JP2007139086A - 留め具 - Google Patents

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Haruhisa Kamiya
晴久 神谷
Toshio Iwahara
利夫 岩原
Makoto Kato
誠 加藤
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Abstract

【課題】手間をかけることなく留め具を相手側部材に取付けるようにし、しかも比較的小さな荷重によって留め具を相手側部材から取り外すこと。
【解決手段】被取付け部材Wを保持可能な基板10と一体に形成された係止脚14を相手側部材24の取付け孔26に挿入して係止する構成となっており、係止脚14は、基板10から突出した支柱18と、支柱18から両側にそれぞれ張出した状態で形成され、しかも個々の下端が基板10に連結されている一対の係止片16とを備えた留め具において、支柱18は、支柱18の引き抜き方向に対して引っ張る荷重を受けたときに切断される薄肉部30を有し、一対の係止片16は、薄肉部30が切断されることで支柱18の上下方向に伸びて一対の係止片16の両側への張出しが減少するようになっている構成とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ワイヤーハーネスなどの被取付け部材を車両ボデーなどの相手側部材に取付けるための留め具に関するものである。
従来の留め具が特許文献1に記載されている。図6は、従来の留め具1を使用するときの状態を示す側面図である。図6に示すように、留め具1は、ワイヤーハーネスWを保持可能な基板10と、基板10の中間位置で形成されたスタビライザー12と、基板10に一体に形成された係止脚14とを備え、係止脚14を車両ボデー24の取付け孔26に挿入して係止する構成となっている。スタビライザー12は、係止脚14の先端側から取付け孔26に挿入する挿入力を作用させると、車両ボデー24の表面と当接する。そして、スタビライザー12は、当接した際に挿入方向とは逆方向に生じる反力を受止めて留め具1のガタつきを防止する。係止脚14は、基板10から突出した支柱18と、支柱18から両側にそれぞれ張出した状態で形成され、しかも個々の下端が基板10に連結されている一対の係止片16とを備えている。支柱18は、所定以上の引っ張り荷重を受けたときに結合が外れるロック部90を有している。この留め具1では、ロック部90が外れることで両係止片16、16がほぼまっすぐに伸びて両側への張り出しが減少するようになっている。この特許文献1に記載の留め具によれば、取り外したいときは比較的小さな荷重を加えることで車両ボデーなどの相手側部材から留め具を簡単に外すことができる。
特開平9−217864号公報
しかしながら、従来の留め具では、その使用時(納品時)には、いったん成形したものを作業員の手作業によりロックした状態にしてから取付ける必要がある。したがって、留め具を相手側部材に取付けるときに手間がかかる、という問題が指摘されていた。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、手間をかけることなく留め具を相手側部材に取付けるようにし、しかも比較的小さな荷重によって留め具を相手側部材から取り外すことにある。
本発明は前記課題を解決するために、次の手段をとる。
本発明は、被取付け部材を保持可能な基板と一体に形成された係止脚を相手側部材の取付け孔に挿入して係止する構成となっており、前記係止脚は、前記基板から突出した支柱と、該支柱から両側にそれぞれ張出した状態で形成され、しかも個々の下端が該基板に連結されている一対の係止片とを備えた留め具であって、前記支柱は、該支柱の引き抜き方向に対して引っ張る荷重を受けたときに切断される薄肉部を有し、前記一対の係止片は、前記薄肉部が切断されることで前記支柱の上下方向に伸びて該一対の係止片の両側への張出しが減少するようになっていることを特徴とする。
本発明によれば、薄肉部が支柱の引き抜き方向に対して引っ張る荷重を受けたときに切断される。このため、基板に連結された一対の係止片は、支柱の上下方向に伸びてその張り出しが減少する。これにより、減少した一対の係止片の張り出し分だけ係止脚と取付け孔との係止がルーズになるので、比較的小さな荷重によって留め具を相手側部材から外すことが可能になる。また、従来の留め具のように、相手側部材に取付ける前にいちいちロックする必要もないので、手間をかけることなく留め具を相手側部材に取付けることが可能になる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
すなわち、手間をかけることなく留め具を相手側部材に取付けるようにし、しかも比較的小さな荷重によって留め具を相手側部材から取り外すことが可能になる。また、本発明に係る留め具を車両ボデーに対するワイヤーハーネス用に使用した場合には、車両の解体時に銅資源として有用なワイヤーハーネスを車両ボデーから簡単に取り外してそのリサイクルが可能になる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る留め具1を示す斜視図である。図2は、図1に示した留め具1を正面から見た正面図である。図3は、図1に示した留め具1を上から見た平面図である。図4は、留め具1を使用するときの状態を示す側面図である。図5は、係止脚14が取付け孔26に係止された状態(図5(A))と、係止脚14に引き抜き方向へ引っ張る荷重を加えた後の状態(図5(B))を示す側面図である。
図1乃至図5に示すように、留め具1は、全体がポリエチレン等の合成樹脂製とされており、ワイヤーハーネスWを保持可能な基板10と、基板10の中間位置で形成された皿形状に形成されたスタビライザー12と、基板10に一体に形成された係止脚14とを備えている。なお、図面における説明の都合上、スタビライザー12は図1乃至図4においてはその形態を省略し、図5においてはその形態を仮想線で示している。本実施形態に係る留め具1では、ワイヤーハーネスWを基板10に巻きつけた状態で結束して、係止脚14を車両ボデー24の取付け孔26に挿入して係止する構成となっている。このとき、図5(A)に示すようにスタビライザー12は、係止脚14の先端側から取付け孔26に挿入する挿入力を作用させると、車両ボデー24の表面と当接する。そして、スタビライザー12は、当接した際に挿入方向とは逆方向に生じる反力を受止める。これにより、ワイヤーハーネスWをガタつかせることなく留め具1に保持した状態とすることができるようになっている。
係止脚14は、図1乃至図4に良く示されるように、基板10の中央付近の上面から突設して柱形状に形成された支柱18と、支柱18の両側位置で翼形状に形成された係止片16と、係止片16の途中部位で段差状に形成された係止爪19と、を有して構成されている。
支柱18は、基板10の上面から立設した下柱18aと、下柱18aの上端位置から上方向に伸びて薄肉に形成された薄肉部30と、薄肉部30の上端位置でつながっている略T字形状の上柱18bとを備えている。
下柱18aは、基板10の上面から直接立設した構成となっている。このため、支柱18の引き抜き方向に対して引っ張る荷重が加わると、下柱18aに荷重が加わりやすい構成になっている。
薄肉部30は、下柱18aと上柱18bとの間で上下方向にまっすぐに伸びた状態で両者とつながっている。本実施形態では、留め具1全体がポリエチレン等の合成樹脂製で形成されているため、薄肉部30も留め具1と同じ素材で形成されているものである。このため、留め具1の通常の取付状態では、留め具1に車の走行による振動程度の力が働いても留め具1は安定した状態で取付けておくことが可能である。一方、支柱18の引き抜き方向に対して引っ張る荷重を受けたときには、薄肉部30は切断される構成となっている。ここで、支柱の引き抜く方向とは、支柱に対して垂直方向に引き抜く方向又は支柱に対して斜めに引き抜く方向のことを指している。
図4に示すように、上柱18bは、車両ボデー24の取付け孔26に対して貫通して配設される構成となっている。これにより、留め具1を取付け孔26に挿入しやすくなる。そして、上柱18bの大きさは、取付け孔26に対応した大きさ形状に形成されている。ここで、取付け孔26に対応した大きさ形状とは、係止脚14を取付け孔26へ挿入したときにガバガバになったり、きつくて挿入できなくなったりしない形状、という意味である。図4に示すように、本実施形態に係る留め具1では、係止脚14の先端(図4で見て下方)の形状は、長孔状の取付け孔26に対してやや大きく形成されている。
係止片16は、上柱18bの両端部位を基端として支柱18の両側外方向に伸びた翼形状に形成されており、基端位置から根元方向に向けて拡開して配設されている。そして、拡開して配設された係止片16の張り出して形成された部位が張出部20となっている。また、係止片16は、車両ボデー24の取付け孔26への挿入時には縮径可能な構成とされている。これにより、係止脚14を取付け孔26へスムーズに挿入させることが可能になる。
また、係止片16、16は、基板10と直接連結する連結部16a、16aによってそれぞれ連結されている。そして、連結部16aと係止爪19との中間位置には、可撓性を有し略V字形状に形成された可撓部16bが配設されている。この可撓部16bは、常時、連結している係止片16と基部10とに対して離反する方向の作用力を及ぼしている。
係止爪19は、係止片16が取付け孔26に嵌合した際に取付け孔26に係止する構成となっている。また、係止爪19は、係止片16の途中部位に複数の段差を有する段差形状に形成されている。これにより、係止脚14は、取付け孔26に対してしっかりと係止される。
続いて、本実施形態に係る留め具1の使用方法について説明する。
まず、係止脚14を車両ボデー24に形成された取付け孔26に挿入する場合について説明する。図4に示すように、係止脚14を取付け孔26に向かって挿入させていくと、係止片16が取付け孔26の径によって弾性的に収縮変形しながら挿入される。そして、係止片16が取付け孔26の径と係止することで係止片16が係止脚14の外側方向へ拡開する。また、車両ボデー24の表面側は、スタビライザー12により弾性的に受止められる。したがって、図5(A)に示すように、留め具1は、基板10と係止爪19とによって車両ボデー24を挟み込んだ取付状態となっている。これにより、留め具1を車両ボデー24にしっかりと取付けておくことが可能となる。
次に、係止脚14が取付け孔26に係止された状態から係止脚14を取付け孔26から引き抜く場合について説明する。図5(A)に示すように、支柱18の垂直方向に対して引っ張る荷重Pが働いた場合には、薄肉に形成された薄肉部30は支柱18の上下方向に切断される。図5(B)には、薄肉部30が切断された後の状態を示している。図5(B)に示すように、薄肉部30が切断されると、略V字形状に形成された可撓部16bは荷重Pにより伸直方向に伸びる動きをする。そして、拡開方向への係止爪19の係止は、荷重Pにより縮径方向に作用する。すなわち、係止脚14が伸び姿勢をなしながら係止片16の両側へ張り出した張出部20が減少するようになっている。張出部20の張り出しが減少すると、係止脚14は取付け孔26から引き抜き可能な状態となり、留め具1は車両ボデー24から引く抜かれる。なお、係止脚14に車の走行による振動等の微細な荷重が働いた場合には、係止爪19と取付け孔26との係止により係止片16が取付け孔26の径に対して踏ん張っているので、通常の取付状態では安定した取付状態となっている。
以上説明したように、本実施形態に係る留め具1によれば、手間をかけることなく、留め具を車両ボデー等の相手側部材に取付けることが可能になる。また、作業員が引き抜く力程度の比較的小さな荷重によって留め具を相手側部材から外すことが可能になる。
本発明は上記実施の形態の構成に限定されることはなく、その他種々の形態で実施ができるものである。
例えば、上記実施形態では、留め具1は、薄肉部30は、支柱18の垂直方向に対して引っ張る荷重を受けたときに切断される構成としたが、この構成に限定されるものではない。すなわち、薄肉部30は、支柱18の斜め方向に対して引っ張る荷重を受けたときに切断される構成としてもよい。
本実施形態に係る留め具を示す斜視図である。 図1に示した留め具を正面から見た正面図である。 図1に示した留め具を上から見た平面図である。 本実施形態に係る留め具を使用するときの状態を示す側面図である。 係止脚が取付け孔に係止された状態と、係止脚に引き抜き方向へ引っ張る荷重を加えた状態を示す側面図である。 従来の留め具を使用するときの状態を示す側面図である。
符号の説明
1 留め具
10 基板
14 係止脚
16 係止片
18 支柱
18a 下柱
18b 上柱
19 係止爪
20 張出部
24 車両ボデー
26 取付け孔
30 薄肉部
P 荷重
W ワイヤーハーネス

Claims (1)

  1. 被取付け部材を保持可能な基板と一体に形成された係止脚を相手側部材の取付け孔に挿入して係止する構成となっており、前記係止脚は、前記基板から突出した支柱と、該支柱から両側にそれぞれ張出した状態で形成され、しかも個々の下端が該基板に連結されている一対の係止片とを備えた留め具であって、
    前記支柱は、該支柱の引き抜き方向に対して引っ張る荷重を受けたときに切断される薄肉部を有し、
    前記一対の係止片は、前記薄肉部が切断されることで前記支柱の上下方向に伸びて該一対の係止片の両側への張出しが減少するようになっていることを特徴とする留め具。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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