JP3480421B2 - クランプ - Google Patents

クランプ

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JP3480421B2
JP3480421B2 JP2000145563A JP2000145563A JP3480421B2 JP 3480421 B2 JP3480421 B2 JP 3480421B2 JP 2000145563 A JP2000145563 A JP 2000145563A JP 2000145563 A JP2000145563 A JP 2000145563A JP 3480421 B2 JP3480421 B2 JP 3480421B2
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vehicle body
locking
clamp
hole
wire harness
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橋本  猛
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車に配索するワ
イヤハーネスを車体に固定するためのクランプに関し、
特に、廃車時等にクランプを車体より治具を用いること
なく容易に取り外せるようにして、リサイクル性を高め
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ワイヤハーネスを車体に固定する
ためのクランプとして、図6に示す基板型クランプ1が
汎用されている。該クランプ1は樹脂で一体成形されて
おり、ワイヤハーネスW/HにテープTで固定される長
方形状の基板部1aと、該基板部1aの中央より突出さ
せた軸部1bと、該軸部1bの先端より折り返して形成
した係止羽根部1cとを備え、係止羽根部1cの先端面
に係止段部1dを設けた形状とされている。 【0003】ワイヤハーネスW/Hを車体2に固定する
時、車体2に設けられている貫通孔3に上記クランプ1
の係止羽根部1cを撓ませて挿入し、係止段部1dを貫
通孔3の内周面に係止させることにより、クランプ1を
介してワイヤハーネスW/Hを車体2に固定している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】自動車を廃車する時、
各部材を分別してリサイクル性を高めることが要求され
ており、よって、ワイヤハーネスW/Hも車体2から容
易に取り外し出来るようにすることが求められている。 【0005】しかしながら、自動車の使用時にはワイヤ
ハーネスが車体から離脱しないように確実に固定するこ
とが必要であるため、上記クランプ1の車体への係止力
も強くしており、係止を解くには治具を用いて係止羽根
部を縮径させる必要があるが、作業者側にワイヤハーネ
スが位置するため、この取り外し作業は困難をきわめて
いる。 【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、治具を用いることなく、車体へのクランプの係止を
解いて、ワイヤハーネスを車体から取り外せるようにす
ることを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車に配索するワイヤハーネスを車体
に穿設した貫通孔に係止部を挿入して固定するためのク
ランプであって、長方形状のワイヤハーネス固定用の基
板部と、該基板部の中央より突設する一対の車体係止部
とを備え、上記一対の車体係止部は、円錐体を二分割し
た形状の半割円錐形状の本体部を備え、該本体部の半円
状底部の一側にカム状係止部を突設し、該カム状係止部
の底面より長尺な引張片を突出させて基板部の側端を
越えて垂らしていると共に、本部体の底部他端側に上記
基板部と連結する支持脚を設け、かつ、上記一対の車体
係止部に設ける上記支持脚と引張片は対称位置に設けて
おり、上記基板部にワイヤハーネスをテープ巻き固定し
た状態で、一対の車体係止部を車体の貫通孔に挿入し
て、上記カム状係止部の底面の係止を貫通孔の周縁に係
止させてクランプを車体に固定し、この固定状態で上記
対称位置にある2つの引張片を貫通孔を通してワイヤハ
ーネス側の外周面の対向位置に垂らしておき、クランプ
を車体から取り外す時には上記引張片を交差する内側方
向に引っ張ることにより車体係止部を貫通孔より抜き出
して取り外せる構成としているクランプを提供してい
る。 【0008】上記構成としたクランプによれば、一対の
車体係止部に設けたカム状係止部の底面の係止面が対称
位置において、車体貫通孔の周縁に係止するために、ク
ランプを車体に確実に固定することができる。一方、ク
ランプを車体から取り外す時は、ワイヤハーネス側に垂
らした一対の引張片を作業者が交差する内側方向に引っ
張ると、カム状係止部の車体への引っ掛りを小さくで
き、車体係止部を車体貫通孔より抜き出すことができ
る。 【0009】このように、作業者はワイヤハーネス側に
垂れている引張片を引っ張るだけの作業で、治具を用い
ることなく、クランプを車体から離脱させることがで
き、その結果、車体からのワイヤハーネスの取り外しが
容易となって、リサイクル性を高めることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1、図2は、本発明のクランプ1
0を示し、該クランプ10は樹脂で一体成形している。 【0011】上記クランプ10は、長方形状のワイヤハ
ーネス固定用の基板部11と、該基板部の中央より突設
する一対の車体係止部12、13とを備えている。上記
一対の車体係止部12、13は、円錐体を二分割した形
状の半割円錐形状の本体部14、15を備え、これら本
体部14、15の半円状底部の一側にカム状係止部1
6、17を突設している。また、これらカム状係止部1
6,17の底面より長尺な引張片18、19を突出さ
せ、基板部11の幅方向の端縁より下方に垂れ下げてい
る。また、本体14、15の底部他端側の周縁より上記
基板部11と連結する支持脚20、21を設けている。 【0012】このように、一対の車体係止部12、13
は、隙間をあけて対向させて支持脚20、21を介して
基板部11より突設させ、この一対の車体係止部12と
13とを組み合わせて車体係止部を構成している。この
車体係止部の中心位置Oを中心として、点対称位置にカ
ム状係止部14と15、引張片18と19、支持脚20
と21を配置している。 【0013】上記支持脚20、21を突出した側の上記
中心0からの底面半径R1は、車体2に設ける貫通孔3
の半径以下としており、支持脚20、21を突出した底
面側は貫通孔3内に容易に挿入され、貫通孔3の周縁に
係止されない設定としている。 【0014】一方、車体係止部12、13の他側に設け
たカム状係止部16、17の中心Oからの半径R2は、
貫通孔3の半径R3よりも大とし、かつ、先端側に向か
うに従って、半径を大とし、図1(B)の斜線Xで示す
係止面23、24が次第に大きくなるようにしている。 【0015】上記引張片18、19は、カム状係止部1
6、17の底面の外周縁よりも内側より突出させ、基板
部11の幅方向の端縁を越えて延長させ、その長さはク
ランプ10を車体2に固定した時に、貫通孔3を通って
ワイヤハーネスW/Hの外周面に垂れ下がるに十分な長
さとしている。 【0016】上記構成からなるクランプは、図3に示す
ように、基板部11の長さ方向の両側をワイヤハーネス
W/HにテープTを巻き付けて固定している。この時、
クランプ10の引張片18、19をワイヤハーネスW/
Hの外周面の対向位置に垂らしておく。 【0017】自動車の車体に沿ってワイヤハーネスW/
Hを配索する時、車体2に設けられている貫通孔3に、
クランプ10の一対の車体係止部12、13を押し込ん
でいく。 【0018】この時、基板部11と連結した支持脚2
0、21を設けた側の車体係止部12、13の底面の半
径R1は、貫通孔3の半径以下としているため、容易に
貫通孔3に押し込むことができる。一方、貫通孔3の半
径よりも大きくしたカム状係止部16、17は、支持脚
20、21よりも離れた位置であるため、内側に撓み易
く、貫通孔3に押し込むことができる。 【0019】カム状係止部16、17が貫通孔3を通過
すると、弾性復帰して広がり、上記図1(B)で斜線で
示す係止面23、24が貫通孔3の周縁に係止し、その
結果、図4に示すように、ワイヤハーネスW/Hに取り
付けたクランプ10は車体2に固定される。この時、引
張片18、19は貫通孔3を通り、基板部11の幅方向
の両縁を越えてワイヤハーネスW/Hの外周面の両側に
垂れ下がっている。 【0020】自動車の廃車時に、ワイヤハーネスW/H
を車体3より採り外す場合には、ワイヤハーネスW/H
の両側に垂れ下がっている引張片18、19を図5に示
すように、互いに交差する内側方向に向けて引っ張る。 【0021】引張片18の引っ張りによりカム状係止部
16は内側に傾き、その底面の係止面23が貫通孔3の
周縁に引っ掛かっている面が次第に減少する。同様に、
引張片19の引っ張りによりカム状係止部17は内側に
傾き、その底面の係止面24が貫通孔3の周縁に引っ掛
かている面が次第に減少する。このように、対称位置の
係止面23、24の引っ掛かり面積が次第に減少してい
くことにより、係止面23、24の外周間の直径が貫通
孔3の直径以下となり、車体係止部を貫通孔3より引き
抜くことができる。 【0022】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスを自動車から取り外す時に、
ワイヤハーネスの両側にたれ下げている引張片を引っ張
れることにより、治具を用いることなく、クランプの車
体係止部を車体の貫通孔より引く抜くことができる。こ
のように、容易にクランプを車体から離脱させることが
できるため、ワイヤハーネスの車体から容易に取り外す
ことができ、リサイクル性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施形態のクランプを示し、(A)
は全体斜視図、(B)は要部斜視図である。 【図2】 (A)は上記クランプの平面図、(B)は正
面図、(C)は(A)のI−I線断面図である。 【図3】 クランプをワイヤハーネスに取り付けた状態
の斜視図である。 【図4】 クランプを車体の貫通孔に係止した状態の図
面である。 【図5】 クランプを車体から取り外す作動を示す概略
図である。 【図6】 (A)(B)は従来のクランプを示す図面で
ある。 【符号の説明】 2 車体 3 貫通孔 10 クランプ 11 基板部 12、13 車体係止部 14、15 本体部 16、17 カム状係止部 18、19 引張片 20、21 支持脚 23、24 係止面 W/H ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/30 B60R 16/02 F16B 2/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車に配索するワイヤハーネスを車体
    に穿設した貫通孔に係止部を挿入して固定するためのク
    ランプであって、 長方形状のワイヤハーネス固定用の基板部と、該基板部
    の中央より突設する一対の車体係止部とを備え、 上記一対の車体係止部は、円錐体を二分割した形状の半
    割円錐形状の本体部を備え、該本体部の半円状底部の一
    側にカム状係止部を突設し、該カム状係止部の底面より
    長尺な引張片を突出させて基板部の側端を越えて垂ら
    していると共に、本体の底部他端側に上記基板部と連結
    する支持脚を設け、かつ、 上記一対の車体係止部に設ける上記支持脚と引張片は対
    称位置に設けており、 上記基板部にワイヤハーネスをテープ巻き固定した状態
    で、一対の車体係止部を車体の貫通孔に挿入して、上記
    カム状係止部の底面の係止面を貫通孔の周縁に係止させ
    てクランプを車体に固定し、この固定状態で上記対称位
    置にある2つの引張片を貫通孔を通してワイヤハーネス
    の外周面の対向位置に垂らしておき、クランプを車体か
    ら取り外す時には上記引張片を交差する内側方向に引っ
    張ることにより車体係止部を貫通孔より抜き出して取り
    外せる構成としているクランプ。
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