JP2558969Y2 - シャフト及び電動機 - Google Patents

シャフト及び電動機

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JP2558969Y2
JP2558969Y2 JP1989135517U JP13551789U JP2558969Y2 JP 2558969 Y2 JP2558969 Y2 JP 2558969Y2 JP 1989135517 U JP1989135517 U JP 1989135517U JP 13551789 U JP13551789 U JP 13551789U JP 2558969 Y2 JP2558969 Y2 JP 2558969Y2
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shaft
press
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outer diameter
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和良 佐藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電動機のロータ等の回転部材とシャフトとを
圧入によって固定する場合の、シャフト及び電動機に関
するものである。
従来の技術 従来の電動機は、第2図のような構造になっていた。
すなわち、中心に貫通孔51を持つ円盤形状の珪素鋼板
又は、鉄製のコアシート52を複数枚積層し、且つ外周部
エンドリング53をアルミニウムにてダイキャストされた
ロータコア54の貫通孔51にシャフト55を圧入貫通させて
おり、シャフト55のロータコア54との圧入部56には、平
目、又はアヤメローレット加工が施されている。さらに
ベアリング57は、シャフト55の両端に圧入挿入されてい
る。ステータ58は、ロータコア54を囲む位置に配置さ
せ、ベアリング57を保持し外殻を形成するカバーA59、
カバーB60は、ステータ58を挟み込む形状にて、位置し
ている。又、カバーA59、カバーB60、及びステータ58
は、カシメピン61にてカシメ固定されている。
また、第4図に示すように、シャフト81の軸受け部付
近の寸法精度を確保するためそこに研磨加工を施す従来
例もあるが、この従来例では研磨によるシャフト81のバ
リ84発生を防止する目的でロータコア82の両側に溝85を
単に設けている。
さらに従来の電動機のロータコアとシャフトの固定方
法として、第5図に示すようにシャフト71外径よりも小
さい内径の貫通穴72を有するロータコア73を加熱膨張さ
せ、前記シャフト71を挿入した後、ロータコア73を冷却
収縮させて、シャフト71とロータコア73を固定する、い
わゆる焼嵌固定がある。
考案が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、次のような問題
点が発生していた。
シャフト55のロータコア54との圧入形状に、平目、又
はアヤメローレット56加工を施すことにより加工工数が
かかり、コストアップとなっていた。また、第3図に示
すように、圧入時にシャフト55の圧入部62が、ロータコ
ア54の貫通孔51内面を削り、その際発生するバリ63が、
ロータコア54外部に出、エアーギャップ64間に入り、ロ
ータコア54の回転時に電磁音の発生、さらに最悪の場合
にはロータコア54がロックされ回転不能になる可能性が
あるためバリ除去処理を行う必要があった。
また、前記焼嵌固定の場合、ロータコア73を加熱、冷
却するため、シャフト71に対するロータコア73の外周74
の芯円度が確保できず、この状態のままであればロータ
コア73回転時のブレ及び振動の増大が発生するため、焼
嵌固定後ロータコア73の外周74を切削加工する必要があ
り、加工工数がかかりコストアップとなっていた。
そこで本考案は、圧入時に別途バリ除去処理を行う必
要がなく、そしてバリを貫通孔から出すことがなく、加
工の工数が少ないシャフトを提供することを目的とす
る。そしてさらに本考案はシャフト圧入時に発生するバ
リがエアーギャップに入ることのない電動機を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するため本考案のシャフトは、回転部
材に設けられた貫通孔に圧入されるシャフトであって、
前記貫通孔の内径よりも大きい外径を有する圧入部と、
前記貫通孔の内径と同寸法の外径を有する案内部と、該
案内部と前記圧入部との間に設けられ前記案内部の外径
よりも小さい外径を有するとともに、前記回転部材への
圧入時に該回転部材によって密封される溝部とを備えた
ことを特徴とする。
作用 案内部は貫通孔の内面を削ることなく挿入され、圧入
部によって削られて発生したバリは溝部に蓄積され、案
内部が貫通孔との間で溝部内に封止するのでバリは溝部
からは出てこない。
実施例 以下、本考案の一実施例におけるシャフト及び電動機
について図面に沿って説明する。
第1図は、本実施例の電動機の断面図である。
第1図において、中心に貫通孔1を持つ円盤形状の珪
素鋼板又は、鉄製のコアシート2を複数枚積層し、且つ
外周部エンドリング3をアルミニウムにてダイキャスト
されたロータコア4の貫通孔1にシャフト5を圧入貫通
させており、シャフト5のロータコア4との圧入形状
は、ロータコア4の中心部の貫通孔1より大きい、いわ
ゆる圧入部12と、ロータコア4の中心部の貫通孔1と同
寸法(ここでいう同寸法とは、貫通孔1に挿入したとき
案内部13が貫通孔1を削ることがなく、さらにバリが外
部に出てくるのを封止できる程度のマイナス公差を有す
寸法を意味し、同寸法であるほかこのような若干小さい
寸法を含む実用上の同一寸法のことである)の案内部13
の二段形状からなり、さらに二段形状となっている案内
部13と圧入部12との間に、貫通孔1の内径よりも小さ
く、圧入部12及び案内部13より小さい外径寸法の溝14を
有した形状となっている。シャフト5を案内部13を有す
る端部から貫通孔1に圧入するとき発生するバリ15を、
溝14部とロータコア4貫通孔1部間に溜め込みロータコ
ア4外部へのバリ15の発生を防ぐ構造となっている。さ
らにベアリング7は、シャフト5の両端に圧入挿入され
ている。ステータ8は、ロータコア4を囲む位置に配置
させ、ベアリング7を保持し外殻を形成するカバーA9、
カバーB10は、ステータ8を挟み込む形状にて、位置し
ている。又、カバーA9、カバーB10、及びステータ8
は、カシメピン11にてカシメ固定されている。
尚、以上の説明において、シャフトは電動機のロータ
に圧入する例について示したが、電動機のロータに限ら
ずシャフトに固定すべき回転部材にこのシャフトを圧入
するものでも、本考案は同様の効果を有する。
考案の効果 本考案は貫通孔に挿入されるシャフトを、貫通孔の内
径よりも大きい外径を有する圧入部と、貫通孔の内径と
同寸法の外径を有する案内部と、該案内部と前記圧入部
との間に設けられ案内部の外径よりも小さい外径を有す
るとともに、回転部材への圧入時に該回転部材によって
密封される溝部とを備えたので、圧入時に貫通孔が削ら
れて発生するバリが溝部に蓄積され、案内部によってこ
のバリが貫通孔より出てくることが防止される。またバ
リ取りのため別のバリ除去処理を行う必要がなく、加工
も工数が少なく低コストで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるシャフトを用いた電
動機の断面図、第2図は従来のシャフトを用いた電動機
の断面図、第3図,第4図及び第5図はロータコアを一
部破断した従来のシャフトの外観図である。 1……貫通孔、5……シャフト、4……ロータコア、12
……圧入部、13……案内部、14……溝部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転部材に設けられた貫通孔に圧入される
    シャフトであって、前記貫通孔の内径よりも大きい外径
    を有する圧入部と、前記貫通孔の内径と同寸法の外径を
    有する案内部と、該案内部と前記圧入部との間に設けら
    れ前記案内部の外径よりも小さい外径を有するととも
    に、前記回転部材への圧入時に該回転部材によって密封
    される溝部とを備えたことを特徴とするシャフト。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のシャフトが前記案内部を
    有する端部からロータに設けられた貫通孔に圧入された
    ことを特徴とする電動機。
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JP5899683B2 (ja) * 2011-07-11 2016-04-06 トヨタ自動車株式会社 ロータ及びロータを備える回転電機
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