JP3119435B2 - ワイヤハーネス用クリップ - Google Patents

ワイヤハーネス用クリップ

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JP3119435B2
JP3119435B2 JP07284143A JP28414395A JP3119435B2 JP 3119435 B2 JP3119435 B2 JP 3119435B2 JP 07284143 A JP07284143 A JP 07284143A JP 28414395 A JP28414395 A JP 28414395A JP 3119435 B2 JP3119435 B2 JP 3119435B2
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wire harness
clip
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plate
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育生 武田
研治 山崎
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
電気配線に使用されるワイヤハーネスを車体などの構造
体に取り付けるために用いられるワイヤハーネス用クリ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤハーネスを車両のパネルな
どの構造体に取り付けるために使用されるワイヤハーネ
ス用クリップとしては、たとえば、図6に示すような、
クリップPがある。クリップPは、薄鋼板で形成された
電線保持基板aの両側縁部にそれぞれ一対の把持爪b、
b′を有する支持部c、cを備えている。
【0003】クリップPの使用法は、図7に示すよう
に、先ず、電線保持基板aにワイヤハーネスdを添わ
て絶縁テープを巻き付けることにより、ワイヤーハーネ
スdを電線保持基板aに固定する。そして、パネルe
形成されているU字溝fの両側をそれぞれ一対の把持爪
b、b′で把持することにより、ワイヤハーネスdを固
定するようにしている。
【0004】しかしながら、パネルfは成形加工の都合
上、金型から抜きやすくするため、抜きテーパと称して
前縁部e1 に向けて肉薄に形成されていることが多い。
そのため、把持爪b、b′がパネルfから外れ易く、ワ
イヤハーネスを強固に固定することが困難となる問題点
を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解消し、操作が簡単で低い挿入力で取付けができ、
パネル等相手側の構造体に対する固着力の高いワイヤハ
ーネス用クリップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明のワイヤハーネス用クリップは、弾性を有す
る薄板から形成された電線保持基板と、該電線保持基板
の一方の側縁から延びて中間部で折り返して形成された
対向する一対の挟持板と、折り返しにより形成された挟
持板の自由端を屈曲して形成した支持片とからなり、双
方の挟持板に係止用スリットを開設したことを特徴とす
る。電線保持基板に挿通孔を開設し、該挿通孔に支持片
を摺動自在に挿入することが有効である(請求項)。
係止用スリットが、挟持板の折り返し部に向けて先細状
に形成されていることが好適である(請求項)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図1は、本発明の実施例に係るワイヤハーネス
用クリップAを示す斜視図である。ワイヤハーネス用ク
リップAは、薄鋼板を折曲加工することにより形成した
もので、ワイヤハーネスを添わせてテープ巻きして固定
するための電線保持基板1と、電線保持基板1の一方の
側縁1aから延びて中間部で折り返して形成された対向
する一対の挟持板2、2′と、折り返しにより形成され
た挟持板2′の自由端部をほぼ直角に内側に折曲して形
成した支持片4とからなり、この支持片4は電線保持基
板1の内側に接するように設けられている。
【0008】双方の挟持板2、2′には、挟持板2、
2′を打ち抜いて係止用スリット3、3′が形成されて
いる。
【0009】ワイヤハーネス用クリップAをパネルなど
の構造体に取り付けるには、図2に示すように、先ず、
電線保持基板1にワイヤハーネスWを添わて絶縁テー
プ5を巻き付けて電線保持基板1にワイヤーハーネスW
を固定する。そして、図3に示すように、手指Fで双方
の挟持板2、2′を挟んで押圧しながらパネル6に形成
されたU字溝7内に係止用スリット3、3′を挿入す
る。U字溝7内に挿入した後、挟持板2、2′から指を
離せば挟持板2、2′は、それ自体の弾性により復元
し、係止用スリット3、3′の底部3a、3a′がU字
溝7を圧迫して係止される。
【0010】図4は、本発明の他の実施例に係るワイヤ
ハーネス用クリップA′を示す斜視図である。ワイヤハ
ーネス用クリップA′は、電線保持基板1に挿通孔1b
を開設して支持片4′の先端部4a′をこの挿通孔1b
に挿入するようにした以外は、前記ワイヤハーネス用ク
リップAと略同様の構造である。
【0011】支持片4′の先端部4a′を挿通孔1bに
挿入することにより、一方の挟持板2′が電線保持基板
1の長手方向に対し安定した位置で支持され、U字溝7
に対する位置決めが容易になる利点がある。なお、支持
片4′の先端部4a′は挿通孔1bに対し摺動自在に挿
入されているので、手指で双方の挟持板2、2′を挟む
操作に支障を来すことはない。
【0012】図5は、本発明の別の実施例に係るワイヤ
ハーネス用クリップBの要部を示した平面図である。ワ
イヤハーネス用クリップBは、係止用スリットの構造を
変えた以外は前記ワイヤハーネス用クリップAと同様の
構造である。
【0013】すなわち、クリップBの双方の挟持板8に
は、挟持板8の折り返し部8aに向けて先細のV字状に
開口した係止用スリット9がそれぞれ形成されている
(一方のみ図示)。係止用スリット9は、V字状に形成
されているため、相手側のパネル6に形成されたU字溝
7との係合が強固となり、挟持板8の外れが確実に防止
される。
【0014】
【発明の効果】本発明のワイヤハーネス用クリップによ
れば、折り返して形成した一対の挟持板に係止用スリッ
トを設けて、この係止用スリットを相手側のパネルなど
の構造体に形成されたU字溝に係合させて固定するよう
にしているから、パネルなどの構造体に対する固着力が
強く、簡単に外れることがないので信頼性が向上する。
また、係止用スリットは挟持板面に形成され保護されて
いるため、輸送中などにおいて外部の他の部材に引っ掛
かることがなく、係止用スリット自体が損傷を受けるこ
とも解消される。さらに、パネルなどのU字溝に挿入す
る際には、手指で簡単に押圧して挟持板を変形させて挿
入することができるため、低挿入力で無理なく挿入する
ことが可能となり、パネルに対する取付け工程の作業性
が著しく向上するなどの多大な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワイヤハーネス用クリッ
プを示す斜視図である。
【図2】図1のワイヤハーネス用クリップにワイヤハー
ネスを固定してパネルに挿着する過程を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の挟持板を手指で押圧する状態を示す説明
図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るワイヤハーネス用ク
リップを示す斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例に係るワイヤハーネス用ク
リップの要部を示す平面図である。
【図6】従来のワイヤハーネス用クリップを示す斜視図
である。
【図7】図6のワイヤハーネス用クリップにワイヤハー
ネスを固定した状態を示す側面図である。
【符号の説明】 A、A′、B ワイヤハーネス用クリップ 1 電線保持基板 1a 側縁 1b 挿通孔 2、2′ 挟持板 3、3′ 係止用スリット 4、4′ 支持片 8 挟持板 9 係止用スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/30 B60R 16/02 F16B 2/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する薄板から形成された電線保
    持基板と、該電線保持基板の一方の側縁から延びて中間
    部で折り返して形成された対向する一対の挟持板と、折
    り返しにより形成された挟持板の自由端部を屈曲して形
    成した支持片とからなり、双方の挟持板に係止用スリッ
    トを開設したことを特徴とするワイヤハーネス用クリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 電線保持基板に挿通孔を開設し、該挿通
    孔に支持片を摺動自在に挿入したことを特徴とする請求
    記載のワイヤハーネス用クリップ。
  3. 【請求項3】 係止用スリットが、挟持板の折り返し部
    に向けて先細状に形成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のワイヤハーネス用クリップ。
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