JP3478227B2 - 圧電体の分極方法 - Google Patents
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Description
特に複数の圧電体層と複数の内部電極とが交互に積層さ
れた構造を持つ圧電体において、内部電極の両側の圧電
体層を互いに逆向きに分極する方法に関するものであ
る。
リアスが小さく、共振周波数と反共振周波数との差Δf
を大きくできる圧電共振子が提供されている(特開平1
0−4330号公報)。この圧電共振子は、複数の圧電
体層と複数の内部電極とが交互に積層された構造を持
ち、内部電極の両側の圧電体層が互いに逆向きに分極さ
れたものである。このような構造の圧電共振子の場合、
圧電体層の分極度が特性に大きく影響するので、各素子
内での分極度バラツキおよび素子間での分極度バラツキ
をできるだけ小さくすることが求められる。
に示す方法で行なっている。1はブロック状の圧電セラ
ミックスよりなる圧電体であり、ここでは説明を簡単に
するため4層の圧電体層1a〜1dで構成されたものを
示すが、5層以上であってもよい。圧電体層1a〜1d
の間には内部電極2a〜2cが設けられ、内部電極2a
〜2cは圧電体1の外側面に交互に引き出され、外部電
極3,4と接続されている。そして、外部電極3,4間
に直流電界を印加することにより、内部電極2bの両側
の圧電体層1b,1cを矢印Pで示すように互いに逆向
きに分極し、所定の分極度を得ている。
な方法では、内部電極2a〜2cの端部に電界が集中す
るため、分極度分布が均一にならないという問題があっ
た。図2は分極度分布の一例を示し、斜線は分極度を表
す。図から分かるように、圧電体1に対し厚み方向に電
界を印加すると、圧電体1の4角部の分極度が著しく高
くなり、均一な分極度分布が得られない。その結果、こ
のような分極度分布が不均一な圧電体を短冊状に切り出
して素子として使用する場合、周辺部の圧電体は使用で
きなくなり、圧電体の使用範囲(収率)が大きく制限さ
れてしまうという問題があった。
分極度分布をできるだけ均一にし、収率の向上を図る圧
電体の分極方法を提供することにある。
め、請求項1に記載の発明は、複数の圧電体層と複数の
内部電極とが交互に積層された構造を持つ圧電体の分極
方法において、上記圧電体に対し電界を印加して厚み方
向に一様に分極する工程と、上記内部電極の両側の圧電
体層に互いに逆向きの電界を印加し、内部電極の片側の
圧電体層のみを分極反転させる工程と、を含む圧電体の
分極方法を提供する。また、請求項2に記載の発明は、
複数の圧電体層と複数の内部電極とが交互に積層された
構造を持つ圧電体の分極方法において、上記圧電体に対
し電界を印加して厚み方向に一様に分極する工程と、上
記電界と逆方向の電界を印加し、厚み方向に一様に分極
反転させる工程と、上記内部電極の両側の圧電体層に互
いに逆向きの電界を印加し、内部電極の片側の圧電体層
のみを分極反転させる工程と、を含む圧電体の分極方法
を提供する。さらに、請求項3に記載の発明は、複数の
圧電体層と複数の内部電極とが交互に積層された構造を
持つ圧電体の分極方法において、上記内部電極の両側の
圧電体層に互いに逆向きの電界を印加し、内部電極の両
側の圧電体層を互いに逆向きに分極する工程と、上記内
部電極の両側の圧電体層に、上記電界とは反対方向の電
界を互いに逆向きに印加し、内部電極の両側の圧電体層
を分極反転させる工程と、を含む圧電体の分極方法を提
供する。
印加して厚み方向に一様に分極した後、内部電極の両側
の圧電体層に互いに逆向きの電界を印加すると、内部電
極の片側の圧電体層のみが分極反転する。圧電体を分極
反転させると、圧電体の4角部の分極度が高くなる現象
が抑制され、初期の分極度分布の不均一が低減される。
そのため、この圧電体を短冊状に切り出して使用すると
き、使用範囲が拡がり、収率が向上する。
布の変化を示す図である。初期分極により、圧電体の端
部では分極度が高くなり、中央部との差ΔP1 が大き
い。次に、分極反転を行うと、分極軸方向が逆転すると
ともに、圧電体の端部と中央部との分極度の差ΔP2 が
小さくなる。なお、ここでは分極反転時の電界強度を初
期分極における電界強度と等しくし、分極時間を初期分
極より短くしたものであり、初期分極時と分極反転時と
で最大分極度Pmax は同一である。
分極度の変化を示す。まずI点において、正の電界を印
加すると、II点に向かって分極度が上昇し、電界の印加
を中止するとIII 点で安定する。III 点における分極度
が残留分極度である。次に、負方向に電界を印加する
と、一旦分極度がほぼ零(IV 点) まで低下し、その後、
分極軸が反転してV点まで下降する。電界の印加を中止
すると、VI点に戻って安定する。図4において、正の電
界を印加した後の分極度Prも、負の電界を印加して分
極反転させた後の分極度−Prも、分極軸の方向は逆で
あるが、正負の符号を除いて電界強度が同じであれば、
同一分極度(III 点, VI点)となるとともに、図3に示
したように分極度の分布ばらつきが低減される。
後、内部電極の片側の圧電体層を分極反転させるように
したが、請求項2では、厚み方向に一様に分極した段階
で1回目の分極反転を行ない、内部電極の片側の圧電体
層を再度分極反転することで、分極度分布の不均一を低
減するとともに、再度分極反転を容易にするものであ
る。
分極(分極反転)する工程は、ブロック状態の圧電体に
対して行なうのが、生産性の面で望ましいが、その後の
内部電極の片側の圧電体層のみを分極反転する工程は、
ブロック状態の圧電体に対して行なってもよいし、その
圧電体を短冊状に切り出した後で行なってもよい。特
に、短冊状に切り出した後で行なう場合には、各短冊の
分極度分布に応じて電界強度や時間を設定できるので、
より精密な分極度調整が可能となる。
体層に互いに逆向きの電界を印加し、内部電極の両側の
圧電体層を互いに逆向きに分極する。この工程は従来と
同様である。請求項3では、この工程の後に、内部電極
の両側の圧電体層に、上記電界とは反対方向の電界を互
いに逆向きに印加し、内部電極の両側の圧電体層を同時
に分極反転させる。つまり、内部電極の両側の圧電体層
が最初の分極軸方向と反転する。そのため、反転分極し
ない圧電体層が残らず、分極度バラツキを効果的に低減
することができる。
態の圧電体に対して実行し、その圧電体を短冊状に切り
出した後、各短冊に対して順方向または逆方向の電界を
印加することで、分極度の増減を個別に調整することも
できる。これによって、短冊間および短冊内の分極度バ
ラツキを一層小さくすることが可能となる。
の製造方法の第1実施例および第2実施例を示す。第1
実施例は図5の(a)〜(b)〜(c)〜(d)の順序
で処理を行い、第2実施例は図5の(a)〜(b’)〜
(d)の順序で処理を行う。ここでは、図1と同様に、
4層構造のブロック状圧電セラミックスよりなる圧電体
1を用いるが、5層以上であってもよいことは勿論であ
る。
の(a)のように、圧電体1の表裏面に電極5,6を形
成し、電極5,6間に直流電界(例えば1〜3kV/m
m,60℃のシリコンオイル中)を所定時間(例えば5
〜30分)印加し、その後、エージングを行なう。これ
により、矢印Pで示すように厚み方向に一様に分極され
る。なお、図5(a)では表面電極5をプラス側、裏面
電極6をマイナス側としたが、これと逆方向に接続して
もよい。次に、図5(b)のように、圧電体1の対向す
る側面に内部電極2a〜2cと交互に導通する外部電極
3,4を形成し、これら外部電極3,4間に所定の電界
を短時間印加し、その後、エージングを行なう。このエ
ージングは、図5(a)におけるエージングより高温で
行なうのがよい。図5(b)では内部電極2bと導通す
る外部電極3をプラス側とし、内部電極2a,2cと導
通する外部電極4をマイナス側としたが、これと逆方向
に接続してもよい。図5(b)のような方向に電界を印
加すると、圧電体層1cは図5(a)の分極方向と同方
向に分極されるので、分極度は殆ど変化しないが、圧電
体層1bについては図5(a)の分極方向と逆方向に分
極されるので、分極反転が起こる。図3に示したよう
に、分極反転時に分極度分布の不均一が低減されるの
で、圧電体1内の分極度バラツキが低減される。なお、
外側の圧電体層1a,1dについては、破線矢印で示す
ように図5(a)の分極軸がそのまま残る。次に、図5
(c)のように圧電体1を内部電極2a〜2cと直交方
向に短冊状に切り出し、短冊1Aを得る。図5(b)の
分極反転によって圧電体ブロック内での分極度バラツキ
が低減されているので、短冊内および短冊間の分極度バ
ラツキも低減される。最後に、図5(d)のように短冊
1Aを内部電極2a〜2cと直交方向に素子形状にカッ
トすることで、内部電極2bの両側の圧電体層1b,1
cが互いに逆向きに分極された素子1Bを得る。短冊内
および短冊間の分極度バラツキが低減されているので、
短冊1Aから切り出された素子1B間の分極度バラツキ
も小さい。この素子1Bに対して、対向する二側面から
交互に内部電極2a〜2cを引き出すか、あるいは一側
面から交互に内部電極2a〜2cを引き出せば、特開平
10−4330号公報に示される積層型の圧電共振子が
得られる。
(a)の分極処理は第1実施例と同様である。次に、図
5の(b’)のように、圧電体1を内部電極2a〜2c
と直交方向に短冊状に切り出し、この短冊1Aの対向す
る側面に内部電極2a〜2cと交互に導通する外部電極
3,4を形成する。そして、これら外部電極3,4間に
直流電界を所定時間(例えば1〜200秒)印加し、そ
の後、エージングを行なう。このエージングは、図5
(a)におけるエージングより高温で行なうのがよい。
なお、上述の短冊1Aは、圧電体1に外部電極3,4を
予め形成しておいてから、短冊状に切り出したものでも
よい。図5(b’)では内部電極2bと導通する外部電
極3をプラス側とし、内部電極2a,2cと導通する外
部電極4をマイナス側としたが、これと逆方向に接続し
てもよい。図5(b’)のように電界を印加すると、圧
電体層1cは図5(a)の分極方向と同方向に分極され
るので、分極度は殆ど変化しないが、圧電体層1bにつ
いては図5(a)の分極方向と逆方向に分極されるの
で、分極反転が起こり、短冊内の分極度分布の不均一が
低減される。図5(b’)の分極処理は、1個の圧電体
1から切り出された全ての短冊1Aに対して、同一電
界、同一時間で分極する必要はない。すなわち、図3に
示すように、圧電体1の端部の分極度は中央部の分極度
に比べて高いので、端部から切り出された短冊1Aに対
しては、中央部から切り出された短冊1Aに比べて高い
電界または長い時間を印加して分極反転させるのがよ
い。このように、短冊1Aの分極度を個別に調整するこ
とで、短冊間の分極度バラツキを低減できる。このよう
にして得られた短冊1Aを図5(d)のように素子形状
にカットし、素子1Bを得る。第2実施例で得られた素
子1Bは、第1実施例で得られた素子1Bに比べて素子
間の分極度バラツキが小さく、均一な特性の圧電共振子
を得ることが可能である。
分極反転を行なった後、図5(d)のように素子形状に
カットする前に、破線で示すように逆方向,順方向に低
い電界を印加することにより、分極度を微調整してもよ
い。これにより、圧電体1の切り出し位置による分極度
ばらつき、つまり短冊間の分極度バラツキを一層低減で
きる。また、図5の(c)における短冊1Aに対して
も、外部電極3,4を除去する前に、図5(b’)の破
線と同様に逆方向または順方向に低い電界を印加するこ
とにより、分極度を微調整してもよい。
実施例で得られた短冊内の分極度バラツキ、短冊間の分
極度バラツキ、さらに圧電体ブロック内での分極度バラ
ツキを求めたものである。各分極度バラツキは、素子に
分割した段階で測定した。また、分極度は共振周波数と
反共振周波数との差(df)で求めた。ここでは、素子
のねらいの分極度を55kHzとした。
度バラツキが従来法では4.23kHzであったのに対
し、第1,第2実施例ではそれぞれ2.4kHz,1.
85kHzに低減され、約半分に低減されたことが分か
る。また、短冊間でのバラツキも従来法では5.24k
Hzであったのに対し、第1,第2実施例ではそれぞれ
2.6kHz,1.05kHzに大幅に低減された。さ
らに、ブロック全体でのバラツキは、従来法では8.5
2kHzであったのに対し、第1,第2実施例ではそれ
ぞれ5.53kHz,3.93kHzに低減された。ま
た、中心分極度に対する集中度を示す3σの値も、従来
法に比べて第1実施例では約半分になり、第2実施例で
は約1/4まで小さくなっている。なお、短冊内での分
極度バラツキの低減は分極反転による効果であると考え
られ、短冊間での分極度バラツキの低減は短冊を個別に
調整した効果であると考えられる。上記結果から、圧電
体の使用範囲(収率)が大幅に向上することがわかる。
法の第3実施例および第4実施例を示す。第3実施例は
図6の(a)〜(b)〜(c)〜(d)〜(e)の順序
で処理を行い、第4実施例は図6の(a)〜(b)〜
(c’)〜(e)の順序で処理を行う。
の(a)のように、圧電体1の表裏面に電極5,6を形
成し、電極5,6間に直流電界(例えば1〜3kV/m
m,60℃のシリコンオイル中)を所定時間(例えば5
〜30分)印加する。これにより、矢印Pで示すように
厚み方向に一様に分極される。次に、図6(b)のよう
に、図6(a)とは逆方向に直流電界(例えば1〜3k
V/mm,60℃のシリコンオイル中)を所定時間(例
えば5〜30分)印加し、その後、エージングを行な
う。これによって、圧電体1は厚み方向に一様に分極反
転が起こり、分極反転時に圧電体1内の分極度分布の不
均一が低減される。次に、図6(c)のように、圧電体
1の対向する側面に内部電極2a〜2cと交互に導通す
る外部電極3,4を形成し、これら外部電極3,4間に
所定の電界を短時間印加し、その後、エージングを行な
う。このエージングは、図6(b)におけるエージング
より高温で行なうのがよい。図6(c)のような方向に
電界を印加することで、圧電体層1bは図6(b)の分
極方向と同方向に分極されるので、分極度は殆ど変化し
ないが、圧電体層1cについては図6(b)の分極方向
と逆方向に分極されるので、再度分極反転が起こる。つ
まり、圧電体層1bについては図6(b)の段階で1回
分極反転され、圧電体層1cについては図6(b)と
(c)で2回の分極反転が起こるので、2回目の分極反
転が容易に行える。その後の処理は、図5の(c)〜
(d)の処理と同様である。すなわち、(d)のように
圧電体1を内部電極2a〜2cと直交方向に短冊状に切
り出し、短冊1Aを得た後、この短冊1Aを図6(e)
のように素子形状にカットし、素子1Bを得る。
(a),図6(b)の分極処理は第3実施例と同様であ
る。次に、図6の(c’)のように、圧電体1を内部電
極2a〜2cと直交方向に短冊状に切り出し、この短冊
1Aの対向する側面に内部電極2a〜2cと交互に導通
する外部電極3,4を形成し、これら外部電極3,4間
に直流電界を所定時間(例えば1〜200秒)印加し、
その後、エージングを行なう。このエージングは、図6
(b)におけるエージングより高温で行なうのがよい。
なお、上述の短冊1Aは、圧電体1に外部電極3,4を
予め形成しておいてから、短冊状に切り出したものでも
よい。図6(c’)のような方向に電界を印加すると、
圧電体層1bは図6(b)の分極方向と同方向に分極さ
れるので、分極度は殆ど変化しないが、圧電体層1cに
ついては図6(b)の分極方向と逆方向に分極されるの
で、再度分極反転が起こる。つまり、圧電体層1bにつ
いては図6(b)の段階で1回分極反転され、圧電体層
1cについては図6(b)と図6(c’)で2回の分極
反転が起こるので、短冊内での2回目の分極反転が容易
に行える。図6(c’)の分極処理は、1個の圧電体1
から切り出された全ての短冊1Aに対して、同一電界、
同一時間で分極する必要はない。すなわち、圧電体1の
端部の分極度は中央部の分極度に比べて高いので、端部
から切り出された短冊1Aに対しては、中央部から切り
出された短冊1Aに比べて高い電界または長い時間を印
加して分極反転させるのがよい。これによって、短冊間
の分極度バラツキを低減できる。このようにして得られ
た短冊1Aを図6(e)のように素子形状にカットし、
素子1Bを得る。第4実施例で得られた素子1Bは、第
3実施例で得られた素子1Bに比べて素子間の分極度バ
ラツキが少なく、均一な特性の圧電共振子を得ることが
可能である。
分極反転を行なった後、図6(e)のように素子形状に
カットする前に、破線で示すように逆方向,順方向に低
い電界を印加することにより、分極度を微調整してもよ
い。これにより、短冊間の分極度バラツキを一層低減で
きる。また、図6の(d)における短冊1Aに対して
も、外部電極3,4を除去する前に、図6(c’)の破
線と同様に逆方向または順方向に低い電界を印加するこ
とにより、分極度を微調整してもよい。
実施例で得られた短冊内の分極度バラツキ、短冊間の分
極度バラツキ、さらに圧電体ブロック内での分極度バラ
ツキを求めたものである。測定方法などの条件は表1と
同様である。
度バラツキが従来法では4.23kHzであったのに対
し、第3,第4実施例ではそれぞれ2.2kHz,2.
12kHzに低減された。また、短冊間でのバラツキも
従来法では5.24kHzであったのに対し、第3,第
4実施例ではそれぞれ2.7kHz,2.45kHzに
低減された。さらに、ブロック全体でのバラツキは、従
来法では8.52kHzであったのに対し、第3,第4
実施例ではそれぞれ5.64kHz,4.48kHzに
低減された。上記結果から、圧電体の使用範囲(収率)
が大幅に向上したことが分かる。
法の第5実施例および第6実施例を示す。第5実施例は
図7の(a)〜(b)〜(c)〜(d)の順序で処理を
行い、第6実施例は図7の(a)〜(b’)〜(d)の
順序で処理を行う。
の(a)のように、圧電体1の対向する側面に内部電極
2a〜2cと交互に導通する外部電極3,4を形成し、
これら外部電極3,4間に直流電界(例えば1〜3kV
/mm,60℃のシリコンオイル中)を所定時間(例え
ば5〜30分)印加し、その後、エージングを行なう。
これにより、矢印Pで示すように内部電極2bの両側の
圧電体層1b,1cが逆向きに分極される。次に、図7
(b)のように、図7(a)とは逆方向に外部電極3,
4間に直流電界(例えば1〜3kV/mm,60℃のシ
リコンオイル中)を所定時間(例えば5〜30分)印加
し、その後、図7(a)におけるエージングより高温で
エージグを行なう。これによって、圧電体層1b,1c
に同時に分極反転が起こり、圧電体層1b,1cの分極
度分布の不均一が低減される。その後の処理は、図5の
(c)〜(d)の処理と同様である。すなわち、図7の
(c)のように圧電体1を短冊状に切り出して短冊1A
を得た後、この短冊1Aを図7(d)のように素子形状
にカットし、素子1Bを得る。
(a)の分極処理は第5実施例と同様である。次に、図
7の(b’)のように、圧電体1を内部電極2a〜2c
と直交方向に短冊状に切り出し、この短冊1Aの対向す
る側面に形成された外部電極3,4間に直流電界を所定
時間(例えば1〜200秒)印加し、その後、エージン
グを行なう。このエージングは、図7(a)におけるエ
ージングより高温で行なうのがよい。図7(b’)のよ
うな方向に電界を印加することで、圧電体層1b,1c
に同時に分極反転が起こり、圧電体層1b,1cの分極
度分布の不均一が低減される。つまり、短冊内での分極
度バラツキが小さくなる。図7(b’)の分極処理は、
1個の圧電体1から切り出された全ての短冊1Aに対し
て、同一電界、同一時間で分極する必要はなく、切り出
された箇所に応じて調整するのがよい。すなわち、圧電
体1の端部の分極度は中央部の分極度に比べて高いの
で、端部から切り出された短冊1Aに対しては、中央部
から切り出された短冊1Aに比べて高い電界または長い
時間を印加して分極反転させるのがよい。これによっ
て、短冊間の分極度バラツキも低減できる。このように
して得られた短冊1Aを図7(d)のように素子形状に
カットし、素子1Bを得る。第6実施例で得られた素子
1Bは、第5実施例で得られた素子1Bに比べて素子間
の分極度バラツキが少なく、均一な特性の圧電共振子を
得ることが可能である。
分極反転を行なった後、図7(d)のように素子形状に
カットする前に、破線で示すように逆方向,順方向に低
い電界を印加することにより、分極度を微調整してもよ
い。これにより、短冊間の分極度バラツキを一層低減で
きる。また、図7の(c)における短冊1Aに対して
も、図7(b’)の破線と同様に逆方向または順方向に
低い電界を印加することにより、分極度を微調整しても
よい。
実施例で得られた短冊内の分極度バラツキ、短冊間の分
極度バラツキ、さらに圧電体ブロック内での分極度バラ
ツキを求めたものである。測定方法などの条件は表1と
同様である。
度バラツキが従来法では4.23kHzであったのに対
し、第5,第6実施例ではそれぞれ3.37kHz,
2.19kHzに低減された。また、短冊間でのバラツ
キも従来法では5.24kHzであったのに対し、第
5,第6実施例ではそれぞれ4.53kHz,2.15
kHzに低減された。さらに、ブロック全体でのバラツ
キは、従来法では8.52kHzであったのに対し、第
5,第6実施例ではそれぞれ7.27kHz,4.59
kHzに低減された。上記結果から、圧電体の使用範囲
(収率)が大幅に向上したことが分かる。
れるものではない。例えば、図6では、ブロック状態の
圧電体に対して、正方向の分極を行なった後、逆方向に
分極反転させたが、分極反転を複数回繰り返してもよ
い。同様に、図7の(a)〜(b)の段階で1回だけ分
極反転させたが、複数回分極反転させてもよい。
に記載の方法によれば、圧電体に対し電界を印加して厚
み方向に一様に分極した後、内部電極の両側の圧電体層
に互いに逆向きの電界を印加することで、内部電極の片
側の圧電体層のみを分極反転させるようにしたので、分
極度分布のバラツキが低減される。そのため、この圧電
体を切り出して使用すると、均一な特性の圧電共振子が
得られとともに、使用範囲が拡がり、収率が向上する。
また、請求項2に記載の方法によれば、請求項1におけ
る厚み方向に一様な分極を行なう段階で、1回目の分極
反転を行なうようにしたので、請求項1に比べて、次に
行う内部電極の片側の圧電体層の再度の分極反転を容易
に行うことができる。また、請求項3に記載の方法によ
れば、内部電極の両側の圧電体層を互いに逆向きに分極
した後、内部電極の両側の圧電体層を同時に分極反転さ
せるようにしたので、反転分極しない圧電体層が残ら
ず、分極度バラツキを効果的に低減することができる。
示す斜視図である。
である。
図である。
示す工程図である。
示す工程図である。
示す工程図である。
Claims (8)
- 【請求項1】複数の圧電体層と複数の内部電極とが交互
に積層された構造を持つ圧電体の分極方法において、上
記圧電体に対し電界を印加して厚み方向に一様に分極す
る工程と、上記内部電極の両側の圧電体層に互いに逆向
きの電界を印加し、内部電極の片側の圧電体層のみを分
極反転させる工程と、を含む圧電体の分極方法。 - 【請求項2】複数の圧電体層と複数の内部電極とが交互
に積層された構造を持つ圧電体の分極方法において、上
記圧電体に対し電界を印加して厚み方向に一様に分極す
る工程と、上記電界と逆方向の電界を印加し、厚み方向
に一様に分極反転させる工程と、上記内部電極の両側の
圧電体層に互いに逆向きの電界を印加し、内部電極の片
側の圧電体層のみを分極反転させる工程と、を含む圧電
体の分極方法。 - 【請求項3】複数の圧電体層と複数の内部電極とが交互
に積層された構造を持つ圧電体の分極方法において、上
記内部電極の両側の圧電体層に互いに逆向きの電界を印
加し、内部電極の両側の圧電体層を互いに逆向きに分極
する工程と、上記内部電極の両側の圧電体層に、上記電
界とは反対方向の電界を互いに逆向きに印加し、内部電
極の両側の圧電体層を分極反転させる工程と、を含む圧
電体の分極方法。 - 【請求項4】前記内部電極の片側の圧電体層のみを分極
反転させる工程は、前記圧電体を前記内部電極に対して
垂直な方向に切断してなる短冊に対して実施されること
を特徴とする請求項1または2に記載の圧電体の分極方
法。 - 【請求項5】上記内部電極の両側の圧電体層を分極反転
させる工程は、前記圧電体を前記内部電極に対して垂直
な方向に切断してなる短冊に対して実施されることを特
徴とする請求項3に記載の圧電体の分極方法。 - 【請求項6】前記短冊に対して実施される分極反転は、
前記圧電体の切断前の位置によって分極度の調整がなさ
れることを特徴とする請求項4または5に記載の圧電体
の分極方法。 - 【請求項7】前記分極反転後、前記圧電体を前記内部電
極に対して垂直な方向に切断する工程を含むことを特徴
とする請求項1ないし3のいずれかに記載の圧電体の分
極方法。 - 【請求項8】前記圧電体を前記内部電極に対して垂直な
方向に切断し、かつ前記分極反転が終了した短冊に対し
て、順方向または逆方向の低い電界を印加して分極度の
微調整を行うことを特徴とする請求項4ないし7のいず
れかに記載の圧電体の分極方法。
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-
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