JP5138489B2 - レゾルバロータの固定構造及びブラシレスモータ - Google Patents

レゾルバロータの固定構造及びブラシレスモータ Download PDF

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Description

本発明は、バリアブルリラクタンス型のレゾルバロータの回転軸に対する固定構造、及びそのレゾルバを備えてなるブラシレスモータに関するものである。
従来、バリアブルリラクタンス型(VR型)レゾルバロータとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。レゾルバロータは、複数枚のコアシート(磁性鋼板)を積層して一体化されてなり、その外側検出面とレゾルバステータとの間のギャップパーミアンスが該レゾルバロータ(回転軸)の回転角度に対して正弦波状に変化するように非円形状をなしている。このようなレゾルバロータは、回転軸に圧入にて固定されるのが一般的である。
特開2003−287441号公報
ところで、レゾルバロータは回転軸との位置決めを行う必要もあるため、特許文献1では、レゾルバロータの中央部に断面D字状の軸固定孔を形成し、回転軸のレゾルバロータの固定部分を断面D字状に形成して、軸固定孔に回転軸が圧入されてレゾルバロータが固定される。
しかしながら、レゾルバロータに設けた軸固定孔は断面D字状で非円形状であることから、その軸固定孔の周縁部において回転軸からの圧接力の反力が周方向に均一に作用しないため、レゾルバロータの外側検出面に周方向に不均一な変形が生じてしまう。レゾルバロータの外側検出面は、回転角度の検出に係る高精度な形状に形成されているため、このような周方向の不均一な変形が生じると、レゾルバステータで生成される回転角度信号においてその波形歪みの原因となるレゾルバステータのスロット数と一致した高調波成分が助長され検出性能に著しい影響を及ぼすことがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、回転軸への圧入に伴う外側検出面の周方向の不均一な変形を抑制でき、レゾルバの検出性能の向上に寄与することができるレゾルバロータの固定構造及びブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数枚のコアシートを積層して一体化され、径方向外側に外側検出面を備えるとともに、中央部に位置決め部により非円形状とされた軸固定孔を備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータが用いられ、前記軸固定孔にて回転軸に圧入固定されるレゾルバロータの固定構造であって、前記回転軸と前記レゾルバロータとの固定部分には、軸方向において圧入部分と非圧入部分とが並んで構成され、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて前記レゾルバロータが前記回転軸に圧入固定され、前記レゾルバロータは、前記非圧入部分を挟んだ軸方向両側の前記圧入部分にて圧入固定されていることをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、複数枚のコアシートを積層して一体化され、径方向外側に外側検出面を備えるとともに、中央部に位置決め部により非円形状とされた軸固定孔を備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータが用いられ、前記軸固定孔にて回転軸に圧入固定されるレゾルバロータの固定構造であって、前記回転軸と前記レゾルバロータとの固定部分には、軸方向において圧入部分と非圧入部分とが並んで構成され、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて前記レゾルバロータが前記回転軸に圧入固定され、前記レゾルバロータは、前記非圧入部分により形成されるそのロータと前記回転軸との間の隙間に樹脂が充填されて固定されていることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、複数枚のコアシートを積層して一体化され、径方向外側に外側検出面を備えるとともに、中央部に位置決め部により非円形状とされた軸固定孔を備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータが用いられ、前記軸固定孔にて回転軸に圧入固定されるレゾルバロータの固定構造であって、前記回転軸と前記レゾルバロータとの固定部分には、軸方向において圧入部分と非圧入部分とが並んで構成され、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて前記レゾルバロータが前記回転軸に圧入固定され、前記位置決め部を前記軸固定孔に開口する位置決め凹部としたその凹部内に挿入されて周方向に密着係合する係合部を有し、前記レゾルバロータの軸固定孔に非圧入で前記非圧入部分の前記回転軸に圧入固定されるカラー部材を備えたことをその要旨とする。
請求項1〜3の発明では、回転軸とレゾルバロータとの固定部分において圧入部分と非圧入部分とが軸方向に並んで構成され、レゾルバロータは、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて回転軸に圧入固定される。つまり、回転軸とレゾルバロータとの固定部分の軸方向一部に設けた非圧入部分では、レゾルバロータの圧入による回転軸からの圧接力の反力を受けないため、レゾルバロータの外側検出面に変形が生じず、またこれにより圧入部分における外側検出面の変形の周方向の不均一さが平均化される。これにより、レゾルバの検出性能の向上に寄与できる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレゾルバロータの固定構造において、前記回転軸には、前記圧入部分と縮径による前記非圧入部分とが構成されていることをその要旨とする。
この発明では、回転軸に圧入部分と縮径による非圧入部分とが構成されるため、レゾルバロータは軸方向に同一形状となり、特に複数枚のコアシートが積層されてなるこのレゾルバロータでは同一形状のコアシートの使用が可能となる。
請求項1の発明では、レゾルバロータは、非圧入部分を挟んだ軸方向両側の圧入部分にて圧入固定される。つまり、レゾルバロータの外側検出面の軸方向中央部、即ちレゾルバの回転角度検出への影響力が大となる部分が非圧入部分に対応することでレゾルバロータの圧入による変形が生じないことから、レゾルバの検出性能の更なる向上に寄与できる。また、レゾルバロータがその軸方向両側で回転軸に固定されることから、安定した固定が可能となる。
請求項2の発明では、レゾルバロータは、非圧入部分により形成されるそのロータと回転軸との間の隙間に樹脂が充填されて固定される。つまり、非圧入部分の隙間に充填された樹脂により、レゾルバロータの回転軸に対する固定力が向上するとともに、レゾルバロータで生じる振動が吸収される。
請求項3の発明では、非圧入部分の回転軸に圧入固定され、レゾルバロータの軸固定孔に非圧入として配置されるカラー部材が備えられ、該部材に設けた係合部がレゾルバロータの位置決め部としての位置決め凹部内に挿入されて周方向に密着係合する。これにより、カラー部材がレゾルバロータの外側検出面の変形に影響を与えることなく、カラー部材の係合部とレゾルバロータの位置決め凹部との周方向への密着係合により該レゾルバロータの空転阻止力が向上する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の固定構造を用いてモータの回転軸に圧入固定されるレゾルバロータと、その径方向外側に配置されるレゾルバステータとを備えたバリアブルリラクタンス型レゾルバが搭載されてなるブラシレスモータである。
この発明では、上記請求項に記載の固定構造が用いられてレゾルバロータがモータの回転軸に圧入固定されてレゾルバの検出性能が向上するため、回転角度検出に優れたレゾルバ搭載のブラシレスモータを提供できる。
本発明によれば、回転軸への圧入に伴う外側検出面の周方向の不均一な変形を抑制でき、レゾルバの検出性能の向上に寄与することができるレゾルバロータの固定構造及びブラシレスモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態におけるバリアブルリラクタンス型(VR型)レゾルバ搭載のブラシレスモータ1を示す断面図である。このブラシレスモータ1は、例えば運転者のステアリング操作をアシストすることを主たる目的とした車両用電動パワーステアリング装置に組み付けられる。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、ステータコア3の複数のティース3aにそれぞれモータ巻線2が巻回されてなる環状のステータ4と、該ステータ4の内側に配置されて回転軸5とともに一体回転するロータ6と、該ロータ6の回転角度を検出するVR型のレゾルバ7とを備えている。
ブラシレスモータ1のモータケース10は、有底筒状に形成されたヨークハウジング11と、該ヨークハウジング11の開口部11aを閉塞するエンドプレート12とからなり、ステータ4はそのヨークハウジング11の内周面に固定されている。ステータ4は、モータ巻線2に三相(U,V,W相)の駆動電源が供給されることにより、回転磁界を発生する。
ロータ6は、その回転軸5がヨークハウジング11の底部11b及びエンドプレート12に設けられた軸受13,14により回転可能に支持され、ステータ4の内側に配置されている。ロータ6は、マグネット飛散防止用の円筒カバー6aの内部に複数個のマグネット(図示略)を有している。ロータ6は、ステータ4にて生じる回転磁界の影響を受け回転する。
レゾルバ7は、図2に示すように、回転軸5に圧入されて該回転軸5(ロータ6)と一体回転するように固定される環状のレゾルバロータ21と、該レゾルバロータ21の径方向外側に配置される環状のレゾルバステータ22とを備えている。
レゾルバロータ21は、図3(a)(b)に示すように、同形状の磁性鋼板よりなるコアシート21xを複数枚積層してなり、径方向外側に突出する複数(7つ)の突極部31を備えている。これら突極部31は、周方向に等角度間隔に配設されており、中心角の二等分線に関して線対称となる略円弧状の外側検出面31aを有している。
また、レゾルバロータ21は、中央部に前記回転軸5に固定するための略円形状の軸固定孔32を有するとともに、複数の突極部31のうちいずれか1つの突極部31の周方向中央部の角度位置でその軸固定孔32に向けて開口する矩形状の位置決め凹部33(位置決め部)を有している。位置決め凹部33は、各々のコアシート21xに形成された凹部33xが軸方向に一致され、これにより軸方向に貫通する溝形状をなしている。位置決め凹部33は、前記ロータ6に対するレゾルバロータ21の周方向の位置決めのためのものであり、例えば両ロータ6,21間に跨って冶具等が挿通されてレゾルバロータ21の各突極部31と前記ロータ6の永久磁石との周方向の位置決めに用いられる。
また、レゾルバロータ21は、軸固定孔32の内周縁部において、位置決め凹部33の周方向両側にそれぞれ圧入部34を有するとともに、該凹部33を有さない他の突極部31の周方向中央部の各角度位置に1つの圧入部35を有している。これら圧入部34,35は、前記回転軸5へのレゾルバロータ21の圧入に際し、該回転軸5の外周面(円周面)に圧接することでレゾルバロータ21が回転軸5に固定される。
また、レゾルバロータ21は、各突極部31の周方向中央部の角度位置でその外側検出面31aから径方向内側の等距離位置にそれぞれ配置された円形のかしめ部36を有している。これらかしめ部36は、各コアシート21xの一側面から他側面側に押し出されて形成され、隣接する一方のコアシート21xのかしめ部36の凸部が他方のコアシート21xのかしめ部36の凹部に嵌合することで、複数のコアシート21xが軸方向に積層されて一体的に固定される。そして、複数枚のコアシート21xが一体化されて構成されたレゾルバロータ21にて回転軸5に対して圧入されている。
ここで、前記回転軸5のレゾルバロータ21との固定部分において、本実施形態ではその固定部分の軸方向両側が圧入部分5aとされるとともに、これら圧入部分5a間に縮径によりなる非圧入部分5bが構成されている。因みに、縮径よりなる非圧入部分5bの形状は、誇張して図示している。レゾルバロータ21は、その非圧入部分5bを軸方向に跨るように各圧入部分5aに対し各圧入部34,35による圧入により固定されている。
即ち、レゾルバロータ21の回転軸5への圧入の際、軸固定孔32の周方向一部に設けた位置決め凹部33の影響を受け、各突極部31の外側検出面31aに現れる歪み寸法量に差が生じてくる。しかしながら、本実施形態のようにレゾルバロータ21の固定部分の軸方向一部に非圧入部分5bを設けることで、この部分ではレゾルバロータ21の圧入による回転軸5からの圧接力の反力を受けないため、各突極部31の外側検出面31aに変形が生じず、またこれが圧入部分5aにおける突極部31の外側検出面31aの変形の不均一さを平均化する。換言すれば、非圧入部分5bの軸方向長さは、レゾルバロータ21の固定力とその外側検出面31aの変形量とを考慮した好適な長さに設定されている。こうして、レゾルバロータ21の全ての突極部31の外側検出面31aの変形が略同等とされて、レゾルバ7の検出性能の向上が図られている。
図1及び図2に示すように、レゾルバステータ22は、同形状の磁性鋼板よりなるコアシート22xを複数枚積層してなり、複数(10本)のティース23aを有するレゾルバステータコア23と、樹脂製のインシュレータ24を介してティース23aに巻回されたレゾルバ巻線25とを備えている。尚、レゾルバ巻線25は、励磁電圧が印加される一相の励磁巻線と、該励磁巻線の励磁に基づいてレゾルバロータ21の回転に応じた位相の異なる出力信号(回転角度信号)を出力する二相の出力巻線とからなり、それぞれ所定位置のティース23aに巻回されている。レゾルバステータ22は、エンドプレート12に対して固定プレート15と取付ねじ16にて固定される。
また、レゾルバステータ22には、レゾルバ用コネクタ26が一体に設けられている。レゾルバ巻線25は、レゾルバ用コネクタ26が外部から延びる信号配線27の接続コネクタ27aと接続されることで、外部に設けられる制御装置(図示略)と電気的に接続される。そして、制御装置は、レゾルバ巻線25のうちの励磁巻線を励磁させつつ出力巻線から得られる出力信号に基づいてレゾルバロータ21、即ちモータ1のロータ6の回転位置を検出し、ステータ4(モータ巻線2)に供給する三相駆動電源を生成するようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、回転軸5のレゾルバロータ21との固定部分において圧入部分5aと非圧入部分5bとが軸方向に並んで構成され、レゾルバロータ21は、その非圧入部分5bが軸方向一部に含まれるように回転軸5の圧入部分5aに対して圧入固定されている。つまり、回転軸5のレゾルバロータ21との固定部分の軸方向一部に設けた非圧入部分5bでは、レゾルバロータ21の圧入による回転軸5からの圧接力の反力を受けないため、レゾルバロータ21の外側検出面31aに変形が生じず、またこれにより圧入部分5aにおける外側検出面31aの変形の周方向の不均一さを平均化することができる。そのため、モータ1のロータ6の回転角度検出に係るレゾルバ7で生成される出力信号(回転角度信号)において、その波形歪みの原因となるレゾルバステータ22のスロット数(10個)と一致した高調波成分(10次高調波成分)を抑制することができ、レゾルバ7の検出性能の向上を図ることができる。これにより、回転角度検出に優れたレゾルバ7搭載のブラシレスモータ1を構成でき、ひいては低振動・低騒音のブラシレスモータ1を構成することができる。
(2)本実施形態では、レゾルバロータ21の位置決め凹部33を周方向に1つ設ける態様であることから、該凹部33を周方向に複数設ける態様と比べて、回転軸5への固定の際の固定力が凹部33側に逃げることを抑制でき、またかしめ部36による各コアシート21x間の固定の際の固定力が同じく凹部33側に逃げることを抑制でき、それらの固定を強固とすることができる。反面、レゾルバロータ21の位置決め凹部33を周方向に1つとすることで各突極部31の外側検出面31aの変形の不均一さが生じ易いため、上記のような固定構造を採用する意義は大きい。
(3)本実施形態では、回転軸5に圧入部分5aと縮径による非圧入部分5bとが構成されるため、レゾルバロータ21は軸方向に同一形状、即ち複数枚のコアシート21xが積層されてなる本実施形態のレゾルバロータ21では同一形状のコアシート21xを使用でき、レゾルバロータ21の製造容易化、低コスト化に寄与できる。
(4)本実施形態では、レゾルバロータ21は、回転軸5の非圧入部分5bを挟んだ軸方向両側の圧入部分5aに圧入固定されている。つまり、レゾルバロータ21の外側検出面31aの軸方向中央部、即ちレゾルバ7の回転角度検出への影響力が大となる部分が非圧入部分5bに対応することでレゾルバロータ21の圧入による変形が生じないことから、レゾルバ7の検出性能の更なる向上に寄与できる。また、レゾルバロータ21がその軸方向両側で回転軸5に固定されることから、安定した固定とすることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、回転軸5の非圧入部分5bとレゾルバロータ21の軸固定孔32の内周縁部との間に隙間が形成されるが、例えば図4(b)に示すように、その隙間Sに樹脂40を充填させてもよい。つまり、非圧入部分5bの隙間Sに充填された樹脂40により、レゾルバロータ21の回転軸5に対する固定力が向上するとともに、レゾルバロータ21で生じる振動が吸収される。尚、この場合、図4(a)に示すように、位置決め凹部33や、圧入部分5aにおいてもレゾルバロータ21を圧入部34,35にて固定を図る態様では隙間Sが生じるため、この隙間Sに樹脂40を充填させてもよい。
・上記実施形態では、回転軸5の非圧入部分5bを挟んだ軸方向両側の圧入部分5aにレゾルバロータ21を圧入固定したが、例えば図5に示すように、回転軸5の先端側を縮径とし、レゾルバロータ21の固定部分の軸方向一側を非圧入部分5b、軸方向他側を圧入部分5aとしてもよい。またこの場合においても、図6に示すように、非圧入部分5b等における回転軸5とレゾルバロータ21との間の隙間Sに、樹脂40を充填させてもよい。
また、回転軸5の先端側を縮径として非圧入部分5bを設ける態様において、例えば図7(a)(b)に示すようなカラー部材41を回転軸5に装着してもよい。カラー部材41は、リング状の本体部41aが回転軸5の非圧入部分5bに圧入固定され、レゾルバロータ21の軸固定孔32に非圧入として配置される。カラー部材41の本体部41aの外周縁部には係合片41b(係合部)が突出形成され、該係合片41bがレゾルバロータ21の位置決め凹部33内に挿入されて周方向に密着係合する。これにより、カラー部材41がレゾルバロータ21の外側検出面31aの変形に影響を与えることなく、その係合片41bと位置決め凹部33との周方向への密着係合によりレゾルバロータ21の空転阻止力が向上する。
・上記実施形態では、ブラシレスモータ1に搭載するレゾルバ7に上記固定構造を適用したが、その他の装置に搭載するレゾルバにその固定構造を適用してもよい。
本実施形態におけるブラシレスモータを示す断面図である。 VR型レゾルバを示す平面図である。 レゾルバロータの固定構造を説明するための、(a)は平面図、(b)は断面図である。 別例におけるレゾルバロータの固定構造を説明するための、(a)は平面図、(b)は断面図である。 別例におけるレゾルバロータの固定構造を説明するための断面図である。 別例におけるレゾルバロータの固定構造を説明するための断面図である。 別例におけるレゾルバロータの固定構造を説明するための、(a)は平面図、(b)は断面図である。
符号の説明
1…ブラシレスモータ、5…回転軸、5a…圧入部分、5b…非圧入部分、7…バリアブルリラクタンス型(VR型)レゾルバ、21…レゾルバロータ、22…レゾルバステータ、21x…コアシート、31a…外側検出面、32…軸固定孔、33…位置決め凹部(位置決め部)、40…樹脂、41…カラー部材、41b…係合片(係合部)、S…隙間。

Claims (5)

  1. 複数枚のコアシートを積層して一体化され、径方向外側に外側検出面を備えるとともに、中央部に位置決め部により非円形状とされた軸固定孔を備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータが用いられ、前記軸固定孔にて回転軸に圧入固定されるレゾルバロータの固定構造であって、
    前記回転軸と前記レゾルバロータとの固定部分には、軸方向において圧入部分と非圧入部分とが並んで構成され、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて前記レゾルバロータが前記回転軸に圧入固定され
    前記レゾルバロータは、前記非圧入部分を挟んだ軸方向両側の前記圧入部分にて圧入固定されていることを特徴とするレゾルバロータの固定構造。
  2. 複数枚のコアシートを積層して一体化され、径方向外側に外側検出面を備えるとともに、中央部に位置決め部により非円形状とされた軸固定孔を備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータが用いられ、前記軸固定孔にて回転軸に圧入固定されるレゾルバロータの固定構造であって、
    前記回転軸と前記レゾルバロータとの固定部分には、軸方向において圧入部分と非圧入部分とが並んで構成され、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて前記レゾルバロータが前記回転軸に圧入固定され、
    前記レゾルバロータは、前記非圧入部分により形成されるそのロータと前記回転軸との間の隙間に樹脂が充填されて固定されていることを特徴とするレゾルバロータの固定構造。
  3. 複数枚のコアシートを積層して一体化され、径方向外側に外側検出面を備えるとともに、中央部に位置決め部により非円形状とされた軸固定孔を備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータが用いられ、前記軸固定孔にて回転軸に圧入固定されるレゾルバロータの固定構造であって、
    前記回転軸と前記レゾルバロータとの固定部分には、軸方向において圧入部分と非圧入部分とが並んで構成され、その非圧入部分が軸方向一部に含まれるように圧入部分にて前記レゾルバロータが前記回転軸に圧入固定され、
    前記位置決め部を前記軸固定孔に開口する位置決め凹部としたその凹部内に挿入されて周方向に密着係合する係合部を有し、前記レゾルバロータの軸固定孔に非圧入で前記非圧入部分の前記回転軸に圧入固定されるカラー部材を備えたことを特徴とするレゾルバロータの固定構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレゾルバロータの固定構造において、
    前記回転軸には、前記圧入部分と縮径による前記非圧入部分とが構成されていることを特徴とするレゾルバロータの固定構造。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の固定構造を用いてモータの回転軸に圧入固定されるレゾルバロータと、その径方向外側に配置されるレゾルバステータとを備えたバリアブルリラクタンス型レゾルバが搭載されてなることを特徴とするブラシレスモータ。
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