JPH05156832A - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

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JPH05156832A
JPH05156832A JP34762691A JP34762691A JPH05156832A JP H05156832 A JPH05156832 A JP H05156832A JP 34762691 A JP34762691 A JP 34762691A JP 34762691 A JP34762691 A JP 34762691A JP H05156832 A JPH05156832 A JP H05156832A
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space
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車対象車両を走行路部分から駐車対象空間
部まで移動させることにより従来駐車不可能な空間を駐
車空間として利用する。 【構成】 支柱(1Aおよび対向する支柱)に対して第
1アーム2および第2アーム3が設けられ、かつこれら
アーム2および3の他端には支持部材7を介して載置台
6が取り付けられることにより平行四辺形11を成す平
行リンクが構成され、これらアーム2、3を回転させる
ことにより車両Cを駐車し、かつ地面に下ろすことによ
り車両Cの出し入れを行う。また第1アーム2を図の如
く略「U」字型に屈曲形成することにより塀13があっ
ても駐車可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駐車装置に係り、特に車
両を載置した状態で道路から保管場所に車を移動するこ
とにより従来駐車が不可能であった場所でも駐車を可能
とする駐車装置に関する。
【0002】
【本発明の背景及び従来の技術】昨今の車両の増加によ
り駐車スペースの不足は都市部を中心として危機的状況
にあるが、この解決策の一つとして空間を効率的に利用
する大小の駐車施設が各種提案されかつ利用されてい
る。このうち車両を一台または2台収納する小型の駐車
装置は小規模事業所や個人使用として最近注目されてお
りその出荷台数も増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】二台用駐車装置の基本
構成は昇降板により一台の車両を上昇させ、これにより
生じた下部空間部に他の一台を収納することによって一
台分の駐車スペースに二台の車両を駐車させるように構
成されたことを特徴とする。図14はこの従来型の二台
用駐車装置の平面を示し、地面から立設された一対の支
持柱100、100により支えられた昇降台101を下
降させた状態で車両Cを載せ、車両Cを載置した昇降台
101を上昇させた後に下部に形成される空間に他の車
両を入れることにより、一台分の駐車スペースにほぼ等
しいスペースに二台の駐車を可能とするように構成され
ている。
【0004】この装置は簡素な機構で比較的安価に製造
できるため現在では小口使用に広く使用されているが、
反面次のような問題点もある。
【0005】先ず二台駐車時に上の車を出したい場合に
は、最初に下の車を他の場所に移動させ、次に上の車を
下降させて他の場所に移動させ、さらに先に移動してお
いて下の車を移動台に乗せて上昇させる必要があって、
車の出し入れがかなり面倒である。また本来駐車スペー
スの確保が困難なために導入した装置であるのに、一時
的とはいえ一台の車を何処かに移動して駐車させる必要
があるのは問題である。
【0006】また図の如く隣戸Hとの間の空き地に装置
を配置した場合、昇降台101に車両Cを進入させるた
めに必要な内輪差分の空間、および切返し分の空間を加
えた設置幅Wが必要となり、駐車のためには駐車装置の
設置空間のみでは不十分である。また当然のことながら
駐車空間部に物置102等の屋外設置物があればこれを
撤去しなければ駐車装置の設置は不可能である。
【0007】ここで、前記駐車装置の設置条件としては
その構造上、少なくとも一台分強の駐車スペースがある
こと、およびこの駐車装置に車が乗り入れることが可能
なだけの内輪差分および切返し用スペースがあることが
前提となる。然し最近の都市事情ではこのような僅かな
スペースを確保することすら困難な状況となってきてい
る。このような切迫した環境下において、従来は駐車ス
ペースとして全く利用が不可能であったような空間が駐
車スペースとして利用可能となれば極めて好都合であ
る。
【0008】例えば駐車空間として考えた場合、切返し
スペースが無かったり、若しくは前記物置を始めとし
て、例えばエアーコンディショナーの屋外機等が設置し
てある等の理由で駐車スペースとしてしては十分な広さ
がない等の理由で駐車空間としては利用不可能であった
空間を駐車空間として利用できれば極めて効果的であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来技
術の問題点および上記要望に鑑み構成された装置であっ
て、車両を載置する載置台と、この載置台を昇降させか
つこの昇降に対応して載置台の水平方向への移動を行わ
せる機構とを有する駐車装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】最下降位置にある載置台に車両が載ったならば
載置台は昇降機構の作動により水平状態を保持したまま
上昇し、かつこの上昇動作に対応して水平移動すること
により載置台の平面投影位置は変化し、上昇固定位置で
は載置台およびこの載置台上の車両は載置台が最下降位
置にあるときと比較してこの車両の幅程度横移動した状
態で駐車空間に保持される。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。
【0012】図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
す。先ず主として図1および図2により駐車装置の構成
の詳細を説明する。
【0013】符号1は装置全体を支える支柱であって、
装置全体の重量および載置された車体の重量を支持する
ため強固に構成されている。支柱1は図2に符号1A、
1Bとして示す如く、一対が対向して配置され、かつ両
者は十分な強度をもって地面にそれぞれ固定されてい
る。これらの支柱1A、1Bに対しては車両Cを昇降さ
せる機構がそれぞれ設けられているが、以下主として支
柱1Aに設けられた機構を例に説明する。
【0014】2は支柱1Aの内側、即ち他の支柱1Bと
対向する側に対して回転軸4を以て回転可能に設けられ
たアーム(以下「第1アーム」とする)であり、また1
0はこの回転軸4に接続する第1アーム2を回動させる
ギヤードモータである。3は上記第1アーム2の上部に
位置しかつ支柱1Aの外側に対して回転軸5を以て回転
可能に設けられた別のアーム(以下「第2アーム」とす
る)である。これら両アームのうち第1アーム2は図1
に示すように側面形状が略「U」字型に屈曲した形状に
形成されており、一方第2アームは側面形状が略「く」
字型に形成されている。
【0015】符号6は車両Cを載置する載置台である。
車両Cは前後が支柱1A、1Bに対向するようにして本
装置に配置されるので、この載置台6も全長(支柱1
A、1B方向の長さ)が車両Cの全長よりもやや長く形
成されている。7、7は載置台6の両端においてこの載
置台6と直交するよう強固に取り付けられた支持部材で
ある。前記第1アーム2のうち回転軸4の取り付け部と
対向する端部は回転軸8を以て前記支持部材7の下部に
回転可能に取り付けられている。一方第2アーム3のう
ち回転軸5の取り付け部と対向する端部は長尺の回転軸
9を介して前記支持部材7の上部に回転可能に取り付け
られている。
【0016】以上の構成により各回転軸5、4、8、9
を結ぶ仮想線により平行四辺形11が形成され、これら
アーム2、3により平行リンクが構成される。支柱1A
に設けられた各アームは図2の如く他の支柱1Bに対し
ても対称に取り付けられており、支持部材7を含む載置
台6はこれら一対の第1アーム2、2および第2アーム
3、3の間に差し渡し配置されている。
【0017】次に以上に示した駐車装置の作動状態に付
いて説明する。
【0018】先ず図1は車両Cを収納(駐車)している
位置を示すが、この位置から車両が発進可能な位置に下
ろされる状態を示すことによりその作動を説明する。先
ず図示しないスイッチをONすることによりギヤードモ
ータ10を回転させる。なおギヤードモータ10のギヤ
比は高く設定され、強力なトルクでゆっくり回転するよ
うになっている。このギヤードモータ10の回転力は回
転軸4を介して第1アーム2に伝達され、これにより第
1アーム2図1のX方向に回転し始める。この回転は回
転軸8、支持部材7、回転軸9を経て第2アーム3に伝
達され、第2アーム3は第1アーム2に同調してやはり
X方向に回転する。両アーム2および3の回転により支
持部材7を介してこれら回転アーム2、3に接続する載
置台6は図3に示す如く下降し、かつ下降動作に対応し
てその平面投影位置12は矢印Yで示す如く図の右側に
変位して水平移動し、最終的には図4で示す位置に配置
される。
【0019】以上の場合、前述の如く各回転軸5、4、
8、9の間には平行四辺形11が想定でき、かつ平行す
る辺5−4および9−8が鉛直に位置し、かつ載置台6
がこの辺9−8に直交するように配置されているので、
載置台6はこれら第1アーム2および第2アーム3の回
転に係わりなく常に水平を保持することになり、載置さ
れいている車両Cも水平状態を保持したまま昇降する。
道路等の走行路部分に下ろされた車両Cはこの状態で走
行路に沿った位置に配置されるので、方向転換すること
なくそのまま発進すればよい。なお駐車時には図4、図
3、図1の順に上記した作動を逆に行う。
【0020】また、下部の第1アーム2は略「U」字型
に屈曲形成されているので、図1および図3、4の如く
隣接して塀13等の障害物があっても作動できる。また
車両Cを図1の如く駐車位置に配置した際に車両Cの下
部には、装置の作動中に一時的にしろ装置各部が空間を
占有することがない全く自由な空間14が十分に形成さ
れるため、後述の如くこの下部空間にも車両を収納する
ことができる。またこの下部空間14に車両を収納しな
い場合にはこの空間14に物置等の設置物が配置されて
いてもよく、また図示の如く塀13が有って車両の進入
が不可能な場所であってもよい。即ちこの構成の装置で
は従来駐車空間としては全く利用できない空間も駐車空
間として利用できる。
【0021】さらに図4に示す如く塀13に対向して塀
13´が近接して配置されている狭い路地の如く、方向
転換不能で従来では全く駐車不可能であった場所でも駐
車が可能となる。なお、図示の構成ではギャードモータ
10は支柱1A側にのみ設置したが支柱1B側にも設置
し、両モータを同調して作動するよう構成することによ
り駆動力を増大させることも可能である。
【0022】図5は上述の構成を簡略化した第2の実施
例を示す。
【0023】符号16は支柱14に対して回転可能に取
り付けられた第1アームであって、同アーム16の他端
は載置台6の側縁に対して回転可能に取り付けられてい
る。17は別の支柱15に回転可能に取り付けられた第
2アームであって、他端は載置台6に固定されている保
持部材66に対して回転可能に取り付けられ、これら各
アーム16、17の回転軸部分を結ぶことにより前記実
施例1の場合と同様平行四辺形11を有する平行リンク
が形成され、図示しない駆動装置によりこれらアーム1
6、17を回転駆動することによって載置台6は水平状
態を保持したまま昇降動作する。
【0024】図6および図7は第3の実施例を示す。
【0025】この実施例は前記第1の実施例の構成を前
提として、さらに駐車台数を2台にするよう構成されて
いる。この装置では前記第1の実施例に示す駐車装置の
下部の自由空間14に対して横移動式の駐車機構を組み
込み、この自由空間に対して更に一台の車両を駐車可能
に構成している。
【0026】符号18は横移動式の載置台であって、載
置台下部にはキャスタ19が取り付けられ横移動可能に
なっている。載置台18の下部側縁には載置台18の移
動方向に沿うようにラック20が設けられ、支柱1A側
に固定されたピニオン21と係合している。このピニオ
ン21は図7の如く駆動軸22、スプロケット23、チ
ェーン24、スプロッケット25を介してモータ26と
接続し、載置台18の駆動機構を構成している。なおこ
の駆動機構は駐車装置の他の支柱1B側にも設けられて
いる。
【0027】この構成の装置において、上段の車両C1
の出し入れは前記実施例1で示した説明の如く行う。一
方下段の装置の作動に関しては車両C1の有無に係わり
なく載置台6は駐車位置、即ち図6に示す上部位置に配
置しておく。この状態でモータ26を作動させると、こ
の回転力はスプロケットおよびチェーンから成る前記伝
達手段を介してピニオン21に伝達され、このピニオン
21の回転により、同ピニオン21と係合するラック2
0を有する横移動式載置台18は図6のX2方向に迫り
出す。この状態で車両C2はこの横移動式載置台18に
乗って停車する。横移動式載置台18に車両C2が停車
したならば前記モータ26を逆転させて車両C2が載置
された横移動式載置台18をY2方向に引き戻し、自由
空間14内に車両C2を配置する。
【0028】一方上段の載置台6の後端部の移動軌跡は
矢印27で示す如くであるので、自由空間14内に位置
する車両C2の有無に係わりなく載置台6を昇降させる
ことができる。即ち、上下の車両C1、C2は各々他方
の車両を移動させことなく出し入れが可能である。また
下段の車両C2のみでなく、上段の車両C1の水平方向
への移動、および移動距離も前記車両C2の移動の場合
とほぼ同じであるから、縦列駐車に必要な空間を必要と
せず、収納車両の全長とほぼ等しい空間があれば2台の
駐車が可能となる。また上下の載置台6、18に対して
は単に車両を直進的に前進また後退させるだけで載置で
き、面倒な切返し操作が一切不要であるので女性等でも
容易に駐車することができる。
【0029】図8は第4の実施例を示す。
【0030】この実施例は前記第1の実施例の変形であ
って、一台の駆動装置により装置を作動させるよう構成
された装置である。
【0031】符号28は支柱1Bに軸支された駆動軸で
あり、ウォーム29および30が取り付けられている。
一方第2アーム3の回転軸5に対してはウォーム歯車3
1が、また第1アーム2の回転軸4に対しては別のウォ
ーム歯車32が各々取り付けられ、前記ウォーム29、
30はこれらウォーム歯車31、32と係合している。
33は支柱1Aと1Bにより軸支された連結駆動軸であ
って、ベルトやチェーン等から成る動力伝達手段36を
介してモータ37により回転駆動されるようになってい
る。また連結駆動軸33の両端部には各々傘歯車34が
設けられ(支柱1Bに近接するもののみ図示されてい
る)、前記駆動軸28の上端に設けられた別の傘歯車3
5と係合している。なお以上に示した構成は支柱1Aに
対しても設けられている。この構成ではモータ37の回
転力は前記機構を介して支柱1A、1Bの第1アーム
2、第2アーム3にそれぞれ同調して伝達され、これら
各アームが回転することにより載置第6を昇降させる。
【0032】図9および図10は第5の実施例を示す。
【0033】前述の構成は載置台6の昇降および水平方
向への移動をアームの回転動作により実現するようにし
てあるが、この実施例では載置台の昇降動作と水平方向
に於ける移動を別の機構により実現するよう構成されて
いる。
【0034】この実施例に示す装置は、図9の如く対向
する一対の昇降用レール38A、38Bにそれぞれ取り
付けられる機構により載置台6の昇降および水平方向移
動を行うようになっている。なお各昇降用レールに取り
付けられる機構は同じであるので、以下昇降用レール3
8Aに取り付けられる機構を例に説明する。
【0035】図9は昇降レール38A、38Bを昇降す
る機構が最下部に位置する状態を示す。なお、図9およ
び図10におけるセクションAはこの機構が最低位置に
あることを示す。符号39はカイドレール38Aに取り
付けられた昇降部材であって、モータ40、このモータ
40に取り付けられた巻取プーリ41、この巻取プーリ
41に接続するワイヤ42によりガイドレール38Aに
沿って昇降可能に構成されている。43はこの昇降部材
39に対し回転軸44を以て回転可能に取り付けられた
第2アームであって、他端は載置台6に固定されている
固定板45に対して回転可能に取り付けられている。一
方回転軸44に対してはフォロア用アーム46が第2ア
ーム43と常時一定の角度αを成すよう取り付けられ、
かつその先端部には後述するカムプレートに沿って移動
するフォロワ用ローラ47が取り付けられ、これらフォ
ロア用アーム46及びフォロワ用ローラ47によりカム
フォロワが構成されている。
【0036】次に48は前記昇降部材39に対しやはり
回転可能に取り付けられた第1アームであって他端は前
記載置台6の固定板45に対して回転可能に取り付けら
れている。これにより上下二つのアーム43、48、固
定板45および昇降部材39との間に実施例1の構成と
同様の平行四辺形11を成す平行リンクが形成される。
49は昇降レール38Aに対し、同レール38に沿うよ
うに鉛直方向に固定されたカムプレートである。
【0037】以上に示した構成は対向する昇降レール3
8Bに対しても全て設けられており、両昇降レール38
A、38Bにそれぞれ設けられた機構に対して固定板4
5およびこの固定板45に設けられた載置台6が架設さ
れた構成となっている。
【0038】以上の構成において昇降機構最低位置にい
る状態において車両は載置台6に載置されまたは逆に載
置台6から降りる。モータ40の作動により昇降部材3
9が上昇を開始すると、フォロワ用ローラ47はカムプ
レート49の端縁に沿って移動し、凹所49aに至る
(セクションB)。この場合カムフォロワに対しては、
載置台6の自重または載置台6に車両が載置されている
場合はこの車両重量も含めた重量により、フォロワ用ア
ームが回転軸44を中心としてX3方向に回転しようと
するモーメントが発生し、フォロワ用ローラ47がカム
プレート49の凹所49aに至ると、このモーメントに
従ってフォロワ用アーム46およびこのフォロワ用アー
ム46に対して固定的に取り付けられた第2アーム43
はX3方向に回動する。この回動により載置台6はY2
方向に水平移動する。昇降部材39が更に上昇すること
によりフォロワ用ローラ47はカムプレート49の斜面
部49bに沿って移動することにより、フォロワ用アー
ム46および第2アーム43はさらにX3方向に回動し
て載置台6はほぼ完全に駐車装置側に収納さるれる。ま
た載置台6の下降はこの動作を全く逆に辿ることによっ
て実現される。
【0039】図11は更に第6の実施例を示す。
【0040】符号50は支柱51に支持された斜行ガイ
ドレールであり、52はこの斜行ガイドレール50に沿
って昇降する昇降部材であり、さらにこの昇降部材52
に対しては水平状態となるよう一定の角度で取り付けら
れた載置台6が設けられている。53はモータ、54は
斜行ガイドレール50の上端部に設けられたプーリであ
り、プーリ54を介してモータ53と昇降部材52との
間にはワイヤ55が配置されて昇降機構を構成してい
る。これによりモータ53によりワイヤ55を巻き取る
ことにより載置台6は斜行ガイドレール50に沿って上
昇すると共に平行移動を行う。またモータ53を逆転し
てワイヤ55を繰り出せば載置台6は自重により下降す
る。
【0041】図12および図13は車両を載置する載置
台にセンサを設けた構成を示す。センサを設けることに
より駐車装置を自動的に作動させたりまた安全装置とし
て利用したりすることが可能となる。
【0042】図12において、符号56は弾性体(図示
の場合はコイルばね)57を介して載置台6と接続され
たセンサ操作用プレート(以下単に「プレート」称す
る)である。58は載置台6の裏面に取り付けられ、プ
レート56に対し所定の圧力で圧接されることにり作動
するセンサである。
【0043】上述のセンサ58の使用方法は何種かある
が、具体例を以下に述べる。
【0044】(1)弾性体57の弾発力を、駐車装置が
許容する車体重量に合わせて設定するようにしておき、
許容重量以上の車両が載置台6に乗った場合にはセンサ
58が作動して警報を発したり、装置を作動させないよ
うにすれば誤って許容重量以上の車両を駐車するのを防
止することができる。
【0045】(2)また逆にこの弾性体57の弾性を弱
くし、僅かな圧接力でセンサ58が作動するようにし、
例えば載置台6が下降途中にプレート56が異物に接触
すると直ちにセンサ58が作動して下降を停止するよう
に構成しておけば載置台6の下部に異物がさ挟まった
り、または人が怪我をする等の虞を無くすことができ
る。
【0046】図13の場合には前記センサを超音波等を
用いた非接触式センサ59としてある。このセンサ場合
59を設けた構成は特に前記(2)の安全システムを形
成するのに好適である。なお、図12および図13に於
ける載置台6の凹所6aは車両の前後の車輪が位置する
部分であって、載置された車両の保持を確実にするため
のものである。
【0047】
【発明の効果】本発明は各種実施例を以て具体的に説明
したごとく、車両の昇降と水平方向への移動とを組み合
わせて車両を駐車収納するよう構成されているので、駐
車すべき車両の平面形状とほぼ等しい広さの空間が有れ
ば駐車可能であって、従来は駐車不能であった空間を駐
車場として利用することができる。
【0048】また駐車装置に対する車両の出し入れは載
置台に対して車両を直進的に前進または後退させだけで
よく、車両の切返し、幅寄せ等の面倒な操作は一切不要
であり、駐車装置に対する車両の出し入れは極めて簡単
である。
【0049】更に、駐車装置下部には比較的大きな自由
空間が生じるので、この自由空間内に位置するものであ
れば物置等の設置物があっても駐車装置の設置が可能で
あり、かつこれら設置物がない場合にはさらに一台の駐
車も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す駐車装置の側面図
である。
【図2】図1に示す駐車装置の正面部分図である。
【図3】図1に示す装置の作動途中の状態を示す側面図
である。
【図4】図1に示す装置の載置台を装置設置面に配置し
た状態の側面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す駐車装置の側面図
である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す駐車装置の側面図
である。
【図7】図6に示す装置の正面部分図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示す駐車装置の斜視図
である。
【図9】本発明の第5の実施例を示す駐車装置の正面部
分図である。
【図10】図9に示す駐車装置の側面図である。
【図11】本発明の第6の実施例を示す駐車装置の側面
図である。
【図12】接触型センサを有する載置台の斜視図であ
る。
【図13】非接触型センサを有する載置台の斜視図であ
る。
【図14】従来の駐車装置の設置例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1A 支柱 1B 支柱 2 第1アーム 3 第2アーム 6 載置台 7 支持部材 11 平行四辺形 16 第1アーム 17 第2アーム 18 横移動式載置台 39 昇降部材 43 第2アーム 46 フォロワ用アーム 48 第1アーム 49 カムプレート 50 斜行ガイドレール 57 弾性体(コイルばね) 58 接触型センサ 59 非接触型センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台を移動させて載置台に載置された
    車両を駐車空間内に収納することにより駐車を行う装置
    であって、車両を載置する載置台と、この載置台を水平
    状態を保持したまま昇降させかつ水平方向に移動させる
    機構と、この機構を支持する部材とから構成することに
    より、載置台の作動によって車両を走行路部分から駐車
    空間に移動させるよう構成したことを特徴とする駐車装
    置。
  2. 【請求項2】 対向する支柱のそれぞれに回転可能に一
    対ずつ設けられた第1アームおよび第2アームに対して
    支持部材が設けられることにより平行リンク機構が構成
    され、前記支持部材に対しては載置台が設けられ、これ
    ら第1アームおよび第2アームが回転することによって
    載置台は昇降および水平方向への移動を行うよう構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記平行リンクを構成する上下二対のア
    ームのうち下部に位置するアームは略「U」字型にそれ
    ぞれ屈曲形成されることにより、駐車対象車両を塀等の
    障害物を越えて駐車空間に収納できるよう構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の駐車装置。
  4. 【請求項4】 鉛直方向に立設された一対のガイドレー
    ルと、このガイドレールに各々設けられたカムプレート
    と、ガイドレールに沿って昇降する昇降部材と、この昇
    降部材に一端が取り付けられかつカムプレートのカム形
    状に沿って揺動動作しかつ他端は載置台側に接続された
    アームと、これら昇降部材と載置台側との間に介在配置
    された他のアームとを有し、載置台は昇降部材と共に昇
    降しかつこの昇降時のカム形状の変化に対応して水平方
    向への移動を行うよう構成したことを特徴とする請求項
    1記載の駐車装置。
  5. 【請求項5】 装置底部には装置設置面に沿って平行移
    動する横移動式載置台が配置され、駐車位置にある第1
    の載置台下部に形成された自由空間部にはこの横移動式
    載置台に載置された第2の車両が駐車され、かつ上下の
    車両は他の車両を移動させることなくそれぞれ出し入れ
    が可能に構成されたことを特徴とする請求項1ないし4
    の何れかに記載の駐車装置。
  6. 【請求項6】 水平面に対して一定角度に斜めに配置さ
    れた斜行ガイドレールに対し、載置台がこの斜行ガイド
    レールに沿って昇降するよう取り付けられ、昇降台の昇
    降により載置台は昇降と水平移動とを行うよう構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車装置。
  7. 【請求項7】 載置台の少なくとも裏面に対して接触式
    または非接触式のセンサが取り付けられたことを特徴と
    する請求項1ないし6の何れかに記載の駐車装置。
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