JP3712014B2 - 圧電共振子の分極度調整方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電共振子の分極度調整方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧電セラミック共振子の圧電性は、圧電セラミック共振子に直流電圧を印加することによって持たせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、圧電セラミック共振子の分極度の調整は、印加電圧、印加時間及び雰囲気温度等の諸条件が相互に影響するため、熟練を要する作業であり、また、精度良く所望の分極度を得ることも困難であった。
そこで、本発明の目的は、所望の分極度を精度良く得られ、かつ、熟練を必要としない圧電共振子の分極度調整方法及びその装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明に係る圧電共振子の分極度調整方法は、圧電共振子に直流電圧を印加して仮分極をする工程の後に、(a)圧電共振子の共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfを測定する第1工程と、(b)前記周波数差Δfが公差範囲外である時に所定の電圧を前記圧電共振子に印加し、前記周波数差Δfが公差範囲内の時には前記圧電共振子に電圧を印加しない第2工程とを備え、(c)前記第1工程と前記第2工程を、所定回数だけ交互に繰り返して前記周波数差Δfが公差範囲内に入るようにすること、を特徴とする。
【0005】
また、本発明に係る圧電共振子の分極度調整装置は、(d)仮分極された圧電共振子を装着したり分極度調整の終了した圧電共振子を取り外したりする第1エリアと、(e)前記圧電共振子の共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfを測定する第2エリアと、(f)前記第2エリアと交互に配置され、前記周波数差Δfが公差外であれば所定の電圧を前記圧電共振子に印加する第3エリアと、を備え、前記第1エリアとそれぞれ複数の交互に配置された前記第2エリアおよび前記第3エリアとが全体として環状に配置されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
周波数差Δfが公差範囲内になるまで、周波数差Δfの測定と圧電共振子への電圧印加が一定のサイクルで自動的に繰り返し行なわれる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る圧電共振子の分極度調整方法及びその装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態、図1〜図5]
圧電セラミック共振子は、共振周波数frで共振子内に流れる電流は最大になるため、インピーダンスは最小になる。一方、反共振周波数faでは共振子内に流れる電流は最小になり、インピーダンスは最大になる。そして、分極度の測定は、一般的に共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfで評価される。すなわち、分極度が大きくなるとΔfも大きくなり、分極度が小さくなると、Δfも小さくなるからである。
【0009】
図1は圧電共振子の分極度調整方法のフローチャートである。
まず、ステップS1で、図2に示すように共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfが、設計値Δf0より若干大きくなるように圧電セラミック共振子に直流電圧を印加して仮分極し、分極度が設計値より若干大きい圧電セラミック共振子を準備する。
【0010】
次に、ステップS2で、仮分極した圧電セラミック共振子を分極度調整装置(後述)にセットする。分極度調整装置にセットされた圧電セラミック共振子は、ステップS3で周波数差Δfが測定された後、ステップS4でΔfが所定の公差内であるかどうかが判定される。Δfが公差外であると判定されると、さらに、ステップS6でΔfが公差より大きいかどうかが判定される。Δfが公差より大きければ、ステップS7で直流の逆電圧が圧電セラミック共振子に所定時間印加され、Δfを小さくする。Δfが公差より小さければ、ステップS8で直流の正電圧が圧電セラミック共振子に所定時間印加され、Δfを大きくする。一方、ステップS4で、Δfが公差内であると判定されると、圧電セラミック共振子には電圧は印加されない。
【0011】
次に、ステップS9で、タクトタイムが終了しているかどうかが判定される。タクトタイムとは、圧電セラミック共振子を分極度調整装置にセットしてから取り外すまでの時間をいう。タクトタイムが終了していないと判定されると、さらに、ステップS3に戻り、再びΔfの測定(ステップS3)や電圧印加(ステップS7,S8)等が繰り返される。そして、ステップS9でタクトタイムが終了していると判定されると、ステップS10で圧電セラミック共振子が分極度調整装置から取り外される。
【0012】
次に、図3に示した分極度調整装置11を例にして具体的に圧電セラミック共振子の分極度の調整方法を説明する。
分極度調整装置11は、右回り方向に回転駆動する環状の搬送ベルト12に一対の端子13が複数設けられた構成をしている。この端子13は、そのばね力によって共振子1を挟持すると共に、共振子1のΔfを測定したり、共振子1に直流電圧を印加する際にも利用される。装置11の左側部分には共振子1を着脱する第1エリアAが設定され、搬送ベルト12の駆動方向に共振子1のΔfを測定する第2エリアBと共振子1に直流電圧を印加する第3エリアCが交互に設定されている。第2エリアB及び第3エリアCはそれぞれ20箇所程度設定することが好ましい。
【0013】
この装置11は、さらに、図示しないコンピュータと直流電圧印加回路と図4あるいは図5に示したΔf測定回路20,30を備えている。図4に示したΔf測定回路20は、概略、帰還回路21と増幅器22を備えた自励発振回路であり、通常、共振周波数fr及び反共振周波数faのそれぞれに対して別個の発振回路を準備する必要がある。また、図5に示したΔf測定回路30は、概略、外部から周波数掃引した信号が付加される交流電源31と電流計32を備えた回路であり、共振周波数frで共振子1内に流れる電流が最大になり、反共振周波数faで共振子1内に流れる電流が最小になるという性質を利用したものである。コンピュータには、タクトタイムと、共振子1に印加するための直流正電圧値及び直流逆電圧値と、Δfの公差範囲とを予めキー入力する。直流正電圧及び直流逆電圧は、空気中で放電が発生せず、かつ、共振子1を破壊しない電圧に設定しておく。好ましくは、逆電圧は正電圧の80%程度に設定する。
【0014】
第1エリアAで端子13に保持された共振子1は、搬送ベルト12によって第2エリアBに移動される。この第2エリアBにおいて、共振子1の周波数差Δfが図4あるいは図5に示したΔf測定回路20,30によって測定される(ステップS3)。共振子1は、予めΔfが設計値Δf0より若干大きくなるように仮分極されているため、通常、公差より大きいΔfが測定データとして得られる。得られた測定データはコンピュータに伝送され、コンピュータ内でΔfが公差内かどうかの判定(ステップS4)とΔfが公差より大きいかどうかの判定(ステップS6)が順次なされる。
【0015】
周波数差Δfが公差より大きいと判定されると、コンピュータから直流電圧印加回路へ逆電圧を印加するための制御信号が伝送される。そして、搬送ベルト12によって第3エリアCに移動してきた共振子1に対して、タクトタイムに同期した一定時間、直流逆電圧が印加される(ステップS7)。こうして、共振子1のΔfは小さくなり、設計値Δf0に近付く。
【0016】
さらに、搬送ベルト12によって第3エリアCから、その右側に隣接する第2エリアBに移動された共振子1は、再びこの第2エリアBにおいて共振子1のΔfが測定される(ステップS3)。そして、コンピュータ内でΔfが公差内かどうかの判定(ステップS4)とΔfが公差より大きいかどうかの判定(ステップS6)が順次なされる。Δfが再び公差より大きいと判定されると、第3エリアCにてタクトタイムに同期した一定時間、直流逆電圧が共振子1に印加される(ステップS7)。逆に、Δfが公差より小さいと判定されると、第3エリアCにてタクトタイムに同期した一定時間、直流正電圧が共振子1に印加され(ステップS8)、共振子1のΔfは大きくなり、設計値Δf0に近付く。こうして、Δfが公差内に入るまで、共振子1が第3エリアCに移動する毎に繰り返し電圧が印加される。
【0017】
一方、Δfが公差内に入ると、たとえ共振子1が第3エリアCに移動しても電圧は印加されない。そして、共振子1が最後の第3エリアCを通過して再び第1エリアAに戻った時にΔfが公差内に入っていれば良品として分極度調整装置から取り外される(ステップS10)。Δfが公差内に入っていなければ、取り外されないで再度搬送ベルト12によって第2エリアB及び第3エリアCに移動される。
【0018】
[第2実施形態、図6〜図10]
図6は第2実施形態の分極度調整装置41を示すものである。分極度調整装置41は、絶縁性平板42に複数組の端子43が配設されている。一組の端子43は、そのばね力によって共振子1を挟持することができる。端子43の一方の端部は絶縁性平板42の裏面に導出され電極パッド43aとされる。
【0019】
絶縁性平板42の裏面側には、電圧印加用プローブホルダ45と周波数差Δf測定用プローブホルダ47が配置されている。それぞれのホルダ45,47の上面にはプローブ46,48が植設されており、さらに、ホルダ45,47の内部あるいは表面には各プローブ46,48に直流電圧やΔf測定用信号を伝送するためのパターン(図示せず)が配設されている。分極度調整作業の際には、ホルダ45と47を交互に交換してプローブ46,48を電極パッド43aに接触させる。こうして、同時に複数の共振子1を処理することができる。ただし、電圧印加用プローブホルダとΔf測定用プローブホルダは別部品である必要はなく、図7に示すように、一枚のホルダ50に電圧印加用プローブ51と測定用プローブ52の両者を植設したものであってもよい。分極度調整作業の際には、プローブ51と52が交互に電極パッド43aに接触するようにホルダ50を移動させる。
【0020】
図8は分極度調整装置41のシステム全体を示す電気等価回路図である。図8に示すように、プローブ46が電極パッド43aに接触すると、プローブ46は直流電源55に電気的に接続され、直流電圧印加回路を構成する。プローブ48が電極パッド43aに接触すると、プローブ48は外部から周波数掃引した信号が付加される交流電源57及び電流計58に接続され、Δf測定回路を構成する。このΔf測定回路は、共振周波数frで共振子1内に流れる電流が最大になり、反共振周波数faで共振子1内に流れる電流が最小になるという性質を利用したものである。56は保護抵抗であり、必ずしも必要なものではない。
【0021】
コントローラ71はプローブホルダ45,47を所定時間毎に交換させたり、交流電源57に付加される信号の周波数掃引を実行させたり、電流計58で得られた各共振子1のデータをメモリ72に記憶させたり、あるいはX−Yロボット73を制御するためのものである。
以上の構成の分極度調整装置41を使用して圧電セラミック共振子1の分極度の調整方法を説明する。
【0022】
複数組の端子43のそれぞれに、仮分極して分極度が設計値より若干大きい共振子1をセットする。コントローラ71からの制御信号に基づいて、測定用プローブホルダ47が移動してプローブ48を電極パッド43aに接触させる。次に、コントローラ71によって交流電源57に付加される信号の周波数が掃引されると共に、各電流計58で共振子1を流れる電流値が測定される。得られた各共振子1の電流値データに基づいて、コントローラ71内で周波数差Δfが算出される。この各共振子1のΔfの値がメモリ72に記憶される。
【0023】
次に、コントローラ71からの制御信号に基づいて、測定用プローブホルダ47が外され、替わりに電圧印加用プローブホルダ45のプローブ46が電極パッド43aに接触される。共振子1は、直流電源55によって一定時間、直流逆電圧が印加される。こうして、共振子1のΔfは小さくなり、設計値Δf0に近付く。
【0024】
さらに、コントローラ71からの制御信号に基づいて、電圧印加用プローブホルダ45を外して、替わりに測定用プローブホルダ47のプローブ48を電極パッド43aに接触させた後、再び各共振子1のΔfが測定され、メモリ72に記録される。コントローラ71内ではΔfが公差内かどうかの判定がなされ、Δfが公差内に入っている共振子1があれば、コントローラ71からの制御信号に基づいて、X−Yロボット73のアーム74にて、この共振子1を端子43から取り出した後(図9及び図10参照)、未調整の共振子1が端子43に挟持(すなわち、取り入れ)される。ただし、未調整の共振子1の取り入れは、調整済み共振子1の取り出しと同一時期に行なう必要はなく、数サイクル後のΔf測定時に行なってもよい。
【0025】
アーム74は、必らずしも共振子1の取り出しと取り入れに共用するものではなくてもよく、取り出し専用と取り入れ専用の二種類を準備して別々の動きをするものであってもよい。また、未調整の共振子1をストックする機構と調整済みの共振子1をストックする機構をアームに設け、調整済みの共振子1を端子43から取り出した後、すみやかに未調整の共振子1を端子43に挟持させるようにしてもよい。
【0026】
Δfが公差外の共振子1はそのままの状態に保たれる。Δfが公差内に入っている共振子の取り出し作業と未調整共振子の取り入れ作業が完了すると、コントローラ71からの制御信号に基づいて、測定用プローブホルダ47を外して、替わりに電圧印加用プローブ46を電極パッド43aに接触させる。共振子1は直流電源55によって一定時間、直流逆電圧が印加される。こうして、共振子1のΔfが公差内に含まれるまで電圧印加工程とΔf測定工程が繰り返される。
【0027】
各共振子1はコントローラ71によって個々に独立して分極度調整が行なわれる。従って、分極度調整のための電圧印加工程とΔf測定工程が繰り返されてゆくにつれて、絶縁性平板42上の共振子1はランダムに取り出しと取り入れ作業が実行されることになる。共振子1の分極度のばらつきによって早く処理が終了するものもあれば、遅いものもあるからである。ただし、ある一定時間以上処理してもΔfが公差内に入らない共振子1は強制的に取り出される。
【0028】
[第3実施形態、図11及び図12]
図11に示すように、第3実施形態の分極度調整装置59は、絶縁性部材からなる一枚のホルダ60に電圧印加及びΔf測定の両者に兼用される端子対61が複数配設(ただし、図11は1対のみ図示)されている。端子対61はそのばね力によって共振子1を挟持することができる。端子対61の一方の端部には電圧印加用リード線62とΔf測定用リード線63が接続されている。図12に示すように、リード線62はスイッチ65を介して直流電源66に接続され、直流電圧印加回路を構成している。リード線63は、スイッチ68を介して、外部から周波数掃引した信号が付加される交流電源69及び電流計70に接続され、Δf測定回路を構成している。このΔf測定回路は、共振周波数frで共振子1内に流れる電流が最大になり、反共振周波数faで共振子1内に流れる電流が最小になるという性質を利用したものである。ただし、図12中、64は保護抵抗である。
【0029】
コントローラ71はスイッチ65、68のON、OFF制御、交流電源69の周波数掃引、あるいは、電流計70で得られた各共振子1のデータをメモリ72に記憶させたり、X−Yロボット73を制御するためのものである。
この分極度強制装置59は、コントローラ71によって任意のタイミングでスイッチ65,68をON、OFFすることができるので、共振子1の取り出し、取り入れ作業に要する時間に合わせることができる。
【0030】
[他の実施形態]
なお、本発明に係る圧電共振子の分極度調整方法及びその装置は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0031】
ステップS1で、共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfが、設計値Δf0より若干小さくなるように圧電セラミック共振子を仮分極処理した後、Δfが所定の公差内に入るようにしてもよい。また、圧電セラミック共振子は3端子以上のものであってもよい。
さらに、分極度調整装置にあって、周波数差Δfが公差内に入った共振子に対して、引き続き調整用直流電圧が印加されないような機構を備えておれば、前記実施形態の構成以外のものであってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfが公差範囲内になるまで、Δfの測定と圧電共振子への電圧印加が一定のサイクルで自動的に繰り返し行なわれるので、熟練を必要とすることなく狙いのΔfに、すなわち、狙いの分極度に容易に調整することができ、圧電共振子の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電共振子の分極度調整方法の第1実施形態を示すフローチャート。
【図2】仮分極した圧電共振子のインピーダンス特性を示すグラフ。
【図3】本発明に係る圧電共振子の分極度調整装置の第1実施形態を示す概略構成図。
【図4】圧電共振子の共振点及び反共振点を測定するための電気回路図。
【図5】圧電共振子の共振点及び反共振点を測定するための別の電気回路図。
【図6】本発明に係る圧電共振子の分極度調整装置の第2実施形態を示す正面図。
【図7】プローブホルダの変形例を示す正面図。
【図8】図6に示した分極度調整装置全体のシステムを示す電気等価回路図。
【図9】圧電共振子を端子から取り出す手順を示す正面図。
【図10】図9に続く手順を示す正面図。
【図11】本発明に係る圧電共振子の分極度調整装置の第3実施形態を示す正面図。
【図12】図11に示した分極度調整装置全体のシステムを示す電気等価回路図。
【符号の説明】
11…分極度調整装置
12…搬送ベルト
13…端子
20,30…Δf測定回路
A…第1エリア
B…第2エリア
C…第3エリア
41…分極度調整装置
42…絶縁性平板
43…端子
59…分極度調整装置
60…ホルダ
61…端子対
71…コントローラ
72…メモリ
73…X−Yロボット
Claims (2)
- 圧電共振子に直流電圧を印加して仮分極をする工程と、
圧電共振子の共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfを測定する第1工程と、
前記周波数差Δfが公差範囲外である時に所定の電圧を前記圧電共振子に印加し、前記周波数差Δfが公差範囲内の時には前記圧電共振子に電圧を印加しない第2工程とを備え、
前記第1工程と前記第2工程を、所定回数だけ交互に繰り返して前記周波数差Δfが公差範囲内に入るようにすること、
を特徴とする圧電共振子の分極度調整方法。 - 仮分極された圧電共振子を装着したり分極度調整の終了した圧電共振子を取り外したりする第1エリアと、
前記圧電共振子の共振周波数frと反共振周波数faの周波数差Δfを測定する第2エリアと、
前記第2エリアと交互に配置され、前記周波数差Δfが公差外であれば所定の電圧を前記圧電共振子に印加する第3エリアと、
を備え、
前記第1エリアとそれぞれ複数の交互に配置された前記第2エリアおよび前記第3エリアとが全体として環状に配置されたことを特徴とする圧電共振子の分極度調整装置。
Priority Applications (1)
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JP25856895A JP3712014B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 圧電共振子の分極度調整方法及びその装置 |
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JP25856895A Expired - Lifetime JP3712014B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 圧電共振子の分極度調整方法及びその装置 |
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CN115508658B (zh) * | 2022-11-21 | 2023-03-14 | 南京霆升医疗科技有限公司 | 一种压电陶瓷自动极化分析的方法及装置 |
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1995
- 1995-10-05 JP JP25856895A patent/JP3712014B2/ja not_active Expired - Lifetime
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