JP2001045636A - コネクタのワイヤハーネスへの固定構造 - Google Patents

コネクタのワイヤハーネスへの固定構造

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JP2001045636A
JP2001045636A JP11217752A JP21775299A JP2001045636A JP 2001045636 A JP2001045636 A JP 2001045636A JP 11217752 A JP11217752 A JP 11217752A JP 21775299 A JP21775299 A JP 21775299A JP 2001045636 A JP2001045636 A JP 2001045636A
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connector
wire harness
hole
harness
fixing
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JP11217752A
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Akira Ito
明 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネス幹線から分岐したワイヤハー
ネス支線と他のワイヤハーネス支線とを接続するコネク
タをワイヤハーネス幹線に固定するとき、従来より固定
作業が容易であり、しかも、広い作業空間を必要とせず
に固定する。 【解決手段】 ワイヤハーネス幹線31を保持してパネ
ル部材36に係止する保持係止手段50に、一端面から
他端面に貫通した孔60aを有する孔部材60を取り付
け、コネクタ35にコネクタ係止手段70を設け、コネ
クタ係止手段70を孔部材60の孔60aに挿入するこ
とによりコネクタ35を孔部材60に係止し、ワイヤハ
ーネス幹線31から分岐したワイヤハーネス支線32と
他のワイヤハーネス支線34とを接続するコネクタ35
をワイヤハーネス幹線31に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタのワイヤ
ハーネスへの固定構造に関し、より詳しくは、ワイヤハ
ーネス幹線から分岐したワイヤハーネス支線と他のワイ
ヤハーネス支線とを接続するコネクタをワイヤハーネス
幹線に固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等に装着される
ワイヤハーネスはバッテリや複数の電気回路に接続され
ている。このため、ワイヤハーネス幹線からワイヤハー
ネス支線を分岐し、この支線と他のワイヤハーネス支線
とをコネクタによって接続することにより、バッテリや
複数の電気回路は相互に接続している。
【0003】従来、ワイヤハーネス幹線から分岐したワ
イヤハーネス支線と他のワイヤハーネス支線とを接続す
るコネクタを固定する技術として、以下の技術が知られ
ている。
【0004】図10に示すように、ワイヤハーネス幹線
11から分岐したワイヤハーネス支線12と、ワイヤハ
ーネス幹線13から分岐したワイヤハーネス支線14
と、をコネクタクリップ19を有するコネクタ15によ
り接続し、このコネクタクリップ19をパネル部材18
に開けた孔18cに挿入することでコネクタ15をパネ
ル部材18に係止する方法が知られている。ここで、1
6及び17はワイヤハーネス幹線11及び13を保持
し、パネル部材18に開けた孔18a及び18bに挿入
することでワイヤハーネス幹線11及び13をパネル部
材18に係止するハーネスクリップである。なお、ここ
で、パネル部材とは、ワイヤハーネスがハーネスクリッ
プで係止される部材のことであり、例えば、自動車の車
体等がある。
【0005】しかしながら、上記図10に示す方法で
は、パネル部材18に孔18cが開けられない場合、コ
ネクタ15を固定することができないという問題があっ
た。
【0006】そこで、図11に示すように、ワイヤハー
ネス幹線21から分岐したワイヤハーネス支線22と、
ワイヤハーネス幹線23から分岐したワイヤハーネス支
線24と、をコネクタ25により接続し、コネクタ25
をテープ29によりワイヤハーネス幹線21に巻き付け
て固定する方法が用いられてきた。ここで、26及び2
7はワイヤハーネス幹線21及び23を保持し、パネル
部材28に開けた孔28a及び28bに挿入することで
ワイヤハーネス幹線21及び23をパネル部材28に係
止するハーネスクリップである。図11に示す方法で
は、コネクタ25をワイヤハーネス幹線21に固定する
ことにより、パネル部材28にコネクタ25を固定する
ための新たな孔を開ける必要がなくなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
11に示す方法においては、テープ29によってコネク
タ25をワイヤハーネス幹線21に固定しているため、
コネクタ25の固定作業が面倒であるという問題があっ
た。また、テープ29によってコネクタ25をワイヤハ
ーネス幹線21に巻き付けなければならないため、作業
空間が小さいとコネクタ25をワイヤハーネス幹線21
に固定できないという問題もあった。
【0008】そこで、本発明は、ワイヤハーネス幹線か
ら分岐したワイヤハーネス支線と他のワイヤハーネス支
線とを接続するコネクタをワイヤハーネス幹線に固定す
るとき、従来より固定作業が容易であり、しかも、広い
作業空間を必要とせずに固定することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のコネクタのワイヤハーネスへの固定構造
は、ワイヤハーネス幹線から分岐したワイヤハーネス支
線と他のワイヤハーネス支線とを接続するコネクタをワ
イヤハーネス幹線に固定する構造において、前記ワイヤ
ハーネス幹線を保持してパネル部材に係止する保持係止
手段と、該保持係止手段に取り付けられ一端面から他端
面に貫通した孔を有する孔部材と、前記コネクタに設け
られ、前記孔部材の一端面側から前記孔部材の孔に挿入
されコネクタを該孔部材に係止するコネクタ係止手段
と、からなることを特徴とする。これにより、パネル部
材にコネクタを固定するための新たな孔を開ける必要が
なく、また、テープによってコネクタをワイヤハーネス
幹線に固定する必要もないので、ワイヤハーネス幹線か
ら分岐したワイヤハーネス支線と他のワイヤハーネス支
線とを接続するコネクタをワイヤハーネス幹線に固定す
るとき、従来より固定作業が容易であり、しかも、広い
作業空間を必要とせずに固定することができる。
【0010】また、請求項2に記載のコネクタのワイヤ
ハーネスへの固定構造は、前記保持係止手段が、ワイヤ
ハーネス幹線を保持可能な保持手段と、該保持手段に取
り付けられ、パネル部材に開口した孔に挿入されること
により該保持手段によって保持されたワイヤハーネスを
該パネル部材に係止するワイヤハーネス係止手段と、を
備え、前記保持手段が、ワイヤハーネスに巻き付くバン
ド部材と、ワイヤハーネスに巻き付いたバンド部材を固
定するバンド固定部材と、を備え、前記孔部材が、前記
保持係止手段のバンド固定部材に取り付けられたことを
特徴とする。これにより、孔部材は保持係止手段に強固
に取り付けられることができる。
【0011】また、請求項3に記載のコネクタのワイヤ
ハーネスへの固定構造は、前記コネクタ係止手段が、前
記孔部材の一端面側から前記孔部材の孔に挿入され該孔
部材の他端面側に突出してコネクタを該孔部材に係止す
るとき、前記孔部材が、該他端面側に突出したコネクタ
係止手段を保護する保護部材を備えたことを特徴とす
る。これにより、孔部材の他端面側に突出したコネクタ
係止手段はパネル部材等に触れることがなくなる。した
がって、コネクタ係止手段はコネクタを孔部材に安定的
に係止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0013】(第一実施形態)
【0014】本発明のコネクタのワイヤハーネスへの固
定構造の一実施形態について説明する。
【0015】図1及び図2は本発明の第一実施形態に係
るコネクタのワイヤハーネスへの固定構造を示す外観斜
視図であり、図1はコネクタのワイヤハーネスへの固定
前の状態を示し、図2はコネクタのワイヤハーネスへの
固定後の状態を示す。図3は本実施形態に係る保持係止
手段及び孔部材を示す正面図であり、図3(a)はワイ
ヤハーネスのパネル部材への係止前の状態を示し、図3
(b)はワイヤハーネスのパネル部材への係止後の状態
を示す。図4は本実施形態に係るハーネスクリップを示
す正面図であり、図4(a)はワイヤハーネスのパネル
部材への係止前の状態を示し、図4(b)はワイヤハー
ネスのパネル部材への係止後の状態を示す。図5は本実
施形態に係るコネクタの正面図である。図6は本実施形
態に係る孔部材付近の一部拡大断面図であり、図6
(a)はコネクタのワイヤハーネスへの固定前の状態を
示し、図6(b)はコネクタのワイヤハーネスへの固定
後の状態を示す。
【0016】まず、構成について説明する。
【0017】図1〜図6において、31、33はワイヤ
ハーネス幹線であり、32、34はそれぞれワイヤハー
ネス幹線31、33から分岐したワイヤハーネス支線で
ある。35はワイヤハーネス支線32とワイヤハーネス
支線34とを接続するコネクタであり、このコネクタ3
5はワイヤハーネス支線32の端末に接続した第一コネ
クタ35aとワイヤハーネス支線34の端末に接続した
第二コネクタ35bと、から構成される。36は自動車
の車体(パネル部材)であり、この車体36には孔36
a及び36bが開口している。40はワイヤハーネス幹
線33を保持して車体36に係止するハーネスクリップ
であり、ハーネスクリップ40は、ワイヤハーネス幹線
33を保持可能な保持手段41と、保持手段41に取り
付けられ、車体36に開口した孔36bに挿入されるこ
とにより保持手段41によって保持されたワイヤハーネ
ス幹線33を車体36に係止するワイヤハーネス係止手
段42と、から構成される。また、保持手段41は、ワ
イヤハーネス幹線33に巻き付くバンド部材43と、ワ
イヤハーネス幹線33に巻き付いたバンド部材43を固
定するバンド固定部材44と、から構成される。ここ
で、バンド部材43にはその長さ方向に鋸歯状凹凸部4
3aが形成されており、バンド固定部材44にはバンド
部材43の先端部から挿通可能な挿通孔44aが形成さ
れている。なお、挿通孔44aにはバンド部材43が挿
通孔44aに挿通されたときに鋸歯状凹凸部43aに係
合される図示していない係合爪が形成されている。ワイ
ヤハーネス係止手段42は孔36bに挿入される一対の
可動アーム42a、42bと孔36bに挿入された可動
アーム42a、42bを引っ張り戻す羽根部材42cと
を備えている。
【0018】50はワイヤハーネス幹線31を保持して
車体36に係止するハーネスクリップ(保持係止手段)
であり、ハーネスクリップ50は、ワイヤハーネス幹線
31を保持可能な保持手段51と、保持手段51に取り
付けられ、車体36に開口した孔36aに挿入されるこ
とにより保持手段51によって保持されたワイヤハーネ
ス幹線31を車体36に係止するワイヤハーネス係止手
段52と、から構成される。また、保持手段51は、ワ
イヤハーネス幹線31に巻き付くバンド部材53と、ワ
イヤハーネス幹線31に巻き付いたバンド部材53を固
定するバンド固定部材54と、から構成される。ここ
で、バンド部材53にはその長さ方向に鋸歯状凹凸部5
3aが形成されており、バンド固定部材54にはバンド
部材53の先端部から挿通可能な挿通孔54aが形成さ
れている。なお、挿通孔54aにはバンド部材53が挿
通孔54aに挿通されたときに鋸歯状凹凸部53aに係
合される図示していない係合爪が形成されている。ワイ
ヤハーネス係止手段52は孔36aに挿入される一対の
可動アーム52a、52bと孔36aに挿入された可動
アーム52a、52bを引っ張り戻す羽根部材52cと
を備えている。
【0019】60はハーネスクリップ50に取り付けら
れ一端面から他端面に貫通した孔60aを有する孔部材
である。ここで、孔部材60は、ハーネスクリップ50
のバンド固定部材54に取り付けられている。
【0020】70は第一コネクタ35aに設けられ、孔
部材60の一端面側から孔部材60の孔60aに挿入さ
れ第一コネクタ35aを孔部材60に係止するコネクタ
係止手段である。コネクタ係止手段70は孔60aに挿
入される一対の可動アーム70a、70bと孔60aに
挿入された可動アーム70a、70bを引っ張り戻す羽
根部材70cとを備えている。
【0021】次に、作用について説明する。
【0022】まず、コネクタのワイヤハーネスへの固定
前の状態について説明する。
【0023】図1において、ワイヤハーネス幹線31は
ハーネスクリップ50により保持され車体36に係止さ
れている。まず、ワイヤハーネス幹線31がハーネスク
リップ50の保持手段51によって保持される方法を説
明する。ハーネスクリップ50は保持手段51を備え、
この保持手段51はバンド部材53とバンド固定部材5
4とを備えている(図3(a)参照)。まず、バンド部
材53がワイヤハーネス幹線31に巻き付けられ、バン
ド部材53はその先端部から挿通孔54aに挿通され
る。このとき、鋸歯状凹凸部53aが挿通孔54aの図
示していない係合爪に係合することにより、バンド部材
53はバンド固定部材54に固定される。このようにし
て、ワイヤハーネス幹線31はハーネスクリップ50の
保持手段51によって保持される(図3(b)参照)。
次に、ハーネスクリップ50により保持されたワイヤハ
ーネス幹線31がワイヤハーネス係止手段52によって
車体36に係止される方法を説明する。ワイヤハーネス
係止手段52は可動アーム52a、52b及び羽根部材
52cを備えている(図3(a)参照)。可動アーム5
2a、52bは車体36の一端面側から車体36の孔3
6aに挿入され可動アーム52a、52bの先端部を車
体36の他端面の孔36a周縁に当接させる。このと
き、羽根部材52cが車体36の一端面側に可動アーム
52a、52bを引っ張ることにより、可動アーム52
a、52bの当接力がばらつくことを防止する。このよ
うにして、ハーネスクリップ50により保持されたワイ
ヤハーネス幹線31がワイヤハーネス係止手段52によ
って車体36に係止される(図3(b)参照)。
【0024】また、ワイヤハーネス幹線33はハーネス
クリップ40により保持され車体36に係止されてい
る。まず、ワイヤハーネス幹線33がハーネスクリップ
40の保持手段41によって保持される方法を説明す
る。ハーネスクリップ40は保持手段41を備え、この
保持手段41はバンド部材43とバンド固定部材44と
を備えている(図4(a)参照)。まず、バンド部材4
3がワイヤハーネス幹線33に巻き付けられ、バンド部
材43はその先端部から挿通孔44aに挿通される。こ
のとき、鋸歯状凹凸部43aが挿通孔44aの図示して
いない係合爪に係合することにより、バンド部材43は
バンド固定部材44に固定される。このようにして、ワ
イヤハーネス幹線33はハーネスクリップ40の保持手
段41によって保持される(図4(b)参照)。次に、
ハーネスクリップ40により保持されたワイヤハーネス
幹線33がワイヤハーネス係止手段42によって車体3
6に係止される方法を説明する。ワイヤハーネス係止手
段42は可動アーム42a、42b及び羽根部材42c
を備えている(図4(a)参照)。可動アーム42a、
42bは車体36の一端面側から車体36の孔36aに
挿入され可動アーム42a、42bの先端部を車体36
の他端面の孔36a周縁に当接させる。このとき、羽根
部材42cが車体36の一端面側に可動アーム42a、
42bを引っ張ることにより、可動アーム42a、42
bの当接力がばらつくことを防止する。このようにし
て、ハーネスクリップ40により保持されたワイヤハー
ネス幹線33がワイヤハーネス係止手段42によって車
体36に係止される(図4(b)参照)。
【0025】また、コネクタ35はワイヤハーネス支線
32をワイヤハーネス支線34に接続している。ワイヤ
ハーネス幹線31から分岐したワイヤハーネス支線32
の端末には第一コネクタ35aが接続されており、ワイ
ヤハーネス幹線33から分岐したワイヤハーネス支線3
4の端末には第二コネクタ35bが接続されている。し
たがって、第一コネクタ35aを第二コネクタ35bに
接続することにより、ワイヤハーネス支線32をワイヤ
ハーネス支線34に接続することができる(図5参
照)。
【0026】次に、コネクタ35をワイヤハーネス幹線
31に固定する方法について説明する。
【0027】コネクタ係止手段70は可動アーム70
a、70b及び羽根部材70cを備えている(図6
(a)参照)。可動アーム70a、70bは孔部材60
の一端面側から孔部材60の孔60aに挿入され可動ア
ーム70a、70bの先端部を孔部材60の他端面の孔
60a周縁に当接させる。このとき、羽根部材70cが
孔部材60の一端面側に可動アーム70a、70bを引
っ張ることにより、可動アーム70a、70bの当接力
がばらつくことを防止する。このようにして、コネクタ
35は図1に示す状態から図2に示す状態になり、コネ
クタ35はワイヤハーネス幹線31に固定される(図6
(b)参照)。
【0028】なお、孔部材60はハーネスクリップ50
のバンド固定部材54に取り付けられており、孔部材6
0はハーネスクリップ50に強固に取り付けられること
ができる。
【0029】また、ハーネスクリップ50及びハーネス
クリップ50に取り付けられた孔部材60は成形時には
金型が縦横の2方向で済むような形状になっている。
【0030】(第二実施形態)
【0031】本発明のコネクタのワイヤハーネスへの固
定構造の他の実施形態について説明する。
【0032】図7及び図8は本発明の第二実施形態に係
るコネクタのワイヤハーネスへの固定構造を示す外観斜
視図であり、図7はコネクタのワイヤハーネスへの固定
前の状態を示し、図8はコネクタのワイヤハーネスへの
固定後の状態を示す。図9は本実施形態に係る孔部材付
近の一部拡大断面図であり、図9(a)はコネクタのワ
イヤハーネスへの固定前の状態を示し、図9(b)はコ
ネクタのワイヤハーネスへの固定後の状態を示す。
【0033】まず、構成について説明する。
【0034】図7〜図9において、第一実施形態と同じ
符号を用いたものは同様なものである。80はハーネス
クリップ50に取り付けられ一端面から他端面に貫通し
た孔80aを有する孔部材である。ここで、孔部材80
は、コネクタ係止手段70が孔部材80の一端面側から
孔80aに挿入され孔部材80の他端面側に突出してコ
ネクタ35を孔部材80に係止するとき、他端面側に突
出したコネクタ係止手段70を保護する保護部材81を
備えている。また、孔部材80は、ハーネスクリップ5
0のバンド固定部材54に取り付けられている。
【0035】次に、作用について説明する。
【0036】まず、コネクタのワイヤハーネスへの固定
前の状態については、図7に示すように第一実施形態と
同様である。
【0037】次に、コネクタ35をワイヤハーネス幹線
31に固定する方法について説明する。
【0038】コネクタ係止手段70は可動アーム70
a、70b及び羽根部材70cを備えている(図9
(a)参照)。可動アーム70a、70bは孔部材80
の一端面側から孔部材80の孔80aに挿入され可動ア
ーム70a、70bの先端部を孔部材80の他端面の孔
80a周縁に当接させる。このとき、羽根部材70cが
孔部材80の一端面側に可動アーム70a、70bを引
っ張ることにより、可動アーム70a、70bの当接力
がばらつくことを防止する。このようにして、コネクタ
35は図7に示す状態から図8に示す状態になり、コネ
クタ35はワイヤハーネス幹線31に固定される(図9
(b)参照)。また、コネクタ係止手段70が孔部材8
0の一端面側から孔80aに挿入され孔部材80の他端
面側に突出してコネクタ35を孔部材80に係止してい
るが、本実施形態では孔部材80は保護部材81を備え
ており、この保護部材81が孔部材80の他端面側に突
出したコネクタ係止手段70を保護する。
【0039】なお、孔部材80はハーネスクリップ50
のバンド固定部材54に取り付けられており、孔部材8
0はハーネスクリップ50に強固に取り付けられること
ができる。
【0040】また、ハーネスクリップ50及びハーネス
クリップ50に取り付けられた孔部材80は成形時には
金型が縦横の2方向で済むような形状になっている。
【0041】また、保護部材81は、コネクタ係止手段
70が孔部材80の一端面側から孔80aに挿入され孔
部材80の他端面側に突出してコネクタ35を孔部材8
0に係止するとき、孔部材80の他端面側に突出したコ
ネクタ係止手段70を保護できるものであれば、どのよ
うな形状であってもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、パネル
部材にコネクタを固定するための新たな孔を開ける必要
がなく、また、テープによってコネクタをワイヤハーネ
ス幹線に固定する必要もないので、ワイヤハーネス幹線
から分岐したワイヤハーネス支線と他のワイヤハーネス
支線とを接続するコネクタをワイヤハーネス幹線に固定
するとき、従来より固定作業が容易であり、しかも、広
い作業空間を必要とせずに固定することができる。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、孔
部材は保持係止手段のバンド固定部材に取り付けられる
ことができ、孔部材は保持係止手段に強固に取り付けら
れることができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、保
護部材によって孔部材の他端面側に突出したコネクタ係
止手段を保護することができ、孔部材の他端面側に突出
したコネクタ係止手段はパネル部材等に触れることがな
くなる。したがって、コネクタ係止手段はコネクタを孔
部材に安定的に係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係るコネクタのワイヤハーネス
への固定構造を示す外観斜視図であり、コネクタのワイ
ヤハーネスへの固定前の状態を示す。
【図2】第一実施形態に係るコネクタのワイヤハーネス
への固定構造を示す外観斜視図であり、コネクタのワイ
ヤハーネスへの固定後の状態を示す。
【図3】第一実施形態に係る保持係止手段及び孔部材を
示す正面図であり、図3(a)はワイヤハーネスのパネ
ル部材への係止前の状態を示し、図3(b)はワイヤハ
ーネスのパネル部材への係止後の状態を示す。
【図4】第一実施形態に係るハーネスクリップを示す正
面図であり、図4(a)はワイヤハーネスのパネル部材
への係止前の状態を示し、図4(b)はワイヤハーネス
のパネル部材への係止後の状態を示す。
【図5】第一実施形態に係るコネクタの正面図である。
【図6】第一実施形態に係る孔部材付近の一部拡大断面
図であり、図6(a)はコネクタのワイヤハーネスへの
固定前の状態を示し、図6(b)はコネクタのワイヤハ
ーネスへの固定後の状態を示す。
【図7】第二実施形態に係るコネクタのワイヤハーネス
への固定構造を示す外観斜視図であり、コネクタのワイ
ヤハーネスへの固定前の状態を示す。
【図8】第二実施形態に係るコネクタのワイヤハーネス
への固定構造を示す外観斜視図であり、コネクタのワイ
ヤハーネスへの固定後の状態を示す。
【図9】第二実施形態に係る孔部材付近の一部拡大断面
図であり、図9(a)はコネクタのワイヤハーネスへの
固定前の状態を示し、図9(b)はコネクタのワイヤハ
ーネスへの固定後の状態を示す。
【図10】従来のコネクタのワイヤハーネスへの固定構
造の一例を示す外観斜視図である。
【図11】従来のコネクタのワイヤハーネスへの固定構
造の他の例を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
31 ワイヤハーネス幹線 32 ワイヤハーネス支線 34 ワイヤハーネス支線 35 コネクタ 36 車体(パネル部材) 36a 孔 50 ハーネスクリップ(保持係止手段) 51 保持手段 52 ワイヤハーネス係止手段 53 バンド部材 54 バンド固定部材 60 孔部材 60a 孔 70 コネクタ係止手段 80 孔部材 80a 孔 81 保護部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤハーネス幹線から分岐したワイヤハ
    ーネス支線と他のワイヤハーネス支線とを接続するコネ
    クタをワイヤハーネス幹線に固定する構造において、 前記ワイヤハーネス幹線を保持してパネル部材に係止す
    る保持係止手段と、 該保持係止手段に取り付けられ一端面から他端面に貫通
    した孔を有する孔部材と、 前記コネクタに設けられ、前記孔部材の一端面側から前
    記孔部材の孔に挿入されコネクタを該孔部材に係止する
    コネクタ係止手段と、からなることを特徴とするコネク
    タのワイヤハーネスへの固定構造。
  2. 【請求項2】前記保持係止手段が、ワイヤハーネス幹線
    を保持可能な保持手段と、該保持手段に取り付けられ、
    パネル部材に開口した孔に挿入されることにより該保持
    手段によって保持されたワイヤハーネスを該パネル部材
    に係止するワイヤハーネス係止手段と、を備え、 前記保持手段が、ワイヤハーネスに巻き付くバンド部材
    と、ワイヤハーネスに巻き付いたバンド部材を固定する
    バンド固定部材と、を備え、 前記孔部材が、前記保持係止手段のバンド固定部材に取
    り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のコネク
    タのワイヤハーネスへの固定構造。
  3. 【請求項3】前記コネクタ係止手段が、前記孔部材の一
    端面側から前記孔部材の孔に挿入され該孔部材の他端面
    側に突出してコネクタを該孔部材に係止するとき、 前記孔部材が、該他端面側に突出したコネクタ係止手段
    を保護する保護部材を備えたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のコネクタのワイヤハーネスへの固定構
    造。
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