JP3482859B2 - 窓ガラス昇降装置 - Google Patents

窓ガラス昇降装置

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JP3482859B2 JP05026098A JP5026098A JP3482859B2 JP 3482859 B2 JP3482859 B2 JP 3482859B2 JP 05026098 A JP05026098 A JP 05026098A JP 5026098 A JP5026098 A JP 5026098A JP 3482859 B2 JP3482859 B2 JP 3482859B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等車両の窓
ガラス昇降装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の窓ガラス昇降装置を図1及び図5
にて説明する。図1はドアの側面図で、図5は減速機構
部の断面図である。 【0003】図1に示すように、ドア1の窓開口2を開
閉する窓ガラス3は、インナパネル及びアウタパネルか
らなるドアパネル間の上下方向に延びるガイドレール4
上を移動可能なキャリアプレート5を介して駆動ケーブ
ル(ワイヤ)6に連繋され、該駆動ケーブル6がモータ
7及び減速機構8により正,逆循環することで、開閉駆
動されるようになっている。図中9a,9bは駆動ケー
ブル6を摺動案内するアウタチューブで、10a,10
bは窓ガラス3を摺動案内するサッシュである。 【0004】そして、図5に示すように、前記モータ10
6 の回転軸(アーマチャ軸)108 の先端に嵌着されたボ
ール109 が、減速機構107 のハウジング110 にクッショ
ン材111 を介して支持されたプレート112 に弾接してい
る。図中113 は回転軸108 の外周面に刻設されたウォー
ムで、114 はこのウォーム113 に噛合して減速機構107
を構成するウォームホイールである。 【0005】従って、所定の開度位置(モータ106 が停
止された)にある窓ガラス102 を外力により下降させよ
うとした場合には、ウォーム113 のスラスト力により回
転軸108 がプレート112 側に若干軸移動され、その先端
に嵌着されたボール109 がプレート112 に対しより強く
弾接することになり、この摩擦力(抵抗)により回転軸
108 の逆転が防止されて車両の防盗性が図られる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の窓ガラス昇降装置にあっては、減速機構における回
転軸先端のボールとプレートとの間の抵抗で、窓ガラス
が外力で押し下げられない構造になっているため、前記
抵抗を増大して車両の防盗性を高めようとすると、通常
作動時にモータの出力ロスが増大することから車両の防
盗性には自ずと限界が生じるという問題点があった。 【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、モータの出力ロスを増大することなく車両の防盗性
を高めることができる窓ガラス昇降装置を提供すること
を目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1では、駆動ケーブルにより窓ガラスを
昇降させる自動車用窓ガラスの昇降装置で、前記窓ガラ
スを前記駆動ケーブルと連繋させるキャリアプレートが
上下方向に延びるガイドレール上を移動可能に支持され
ものにおいて、前記ガイドレールに上下動自在に嵌合
されて前記駆動ケーブルが連結したガイド部材と、前記
キャリアプレートに突設されると共に前記ガイド部材
性部材を介して保持されて前記駆動ケーブルの動きを
窓ガラスに伝える連結部材と、前記弾性部材の両側に付
設されて当該弾性部材の変形により外方へ突出可能な第
一係合部と、前記窓ガラスの所定位置における前記ガイ
ド部材に対向する前記ガイドレール壁部に設けられて前
記第一係合部と係合可能な第二係合部とを備え、前記窓
ガラスが外力により下方へ押圧された時、前記連結部材
による前記弾性部材の変形で突出した第一係合部と前記
第二係合部とが係合し、前記窓ガラスの下方への移動を
阻止するようにしたことを特徴とする。 【0009】これによれば、窓ガラスが外力により下方
へ押圧された時のみ第一係合部と第二係合部とが係合し
てその下方への移動が阻止される一方、窓ガラスが駆動
ケーブルに牽引されて昇降する時は第一係合部と第二係
合部とが係合せずその上,下両方への移動が許容され
る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る窓ガラス昇降
装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。 【0011】[実施例]図1は本実施例を示すドア全体
の側面図、図2は図1のII部拡大断面図、図3は図2の
III −III 線断面図、図4は作用説明図である。 【0012】本発明は従来技術とは図1のII部つまりキ
ャリアプレート5周辺の構成が異なるのみであるため、
窓ガラス昇降装置の全体構成の説明をここでは省略す
る。 【0013】前記キャリアプレート5部を、図2及び図
3により詳述すると、キャリアプレート5の上部両側に
断面U字状の緩衝部材11を介して窓ガラス3の下縁部
が締付ボルト12により結合される。 【0014】そして、前記キャリアプレート5の中央下
部からガイドレール4に向けて連結部材としての連結ピ
ン13が一体的に突出される。この連結ピン13が、前
記ガイドレール4に上下動自在に嵌合されて前記駆動ケ
ーブル6の分断された上,下両側端部がそれぞれ連結し
た筒状のガイド部材14内に、弾性部材としてのクッシ
ョンブロック15を介して嵌合保持される。 【0015】前記クッションブロック15は、連結ピン
13の下方に位置して配設されると共に、その車両前後
方向両側に第一係合部としての断面三角形状の爪16が
付設され、クッションブロック15の弾性変形により前
記爪16がガイド部材14の透孔14a内を車両前後方
向に進退可能になっている。 【0016】一方、ガイドレール4の車両前後方向壁部
には、前記窓ガラス3の略最上昇位置における前記ガイ
ド部材14に対向した位置に、第二係合部としてのせぎ
り部(段部)17が形成され、前記爪16がクッション
ブロック15の弾性変形により外方(本実施例の場合は
車両前後方向)へ突出した際に、当該爪16と係合して
ガイド部材14(即ち、前記窓ガラス3)の下方への移
動を阻止するようになっている。 【0017】このように構成されるため、モータ7駆動
による駆動ケーブル6の牽引により窓ガラス3を引き上
げる(閉める)時は、爪16の外方突出如何にかかわら
ず、即ち、窓ガラス3の自重や摺動抵抗等によりクッシ
ョンブロック15が連結ピン13に押圧されて弾性変形
し爪16をガイド部材14の透孔14aを通して外方へ
突出させることも考えられるが(図4参照)、このガイ
ド部材14の上昇時には爪16とせぎり部(段部)17
とは係合しないので、ガイド部材14(即ち、前記窓ガ
ラス3)の上方への移動は許容される。 【0018】一方、モータ7駆動による駆動ケーブル6
の牽引により窓ガラス3を引き下げる(開ける)時は、
駆動ケーブル6はガイド部材14を引き下げるだけでク
ッションブロック15には何ら力が入力されず、窓ガラ
ス3はスムーズに下降する。 【0019】そして、窓ガラス3の略最上昇位置(略全
閉位置)から、車両を盗む目的等で、窓ガラス3を外力
により下方へ押圧した時は、窓ガラス3からの入力が連
結ピン13を介してクッションブロック15に伝わり、
該クッションブロック15を押圧することになる。 【0020】これにより、クッションブロック15が、
図4に示すように、弾性変形して爪16をガイド部材1
4の透孔14aを通して外方へ突出させる。この結果、
爪16とガイドレール4のせぎり部17とが係合し、窓
ガラス3の下方への移動が阻止される。 【0021】このようにして本実施例では、従来の窓ガ
ラス昇降装置のように減速機構における回転軸先端のボ
ールとプレートとの間の抵抗を増大して車両の防盗性を
高めなくて済むことから、モータの出力ロスを増大する
ことなくキャリアプレート部における簡単な構造変更で
効果的に車両の防盗性を高めることができる。 【0022】尚、上記実施例では第二係合部としてガイ
ドレール4を段付き形状にしてせぎり部17を形成した
が、ガイドレール4をストレート形状にして引っ掛かり
用穴を形成しても良いし、その他の係合部を形成しても
良い。 【0023】また、第二係合部を窓ガラス3の略最上昇
位置における前記ガイド部材14に対向した位置に形成
するようにしたが、窓ガラス3の所定の開度位置に対応
させてガイドレール4上に複数の第二係合部を形成して
も良い。 【0024】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、第一係合部として爪1
6以外の係合部材を設け等各種変更が可能であることは
いうまでもない。 【0025】 【発明の効果】本発明の請求項1の窓ガラス昇降装置に
よれば、キャリアプレートを有する自動車用窓ガラスの
昇降装置において、ガイドレールに上下動自在に嵌合さ
れて駆動ケーブルが連結したガイド部材と、前記キャリ
アプレートに突設されると共に前記ガイド部材に第一係
合部を有した弾性部材を介して保持されて前記駆動ケー
ブルの動きを窓ガラスに伝える連結部材と、前記窓ガラ
スの所定位置における前記ガイド部材に対向する前記ガ
イドレール壁部に設けられて前記第一係合部と係合可能
な第二係合部とを備え、前記窓ガラスが外力により下方
へ押圧された時、前記連結部材による前記弾性部材の変
形で突出した第一係合部と前記第二係合部とが係合し、
前記窓ガラスの下方への移動を阻止するようにしたの
で、モータの出力ロスを増大することなくキャリアプレ
ート部における簡単な構造変更で効果的に車両の防盗性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すドアの側面図である。 【図2】図1のII部拡大断面図である。 【図3】図2のIII −III 線断面図である。 【図4】作用説明図である。 【図5】減速機構部の断面図である。 【符号の説明】 1 ドア 2 窓開口 3 窓ガラス 4 ガイドレール 5 キャリアプレート 6 駆動ケーブル 7 モータ 8 減速機構 13 連結ピン 14 ガイド部材 14a 透孔 15 クッションブロック 16 爪 17 せぎり部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動ケーブルにより窓ガラスを昇降させ
    る自動車用窓ガラスの昇降装置で、前記窓ガラスを前記
    駆動ケーブルと連繋させるキャリアプレートが上下方向
    に延びるガイドレール上を移動可能に支持されたものに
    おいて、前記ガイドレールに上下動自在に嵌合されて前
    記駆動ケーブルが連結したガイド部材と、前記キャリア
    プレートに突設されると共に前記ガイド部材に弾性部材
    を介して保持されて前記駆動ケーブルの動きを窓ガラス
    に伝える連結部材と、前記弾性部材の両側に付設されて
    当該弾性部材の変形により外方へ突出可能な第一係合部
    と、前記窓ガラスの所定位置における前記ガイド部材に
    対向する前記ガイドレール壁部に設けられて前記第一係
    合部と係合可能な第二係合部とを備え、前記窓ガラスが
    外力により下方へ押圧された時、前記連結部材による前
    記弾性部材の変形で突出した第一係合部と前記第二係合
    部とが係合し、前記窓ガラスの下方への移動を阻止する
    ようにしたことを特徴とする窓ガラス昇降装置。
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