプリンタ装置2はインターフェイス
コントローラ(以下、I/Fコントローラという)3と
プリンタエンジン4で構成されている。I/Fコントロ
ーラ3は、CPU6、システムROM7、システムRA
M8、キャラクタジェネレータ(CG)9、フレームメ
モリ10で構成され、パソコン1から出力される印字情
報を受信すると共に、印字情報を解析し文字等のパター
ンデータを作成する。CPU6は上述のシステムROM
7、及びシステムRAM8に記憶するプログラムに従っ
て制御処理を行う。例えば、CPU6はパソコン1から
ホストI/F2’を介して供給される印字情報を受信
し、この印字情報を解析処理する。また、キャラクタジ
ェネレータ(CG)9は、この解析処理の間、印字情報
に含まれる文字コードを対応するパターンデータに変換
する。 【0023】また、フレームメモリ10は、印字情報の
解析処理の結果作成されるパターンデータを記憶するメ
モリ領域を有し、具体的にはイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)のパターンデータ(画像データ)
を記憶する記憶エリアを有する。例えば、イエロー
(Y)のパターンデータ(ビデオデータ)の記憶エリア
は10Yであり、マゼンダ(M)のパターンデータの記
憶エリアは10Mであり、シアン(C)のパターンデー
タの記憶エリアは10Cである。尚、後述するように、
フレームメモリ10は上述のパターンデータを記憶する
エリア以外に合成データを記憶する記憶するエリアも有
する。 【0024】一方、プリンタエンジン4は記録紙に実際
のカラー画像の印字(転写)を行う画像形成部であり、
上述のパターンデータに基づいて記録紙に印字(転写)
を行う。また、このプリンタエンジン4は、イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の画像形成ユニ
ット4Y、4M、4Cで構成されている。また、フレー
ムメモリ10に記憶されたパターンデータ(ビデオデー
タ)は、エンジンI/F5を介してプリンタエンジン4
に出力される。 【0025】図2は、エンジンI/F5の構成を説明す
る図であり、上述のI/Fコントローラ3の一部の構成
(CPU6、フレームメモリ10の構成)も同時に示
す。エンジンI/F5はアービタ11、ビデオ制御部1
2〜14で構成され、ビデオ制御部12〜14は対応す
るイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のビ
デオデータを処理する回路である。また、フレームメモ
リ10は、メモリ部15とカウンタ部16で構成され、
メモリ部15内に前述のイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の各メモリエリア10Y、10
M、10Cを有する。カウンタ部16はビデオ制御部1
2〜14から出力されるアドレス信号に従って対応する
記憶エリア10Y、10M、10Cにパターンデータを
書き込み、又は記憶エリア10Y、10M、10Cから
パターンデータを読み出す。 【0026】また、図2に示すように、CPU6とカウ
ンタ部16、ビデオ制御部12〜14はアドレスバスA
で接続され、メモリ部15とビデオ制御部12〜14は
データバスDで接続されている。 【0027】また、スタートアドレスラッチ信号aは、
記憶エリア10Y、10M、10Cに記憶するビデオデ
ータのスタートアドレスをラッチする信号であり、この
スタートアドレスラッチ信号aがビデオ制御部12〜1
4に供給されると、各ビデオ制御部12〜14はスター
トアドレスをラッチする。尚、このスタートアドレス
は、例えばCPU6から供給されるアドレスデータであ
り、上述のスタートアドレスラッチ信号aの入力によ
り、各ビデオデータ制御部12〜14はこのスタートア
ドレスを記憶する。 【0028】また、ビデオ制御部12〜14には垂直同
期信号(VSYN- Y,VSYN-M,VSYN-C) と水平同期信号
(HSYN- Y,HSYN-M,HSYN-C) が供給される。この垂直
同期信号は記録紙の移動方向の同期信号であり、水平同
期信号は記録紙の各印字ライン毎の(水平方向の)同期
信号であり、垂直同期信号及び水平同期信号が供給され
たビデオ制御部12〜14は、データリクエスト信号
(DREQ- Y,DREQ-M,DREQ-C) をアービタ11に出力す
る。アービタ11はデータリクエスト信号が入力する
と、カウンタ部16に確認信号bを出力する。すなわ
ち、上述の垂直同期信号と水平同期信号が出力される
と、対応するビデオ制御部12〜14はビデオデータの
授受が可能であり、この確認のためアービタ11はカウ
ンタ部16に確認信号bを出力する。 【0029】カウンタ部16はこの確認信号bが入力す
ると、ホルト信号(HALT)をCPU6に出力する。この
ホルト信号はフレームメモリ10に記憶されるビデオデ
ータを対応するビデオ制御部12〜14に転送するた
め、バスを解放してもよいか否かをCPU6に確認させ
る信号である。したがって、CPU6はバスを解放して
もよいと判断する時、ホルトアック信号(ACK)をカ
ウンタ部16に出力し、カウンタ部16からアック信号
Cをアービタ11に出力する。さらに、アービタ11で
は対応するビデオ制御部12〜14にデータアック信号
(DACK- Y,DACK-M,DACK-C) を出力する。 【0030】各ビデオ制御部12〜14は、アービタ1
1からデータアック信号(DACK- Y,DACK-M,DACK-C)
が供給されると、選択信号(ALE )をカウンタ部16に
出力する。この選択信号(ALE )は上述の記憶エリア1
0Y、10M、10Cを選択するための信号である。カ
ウンタ部16はこの選択信号(ALE )によって指定され
る記憶エリア10Y、10M、10Cをアクセスし、パ
ターンデータを読み出す。尚、カウンタ部16は、カウ
ンタ部16に供給されるクロック信号(CLK)に同期
してメモリ部15(記憶エリア10Y、10M、10
C)をアクセスする。 【0031】また、この時のメモリ部15のアクセス
は、ビデオ制御部12〜14から出力される上述のスタ
ートアドレスデータに基づいて実行され、RAS信号と
CAS信号に従ってメモリ部15の対応する記憶エリア
10Y、10M、10Cのアドレスを指定する。 【0032】このようにして、メモリ部15(記憶エリ
ア10Y、10M、10C)から読み出されるビデオデ
ータは、対応するビデオ制御部12〜14に出力され
る。また、図3は上述のフレームメモリ10(メモリ部
15)のメモリマップであり、上述の記憶エリア10Y
はフレームメモリ10のアドレス「100000」〜
「1FFFFF」のエリアであり、記憶エリア10Mは
アドレス「200000」〜「2FFFFF」のエリア
であり、記憶エリア10Cはアドレス「400000」
〜「4FFFFF」のエリアである。尚、フレームメモ
リ10のアドレス「300000」〜「3FFFFF」
のエリアは、イエロー(Y)とマゼンダ(M)の加算デ
ータを記憶する領域10YMであり、アドレス「500
000」〜「5FFFFF」のエリアは、イエロー
(Y)とシアン(C)の加算データを記憶する領域10
YCであり、アドレス「600000」〜「6FFFF
F」のエリアは、マゼンダ(M)とシアン(C)の加算
データを記憶する領域10MCである。さらに、アドレ
ス「700000」〜「7FFFFF」のエリアは、イ
エロー(Y)とマゼンダ(M)とシアン(C)を加算し
たビデオデータが記憶される領域10YMCである。 【0033】また、フレームメモリ10は、例えば1M
バイト〜2Mバイトという大容量のメモリで構成され、
アドレスの上位桁を記憶メモリの選択用に使用し、下位
桁を各々の記憶エリアのアドレス指定用に使用する。図
4はその概念図である。 【0034】具体的には図5に示すように記憶メモリを
選択する(尚、図5は記憶エリア10Y、10M、10
Cと、カウンタ部16の構成の一部を示す図である)。
記憶エリア10Y、10M、10Cの選択は、カウンタ
部16の一部を構成するオアゲート(ORゲート)16
Y、16M、16Cを介して行われ、各記憶エリア10
Y、10M、10Cからのビデオデータの出力は、オア
ゲート26を介してビデオ制御部12〜14に供給され
る。 【0035】ここで、オアゲート(ORゲート)16
Y、16M、16Cは、上述の選択信号(ALE )に従っ
て記憶エリア10Y、10M、10Cを選択するゲート
であり、例えば、選択信号(ALE )によって記憶エリア
10Yを選択する時、アドレス信号AD21をオアゲー
ト16に出力し、記憶エリア10Mを選択する時、アド
レス信号AD22を出力し、記憶エリア10Cを選択す
る時、アドレス信号AD23を出力する。上述の各記憶
エリア10Y、10M、10Cを選択する選択信号(AL
E )は、アドレス信号の上位ビットを使用するものであ
る。 【0036】尚、上述の合成データを記憶する領域10
YM、10YC、10MC、10YMCについても、図
示しないが同様の構成でアドレス選択する。この場合、
選択信号(ALE )として、例えばAD23〜AD26を
使用する。 【0037】図6は上述のビデオ制御部12〜14の具
体的な回路構成を説明する図である。尚、同図はビデオ
制御部12〜14を代表して、ビデオ制御部12の構成
を説明する。ビデオ制御部12は、アドレス制御部2
0、アドレスレジスタ及びアドレスカウンタ(以下単に
アドレスレジスタという)21、リクエストカウンタ2
2、ビデオデータ制御部23、ビデオデータラッチ部2
4、シフトレジスタ25で構成されている。 【0038】ビデオデータラッチ部24は、6個のビデ
オデータのラッチエリア24Y、24Y’、24M、2
4M’、24C、24C’で構成され、上述の記憶エリ
ア10Y、10M、10Cから読み出されたパターンデ
ータ(ビデオデータ)がラッチされる。 【0039】また、アドレス制御部20は上述のアドレ
スバスAを介して入力するアドレスデータの入出力を制
御し、例えばスタートアドレスをアドレスレジスタ21
に記憶する。 【0040】リクエストカウンタ22は、前述の垂直同
期信号(VSYN- Y) 及び水平同期信号(HSYN- Y) の入
力に基づいて前述のリクエスト信号(REQ-Y) をアービ
タ11に出力し、またアービタ11からアクノリッジ信
号(ACK-Y) を受信する。 【0041】また、ビデオデータラッチ部24にはアド
レス制御部20で指定するアドレスに従って記憶エリア
10Y、10M、10Cから読出されたビデオデータが
ラッされ、ビデオデータ制御部23はこのビデオデータ
を加工し、データ変換してシフトレジスタ25に出力す
る。シフトレジスタ25に供給されたビデオデータ(VI
DEO-Y)はプリンタエンジン4の対応する画像形成ユニ
ット4Y、4M、4Cに出力される。 【0042】尚、上述の構成はビデオ制御部12の構成
を説明したが、他のビデオ制御部13、14でも同じ構
成である。以上の構成のプリンタ装置において、以下に
その処理動作を説明する。 【0043】先ず、パソコン1から出力された印刷デー
タは、ホストI/F2’を介してI/Fコントローラ3
内の不図示の受信バッファに取り込まれる。そして、複
数頁分の印刷データが受信バッファに格納されると、C
PU6の制御によって印刷データの解析処理が行われ
る。この解析処理は印刷データに含まれる文字コードを
対応するパターンデータに変換し、また印刷データに含
まれる各種コマンドを解析しコマンドの指示する処理を
行う。このようにして解析されたデータは、フレームメ
モリ10の対応する記憶エリア10Y、10M、10C
に展開される。 【0044】記憶エリア10Y、10M、10Cにパタ
ーンデータ(ビデオデータ)を展開した後、CPU6は
図7に示すフローチャートに従った処理を実行する。先
ず、CPU6は指示される処理を判断する(ステップ
(以下Sで示す)1)。この判断は、システムROM7
に記憶されたプログラム(又はシステムRAM8に記憶
されたプログラム)に従って行い、例えばこの判断が記
録部への出力(プリンタエンジン4への出力)であれば
(S2)、フレームメモリ10の各記憶エリア10Y、
10M、10Cに記憶したパターンデータをビデオ制御
部12〜14に出力する。また、この処理は各メモリを
単独でアドレス指定するモードであり、各色毎にアドレ
ス指定する(S3)。尚、このアドレス指定は共通のア
ドレスデータによって指定され、ただ各記憶エリアから
のデータの読み出しを単独に順次行うものである。 【0045】具体的には、アドレス制御部20の制御に
より、アドレスカウンタ21からアドレスデータを出力
する。このアドレスデータは、記憶エリア10Y、10
M、10Cのアドレスを個々に指定するアドレスであ
り、例えばイエロー(Y)のビデオデータを読み出す場
合、記憶エリア10Yを選択する選択信号(ALE )(上
位アドレス信号(AD21))とスタートアドレスデー
タをカウンタ部16に出力する。この出力により、記憶
エリア10Yに展開されたイエロー(Y)のビデオデー
タは、ビデオ制御部12のビデオデータラッチ部24の
例えばエリア24Yにラッチされる。 【0046】また、例えばマゼンダ(M)のビデオデー
タを読み出す場合、記憶エリア10Mを選択する選択信
号(ALE )(上位アドレス信号(AD22))をカウン
タ部16に出力することにより、記憶エリア10Mに展
開されたマゼンダ(M)のビデオデータは、ビデオ制御
部13の例えばエリア24M(ビデオデータラッチ部2
4)にラッチされる。さらに、例えばシアン(C)のビ
デオデータを読み出す場合、記憶エリア10Cを選択す
る選択信号(ALE )(上位アドレス信号(AD23))
をカウンタ部16に出力することにより、記憶エリア1
0Cに展開されたシアン(C)のビデオデータは、ビデ
オ制御部14の例えばエリア24C(ビデオデータラッ
チ部24)にラッチされる。 【0047】このようにして各ビデオ制御部12〜14
のビデオデータラッチ部24にラッチされたビデオデー
タは、それぞれ対応するビデオ制御部12〜14のビデ
オデータ制御部23に出力される。ここで、罫線枠等の
閉領域の塗りつぶし描画処理がない場合、ビデオデータ
ラッチ部24にラッチされたビデオデータは、シフトレ
ジスタ25を介して対応する画像形成ユニット4Y、4
M、4Cに出力される。したがって、この場合にはイエ
ロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色のト
ナー転写に基づくカラー印字が不図示の記録紙に行われ
る。 【0048】一方、上述の処理によりビデオデータラッ
チ部24のエリア24Y、24M、24Cに読み出され
たデータに網掛け描画等の塗りつぶし画像の指定がある
と、図7に示す判断(S1)において、範囲指定塗りつ
ぶし処理が選択される(S4)。この場合、イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の全メモリエリ
ア10Y、10M、10Cを共通にアドレス指定して合
成データの読み出し処理を行う(S5)。すなわち、上
述の範囲指定処理により記憶エリア10Y、10M、1
0Cを一括指定し、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)のビデオデータを全て読み出し、合成処理
して罫線枠等の閉領域を判断する。 【0049】具体的には、アドレス制御部20の制御に
より、アドレスカウンタ21からアドレスデータを出力
する。このアドレスデータは、記憶エリア10Y、10
M、10Cのアドレスを共通に指定するアドレスであ
り、図3に示す下位5ビットの「00000」のアドレ
スデータであり、フレームメモリ10の全てのビデオデ
ータを選択する。また、この時選択信号によりカウンタ
部16からアドレス信号(AD21、22、23)を出
力し、ORゲート16Y、16M、16Cを介してフレ
ームメモリ10内の記憶エリア10Y、10M、10C
を全て選択する。したがって、以後カウンタ部16から
出力されるアドレス信号によって、記憶エリア10Y、
10M、10C内のビデオデータが読み出され、例えば
ビデオデータラッチ部24のエリア24Y’、24
M’、24C’にラッチされる。 【0050】このようにしてビデオデータラッチ部24
のエリア24Y’、24M’、24C’にラッチされた
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のビデ
オデータは、ビデオデータ制御部23の制御により合成
され、フレームメモリ10の記憶エリア10YMCに格
納される。尚、この時、カウンタ部16からは記憶エリ
ア10YMCを選択する選択信号が出力される。 【0051】このようにして記憶エリア10YMCに記
憶された合成データは、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の合成データであり、閉領域のデ
ータを含むものである。したがって、この合成データか
ら罫線枠等の閉領域を認識することができ、この認識
後、閉領域内の塗りつぶし処理を実行する(S6)。 【0052】この具体的な処理は、以下のようにして行
う。すなわち、上述のようにして認識した閉領域に 例
えばイエロー(Y)色の網掛け描画を行う場合、記憶エ
リア10Yの対応するエリアに網掛け描画のパターンデ
ータを書き込む。一方、例えばマゼンダ(M)色の網掛
け描画を行う場合、記憶エリア10Mの対応するエリア
に網掛け描画のパターンデータを書き込み、シアン
(C)色の網掛け描画を行う場合、記憶エリア10Cの
対応するエリアに網掛け描画のパターンデータを書き込
む。 【0053】このように処理した後、各記憶エリア10
Y、10M、10Cから上述の記録部への出力処理(S
2)、各メモリを単独にアドレス指定するモードを実行
することで、閉領域に網掛け描画が行われた印字を記録
紙に行うことができる。 【0054】尚、上述の実施例ではイエロー(Y)、又
はマゼンダ(M)、又はシアン(C)色で網掛け描画を
行う場合を説明したが、減法混色に基づく赤(R)、青
(B)、緑(G)で閉領域を塗りつぶし処理する時は、
図8に示す原理に従って、赤(R)の時記憶エリア10
Yと10Mに網掛け描画パターンデータを書き込み、青
(B)の時記憶エリア10Mと10Cに網掛け描画パタ
ーンデータを書き込み、緑(G)の時記憶エリア10C
と10Yに網掛け描画パターンデータを書き込む。すな
わち、この場合、赤(R)、青(B)、緑(G)(及び
白、黒)の各色の塗りつぶし描画は、図9に示すように
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のトナ
ーを組み合わせて重畳により実現できるからである。 【0055】また、上述の実施形態例の説明では、イエ
ロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色の合
成データを作成する際、ビデオ制御部12のビデオデー
タラッチ部24(のエリア24Y’、24M’、24
C’)を使用したが、ビデオ制御部13又は14のビデ
オデータラッチ部24(のエリア24Y’、24M’、
24C’)を使用する構成としてもよい。 【0056】また、本例ではイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)により構成される例を説明した
が、更にブラック(BK)を含む構成としてもよく、ま
た他の色の組み合わせ構成としてもよい。 <第2の実施形態例>次に、本発明の第2の実施形態例
を説明する。尚、本実施形態例はカラー画像形成装置に
おいて、フレームメモリに書き込んだビデオデータを効
率よく変更する例を説明するものである。 【0057】本実施形態例のカラー画像形成装置の基本
構成は前述の図1と同様であり、ホスト機器としてのパ
ソコン1に接続されたプリンタ装置2であり、プリンタ
装置2はI/Fコントローラ3とプリンタエンジン4で
構成されている。また、I/Fコントローラ3は、CP
U6、システムROM7、システムRAM8、キャラク
タジェネレータ(CG)9、フレームメモリ10で構成
され、パソコン1から出力される印字情報を受信すると
共に、印字情報を解析し文字等のパターンデータを作成
する。 【0058】また、エンジンI/F5は前述の図2に点
線で示す範囲の構成であり、アービタ11、ビデオ制御
部12〜14で構成され、ビデオ制御部12〜14は、
例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)
のビデオデータを処理する回路である。尚、フレームメ
モリ10が、メモリ部15とカウンタ部16で構成さ
れ、メモリ部15は前述のイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の各メモリエリア10Y、10
M、10Cを有する構成である点、及びCPU6とカウ
ンタ部16、ビデオ制御部12〜14はアドレスバスA
で互いに接続され、メモリ部15とビデオ制御部12〜
14はデータバスDで接続されている点も前述の実施形
態の例と同じである。したがって、スタートアドレスラ
ッチ信号aは、記憶エリア10Y、10M、10Cに記
憶するビデオデータのスタートアドレスをラッチする信
号であり、ビデオ制御部12〜14には垂直同期信号
(VSYN- Y,VSYN-M,VSYN-C) と水平同期信号(HSYN-
Y,HSYN-M,HSYN-C) が供給され、ビデオ制御部12〜
14とアービタ11間の信号の授受も同様である。 【0059】また、図6の構成も前述の実施形態例と同
じであり、ビデオ制御部12〜14は(ビデオ制御部1
2)は、アドレス制御部20、アドレスレジスタ21、
リクエストカウンタ22、ビデオデータ制御部23、ビ
デオデータラッチ部24、シフトレジスタ25で構成さ
れている。また各回路の構成も前述の実施形態例の説明
と同じであり、ビデオデータラッチ部24は6個のラッ
チエリア24Y、24Y’、24M、24M’、24
C、24C’で構成され、アドレス制御部20は上述の
アドレスバスAを介して入力するアドレスデータの入出
力を制御し、リクエストカウンタ22は、垂直同期信号
(VSYN- Y) 及び水平同期信号(HSYN- Y) の入力に基
づいて前述のリクエスト信号(REQ-Y) をアービタ11
に出力し、アービタ11からアクノリッジ信号(ACK-
Y) を受信する。また、ビデオデータ制御部23はこれ
らのデータを加工し、データを変換してシフトレジスタ
25に出力する。シフトレジスタ25は入力するビデオ
データを対応するプリンタエンジン4の画像形成ユニッ
ト4Y、4M、4Cに出力する。 【0060】本例は上述のように、フレームメモリ10
に一旦書き込んだビデオデータに変更が生じた場合、効
率良くビデオデータの変換処理を行い、画像形成処理を
行うものである。したがって、このため以下の制御処理
を行う。 【0061】先ず、前述の実施形態例と同様、パソコン
1から出力された印刷データは、I/Fコントローラ3
に取り込まれ、複数頁分の印刷データが例えば受信バッ
ファに格納されると、CPU6の制御により印刷データ
の解析処理が行われる。この解析処理は印刷データに含
まれる文字コードを対応するパターンデータに変換等す
る処理であり、このようにして解析処理されたデータ
は、フレームメモリ10の対応する記憶エリア10Y、
10M、10Cに記憶される。 【0062】このようにして記憶エリア10Y、10
M、10Cに記憶されたパターンデータ(ビデオデー
タ)を通常に出力する場合、以下のように処理する。図
10に示すフローチャートはこの処理を説明するもので
ある。尚、同図の説明は、イエロー(Y)のビデオ制御
部12の処理を特に示す。 【0063】先ず、CPU6はイエロー(Y)のビデオ
データを読み出すべく垂直同期信号(VSYN- Y) の出力
後、水平同期信号(HSYN- Y) をビデオ制御部12のリ
クエストカウンタ22に出力する(図10の)。リク
エストカウンタ22は垂直同期信号(VSYN- Y) と水平
同期信号(HSYN- Y) が供給されると、前述のデータリ
クエスト信号(DREQ- Y) をアービタ11に出力し(図
10の)、アービタ11はカウンタ部16に確認信号
bを出力し、CPU6がバスを解放できるかホルト信号
(HALT)により確認した後、CPU6がバスを解放でき
ればCPU6からホルトアック信号(ACK)がカウン
タ部16に出力され、更にカウンタ部16からアック信
号Cがアービタ11に出力され、アービタ11からデー
タアック信号(DACK- Y) が供給される(図10の
)。 【0064】このデータアック信号は(DACK- Y) はア
ドレス制御部20とリクエストカウンタ22に供給さ
れ、アドレス制御部20はアドレスバスAを介してイエ
ロー(Y)のパターンデータが展開された記憶エリア1
0Yのスタートアドレスデータ(尚、このアドレスデー
タは共通にアドレス指定できるデータである)をカウン
タ部16に出力すると共に、記憶エリア10Yを選択す
るための選択信号(ALE)をカウンタ部16に出力する
(図10の)。カウンタ部16は上述の選択信号(AL
E)に従って記憶エリア10Yを選択し、指定されるアド
レス位置から順次ビデオデータを読み出す。このビデオ
データはデータバスDを介してビデオ制御部12のビデ
オデータラッチ部24に格納される(図10の’)。
また、この時出力されるビデオデータはビデオデータラ
ッチ部24のエリア24Yに格納される。 【0065】次に、アドレス制御部20は記憶エリア1
0Mを選択するための選択信号(ALE)をカウンタ部16
に出力し(図10の)、記憶エリア10Mを選択し、
上述のアドレスデータで指定されたアドレス位置からマ
ゼンダ(M)のビデオデータを読み出す。このビデオデ
ータはビデオ制御部12のビデオデータラッチ部24の
エリア24Mに格納される(図10の’)。さらに、
アドレス制御部20は記憶エリア10Cを選択するため
の選択信号(ALE)をカウンタ部16に出力し(図10の
)、記憶エリア10Cを選択しシアン(C)のビデオ
データを読み出し、このビデオデータをビデオデータラ
ッチ部24のエリア24Cに格納する(図10の
’)。上述のビデオデータラッチ部24へのイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のビデオデータ
の読み出し処理は、上述のイエロー(Y)のビデオデー
タを読み出す際カウンタ部16に出力したアドレスデー
タ(共通アドレスデータ)を使用し、選択信号(ALE )
を順次AD21→AD22→AD23と変更するだけで
読み出すことができる。したがって、個々にアドレスデ
ータを出力する場合に比べて効率よくビデオデータを読
み出すことができる。 【0066】一方、次のビデオデータの読み出し処理
は、上述の処理を繰り返すものであり、データリクエス
ト信号(DREQ- Y) をアービタ11に出力し(図10の
)、CPU6がアドレスバスAを解放できる状態であ
れば、アービタ11からデータアック信号(DACK- Y)
が出力される(図10の)。アドレス制御部20はこ
のデータアック信号(DACK- Y) に従って選択信号(AL
E)をカウンタ部16に出力し、記憶エリア10Yを選択
しパターンデータを読み出し、読み出したビデオデータ
をビデオデータラッチ部24のラッチエリア24Y’に
ラッチする(図10の)。また、マゼンダ(M)とシ
アン(C)のビデオデータについても、上述と同様にし
てビデオデータラッチ部24のラッチエリア24M’、
24C’にラッチされる(図10の’、”)。 【0067】このようにしてビデオデータラッチ部24
にラッチしたビデオデータに基づき、ビデオデータ制御
部23はビデオデータの合成処理を行う。この合成処理
の内容は予め制御信号(VDCONT)により設定されてお
り、この設定に基づき合成処理を行う。例えば、マゼン
ダ(M)のビデオデータをイエロー(Y)に変換する場
合、ビデオデータ制御部23はビデオデータラッチ部2
4のエリア24Mにラッチしたマゼンダ(M)のビデオ
データを選択し、シフトレジスタ25に出力する。そし
て、このビデオデータをプリンタエンジン4の画像形成
ユニット4Mに出力し、イエロー(Y)の印字を行う。
また、例えばシアン(C)のビデオデータをイエロー
(Y)に変換する場合、ビデオデータ制御部23はビデ
オデータラッチ部24のエリア24Cにラッチしたシア
ン(C)のビデオデータを選択し、画像形成ユニット4
Cに出力し、イエロー(Y)の印字を行う。 【0068】このように処理することにより、マゼンダ
(M)やシアン(C)のビデオデータをイエロー(Y)
に変更することが容易にでき、従来例のようにフレーム
メモリに新たなデータを再度展開する必要がない。 【0069】尚、上述の図10に示す処理をマゼンダ
(M)に対応するビデオ制御部13を使用して行えば、
フレームメモリ10の記憶エリア10Yに展開されてい
るビデオデータ(イエロー(Y)色のビデオデータ)
を、ビデオ制御部13のビデオデータラッチ部24(エ
リア24Y)にラッチし、ビデオデータ制御部23の制
御により、マゼンダ(M)色に変更した印字を行うこと
ができる。 【0070】また、シアン(C)に対応するビデオ制御
部14を使用すれば、フレームメモリ10の記憶エリア
10Yに展開されているビデオデータ(イエロー(Y)
色のビデオデータ)を、ビデオ制御部14のビデオデー
タラッチ部24(エリア24Y)にラッチし、ビデオデ
ータ制御部23の制御により、シアン(C)色に変更し
た印字を行うことができる。 【0071】図11は上述の関係を示す図であり、例え
ば同図の最上段の処理はイエロー(Y)のビデオデータ
をマゼンダ(M)色に変更して出力する処理を示し、同
図の最上段から1段下の処理はイエロー(Y)のビデオ
データをシアン(C)色に変更して出力する処理を示
す。尚、この場合、赤(R)、緑(G)、B(青)、B
K(ブラック)の色も変化するので、画像全体の色調を
変更するためには有効である。 【0072】一方、図12は、ビデオ制御部12〜14
の全てが同時に駆動する場合の処理動作を説明するフロ
ーチャートである。この場合、ビデオ制御部12〜14
に対し同時に垂直同期信号(VSYN- M,VSYN-Y,VSYN-
C) を出力し(図12の’)、その後、水平同期信号
(HSYN- Y,HSYN-M,HSYN-C) を対応するビデオデータ
制御部12〜14に同時に出力する(図12の’)。
この垂直同期信号(VSYN- Y) と水平同期信号(HSYN-
Y) の供給により、先ずビデオデータ制御部13のリク
エストカウンタ22からデータリクエスト信号(DREQ-
M) がアービタ11に出力され(図12の’)、この
時CPU6がバスを解放できれば、アービタ11からビ
デオ制御部13のリクエストカウンタ22にデータアッ
ク信号(DACK- M) が出力される(図12の’)。こ
のデータアック信号(DACK- M) の出力に従って記憶エ
リア10Y、10M、10Cの全てのアドレスが指定さ
れ、ビデオ制御部13のエリア24Y、24M、24C
にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のビ
デオデータがラッチされる(図12の”)。 【0073】同様にして、ビデオ制御部12のリクエス
トカウンタ22からデータリクエスト信号(DREQ- Y)
がアービタ11に出力され(図10の’)、アービタ
11からビデオデータ制御部12のリクエストカウンタ
22にデータアック信号(DACK- Y) が出力されと(図
10の’)、ビデオ制御部12のエリア24Y、24
M、24Cにイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)のビデオデータがラッチされる(図12の
”)。さらに、ビデオ制御部12のリクエストカウン
タ22からデータリクエスト信号(DREQ-C) がアービタ
11に出力され(図10の’)、アービタ11からビ
デオデータ制御部12のリクエストカウンタ22にデー
タアック信号(DACK-C) が出力されると、ビデオ制御部
14のエリア24Y、24M、24Cにイエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)のビデオデータ
がラッチされる(図12の”)。 【0074】このようにして各ビデオ制御部12〜14
のビデオデータラッチ部24にイエロー(Y)、マゼン
ダ(M)、シアン(C)のビデオデータがラッチされる
と、ビデオデータ制御部23はビデオデータの合成処理
を行う。 【0075】例えば、黄色の画像印字を例えば青色に変
更する場合、ビデオ制御部13と14のビデオデータ制
御部23は、それぞれ対応するエリア24Yからイエロ
ー(Y)のビデオデータを読み出し、それぞれのシフト
レジスタ25を介してマゼンダ(M)とシアン(C)の
画像形成ユニットである4M、4Cにビデオデータを出
力する。したがって、この処理により記録紙にはマゼン
ダ(M)とシアン(C)のトナーが溶融定着して形成さ
れる青印字が施される。同様に、マゼンダ(M)色の画
像印字を例えば緑色に変更する場合、ビデオ制御部12
と14のビデオデータ制御部23は、それぞれ対応する
エリア24Mからマゼンダ(M)のビデオデータを読み
出し、それぞれのシフトレジスタ25を介してイエロー
(Y)、とシアン(C)の画像形成ユニットである4
Y、4Cにビデオデータを出力する。そしてこの処理に
より、記録紙にはイエロー(Y)とシアン(C)のトナ
ーが溶融定着して形成される緑色の印字が施される。 【0076】したがって、本例によれば、フレームメモ
リ10の複数の記憶エリア10Y、10M、10Cに展
開されたビデオデータに基づき、合成処理を行い、赤、
緑、青の様な色の変更も効率よく行うことができる。 【0077】図13は、更に複雑な処理を行うビデオデ
ータ制御部23の合成処理を説明する図であり、同図の
左端の縦に並んで記載された色が元の色を示し、最上欄
が変更後の色を示す。また、それぞれ元の色と変更後の
色の項目の交わった箇所に記載された式が合成処理の演
算方式を示す。例えば、イエロー(Y)のビデオデータ
をマゼンダ(M)に変更する場合、Y行のM列欄を参照
する。そこには、上から順に、画像形成ユニット4Yに
出力するデータの演算式、画像形成ユニット4Mに出力
するデータの演算式、画像形成ユニット4Cに出力する
データの演算式が記載されている。 【0078】同図において、∩はアンド演算を示し、∪
はオア演算を示す。したがって、例えば同図に示すaの
演算式(Y∩M)∪(Y∩C)は、記憶エリア10Yと
10Mの有効データのアドレス重複部分と、記憶エリア
10Yと10Cの有効データのアドレス重複部分とをオ
ア加算したものを出力する意味である。また、ーは減算
処理を示し、例えば同図に示すbの演算式 Yー{(Y
∩M)ーBK}は、記憶エリア10Yと10Mの有効デ
ータのアドレス重複部分からブラック(BK)の有効デ
ータのアドレス部分を減算し、さらに記憶エリア10Y
の有効データのアドレス部分を減算する処理である。
尚、他の式も同様に解釈する。 【0079】尚、上述の2個の実施形態例では、図2に
示すアービタ11とビデオ制御部12〜14はエンジン
I/F5に含まれる構成として説明したが、必ずしもエ
ンジンI/F5に含まれる構成とする必要はない。 【0080】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レームメモリの各記憶エリアは共通アドレスで指定でき
るので、罫線枠等の閉領域内を罫線枠の色とは異なる色
で塗りつぶし描画の場合、各記憶エリアを共通アドレス
で指定し、罫線枠等の閉領域の範囲を効率よく認識する
ことができ、処理速度の速いカラー画像形成装置を提供
できる。 【0081】また、フレームメモリの各記憶エリアは共
通アドレスで指定できるので、フレームメモリに書き込
んだビデオデータを変更する場合でも、共通アドレスで
記憶エリアを選択し、得られたビデオデータを組み替え
るだけで簡単に変更することができ、色変更等を短時間
で行えるカラー画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態例のカラー画像形成装置の基本構成
を説明する図である。 【図2】エンジンI/Fの構成を説明する図であり、C
PU、フレームメモリの構成も同時に示す図である。 【図3】メモリ部のメモリマップである。 【図4】アドレスの上位桁を記憶メモリの選択用に使用
し、下位桁を各々の記憶エリアのアドレス指定用に使用
する場合の概念図である。 【図5】記憶メモリの選択回路図である。 【図6】ビデオ制御部の具体的な構成を示す図である。 【図7】フレームメモリに展開したパターンデータをビ
デオ制御部が読み出し、プリンタエンジンに出力する処
理を説明するフローチャートである。 【図8】減法混色に基づく赤(R)、青(B)、緑
(G)の作成原理を説明する図である。 【図9】赤(R)、青(B)、緑(G)の印字を記録紙
に行う場合のイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)の印字(転写)関係を説明する図である。 【図10】印刷処理動作を説明するタイムチャートであ
る。 【図11】フレームメモリに記憶した色の変更例を説明
する図である。 【図12】印刷処理動作を説明するタイムチャートであ
る。 【図13】フレームメモリに記憶した色の変更例を説明
する図である。 【図14】(a)、(b)は従来の閉領域の塗りつぶし
画像の作成処理を説明する図である。 【図15】(a)〜(c)は罫線枠を認識する(境界を
認識する)と、罫線枠内を全て網掛け印字する処理を説
明する図である。 【符号の説明】 1 パソコン 2 プリンタ装置 3 I/Fコントローラ 4 プリンタエンジン 5 エンジンI/F 6 CPU 7 システムROM 8 システムRAM 9 キャラクタジェネレータ(CG) 10 フレームメモリ 10Y、10M、10C 記憶エリア 11 アービタ 12〜14 ビデオ制御部 15 メモリ部 16 カウンタ部 16Y、16M、16C オアゲート 20 アドレス制御部 21 アドレスレジスタ 22 リクエストカウンタ 23 ビデオデータ制御部 24 ビデオデータラッチ部 24Y、24Y’、24M、24M’、24C、24
C’ ラッチエリア 25 シフトレジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−338229(JP,A) 特開 平7−30773(JP,A) 特開 平4−99663(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/525 B41J 5/30 G06F 3/12 H04N 1/387 H04N 9/79

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】異なる色材により画像を形成する複数の画
    像形成部に対応する記録データをそれぞれ対応する画像
    メモリから読み出し、記録処理を行うカラー画像形成装
    置において、 全ての画像メモリの同一画像位置に対応する領域を共通
    にアドレス指定し、各画像メモリから読み出された画像
    データを合成して読み出す第1の読み出しモードと、 全ての画像メモリの同一領域を共通にアドレス指定し、
    前記各画像メモリから個別に画像データを読み出す第2
    の読み出しモードとを備える画像メモリ読み出し制御手
    段とを備え、 該画像メモリ読み出し制御手段は、前記画像メモリの少
    なくとも一つに描画され、閉じられた境界線パターンデ
    ータを識別する際、前記第1の読み出しモードにより前
    記画像メモリの読み出し処理を実行することを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
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