JP3482630B2 - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP3482630B2
JP3482630B2 JP24342097A JP24342097A JP3482630B2 JP 3482630 B2 JP3482630 B2 JP 3482630B2 JP 24342097 A JP24342097 A JP 24342097A JP 24342097 A JP24342097 A JP 24342097A JP 3482630 B2 JP3482630 B2 JP 3482630B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置においてシート原稿や用紙を自動搬送
する技術に関し、特に搬送中のシートの実際の搬送速度
を検出しこれに基づいて搬送系のモータを制御できるよ
うにしたシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機などのシート搬送系では、給紙ロ
ーラ、搬送ローラ、中間ローラ、排出ローラなどの複数
のローラによりシートの搬送を行っている。これらのロ
ーラにはサーボモータ等により駆動されて実質的にシー
トを搬送する駆動ローラと、駆動ローラと圧接しつつ又
はシートと接触することにより回転してシートを案内す
る従動ローラとがあり、サーボモータを駆動源にしてシ
ートを搬送する場合、モータ軸にエンコーダを設け、そ
のエンコーダの出力をサーボ回路へフィードバックする
ことによりモータの制御が行われる。また、ジャムの発
生を検知するために、搬送経路の所々に搬送中のシート
を検出するセンサが設けられており、センサが搬送中の
シートを検出してから一定の基準時間を経過しても依然
同じシートを検知しているときに滞留ジャムが発生した
と判断されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術では、搬送経路が長く複数個のローラを使用して
シートを搬送している場合、搬送経路の形状や駆動ロー
ラとシートとのスリップ率の変化などにより、各部での
実際のシートの搬送速度とモータ軸に設けたエンコーダ
による検出速度や設定速度との間に許容範囲以上の差が
生じ、モータの制御が不正確となり安定した搬送が行わ
れなくなることがある。このような事態が複写機の原稿
自動送り装置(ADF)の給紙部などで発生すると、決
められた原稿の交換時間内に原稿交換ができなくなり、
複写画像品質が低下したり複写処理能率が低下するなど
の問題が生じる。また、搬送されるシートの長さが予め
わかっている場合は、ジャム発生と判断する基準時間も
比較的細かく設定できるが、シートの長さがわからない
ときは、搬送可能な最大サイズを基準として基準時間を
設定するため、シートサイズが小さい場合などには、搬
送中にジャムと判定して駆動を停止したとき既にシート
にひどいシワができていたり、最悪の場合シートが破損
したりすることもあった。また、このような問題は、シ
ートサイズが予め判っていても搬送速度が高速の装置に
おいて頻繁に発生していた。本発明は、上記のような不
具合を解消すべく創案されたものであり、その目的は、
搬送中のシートの実際の搬送速度に基づいて搬送系のモ
ータを制御して安定したシート搬送を行うことができ、
さらにはジャムが発生したとき正確且つ迅速にそれを検
知できるシート搬送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、駆動ローラと該駆動ローラ
に被搬送体であるシートを圧接させる従動ローラとを搬
送経路の途中に各々複数個配置し、前記複数の駆動ロー
ラをモータで駆動することによりシートを搬送するシー
ト搬送装置において、前記モータの軸にエンコーダを設
けると共に、前記各従動ローラの軸にエンコーダを各々
設け、これら複数のエンコーダの出力を前記モータを制
御する制御回路へ選択的にフィードバックするように構
し、前記複数のエンコーダの出力のうち、その時前記
シートの搬送に最も寄与している従動ローラの軸に設け
られたエンコーダの出力を選択して前記制御回路へフィ
ードバックするように構成したことを特徴としている。
請求項1の発明では、駆動ローラを駆動するモータの軸
にエンコーダを設けるだけでなく、各従動ローラの軸に
もエンコーダを各々設け、これら複数のエンコーダの出
力を前記モータを制御する制御回路へ選択的にフィード
バックするように構成したので、搬送中のシートの実際
の搬送速度に基づいて搬送系のモータを制御して安定し
たシート搬送を行うことができる。更に、その時点でシ
ートの搬送に最も寄与している従動ローラの軸に設けら
れたエンコーダの出力を選択することで、常にシートの
実際の搬送速度を制御回路にフィードバックしてより安
定したシート搬送を行うことができる。また、請求項
記載の発明では、請求項1記載のシート搬送装置におい
て、前記制御回路へのフィードバック信号として選択さ
れた前記従動ローラに設けられたエンコーダの出力信号
の周期と、前記モータの軸に設けられたエンコーダの出
力信号の周期とを比較する回路を備え、前記従動ローラ
に設けられたエンコーダの出力信号の周期が前記モータ
の軸に設けられたエンコーダの出力信号の周期よりも予
め設定された割合又は値だけ大きくなったときにジャム
の発生と判断するように構成したことを特徴としてい
る。請求項3の発明では、搬送中のシートに接触して従
動回転している従動ローラの軸に設けられたエンコーダ
の出力信号の周期とモータの軸に設けられたエンコーダ
の出力信号の周期との比較結果に基づいてジャムの発生
を検出するので、ジャムが発生したとき正確且つ迅速に
それを検知でき、素早く駆動を停止するなどしてシート
に対するダメージを軽減することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は循環式自動原稿送り装置(以下、R
DH装置という。)の全体の内部構成図、図2は要部の
内部構成図である。図中、100は複写機本体であり、
このRDH装置200は複写機本体100の上面部のコ
ンタクトガラス9を覆うようにして開閉可能に設けられ
ている。このRDH装置は、片面原稿を循環させて片面
コピーする場合に選択される通常給紙モード、両面原稿
を循環させて両面コピーする場合に選択される反転給紙
モード、原稿を単に自動送りしてコピーする場合に選択
されるSADF給紙モードの3つの動作モードを有して
いる。まず、通常給紙モードの場合の動作を説明する。
原稿束4をコピーする面を上にして原稿セット部23の
原稿テーブル3上にセットする。その際、原稿束4の後
縁部はエンドフェンス2に、側縁部はサイドフェンス1
に沿わせるようにして所定の位置にセットする。コピー
スタートキー(図示省略)を押すと、エンドフェンス2
に内蔵された仕切板15が回転駆動し、原稿束4の最上
部を押さえる。それと同時に図示しないファンモータが
回転し、エアーナイフ5の下部に設けられた複数のノズ
ル24から原稿束4の原稿間に先端より圧縮エアーが吹
き込まれ、原稿は浮き上がった状態になる。この時、バ
キュームタンク25内の図示しない弁を開作動させるこ
とにより、原稿束4に吸引力を与えると、最下位の原稿
4aのみ給紙ベルト6の上面に複数個の穴を通して吸着
され、その他の原稿は浮き上がった状態を維持する。こ
の状態で給紙ベルト6を図示反時計方向に回転駆動する
と最下位の原稿4aのみが図示左側に引き出される。次
に、プルアウトローラ7に原稿の先端がくわえられたこ
とをINセンサー26が検知すると、給紙ベルト6の駆
動を止めると同時にバキュームタンク25内の弁(図示
省略)を閉作動させる。これにより原稿束4に対する吸
引力が遮断され、次の原稿には搬送力が与えられなくな
る。
【0006】プルアウトローラ7にくわえられた原稿は
ソレノイド(図示省略)により駆動される給紙偏向爪8
によりコンタクトガラス9方向(図中矢印A方向)へ向
きを変えられ、給紙ローラ10、搬送ベルト11により
コンタクトガラス9上まで搬送される。駆動ローラであ
るプルアウトローラ7、給紙ローラ10及び後述する反
転ローラ17、SADFローラ18は後述する同一のモ
ータM1(図3)により同一速で駆動される。コンタク
トガラス9上に搬送された原稿は、コンタクトガラス9
の下方に設けられた光学式読取装置(図示省略)により
画像が読み取られる。その後原稿は搬送ベルト11、排
紙ローラ対12により搬送され、排紙偏向爪13により
原稿テーブル3の方向(図中矢印D方向)へ向きを変
え、排紙ベルト14により原稿テーブル3上に戻され
る。読取を終了した原稿と未終了の原稿とはエンドフェ
ンス2に設けられた前記仕切板15により仕切られる。
【0007】次に、反転給紙モードの場合の動作を説明
する。この場合、通常給紙モードと同様にプルアウトロ
ーラ7により搬送された原稿は、給紙偏向爪8とそれに
連動する反転偏向爪16により反転方向(図中矢印B方
向)へ向きを変え、反転ローラ17、SADFローラ1
8により搬送され、さらにソレノイド(図示省略)によ
り駆動するSADF偏向爪31(図2)により反転搬送
路32の方向へ送られる。SADF偏向爪31は本体か
ら反転給紙モードの信号を受けると同時に切り替わり、
1つのジョブ(一束分の原稿の読み取り)が終了するま
では切り替え動作を行わない。また従動ローラであるS
ADF加圧ローラ35は後述するSADF仕切爪30と
連動してソレノイド(図示省略)により駆動され、これ
もSADF切り替え爪31の動作と同時に加圧状態に切
り替わる。その後原稿後端が反転センサ20を抜けたこ
とを検知すると、モータM1(図3)が逆方向に回転し
スイッチバック動作を行う。同時に給紙偏向爪8、反転
偏向爪16は各々向きを変えられるため、スイッチバッ
クした原稿はコンタクトガラス9の方向(図中矢印C方
向)へ向きを変え、給紙ローラ10、搬送ベルト11に
よりコンタクトガラス9上に反転された状態(裏面)で
搬送される。裏面の読み取り終了後原稿は通常給紙モー
ドと同様に原稿テーブル3上に戻されるが、このとき最
初にセットされた状態とは表裏が逆になっている。セッ
トされたすべての原稿の裏面の読み取りが終了すると同
様のスイッチバック動作により今度は表面が読み取られ
され、最初にセットされた状態で原稿テーブル3上に戻
される。
【0008】次にSADFモードについて説明する。こ
の場合、原稿はSADF原稿テーブル19上に画像面を
上向きにして先端をSADF仕切爪30に突き当てた状
態でセットされる。SADF仕切爪30はデフォルトの
状態では仕切状態(実線で示した状態)になっており、
これと連動するSADF加圧ローラ35は非加圧状態と
なっている。複写機本体からのスタート信号によりSA
DF仕切爪30が開くと共に原稿がSADF加圧ローラ
35により加圧され、同時にモータが駆動することによ
り原稿は反転給紙モード時のスイッチバック後の動作と
同様にSADFローラ18、反転ローラ17により搬送
され、給紙偏向爪8、反転偏向爪16によりコンタクト
ガラス9の方向(図中矢印C方向)へ向きを変え、給紙
ローラ10によりコンタクトガラス9上に搬送される。
画像読み取り終了後原稿は搬送ベルト11、排紙ローラ
12により搬送され、排紙偏向爪13によりSADF排
紙テーブル21方向(図中矢印E方向)へ向きを変え、
排紙ローラ22によりSADF排紙テーブル21上に排
出される。
【0009】図3に、本実施の形態のRDH装置の電装
系のブロック図を示す。このRDH装置の制御はワンチ
ップ構成のCPU51により行われる。制御プログラム
はEPROM52に格納されている。複写機本体100
内の制御回路(図示省略)とはシリアルインターフェー
ス53により接続され、給紙や排紙等の動作指令が複写
機本体100から与えられることによりRDH装置20
0の動作が開始される。モータM1はDCサーボモータ
であり、CPU51による各モードに応じた制御の下で
正/逆転駆動される。その際、モータM1はサーボ回路
62及び正逆ドライバ65を介して公知のサーボ制御に
より定速駆動される。モータM1の駆動軸にはエンコー
ダ60が設けられている。また、モータM1により同一
速度で駆動される駆動ローラであるプルアウトローラ
7、反転ローラ17、給紙ローラ10、及びSADFロ
ーラ18とそれぞれ対を成す従動ローラ36、38、3
7、35の軸にも、それぞれの回転を検出するためのエ
ンコーダ55〜57が設けられている。各エンコーダ5
5〜57の出力信号(a)〜(d) はモータ軸のエンコーダ
60の出力信号(e) と共に選択回路61の入力部に入力
されるようになっている。そして、CPU51からの選
択信号(h) により入力の選択が行われ、出力信号(a)〜
(d) のうちの選択された一つの信号が選択回路61の出
力(f) として、モータM1を制御するサーボ回路62の
フィードバック信号入力部と、比較器63の一方の入力
部とに入力されるようになっている。なお、モータ軸の
エンコーダ60の出力は、選択回路61以外に比較器6
3にも入力される。
【0010】従来の装置では、サーボ回路62へのフィ
ードバック信号はモータ軸のエンコーダ60の出力のみ
であった。その際モータM1自体は定速で制御されてい
るが、搬送経路が長く複数個のローラで搬送している場
合、搬送経路の形状やローラとシート状原稿とのスリッ
プ率の変化などにより、各ローラ位置での実際の原稿の
搬送速度が設定速度と異なって安定した搬送が行われな
いことがあった。このような不具合がRDH装置200
の給紙部などで発生すると、決められた原稿の交換時間
内に原稿交換ができずに複写画像に影響を与えたり、生
産性が低下したりすることになる。そこで、このような
不具合を解決すべく本実施の形態では、実際の搬送状態
をフィードバックするために、各従動ローラ35〜38
の軸にエンコーダ54〜57をそれぞれ設け、原稿搬送
中の従動ローラ35〜38のエンコーダ信号をサーボ回
路62にフィードバックして速度制御を行う構成になっ
ている。
【0011】 次に、本実施の形態のRDH装置200
の、通常給紙モード、反転給紙モード、及びSADF給
紙モードのそれぞれのモードにおける制御動作を図4〜
図8に示す一連のフローチャートを用いて説明する。図
4はゼネラルフローであり、まず、モータM1を駆動す
るべきタイミングであるかどうかの判定を行う(S
1)。この判定は、複写機本体100から給紙等のモー
タM1に関係する動作指令が与えられ、原稿束4の分離
が行われ、給紙開始タイミングになったときに、RDH
装置200の図示しない他の制御フローによりセットさ
れるフラグをチェックすることにより行われる。その結
果、モータM1を駆動するべきタイミングであれば(S
1でyes)、現在選択されている動作モードが通常給
紙モードか(S2)、反転給紙モードか(S3)、SA
DF給紙モードか(S4)、の判定を行い、通常給紙モ
ードのとき(S2でyes)は図5(A)のサブルーチ
ン<A>へ、反転給紙モードのとき(S3でyes)は
図5(B)のサブルーチン<B>へ、SADF給紙のと
き(S4でyes)のときは図5(C)のサブルーチン
<C>へ移行(ジャンプ)する。各サブルーチン<A>
〜<C>は、状態番号と名付けたレジスタの数値によっ
て更にサブルーチンSBへジャンプするようになってい
る。通常給紙モードの場合、図5(A)に示すように、
スタート時は状態番号=0で、SB0へジャンプする。
SB0では、図6(A)に示すように状態番号に1をセ
ットして(S10)、SB1へジャンプする。
【0012】SB1では、図6(B)に示すように、選
択回路61(図3)に対して、原稿分離後に最初に搬送
を行う従動ローラ36のエンコーダ55の出力(b) を選
択して(S11)、モータM1を駆動する(S12)。
その後、状態番号に2をセットして(S13)、SB2
へジャンプする。SB2では、図6(C)に示すよう
に、レジストセンサ39(図2)が原稿を検知するのを
待ち(S14)、レジストセンサ39がONになると
(S14でyes)、原稿搬送が給紙ローラ10に移っ
たことになるので、給紙ローラ10の従動ローラ37の
エンコーダ56の出力(c) を選択する(S14)。その
後状態番号に3をセットして(S15)、SB3へジャ
ンプする。SB3では、図6(D)に示すように、レジ
ストセンサ39を原稿が通過するのを待ち(S17)、
レジストセンサ39がOFFになった後(S17でye
s)、モータM1の駆動を停止し(S18)、状態番号
に0をセットして(S19)、通常給紙モードにおける
モータM1の制御を終了する(S20)。反転給紙モー
ドの場合は、図5(B)に示すようにSB4から始ま
る。SB4では、図7(A)に示すように、状態番号に
1をセットして(S21)、SB5へジャンプする。
【0013】SB5では、図7(B)に示すように、ま
ず従動ローラ36のエンコーダ55の出力(b) を選択し
(S22)、モータM1の駆動を開始する(S23)。
その後給紙偏向爪8を反転経路方向(図1の矢印Bの方
向)へ切り替えるために、図示されていない反転ソレノ
イドをONする(S24)。また、SADF偏向爪31
を反転搬送路32の方向に切り替えるために、図示され
ていないSADF偏向爪ソレノイドをONし(S2
5)、さらに、SADF仕切爪30を搬送経路から待避
させる(下げる)ために、仕切ソレノイドをONする
(S26)。その後、状態番号に2をセットして(S2
7)、SB6へジャンプする。SB6では、図7(C)
に示すように、原稿の搬送が反転ローラ17に移ったこ
とを反転センサ20をONすることにより認識し(S2
8)、選択回路61の入力を従動ローラ38のエンコー
ダ57の出力(d) に切り替える(S29)。その後状態
番号に3をセットして(S30)、SB7へジャンプす
る。SB7では、図7(D)に示すように、原稿が反転
センサ20を通過したか否かをチェックすることにより
(S31)、原稿を反転するためのタイミングをチェッ
クする。そして、原稿が反転センサ20を通過した時点
で(S31でyes)、モータM1を停止し(S3
2)、状態番号に4をセットする(S33)。次はSB
8へジャンプする。SB8では、図7(E)に示すよう
に、反転ソレノイドをOFFして、給紙偏向爪8を給紙
経路方向(図1中矢印Cの方向)に切り替え(S3
4)、状態番号に5をセットして(S35)、SB9へ
ジャンプする。
【0014】SB9では、原稿反転のためにモータM1
の逆転駆動を行うが、その際図7(F)に示すように、
まず給紙偏向爪8が切り替わるのに要する時間が経過す
るのを待って(S36)、モータM1の逆転を行い(S
37)、状態番号に6をセットする(S38)。次はS
B10へジャンプする。SB10では、図7(G)に示
すように、レジストセンサ39がONしたか否かをチェ
ックし(S39)、レジストセンサ39がONすること
により反転された原稿が給紙ローラ10に移ったことを
検知し、選択回路61の入力に従動ローラ37のエンコ
ーダ56の出力(c) を選択する(S40)。その後状態
番号に7をセットして(S41)、SB11へジャンプ
する。SB11では、図7(G)に示すように、レジス
トセンサ39を原稿が通過するのを待ち(S42)、レ
ジストセンサ39がOFFになった後(S42でye
s)、モータM1の駆動を停止する(S43)。その
後、各ソレノイドをOFFし(S44、S45)、状態
番号に0をセットして(S46)、反転給紙モードにお
けるモータM1の制御を終了する(S47)。SADF
モードの場合は、図5(C)に示すようにSB12から
始まる。
【0015】SB12では、図8(A)に示すように、
状態番号に1をセットして(S51)、SB13へジャ
ンプする。SB13では、図8(B)に示すように、ま
ずモータM1の軸のエンコーダ60の出力(e) を選択す
る(S52)。つまり、SADF給紙開始前にモータM
1を立ち上げるときは、まだSADF加圧ローラ35が
降りていないために、SADF加圧ローラ35の軸のエ
ンコーダ54が動作しないため、モータM1の軸のエン
コーダ60そのものを選択する。その後SADF給紙が
開始されると、図1中の矢印Cの方向に原稿を搬送する
ために、モータM1は逆転駆動を行う(S53)。ま
た、SADF仕切爪30を下げるために、図示されてい
ない仕切ソレノイドをONする(S54)。その後状態
番号に2をセットして(S55)、SB14へジャンプ
する。SB14では、図8(C)に示すように、仕切ソ
レノイドがONしてから給紙偏向爪8が切り替わるのに
要する所定時間が経過するのを待ち(S56)、所定時
間が経過したら、同時に加圧ローラ35も下がりSAD
Fローラ18に押しつけられ回転を始めるので、選択回
路61の入力を出力(a) に切り替える(S58)。その
後状態番号に3をセットして(S58)、SB15にジ
ャンプする。
【0016】SB15では、図8(D)に示すように、
搬送された原稿が反転センサ20に検知されるのを待っ
て(S59)、状態番号に4をセットし(S60)、S
B16へジャンプする。SB16では、図8(E)に示
すように、反転センサ20がONしてから反転ローラ1
7に原稿先端が到達するのに要する時間が経過するのを
待って(S61)、選択回路61の入力を従動ローラ3
8のエンコーダ57の出力(d) に切り替える(S6
2)。その後状態番号に5をセットし(S63)、SB
17へジャンプする。SB17では、図8(F)に示す
ように、レジストセンサ39がONしたか否かをチェッ
クし(S64)、レジストセンサ39がONすることに
より反転された原稿が給紙ローラ10に移ったことを検
知し、選択回路61の入力に従動ローラ37のエンコー
ダ56の出力(c) を選択する(S65)。その後状態番
号に6をセットして(S66)、SB18へジャンプす
る。SB18では、図8(G)に示すように、SADF
セットセンサ41がOFFしたか否かをチェックし(S
67)、これがOFFした時点で仕切ソレノイドをOF
FしてSADF仕切爪30を上げる制御を行う(S6
8)。その後状態番号に7をセットして(S69)、S
B19へジャンプする。SB19では、図8(G)に示
すように、レジストセンサ39を原稿が通過するのを待
ち(S70)、レジストセンサ39がOFFになった後
(S70でyes)、モータM1の駆動を停止する(S
71)。その後、状態番号に0をセットして(S7
2)、SADFモードにおけるモータM1の制御を終了
する(S73)。以上のように、複数の従動ローラ35
〜38の軸にそれぞれ設けられたエンコーダ54〜57
の出力のうち、その時原稿の搬送に最も寄与している従
動ローラ(35又は36又は37又は38)の軸に設け
られたエンコーダ(54又は55又は56又は57)の
出力を選択してサーボ回路62へフィードバックするよ
うに構成したことにより、常に原稿の実際の搬送速度を
サーボ回路62にフィードバックして安定した搬送を行
うことができる。
【0017】次に、本実施の形態のRDH装置における
滞留ジャム検知方法について説明する。従来の滞留ジャ
ム検知の方法では、搬送経路の所々に設けられた各セン
サ64が搬送中の原稿を検出してから一定の基準時間を
経過しても依然同じ原稿を検知しているときに滞留ジャ
ムが発生したと判断していた。そのため、搬送する原稿
の長さが予めわかっている場合は、基準時間も比較的細
かく設定できるが、原稿の長さがわからないときは、搬
送可能な最大サイズを基準として基準時間を設定してい
た。その結果原稿の長さが短いときなどには搬送中にジ
ャムと判定して駆動を停止したとき既に原稿にひどいシ
ワができていたり、原稿が破損したりすることもあっ
た。また、原稿のサイズが予め判っていても、搬送速度
が高速の機械においてはこのような問題が頻繁に発生し
ていた。そこで、このような不具合を解消するために、
本実施の形態では、搬送を行っている従動ローラ35〜
38の各軸に設けたエンコーダ54〜57からの出力信
号の周期とモータM1の軸に設けたエンコーダ60から
の出力信号の周期とを比較して、従動ローラ35〜38
側のエンコーダ54〜57の出力信号の周期がモータM
1側のエンコーダ60の出力信号の周期よりも設定値以
上長い場合にジャムと判定する。具体的には、図9
(A)に示すように、正常に原稿が搬送されているとき
は、モータM1側のエンコーダ60の出力信号(e) の1
周期の時間T1と、従動ローラ35〜38側のエンコー
ダ54〜57の出力信号((a) 又は(b) 又は(c) は(d)
)の1周期の時間はほぼ等しくなる(実際には、原稿
がスリップしているため、若干T2の方が長くなる)。
これが、原稿のスリップがひどくなったりジャムが生じ
たりしたときは、図9で(B)に示すように、ジャムが
発生した時点でT2が急に長くなる。この例では、T2
がT1の2倍以上のときジャムが発生したと判定してい
る。
【0018】 図10は本実施の形態における滞留ジャ
ム検知の動作内容を示したフローチャートである。この
場合、まずモータM1が駆動中であるか否かをチェック
し(S81)、駆動中であれば(S81でyes)、選
択回路61に従動ローラ35〜38側のエンコーダ54
〜57の出力信号((a)又は(b)又は(c)又は
(d))が入力されているか否かをチェックする(S8
2)。そして、モータM1側のエンコーダ60の出力信
号(e)の周期T1と従動ローラ35〜38側のエンコ
ーダ54〜57の出力信号((a)又は(b)又は
(c)又は(d))の周期T2とを比較器63で比較し
(S83)、T1×2よりもT2の方が大であれば(S
84でyes)、CPU51に対しジャム検知信号
(g)を出力する(S85)。このように、搬送中の原
稿に実際に接触して従動回転する従動ローラ35〜38
の軸に設けたエンコーダ54〜57の出力信号((a)
又は(b)又は(c)又は(d))の周期T2とモータ
M1の軸に設けたエンコーダ60の出力信号(e)の周
期T1との比較結果に基づいてジャムの発生を検出する
ことにより、ジャムが発生したときに正確且つ迅速にそ
れを検知でき、モータM1の駆動を素早く停止するなど
して搬送中の原稿に対するダメージを軽減することがで
きる。なお、以上の実施の形態では、本発明のシート搬
送装置をRDH装置に適用した場合を例にとり説明した
が、その他の自動原稿送り装置(ADF)あるいは、転
写紙などの搬送装置にも適用できることは無論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1の発明で
は、駆動ローラを駆動するモータの軸にエンコーダを設
けるだけでなく、各従動ローラの軸にもエンコーダを各
々設け、これら複数のエンコーダの出力を前記モータを
制御する制御回路へ選択的にフィードバックするように
構成したので、搬送中のシートの実際の搬送速度に基づ
いて搬送系のモータを制御して安定したシート搬送を行
うことができる。また、請求項2の発明では、その時点
でシートの搬送に最も寄与している従動ローラの軸に設
けられたエンコーダの出力を選択することで、常にシー
トの実際の搬送速度を制御回路にフィードバックしてよ
り安定したシート搬送を行うことができる。また、請求
項3の発明では、搬送中のシートに実際に接触して従動
回転している従動ローラの軸に設けられたエンコーダの
出力信号の周期とモータの軸に設けられたエンコーダの
出力信号の周期との比較結果に基づいてジャムの発生を
検出するので、ジャムが発生したとき正確且つ迅速にそ
れを検知でき、素早く駆動を停止するなどしてシートに
対するダメージを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート搬送装置の実施の形態の一例を
示す循環式自動原稿送り装置の全体の内部構成図であ
る。
【図2】図1に示す装置の要部の内部構成図である。
【図3】図1に示す装置の電装系のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の動作内容を示すフローチ
ャートである。
【図5】(A)〜(C)は本発明の実施の形態の動作内
容を示すフローチャートである。
【図6】(A)〜(D)は本発明の実施の形態の動作内
容を示すフローチャートである。
【図7】(A)〜(H)は本発明の実施の形態の動作内
容を示すフローチャートである。
【図8】(A)〜(H)は本発明の実施の形態の動作内
容を示すフローチャートである。
【図9】(A)、(B)は実施の形態における滞留ジャ
ム検知方法についての説明図である。
【図10】本発明の実施の形態の動作内容を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
3 原稿テーブル、4 原稿束、4a 原稿、6 給紙
ベルト、7 プルアウトローラ(駆動ローラ)、9 コ
ンタクトガラス、10 給紙ローラ(駆動ローラ)、1
1 搬送ベルト、17 反転ローラ(駆動ローラ)、1
8 SADFローラ(駆動ローラ)、23 原稿セット
部、35 SADF加圧ローラ(従動ローラ)、36
従動ローラ、、37 従動ローラ、38 従動ローラ、
51 CPU、54 エンコーダ、55 エンコーダ、
56 エンコーダ、57 エンコーダ、60 エンコー
ダ、61 選択回路、62 サーボ回路(制御回路)、
63 比較器(比較回路)、100 複写機本体、20
0 RDH装置(シート搬送装置)、M1 モータ、
(a) 〜(e) 出力、(h) 選択信号、(g) ジャム検知
信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/02 B41J 11/42 B65H 5/06 G03G 15/00 518 G03G 15/00 526

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと該駆動ローラに被搬送体で
    あるシートを圧接させる従動ローラとを搬送経路の途中
    に各々複数個配置し、前記複数の駆動ローラをモータで
    駆動することによりシートを搬送するシート搬送装置に
    おいて、 前記モータの軸にエンコーダを設けると共に、前記各従
    動ローラの軸にエンコーダを各々設け、これら複数のエ
    ンコーダの出力を前記モータを制御する制御回路へ選択
    的にフィードバックするように構成し、 前記複数のエンコーダの出力のうち、前記シートの搬送
    に最も寄与している従動ローラの軸に設けられたエンコ
    ーダの出力を選択して前記制御回路へフィードバックす
    るように構成した ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路へのフィードバック信号と
    して選択された前記従動ローラに設けられたエンコーダ
    の出力信号の周期と、前記モータの軸に設けられたエン
    コーダの出力信号の周期とを比較する比較回路を備え、
    前記従動ローラに設けられたエンコーダの出力信号の周
    期が前記モータの軸に設けられたエンコーダの出力信号
    の周期よりも予め設定された割合又は値だけ大きくなっ
    たときにジャムが発生したと判断するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
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