JP3473382B2 - 窓ガラス昇降装置 - Google Patents

窓ガラス昇降装置

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JP3473382B2 JP06255898A JP6255898A JP3473382B2 JP 3473382 B2 JP3473382 B2 JP 3473382B2 JP 06255898 A JP06255898 A JP 06255898A JP 6255898 A JP6255898 A JP 6255898A JP 3473382 B2 JP3473382 B2 JP 3473382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等車両の窓
ガラス昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の窓ガラス昇降装置として、例えば
図4及び図5に示すようなものがある。図4はドアの側
面図で、図5は減速機構部の一部分で、駆動モータ軸部
延長部に設けられたウォーム歯車部の軸受部の断面図で
ある。
【0003】図4に示すように、ドア100 の窓開口101
を開閉する窓ガラス102 は、インナパネルとアウタパネ
ルとからなるドアパネル間の上下方向に延びるガイドレ
ール103 上を移動可能なキャリアプレート104 を介して
駆動ケーブル(ワイヤ)105に連繋され、該駆動ケーブ
ル105 がモータ106 及び減速機構107 により正,逆循環
することで、開閉駆動されるようになっている。
【0004】そして、図5に示すように、前記モータ10
6 の回転軸(アーマチャ軸)108 の先端に嵌着されたボ
ール109 が、減速機構107 のハウジング110 にクッショ
ン材111 を介して支持されたプレート112 に弾接してい
る。図中113 は回転軸108 の外周面に刻設されたウォー
ム歯車で、114 はこのウォーム歯車113 に噛合して減速
機構107 を構成するウォームホイールである。
【0005】従って、所定の開度位置(モータ106 が停
止された)にある窓ガラス102 を外力により下降させよ
うとした場合には、ウォーム113 のスラスト力により回
転軸108 がプレート112 側に若干軸移動され、その先端
に嵌着されたボール109 がプレート112 に対しより強く
弾接することになり、この摩擦力(抵抗)により回転軸
108 の逆転が防止されて車両の防盗性が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の窓ガラス昇降装置の防盗性を高めるために、減速機
構における回転軸先端のボールとプレートとの間の抵抗
を増大すると、通常作動時にモータの出力ロスが増大す
ることから車両の防盗性には自ずと限界が生じるという
問題点があった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、モータの出力ロスを大きく増大することなく簡単な
構造変更で車両の防盗性を高めることができる窓ガラス
昇降装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1では、駆動ケーブルにより窓ガラスを
昇降させる自動車用窓ガラスの昇降装置で、前記駆動ケ
ーブルの一部分を被覆する被覆部材と、前記窓ガラスが
最上昇位置近傍に達した時に、前記被覆部材内面と前記
駆動ケーブルとが当接するように押圧する押圧手段とを
備えたことを特徴とする。これによれば、窓ガラスの最
上昇位置近傍で窓ガラスを外力により下方へ押圧する際
は、前記被覆部材内面と前記駆動ケーブルとの当接で同
駆動ケーブルの摺動抵抗が増大しているので、窓ガラス
引き下げの抵抗力が大きくなり、防盗性が高められる。
【0009】また、前記押圧手段は、窓ガラス下縁部及
び又は窓ガラスと駆動ケーブルとを連結するキャリアプ
レートに設けられて窓ガラスが上昇することにより前記
被覆部材の下面に係合して吊り上げるフック部材である
と良い。これによれば、フック部材が窓ガラスと一体的
に動作して窓ガラスの最上昇位置近傍で確実に前記被覆
部材の下面に係合して吊り上げられる。
【0010】本発明の請求項2では、前記押圧手段は、
窓ガラス下縁部及び又は窓ガラスと駆動ケーブルとを連
結するキャリアプレートに設けられて窓ガラスが上昇す
ることにより可撓性を有する被覆部材の下面に係合して
吊り上げるフック部材と、該フック部材と協動して前記
被覆部材を上下方向から挾持する挾持片とから構成され
ることを特徴とする。これによれば、前記被覆部材内面
と前記駆動ケーブルとが強く圧着され、窓ガラス引き下
げの抵抗力が大きくなり、防盗性がさらに高められる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る窓ガラス昇降
装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0012】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
を示すドア全体の側面図、図2は図1のII部拡大断面図
である。
【0013】図1に示すように、ドア1の窓開口2を開
閉する窓ガラス3は、ドアパネル間の上下方向に延びる
ガイドレール4上を移動可能なキャリアプレート5を介
して駆動ケーブル(ワイヤ)6に連繋され、該駆動ケー
ブル6がモータ7及び減速機構8により正,逆循環する
ことで、開閉駆動されるようになっている。図中9a,
9bは窓ガラス3を摺動案内するサッシュである。
【0014】前記駆動ケーブル6の内、減速機構8とガ
イドレール4との間に配索された部分は、可撓性のある
被覆部材としてのアウタチューブ10a,10bに摺動
自在に案内されている。
【0015】そして、前記窓ガラス3の下縁部には、キ
ャリアプレート5に隣接して押圧手段としてのフック部
材11が固着され、前記窓ガラス3が最上昇位置近傍に
達した時に、前記上側のアウタチューブ10aの下面に
係合してこれを吊り上げ、アウタチューブ10a内面と
前記駆動ケーブル6とが当接するようになっている。
【0016】前記フック部材11は、図2に示すよう
に、その基部11aが二股状に形成されて窓ガラス3の
両側を緩衝部材12を介して挟んだ状態で図示しないボ
ルト・ナット等の取付部材で固定される。また、フック
部11bの上面は、アウタチューブ10aを傷つけない
ように、駆動ケーブル6の軸線方向へゆるやかな円弧状
面に形成される。
【0017】このように構成されるため、モータ7駆動
による駆動ケーブル6の牽引によりキャリアプレート5
を介して窓ガラス3が引き上げられて略最上昇位置(略
全閉位置)にくると、フック部材11のフック部11b
が上側のアウタチューブ10aの下面に係合してこれを
吊り上げ、アウタチューブ10a内面と前記駆動ケーブ
ル6とを当接させる。
【0018】この際、前記フック部材11は、窓ガラス
3の下縁部に固着されているので、フック部材11が窓
ガラス3と一体的に動作して窓ガラス3の最上昇位置近
傍で確実に前記アウタチューブ10aの下面に係合して
吊り上げられる。
【0019】そして、この状態から車両を盗む目的等
で、窓ガラス3を外力により下方へ押圧しようとして
も、前記アウタチューブ10a内面との当接で前記駆動
ケーブル6の摺動抵抗が増大しているので、窓ガラス3
を引き下げるのに大きな力を要し、結局防盗性が高めら
れる。
【0020】一方、上記状態からモータ7駆動による駆
動ケーブル6の牽引によりキャリアプレート5を介して
窓ガラス3を引き下げる時は、モータ7の駆動力が前記
駆動ケーブル6の摺動抵抗(引下げ初期における)を上
回るので、窓ガラス3は何ら支障なく引き下げられる。
【0021】窓ガラス3が一旦引き下げられると、フッ
ク部材11も下降してアウタチューブ10aとの係合が
解かれるので、通常の牽引作動となる。
【0022】このようにして本実施例では、従来の窓ガ
ラス昇降装置のように減速機構における回転軸先端のボ
ールとプレートとの間の抵抗を増大して車両の防盗性を
高めなくて済むことから、モータの出力ロスを大きく増
大することなくフック部材11を新設するという簡単な
構造変更で効果的に車両の防盗性を高めることができ
る。
【0023】[第2実施例]図3は本発明の第2実施例
を示す要部構成説明図である。
【0024】この実施例は、図3に示すように、アウタ
チューブ10aが可撓性を有するので、第1実施例にお
ける前記フック部材11と基端が図示されないドアパネ
ルに固定され先端部が二股状に形成された挾持片13と
で挾持するものである。上記フック部材11は上記挾持
片13の二股状の中間部を通過できるような位置に配置
されている。
【0025】これによれば、前記アウタチューブ10a
内面と前記駆動ケーブル6とがより強く圧着され、窓ガ
ラス3引き下げの抵抗力が大きくなり、防盗性がさらに
高められるという利点がある。
【0026】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、フック部材をキャリア
プレートに固着したり、またフック部材の構造を変更し
たり等各種変更が可能であることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1の窓ガラス昇降装置に
よれば、駆動ケーブルにより窓ガラスを昇降させる自動
車用窓ガラスの昇降装置で、前記駆動ケーブルの一部分
を被覆する被覆部材と、前記窓ガラスが最上昇位置近傍
に達した時に、前記被覆部材内面と前記駆動ケーブルと
が当接するように押圧する押圧手段とを備えたことを特
徴とするので、窓ガラスの最上昇位置近傍で窓ガラスを
外力により下方へ押圧する際は、前記被覆部材内面との
当接で前記駆動ケーブルの摺動抵抗が増大しているの
で、窓ガラス引き下げの抵抗力が大きくなるので、この
結果モータの出力ロスを増大することなく簡単な構造変
更で効果的に車両の防盗性を高めることができる。
【0028】さらに、前記押圧手段は、窓ガラス下縁部
及び又は窓ガラスと駆動ケーブルとを連結するキャリア
プレートに設けられて窓ガラスが上昇することにより前
記被覆部材の下面に係合して吊り上げるフック部材であ
ることにより、フック部材が窓ガラスと一体的に動作し
て窓ガラスの最上昇位置近傍で確実に前記被覆部材の下
面に係合して吊り上げられる。
【0029】本発明の請求項2の窓ガラス昇降装置によ
れば、前記押圧手段は、窓ガラス下縁部及び又は窓ガラ
スと駆動ケーブルとを連結するキャリアプレートに設け
られて窓ガラスが上昇することにより可撓性を有する被
覆部材の下面に係合して吊り上げるフック部材と、該フ
ック部材と協動して前記被覆部材を上下方向から挾持す
る挾持片とから構成されることを特徴とするので、前記
被覆部材内面と前記駆動ケーブルとがより強く圧着さ
れ、窓ガラス引き下げの抵抗力が大きくなるので、防盗
性がさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すドア全体の側面図で
ある。
【図2】同じく図1のII部拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部構成説明図であ
る。
【図4】従来のドアの側面図である。
【図5】同じく減速機構部の一部分で、駆動モータ軸部
延長部に設けられたウォーム歯車部の軸受部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ドア 2 窓開口 3 窓ガラス 4 ガイドレール 5 キャリアプレート 6 駆動ケーブル 7 モータ 8 減速機構 10a,10b アウタチューブ 11 フック部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−167168(JP,A) 特開 平4−1381(JP,A) 特開 平2−296984(JP,A) 特開 昭53−121314(JP,A) 実開 平6−12684(JP,U) 実開 平5−17069(JP,U) 実開 昭62−96476(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/16 B60J 1/17 E05F 11/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ケーブルにより窓ガラスを昇降させ
    る自動車用窓ガラスの昇降装置で、前記駆動ケーブルの
    一部分を被覆する被覆部材と、前記窓ガラスが最上昇位
    置近傍に達した時に、前記被覆部材内面と前記駆動ケー
    ブルとが当接するように押圧する押圧手段とを備えたこ
    とを特徴とする窓ガラス昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、窓ガラス下縁部及び又
    は窓ガラスと駆動ケーブルとを連結するキャリアプレー
    トに設けられて窓ガラスが上昇することにより可撓性を
    有する被覆部材の下面に係合して吊り上げるフック部材
    と、該フック部材と協動して前記被覆部材を上下方向か
    ら挾持する挾持片とから構成されることを特徴とする請
    求項1記載の窓ガラス昇降装置。
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