JP3484774B2 - アルミン酸塩蛍光体 - Google Patents

アルミン酸塩蛍光体

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JP3484774B2
JP3484774B2 JP19314194A JP19314194A JP3484774B2 JP 3484774 B2 JP3484774 B2 JP 3484774B2 JP 19314194 A JP19314194 A JP 19314194A JP 19314194 A JP19314194 A JP 19314194A JP 3484774 B2 JP3484774 B2 JP 3484774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2価のユーロピウム付
活あるいは、2価のユーロピウム及び2価のマンガン共
付活したアルミン酸塩蛍光体に関し、特に、この蛍光体
は、3波長域発光形蛍光ランプに適した物である。
【0002】
【従来の技術】近年、一般照明用蛍光ランプの分野に於
いて、3波長域発光形蛍光ランプが開発され、実用に供
されている。このランプに使用される蛍光体は、比較的
狭帯域の発光スペクトル分布を有する青色、緑色、赤色
の3種の発光蛍光体を適当な割合で混合した物であり、
高効率、高演色性を実現した物である。又、最近は、こ
の3種の蛍光体に加え、青緑色蛍光体や、深赤色蛍光体
を付加した3波長域発光形蛍光ランプも実用化してい
る。
【0003】この3波長域発光形蛍光ランプは、各々の
蛍光体についてランプ点灯中の光出力の低下及び発光色
の変化が大きいと、蛍光体間で、光出力及び発光色のバ
ランスを崩して、色ずれ現象を起こす事が知られてい
る。2価のユーロピウム付活および2価のユーロピウム
とマンガンで共付活されたアルミン酸塩蛍光体は、紫外
線励起時の発光効率が高く(特公昭52−22836号
公報参照)、3波長域発光形蛍光ランプの青色及び青緑
色発光蛍光体として、しばしば用いられてきた(JOU
RNAL OF ELECTROCHEMICAL S
OCIETY 121(1974)1627−163
1)。
【0004】しかし、この蛍光体を3波長域発光形蛍光
ランプの青色成分として用いた蛍光ランプは、上記色ず
れが大きいという欠点があった。この問題を解決する方
法としてアルミン酸塩蛍光体の組成をきわめて狭い範囲
に限定する事(特開平3−106987号公報)や、マ
ンガンを微量添加する事(特開平3−106988号公
報)があるが、更なる改良が望まれている。
【0005】また、Eu添加量を増量する事(蛍光体同
学会講演予稿集180(1980)19−25、Z.P
hys.Chem.271(1990)1181−11
90)もこの欠点を改良するための一手段であるが、還
元焼成条件が適切でない場合にはEuAlO3 等の不純
物が析出してしまうために、高価なEuを多量に使用す
るにも関わらず、色ずれの改善効果は小さかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】蛍光ランプ点灯時に発
光強度の低下の少ない2価のユーロピウムあるいは2価
のユーロピウム及び2価のマンガン共付活のアルミン酸
塩蛍光体を提供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、色ずれの
問題を解決する方法として、2価のユーロピウムあるい
は2価のユーロピウム及び2価のマンガン共付活のアル
ミン酸塩蛍光体について詳細に検討を行った結果、特定
のアルミン酸蛍光体は蛍光ランプ点灯時に発光強度の低
下が少ないことを見出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明の要旨はBa、Sr及び
Caから成る群より選択される少なくとも一種の元素、
Eu、Mg及び/又はZn、必要に応じてMn、並びに
Alを含有するアルミン酸塩蛍光体であって、且つCu
Kα1 特性X線を入射した際に得られる粉末X線回折パ
ターンにおいて、ミラー指数008の位置にミラー指数
110の回折ピークと独立したピークを有さない結晶質
無機化合物を含有することを特徴とするアルミン酸塩蛍
光体に存する。
【0009】以下に本発明につき詳細に説明する。本発
明のアルミン酸塩蛍光体は、Ba、Sr及びCaから成
る群より選択される少なくとも一種の元素、Eu、Mg
及び/又はZn、必要に応じてMn、並びにAlを含有
するアルミン酸塩蛍光体であって、且つCuKα1 特性
X線を入射した際に得られる粉末X線回折パターンにお
いて、ミラー指数008の位置にミラー指数110の回
折ピークと独立したピークを有さない結晶質無機化合物
を含有することを特徴とし、特に該結晶質無機化合物が
一般式
【0010】
【数7】(M1 1-x ,Eux )O・a(M2 1-y,M
y )O・(5.5−0.5a)Al2 3
【0011】(式中、M1 はBa、Sr及びCaから成
る群より選択される少なくとも一種の元素を表し、M2
はMg及び/又はZnを表し、aは0<a≦2の実数を
表し、x及びyはそれぞれ0<x<1、0≦y<1の実
数を表す)で表されるアルミン酸塩蛍光体であることが
好ましい。
【0012】上記一般式中の、a、x、yの好ましい値
は、以下の理由で決められる。xは結晶構造的には、0
から1迄可変であるが、十分な発光強度を得られ、しか
も、蛍光灯点灯時の発光強度の低下を防止するのに有効
なのは、0.1以上0.5以下である。xが0.1未満
でも0.5を越えても発光強度が低くなってしまう。中
でも更に、xが0.15未満では発光強度の低下防止効
果が少ないが、0.1≦x≦0.15の場合には式中M
1 の元素の構成比が0.2≦Sr/(Ba+Sr+Ca
+Eu)<1を満足する組成とすると、蛍光灯点灯時の
発光強度の低下防止に有効である。xが大きいほど発光
強度の低下防止に有効だが、0.5を越えるとEuAl
3 の析出が顕著になり、低下防止効果が飽和する。y
も結晶構造的には、0から1迄可変であるが、十分な発
光強度を得られるのは、0.2以下であり、特にy=0
であっても好ましい。又、M1 はBa、Sr、Caの少
なくとも1種であるが、Caの構成比が0.01≦Ca
/(M1 +Eu)≦0.17の範囲の化学組成とする
と、不純物が生成せずに蛍光体合成温度の低減が可能と
なる。一方、Caの構成比が0.17<Ca/(M1
Eu)の範囲の化学組成とすると、非発光物質である不
純物の混在が顕著となり、発光強度の低下に繋がる。
【0013】本発明の蛍光体に含有される結晶質無機化
合物の空間群は、通常P63 /mmcである。空間群の
決定は、電子回折法、X線回折法、中性子回折法などに
より決定される。色調の良好な蛍光体を得るためには、
それに含有される結晶質無機化合物の格子定数aが5.
62<a<5.65Å、格子定数cが22.50<c<
22.65Åを満足する値である必要があるが、この範
囲内で格子定数cが小さければ小さいほど蛍光灯点灯時
の発光強度の低下が少ない。イオン半径の大きいBaの
添加量を減らし、イオン半径の小さいEuとSrの添加
量を増すと、格子定数cは小さくなる。
【0014】本発明の蛍光体に含有される結晶質無機化
合物を構成する元素の原子位置は、粉末X線回折パター
ンに基づくリートベルト解析法により求められるが、こ
の方法によれば表1又は表2に示す原子座標位置を占有
すると解析される。Euはアルカリ土類金属M1 と同一
位置を占有する。一方、MnはM2 と同一位置を占有す
る。イオン半径の小さいEuとSrをイオン半径の大き
いBaの代わりにアルカリ土類金属M1 の位置に置換す
ると、この席の空隙が小さくなり、劣化防止効果が大き
くなる。M2 とMnの占有する位置は2種類考えられる
が、4f席を占有する場合にはaは1≦a≦2の範囲の
値をとり、2a席を占有する場合にはa=1となる。
尚、a<1の場合にはEuの緑色発光が顕著となり、色
純度の良い青色や青緑色が得られ難い傾向にある。格子
定数と原子位置の決定は前述の種々の回折法により決定
される。
【0015】この結晶構造を持つ結晶質無機化合物から
の粉末X線回折パターンは、例えば(Ba0.8 ,Eu
0.2 )O・MgO・5Al2 3 の組成の場合には図1
に示すようなものであるが、Al2 3 やMgAl2
4 などの発光に悪影響を殆ど及ぼさない透明な不純物が
蛍光体中に混在している場合には、上記の回折ピーク以
外に不純物の回折ピークが加わったパターンとなる。
【0016】蛍光灯点灯中の劣化が起こりにくい本発明
の蛍光体に含有される結晶質無機化合物に銅陰極X線管
球から発生するCuKα1 特性X線を入射した際の粉末
X線回折パターンにおいて、図1に示すように、ミラー
指数008の回折ピークがミラー指数110の回折ピー
クと独立して極大値を持たないパターンを示すことであ
る。一方、極大値を持つ場合には、図2に示すような粉
末X線回折パターンとなる。ここで、独立して極大値を
持たないとは、X線回折強度をI、回折角度2θをt度
とした場合に、一次微分値dI/dtがミラー指数00
8の回折ピークとミラー指数110の回折ピークの間に
おいて、負の値を持たないことを意味する。結晶質無機
化合物の蛍光灯点灯中の劣化を起こりにくくするために
は、この結晶内においてc軸に垂直なBa−O層内の酸
素の位置を安定させる必要がある。そのためには、格子
定数cを短くし、22.50<c<22.65Åを満足
する値にする必要がある。格子定数cが短いと言うこと
は、ミラー指数008の回折ピークが高角度側に存在す
ると言うことと同一の事象に基づいており、上記Ba−
O層内の酸素の位置の安定化に繋がる。一方、ミラー指
数110の回折ピーク位置は、格子定数cの短縮とは相
関がない。従って、一次微分値dI/dtがミラー指数
008の回折ピークとミラー指数110の回折ピークの
間において、負の値を持たないと言うことは、格子定数
cが短く、蛍光灯点灯時の発光強度の低下が少ないこと
を定性的に意味している。
【0017】本発明の蛍光体は、次のように合成する事
ができる。蛍光体原料として、 (1)酸化バリウム、水酸化バリウム、炭酸バリウム等
のバリウム化合物 (2)酸化ストロンチウム、水酸化ストロンチウム、炭
酸ストロンチウム等のストロンチウム化合物 (3)酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシ
ウム等のカルシウム化合物 (4)酸化ユーロピウム、フッ化ユーロピウム等のユー
ロピウム化合物 (5)酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マ
グネシウム等のマグネシウム化合物 (6)酸化亜鉛、水酸化亜鉛、炭酸亜鉛等の亜鉛化合物 (7)酸化マンガン、水酸化マンガン、炭酸マンガン等
のマンガン化合物 (8)酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム等のアル
ミニウム化合物 を所定量秤量し、フッ化バリウム、フッ化アルミニウ
ム、フッ化マグネシウム等のフラックスを配合し、原料
混合物を十分に混合する。得られた混合物を坩堝に充填
し、還元性雰囲気にて、1200〜1700℃で2〜4
0時間かけて1回以上焼成する。焼成温度が高いほど、
発光強度の高い蛍光体を得ることが出来るが、1700
℃を越えると焼成コストが発光強度の上昇効果に見合わ
ない。還元性雰囲気を得る方法として、原料の充填され
た坩堝をカーボンの充填された坩堝内に埋め込む方法、
黒鉛の塊や、ヤシガラ等の炭素物質を原料の充填された
坩堝内に入れる方法がある。還元を確実にする為に、更
にこれらの坩堝を窒素あるいは窒素水素の雰囲気中で焼
成しても良い。又これらの雰囲気に水蒸気が含まれてい
ても良い。還元焼成条件を適切にすることは、本発明の
蛍光体を製造するために非常に重要である。即ち、焼成
の開始から終了までの全ての段階において、炭素もしく
は一酸化炭素によって強く還元することによって初めて
本発明の蛍光体を製造する事ができる。この焼成物に分
散、水洗、乾燥、篩を行い、本発明の青色あるいは青緑
色発光のアルミン酸塩蛍光体を得る事ができる。
【0018】本発明においては、X線照射試験において
発光強度の維持率が92%以上、好ましくは94%以上
であるアルミン酸塩蛍光体を得ることが出来る。これま
でのアルミン酸塩蛍光体では、該X線照射試験において
も90%程度しか得られないが、本発明の蛍光体は、極
めて高い発光強度維持率を有する。一般式
【0019】
【数8】(M1 1-x ,Eux )O・a(M2 1-y ,M
y )O・(5.5−0.5a)Al2 3 (式中、M1はBa、Sr及びCaから成る群より選択
される少なくとも一種の元素を表し、M2はMg及び/
又はZnを表す)において、
【0020】
【数9】1≦a≦2 0.1≦x≦0.5 0≦y≦0.2 を満足する値であって、かつ、0.1≦x≦0.15の
場合には更に式中M1の元素の構成比が 0.2≦Sr/(Ba+Sr+Ca+Eu)<1 を満足する場合において、高い発光強度維持率が達成さ
れる。
【0021】X線照射試験は、銅陰極管をX線発生源と
する粉末X線回折計において40kVの加速電圧で30
mAの電流を流した時に発生する白色X線を銅陰極から
18.5cm離れた試料に6時間照射した後に、波長2
53.7nmの紫外線励起による発光強度を測定し、照
射前発光強度に対する維持率として計算することにより
行われる。つまり、X線照射前の紫外線励起による発光
強度をIi とし、X線照射後のそれをIf とすると、X
線照射後の発光強度維持率Mxは、Mx=100×If
/Ii %となる。このX線照射試験は、蛍光ランプ点灯
時の発光強度の維持率と良い相関が取れる。
【0022】図3は、(Ba1-x ,Eux )O・MgO
・5Al2 3 (但し、0<x≦0.5)の調合組成で
作製した蛍光体のX線照射試験後の発光強度維持率Mx
を示したものである。図4は、(Ba0.9-Z Srz Eu
0.1 )O・MgO・5Al2 3 (但し、0≦z≦0.
4)の調合組成で作製した蛍光体のX線照射試験後の発
光強度維持率Mxを示したものである。本発明の蛍光体
の応用としては、紫外線励起により発光が得られる物に
ついて有効であり、蛍光ランプだけに限られない。例え
ば、プラズマデイスプレイや希ガス放電ランプに応用す
る事ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の2価のユーロピウムあるいは2
価のユーロピウム及び2価のマンガン共付活のアルミン
酸塩蛍光体を用いることにより、点灯時に発光強度の低
下の少ない蛍光ランプを製造する事が可能となる。従っ
て、長時間に亘って高輝度で高演色性を示す3波長域発
光形蛍光ランプを製造する事が可能となる。従って、長
時間に亘って高輝度で高演色性を示す3波長域発光形蛍
光ランプが得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1
【0025】
【表1】 BaCO3 :0.8mol Eu2 3 :0.1mol MgO :1.0mol Al2 3 (ガンマタイプ):5.0mol
【0026】上記原料をエタノールを使用して湿式で混
合し、乾燥し、成形圧力1000kgf/cm2 でペレ
ット状に成形し、坩堝に入れて蓋を被せ、この坩堝をビ
ーズ炭を入れた別の坩堝内に入れて蓋を被せ、大気中で
最高温度1500℃で4時間焼成した。次いで、得られ
た焼成ペレットを粉砕し、(Ba0.8 ,Eu0.2 )O・
MgO・5Al2 3 の2価のユーロピウム付活青色発
光バリウムマグネシウムアルミン酸塩蛍光体を得た。
【0027】この蛍光体のX線照射試験後の発光強度維
持率Mxは94.8%であった。また、この蛍光体の空
間群はP63 /mmc、格子定数はa=5.636Å、
c=22.643Åであり、構成元素が表1又は表2に
示す原子座標位置を占有していた。CuKα1 特性X線
を入射した際に図1の粉末X線回折パターンを示し、ミ
ラー指数008の位置にミラー指数110の回折ピーク
と独立したピークを持たないパターンを示した。
【0028】実施例2〜実施例9 表4に示す様に原料混合組成、焼成温度及びフラックス
であるAlF3 添加の有無を変更した以外は実施例1に
従ってアルミン酸塩蛍光体を得た。これらの蛍光体のX
線照射試験後の発光強度維持率Mxを表5に示す。ま
た、主な実施例については格子定数も併記した。尚、こ
れらの蛍光体の空間群、構成元素の原子座標位置、粉末
X線回折パターンは、実施例1とほぼ同一であり、ミラ
ー指数008の位置にミラー指数110の回折ピークと
独立したピークを持たないパターンを示した。実施例1
〜実施例9の合成方法と特性について表4と表5にまと
めて記載した。 実施例10
【0029】
【表2】 BaCO3 :0.8mol Eu2 3 :0.1mol 3MgCO3 ・Mg(OH)2 :0.25mol Al2 3 (ガンマタイプ) :5.0mol AlF3 :0.012mol
【0030】上記原料を乾式で混合し、乾燥、篩の後、
坩堝に充填し、更にビーズ炭を入れた坩堝を原料の上に
乗せ、蓋をして水蒸気を含んだ窒素雰囲気中で最高温度
1450℃で昇降温時間を含め11時間掛けて1次焼成
した。次いで、焼成粉を粉砕、篩し再度坩堝に充填し、
更にビーズ炭を入れた坩堝を乗せ、蓋をして水蒸気を含
んだ窒素水素混合雰囲気中で最高温度1450℃で昇降
温時間を含め11時間掛けて2次焼成を行った。次い
で、焼成粉を分散、洗浄、乾燥、篩の処理を行い、(B
0.8 ,Eu0.2 )O・MgO・5Al2 3 の2価の
ユーロピウム付活青色発光バリウムマグネシウムアルミ
ン酸塩蛍光体を得た。
【0031】この蛍光体のX線照射試験後の発光強度維
持率Mxは94.8%であった。また、この蛍光体の空
間群、格子定数、構成元素の原子座標位置、粉末X線回
折パターンは、実施例1と同一であった。 実施例11
【0032】
【表3】 BaCO3 :0.85mol Eu2 3 :0.075mol 3MgCO3 ・Mg(OH)2 :0.25mol Al2 3 (ガンマタイプ) :5.0mol AlF3 :0.012mol
【0033】上記の原料混合組成に変更した以外は実施
例10に従ってバリウムマグネシウムアルミン酸塩蛍光
体を得た。この蛍光体のX線照射試験後の発光強度維持
率Mxは93.1%であった。また、この蛍光体の空間
群、格子定数、構成元素の原子座標位置、粉末X線回折
パターンは、実施例1とほぼ同一であった。実施例12
【0034】
【表4】 BaCO3 :0.6mol SrCO3 :0.2mol Eu2 3 :0.1mol 3MgCO3 ・Mg(OH)2 :0.25mol Al2 3 (ガンマタイプ) :5.0mol AlF3 :0.03mol
【0035】上記の原料混合組成に変更した以外は実施
例10に従ってバリウムストロンチウムマグネシウムア
ルミン酸塩蛍光体を得た。この蛍光体のX線照射試験後
の発光強度維持率Mxは95.1%であった。また、こ
の蛍光体の空間群、格子定数、構成元素の原子座標位
置、粉末X線回折パターンは、実施例1とほぼ同一であ
った。 比較例1
【0036】
【表5】 BaCO3 :0.99mol Eu2 3 :0.005mol MgO3 :1.0mol Al2 3 (ガンマタイプ):5.0mol
【0037】上記原料混合組成にした以外は実施例1と
全く同一の合成方法により、(Ba 0.99,Eu0.01)O
・MgO・5Al2 3 の2価のユーロピウム付活青色
発光バリウムマグネシウムアルミン酸塩蛍光体を得た。
この蛍光体のX線照射試験後の発光強度維持率Mxは7
0.4%であった。また、この蛍光体の空間群はP63
/mmc、格子定数はa=5.636Å、c=22.6
86Åであった。CuKα1 特性X線を入射した際に図
2に示すようにミラー指数008の位置にミラー指数1
10の回折ピークと独立した回折ピークを持つパターン
を示した。
【0038】比較例2〜比較例6 表4に示す様に原料混合組成、焼成温度及びフラックス
であるAlF3 添加の有無を変更した以外は実施例1に
従ってアルカリ土類マグネシウムアルミン酸塩蛍光体を
得た。これらの蛍光体のX線照射試験後の発光強度維持
率Mxを表5に示す。また、主な比較例については格子
定数も併記した。尚、これらの蛍光体の粉末X線回折パ
ターンは、比較例1とほぼ同一であり、ミラー指数00
8の位置に独立した回折ピークを有していた。比較例1
〜比較例6の合成方法と特性について表4と表5にまと
めて記載した。 比較例7
【0039】
【表6】 BaCO3 :0.90mol Eu2 3 :0.05mol 3MgCO3 ・Mg(OH)2 :0.25mol Al2 3 (ガンマタイプ) :5.0mol AlF3 :0.012mol
【0040】上記の原料混合組成に変更した以外は実施
例10に従ってバリウムマグネシウムアルミン酸塩蛍光
体を得た。この蛍光体のX線照射試験後の発光強度維持
率Mxは90.4%であった。この蛍光体の粉末X線回
折パターンは、比較例1とほぼ同一であり、ミラー指数
008の位置に独立した回折ピークを有していた。
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
【表10】
【0045】
【表11】
【0046】
【表12】
【0047】
【表13】
【0048】
【表14】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における粉末X線回折パターン
【図2】比較例1における粉末X線回折パターン
【図3】(Ba1-x ,Eux )O・MgO・5Al2
3 の調合組成で作製した蛍光体のX線照射試験後の発光
強度維持率(0<x≦0.5)
【図4】(Ba0.9-z Srz Eu0.1 )O・MgO・5
Al2 3 の調合組成で作製した蛍光体のX線照射試験
後の発光強度維持率(0<z≦0.4)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 千里 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 久宗 孝之 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オ プトニクス株式会社内 (72)発明者 那部 正和 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オ プトニクス株式会社内 (72)発明者 鳥海 浩一 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オ プトニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−106987(JP,A) 特開 平3−106988(JP,A) 特開 昭49−184(JP,A) 特開 昭61−258893(JP,A) Z.Phys.Chemie.Lei pzig,1990年,271,1181−1190 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09K 11/64 C09K 11/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ba、Sr及びCaから成る群より選択
    される少なくとも一種の元素、Eu、Mg及び/又はZ
    n、必要に応じてMn、並びにAlを含有するアルミン
    酸塩蛍光体であって、且つCuKα1特性X線を入射し
    た際に得られる粉末X線回折パターンにおいて、ミラー
    指数008の位置にミラー指数110の回折ピークと独
    立したピークを有さない結晶質無機化合物を含有するこ
    とを特徴とするアルミン酸塩蛍光体。
  2. 【請求項2】 該結晶質無機化合物が、一般式 【数1】(M1 1-x,Eux)O・a(M2 1-y,Mny)O
    ・(5.5−0.5a)Al23 (式中、M1はBa、Sr及びCaから成る群より選択
    される少なくとも一種の元素を表し、M2はMg及び/
    又はZnを表し、aは0<a≦2の実数を表し、x及び
    yはそれぞれ0<x<1、0≦y<1の実数を表す)で
    表されるアルミン酸塩蛍光体であることを特徴とする請
    求項1に記載のアルミン酸塩蛍光体。
  3. 【請求項3】 x及びyが、それぞれ 【数2】0.1≦x≦0.5 0≦y≦0.2 であることを特徴とする請求項2に記載のアルミン酸塩
    蛍光体。
  4. 【請求項4】 aが、 【数3】1≦a≦2 の実数であることを特徴とする請求項2又は3に記載の
    アルミン酸塩蛍光体。
  5. 【請求項5】 xが、 【数4】0.1≦x≦0.15 である場合、M1の元素の構成比が 【数5】0.2≦Sr/(Ba+Sr+Ca+Eu)<
    1 を満足するものであることを特徴とする請求項3又は4
    に記載のアルミン酸塩蛍光体。
  6. 【請求項6】 y=0であることを特徴とする請求項2
    乃至5に記載のアルミン酸塩蛍光体。
  7. 【請求項7】 該結晶質無機化合物の単層からなること
    を特徴とする請求項1乃至6に記載のアルミン酸塩蛍光
    体。
  8. 【請求項8】 X線照射試験における発光強度の維持率
    が92%以上であることを特徴とする請求項1乃至7に
    記載のアルミン酸塩蛍光体。
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