JP2002235870A - クリップ - Google Patents

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JP2002235870A
JP2002235870A JP2001035506A JP2001035506A JP2002235870A JP 2002235870 A JP2002235870 A JP 2002235870A JP 2001035506 A JP2001035506 A JP 2001035506A JP 2001035506 A JP2001035506 A JP 2001035506A JP 2002235870 A JP2002235870 A JP 2002235870A
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Takashi Kawai
隆司 川合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治具を用いることなく容易且つ確実に外すこ
とができるクリップを提供する。 【解決手段】 クリップ1は、ワイヤハーネス3を取り
付けるためのベース板5と、該ベース板5に立設されて
車両パネル15の取付孔31に挿着されるアンカー部7
とを備えている。アンカー部7は、取付穴31に挿通した
後に該取付孔31の孔縁に係止される一対の弾性翼19,19
と、これら弾性翼19,19 をベース板5に連結支持する支
持脚17と、該アンカー部7の挿入方向先端部をベース板
5に連結する連結バンド部21とを備えている。アンカー
部7の支持脚17には、肉抜き開口23により形成された
2本の繋ぎ部25a,25b から成り、所定以上の引張り力が
作用した際に切断される切断部が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤハーネス
やケーブル等の被取付け部材をパネル等の取付け個所に
取り付けるためのクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両パネル等の取付け
個所にワイヤハーネス等の被取付け部材を固定する為に
は、ベース板やプロテクタ本体等のベース部にワイヤハ
ーネス等を固着し、該ベース部に立設されたアンカー部
を車両パネルの取付孔に挿通し、該アンカー部に設けら
れた一対の弾性翼を取付孔に係止させることにより、車
両パネルの所定位置にクリップを固定している。
【0003】しかし、この様なクリップは、配索時にお
ける所望の位置の車両パネルにワイヤハーネス等を容易
に固着することができるが、このクリップを車両パネル
の取付孔から取り外すことが困難である。そこで、この
クリップを車両パネルから取外す際には、工具を用いた
り、力まかせに引っ張ったりして、車両に固定されてい
るクリップのアンカー部の根元を破断するのが一般的で
あった。
【0004】この為、クリップを車両パネルから取り外
す際の作業性が良くない。又、力ずくでクリップを取り
外すと、アンカー部や弾性翼がちぎれたり或いは破断さ
れてクリップの一部分が散乱してしまい、リサイクルの
ためにクリップのすべてを回収することが困難となって
いる。
【0005】そこで、回収率をアップさせるために、例
えば特開平10−47544号公報等に開示されている
ような取外し容易なクリップが提案されている。すなわ
ち、図8に示したように、クリップ(留め具)101
は、ベース板(ベース部)103と、このベース板10
3に連結部105を介して連結されるリリース片107
と、ベース板103の上面に設けられているアンカー部
109を備えており、これらはプラスチック成形により
一体的に製造される。また、アンカー部109は、支持
脚(係止脚)115の先端から左右両側に延設された一
対の弾性翼113,113を有している。
【0006】前記リリース片107には、円錐台形状の
孔111が設けられており、この孔111は、最小幅部
分で一対の弾性翼113,113の先端の係止部129
を係止し、これら一対の弾性翼113,113が取付孔
123の幅寸法以上に拡大することを防止する大きさと
なっている。図9を併せて参照するに、上述したクリッ
プ101によりワイヤハーネス117を車両パネル11
9に固定するには、粘着テープ121によりワイヤハー
ネス117をクリップ101のベース板103に固定す
る。
【0007】そして、リリース片107を連結部105
において折り返し、孔111に一対の弾性翼113,1
13を貫通させて係止部129に係止させた状態で、ア
ンカー部109を車両パネル119の取付孔123に嵌
合させる。すると、一対の弾性翼113,113は、弾
性変形により幅寸法を縮小しながら取付孔123を貫通
し、貫通した後に復元拡幅して係止部129が孔縁に係
止されるので、クリップ101は車両パネル119に固
定される。
【0008】そして、前述のワイヤハーネス117を車
両パネル119から取外すには、ドライバーのような工
具125を折り返された連結部105の空間127に挿
入し、工具125を図9中左手前方向へ引くことによ
り、リリース片107を手前に移動させる。これに伴
い、リリース片107に設けられ、クリップ101のア
ンカー部109が貫通している孔111が、幅の狭い方
向へ移動するので、孔111の幅が狭くなるにつれて一
対の弾性翼113,113の先端が押し縮められる。押
し縮められた一対の弾性翼113,113は、車両パネ
ル119の取付孔123を通り抜けることができるの
で、クリップ101を車両パネル119から取外すこと
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如きクリップ101の場合は、車両パネル119から
クリップ101を取外す際に、工具125が必要とな
り、作業性が良くない。又、前記クリップ101の取付
け部には、工具125を連結部105の空間127に挿
入して引っ張るスペースが必要となる。仮に狭いスペー
スで前記クリップ101を使用し、取外す際に無理に工
具125を挿入して引っ張ると、連結部105が破断し
て先に説明した通常のクリップと同様に引きちぎられて
しまうため、リサイクル回収率が向上せず、取付けスペ
ースが狭い部分には使用する効果がないという問題があ
る。
【0010】更に、前記クリップ101を車両パネル1
19に取り付ける前には、リリース片107の孔111
をアンカー部109に嵌め込む作業が必要となり、作業
工数が増加すると共に作業忘れが発生する恐れもある。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係
り、治具を用いることなく容易且つ確実に外すことがで
きるクリップを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、被
取付け部材を取り付けるためのベース部と、該ベース部
に立設されて取付け個所の取付孔に挿着されるアンカー
部とを備えたクリップであって、前記アンカー部が、前
記取付穴に挿通した後に該取付孔の孔縁に係止される一
対の弾性翼と、該弾性翼を前記ベース部に連結支持する
と共に所定以上の引張り力が作用した際に切断される切
断部を有する支持脚と、前記切断部の横断面積よりも大
きな横断面積を有して該アンカー部の挿入方向先端部を
前記ベース部に連結する連結バンド部とを備えているこ
とを特徴とするクリップにより達成される。
【0012】上記構成によれば、クリップによって取り
付けられた被取付け部材を取付け個所から取り外す際に
は、被取付け部材ごとクリップを取外し方向へ引っ張
る。そして、クリップのアンカー部における支持脚に所
定以上の引張り力が作用すると、該支持脚が切断部で切
断されるので、取付孔の孔縁に係止されていた弾性翼は
該取付孔との係合が外される。
【0013】この際、前記アンカー部の挿入方向先端部
は、前記切断部の横断面積よりも大きな横断面積を有し
て前記切断部より先に破断することがない連結バンド部
によって、ベース部に連結された状態である。そこで、
切断された支持脚の先端側に位置する弾性翼等のアンカ
ー部が飛散することはない。
【0014】又、前記連結バンド部がアンカー部の挿入
方向先端部をベース部と連結しているので、前記切断部
が切断されたアンカー部は、ベース部が取外し方向へ引
っ張られると、前記挿入方向先端部が取付孔に対向する
方向に反転される。そこで、治具を用いることなく、切
断されたアンカー部を取付け穴から容易に引き抜くこと
ができ、クリップを取外し方向へ引っ張るだけで簡単に
取り外すことができる。
【0015】尚、好ましくは前記アンカー部が、前記ベ
ース部の取付中心に対して偏って立設されると共に、前
記連結バンド部が、前記支持脚に対して前記取付中心と
反対側に設けられる。この場合、被取付け部材ごとクリ
ップのベース部が取外し方向へ引っ張られると、アンカ
ー部がベース部の取付中心に対して偏って立設されてい
る該ベース部は、取付中心側から先に斜めに引き上げら
れる。そこで、前記連結バンド部よりも先に前記支持脚
に確実に引っ張り力を作用させることができると共に、
前記連結バンド部に不用意に引っ張り力を作用させるこ
とがなく、前記切断部から確実に支持脚を切断すること
ができる。
【0016】又、好ましくは前記支持脚の切断部が、肉
抜き開口により形成された2本の繋ぎ部から成る。この
場合、被取付け部材によって取付け個所に対して略垂直
な引張り力がクリップの支持脚に作用する固定時には、
切断部の横断面積が実質的に2本の繋ぎ部の横断面積と
なり、該被取付け部材を固定する十分な強度を持たせる
ことができる。
【0017】一方、被取付け部材を取付け個所から取り
外す際には、被取付け部材ごとクリップのベース部が取
外し方向へ引っ張られると、該ベース部が取付中心側か
ら先に斜めに引き上げられるので、クリップの支持脚に
も斜めの引張り力が作用し、2本の繋ぎ部には順次、引
張り力が作用する。そこで、支持脚の切断部を構成する
各繋ぎ部の1本づつに引っ張り力を集中させることがで
き、前記切断部を容易に切断することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。本実施形態のクリップ
1は、図1及び図2に示したように、被取付け部材とし
てのワイヤハーネス3を取り付けるためのベース部であ
るベース板5と、該ベース板5に立設されて取付け個所
である車両パネル15の取付孔31に挿着されるアンカ
ー部7とを備えている。
【0019】前記アンカー部7は、前記取付穴31に挿
通した後に該取付孔31の孔縁に係止される一対の弾性
翼19,19と、これら弾性翼19,19を前記ベース
板5に連結支持する支持脚17と、該アンカー部7の挿
入方向先端部(図1中、下端部)を前記ベース板5に連
結する連結バンド部21とを備えている。
【0020】また、前記アンカー部7は、前記ベース板
5の取付中心に対して偏って(図1中、右方に偏って)
立設されると共に、前記連結バンド部21が、前記支持
脚17に対して前記取付中心と反対側(図2中、右側)
に設けられる。前記一対の弾性翼19,19は、支持脚
17の先端(図1中、下端)おいてワイヤハーネス3と
直交する方向へ弾性変形し、これら弾性翼19,19の
一方の側面(図2中、右側面)が連結バンド部21によ
りベース板5と連結される。
【0021】前記ベース板5は、ワイヤハーネス3の長
手方向に添って添付される部分円筒形断面を有する板状
部分であり、前記アンカー部7が取付中心に対して偏っ
て立設された側と反対側(図1中、左側)は、粘着テー
プ9をワイヤハーネス3ごと巻き付けるためのハーネス
固定部11とされている(図3、参照)。前記ハーネス
固定部11の端部には、フランジ部13が設けられてお
り、粘着テープ9がずれて外れないようになっている。
【0022】前記アンカー部7の支持脚17には、図2
に示したように、肉抜き開口23により形成された2本
の繋ぎ部25a,25bから成り、所定以上の引張り力
が作用した際に切断される切断部が設けられている。前
記連結バンド部21は、実質的な切断部の横断面積と成
る2本の繋ぎ部25a,25bの各横断面積の和よりも
大きな横断面積を有しており、前記アンカー部7の挿入
方向先端部を前記繋ぎ部25a,25bよりも高い強度
で前記ベース板5に連結している。
【0023】従って、前記ワイヤハーネス3を車両パネ
ル15に取り付けるには、先ず、ワイヤハーネス3にベ
ース板5を添わせ、ハーネス固定部11ごと粘着テープ
9を巻き付けることにより、クリップ1を固定する(図
3、参照)。そして、前記クリップ1のアンカー部7を
車両パネル15の取付け穴31に挿入して一対の弾性翼
19,19を弾性変形により縮小させながら貫通させ、
貫通後の弾性翼19,19の復元拡張により先端部を孔
縁に係止させて固定する。
【0024】次に、図3〜図6に基づいて、車両パネル
15に取り付けられているクリップ1を取外す動作につ
いて説明する。先ず、前記粘着テープ9により固定され
ているワイヤハーネス3ごとクリップ1を取り外し方向
(図3中、上方)へ引っ張る。すると、前記アンカー部
7がベース板5の取付中心に対して偏って立設されてい
る該ベース板5は、図4中に矢印Aで示したように、取
付中心側(図中、左側)から先に斜めに引き上げられ
る。
【0025】即ち、前記ベース板5が、取付中心側から
先に斜めに引き上げられることで、前記連結バンド部2
1よりも先に前記支持脚17に確実に引っ張り力を作用
させることができると共に、前記連結バンド部21に不
用意に引っ張り力を作用させることがない。そして、ク
リップ1のアンカー部7における支持脚17に、所定以
上の引張り力が作用すると、図4に示すように、該支持
脚17は切断部である繋ぎ部25a,25bから切断さ
れる。
【0026】この際、前記ベース板5が取付中心側から
先に斜めに引き上げられるので、クリップ1の支持脚1
7にも斜めの引張り力が作用し、2本の繋ぎ部25a,
25bには順次、引張り力が作用する。そこで、支持脚
17の切断部を構成する各繋ぎ部25a,25bの1本
づつに引っ張り力を集中させることができ、前記切断部
を容易に切断することができる。
【0027】即ち、ワイヤハーネス3によって車両パネ
ル15に対して略垂直な引張り力がクリップ1の支持脚
17に作用するハーネス固定時には、切断部の横断面積
が実質的に2本の繋ぎ部25a,25bの横断面積の和
となり、該ワイヤハーネス3を固定する十分な強度を持
っているが、前記ワイヤハーネス3を車両パネル15か
ら取り外す際には、斜めに引き上げることにより容易に
切断することができる。
【0028】そして、前記支持脚17が繋ぎ部25a,
25bから切断された後、一旦、ワイヤハーネス3ごと
クリップ1を図4中に矢印Bで示したように、取付方向
に戻すことで、取付孔31の孔縁に係止されていた弾性
翼19,19は該取付孔31との係合が外される。この
際、前記アンカー部7の挿入方向先端部は、前記繋ぎ部
25a,25bの横断面積よりも大きな横断面積を有し
てこれら繋ぎ部25a,25bより先に破断することが
ない連結バンド部21によって、図5に示すように、ベ
ース板5に連結された状態である。そこで、切断された
前記支持脚17の先端側に位置する弾性翼19,19等
のアンカー部7が飛散することはない。
【0029】そして、前記クリップ1全体を再び上方へ
引っ張りあげると、前記連結バンド部21がアンカー部
7の挿入方向先端部をベース板5と連結しているので、
前記繋ぎ部25a,25bが切断されたアンカー部7
は、図5に示すように、ベース板5が取外し方向へ引っ
張られると、先が尖っている前記挿入方向先端部が取付
孔31に対向する方向に反転される。
【0030】そして、図6に示すように、クリップ1ご
とワイヤハーネス3を上方へ引き上げると、アンカー部
7は先端から取付け穴31に入り込み、さらに引き上げ
るとアンカー部7が取付け穴31を貫通し、クリップ1
は車両パネル15から外れる。そこで、治具を用いるこ
となく、切断されたアンカー部7を取付け穴31から容
易に引き抜くことができ、クリップ1を取外し方向へ引
っ張るだけで簡単に取り外すことができる。
【0031】即ち、本実施形態のクリップ1によれば、
治具を用いることなくクリップ1を容易且つ確実に車両
パネル15から外すことができるので、取付場所のスペ
ースを考えることなく使用することができる。また、前
記クリップ1の支持脚17がちぎれても、連結バンド部
21によりアンカー部7はベース板5につながれている
ので、飛散するのを防止することができ、クリップ1を
100%回収することができる。
【0032】さらに、前記クリップ1の全体形状および
大きさは、従来のものと略同程度のものであるので、製
造の際の成形金型の大きさも同程度であり、製造コスト
の増加を避けることができる。尚、本発明のクリップ
は、上述の実施形態におけるクリップ1の構成に限定さ
れるものではなく、種々の形態を採りうることは言うま
でもない。例えば、図7に示したクリップ27のよう
に、支持脚17における切断部としては、くびれ部29
を設けることもできる。即ち、本発明における支持脚の
切断部は、所定以上の引張り力が作用した際に、連結バ
ンド部よりも先に確実に切断される構成であれば良い。
【0033】又、上述の実施形態においては、ワイヤハ
ーネス3をクリップ1により車両パネル15に固定する
場合について説明したが、取付け個所や被取付け部材は
車両パネル15やワイヤハーネス3に限られない。ま
た、被取付け部材を取り付けるためのベース部も、上述
の如きワイヤハーネス3に添って添付されるベース板5
ではなく、合成樹脂により一体成形されたプロテクタ本
体とすることもできる。
【0034】
【発明の効果】上述した如き本発明のクリップによれ
ば、クリップによって取り付けられた被取付け部材を取
付け個所から取り外す際には、被取付け部材ごとクリッ
プを取外し方向へ引っ張る。そして、クリップのアンカ
ー部における支持脚に所定以上の引張り力が作用する
と、該支持脚が切断部で切断されるので、取付孔の孔縁
に係止されていた弾性翼は該取付孔との係合が外され
る。
【0035】この際、前記アンカー部の挿入方向先端部
は、前記切断部の横断面積よりも大きな横断面積を有し
て前記切断部より先に破断することがない連結バンド部
によって、ベース部に連結された状態である。そこで、
切断された支持脚の先端側に位置する弾性翼等のアンカ
ー部が飛散することはない。
【0036】又、前記連結バンド部がアンカー部の挿入
方向先端部をベース部と連結しているので、前記切断部
が切断されたアンカー部は、ベース部が取外し方向へ引
っ張られると、前記挿入方向先端部が取付孔に対向する
方向に反転される。そこで、治具を用いることなく、切
断されたアンカー部を取付け穴から容易に引き抜くこと
ができ、クリップを取外し方向へ引っ張るだけで簡単に
取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るクリップの全体斜視
図である。
【図2】図1のII−II断面矢視図である。
【図3】図1に示したクリップの取付け状態を示す正面
図及び側面図である。
【図4】図1に示したクリップの取外し手順を説明する
正面図である。
【図5】図1に示したクリップの取外し手順を説明する
正面図である。
【図6】図1に示したクリップの取外し手順を説明する
正面図である。
【図7】図2に示したクリップの変形例を示す要部断面
図である。
【図8】従来のクリップを示す全体斜視図である。
【図9】図8に示したクリップによりワイヤハーネスを
車両パネルに取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クリップ 3 ワイヤハーネス(被取付け部材) 5 ベース板(ベース部) 7 アンカー部 11 ハーネス固定部 15 車両パネル(取付け個所) 17 支持脚 19 弾性翼 21 連結バンド部 25a 繋ぎ部(切断部) 25b 繋ぎ部(切断部) 31 取付け穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付け部材を取り付けるためのベース
    部と、該ベース部に立設されて取付け個所の取付孔に挿
    着されるアンカー部とを備えたクリップであって、 前記アンカー部が、前記取付穴に挿通した後に該取付孔
    の孔縁に係止される一対の弾性翼と、該弾性翼を前記ベ
    ース部に連結支持すると共に所定以上の引張り力が作用
    した際に切断される切断部を有する支持脚と、前記切断
    部の横断面積よりも大きな横断面積を有して該アンカー
    部の挿入方向先端部を前記ベース部に連結する連結バン
    ド部とを備えていることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記アンカー部が、前記ベース部の取付
    中心に対して偏って立設されると共に、前記連結バンド
    部が、前記支持脚に対して前記取付中心と反対側に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のクリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記支持脚の切断部が、肉抜き開口によ
    り形成された2本の繋ぎ部から成ることを特徴とする請
    求項2に記載のクリップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139086A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Daiwa Kasei Ind Co Ltd 留め具
JP2008008361A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Daiwa Kasei Ind Co Ltd クランプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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