JPH09308057A - クランプ - Google Patents

クランプ

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Publication number
JPH09308057A
JPH09308057A JP8120212A JP12021296A JPH09308057A JP H09308057 A JPH09308057 A JP H09308057A JP 8120212 A JP8120212 A JP 8120212A JP 12021296 A JP12021296 A JP 12021296A JP H09308057 A JPH09308057 A JP H09308057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
clamp
locking hole
locking claw
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8120212A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ogawa
浩一 小川
Yasunobu Ishii
康展 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OUMI DENSEN KK
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
OUMI DENSEN KK
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OUMI DENSEN KK, Furukawa Electric Co Ltd filed Critical OUMI DENSEN KK
Priority to JP8120212A priority Critical patent/JPH09308057A/ja
Publication of JPH09308057A publication Critical patent/JPH09308057A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明のクランプは、係止穴に係止したクラ
ンプを容易に取り外すことができ、取り外された後も再
利用可能なクランプを提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明のクランプ10は、基板15に支
柱11を設け、前記支柱11の頭部11Aを支点にして
可撓性を有し片持支持された係止アーム13を対向して
設け、前記係止アーム13の先端部に係止爪12が形成
されたクランプ10であって、前記係止爪12に係止爪
側面12Aと係止爪端面12Bとを結ぶテーパ部14が
形成された点に特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
を自動車等の車体に固定するために用いられるクランプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように従来のクランプ20
は、基板25に対して垂直に支柱21が備えられ、前記
支柱21の先端を中心として両側に湾曲形状をした可撓
性を有する係止アーム23が形成されていた。なお、係
止アーム23の端部には係止爪22が備えられ、係止爪
22の延長線上に、この爪22より1段低い係止穴接触
面28が形成されている。なお、クランプ20は、同図
に示すようにワイヤーハーネス100の外周上に粘着テ
ープ等で固定された状態で自動車の車体の一部である平
板部30の係止穴31に係止アーム23を撓ませて差し
込み、係止爪22が係止穴31を超えたところで係止ア
ーム23が反発し、係止穴31の縁に係止穴接触面28
が接触し、係止爪22が平板部30に係止する状態で係
止される。つまり、係止爪22が係止穴31の縁に引っ
掛かり、係止穴31に挿入する方向とは逆方向にクラン
プ20が引っ張られても抜け難いようになっている。
【0003】しかしながら、クランプ20は、車載部品
が密集する箇所に設置される場合が多く、係止穴31に
係止されている係止爪22を解除しようとしても作業者
の手が届きにくいため、上述のように引っ張られても抜
け難いように取り付けられているにも係わらず、保守、
点検、修理等の目的で作業者により取り付け箇所から無
理に引っ張られて外されることがある。その際、係止穴
31またはクランプ20が塑性変形や破損して再利用で
きないといった問題が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、係止穴に係止したクランプ
を容易に取り外すことができ、取り外された後も再利用
可能なクランプを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のクランプは、基
板に支柱を設け、前記支柱の頭部を支点にして可撓性を
有し片持支持された係止アームを対向して設け、前記係
止アームの先端部に係止爪が形成されたクランプであっ
て、前記係止爪に係止爪側面と係止爪端面とを結ぶテー
パ部が形成されたことを特徴とするものである。
【0006】上記クランプは、係止穴から取り外される
際、係止穴に対してクランプが傾けられると係止穴の縁
にテーパ部の縁が点接触する。その際、係止穴に対して
クランプは、前記のように点接触による係止となり極め
て不安定な係止の状態になる。この状態からさらにクラ
ンプが傾けられたり、係止穴から取り外される方向にク
ランプを移動させたりすると点接触しているテーパ部の
縁が係止穴の縁上を滑り、係止アームが撓み、係止爪が
係止穴に引き込まれる。よって、特に大きな引っ掛かり
もなく円滑に係止爪が係止穴に入り、係止が解除され
る。このように係止爪による係止の解除が行なわれ、塑
性変形や破損をすることもなく係止穴からクランプが容
易に取り外される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図1は、本発明に係るクランプの実施の
形態を示す斜視図である。図2は、図1のクランプの作
用を説明する斜視図である。図3は、本発明に係るクラ
ンプの他の実施の形態を示す斜視図である。図4は、図
3のクランプがワイヤーハーネスと平板部とに取り付け
られた実施の形態を示す正面図である。図5は、図4の
クランプの作用を説明する正面図である。
【0008】(実施の形態1)図1に示すように、本発
明のクランプ10は、基板15に支柱11が設けられ、
前記支柱11の頭部11Aを支点にして可撓性を有し片
持支持された係止アーム13が対向して設けられ、前記
係止アーム13の先端部に係止爪12が形成され、前記
係止爪12に係止爪側面12Aと係止爪端面12Bとを
結ぶテーパ部14が形成された点に特徴がある。
【0009】同図に示すようにクランプ10は、基板1
5上に該基板15に対して垂直に支柱11が備えられ、
前記支柱11の頭部11A(先端)を中心として両側に
湾曲形状をした可撓性を有する係止アーム13が形成さ
れている。なお、係止アーム13は、支柱11の頭部1
1Aを支点に弾性変形し易くなっている。また、係止ア
ーム13の先端部には係止爪12が備えられ、係止爪1
2の延長線上に、この爪12より1段低い係止穴接触面
18が形成されている。なお、図示しないがクランプ1
0は、支柱11を中心として基板15の両側に可撓性を
有する板状の突出部が形成され、平板部30を押さえる
ものであっても良い。
【0010】クランプ10は、例えばワイヤーハーネス
100の外周上に基板15部を粘着テープ101等で巻
き留めされた状態で自動車の車体やパネル等である平板
部30の係止穴31に係止アーム13を撓ませて差し込
み、係止爪12が係止穴31を超えたところで係止アー
ム13が反発し、係止穴31の縁に係止爪12が引っ掛
かると同時に係止穴接触面18が接触し、係止爪12が
平板部30に係止する状態で係止される。つまり、係止
爪12が係止穴31の縁に引っ掛かり、係止穴31に挿
入する方向とは逆方向にクランプ10が引っ張られても
抜け難いようになっている。
【0011】ここで、上述のように平板部30に係止さ
れたクランプ10が平板部30から取り外される手順を
説明する。まず、図1に示す矢印A方向にワイヤーハー
ネス100と共にクランプ10を移動すると、図2に示
すようにクランプ10がテーパ部14、14の縁を接点
X、Yを支点にして傾いた状態になる。前記接点X、Y
は、係止穴31の縁とテーパ部14、14の縁との接点
である。
【0012】このように係止穴31に対してクランプ1
0が傾けられると係止穴31の縁にテーパ部14、14
の縁が点接触する。その際、係止穴31に対してクラン
プ10は、前記のように点接触による係止となり、極め
て不安定な係止の状態になる。次に、この状態からさら
にクランプ10が傾けられたり、係止穴31から取り外
される方向にクランプ10を移動させたりすると係止穴
31の縁上を傾斜した状態にあるテーパ部14、14の
縁が引き抜き方向の力(作業者の引き抜き力、ワイヤー
ハーネスの自重等)を受けて滑り、係止アーム13、1
3が撓み、係止爪12、12が係止穴31に引き込まれ
る。よって、特に大きな引っ掛かりもなく円滑に係止爪
12、12が係止穴31に入り、係止が解除される。こ
のように係止爪12、12による係止の解除を行うこと
により、クランプが塑性変形や破損をすることもなく係
止穴から容易に取り外される。
【0013】(実施の形態2)図3乃至図5において、
実施の形態1と同一の部材には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。実施の形態2において、実施の形態
1のクランプ10と異なる点は、支柱11の形状が同図
のように外側に丸みを帯びたものである点と、基板15
に突出部16を設けている点とである。さらに詳しく述
べると、支柱11および係止アーム13の頭部が球面
状、側面が円柱状をそれぞれ成した形状である。このよ
うに、クランプ10の、係止穴31に挿入される部分が
丸みを帯びた形状であると、挿入する際に引っ掛かるこ
となく円滑に挿入することができるので好ましい。
【0014】突出部16は、支柱11を中心として基板
15の両側に配置され、可撓性を有する片持梁形状で、
自由端を基板15より突出させるように撓ませて形成さ
れている。このような突出部16を有するクランプ10
は、係止された状態で平板部30を突出部16で押さえ
ることができて、安定した係止状態を保持することがで
るので好ましい。
【0015】なお、上述した実施の形態1および実施の
形態2のクランプ10は、軽量で繰り返しの弾性変形や
設置箇所の耐環境性を満足する材質、例えばナイロン、
ABS、ポリ塩化ビニル、ポリブチレンテレフタレート
等エンジニアリング・プラスチックで一体成形されたも
のが好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上、説明した如く、本発明のクランプ
によれば、係止爪に係止爪側面と係止爪端面とを結ぶテ
ーパ部が形成されているため、クランプを取り外す際、
クランプが傾けられ、係止穴から取り外される方向にク
ランプを移動させたりすると係止穴の縁上をテーパ部の
縁が滑り、係止アームが撓み、係止爪が係止穴に引き込
まれる。よって、特に大きな引っ掛かりもなく円滑に係
止爪が係止穴に入り、係止が解除される。このように、
係止穴に係止されたクランプを容易に取り外すことがで
き、取り外された後も再利用可能なクランプを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランプの実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】図1のクランプの作用を説明する斜視図であ
る。
【図3】本発明に係るクランプの他の実施の形態を示す
斜視図である。
【図4】図3のクランプがワイヤーハーネスと平板部と
に取り付けられた実施の形態を示す正面図である。
【図5】図4のクランプの作用を説明する正面図であ
る。
【図6】従来のクランプを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 クランプ 11 支柱 11A 頭部 12 係止爪 12A 係止爪側面 12B 係止爪端面 13 係止アーム 14 テーパ部 15 基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に支柱を設け、前記支柱の頭部を支
    点にして可撓性を有し片持支持された係止アームを対向
    して設け、前記係止アームの先端部に係止爪が形成され
    たクランプであって、前記係止爪に係止爪側面と係止爪
    端面とを結ぶテーパ部が形成されたことを特徴とするク
    ランプ。
JP8120212A 1996-05-15 1996-05-15 クランプ Pending JPH09308057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8120212A JPH09308057A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 クランプ

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JP8120212A JPH09308057A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 クランプ

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JPH09308057A true JPH09308057A (ja) 1997-11-28

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ID=14780680

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JP8120212A Pending JPH09308057A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 クランプ

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JP (1) JPH09308057A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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