JP3060631B2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP3060631B2
JP3060631B2 JP3218531A JP21853191A JP3060631B2 JP 3060631 B2 JP3060631 B2 JP 3060631B2 JP 3218531 A JP3218531 A JP 3218531A JP 21853191 A JP21853191 A JP 21853191A JP 3060631 B2 JP3060631 B2 JP 3060631B2
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mounting
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宗彦 赤沢
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクリップに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のクリップとしては、例えば、特公
昭55−99435号公報に示されるものや、図4及び
図5に示されるようなものがある。
【0003】1は「相手方部品」としての車体で、その
先端部に「取付部品」としてのラジエターグリル2をク
リップ3を用いて取付ける例が示されている。車体1の
取付部位には、先端に矩形の嵌合孔4を有する取付台5
がラジエターグリル2側(図中A側)に突出した状態で
設けられている。一方、ラジエターグリル2の取付部位
には、正方形の固定孔6を有する取付片7が取付方向
(図中B側)にある車体1側に突出した状態で設けられ
ている。
【0004】そして、クリップ3は樹脂製であり、ベー
ス部8とステム部9とこの両者を連結する首部10から
形成されている。ベース部8は前記ラジエターグリル2
側の取付片7の固定孔6より僅かに小さめの正方形をし
た平面状の部材であり、他の部分に比して剛性が高く形
成されている。そして、その取付方向側面の中央部には
首部10を介してステム部9が取付方向に突出した状態
で一体に形成されている。このステム部9はその先端9
aから複数の係止片が広がるようにして設けられてい
て、弾性変形し易い形状をしている。また、ベース部8
のラジエターグリル2側面にはクリップ3全体を回転さ
せるための図示しない操作溝が形成されている。
【0005】このようなクリップ3は、ベース部8をラ
ジエターグリル2側の取付片7の固定孔6に正方形の向
きを合わせた状態で嵌入させ、その後クリップ3を45
°程度回転させてベース部8を固定孔6に係止させるこ
とにより取付けられる。そして、ベース部8のラジエタ
ーグリル2側面をドライバー11等の工具により押しな
がらステム部9を車体1側の取付台5の嵌合孔4に嵌入
させる。すると、ステム部9の各係止片がステム部9を
拡開させる方向に拡がるため、該取付台5の先端面がク
リップ3の首部10位置で係止される。これにより、ラ
ジエターグリル2が車体1に取付けられる。
【0006】そして、ラジエターグリル2を取り外す場
合には、ドライバー11をベース部8の操作溝に差し込
んでクリップ3を回転させ、ベース部8の正方形の方向
性を固定孔6に合わせることによりベース部8を固定孔
6から引き抜くことができるので、ラジエターグリル2
は車体1から取り外される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、取付け及び取り外しの際に
ドライバー11等の工具をベース部8のラジエターグリ
ル2側面まで差入れなければならないため、係止片7は
ラジエターグリル2の隙間2a位置に設けなければなら
ない。すなわち、仮にラジエターグリル2の隙間2a位
置からずれて取付片7を設けた場合には、図6に示すよ
うにドライバー11が斜めに入るため作業性が悪くなる
からである。また、取付片7を開構造とすればドライバ
ー11の挿入が可能であるが、そうではなく閉構造とし
た場合にはドライバー11を差し込むために何らかの隙
間を設けなければならない。従って、いずれの場合にも
ベース部8が外部から見える位置となるので見映えが悪
い。
【0008】また、取り外す際にクリップ3のステム部
9を車体1側の嵌合孔4から無理に引き抜けばクリップ
のみならず車体1側の取付台5を破損するおそれもあ
る。
【0009】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、クリップを外部から見えない
箇所に取付けることができ、且つ部品の取外しが容易な
クリップを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクリップ
は、相手方部品の嵌合孔に嵌入されて拡開するステム部
と、取付部品に形成された係止孔内に係合状態で固定さ
れるベース部とを備え、前記ステム部が先端部で接合さ
れて互いに反対方向へ拡開する一対の係止壁から形成さ
れると共に、一方の係止壁に、ベース部に対して首部を
介して連結され且つ取付部品における係止孔の周辺部に
当接してベースとの間で該周辺部を挟持する左右一対の
スペーサが、接続され、他方の係止壁から、ステム部が
縮小する方向へ該係止壁を移動せしめる解除部が、左右
一対のスペーサの間で且つスペーサよりもベース部側に
出ない位置で、スペーサの面方向に沿ってスペーサより
も外側へ延設されている。
【0011】
【作用】この発明に係るクリップによれば、クリップの
ステム部を一対の係止壁から形成し、その一方の係止壁
にステム部が縮小する方向へ該係止壁を移動せしめる解
除部を設けたので、取付部品を取り外す際に前記解除部
を操作することによりクリップのステム部を相手方部品
から容易に取り外すことができる。このため、相手方部
品の取付部位を破損することがなくなる。
【0012】また、クリップを相手方部品から取り外す
際に、従来のようにベース部を操作する必要がなく、該
ベース部が外部から見える位置になくてもよいため外観
が改善される。
【0013】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】ラジエターグリル2の車体1側面には、先
端面20aに正方形の係止孔20bを有する取付台20
が車体1側に突出した状態で設けられている。また、車
体1には、ラジエターグリル2を取付けるための取付台
21がラジエターグリル2側に突出した状態で設けられ
ている(図3参照)。この取付台21の先端面21aに
は、後述するクリップ22のステム部23を嵌入する嵌
合孔21bが形成されている。この嵌合孔21bは、ス
テム部23の幅よりも若干大きめの幅を有し、拡開した
状態のステム部23の高さよりも小さめな高さを有する
矩形状の貫通孔である。
【0015】そして、クリップ22は樹脂製であり、ベ
ース部24とステム部23とこれら両者を連結する首部
25から主に形成されている。ベース部24は従来と同
様に正方形をした板状の部材であり、剛性の高いもので
ある。また、ステム部23は、その先端部23aにおい
て互いに連続している一対の係止壁23b、23cを有
しており、これら係止壁23b、23cは先端部23a
を支点としてある程度互いに反対方向へ拡開するもので
ある。その下側(一方)の係止壁23bの端部は縊れ部
23dを介して二枚の短冊状のスペーサ26に接合され
ており、このスペーサ26は各々略半円形状をした首部
25を介してベース部24の車体1側面に接合されてい
る。一方、上側(他方)の係止壁23cは、前記二枚の
スペーサ26の間に配されていて、スペーサ26よりも
ベース部24側に出ない位置で、取付時に取付台20の
下方に突出する長さまで(スペーサ26よりも外側
へ)、スペーサ26の面方向に沿って延設された短冊状
の解除片(解除部)27に接合されている。この解除片
27は取付方向に対して直角方向(図中上下方向)にス
ライド自在となっており、図中下側に引き下げると上側
の係止壁23cが下方に引き下げられてステム部23が
縮小する。また、この解除片27の下端にはラジエター
グリル2側に向かって突出した爪部27aが設けられて
おり、該解除片27を引き下げる際に操作し易くなって
いる。
【0016】このようなクリップ22を用いてラジエタ
ーグリル2を車体1に取付けるには、先ず、従来と同様
にベース部24をラジエター2に設けられている取付台
20先端面20aの係止孔20bにベース部24の方向
性を合わせて挿入し、45°程度回転して固定する。こ
の状態で、ベース部24とスペーサ26とによって係止
孔20bの周辺部を挟持することによりクリップ22が
固定されることとなる。次に、クリップ22のステム部
23を車体1側の取付台21の嵌合孔21bに位置に合
わせて押し込む。嵌合孔21bの高さは前述のようにス
テム部23の高さよりも小さめとなっているため、嵌入
時にはステム部23は一旦縮小し、嵌入後には弾性によ
り拡開する。従って、車体1側の取付台21の先端面2
1aがクリップ22の縊れ部23dに係止されることと
なり、ラジエターグリル2は車体1に取り付けられる。
【0017】一方、ラジエターグリル2を車体1から取
り外すには、ドライバー11等の工具の先端を解除片2
7の爪部27aに引っ掛けて該解除片27を下方に引き
下げる。すると、ステム部23の上側係止壁23cが引
き下げられて、ステム部23は縮小する(図2中二点鎖
線で示す状態)。従って、この状態でラジエターグリル
2を引っ張ってステム部23を嵌合孔21bから引き抜
く。解除片27を引き下げる際、解除片27がスペーサ
よりもベース部24側に出ていないため、解除片27が
係止孔20bの周辺部に当接して摩擦を生じることがな
く、解除片27を容易に引き下げることができる。
【0018】このようなクリップ22によれば、ラジエ
ターグリル2の取付台20にクリップ22のベース部2
4を取付けると、取付台20の先端面20aはクリップ
22の首部25位置においてベース部24とスペーサ2
6との間に挟まれて固定される。このため、従来のよう
に取付片7の先端部7aがベース部8とステム部3との
間で遊間を有した状態で取付けられることがないため、
ベース部24をドライバー11等で押すことなく、ラジ
エターグリル2を車体1側へ押せばクリップ22のステ
ム部23を取付台21の嵌合孔21bに押し込むことが
できる。
【0019】そして、ラジエターグリル2を車体1から
取り外す際には、取付台20の下方に露出している解除
片27の爪部27aにドライバー11等を引っ掛けて引
き下げればよいので、容易にラジエターグリル2を車体
1から取り外すことができるし、車体1側の取付台21
を傷つけることがない。また、クリップ22の取付部位
が外部から見えない位置であっても、取付・取外しに支
障がないため、見映えが改善される。
【0020】尚、上記実施例においては、上側の係止壁
23cに該係止壁23cを下方に引き下げてステム部2
3を縮小させる解除片27を下側に突出するように延設
したが、本発明はこれに限らず下側の係止壁23bから
下側に突出するように解除片を設け、これを押し上げる
ことによってステム部を縮小して嵌合孔21bから引き
抜くようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】この発明に係るクリップは、以上説明し
たように、クリップのステム部を一対の係止壁から形成
し、その一方の係止壁にステム部が縮小する方向へ該係
止壁を移動せしめる解除部を設けたので、取り外す際に
は該解除部を操作することによりクリップを相手方部品
から容易に取り外すことができる。このため、相手方部
品の取付部位を破損することがなくなる。また、クリッ
プを相手方部品に取付けたり、あるいは取り外す際に従
来のようにベース部を操作する必要がないため、該ベー
ス部を外部から見えない位置に取付けることができ、外
観が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリップの一実施例を示す斜視図
である。
【図2】本発明に係るクリップを取付けた状態及び取り
外す状態を示す断面図である。
【図3】ラジエターグリルを車体に取付ける状態を示し
た概略斜視図である。
【図4】従来のクリップにより部品を取付けた状態を示
す断面図である。
【図5】従来のクリップにより部品としてのラジエター
グリルを相手方部品としての車体に取り付けた状態を示
す断面図である。
【図6】従来のクリップをラジエターグリルの見えない
位置に取付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車体(相手方部品) 2 ラジエターグリル(取付部品) 21b 嵌合孔 22 クリップ 23 ステム部 23a 先端部 23b 下側の係止壁(一方の係止壁) 23c 上側の係止壁(他方の係止壁) 24 ベース部 27 解除片(解除部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方部品の嵌合孔に嵌入されて拡開す
    るステム部と、取付部品に形成された係止孔内に係合状
    態で固定されるベース部とを備え、 前記ステム部が先端部で接合されて互いに反対方向へ拡
    開する一対の係止壁から形成されると共に、 一方の係止壁に、ベース部に連結され且つ取付部品にお
    ける係止孔の周辺部に当接してベースとの間で該周辺部
    を挟持する左右一対のスペーサが接続され、 他方の係止壁から、ステム部が縮小する方向へ該係止壁
    を移動せしめる解除部が、左右一対のスペーサの間で且
    つスペーサよりもベース部側に出ない位置で、スペーサ
    の面方向に沿ってスペーサよりも外側へ延設されている
    ことを特徴とするクリップ。
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