JP3480509B2 - 軸方向空隙形回転電機とその組立方法 - Google Patents

軸方向空隙形回転電機とその組立方法

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JP3480509B2
JP3480509B2 JP07384694A JP7384694A JP3480509B2 JP 3480509 B2 JP3480509 B2 JP 3480509B2 JP 07384694 A JP07384694 A JP 07384694A JP 7384694 A JP7384694 A JP 7384694A JP 3480509 B2 JP3480509 B2 JP 3480509B2
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bracket
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美和 御厨
智弘 松尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステータとロータが軸
方向空隙を介して対向する回転電機とその組み立て方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸方向空隙形の回転電機では、ス
テータとロータとが対向する軸方向空隙を所定長さに維
持するようにステータとロータを組み立てる場合、例え
ば図5に示すように、円板状のブラケット1の一方の面
に電機子コイル2を巻回してステータ3を形成する。永
久磁石からなるロータ4は、カップ状のフレーム5の内
側に軸受6を介して同心に支持し、フレーム5の円筒部
51の端面にはブラケット1の外周に嵌合するリング状
の段付部52を設けてある。フレーム5の各部分の寸法
は、フレーム5の段付部52からロータ4の端面までの
長さLが、段付部52からステータ3の上面までの高さ
Hに空隙長さGを加えた長さになるように、段付部5
2、軸受6、フレーム5に設けた軸受ハウジング53、
およびロータ4の各部の軸方向長さを決めて加工し、フ
レーム5の端面をブラケット1の一方の面に突き当て
て、ブラケット1とフレーム5をねじなどにより固定し
ている。(例えば、特開平5−115164号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、軸方向空隙形の超小形モータの場合、フレームの段
付部からロータの端面までの長さの精度を保つには、特
に軸受、軸受ハウジング、ロータなどの各部の軸方向寸
法の機械加工精度を高く維持する必要があり、加工時
間、加工コストの増加を招くという問題があった。さら
に、コギングトルクを少なくするため、ステータにスロ
ットを設けずに電機子コイルをステータの表面に接着な
どにより固定した場合、空隙の長さは電機子コイルの表
面からロータの表面までの長さとなるが、電機子コイル
を機械加工することができないので、空隙長さの精度を
維持することが難しく、空隙長さを大きめに決めること
になり、発生トルクが低下するという問題があった。本
発明は、電機子コイルの精度に関係なく、空隙長さを可
能な限り小さく調整できるようにすることを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、円板状のステータと、前記ステータに空
隙を介して対向する円板状のロータとを備えた軸方向空
隙形回転電機において、前記ステータを固定したブラケ
ットと、前記ロータを軸受を介して支持するカップ状の
フレームと、前記フレームの円筒部の前記ロータの端面
と軸方向位置が同じ位置に前記ロータの中心に向かって
放射状に貫通する調整窓を設けたものである。また、ブ
ラケットに固定した円板状のステータと軸受を介してカ
ップ形のフレームに支持した円板状のロータとを所定の
空隙長さの位置に対向するように組み立てる軸方向空隙
形回転電機の組立方法において、前記フレームの円筒部
で軸方向位置が前記ロータの端面と同じ位置に中心に向
かって放射状に貫通する調整窓を設け、前記ステータと
前記ロータと対向させたときの前記空隙長さを前記調整
窓から測定し、前記空隙長さが所定長さになったとき、
前記ステータと前記ロータの相対位置を固定するもので
ある。
【0005】
【作用】上記手段により、フレームに調整窓を開けてロ
ータとステータとの間の空隙を測定できるようにして、
所定の空隙長さになった時にステータを固定したブラケ
ットとロータを支持したフレームとを接着剤等により固
定するので、ロータとステータとの間の空隙を維持する
ために、あらかじめ各部の軸方向寸法の機械加工精度を
高く維持しておく必要がなく、また、空隙を所定の長さ
に確実に維持することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明の第1の実施例を示す側断面図であ
る。図において、円板状のブラケット1の一方の面に電
機子コイル2を巻回してステータ3を形成し、電機子コ
イル2の外周側にはリング状の嵌合溝11を設けてあ
る。永久磁石からなるロータ4は回転軸41に固定し、
回転軸41はカップ状のフレーム5の内側に軸受6を介
して同心に支持してある。フレーム5の円筒部51は嵌
合溝11にすき間嵌めによって嵌合するようにしてあ
る。円筒部51のロータ4の端面と軸方向位置が同じ位
置に、中心に向かって放射状に貫通する調整窓54を設
けてある。軸方向空隙形モータを組み立てる場合は、ロ
ータ4と軸受6とをフレーム5に組み立てた後、ステー
タ3の嵌合溝11の中に円筒部51を装入し、調整窓5
4からロータ4とステータ3との間の空隙長さを測定
し、所定の空隙長さになった時、ブラケット1とフレー
ム5とを固定する固定手段として接着剤7を用い、ブラ
ケット1とフレーム5との嵌合部に接着剤7を注入して
固定する。ロータ4とステータ3との間の空隙長さを所
定長さに調整する方法としては、所定の厚さを持ったシ
ックネスゲージなどからなるスペーサ8を調整窓54か
ら挿入してステータ3の上に当てておき、スペーサ8の
上にロータ4の端面が当たるようにフレーム5の円筒部
51を嵌合溝11に挿入する。その結果、ロータ4とス
テータ3との間の空隙長さが所定長さになり、この状態
でブラケット1とフレーム5とを接着剤7で固定し、接
着剤7が硬化した後、スペーサ8を取り除く。なお、接
着剤7が短時間で硬化する場合は、ロータ4をスペーサ
8の上に接触した状態で、僅かにフレーム5を持ちあげ
てスペーサ8を抜き取り、その後直ちに接着剤7をフレ
ーム5とブラケット1との間に注入してもよい。
【0007】図3は第2の実施例を示す側断面図で、ブ
ラケット1の外周に固定手段として熱収縮チューブ7’
を嵌めて、ステータ3側にはみ出すようにしておき、フ
レーム5の外周を嵌合溝11に挿入してロータ4とステ
ータ3との間の空隙長さを決めた後、熱収縮チューブ
7’を加熱することにより、ブラケット1とフレーム5
とを固定するものである。図4は第3の実施例を示す側
断面図で、ブラケット1の外周に雄ねじ12と外側端面
にドライバ溝13を設け、フレーム5の内周には雄ねじ
12に螺合する雌ねじ55を設けておく。調整窓54か
らスペーサ8を挿入し、ステータ3の上にスペーサ8を
載せた状態で、ブラケット1をフレーム5の内側にねじ
込んで、ドライバ溝13にドライバを入れて回し、スペ
ーサ8にステータ3を当てる。この状態で、ロータ4と
ステータ3との間の空隙長さが所定空隙長さになり、そ
の後、スペーサ8を取り除き、必要によっては接着剤7
を雄ねじ12と雌ねじ55との間に注入する。なお、上
記実施例では空隙長さを測定するのに、ロータとステー
タとの間にスペーサを挟む方法について説明したが、調
整窓からロータとステータとの間にレーザ光などの光線
を照射し、その光線の幅を測定して空隙長さを求めるよ
うにしてもよい。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
レームに調整窓を開けてロータとステータとの間の空隙
を測定できるようにして、所定の空隙長さになった時ス
テータを固定したブラケットとロータを支持したフレー
ムとを接着剤等により固定するので、あらかじめ各部の
軸方向寸法の機械加工精度を高く維持しておく必要がな
く、加工時間、加工コストを低減し、かつ空隙を小さく
することができるので安定して高いトルクを発生させる
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の空隙長さを測定する方
法を示す側断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す側断面図である。
【図5】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット、11 嵌合溝、12 雄ねじ、13
ドライバ溝、2 電機子コイル、3 ステータ、4 ロ
ータ、41 回転軸、5 フレーム、51 円筒部、5
2 段付部、53 軸受ハウジング、54 調整窓、5
5 雌ねじ、6軸受、7 接着剤、7’ 熱収縮チュー
ブ、8 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−192455(JP,A) 特開 昭63−220755(JP,A) 特開 昭62−2842(JP,A) 実開 平1−64974(JP,U) 実開 昭61−185277(JP,U) 実開 昭57−21252(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 21/24 H02K 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コイルを設けた円板状のステータ
    と、前記ステータに空隙を介して対向する円板状のロー
    タとを備えた軸方向空隙形回転電機において、前記ステ
    ータを固定したブラケットと、前記ロータを軸受を介し
    て支持するカップ状のフレームと、前記フレームの円筒
    部の前記ロータの端面と軸方向位置が同じ位置に前記ロ
    ータの中心に向かって放射状に貫通する調整窓と、前記
    ブラケットと前記フレームを固定する固定手段とを設け
    たことを特徴とする軸方向空隙形回転電機。
  2. 【請求項2】 ブラケットに固定され電機子コイルを設
    けた円板状のステータと軸受を介してカップ形のフレー
    ムに支持した円板状のロータとを所定の空隙長さの位置
    に対向するように組み立てる軸方向空隙形回転電機の組
    立方法において、前記フレームの円筒部で軸方向位置が
    前記ロータの端面と同じ位置に中心に向かって放射状に
    貫通する調整窓を設け、前記ステータと前記ロータと対
    向させたときの前記空隙長さを前記調整窓から測定し、
    前記空隙長さが所定長さになったとき、前記ステータと
    前記ロータの相対位置を固定することを特徴とする軸方
    向空隙形回転電機の組立方法。
JP07384694A 1994-03-18 1994-03-18 軸方向空隙形回転電機とその組立方法 Expired - Lifetime JP3480509B2 (ja)

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JP5422879B2 (ja) * 2007-06-27 2014-02-19 ダイキン工業株式会社 エアギャップ測定方法及びアキシャルギャップ型回転機の製造方法及びアキシャルギャップ型回転機
JP5919623B2 (ja) * 2011-01-27 2016-05-18 富士電機株式会社 アキシャルギャップモータ及びその組立て方法
JP5907466B1 (ja) * 2014-11-12 2016-04-26 良幸 加来 極小ギャップの発電機または電動機

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