JPH10257652A - 線条体の脱着構造および脱着方法 - Google Patents
線条体の脱着構造および脱着方法Info
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- JPH10257652A JPH10257652A JP9059319A JP5931997A JPH10257652A JP H10257652 A JPH10257652 A JP H10257652A JP 9059319 A JP9059319 A JP 9059319A JP 5931997 A JP5931997 A JP 5931997A JP H10257652 A JPH10257652 A JP H10257652A
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- engaging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 線条体を車体パネル等の被取付体に対して確
実に取り付けでき、かつ必要に応じて容易に取り外せる
線条体の脱着構造および脱着方法を提供する。 【解決手段】 車体パネル1に沿ってワイヤーハーネス
2を固定するために、クリップ3が係合する係合孔10
は、可撓係止片6が引き抜き不可能に嵌入可能な係合部
11と、可撓係止片6が挿通可能な離脱部12と、係合部1
1,離脱部12を連通する溝状の連通部13とを有する。連
通部13は、クリップ3の支柱5のみ係合部11および離脱
部12へ案内可能とする。
実に取り付けでき、かつ必要に応じて容易に取り外せる
線条体の脱着構造および脱着方法を提供する。 【解決手段】 車体パネル1に沿ってワイヤーハーネス
2を固定するために、クリップ3が係合する係合孔10
は、可撓係止片6が引き抜き不可能に嵌入可能な係合部
11と、可撓係止片6が挿通可能な離脱部12と、係合部1
1,離脱部12を連通する溝状の連通部13とを有する。連
通部13は、クリップ3の支柱5のみ係合部11および離脱
部12へ案内可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線条体の脱着構造
および脱着方法に関し、例えば車体パネル等の被取付体
に沿ってワイヤーハーネス等の線条体を固定するため
に、線条体に設けられたクリップを被取付体に形成され
た係合孔に係脱させる線条体の構造および方法に関す
る。
および脱着方法に関し、例えば車体パネル等の被取付体
に沿ってワイヤーハーネス等の線条体を固定するため
に、線条体に設けられたクリップを被取付体に形成され
た係合孔に係脱させる線条体の構造および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等に搭載された種々の
電気機器同士を接続するために、多数の接続線を束ねた
ワイヤーハーネスが多用されている。このワイヤーハー
ネスは、自動車の走行に伴う振動により車体パネル等と
擦れて絶縁被覆が破れないように、種々の固定構造によ
って車体パネルに固定される。
電気機器同士を接続するために、多数の接続線を束ねた
ワイヤーハーネスが多用されている。このワイヤーハー
ネスは、自動車の走行に伴う振動により車体パネル等と
擦れて絶縁被覆が破れないように、種々の固定構造によ
って車体パネルに固定される。
【0003】ワイヤーハーネスを車体パネルに固定する
構造としては、例えばワイヤーハーネスに取り付けられ
た樹脂製のクリップを車体パネルに形成した係合孔に係
合させる構造が知られていて、その一例を図5に示す。
この図において、車体パネル1に沿うワイヤーハーネス
2には、クリップ3が固定されている。クリップ3は、
ワイヤーハーネス2にテープを巻き付けることにより固
定される帯板状のベース部分4と、このベース部分4に
垂設された支柱5とを有し、支柱5の先端には左右一対
の可撓係止片6が延設されている。また、ベース部分4
からは、支柱5を挟むように配設された左右一対の弾発
片7が連設されている。
構造としては、例えばワイヤーハーネスに取り付けられ
た樹脂製のクリップを車体パネルに形成した係合孔に係
合させる構造が知られていて、その一例を図5に示す。
この図において、車体パネル1に沿うワイヤーハーネス
2には、クリップ3が固定されている。クリップ3は、
ワイヤーハーネス2にテープを巻き付けることにより固
定される帯板状のベース部分4と、このベース部分4に
垂設された支柱5とを有し、支柱5の先端には左右一対
の可撓係止片6が延設されている。また、ベース部分4
からは、支柱5を挟むように配設された左右一対の弾発
片7が連設されている。
【0004】一方、車体パネル1には、クリップ3が係
合する係合孔8が穿設されている。図6に示すように、
クリップ3の支柱5の先端を係合孔8内に挿通させる
と、車体パネル1の表面側に突出した各可撓係止片6の
先端がそれぞれ係合孔8の周縁に係合し、これによりワ
イヤーハーネス2が車体パネル1に沿って固定される。
合する係合孔8が穿設されている。図6に示すように、
クリップ3の支柱5の先端を係合孔8内に挿通させる
と、車体パネル1の表面側に突出した各可撓係止片6の
先端がそれぞれ係合孔8の周縁に係合し、これによりワ
イヤーハーネス2が車体パネル1に沿って固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車の車体や部品は、廃車にあたって再利用が進められて
いる。このため、前述したワイヤーハーネスも車体パネ
ルから容易に取り外せる構造であることが望ましい。し
かしながら、図5および図6に示した従来のワイヤーハ
ーネスの固定構造においては、車体パネル1の係合孔8
にクリップ3が固く係合している。従って、ワイヤーハ
ーネス2を車体パネル1から取り外すにためには、所定
の治具を使用したり、あるいはワイヤーハーネス2を強
く引っ張ってクリップ3を破壊しなければならず、ワイ
ヤーハーネス2の取り外し作業を手間の掛かるものとし
ている。
車の車体や部品は、廃車にあたって再利用が進められて
いる。このため、前述したワイヤーハーネスも車体パネ
ルから容易に取り外せる構造であることが望ましい。し
かしながら、図5および図6に示した従来のワイヤーハ
ーネスの固定構造においては、車体パネル1の係合孔8
にクリップ3が固く係合している。従って、ワイヤーハ
ーネス2を車体パネル1から取り外すにためには、所定
の治具を使用したり、あるいはワイヤーハーネス2を強
く引っ張ってクリップ3を破壊しなければならず、ワイ
ヤーハーネス2の取り外し作業を手間の掛かるものとし
ている。
【0006】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、ワイヤーハーネス等の線条体を車体パネ
ル等の被取付体に対して確実に取り付けるできると共
に、必要に応じて被取付体から容易に取り外せる線条体
の脱着構造および脱着方法を提供することを目的とす
る。
たものであり、ワイヤーハーネス等の線条体を車体パネ
ル等の被取付体に対して確実に取り付けるできると共
に、必要に応じて被取付体から容易に取り外せる線条体
の脱着構造および脱着方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係わる線条体の脱着構造は、被取付体に沿っ
て線条体を固定するために、前記被取付体に形成された
係合孔と、前記線条体に装着されて前記係合孔に係合可
能なクリップとを有し、前記クリップが前記線条体の径
方向に延びる支柱と、前記支柱に支持され、かつ、前記
線条体に向かって拡開する可撓係止片とを備える線条体
の脱着構造であって、前記係合孔は前記可撓係止片が引
き抜き不可能に嵌入可能な係合部と、前記可撓係止片が
挿通可能な離脱部と、前記係合部および前記離脱部を連
通する溝状の連通部とを有し、前記連通部が前記支柱の
み前記係合部および前記離脱部へ案内可能であることを
特徴とするものである。
の本発明に係わる線条体の脱着構造は、被取付体に沿っ
て線条体を固定するために、前記被取付体に形成された
係合孔と、前記線条体に装着されて前記係合孔に係合可
能なクリップとを有し、前記クリップが前記線条体の径
方向に延びる支柱と、前記支柱に支持され、かつ、前記
線条体に向かって拡開する可撓係止片とを備える線条体
の脱着構造であって、前記係合孔は前記可撓係止片が引
き抜き不可能に嵌入可能な係合部と、前記可撓係止片が
挿通可能な離脱部と、前記係合部および前記離脱部を連
通する溝状の連通部とを有し、前記連通部が前記支柱の
み前記係合部および前記離脱部へ案内可能であることを
特徴とするものである。
【0008】さらに、前記被取付体に所定間隔で配設さ
れた第1の係合孔および第2の係合孔を有し、前記第1
の係合孔における前記連通部および前記第2の係合孔に
おける前記連通部が互いに交差する方向に沿って設けら
れていることを特徴としてもよい。ここで、多数の被取
付体に多数の係合孔が形成されている場合、少なくとも
一つの係合孔における連通部が他の係合孔における連通
部に対して交差する方向に沿っていればよい。
れた第1の係合孔および第2の係合孔を有し、前記第1
の係合孔における前記連通部および前記第2の係合孔に
おける前記連通部が互いに交差する方向に沿って設けら
れていることを特徴としてもよい。ここで、多数の被取
付体に多数の係合孔が形成されている場合、少なくとも
一つの係合孔における連通部が他の係合孔における連通
部に対して交差する方向に沿っていればよい。
【0009】また、前記目的を達成するための本発明に
係わる線条体の脱着方法は、被取付体に沿って線条体を
着脱するために、あらかじめ前記線条体の径方向に延び
る支柱に支持される可撓係止片を備えるクリップを用
い、前記被取付体に前記可撓係止片が引き抜き不可能に
嵌入可能な係合部と、前記可撓係止片が挿通可能な離脱
部と、前記係合部および前記離脱部を連通すると共に前
記支柱のみ前記係合部および前記離脱部へ案内可能な溝
状の連通部とを有する係合孔を形成しておき、前記被取
付体に沿って前記線条体を固定するにあたっては前記可
撓係止片を係合部に嵌入し、前記被取付体から前記線条
体を取り外すにあたっては前記クリップを前記連通部を
通じて前記係合部から前記離脱部に移動させ、次いで前
記クリップを前記離脱部から離脱させることを特徴とす
るものである。
係わる線条体の脱着方法は、被取付体に沿って線条体を
着脱するために、あらかじめ前記線条体の径方向に延び
る支柱に支持される可撓係止片を備えるクリップを用
い、前記被取付体に前記可撓係止片が引き抜き不可能に
嵌入可能な係合部と、前記可撓係止片が挿通可能な離脱
部と、前記係合部および前記離脱部を連通すると共に前
記支柱のみ前記係合部および前記離脱部へ案内可能な溝
状の連通部とを有する係合孔を形成しておき、前記被取
付体に沿って前記線条体を固定するにあたっては前記可
撓係止片を係合部に嵌入し、前記被取付体から前記線条
体を取り外すにあたっては前記クリップを前記連通部を
通じて前記係合部から前記離脱部に移動させ、次いで前
記クリップを前記離脱部から離脱させることを特徴とす
るものである。
【0010】前記構成の線条体の脱着構造においては、
係合部に対して可撓係止片が引き抜き不可能に嵌入可能
であるため、従来と同様に車体パネル等の被取付体に沿
って線条体を確実に固定できることになる。そして、こ
のように構成された線条体の脱着構造においては、可撓
係止片が挿通可能な離脱部が溝状の連通部を介して係合
部に連通されているため、支柱を連通部に案内させてク
リップを離脱部に移動させれば、クリップを破壊するこ
となく容易に離脱部から離脱させられることになる。従
って、このように構成された線条体の脱着構造において
は、被取付体から線条体を取り外すにあたって、従来の
ようにワイヤーハーネス等の線条体を強く引っ張ること
によりクリップが破壊する必要性が解消され、これによ
り前記目的が達成される。
係合部に対して可撓係止片が引き抜き不可能に嵌入可能
であるため、従来と同様に車体パネル等の被取付体に沿
って線条体を確実に固定できることになる。そして、こ
のように構成された線条体の脱着構造においては、可撓
係止片が挿通可能な離脱部が溝状の連通部を介して係合
部に連通されているため、支柱を連通部に案内させてク
リップを離脱部に移動させれば、クリップを破壊するこ
となく容易に離脱部から離脱させられることになる。従
って、このように構成された線条体の脱着構造において
は、被取付体から線条体を取り外すにあたって、従来の
ようにワイヤーハーネス等の線条体を強く引っ張ること
によりクリップが破壊する必要性が解消され、これによ
り前記目的が達成される。
【0011】また、線条体の脱着構造においては、第1
の係合孔および第2の係合孔における各連通部が互いに
交差する方向に沿って設けられているため、線条体が被
取付体の面方向に沿う方向に振動しても、この振動方向
が前述した各連通部のうちのいずれかに対して交差する
方向となり、これらの係合孔にそれぞれ係合するクリッ
プの支柱のうちの少なくとも一つが係合部から離脱部へ
の移動を阻止されることになる。すなわち、線条体が被
取付体の面方向に沿う方向に振動しても、各可撓係止片
のうちの少なくとも一つが離脱部から脱落しないことに
なり、これにより線条体が被取付体から完全に脱落する
虞れがないことになる。
の係合孔および第2の係合孔における各連通部が互いに
交差する方向に沿って設けられているため、線条体が被
取付体の面方向に沿う方向に振動しても、この振動方向
が前述した各連通部のうちのいずれかに対して交差する
方向となり、これらの係合孔にそれぞれ係合するクリッ
プの支柱のうちの少なくとも一つが係合部から離脱部へ
の移動を阻止されることになる。すなわち、線条体が被
取付体の面方向に沿う方向に振動しても、各可撓係止片
のうちの少なくとも一つが離脱部から脱落しないことに
なり、これにより線条体が被取付体から完全に脱落する
虞れがないことになる。
【0012】なお、このように構成された線条体の脱着
構造においては、まず第2の係合孔にクリップを係合さ
せた状態で線条体を被取付体の面方向に沿う方向に適宜
撓ませて第1の係合孔に係合されるクリップを係合部か
ら離脱させ、次いで線条体を被取付体の面方向に沿う方
向に適宜移動させて第2の係合孔に係合されるクリップ
を係合部から離脱させ、これらにより被取付体から線条
体を容易に取り外すことができる。
構造においては、まず第2の係合孔にクリップを係合さ
せた状態で線条体を被取付体の面方向に沿う方向に適宜
撓ませて第1の係合孔に係合されるクリップを係合部か
ら離脱させ、次いで線条体を被取付体の面方向に沿う方
向に適宜移動させて第2の係合孔に係合されるクリップ
を係合部から離脱させ、これらにより被取付体から線条
体を容易に取り外すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1実施形態
例を図1ないし図3に基づいて詳細に説明する。なお、
以下に説明する実施形態例は被取付体である車体パネル
に対して線条体であるワイヤーハーネスを脱着するため
構造であり、図1は本発明に係る第1実施形態例のワイ
ヤーハーネスの脱着構造を分解した状態を示す斜視図、
図2は図1に示したクリップを係合孔の係合部に係合さ
せた状態を示す斜視図、図3は図1に示したクリップを
係合孔の離脱部に移動させた状態を示す斜視図である。
例を図1ないし図3に基づいて詳細に説明する。なお、
以下に説明する実施形態例は被取付体である車体パネル
に対して線条体であるワイヤーハーネスを脱着するため
構造であり、図1は本発明に係る第1実施形態例のワイ
ヤーハーネスの脱着構造を分解した状態を示す斜視図、
図2は図1に示したクリップを係合孔の係合部に係合さ
せた状態を示す斜視図、図3は図1に示したクリップを
係合孔の離脱部に移動させた状態を示す斜視図である。
【0014】図1に示すように、第1実施形態例におけ
るワイヤーハーネスの脱着構造100は、車体パネル1
に係合孔10を形成しておくと共に、ワイヤーハーネス
2に例えば合成樹脂製のクリップ3を取り付けておき、
係合孔10に対してクリップ3を係脱させることにより
ワイヤーハーネス2を車体パネル1に脱着する構造とさ
れている。
るワイヤーハーネスの脱着構造100は、車体パネル1
に係合孔10を形成しておくと共に、ワイヤーハーネス
2に例えば合成樹脂製のクリップ3を取り付けておき、
係合孔10に対してクリップ3を係脱させることにより
ワイヤーハーネス2を車体パネル1に脱着する構造とさ
れている。
【0015】クリップ3は、帯板状のベース部分4と、
このベース部分4の鉛直方向に立設された厚板状の支柱
5とを有し、支柱5の先端には左右一対の可撓係止片6
が延設されている。各可撓係止片6は、支柱5に対して
所定角度で交差する面対称形状とされ、それぞれ自由先
端(図中下方端)が支柱5に対して近づく方向に可撓変
形可能とされている。これらの可撓係止片6の先端に
は、ベース部分4に対面する爪6Aが設けられている
(図中一方のみ図示)。また、ベース部分4には、支柱
5を挟むように配設された左右一対の弾発片7が連設さ
れている。これらの弾発片7は湾曲板状とされ、それぞ
れ先端(図中左右端)がベース部分4に対して近づく方
向に変形可能とされている。このようなクリップ3は、
従来周知のものであり、ベース部分4、支柱5、可撓係
止片6および弾発片7が一体形成されていて、例えば絶
縁性を有するテープによりワイヤーハーネス2の外周に
ベース部分4を共巻きすることによりワイヤーハーネス
2に取り付けられている。
このベース部分4の鉛直方向に立設された厚板状の支柱
5とを有し、支柱5の先端には左右一対の可撓係止片6
が延設されている。各可撓係止片6は、支柱5に対して
所定角度で交差する面対称形状とされ、それぞれ自由先
端(図中下方端)が支柱5に対して近づく方向に可撓変
形可能とされている。これらの可撓係止片6の先端に
は、ベース部分4に対面する爪6Aが設けられている
(図中一方のみ図示)。また、ベース部分4には、支柱
5を挟むように配設された左右一対の弾発片7が連設さ
れている。これらの弾発片7は湾曲板状とされ、それぞ
れ先端(図中左右端)がベース部分4に対して近づく方
向に変形可能とされている。このようなクリップ3は、
従来周知のものであり、ベース部分4、支柱5、可撓係
止片6および弾発片7が一体形成されていて、例えば絶
縁性を有するテープによりワイヤーハーネス2の外周に
ベース部分4を共巻きすることによりワイヤーハーネス
2に取り付けられている。
【0016】係合孔10は、クリップ3の可撓係止片6
が引き抜き不可能に嵌入可能な係合部11と、クリップ
3の可撓係止片6が挿通可能な離脱部12と、係合部1
1および離脱部12を連通する溝状の連通部13とを有
している。係合部11は、クリップ3における支柱5お
よび各可撓係止片6の平面形状よりも若干小さな平面矩
形状の貫通孔とされている。そして、この係合部11
は、各可撓係止片6が可撓変形することによりクリップ
3が挿通可能とされ、かつ、挿通後に各可撓係止片6が
初期形状を復元することにより周縁に係合してクリップ
3が引き抜き不可能とされている。
が引き抜き不可能に嵌入可能な係合部11と、クリップ
3の可撓係止片6が挿通可能な離脱部12と、係合部1
1および離脱部12を連通する溝状の連通部13とを有
している。係合部11は、クリップ3における支柱5お
よび各可撓係止片6の平面形状よりも若干小さな平面矩
形状の貫通孔とされている。そして、この係合部11
は、各可撓係止片6が可撓変形することによりクリップ
3が挿通可能とされ、かつ、挿通後に各可撓係止片6が
初期形状を復元することにより周縁に係合してクリップ
3が引き抜き不可能とされている。
【0017】離脱部12は、クリップ3における支柱5
および各可撓係止片6の平面形状よりも若干大きな、換
言すれば係合部11よりも大きな平面矩形状の貫通孔と
されている。従って、離脱部12は、各可撓係止片6が
容易に挿通可能とされている。連通部13は、係合部1
1に嵌入されたクリップ3を離脱部12に移動させるた
めに形成された貫通孔とされ、クリップ3の支柱5のみ
を容易に挿通できるように、支柱5の厚み寸法よりも大
きく、かつ、各可撓係止片6が挿通不可能な幅寸法を有
している。なお、本実施形態例において、連通部13が
直線状に形成されているが、例えばクリップ3が棒状の
支柱を有していれば所定半径で湾曲した連通部や、ある
いはL字状の連通部を採用することもできる。そして、
これらのような形状の連通部を採用することにより、ク
リップ3が係合部11から離脱部12へ不用意に移動す
ることを阻止できる。
および各可撓係止片6の平面形状よりも若干大きな、換
言すれば係合部11よりも大きな平面矩形状の貫通孔と
されている。従って、離脱部12は、各可撓係止片6が
容易に挿通可能とされている。連通部13は、係合部1
1に嵌入されたクリップ3を離脱部12に移動させるた
めに形成された貫通孔とされ、クリップ3の支柱5のみ
を容易に挿通できるように、支柱5の厚み寸法よりも大
きく、かつ、各可撓係止片6が挿通不可能な幅寸法を有
している。なお、本実施形態例において、連通部13が
直線状に形成されているが、例えばクリップ3が棒状の
支柱を有していれば所定半径で湾曲した連通部や、ある
いはL字状の連通部を採用することもできる。そして、
これらのような形状の連通部を採用することにより、ク
リップ3が係合部11から離脱部12へ不用意に移動す
ることを阻止できる。
【0018】次に、図2および図3に基づいて、ワイヤ
ーハーネス2を車体パネル1に対して着脱する手順につ
いて説明する。ワイヤーハーネス2を車体パネル1に固
定するにあたっては、クリップ3の支柱5および各可撓
係止片6の基端を係合孔10の係合部11に対応する位
置に配置し、次いで各可撓係止片6を支柱5に向かって
可撓変形させながらクリップ3を嵌入する。すると、ク
リップ3は、各可撓係止片6が係合部11を通過した後
に初期形状を回復することにより係合部11から引き抜
き不可能となり、かつ、各可撓係止片6の自由先端に設
けられた爪6A(図示せず)が係合部11の周縁に係合
することにより係合部11に対する相対位置が維持さ
れ、これによりワイヤーハーネス2が車体パネル1に固
定される(図2の状態)。なお、このクリップ3は、各
弾発片7(図示せず)が車体パネル1に弾性当接するこ
とにより、各弾発片7および各可撓係止片6間に車体パ
ネル1を挟持する。従って、各可撓係止片6の自由先端
が係合部11の周縁に所定の圧力で係合し、これにより
ワイヤーハーネス2にがたつきが生じる虞れはない。
ーハーネス2を車体パネル1に対して着脱する手順につ
いて説明する。ワイヤーハーネス2を車体パネル1に固
定するにあたっては、クリップ3の支柱5および各可撓
係止片6の基端を係合孔10の係合部11に対応する位
置に配置し、次いで各可撓係止片6を支柱5に向かって
可撓変形させながらクリップ3を嵌入する。すると、ク
リップ3は、各可撓係止片6が係合部11を通過した後
に初期形状を回復することにより係合部11から引き抜
き不可能となり、かつ、各可撓係止片6の自由先端に設
けられた爪6A(図示せず)が係合部11の周縁に係合
することにより係合部11に対する相対位置が維持さ
れ、これによりワイヤーハーネス2が車体パネル1に固
定される(図2の状態)。なお、このクリップ3は、各
弾発片7(図示せず)が車体パネル1に弾性当接するこ
とにより、各弾発片7および各可撓係止片6間に車体パ
ネル1を挟持する。従って、各可撓係止片6の自由先端
が係合部11の周縁に所定の圧力で係合し、これにより
ワイヤーハーネス2にがたつきが生じる虞れはない。
【0019】一方、ワイヤーハーネス2を車体パネル1
から取り外すにあたっては、まず、各弾発片7を弾性変
形させるように若干クリップ3を車体パネル1側に押し
付けた状態にして各可撓係止片6の自由先端を車体パネ
ル1から浮き上がらせ、これにより係合部11に対する
爪6Aの係合を解除する。次に、この状態から支柱5を
連通部13に案内させながらクリップ3を離脱部12に
向かって移動させた後(図3の状態)、クリップ3を離
脱部12から抜き出すことによりワイヤーハーネス2を
車体パネル1から取り外す。
から取り外すにあたっては、まず、各弾発片7を弾性変
形させるように若干クリップ3を車体パネル1側に押し
付けた状態にして各可撓係止片6の自由先端を車体パネ
ル1から浮き上がらせ、これにより係合部11に対する
爪6Aの係合を解除する。次に、この状態から支柱5を
連通部13に案内させながらクリップ3を離脱部12に
向かって移動させた後(図3の状態)、クリップ3を離
脱部12から抜き出すことによりワイヤーハーネス2を
車体パネル1から取り外す。
【0020】以上のような本実施形態例によれば、係合
孔10の係合部11にクリップ3が引き抜き不可能に嵌
入可能であるため、従来と同様に、被取付体である車体
パネル1に沿って線条体であるワイヤーハーネス2を確
実に固定できる。そして、本実施形態例によれば、各可
撓係止片6が挿通可能な離脱部12が連通部13を介し
て係合部11に連通されているため、支柱5を連通部1
3に案内させてクリップ3を離脱部12に移動させれ
ば、クリップ3が容易に離脱部12から離脱可能とな
る。従って、車体パネル1からワイヤーハーネス2を取
り外すにあたって、従来のようにクリップ3を破壊する
必要がなく、従来に比較してワイヤーハーネス2の取り
外し作業を簡略化できる。
孔10の係合部11にクリップ3が引き抜き不可能に嵌
入可能であるため、従来と同様に、被取付体である車体
パネル1に沿って線条体であるワイヤーハーネス2を確
実に固定できる。そして、本実施形態例によれば、各可
撓係止片6が挿通可能な離脱部12が連通部13を介し
て係合部11に連通されているため、支柱5を連通部1
3に案内させてクリップ3を離脱部12に移動させれ
ば、クリップ3が容易に離脱部12から離脱可能とな
る。従って、車体パネル1からワイヤーハーネス2を取
り外すにあたって、従来のようにクリップ3を破壊する
必要がなく、従来に比較してワイヤーハーネス2の取り
外し作業を簡略化できる。
【0021】次に、本発明に係る第2実施形態例を説明
する。図4は、第2実施形態例のワイヤーハーネスの脱
着構造200を示した斜視図である。なお、以下に説明
する第2実施形態例において、既に図1ないし図3にお
いて説明した部材等については図中に同一符号あるいは
相当符号を付すことにより、その説明を簡略化あるいは
省略する。
する。図4は、第2実施形態例のワイヤーハーネスの脱
着構造200を示した斜視図である。なお、以下に説明
する第2実施形態例において、既に図1ないし図3にお
いて説明した部材等については図中に同一符号あるいは
相当符号を付すことにより、その説明を簡略化あるいは
省略する。
【0022】図4に示すように、この実施形態例におい
ては、車体パネル1に複数の係合孔10、20が形成さ
れている。これらの係合孔10、20は、前述した第1
実施形態例において例示した係合孔と同様に形成されて
いて、車体パネル1の面方向に延びる同一直線上に沿っ
て所定間隔で配列されている。そして、本実施形態例に
おいて、各係合孔20はそれぞれの連通部23が同一直
線上に沿うように配置されていて、係合孔10は連通部
13が連通部23の長手方向に対して直交する方向に沿
うように配置されている。
ては、車体パネル1に複数の係合孔10、20が形成さ
れている。これらの係合孔10、20は、前述した第1
実施形態例において例示した係合孔と同様に形成されて
いて、車体パネル1の面方向に延びる同一直線上に沿っ
て所定間隔で配列されている。そして、本実施形態例に
おいて、各係合孔20はそれぞれの連通部23が同一直
線上に沿うように配置されていて、係合孔10は連通部
13が連通部23の長手方向に対して直交する方向に沿
うように配置されている。
【0023】一方、ワイヤーハーネス2には、各係合孔
10、20の配置間隔に対応した間隔で複数のクリップ
3、30が設けられている。クリップ3は前述した第1
実施形態例において例示したクリップと同様に形成され
ていて、クリップ30はベース部分(図示せず)に対す
る支柱35の断面長手方向の向きがクリップ3と異なっ
ている。具体的には、クリップ3、30のベース部分
(図示せず)がワイヤーハーネス2の長手方向に沿うよ
うに固定したときに、クリップ3は支柱5の断面長手方
向がワイヤーハーネス2の径方向に沿い、クリップ30
は支柱35の断面長手方向がワイヤーハーネス2の長手
方向に沿うように形成されている。
10、20の配置間隔に対応した間隔で複数のクリップ
3、30が設けられている。クリップ3は前述した第1
実施形態例において例示したクリップと同様に形成され
ていて、クリップ30はベース部分(図示せず)に対す
る支柱35の断面長手方向の向きがクリップ3と異なっ
ている。具体的には、クリップ3、30のベース部分
(図示せず)がワイヤーハーネス2の長手方向に沿うよ
うに固定したときに、クリップ3は支柱5の断面長手方
向がワイヤーハーネス2の径方向に沿い、クリップ30
は支柱35の断面長手方向がワイヤーハーネス2の長手
方向に沿うように形成されている。
【0024】そして、本実施形態例においては、ワイヤ
ーハーネス2を適宜撓ませながらクリップ3、30をそ
れぞれ係合孔10、20に係合することによりワイヤー
ハーネス2が車体パネル1に固定される。この際、係合
孔10に対するクリップ3の係合および係合孔20に対
するクリップ30の係合は、ワイヤーハーネス2を必要
なだけ撓ませることができればどちらを先に行ってもよ
い。
ーハーネス2を適宜撓ませながらクリップ3、30をそ
れぞれ係合孔10、20に係合することによりワイヤー
ハーネス2が車体パネル1に固定される。この際、係合
孔10に対するクリップ3の係合および係合孔20に対
するクリップ30の係合は、ワイヤーハーネス2を必要
なだけ撓ませることができればどちらを先に行ってもよ
い。
【0025】一方、ワイヤーハーネス2を車体パネル1
から取り外すにあたっては、例えばワイヤーハーネス2
の所定部分を径方向に向かって移動させることによりク
リップ3の可撓係止片6を係合孔10の離脱部12から
離脱させ、次いでワイヤーハーネス2を長手方向に向か
って移動させることにより複数のクリップ30の各可撓
係止片6を係合孔10の離脱部12から同時に離脱さ
せ、これらによりワイヤーハーネス2を車体パネル1か
ら取り外す。 そして、係合孔10からクリップ3を離
脱させる作業および係合孔20からクリップ30を離脱
させる作業は、ワイヤーハーネス2を必要なだけ撓ませ
ることができればどちらを先に行ってもよい。
から取り外すにあたっては、例えばワイヤーハーネス2
の所定部分を径方向に向かって移動させることによりク
リップ3の可撓係止片6を係合孔10の離脱部12から
離脱させ、次いでワイヤーハーネス2を長手方向に向か
って移動させることにより複数のクリップ30の各可撓
係止片6を係合孔10の離脱部12から同時に離脱さ
せ、これらによりワイヤーハーネス2を車体パネル1か
ら取り外す。 そして、係合孔10からクリップ3を離
脱させる作業および係合孔20からクリップ30を離脱
させる作業は、ワイヤーハーネス2を必要なだけ撓ませ
ることができればどちらを先に行ってもよい。
【0026】以上のような本実施形態例においては、各
係合孔20の連通部23が同一直線上に沿うと共に、係
合孔10の連通部13が連通部23の長手方向に対して
直交する方向に沿い、かつ、これらの連通部23、13
に対応してクリップ3、30が設けられている。換言す
れば、本実施形態例においては、係合孔10、20の連
通部13、23が互いに交差する方向に沿って設けられ
ていることになるため、ワイヤーハーネス2が車体パネ
ル1に沿って振動しても、この振動方向が連通部13、
23のうちのいずれかに対して交差する方向となり、係
合孔10、20にそれぞれ係合するクリップ3、30が
係合部11、21から離脱部12、22への移動を阻止
されることになる。従って、ワイヤーハーネス2は、車
体パネル1に沿った振動によっても、クリップ3、30
が同時に離脱部12、22から脱落する虞れがなく、こ
れにより車体パネル1から完全に脱落することはない。
係合孔20の連通部23が同一直線上に沿うと共に、係
合孔10の連通部13が連通部23の長手方向に対して
直交する方向に沿い、かつ、これらの連通部23、13
に対応してクリップ3、30が設けられている。換言す
れば、本実施形態例においては、係合孔10、20の連
通部13、23が互いに交差する方向に沿って設けられ
ていることになるため、ワイヤーハーネス2が車体パネ
ル1に沿って振動しても、この振動方向が連通部13、
23のうちのいずれかに対して交差する方向となり、係
合孔10、20にそれぞれ係合するクリップ3、30が
係合部11、21から離脱部12、22への移動を阻止
されることになる。従って、ワイヤーハーネス2は、車
体パネル1に沿った振動によっても、クリップ3、30
が同時に離脱部12、22から脱落する虞れがなく、こ
れにより車体パネル1から完全に脱落することはない。
【0027】また、このような本実施形態例において
は、ワイヤーハーネス2を適宜撓ませてクリップ3、3
0を係合部11、21から順次離脱させることにより容
易に車体パネルから取り外し可能なため、取り外し作業
を煩雑化させる虞れはない。
は、ワイヤーハーネス2を適宜撓ませてクリップ3、3
0を係合部11、21から順次離脱させることにより容
易に車体パネルから取り外し可能なため、取り外し作業
を煩雑化させる虞れはない。
【0028】以上、本発明に係る線条体の脱着構造およ
び脱着方法について詳しく説明したが、本発明は前述し
た各実施形態例に限定されるものではなく、種々の変更
が可能である。例えば、前述した各実施形態例におい
て、連通部は、係合部および離脱部の側縁中央部同士を
連通するように配置されていたが、係合部および離脱部
における側縁の任意位置同士を連通するように配置して
もよい。また、前述した各実施形態例においては、被取
付体として車両を構成する車体パネルが例示され、線条
体としてワイヤーハーネスが例示されていたが、本発明
は被取付体として船舶や航空機等の各種飛行体を構成す
るパネル、フレーム等が適用でき、線条体として給電を
目的としない各種ワイヤやエアあるいはオイルを送受す
るための各種ホース等にも適用可能である。
び脱着方法について詳しく説明したが、本発明は前述し
た各実施形態例に限定されるものではなく、種々の変更
が可能である。例えば、前述した各実施形態例におい
て、連通部は、係合部および離脱部の側縁中央部同士を
連通するように配置されていたが、係合部および離脱部
における側縁の任意位置同士を連通するように配置して
もよい。また、前述した各実施形態例においては、被取
付体として車両を構成する車体パネルが例示され、線条
体としてワイヤーハーネスが例示されていたが、本発明
は被取付体として船舶や航空機等の各種飛行体を構成す
るパネル、フレーム等が適用でき、線条体として給電を
目的としない各種ワイヤやエアあるいはオイルを送受す
るための各種ホース等にも適用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る請
求項1に記載した線条体の脱着構造および請求項3に記
載した線条体の脱着方法は、可撓係止片が引き抜き不可
能に嵌入可能な係合部と、可撓係止片が挿通可能な離脱
部とを有する係合孔を備え、係合部および離脱部を支柱
のみ径方向に案内可能な連通部により連通したものであ
る。従って、クリップを係合部に係合させることにより
線条体を被取付体に固定でき、かつ、連通部を介してク
リップを係合部から離脱部に移動させて離脱させること
により線条体を被取付体から容易に取り外すことができ
る。また、請求項2に記載した線条体の脱着構造は、被
取付体に所定間隔で配設された第1の係合孔および第2
の係合孔における各連通部が互いに交差する方向に沿っ
て設けられているため、被取付体に沿って線条体が振動
してもすべてのクリップが同時に各係合孔から離脱する
虞れがなく、これにより被取付体から線条体が完全に脱
落することはない。
求項1に記載した線条体の脱着構造および請求項3に記
載した線条体の脱着方法は、可撓係止片が引き抜き不可
能に嵌入可能な係合部と、可撓係止片が挿通可能な離脱
部とを有する係合孔を備え、係合部および離脱部を支柱
のみ径方向に案内可能な連通部により連通したものであ
る。従って、クリップを係合部に係合させることにより
線条体を被取付体に固定でき、かつ、連通部を介してク
リップを係合部から離脱部に移動させて離脱させること
により線条体を被取付体から容易に取り外すことができ
る。また、請求項2に記載した線条体の脱着構造は、被
取付体に所定間隔で配設された第1の係合孔および第2
の係合孔における各連通部が互いに交差する方向に沿っ
て設けられているため、被取付体に沿って線条体が振動
してもすべてのクリップが同時に各係合孔から離脱する
虞れがなく、これにより被取付体から線条体が完全に脱
落することはない。
【図1】本発明に係る第1実施形態例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】第1実施形態例におけるクリップを係合部に係
合させた状態を示す斜視図である。
合させた状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態例におけるクリップを離脱部に移
動させた状態を示す斜視図である。
動させた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】従来のワイヤーハーネスの固定構造を示す斜視
図である。
図である。
【図6】図5に示したクリップを係合孔に係合させた状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
1 車体パネル(被取付体) 2 ワイヤーハーネス(線条体) 3、30 クリップ 5 支柱 6 可撓係止片 10、20 係合孔 11、21 係合部 12、22 離脱部 13、23 連通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 3/08 F16L 3/08 D
Claims (3)
- 【請求項1】 被取付体に沿って線条体を固定するため
に、前記被取付体に形成された係合孔と、前記線条体に
装着されて前記係合孔に係合可能なクリップとを有し、
前記クリップが前記線条体の径方向に延びる支柱と、前
記支柱に支持され、かつ、前記線条体に向かって拡開す
る可撓係止片とを備える線条体の脱着構造であって、 前記係合孔は前記可撓係止片が引き抜き不可能に嵌入可
能な係合部と、前記可撓係止片が挿通可能な離脱部と、
前記係合部および前記離脱部を連通する溝状の連通部と
を有し、前記連通部が前記支柱のみ前記係合部および前
記離脱部へ案内可能であることを特徴とする線条体の脱
着構造。 - 【請求項2】 前記被取付体に所定間隔で配設された第
1の係合孔および第2の係合孔を有し、前記第1の係合
孔における前記連通部および前記第2の係合孔における
前記連通部が異なる方向に沿って設けられていることを
特徴とする請求項1に記載した線条体の脱着構造。 - 【請求項3】 被取付体に沿って線条体を着脱するため
に、あらかじめ前記線条体の径方向に延びる支柱に支持
される可撓係止片を備えるクリップを用い、前記被取付
体に前記可撓係止片が引き抜き不可能に嵌入可能な係合
部と、前記可撓係止片が挿通可能な離脱部と、前記係合
部および前記離脱部を連通すると共に前記支柱のみ前記
係合部および前記離脱部へ案内可能な溝状の連通部とを
有する係合孔を形成しておき、 前記被取付体に沿って前記線条体を固定するにあたって
は前記可撓係止片を係合部に嵌入し、 前記被取付体から前記線条体を取り外すにあたっては前
記クリップを前記連通部を通じて前記係合部から前記離
脱部に移動させ、次いで前記クリップを前記離脱部から
離脱させることを特徴とする線条体の脱着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9059319A JPH10257652A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 線条体の脱着構造および脱着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9059319A JPH10257652A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 線条体の脱着構造および脱着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10257652A true JPH10257652A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13109931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9059319A Pending JPH10257652A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 線条体の脱着構造および脱着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10257652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105576459A (zh) * | 2014-11-04 | 2016-05-11 | 日本压着端子制造株式会社 | 连接器及连接器安装结构 |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP9059319A patent/JPH10257652A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105576459A (zh) * | 2014-11-04 | 2016-05-11 | 日本压着端子制造株式会社 | 连接器及连接器安装结构 |
JP2016091774A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 日本圧着端子製造株式会社 | コネクタ及びコネクタ取付構造 |
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